JPH06247032A - 排版装置 - Google Patents

排版装置

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JPH06247032A
JPH06247032A JP3559993A JP3559993A JPH06247032A JP H06247032 A JPH06247032 A JP H06247032A JP 3559993 A JP3559993 A JP 3559993A JP 3559993 A JP3559993 A JP 3559993A JP H06247032 A JPH06247032 A JP H06247032A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済みの孔版原紙を確実に圧縮して収納す
る。 【構成】 容器22内の圧縮部材40は回動軸41を中
心に揺動自在であり、ばね44によって右方へ付勢され
ている。その下端に連結された案内部材45は容器の案
内孔46を出入する。排版モータ27は縦送りローラ2
1とともにカム53を回転させ、カムは操作アーム54
及び操作レバー42を介して回動軸41を回動させる。
縦送りローラ21によって送られた原紙は入口部24か
ら容器内に入り、圧縮部材又は案内部材に当たって圧縮
され、縦送りローラに連動した圧縮部材の往復動により
さらに圧縮されて容器の奥へ搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置等に設け
られて使用済みの孔版原紙を圧縮して収納する排版装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒状の版胴を備えた輪転式の孔版印刷
装置においては、一般に版胴の内部にインキ供給手段が
設けられ、インキ透過性の周壁の外周面には孔版原紙が
巻装できるようになっている。そして、版胴を回転さ
せ、プレスローラとの間に印刷用紙を挟んで搬送するこ
とによって印刷を行なうようになっている。印刷終了後
に使用済みの孔版原紙を廃棄するため、前述したような
孔版印刷装置においては、一般に前記版胴の近傍に剥離
爪と搬送ローラと排版箱からなる排版手段が設けられて
いた。即ち、回転する版胴の表面から剥離爪によって孔
版原紙の端部を剥取り、これを巻取りローラで版胴から
引き剥し、さらに排版箱の内部に直接押し込んで廃棄す
るようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記版胴から剥離され
た使用済みの孔版原紙は、その片面に印刷インキが付着
しており、排版箱に対してインキ付着面を下側にして送
り込まれる。従って、排版箱内に最初に送り込まれた孔
版原紙は、インキの粘着力によってインキ付着面側が排
版箱の底面に不均一な状態で貼り付く。そして、それ以
後に送り込まれる孔版原紙は、先に収納された孔版原紙
を後方から押しながら、それ自身も排版箱の内部へ入っ
ていくが、初めの数版分の孔版原紙が特に強く排版箱に
付着するので後から入り込んだ孔版原紙は奥へ進むこと
ができない。このため、排版箱内の奥の方には無駄な空
間が多く残っていながら入口付近は孔版原紙で一杯にな
り、排版箱内の空間を有効に使用できず収納枚数を増や
すことが出来なかった。
【0004】本発明は、送り込まれた使用済みの孔版原
紙を確実に圧縮して収納できる収納量の大きな排版装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の排版装置は、印
刷装置から取り外された原紙を搬送する搬送手段と、搬
送手段に搬送された原紙が送り込まれる容器と、容器内
に揺動自在に設けられて送り込まれた原紙を圧縮・搬送
する圧縮手段と、圧縮手段を揺動させる駆動手段とを具
備している。
【0006】また本発明によれば、前記圧縮手段を、前
記容器の入口部に近接した上壁の内面に基端部を回動自
在に取り付けられた圧縮部材と、前記容器の入口部と前
記圧縮部材との間の上壁に設けられた案内孔に移動自在
に挿通されて一端を前記容器外に突出させるとともに他
端を前記圧縮部材の自由端部に回動自在に取り付けられ
た案内部材とによって構成してもよい。
【0007】また前記排版装置において、前記搬送手段
の駆動中に前記駆動手段が前記圧縮手段を繰り返して往
復動させるよう構成してもよい。
【0008】また前記排版装置において、前記搬送手段
によって原紙の先端部が前記容器内に入ってから前記駆
動手段が作動するように構成してもよい。
【0009】また前記排版装置において、前記搬送手段
によって原紙が前記容器内に送り込まれてから前記駆動
手段が作動するように構成してもよい。
【0010】
【作用】印刷装置から取り外された孔版原紙は、排版装
置の容器内に送り込まれ、該容器内の進路を閉鎖してい
る圧縮手段又は先に送り込まれた孔版原紙に突き当たっ
て圧縮される。圧縮手段の手前側に溜まった圧縮された
孔版原紙は、後から送り込まれる孔版原紙によってさら
に圧縮される。駆動手段が圧縮手段を揺動させると、孔
版原紙はさらに圧縮され、又は圧縮された孔版原紙は容
器内を奥へ搬送される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7によって説明
する。まず、本実施例は、製版装置2と排版装置3とを
有する輪転式の孔版印刷装置1に関するものであり、第
1図はその概略構成を示す断面図である。図において、
4は版胴(ドラムとも呼ぶ)を示している。該版胴4
は、インキ通過性の多孔質構造の円筒体により構成さ
れ、外周面の一部に孔版原紙Sの一端部を選択的に係止
するクランプ板5を備えた原紙係止装置を有し、図示さ
れていない電動機によって自身の中心軸線の周りに図に
て時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。
【0012】版胴4の内部にはスクィージローラ6とド
クタロッド7とインキ供給パイプ8とを含むインキ供給
装置が設けられている。該インキ供給装置は版胴4の回
転に応じて版胴4の内周面へ印刷インキを供給する。そ
して、版胴4の外周面には、原紙係止装置のクランプ板
5によって一端部を版胴4に係止された孔版原紙Sが印
刷インキの粘性によって巻付け装着される。そして、版
胴4を挟んでスクィージローラ6と対向する部分、即ち
版胴4の下方にはプレスローラ9が設けられており、該
プレスローラ9は、図示されていない印刷用紙を版胴4
の外周面へ向けて押し付け、版胴4と共働して孔版印刷
を行なうようになっている。
【0013】前記版胴4の一方の側には原紙貯容部10
が設けられている。原紙貯容部10はロール状に巻成さ
れた連続シート状の孔版原紙Sを貯容するようになって
いる。
【0014】原紙貯容部10と版胴4との間には、製版
装置2が設けられている。製版装置2は、感熱式の製版
装置としてのサーマルヘッド11とプラテンローラ12
とを有し、原紙貯容部10より孔版原紙Sを供給されて
該孔版原紙Sの製版を感熱式に行なうようになってい
る。
【0015】製版装置2と版胴4との間には原紙ストッ
ク装置13が設けられている。原紙ストック装置13
は、何枚分もの孔版原紙Sに相当する長さの孔版原紙S
をメアンダ状にて貯容し得る箱状の原紙ストック部14
と、前記製版装置2から原紙ストック部14へ孔版原紙
Sを送り込む原紙送り込みローラ15と、原紙ストック
部14から孔版原紙Sを後述する原紙切断装置17へ送
り出す原紙送り出しローラ16とを有している。
【0016】前記原紙ストック装置13の原紙送り出し
ローラ16と版胴4との間には、原紙切断装置17が設
けられている。原紙切断装置17は、外周面に螺旋状の
刃部を有する円柱形の回転刃18と該回転刃18に接す
る平刃19とを有していて、該両刃18,19によって
孔版原紙Sの切断を行なうようになっている。
【0017】版胴4を間にして前記製版装置2と反対の
側には、排版装置3が設けられている。本実施例におけ
る排版装置3は、使用済みの孔版原紙Sを版胴4から取
り外すための原紙剥ぎ取り爪20と、前記原紙剥ぎ取り
爪20が剥ぎ取った孔版原紙Sを搬送する搬送手段とし
ての縦送りローラ21と、前記縦送りローラ21が搬送
する孔版原紙Sを受け入れる容器22と、前記容器22
内に設けられた圧縮手段23等を有している。
【0018】まず、縦送りローラ21は、版胴4の軸線
に平行となるように容器22の入口部24に設けられた
下部回転軸と上部回転軸とに各々担持されて互いに係合
するプラスチックローラ25とゴムローラ26とを有し
ている。プラスチックローラ25は駆動手段としての排
版モータ27によって図にて時計廻り方向に回転駆動さ
れるようになっている。縦送りローラ21は、図示され
ている如く、着版排版位置にある版胴4の原紙係止装置
5に関して原紙切断装置17とは反対側の位置に設けら
れている。
【0019】原紙剥ぎ取り爪20は、その基端部を枢軸
20aによって枢支されており、また枢軸20aをはさ
んで爪の先端と反対側の端部は、ソレノイド装置28の
プランジャに駆動連結されている。このように、原紙剥
ぎ取り爪20は、版胴4に近接した原紙剥ぎ取り位置
と、前記原紙剥ぎ取り位置より枢軸20aの周りに時計
廻り方向に回動した待機位置との間において、回動駆動
されるようになっている。
【0020】前記容器22は、本体29の開口した上面
側に蓋部材としての上壁30がヒンジ30aを介して開
閉自在に取り付けられた構造となっており、孔版印刷装
置1に対しては着脱自在になっている。閉止された上壁
30と本体29の各先端部間には、使用済みの孔版原紙
Sが送入される入口部24が開口しており、この部分に
前述した縦送りローラ21が臨んでいる。容器22の本
体29の底面には、孔版原紙Sの送り方向と平行に複数
本の突条31が形成されており、内部に送り込まれた孔
版原紙Sがインキで付着しにくいようになっている。容
器22の奥には、上壁30と連動する排出レバー32が
設けられている。この排出レバー32は、上壁30を開
放した時にその先端が下方の位置から上方に揺動し、容
器22の本体29に付着した孔版原紙Sを引き剥がすよ
うに構成されている。
【0021】図2及び図3に示すように、入口部24に
近接した前記容器22の上壁30の内面には、板状の部
材である圧縮手段23の圧縮部材40がその基端部にお
いて回動軸41に取り付けられている。回動軸41の両
端は前記容器22の外に突出しており、該両端部にはそ
れぞれ操作レバー42が取り付けられている。これら両
操作レバー42の各先端は容器22の外で連結棒43に
よって連結されている。また、回動軸41と圧縮部材4
0には付勢手段としてのねじりコイルばね44が介装さ
れており、圧縮部材40は入口部24から離れる方向へ
付勢されている。
【0022】前記圧縮部材40の自由端部には、案内部
材45が回動自在に取り付けられている。案内部材45
は棒材を略コ字形に折曲げた部材であり、その両端が前
記圧縮部材40に連結されている。容器22の上壁30
には、入口部24と前記回動軸41の間に2箇所の案内
孔46が形成されている。前記案内部材45はこれらの
案内孔46を移動自在に挿通しており、前記圧縮部材4
0が回動軸41を中心にして揺動する際には、案内部材
45がこれら案内孔46から出没し、圧縮部材40の動
作を案内して安定させるようになっている。なお、前述
した通り前記圧縮部材40はねじりコイルばね44で容
器22の奥へ向けて付勢されているので、この付勢方向
と逆の回転力を回動軸41に与えない限り、案内部材4
5の大部分はばね力で容器22内に引き込まれ、その先
端部が上壁30の外面に当接した状態となる。
【0023】前記排版モータ27は、前記縦送りローラ
21を駆動させるとともに、前記回動軸41を回動させ
て前記圧縮手段23を往復動させるための駆動手段とし
ても用いられている。排版モータ27のプーリ47と前
記縦送りローラ21の駆動軸に設けられたプーリ48に
掛け回されているベルト49は、クラッチ50にも掛け
回されている。このクラッチ50の出力軸にはギア51
が設けられており、該駆動円板51は円形のギア52に
接触してこれを回動させるように構成されている。カム
保持板52には円形のカム53が偏心して設けられてい
る。このカム53の側方には、操作アーム54が中央部
を軸支されて揺動自在に設けられている。そして前記カ
ム53が操作アーム54の一端を押すと、該操作アーム
54は揺動し、該操作アーム54の他端が前記操作レバ
ー42を押し上げるように構成されている。
【0024】ねじりコイルばね44の弾性力に抗して操
作レバー42が持ち上げられると、前記圧縮部材40は
容器22の出口部24へ向けて揺動し、これと同時に前
記案内部材45は案内孔46から容器22の外へ突出す
る。そしてここでクラッチ50が切れれば、圧縮手段4
0はその位置に停止する。
【0025】次に、図1に示すように前記縦送りローラ
21の原紙導入位置には、縦送りローラ21による原紙
の搬送を確認するため、発光器と受光器からなる排ジャ
ムセンサ60が配置されている。排版時に該排ジャムセ
ンサ60の光路を原紙が遮断すれば、使用済み原紙が版
胴4から剥離されて縦送りローラ21に導入されたこと
が確認される。
【0026】また、図1に示すように前記原紙ストック
装置13の近傍には、版胴4の表面を監視して原紙の有
無を確認するマスターセンサ61が設けられている。な
お、排ジャムセンサ60及びマスターセンサ61は、い
ずれもその光路を原紙Sが遮断している時の状態をOF
Fとし、それ以外の時の状態をONとする。
【0027】さらに、図1に示すように前記版胴4(ド
ラム4)の一端面を構成する環状部材には、位置検出用
の検出片62,63が埋め込まれており、ドラム4の環
状部材に近接して設けられた第一センサa及び第二セン
サcがそれぞれ検出片62,63を検出するように構成
されている。第一センサaが検出片62を検出するの
は、クランプ板5がドラム4の真上にある位置であり、
第二センサcが検出片63を検出するのは、版胴4に装
着されている原紙の先端部が原紙剥ぎ取り位置にある原
紙剥ぎ取り爪20の先端部を僅かに通り越した位置であ
る。本実施例では、クランプ板5が開いてメインモータ
がドラム4を駆動し、第二センサcが磁気を検知した時
から第一センサaが磁気を検知するまでの間に、排ジャ
ムセンサ60の光路が遮断されないと、第一センサaが
検知した時点で排版のミスと判断し、排版動作が中止さ
れるようになっている。
【0028】以上説明した孔版印刷装置1は、図示しな
い制御手段によって運転される。制御手段は、製版・印
刷・排版等の各動作を行なうための情報があらかじめ与
えられているほか、操作者が入力する情報や、前述した
排ジャムセンサ60、マスターセンサ61、第一センサ
a、第二センサc等のセンサ類からの信号に基づいて適
正な動作が行なえるように構成されている。
【0029】次に、以上説明した孔版印刷装置1におけ
る排版装置3の排版動作について説明する。本実施例に
おける排版動作には3種類の類型があり、それぞれ項を
分け、図4に示す動作図及び図5〜図7に示すフローチ
ャートを参照して説明する。なお、明細書及び図中のS
1,S2,…は前記フローチャートにおける各ステップ
を示している。 (1)圧縮手段23が排版モータ27に連動してその回
転中に繰り返して往復運動する場合。 図示しない制御手段が発生する製版信号によりクランプ
板5が開放(S2)した後に、ソレノイド装置28が励
磁すると共に、排版モータ27が始動する(S3)。ソ
レノイド装置28が励磁すると、原稿剥ぎ取り爪20が
図1の待機位置から原稿剥ぎ取り位置へ移動する。排版
モータ27が始動すると、縦送りローラ21が回転する
とともに、これと同時にカム53も回転するので、圧縮
手段27は操作アーム54及び操作レバー42を介して
カム53に追従し、図4(a),(b),(c)に示す
ように往復動する。排版モータ27が始動してから1秒
未満の所定の微小時間経過後にメインモータが始動し
(S5)、ドラム4が回転する。検出片63が第二セン
サcに検出される位置(以下、「第二検出位置」とい
う)にドラム4の回転が達した時点で排ジャムセンサ6
0が原紙の有無をチェックする(S7)。その時、通常
はドラム4に装着されていた原紙Sの先端部が、原紙剥
ぎ取り爪20によりドラム4から剥ぎ取られて縦送りロ
ーラ21に誘導され、排ジャムセンサ60の光路を遮断
しているので排ジャムセンサ60は原紙を検出するが、
原紙が検出されなければ、マスターセンサ61が原紙の
有無をチェックし、「有り」と検出されれば、原紙がド
ラム4から剥離されていないと見做し、機械を緊急停止
させると共にエラー表示を行い(S14)、その状態を
作業者に知らせる。また、S13で原紙が「無し」と検
出される場合は、初めから原紙がドラム4にセットされ
ていない時であり、排版動作のトラブルではないから、
S7において排ジャムセンサ60が原紙を検出した時と
同様に、ドラム4の回転は続行し、検出片61が第一セ
ンサaに検出される位置(以下、「第一検出位置」とい
う)にドラム4の回転が達した時点でメインモータが停
止する。そして数秒の所定時間経過後に再び排ジャムセ
ンサ60が原紙Sの有無をチェックし(S11)、そこ
で原紙Sが検出されなければ排版モータ27は停止し
(S12)、縦送りローラ21及び圧縮手段23も停止
する。S11において原紙が検出されれば、これは何ら
かのトラブルにより原紙が容器22の中に完全に送り込
まれていない事を示しているので、機械を緊急停止させ
ると共に、エラー表示を行って(S15)作業者に知ら
せる。
【0030】このようにして、ドラムから剥ぎ取られた
原紙は、縦送りローラ21によって容器22内に送り込
まれ、縦送りローラ21に連動して往復運動している圧
縮手段23に圧縮されて容器22の奥に順次搬送されて
いく。従って、容器22の入口部付近には次に送り込ま
れる原紙の収納スペースが確保されるとともに、容器2
2内に余分な空間がなくなるまで原紙を収納することが
できる。
【0031】なお、圧縮手段23が所定位置にあること
を検知する手段を設け、S10で「原紙無し」と検出さ
れた後、S11の遅延に代えて前記圧縮手段23の所定
位置検知を行い、圧縮手段23が所定位置に達したとき
に、S12のステップを実行すれば、常に、圧縮手段2
3を所定位置に待機させた状態から圧縮手段23の動作
を始めることができる。
【0032】(2)圧縮手段23が所定の位置で待機し
ており、原紙の先端部が容器22にある程度入ってから
圧縮手段23が作動する場合。 製版信号の発生によりクランプ板5が開放(S102)
した後に、ソレノイド装置28が励磁して原紙剥ぎ取り
爪20が原紙剥ぎ取り位置へ移動するとともに、排版モ
ータ27が始動し(S103)、これに連動して縦送り
ローラ21が作動する。排版モータ27が始動してから
1秒未満の所定微小時間経過後にメインモータが始動し
(S105)ドラム4が回転する。ドラム4の回転が第
二検出位置に達した時点で排ジャムセンサ60が原紙の
有無をチェックする(S107)。その時、原紙が検出
されなければ、マスターセンサ61が原紙の有無をチェ
ックし(S113)、「有り」と検出されれば、原紙が
ドラム4から剥離されていないと見做し、機械を緊急停
止させると共に、エラー表示を行い(S114)その状
態を作業者に知らせる。また、S114で原紙が「無
し」と検出された場合は、初めから原紙がドラム4にセ
ットされていない時であり、排版動作のトラブルではな
いから、S107において排ジャムセンサ60が原紙を
検出した正常時と同様に、ドラム4の回転は続行し、第
一検出位置に達した時点でメインモータを停止するが、
前記S107において排ジャムセンサ60が原紙を検出
した場合には、僅かな時間遅れでクラッチ50が入り
(S109)、これにより圧縮手段23が排版モータ2
7に連動して作動し始める。やがて原紙が容器22内に
完全に送り込まれると、排ジャムセンサ60による原紙
の検出状態が「原紙無し」となる(S110)。そして
この時より圧縮手段23の作動回数を図示しないカウン
タで計数し、その値が予め設定した回数に達した後、圧
縮手段23が所定位置に来た時(S112)にソレノイ
ド装置28を消磁し且つ排版モータ27を停止させると
共にクラッチ50を切る(S113)。ドラム4が略一
回転して第一検出位置に達しても排ジャムセンサ60の
状態が「原紙有り」の場合(S117)には、何らかの
トラブルにより原紙が容器22の中に完全に送り込まれ
ていない事を示しているので、機械を停止させると共に
エラー表示を行って作業者に知らせる(S118)。
【0033】(3)原紙が容器22内に完全に送り込ま
れてから圧縮手段23が作動する場合。 製版信号の発生によりクランプ板5が開放(S202)
した後に、ソレノイド装置28が励磁するとともに、排
版モータ27が始動する(S203)ので、これに連動
して原稿剥ぎ取り爪20が図1の状態の待機位置から原
稿剥ぎ取り位置へ移動するとともに縦送りローラ21が
作動する。排版モータ27が始動してから1秒未満の所
定の微小時間経過後にメインモータが始動し(S20
5)ドラム4が回転する。ドラム4の回転が第二検出位
置に達した時点で排ジャムセンサ60が原紙の有無をチ
ェックする(S207)。その時、原紙が検出されなけ
れば、マスターセンサ61が原紙の有無をチェックし
(S214)、「有り」と検出されれば、原紙がドラム
4から剥離されずに残っていると見做し、機械を緊急停
止させると共に、エラー表示を行い(S215)その状
態を作業者に知らせる。また、S214でマスターセン
サ61が原紙を検出しなかった場合は、S207におい
て排ジャムセンサ60が原紙を検出した正常時と同様
に、そのままドラム4は廻りつづけ、一回転して第一検
出位置に達した時点でメインモータが停止する(S20
9)と共に、再び排ジャムセンサ60が原紙の有無をチ
ェックする(S210)。そこで原紙が検出されなけれ
ばクラッチ50が入り(S211)、カム53が排版モ
ータ27に連動して回転するので、これに追従して圧縮
手段が作動する。圧縮手段23が排版モータ27に連動
して作動する。そしてこの時より圧縮手段23の作動回
数をカウンタが計数する。圧縮手段23が所定回数作動
し、その結果カウンタの値が予め設定した回数に達した
とき、排版モータ27を停止させると共にクラッチ50
を切って(S213)機械動作は終了する。前記S21
0において排ジャムセンサ60が「原紙有り」の状態で
あれば、原紙が容器22の中に完全に送り込まれていな
い事を示しているので、機械を緊急停止させると共に、
エラー表示を行って(S216)作業者に知らせる。
【0034】なお、この排版動作においても(2)の排
版動作と同様に、圧縮手段23が所定位置にあることを
検知する手段を設け、S212のステップの後、圧縮手
段23が所定位置に来たことを検出してS213のクラ
ッチOFFを行うようにすれば、圧縮手段23を最良の
位置に待機させた状態で原紙を容器22の中へ送り込む
事が出来る。
【0035】以上説明したいずれの排版動作において
も、使用済みの孔版原紙Sは、往復動する圧縮手段23
によって確保された入口部24付近の空間に送り込まれ
て圧縮され、さらにこの圧縮手段23の往復動によって
も圧縮されて容器22の奥へと搬送されていく。なお、
圧縮手段23が原紙Sを容器22の奥へ押し込む作用は
コイルばね44の弾性力によるので、容器22内に原紙
Sが溜まるに従い圧縮手段23のストロークは次第に小
さくなっていく。従って容器22内の空間はむだなく利
用される。なお、圧縮部材40の動作は案内部材45の
支えによって安定している。また案内部材45があるの
で、圧縮部材40が図4(a)の状態から同図(b)の
状態へ移動するときも、入口部24にある原紙Sが圧縮
部材40と上蓋30との間に挟み込まれたりしないか
ら、縦送りローラ21により容器22内に送り込まれた
原紙S確実に圧縮されて容器22の奥へ搬送される。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、使用済みの原紙が送り
込まれる容器の内部に往復運動する圧縮手段を設けたの
で、送り込まれた原紙は圧縮されて容器の奥へ強く押し
込まれ、入口付近に次の収納スペースが確保される。こ
のため、容器内の空間は奥まで十分に利用され、大量の
原紙を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例における排版装置付近の構造
を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例における排版装置の構造を示
す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例における排版装置の動作を示
す断面図である。
【図5】本発明の一実施例における動作の第1の例を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例における動作の第2の例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例における動作の第3の実施例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 排版装置 21 搬送手段としての縦送りローラ 22 容器 23 圧縮手段 24 入口部 27 駆動手段としての排版モータ 30 上壁 40 圧縮部材 45 案内部材 46 案内孔 S 原紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 排版装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置等に設け
られて使用済みの孔版原紙を圧縮して収納する排版装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒状の版胴を備えた輪転式の孔版印刷
装置においては、一般に版胴の内部にインキ供給手段が
設けられ、インキ透過性の周壁の外周面には孔版原紙が
巻装できるようになっている。そして、版胴を回転さ
せ、プレスローラとの間に印刷用紙を挟んで搬送するこ
とによって印刷を行なうようになっている。印刷終了後
に使用済みの孔版原紙を廃棄するため、前述したような
孔版印刷装置においては、一般に前記版胴の近傍に剥離
爪と搬送ローラと排版箱からなる排版手段が設けられて
いた。即ち、回転する版胴の表面から剥離爪によって孔
版原紙の端部を剥取り、これを巻取りローラで版胴から
引き剥し、さらに排版箱の内部に直接押し込んで廃棄す
るようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記版胴から剥離され
た使用済みの孔版原紙は、その片面に印刷インキが付着
しており、排版箱に対してインキ付着面を下側にして送
り込まれる。従って、排版箱内に最初に送り込まれた孔
版原紙は、インキの粘着力によってインキ付着面側が排
版箱の底面に不均一な状態で貼り付く。そして、それ以
後に送り込まれる孔版原紙は、先に収納された孔版原紙
を後方から押しながら、それ自身も排版箱の内部へ入っ
ていくが、初めの数版分の孔版原紙が特に強く排版箱に
付着するので後から入り込んだ孔版原紙は奥へ進むこと
ができない。このため、排版箱内の奥の方には無駄な空
間が多く残っていながら入口付近は孔版原紙で一杯にな
り、排版箱内の空間を有効に使用できず収納枚数を増や
すことが出来なかった。
【0004】本発明は、送り込まれた使用済みの孔版原
紙を確実に圧縮して収納できる収納量の大きな排版装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の排版装置は、印
刷装置から取り外された原紙を搬送する搬送手段と、搬
送手段に搬送された原紙が送り込まれる容器と、容器内
に揺動自在に設けられて送り込まれた原紙を圧縮・搬送
する圧縮手段と、圧縮手段を揺動させる駆動手段とを具
備している。
【0006】また本発明によれば、前記圧縮手段を、前
記容器の入口部に近接した上壁の内面に基端部を回動自
在に取り付けられた圧縮部材と、前記容器の入口部と前
記圧縮部材との間の上壁に設けられた案内孔に移動自在
に挿通されて一端を前記容器外に突出させるとともに他
端を前記圧縮部材の自由端部に回動自在に取り付けられ
た案内部材とによって構成してもよい。
【0007】また前記排版装置において、前記搬送手段
の駆動中に前記駆動手段が前記圧縮手段を繰り返して往
復動させるよう構成してもよい。
【0008】また前記排版装置において、前記搬送手段
によって原紙の先端部が前記容器内に入ってから前記駆
動手段が作動するように構成してもよい。
【0009】また前記排版装置において、前記搬送手段
によって原紙全体が前記容器内に送り込まれてから前記
駆動手段が作動するように構成してもよい。
【0010】
【作用】印刷装置から取り外された孔版原紙は、排版装
置の容器内に送り込まれ、該容器内の進路を閉鎖してい
る圧縮手段又は先に送り込まれた孔版原紙に突き当たっ
て圧縮される。圧縮手段の手前側に溜まった圧縮された
孔版原紙は、後から送り込まれる孔版原紙によってさら
に圧縮される。駆動手段が圧縮手段を揺動させると、孔
版原紙はさらに圧縮され、又は圧縮された孔版原紙は容
器内を奥へ搬送される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7によって説明
する。まず、本実施例は、製版装置2と排版装置3とを
有する輪転式の孔版印刷装置1に関するものであり、第
1図はその概略構成を示す断面図である。図において、
4は版胴(ドラムとも呼ぶ)を示している。該版胴4
は、インキ通過性の多孔質構造の円筒体により構成さ
れ、外周面の一部に孔版原紙Sの一端部を選択的に係止
するクランプ板5を備えた原紙係止装置を有し、図示さ
れていない電動機によって自身の中心軸線の周りに図に
て時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。
【0012】版胴4の内部にはスクィージローラ6とド
クタロッド7とインキ供給パイプ8とを含むインキ供給
装置が設けられている。該インキ供給装置は版胴4の回
転に応じて版胴4の内周面へ印刷インキを供給する。そ
して、版胴4の外周面には、原紙係止装置のクランプ板
5によって一端部を版胴4に係止された孔版原紙Sが印
刷インキの粘性によって巻付け装着される。そして、版
胴4を挟んでスクィージローラ6と対向する部分、即ち
版胴4の下方にはプレスローラ9が設けられており、該
プレスローラ9は、図示されていない印刷用紙を版胴4
の外周面へ向けて押し付け、版胴4と共働して孔版印刷
を行なうようになっている。
【0013】前記版胴4の一方の側には原紙貯容部10
が設けられている。原紙貯容部10はロール状に巻成さ
れた連続シート状の孔版原紙Sを貯容するようになって
いる。
【0014】原紙貯容部10と版胴4との間には、製版
装置2が設けられている。製版装置2は、感熱式の製版
装置としてのサーマルヘッド11とプラテンローラ12
とを有し、原紙貯容部10より孔版原紙Sを供給されて
該孔版原紙Sの製版を感熱式に行なうようになってい
る。
【0015】製版装置2と版胴4との間には原紙ストッ
ク装置13が設けられている。原紙ストック装置13
は、1版分の孔版原紙Sに相当する長さの孔版原紙Sを
メアンダ状にて貯容し得る箱状の原紙ストック部14
と、前記製版装置2から原紙ストック部14へ孔版原紙
Sを送り込む原紙送り込みローラ15と、原紙ストック
部14から孔版原紙Sを後述する原紙切断装置17へ送
り出す原紙送り出しローラ16とを有している。
【0016】前記原紙ストック装置13の原紙送り出し
ローラ16と版胴4との間には、原紙切断装置17が設
けられている。原紙切断装置17は、外周面に螺旋状の
刃部を有する円柱形の回転刃18と該回転刃18に接す
る平刃19とを有していて、該両刃18,19によって
孔版原紙Sの切断を行なうようになっている。
【0017】版胴4を間にして前記製版装置2と反対の
側には、排版装置3が設けられている。本実施例におけ
る排版装置3は、使用済みの孔版原紙Sを版胴4から取
り外すための原紙剥ぎ取り爪20と、前記原紙剥ぎ取り
爪20が剥ぎ取った孔版原紙Sを搬送する搬送手段とし
ての縦送りローラ21と、前記縦送りローラ21が搬送
する孔版原紙Sを受け入れる容器22と、前記容器22
内に設けられた圧縮手段23等を有している。
【0018】まず、縦送りローラ21は、版胴4の軸線
に平行となるように容器22の入口部24に設けられた
下部回転軸と上部回転軸とに各々担持されて互いに係合
するプラスチックローラ25とゴムローラ26とを有し
ている。プラスチックローラ25は駆動手段としての排
版モータ27によって図にて時計廻り方向に回転駆動さ
れるようになっている。縦送りローラ21は、図示され
ている如く、着版排版位置にある版胴4の原紙係止装置
5に関して原紙切断装置17とは反対側の位置に設けら
れている。
【0019】原紙剥ぎ取り爪20は、その基端部を枢軸
20aによって枢支されており、また枢軸20aをはさ
んで爪の先端と反対側の端部は、ソレノイド装置28の
プランジャに駆動連結されている。このように、原紙剥
ぎ取り爪20は、版胴4に近接した原紙剥ぎ取り位置
と、前記原紙剥ぎ取り位置より枢軸20aの周りに時計
廻り方向に回動した待機位置との間において、回動駆動
されるようになっている。
【0020】前記容器22は、本体29の開口した上面
側に蓋部材としての上壁30がヒンジ30aを介して開
閉自在に取り付けられた構造となっており、孔版印刷装
置1に対しては着脱自在になっている。閉止された上壁
30と本体29の各先端部間には、使用済みの孔版原紙
Sが送入される入口部24が開口しており、この部分に
前述した縦送りローラ21が臨んでいる。容器22の本
体29の底面には、孔版原紙Sの送り方向と平行に複数
本の突条31が形成されており、内部に送り込まれた孔
版原紙Sがインキで付着しにくいようになっている。容
器22の奥には、上壁30と連動する排出レバー32が
設けられている。この排出レバー32は、上壁30を開
放した時にその先端が下方の位置から上方に揺動し、容
器22の本体29に付着した孔版原紙Sを引き剥がすよ
うに構成されている。
【0021】図2及び図3に示すように、入口部24に
近接した前記容器22の上壁30の内面には、板状の部
材である圧縮手段23の圧縮部材40がその基端部にお
いて回動軸41に取り付けられている。回動軸41の両
端は前記容器22の外に突出しており、該両端部にはそ
れぞれ操作レバー42が取り付けられている。これら両
操作レバー42の各先端は容器22の外で連結棒43に
よって連結されている。また、回動軸41と圧縮部材4
0には付勢手段としてのねじりコイルばね44が介装さ
れており、圧縮部材40は入口部24から離れる方向へ
付勢されている。
【0022】前記圧縮部材40の自由端部には、案内部
材45が回動自在に取り付けられている。案内部材45
は棒材を略コ字形に折曲げた部材であり、その両端が前
記圧縮部材40に連結されている。容器22の上壁30
には、入口部24と前記回動軸41の間に2箇所の案内
孔46が形成されている。前記案内部材45はこれらの
案内孔46を移動自在に挿通しており、前記圧縮部材4
0が回動軸41を中心にして揺動する際には、案内部材
45がこれら案内孔46から出没し、圧縮部材40の動
作を案内して安定させるようになっている。なお、前述
した通り前記圧縮部材40はねじりコイルばね44で容
器22の奥へ向けて付勢されているので、この付勢方向
と逆の回転力を回動軸41に与えない限り、案内部材4
5の大部分はばね力で容器22内に引き込まれ、その先
端部が上壁30の外面に当接した状態となる。
【0023】前記排版モータ27は、前記縦送りローラ
21を駆動させるとともに、前記回動軸41を回動させ
て前記圧縮手段23を往復動させるための駆動手段とし
ても用いられている。排版モータ27のプーリ47と前
記縦送りローラ21の駆動軸に設けられたプーリ48に
掛け回されているベルト49は、クラッチ50にも掛け
回されている。このクラッチ50の出力軸にはギア51
が設けられており、該駆動円板51は円形のギア52に
接触してこれを回動させるように構成されている。ギア
52の側面には円形のカム53が偏心して設けられてい
る。このカム53の側方には、操作アーム54が中央部
を軸支されて揺動自在に設けられている。そして前記カ
ム53が操作アーム54の一端を押すと、該操作アーム
54は揺動し、該操作アーム54の他端が前記操作レバ
ー42を押し上げるように構成されている。
【0024】ねじりコイルばね44の弾性力に抗して操
作レバー42が持ち上げられると、前記圧縮部材40は
容器22の入口部24へ向けて揺動し、これと同時に前
記案内部材45は案内孔46から容器22の外へ突出す
る。そしてここでクラッチ50が切れれば、圧縮手段4
0はその位置に停止する。
【0025】次に、図1に示すように前記縦送りローラ
21の原紙導入位置には、縦送りローラ21による原紙
の搬送を確認するため、発光器と受光器からなる排ジャ
ムセンサ60が配置されている。排版時に該排ジャムセ
ンサ60の光路を原紙が遮断すれば、使用済み原紙が版
胴4から剥離されて縦送りローラ21に導入されたこと
が確認される。
【0026】また、図1に示すように前記原紙ストック
装置13の近傍には、版胴4の表面を監視して原紙の有
無を確認するマスターセンサ61が設けられている。な
お、排ジャムセンサ60及びマスターセンサ61は、い
ずれもその光路を原紙Sが遮断している時の状態をOF
Fとし、それ以外の時の状態をONとする。
【0027】さらに、図1に示すように前記版胴4(ド
ラム4)の一端面を構成する環状部材には、位置検出用
の検出片62,63が埋め込まれており、ドラム4の環
状部材に近接して設けられた第一センサa及び第二セン
サcがそれぞれ検出片62,63を検出するように構成
されている。第一センサaが検出片62を検出するの
は、クランプ板5がドラム4の真上にある位置であり、
第二センサcが検出片63を検出するのは、版胴4に装
着されている原紙の先端部が原紙剥ぎ取り位置にある原
紙剥ぎ取り爪20の先端部を僅かに通り越した位置であ
る。本実施例では、クランプ板5が開いてメインモータ
がドラム4を駆動し、第二センサcが磁気を検知した時
から第一センサaが磁気を検知するまでの間に、排ジャ
ムセンサ60の光路が遮断されないと、第一センサaが
検知した時点で排版のミスと判断し、排版動作が中止さ
れるようになっている。
【0028】以上説明した孔版印刷装置1は、図示しな
い制御手段によって運転される。制御手段は、製版・印
刷・排版等の各動作を行なうための情報があらかじめ与
えられているほか、操作者が入力する情報や、前述した
排ジャムセンサ60、マスターセンサ61、第一センサ
a、第二センサc等のセンサ類からの信号に基づいて適
正な動作が行なえるように構成されている。
【0029】次に、以上説明した孔版印刷装置1におけ
る排版装置3の排版動作について説明する。本実施例に
おける排版動作には3種類の類型があり、それぞれ項を
分け、図4に示す動作図及び図5〜図7に示すフローチ
ャートを参照して説明する。なお、明細書及び図中のS
1,S2,…は前記フローチャートにおける各ステップ
を示している。 (1)圧縮手段23が排版モータ27に連動してその回
転中に繰り返して往復運動する場合。 図示しない制御手段が発生する製版信号によりクランプ
板5が開放(S2)した後に、ソレノイド装置28が励
磁すると共に、排版モータ27が始動する(S3)。ソ
レノイド装置28が励磁すると、原稿剥ぎ取り爪20が
図1の待機位置から原稿剥ぎ取り位置へ移動する。排版
モータ27が始動すると、縦送りローラ21が回転する
とともに、これと同時にカム53も回転するので、圧縮
手段27は操作アーム54及び操作レバー42を介して
カム53に追従し、図4(a),(b),(c)に示す
ように往復動する。排版モータ27が始動してから1秒
未満の所定の微小時間経過後にメインモータが始動し
(S5)、ドラム4が回転する。検出片63が第二セン
サcに検出される位置(以下、「第二検出位置」とい
う)にドラム4の回転が達した時点で排ジャムセンサ6
0が原紙の有無をチェックする(S7)。その時、通常
はドラム4に装着されていた原紙Sの先端部が、原紙剥
ぎ取り爪20によりドラム4から剥ぎ取られて縦送りロ
ーラ21に誘導され、排ジャムセンサ60の光路を遮断
しているので排ジャムセンサ60は原紙を検出するが、
原紙が検出されなければ、マスターセンサ61が原紙の
有無をチェックし、「有り」と検出されれば、原紙がド
ラム4から剥離されていないと見做し、検出片62が第
一センサaに検出される位置(以下、「第一検出位置」
という)に機械を緊急停止させると共にエラー表示を行
い(S14)、その状態を作業者に知らせる。また、S
13で原紙が「無し」と検出される場合は、初めから原
紙がドラム4にセットされていない時であり、排版動作
のトラブルではないから、S7において排ジャムセンサ
60が原紙を検出した時と同様に、ドラム4の回転は続
行し、第一検出位置にドラム4の回転が達した時点でメ
インモータが停止する。そして数秒の所定時間経過後に
再び排ジャムセンサ60が原紙Sの有無をチェックし
(S11)、そこで原紙Sが検出されなければ排版モー
タ27は停止し(S12)、縦送りローラ21及び圧縮
手段23も停止する。S11において原紙が検出されれ
ば、これは何らかのトラブルにより原紙が容器22の中
に完全に送り込まれていない事を示しているので、機械
を緊急停止させると共に、エラー表示を行って(S1
5)作業者に知らせる。
【0030】このようにして、ドラムから剥ぎ取られた
原紙は、縦送りローラ21によって容器22内に送り込
まれ、縦送りローラ21に連動して往復運動している圧
縮手段23に圧縮されて容器22の奥に順次搬送されて
いく。従って、容器22の入口部付近には次に送り込ま
れる原紙の収納スペースが確保されるとともに、容器2
2内に余分な空間がなくなるまで原紙を収納することが
できる。
【0031】(2)圧縮手段23が所定の位置で待機し
ており、原紙の先端部が容器22にある程度入ってから
圧縮手段23が作動する場合。 製版信号の発生によりクランプ板5が開放(S102)
した後に、ソレノイド装置28が励磁して原紙剥ぎ取り
爪20が原紙剥ぎ取り位置へ移動するとともに、排版モ
ータ27が始動し(S103)、これに連動して縦送り
ローラ21が作動する。排版モータ27が始動してから
1秒未満の所定微小時間経過後にメインモータが始動し
(S105)ドラム4が回転する。ドラム4の回転が第
二検出位置に達した時点で排ジャムセンサ60が原紙の
有無をチェックする(S107)。その時、原紙が検出
されなければ、マスターセンサ61が原紙の有無をチェ
ックし(S113)、「有り」と検出されれば、原紙が
ドラム4から剥離されていないと見做し、第一検出位置
機械を緊急停止させると共に、エラー表示を行い(S
114)その状態を作業者に知らせる。また、S114
で原紙が「無し」と検出された場合は、初めから原紙が
ドラム4にセットされていない時であり、排版動作のト
ラブルではないから、S107において排ジャムセンサ
60が原紙を検出した正常時と同様に、ドラム4の回転
は続行し、第一検出位置に達した時点でメインモータを
停止するが、前記S107において排ジャムセンサ60
が原紙を検出した場合には、僅かな時間遅れでクラッチ
50が入り(S109)、これにより圧縮手段23が排
版モータ27に連動して作動し始める。やがて原紙が容
器22内に完全に送り込まれると、排ジャムセンサ60
による原紙の検出状態が「原紙無し」となる(S11
0)。そしてこの時より圧縮手段23の作動回数を図示
しないカウンタで計数し、その値が予め設定した回数に
達した後、圧縮手段23が所定位置に来た時(S11
2)にソレノイド装置28を消磁し且つ排版モータ27
を停止させると共にクラッチ50を切る(S113)。
ドラム4が略一回転して第一検出位置に達しても排ジャ
ムセンサ60の状態が「原紙有り」の場合(S117)
には、何らかのトラブルにより原紙が容器22の中に完
全に送り込まれていない事を示しているので、機械を停
止させると共にエラー表示を行って作業者に知らせる
(S118)。
【0032】(3)原紙が容器22内に完全に送り込ま
れてから圧縮手段23が作動する場合。 製版信号の発生によりクランプ板5が開放(S202)
した後に、ソレノイド装置28が励磁するとともに、排
版モータ27が始動する(S203)ので、これに連動
して原稿剥ぎ取り爪20が図1の状態の待機位置から原
稿剥ぎ取り位置へ移動するとともに縦送りローラ21が
作動する。排版モータ27が始動してから1秒未満の所
定の微小時間経過後にメインモータが始動し(S20
5)ドラム4が回転する。ドラム4の回転が第二検出位
置に達した時点で排ジャムセンサ60が原紙の有無をチ
ェックする(S207)。その時、原紙が検出されなけ
れば、マスターセンサ61が原紙の有無をチェックし
(S214)、「有り」と検出されれば、原紙がドラム
4から剥離されずに残っていると見做し、機械を緊急停
止させると共に、エラー表示を行い(S215)その状
態を作業者に知らせる。また、S214でマスターセン
サ61が原紙を検出しなかった場合は、S207におい
て排ジャムセンサ60が原紙を検出した正常時と同様
に、そのままドラム4は廻りつづけ、一回転して第一検
出位置に達した時点でメインモータが停止する(S20
9)と共に、再び排ジャムセンサ60が原紙の有無をチ
ェックする(S210)。そこで原紙が検出されなけれ
ばクラッチ50が入り(S211)、カム53が排版モ
ータ27に連動して回転するので、これに追従して圧縮
手段が作動する。圧縮手段23が排版モータ27に連動
して作動する。そしてこの時より圧縮手段23の作動回
数をカウンタが計数する。圧縮手段23が所定回数作動
し、その結果カウンタの値が予め設定した回数に達した
とき、排版モータ27を停止させると共にクラッチ50
を切って(S213)機械動作は終了する。前記S21
0において排ジャムセンサ60が「原紙有り」の状態で
あれば、原紙が容器22の中に完全に送り込まれていな
い事を示しているので、機械を緊急停止させると共に、
エラー表示を行って(S216)作業者に知らせる。
【0033】なお、この排版動作においても(2)の排
版動作と同様に、圧縮手段23が所定位置にあることを
検知する手段を設け、S212のステップの後、圧縮手
段23が所定位置に来たことを検出してS213のクラ
ッチOFFを行うようにすれば、圧縮手段23を最良の
位置に待機させた状態で原紙を容器22の中へ送り込む
事が出来る。
【0034】また、図5のステップのS10〜S12を
図8のようにしてもよい。即ち、圧縮手段23が所定の
位置にあることを検知する手段を設け、ステップS31
0で「原紙無し」と検出された後に圧縮手段23が所定
位置に達したと排版モータを停止させる(S312)。
これによれば、圧縮手段23を非動作時には所定の位置
に待機させ且つ排版時にはその待機位置から動作を開始
させることができる。
【0035】以上説明したいずれの排版動作において
も、使用済みの孔版原紙Sは、往復動する圧縮手段23
によって確保された入口部24付近の空間に送り込まれ
て圧縮され、さらにこの圧縮手段23の往復動によって
も圧縮されて容器22の奥へと搬送されていく。なお、
圧縮手段23が原紙Sを容器22の奥へ押し込む作用は
コイルばね44の弾性力によるので、容器22内に原紙
Sが溜まるに従い圧縮手段23のストロークは次第に小
さくなっていく。従って容器22内の空間はむだなく利
用される。なお、圧縮部材40の動作は案内部材45の
支えによって安定している。また案内部材45があるの
で、圧縮部材40が図4(a)の状態から同図(b)の
状態へ移動するときも、入口部24にある原紙Sが圧縮
部材40と上蓋30との間に挟み込まれたりしないか
ら、縦送りローラ21により容器22内に送り込まれた
原紙S確実に圧縮されて容器22の奥へ搬送される。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、使用済みの原紙が送り
込まれる容器の内部に往復運動する圧縮手段を設けたの
で、送り込まれた原紙は圧縮されて容器の奥へ強く押し
込まれ、入口付近に次の収納スペースが確保される。こ
のため、容器内の空間は奥まで十分に利用され、大量の
原紙を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例における排版装置付近の構造
を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例における排版装置の構造を示
す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例における排版装置の動作を示
す断面図である。
【図5】本発明の一実施例における動作の第1の例を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例における動作の第2の例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例における動作の第3の実施例
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における動作の第4の実施例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 3 排版装置 21 搬送手段としての縦送りローラ 22 容器 23 圧縮手段 24 入口部 27 駆動手段としての排版モータ 30 上壁 40 圧縮部材 45 案内部材 46 案内孔 S 原紙
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置から取り外された原紙を搬送す
    る搬送手段と、搬送手段に搬送された原紙が送り込まれ
    る容器と、容器内に揺動自在に設けられて送り込まれた
    原紙を圧縮・搬送する圧縮手段と、圧縮手段を揺動させ
    る駆動手段とを具備する排版装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段が、前記容器の入口部に近
    接した上壁の内面に基端部を回動自在に取り付けられた
    圧縮部材と、前記容器の入口部と前記圧縮部材との間の
    上壁に設けられた案内孔に移動自在に挿通されて一端を
    前記容器外に突出させるとともに他端を前記圧縮部材の
    自由端部に回動自在に取り付けられた案内部材とから構
    成された請求項1記載の排版装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段の駆動中に前記駆動手段が
    前記圧縮手段を繰り返して往復動させるよう構成された
    請求項1記載の排版装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段によって原紙の先端部が前
    記容器内に入ってから前記駆動手段が作動するように構
    成された請求項1記載の排版装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段によって原紙が前記容器内
    に送り込まれてから前記駆動手段が作動するように構成
    された請求項1記載の排版装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6067901A (en) * 1996-12-13 2000-05-30 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Waste master collecting device for a stencil printer

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