JPH0624740U - エアーによる液体定量吐出装置 - Google Patents

エアーによる液体定量吐出装置

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JPH0624740U
JPH0624740U JP6762392U JP6762392U JPH0624740U JP H0624740 U JPH0624740 U JP H0624740U JP 6762392 U JP6762392 U JP 6762392U JP 6762392 U JP6762392 U JP 6762392U JP H0624740 U JPH0624740 U JP H0624740U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤,ハンダペーストやグリース等の吐出
用液体を高精度に定量吐出できるようにしたエアーによ
る液体定量吐出装置を提供する。 【構成】 吐出ニードル1を先端に有するバレル2と、
バレル2内に挿入されたピストン3と、を備える。バレ
ル2内の液体Mの減少に伴って変化する空気室33の容積
を一定に保持して吐出ニードル1からの吐出量を一定に
保つための空気室容積制御手段4を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアーによる液体定量吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエアーによる液体定量吐出装置は、吐出ニードルを先端に有するバレル 内に接着剤,薬剤,磁性流体,ハンダペースト,グリース等の吐出用液体を充填 し、そのバレル内にエアーを送って吐出ニードルから吐出用液体を所定量吐出さ せていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のエアーによる液体定量吐出装置では、吐出を繰り 返すことによってバレル内の吐出用液体が減少すると、バレル内のエアー容積が 増加して吐出用液体への到達圧力が下がり、加圧不足を起こして1サイクルの吐 出量が減少してしまう(以下この吐出量の減少を水頭差による誤差という。)。
【0004】 特に、近年、電子部品の超小型化が進むにつれて、ハンダペースト等の吐出用 液体を高精度に微小量吐出させる技術が必要であるが、従来の液体定量吐出装置 では水頭差による誤差があるためこのような要求に対応することができなかった 。
【0005】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、吐出量の水頭差による誤差の発生 を防止してバレル内の吐出用液体を高精度に定量吐出させ得るエアーによる液体 定量吐出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案に係るエアーによる液体定量吐出装置は、 吐出ニードルを先端に有するバレルと、該バレル内に挿入されたピストンと、上 記バレル内の吐出用液体の減少に伴って変化する空気室の容積を、制御して上記 吐出ニードルからの吐出量を一定に保つための空気室容積制御手段と、を備えた ものである。
【0007】
【作用】
バレル内に吐出用液体を充填し、このバレル内にエアーを圧送して吐出ニード ルから吐出用液体を所定量吐出させる。吐出用液体の減少による液面の下降に対 応してピストンが移動し、空気室の容積が補正される。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0009】 図1は本考案に係るエアーによる液体定量吐出装置の一実施例を示し、この装 置は、接着剤,薬剤,磁性流体,ハンダペースト,銀ペースト,グリース等の吐 出用液体を所定微小量ずつ吐出させるものであり、吐出ニードル1を先端に有す るバレル2と、そのバレル2内に挿入されたピストン3と、吐出ニードル1から の吐出量を一定に保つための空気室容積制御手段4と、を備えている。
【0010】 ピストン3は、円筒状に形成されたピストンロッド5の先端に取付けられてい る。空気室容積制御手段4は、このピストンロッド5を長手方向へ往復動させる 駆動部6と、駆動部6を制御する制御部7と、を備える。
【0011】 駆動部6は、枠体11と、この枠体11の基端部に固着されたモータ8と、このモ ータ8の出力軸9に連結されたネジ棒10と、ネジ棒10に螺嵌されたナット部材12 と、を備えている。
【0012】 枠体11は、ネジ棒10に平行な2本のガイド杆14, 14を備え、このガイド杆14, 14の中間にネジ棒10が位置している。
【0013】 また、図2に示すように、ガイド杆14, 14の先端には、ピストンロッド5を挿 通するための貫孔28を有する先端基盤29が固着されている。この先端基盤29の下 面側には、バレル取付部15が付設されている。
【0014】 バレル取付部15には、バレル2の基端に形成された外鍔部23を係止するための 対向する2つの溝部24, 24が形成されている。
【0015】 この溝部24, 24にバレル2の外鍔部23を係止・離脱させることにより、バレル 2はバレル取付部15に対して取付け・取外し自在となる。
【0016】 バレル取付部15には、ピストンロッド5を挿通する貫孔30と、この貫孔30と連 続する内周面を有すると共にバレル2内に挿入状となる円筒状の突部26と、が形 成されている。
【0017】 突部26の外周面には、周方向の小凹溝31が形成されている。この小凹溝31には 、弾性変形によりバレル2の内周面に圧接するリング状のシール部材27が外嵌さ れている。
【0018】 駆動部6のナット部材12には、ネジ棒10に形成された雄ネジ部17に螺合する雌 ネジ部18が形成されている。また、ナット部材12の外側面には、枠体11のガイド 杆14, 14に摺動自在に当接してナット部材12をネジ棒10廻りに回転しないように 保持する溝部16, 16が形成されている。
【0019】 さらに、ナット部材12の下端にはエアー供給部19が付設されている。ネジ棒10 はこのエアー供給部19を貫通して下方へ突出している。
【0020】 ピストンロッド5の円筒内にはネジ棒10が挿入され、かつ、このピストンロッ ド5の円筒内周面とネジ棒10の外周面との間には、エアーを通すための空隙部S が形成されている。そして、ピストンロッド5の基端部はエアー供給部19に固着 されている。
【0021】 上述の構成により、ネジ棒10がその軸心廻りに回転した場合、ナット部材12の 回転は阻止され、ナット部材12はネジ棒10及びガイド杆14, 14に沿って移動する こととなる。
【0022】 このナット部材12の移動に伴ってピストンロッド5及びその先端に固着された ピストン3も移動する。従って、ネジ棒10を正方向又は逆方向に回転させること により、ピストン3をバレル2内にて往復動させることができる。
【0023】 また、エアー供給部19にはエアー通路20を有する接続端子21が付設されている 。接続端子21には、エアー供給管22が接続される。さらに、エアー供給管22の基 端は、図外の制御エアー供給装置に接続される。
【0024】 接続端子21のエアー通路20は、ピストンロッド5内の空隙部Sに連通する。ま た、ピストン3には、ピストンロッド5の筒内に連通する吹出孔25が形成されて いる。
【0025】 しかして、エアー供給管22からエアーが供給されると、そのエアーは接続端子 21のエアー通路20と、ピストンロッド5の空隙部S及びその下方の筒内と、ピス トン3の吹出孔25と、を通過してバレル2内へ流入する。
【0026】 図1にもどって、制御部7は駆動部6のモータ8に接続されている。
【0027】 また、バレル2の周壁には、長手方向に沿って複数個の液面検知用のセンサー 32…が付設されている。そして、このセンサー32…からの出力が制御部7に入力 されるように接続されている。
【0028】 しかして、空気室容積制御手段4は、バレル2内の吐出用液体Mの減少に伴っ て変化する空気室33の容積を制御して吐出ニードル1からの吐出量を一定に保つ 。
【0029】 以下、これを使用状態に於て説明する。
【0030】 図3に示すように、バレル2内に吐出用液体Mを収納し、かつ、吐出用液体M とピストン3との間に所定容積Vの空気室33を形成する。
【0031】 次に、ピストン3の吹出孔25からこの空気室33内にエアーを圧送する。このエ アーの圧送は、図4に示すように、制御エアー供給装置(図示省略)からのパル ス状の波形をもって行われる。このパルス状の波形の形状の制御───1パルス の時間及び/又は圧力値───や、1回吐出の波の数の制御によって、吐出量は 吐出用液体の種類や条件等によって可変に制御されている。
【0032】 こうして、所定量の吐出液M′が吐出される(図3参照)。
【0033】 吐出液M′の排出が繰り返されると、図5と図6に示すように、バレル2内の 吐出用液体Mが順次減少して液面が下降するが、この液面の下降に対応してピス トン3を下降させるのである。
【0034】 つまり、吐出用液体Mの液面の位置はセンサー32…により検知されて制御部7 へ信号が伝えられる。そして、この信号により制御部7は駆動部6を駆動させて ピストン3を下方へ移動させ、吐出量が一定となるように空気室33の容積を補正 する。
【0035】 従って、バレル2内の吐出用液体Mが減少しても、空気室33の容積を適宜補正 でき、加圧不足等の不具合は生じない。このため、突出ニードル1から吐出され る吐出液M′には水頭差による誤差は発生せず、吐出液M′を高精度微小量に吐 出させることができる。
【0036】 また、このエアーによる液体定量吐出装置の他の実施例として、センサー32… を省略して、吐出液M′の吐出回数に応じてピストン3を下降させるように構成 するも好ましい。
【0037】 その場合は、吐出液M′の吐出回数───パルスの回数───と液面の下降と の関係を予めテストして、吐出液M′の吐出回数に対するピストン3の最良の位 置を割り出し、そのデータを空気室容積制御手段4の制御部7にティーチングに て記憶させておく。
【0038】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0039】 バレル2内の吐出用液体Mが減少して液面が下降しても、ピストン3と液体M との間の空気室33の容積を吐出量が一定となるように補正でき、吐出量の水頭差 による誤差の発生を防止できる。従って、バレル2内の液体Mを高精度かつ微小 量に定量吐出させ得る。また、液体Mの吐出を繰り返し行った場合に於ける吐出 量のばらつきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部正面図である。
【図2】一部破断した要部拡大図である。
【図3】要部断面図である。
【図4】エアーの圧送時間と圧力との関係を示すグラフ
図である。
【図5】要部断面図である。
【図6】要部断面図である。
【符号の説明】
1 吐出ニードル 2 バレル 3 ピストン 4 空気室容積制御手段 33 空気室 M 吐出用液体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ニードル1を先端に有するバレル2
    と、該バレル2内に挿入されたピストン3と、上記バレ
    ル2内の吐出用液体Mの減少に伴って変化する空気室33
    の容積を、制御して上記吐出ニードル1からの吐出量を
    一定に保つための空気室容積制御手段4と、を備えたこ
    とを特徴とするエアーによる液体定量吐出装置。
JP1992067623U 1992-09-01 1992-09-01 エアーによる液体定量吐出装置 Expired - Lifetime JP2528358Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111700U (ja) * 1989-02-21 1990-09-06
JP3019555U (ja) * 1995-03-01 1995-12-19 氏彰 武村 小鳥の卵詰まり、難産胎仔の娩出用吸引助力器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111700U (ja) * 1989-02-21 1990-09-06
JP3019555U (ja) * 1995-03-01 1995-12-19 氏彰 武村 小鳥の卵詰まり、難産胎仔の娩出用吸引助力器

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