JPH06246248A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH06246248A
JPH06246248A JP5637693A JP5637693A JPH06246248A JP H06246248 A JPH06246248 A JP H06246248A JP 5637693 A JP5637693 A JP 5637693A JP 5637693 A JP5637693 A JP 5637693A JP H06246248 A JPH06246248 A JP H06246248A
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JP
Japan
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water
rinse
tank
heat exchanger
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP5637693A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihito Kanzawa
守仁 神沢
Tsunehiro Noda
倫弘 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP5637693A priority Critical patent/JPH06246248A/ja
Publication of JPH06246248A publication Critical patent/JPH06246248A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンス用の水の加温,冷却,再加熱などのエ
ネルギーを節約し、かつイオン交換器の性能の安定化を
図れる洗浄装置を得る。 【構成】 洗浄槽1,水道水を用うる1次リンス槽2,
純水を用うる2次リンス槽4,2次リンス槽4からの溢
水を受けるリザーバタンク3,循環ポンプ5,熱交換器
6,イオン交換器7,ヒータ8等から構成され、水道水
は熱交換器6で加熱されて1次リンス槽2に送られ、リ
ザーバタンク3からの純水リンス排水は、熱交換器6,
イオン交換器7,ヒータ8を経て2次リンス槽4に再び
送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道水,井戸水また
は河川水を用いた1次リンスと、純水を用いた2次リン
スを行う精密機械の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機械を洗浄する場合、洗剤を用いた
洗浄の後、水道水を用いて粗リンスを行い、さらに純水
を用いて仕上げのリンスを行うことが多い。その際水切
り乾燥前の最終リンスではそのリンス液を、洗浄液や最
終段階より前の段階でのリンス液より高温にすることが
有効であることが知られている。
【0003】また洗浄とリンスの両方とも純水で行い、
前後段の純水間で熱交換する洗浄方法及び装置も発明さ
れている。(例えば特公昭56−16977号,特開昭
57−51297号等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粗リンスを水道水等で
行う場合、被洗浄物の形状,量,前段の洗浄段階で使用
する洗剤の種類,性質,濃度によっては、粗リンス水の
汚濁がひどくなるので、使い捨てにすることも多い。一
方、粗リンスにおいてもリンス効果を高めるためには、
40〜60℃に加温することが望まれる。また仕上げリ
ンスに純水を用いる場合、リンス用水はイオン交換器を
用いて再生し、循環使用するのが普通であり、最終段リ
ンス(純水リンスを複数段で行うこともある)は、水切
り,乾燥性を良くするために、60〜85℃と高温にす
ることが多い。
【0005】一般のイオン交換樹脂は60℃以上では性
能低下及び経時劣化が顕著なので、循環リンス用純水は
イオン交換前に60℃以下、好ましくは50℃以下に冷
却し、イオン交換後60〜85℃に加温する必要があ
る。なお洗浄または粗リンス液,仕上げリンス液とも循
環再利用する方法及び装置においては、各液が循環中に
低下する温度はわずかであるから、両液間の熱交換だけ
(他に自然冷却以外の冷熱源を有しない場合)では粗リ
ンス液と仕上げリンス液の温度差を大きく(例えば両者
の差を10〜20℃)、かつイオン交換器入口温度を5
0℃以下に保持することは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決し、粗リンス用の水道水等の加温と、仕上げリンス
用の純水の冷却,再加熱のためのエネルギーを節約し、
かつイオン交換器の性能の安定化を図らうとするもので
あって、給水温度が一般に低い1次リンス用の水道水等
を冷熱源とし、粗リンス水は使い捨てとし、水道水等と
2次リンス排水とを熱交換し、熱交換後温度の低下した
2次リンス排水をイオン交換器に送り、さらにヒータを
経て2次リンス槽に再び送るようにした。
【0007】また2次リンス用純水の温度をイオン交換
に適した温度50℃より大幅に高くするような装置にお
いては、熱交換器を2系列使用し、第1の熱交換器で水
道水等の加温と2次リンス排水の冷却を、また第2の熱
交換器で2次リンス用の純水の2次リンス槽からの排水
の冷却と、イオン交換後の2次リンス用純水の加熱を行
うようにした。
【0008】なお、水道水等の粗リンス水を別途に設け
た処理装置で再生し、その際に処理後の水温が常温の近
くまで冷却される処理装置の場合、この発明は粗リンス
水を再生循環使用する時にも適用できる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例の構成を示す説
明図であって、1は洗浄槽を示し、洗剤を溶かした洗浄
液が充満していて、図示はしていないが循環ポンプ,フ
ィルター,油分除去器,加熱用ヒータ,超音波発振器等
が付属している。2は水道水を使用する1次リンス槽で
ある。水道水は給水源Aから矢印の如く送られ、熱交換
器6で加温されて1次リンス槽に供給される。21は供
給管を示している。
【0010】1次リンス槽2からの溢水は管22によっ
て集中排水処理場Bに送られる。この1次リンス槽にも
図示はされていないが加熱ヒータ,超音波発振器等が設
けられている。4は純水を使用する2次リンス槽で、そ
こからの溢水はリザーバタンク3に入り、循環ポンプ5
によって、配管31を通って熱交換器6にゆく、そこで
前述の如く1次リンス用の水道水と熱交換し、イオン交
換に適する温度まで冷却され、配管43を経てイオン交
換器7に送られ、純水として再生され、配管42により
ヒータ8にゆき、加熱されて2次リンス槽4に配管41
で供給される。
【0011】なお図示の例では洗浄槽1,1次リンス槽
2,2次リンス槽4とも浸漬/超音波付与方式とした
が、それぞれ独立に、スプレー方式,浸漬/バブリング
方式,浸漬/機械的攪拌方式とすることもできる。ま
た、洗浄,1次リンス,2次リンス,をそれぞれ多段に
することもできる。その場合には洗浄液,1次リンス
水,2次リンス水毎に最後段の溢水を前段に供給するよ
うにする。
【0012】図2は、第2実施例の構成の説明図であっ
て、符号1〜5,7,8,A,Bは図1の場合と同様で
あるが、図2に示す例では熱交換器は61,62で示す
如く2基使用されており、Aから供給された1次リンス
用水道水は、第1熱交換器61で加温され、1次リンス
槽2に供給される。2次リンス槽4のリザーバタンク3
からの2次リンス用純水の排水はポンプ5により配管3
1を通って、第2熱交換器62にゆき中位の温度まで冷
却された後、さらに第1熱交換器61で再度冷却され、
イオン交換に適する温度まで下げられる。そして第1熱
交換器61から配管43でイオン交換器7にゆき、さら
に配管42を経て第2熱交換器62で前述の如く、リザ
ーバタンク3から排出された高温の純水の排水と熱交換
して中位の温度まで加温されてヒータ8にゆき、ヒータ
で所望温度まで加熱され、配管41で2次リンス槽4に
再び給送される。
【0013】
【作用】前記の実施例によってこの発明の作用を説明す
る。第1実施例において、熱交換器6中で低温の水道水
と高温の2次リンス用の純水の排水が熱交換されて、イ
オン交換器の入口での温度をイオン交換器の性能を保つ
のに適した温度まで下げるとともに、1次リンス用の水
道水の温度を上げることができる。水道水の温度は、一
般に数度から20℃位なので、2次リンス用純水の排水
の温度が70℃の場合、1次リンス用水道水の給水量と
2次リンス用純水の循環量とをほぼ同量にすれば、イオ
ン交換器入口での温度を適正である50℃以下にでき、
かつ1次リンス用水道水を20〜45℃にできる。
【0014】したがって2次リンス水を70℃に再加熱
するヒータ8及び1次リンス水である水道水を40〜5
0℃に追加加温するためのヒータ(図示していない)の
容量は小さいものでよい。この作用はイオン交換器の入
口温度より十分低い冷熱源、即ち1次リンス用の水道水
があってはじめて有効になる。
【0015】全てのリンス水を循環使用する閉ループ構
成では、循環中の温度低下は小さく、冷熱源を設けない
限り、1次リンス水と2次リンス水の温度差を大きくし
たり、イオン交換器の入口温度を2次リンス排水の温度
より大幅(例えば20℃以上)に低くすることは困難で
ある。2次リンス用純水の温度が例えば80℃と高い場
合には、第2実施例が有効である。即ちイオン交換器入
口の適正温度と2次リンス用の純水の温度差が大きいと
きには、1次リンス用の水道水とだけの熱交換では必要
な水道水の量が増えるとか、2次リンス用純水の再加熱
用ヒータ及び1次リンス槽付属のヒータ(図示していな
い)の容量が大きくなるなどの不都合が起きるが、第2
実施例では、2次リンス排水をイオン交換後の純水と、
1次リンス用水道水との2段に熱交換しているので、上
記の不都合は改善されている。
【0016】
【発明の効果】この発明は前記の如き構成であって、1
次リンス用の水道水の加温及び2次リンス用純水の冷
却,加熱のエネルギーを低減でき、加熱,冷却用機器も
小形化できる。またイオン交換器の入口温度を適正に保
つことができ、性能低下及び経時変化を抑制できる。
【0017】この発明により、リンス効果を上げるた
め、前段側のリンス温度を40〜60℃とし、水切り,
乾燥がしやすいように、後段側のリンス温度を60〜8
5℃と高くしておいて、リンス用純水を再生循環利用す
ることを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成の説明図
【図2】第2実施例の構成の説明図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 1次リンス槽 3 リザーバタンク 4 2次リンス槽 5 循環ポンプ 6 熱交換器 61 熱交換器 62 熱交換器 7 イオン交換器 8 ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水,井戸水,または河川水を用いた
    1次リンスと、純水を用いた2次リンスとを行う洗浄装
    置において、 1次リンス槽に給水する水道水等と、2次リンス槽から
    の高温の排水との間で熱交換し、熱交換後の温度が上昇
    した水道水等を1次リンス槽に供給し、熱交換後温度が
    低下した2次リンス槽からの排水はイオン交換器に送ら
    れ、ついでヒータによって高温となって2次リンス槽に
    再び送られるように構成されていることを特徴とする洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗浄装置において、 熱交換器を2系列有し、第1の熱交換器は、1次リンス
    槽に供給される水道水等と、第2の熱交換器を経た2次
    リンス排水との間の熱交換を行い、 第1の熱交換器を出て昇温した水道水等は1次リンス槽
    に供給され、 第1の熱交換器を経て、温度の低下した2次リンス排水
    はイオン交換器に送られ、ついで第2の熱交換に入り、
    2次リンス槽からの高温の排水との間で熱交換を行い、
    さらにヒータで加熱され高温となって再び2次リンス槽
    に供給され、 2次リンス槽からの排水は、上記の如く第2の熱交換器
    から第1の熱交換器に送られることを特徴とする洗浄装
    置。
JP5637693A 1993-02-23 1993-02-23 洗浄装置 Pending JPH06246248A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019147626A (ja) * 2016-04-07 2019-09-05 大日本印刷株式会社 飲料充填装置の洗浄・殺菌方法及び装置

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