JPH0624630Y2 - 棒状物に対する取付金具 - Google Patents

棒状物に対する取付金具

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JPH0624630Y2
JPH0624630Y2 JP1989030528U JP3052889U JPH0624630Y2 JP H0624630 Y2 JPH0624630 Y2 JP H0624630Y2 JP 1989030528 U JP1989030528 U JP 1989030528U JP 3052889 U JP3052889 U JP 3052889U JP H0624630 Y2 JPH0624630 Y2 JP H0624630Y2
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JP
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mounting
rod
shaped object
ridge
metal fitting
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JP1989030528U
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Inventor
昭夫 永吉
清治 永吉
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ユーシー産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば空調用配管の施工に際して、その配管
を支持するサドルをスタットボルト等の棒状物に固定す
るための取付金具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、例えば空調用配管を施工する場合、配管経路
の適所に設けたスタットボルトにサドルを取付け、この
サドルに配管を支持させているが、スタットボルトに対
するサドルの固定手段としては例えば、実公昭54−4
5200号公報に記載されているようなケーブル支持金
具が採用されている。このケーブル支持金具は、弾発力
を有する縦長長方形状の金具主体の上下部に、スタット
ボルトに対して係脱自在な取付孔等の取付部を設けてい
ると共に中央部にサドル取付部を設けてなるもので、こ
の支持金具の上下部を同一方向に押圧、湾曲させてその
上下取付部をスタットボルトに係止させたのち、手放す
ことにより支持金具の弾性復元力で係止状態を維持させ
るように構成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、金具主体をスタットボルトに取り付ける
には、金具主体全体をその弾性力に抗して湾曲させなけ
ればならないが、湾曲させる際の支持部が存在しないた
めに、その取付作業に困難をきたすものである。例え
ば、一方の取付部をスタットボルトに係止させたのち、
その係止部を支点として金具主体を湾曲させて他方の取
付部をスタットボルトに係止させることにより取付けが
可能であるが、他方の取付部をスタットボルトに係止さ
せる前に、金具主体を人手により一方の取付部を支点と
して中央部をスタットボルトから離間させる方向、即
ち、後方に湾曲させた状態に維持しながら係止作業を行
う必要があり、スタッドボルトが配設されている狭溢な
空間部では、その作業が極めて煩わしいものであった。
さらに、金具主体の全体形状を予め、その中央部のサド
ル取付部からその上下部を同一方向に屈折させて側面く
字状に形成しておいた場合には、その形態では何等の弾
発力を発揮することがなく、上下部をく字状形態から一
層屈折させた状態にして始めて復元弾発力が付与される
ものであるから、屈折度の小さい状態でスタッドボルト
に取付けられる場合も生じて、スタッドボルトと取付部
との係止力が極めて小さくなり、配線や配管等を充分に
支持し得ない状態となる等の問題点があった。
本考案はこのような問題点を全面的に解消し得る棒状物
に対する取付金具の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の棒状物に対する取
付金具は、弾性力を有する縦長長方形状の金属板よりな
る金具主体(1)の長さ方向の中央部を全幅に亘って後方
に向かって湾曲させることにより山形状の支点突条部
(3)に形成すると共に該支点突条部(3)を中央にして金具
主体(1)の上下部を前方に向かって適宜角度屈折させる
ことにより取付面(2)(2)に形成し、この取付面(2)に配
管等の支持用サドル取付孔(2a)を穿設し、さらに、上下
取付面(2)(2)の上下端部に後方に向かって屈曲した取付
片(4)(5)を夫々形成し、これらの取付片(4)(5)の中央部
に棒状物に対する挿通係止孔(6)(7)を形成すると共に取
付片(4)(5)の側端から挿通係止孔(6)(7)に連通するガイ
ド口(8)(9)を夫々形成してなることを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
金具主体(1)の一方の取付片(4)に設けたガイド口(8)を
通じてスタットボルト等の棒状物を取付片(4)の係止孔
(6)に挿通状態に係止させ、金具主体(1)の後面中央部に
突設した支点突条部(3)を棒状物に当接させた状態で、
他方の取付片(5)を金具主体(1)の弾性力に抗して棒状物
側に押圧しながら該係止孔(7)に前記同様にして棒状物
を挿通状態に係止させれば、金具主体(1)を棒状物に取
付けられる。
又、支点突条部(3)を棒状物の適所に当接させた状態で
金具主体(1)をその弾性力に抗して棒状物側に押し付け
ながら上下の取付片(4)(5)のガイド口(8)(9)を棒状物の
側方から該棒状物に嵌め込み、夫々の係止孔(6)(7)に係
止させることによっても取付けが行える。
この取付状態においては、金具主体(1)の上下部は棒状
物に押接した中央の突条部(3)を支点としてその弾性力
により前方に付勢され、その付勢力によって係止孔(6)
(7)が棒状物に強固に係止するものである。
こうして取付けた金具の取付面(2)にサドル等の所定の
支持部材を固定すればよい。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は弾性
力を有する縦長長方形状の金属板よりなる金具主体で、
その上下中央部に取付孔(2a)を設けて前面を平坦な取付
面(2)に形成していると共に、中央部を後方に向かって
山形状に屈曲させることにより該後面に適宜高さの支点
突条部(3)を全幅に亘って突設してあり、さらに、上下
端部を後方に向かって直角に屈折させて夫々水平取付片
(4)(5)に形成してある。
これらの水平取付片(4)(5)の中央部には、スタットボル
ト等の棒状物(a)の挿通可能な直径を有する係止孔(6)
(7)が夫々貫設され、さらに、側端面から夫々の係止孔
(6)(7)に連通して棒状物(a)よりも径よりも幅広いガイ
ド口(8)(9)を形成してある。
このガイド口(8)(9)は係止孔(6)(7)の前側周縁に向かっ
て接線方向に連通させていると共に、係止孔(6)(7)の後
側周縁をガイド口(8)(9)の後側縁よりも後方向に凹入(6
a)(7a)させて、全体を平面フック形状に形成してある。
又、このような取付片(4)(5)を設けた金具主体(1)の使
用前の形状は、支点突条部(3)から上下端に向かうに従
ってその取付面(2)を前方に適宜角度屈折させてある。
このように構成した取付金具を使用して、例えば配管等
の支持用サドル(b)を配管経路中に配設されているスタ
ットボルト等の棒状体(a)に取付けるには、まず、金具
主体(1)の一方の取付片(4)に設けたガイド口(8)を通じ
てスタットボルト等の棒状物を取付片(4)の係止孔(6)に
挿通状態に係止させ、金具主体(1)の後面中央部に突設
した支点突条部(3)を棒状物の前周面適所に当接させた
状態で、他方の取付片(5)を金具主体(1)の弾性力に抗し
て棒状物側に押圧しながら該係止孔(7)を前記同様にし
て棒状物に挿通状態に係止させるか、或いは、支点突条
部(3)を棒状物の適所に当接させた状態で金具主体(1)の
上下取付面部をその弾性力に抗して棒状物側に押し付け
ながら上下の取付片(4)(5)のガイド口(8)(9)を棒状物の
側方から該棒状物に嵌め込み、夫々の係止孔(6)(7)に係
止させることにより、棒状物(a)の所望部分に取付金具
はその取付面(2)が平坦な垂直面となるように固定され
るものである。
この取付状態においては、金具主体(1)の上下取付面(2)
は棒状物に押接した中央の突条部(3)を支点としてその
弾性力により前方に付勢され、その付勢力によって係止
孔(6)(7)の凹入部(6a)(7a)が棒状物に強固に係止し、抜
け止め状態で固定される。
次いで、金具主体(1)の取付面(2)に設けている取付孔(2
a)にボルト・ナット等を使用してサドル(b)を固着し、
このサドル(b)に配管(c)等を支持させればよい。
なお、金具主体(1)の上下取付片(4)(5)に設けた係止孔
(6)(7)のガイド口(8)(9)は、同一方向に開口するように
設けられた場合には、それらの係止孔(6)(7)を棒状物
(a)に挿入係止させる際には中央の支点突条部(3)が棒状
物(a)の前周面から外れる場合が生じるので、その突条
部(3)の幅を取付片(4)(5)よりも幅広く形成しておくこ
とが望ましいが、第4図に示すように、上下取付片(4)
(5)に設けた係止孔(6)(7)のガイド口(8)(9)を相反する
方向に開口させている場合には、突条部(3)と上下取付
片(4)(5)とを同一幅に形成しておいてもよく、この場合
には、棒状物(a)の前周面に支点突条部(3)を当接させる
際に、上下取付片(4)(5)を棒状物(a)の一側方と他側方
とに夫々位置させた状態にし、棒状物(a)に当接させた
突条部(3)を支点として金具主体(1)を時計回り又は反時
計回りに回動させることにより、突条部(3)がずれるこ
となく簡単且つ同時に上下取付片(4)(5)の係止孔(6)(7)
をガイド口(8)(9)を介して棒状物(a)に側方から挿入係
止させることができる。
又、取付面(2)に対するサドル等の取付けを容易にする
ために、第5図に示すように、取付面(2)の後面側にま
で連通するナット体(10)等の螺子孔を設けておいてもよ
い。
さらに、棒状物(a)に当接させる支点突条部(3)の妄動を
防止するために第6図に示すように、該支点突条部(3)
の中央部に棒状物(a)に係合する切欠凹部(11)を形成し
ておいてもよく、又、棒状物(a)がスタットボルト等の
ように螺子が設けられている場合には、第4図に示すよ
うに、少なくとも一方の取付片(4)を肉厚に形成し、そ
の係止孔(6)を棒状物(a)の螺子部に螺合する螺子孔に形
成しておいてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の棒状物に対する取付金具によれ
ば、弾性力を有する縦長長方形状の金属板よりなる金具
主体(1)の長さ方向の中央部を全幅に亘って後方に向か
って湾曲させることにより山形状の支点突条部(3)に形
成すると共に該支点突条部(3)を中央にして金具主体(1)
の上下部を前方に向かって適宜角度屈折させることによ
り取付面(2)(2)に形成し、この取付面(2)に配管等の支
持用サドル取付孔(2a)を穿設し、さらに、上下取付面
(2)(2)の上下端部に後方に向かって屈曲した取付片(4)
(5)を夫々形成し、これらの取付片(4)(5)の中央部に棒
状物に対する挿通係止孔(6)(7)を形成すると共に取付片
(4)(5)の側端から挿通係止孔(6)(7)に連通するガイド口
(8)(9)を夫々形成してなるものであるから、縦長長方形
状の金属板のみから取付金具を容易に形成することがで
きると共に構造が極めて簡単で安価に提供し得るもので
あり、さらに、中央支点突条部(3)を棒状物(a)の前面に
当接させた状態においては上下取付面(2)(2)が棒状物
(a)から離間する方向に傾斜しているので、中央支持突
条部(3)を棒状物(a)に受止させながら金具主体(1)の上
下取付面(2)(2)を起立させる方向、即ち棒状物(a)側に
押し進めるという簡単な操作によって上下取付面部分に
弾性復元力を付与させながらこれらの上下取付片(4)(5)
の係止孔(6)(7)をガイド口(8)(9)を通じて棒状物(a)の
所定箇所にワンタッチで係止、装着させることができる
ものであり、装着後においては、金具主体(1)の上下取
付面(2)(2)が棒状物(a)に当接した突条部(3)を支点とし
て弾性復元力を発揮して係止孔(6)(7)が強固に棒状物
(a)に係止し、振動等によっても妄動したり棒状物(a)か
ら不測に離脱することなく、確実に固定させておくこと
ができるものである。
こうして、棒状物(a)に取付金具(1)を装着した状態にお
いては、取付金具(1)の上下取付面(2)(2)が棒状物(a)に
平行方向に起立した状態を維持するので、その取付面
(2)に穿設している取付孔(2a)に配管などの配設支持用
サドル等を正確に取付けることができ、狭溢な空間に配
設されている既設のスタットボルト等の棒状物(a)に対
する配管等の配設作業が能率良く行えるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はその斜視
図、第2図は棒状物に装着した状態の斜視図、第3図は
配管を行った状態の側面図、第4図乃至第6図は本考案
の変形例を示す斜視図である。 (1)……金具主体、(2)……取付面、(2a)……取付孔、
(3)……支点突条部、(4)(5)……水平取付片、(6)(7)…
…係止孔、(8)(9)……ガイド口、(a)……棒状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性力を有する縦長長方形状の金属板より
    なる金具主体(1)の長さ方向の中央部を全幅に亘って後
    方に向かって湾曲させることにより山形状の支点突条部
    (3)に形成すると共に該支点突条部(3)を中央にして金具
    主体(1)の上下部を前方に向かって適宜角度屈折させる
    ことにより取付面(2)(2)に形成し、この取付面(2)に配
    管等の支持用サドル取付孔(2a)を穿設し、さらに、上下
    取付面(2)(2)の上下端部に後方に向かって屈曲した取付
    片(4)(5)を夫々形成し、これらの取付片(4)(5)の中央部
    に棒状物に対する挿通係止孔(6)(7)を形成すると共に取
    付片(4)(5)の側端から挿通係止孔(6)(7)に連通するガイ
    ド口(8)(9)を夫々形成してなる棒状物に対する取付金
    具。
JP1989030528U 1989-03-16 1989-03-16 棒状物に対する取付金具 Expired - Lifetime JPH0624630Y2 (ja)

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