JP2006141786A - 連続式洗濯機、および連続式洗濯方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カウンターフロー型の連続式洗濯機を改良して、新水を浪費することなく予洗水の温度を所定値以下に規制できるようにする。
【解決手段】 すすぎ槽6で使い終えた水はすすぎ水回収タンク11に溜められる(矢印g)。脱水槽9で回収した水は脱水回収タンク12に溜められる。これらの回収水は予洗水タンク18で混合されて予洗槽1に供給される。しかしながら、すすぎ槽6から回収された水は比較的に高温であって、これをそのまま予洗水として用いると蛋白系の汚れが落ちにくくなる。そこで本発明は、新水の流路(矢印m,n)の途中に熱交換器19を設けて、この新水によって「すすぎ水回収タンク11から予洗水タンク18へ送られる水流」を冷却し、予洗槽1への供給水(矢印j)の温度が適正となるように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カウンターフロー型の連続式洗濯機、および同じく連続式洗濯方法に係り、特に、予洗工程において適正な水温が得られるように改良した技術に関するものである。
カウンターフロー型の連続式洗濯機に関しては、特開2001−137590号公報に記載された技術が公知である。
図3は、従来例のカウンターフロー型連続式洗濯機を示し、水の流動方向を表す矢印を付記した系統図である。
この例の連続式洗濯機は、1個の予洗槽1と、4個の洗濯槽2〜5と、2個のすすぎ槽6,7とを備えている。符号8を付して示した仕上槽は、のりづけ等の仕上げ操作を行なう槽である。
一連の処理を終えた洗濯物は脱水機9で脱水処理された後、図外の乾燥・プレス工程に送られる。
新水は、手動弁10ー1および自動弁21−1介してすすぎ槽7に給水される。
仕上槽8で使い終わった水は排水(矢印c)されるが、
すすぎ槽7で使い終わった水はカウンターフローパイプを経てすすぎ槽6に送給され、すすぎ槽6で使い終わった水はすすぎ水回収タンク11に溜められる(矢印g)。
前記脱水機9の排水は脱水回収タンク12に溜められる(矢印f)。
洗濯物は予洗槽1に投入された後、洗濯槽2に送られ、洗濯槽3→洗濯槽4→洗濯槽5というように順次に図の右方へ移動して行く。
一方、洗濯用の水は、図の右方から左方へ流動する。すなわち、すすぎ水回収タンク11内の水がポンプ17に吸入・吐出され、手動弁10を経て最終段の洗濯槽5に供給される(矢印b)。
洗濯槽5で使われた水は、カウンターフローパイプを介して洗濯槽4へ、さらに洗濯槽3→洗濯槽2へと送られた後に排水(矢印d)される。
予洗槽1で使われた水は排水(矢印e)される。
この予洗槽1で使われる水は、予洗水タンク18からポンプ20により、自動弁21および手動弁16を介して供給される(矢印i)。
上記予洗水タンク18には、すすぎ槽で使い終わった水、および脱水回収タンク12に回収された水が再利用される。
すなわち、前記すすぎ水回収タンク11内に溜まっている水がポンプ13で予洗水タンク18に送られる(矢印h)とともに、
脱水回収タンク12内に溜まっている水がポンプ15で予洗水タンク18に送られる(矢印i)。
以上に説明したように、予洗に必要な水は、すすぎ作業で使い終わった水や脱水作業で回収した水を循環させて再利用している。
特開2001−137590号公報
図3(従来例)において、すすぎ水回収タンク11に回収される水は比較的に高温で、通常45℃〜60℃である。
これに比して、脱水回収タンク12に回収される水は比較的に低温で、通常20℃〜30℃である。しかし、脱水回収水量は一般に、すすぎ回収水量よりも少ないので、これらが混合された予洗水タンク14内の水温は40℃を超える場合が多い。
予洗の洗濯温度は、蛋白系の汚れの洗濯効果を上げるために、40℃以下であること、
望ましくは35℃以下であることを要する。
このため、従来技術においては、予洗水タンク18内の水温が上がり過ぎると新水を注入して温度調節を行なっていた。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、予洗水温調節のために新水を浪費することを節約し、しかも予洗水タンク内の水温を適正に制御し得る技術を提供するにある。
なお、本発明の副次的な効果として、すすぎ後の洗濯物の温度が上がるため乾燥作業が容易になるとともに、エネルギー消費が節減され、
さらに、すすぎ工程におけるサーマルショックを緩和してシワの発生を防止することができた。
上記の目的を達成するために創作した本発明の基本的な原理を、その1実施形態に係る図1を参照して略述すると次のとおりである。
予洗水タンク18内の水温が過熱するのは、すすぎ水回収タンク11内の水温が高すぎるからである。
従来技術においては、この高温の水に「比較的低温の新水」を注入・混合していた。
しかし、必ずしも注入・混合しなくても、熱交換を行なわせることによって同様の効果が得られる。
前述の原理に基づく具体的な構成として、請求項1の発明に係る連続式洗濯機の構成は(図1参照)、
少なくとも1つの予洗槽(1)、複数の洗濯槽(2,3,4,5)、少なくとも1つのすすぎ槽(6,7)、および仕上げ槽(8)と、
すすぎ槽から排水されるすすぎ水を溜めるすすぎ水回収タンク(11)と、
脱水機から排出される水を溜める脱水回収タンク(12)と、
前記すすぎ水回収タンク内の水および脱水回収タンク内の水を送給されて、これらを混合して溜め、前記予洗槽に供給する予洗水タンク(18)とを具備するカウンタフロー式の連続洗濯機において、
「すすぎ槽に供給される水」を冷却水とし、「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」を被冷却水とする熱交換器(19)が設けられていることを特徴とする。
以上に説明した請求項1の発明を適用すると「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」が、「すすぎ槽に供給される水」によって冷却されるので、予洗水タンク内の水温が低下し、蛋白系の汚れの洗濯効果が維持される。
「予洗槽に供給される水」を冷却した「すすぎ槽に供給される水」は昇温するが、すすぎ水の温度が上がることは、(イ)次工程である乾燥作業を容易にし、かつエネルギー消費を節減するので望ましく、かつ、(ロ)すすぎ水温が低すぎると洗濯物にサーマルショックを与えてシワを発生させる虞れが有るが、すすぎ水が熱交換で昇温することによってサーマルショックが防止される。
請求項2の発明に係る連続式洗濯機の構成は、前記請求項1の発明の構成要件に加えて、(図2参照)
前記の熱交換器(19)は、直管もしくはこれに類似する形状の、著しい屈曲の無い、ほぼ一定太さの被冷却水管(19a)と、
上記被冷却水管を取り巻くウォータージャケット(19b)とから成るものであることを特徴とする。
以上に説明した請求項2の発明を適用すると、熱交換器内にリント(糸くず)が堆積しない。
すなわち、すすぎ水の中にはリントが含まれている。リント除去装置が設けられるが、完全な除去は保証し難い。
本請求項2によれば、すすぎ水回収タンクに溜まった水が流通する被冷却水管が直管状であって、ほとんど屈曲が無く、太さ変化もほとんど無いから、リントが堆積する虞れが無い上に、点検・手入れが容易である。
請求項3に係る発明の構成は、前記請求項1または請求項2の発明の構成要件に加えて、(図2参照)前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に温度計(23)が設けられており、
かつ、前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給する管路の途中に電磁弁(27)が設けられ、
前記温度計(23)の出力信号を入力されて、前記電磁弁(27)を開閉制御する自動制御装置(28)が設けられていることを特徴とする。
以上に説明した請求項3の発明によると、熱交換量を自動的に制御して、予洗水タンクに供給される水の温度を適温ならしめることができる。
予洗水タンクに注入される新水の流量を自動制御して予洗水温を適正化することは公知技術であるが、本請求項3の構成は上記の公知例と全く異なり、新水による熱交換量(冷却熱量)を制御して予洗水温を適正化するものである。これにより、新水を1滴も浪費せずに適正水温を得ることができる。
請求項4に係る発明方法の構成は(図1参照)、
少なくとも1つの予洗槽(1)、複数の洗濯槽(2,3,4,5)、少なくとも1つのすすぎ槽(6,7)、および仕上げ槽(8)と、
すすぎ槽から排水されるすすぎ水を溜めるすすぎ水回収タンク(11)と、
脱水機から排出される水を溜める脱水回収タンク(12)と、
前記すすぎ水回収タンク内の水および脱水回収タンク内の水を送給されて、これらを混合して溜め、前記予洗槽に供給する予洗水タンク(18)とを具備するカウンタフロー式の連続洗濯機を用いて洗濯する方法において、
すすぎ槽に供給される水を冷却水とし「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」を被冷却水として、熱交換を行ない、前記予洗水タンク(18)内の水の温度を40℃以下に制御して、蛋白系の汚れの落ちを良くすることを特徴とする。
以上に説明した請求項4の発明方法によると、新水を無駄に消費することなく予洗水温が高すぎないように調節することができる。
予洗水タンク内の水温を40℃以下に維持することによって、蛋白系の汚れの洗濯効果が維持される。
上記の予洗水冷却に伴って「予洗槽に供給される水」を冷却した「すすぎ槽に供給される水」は昇温するが、すすぎ水が温度上昇することは、(イ)次工程である乾燥作業を容易にし、かつエネルギー消費を節減するので望ましく、かつ、(ロ)すすぎ水温が低すぎると洗濯物にサーマルショックを与えてシワを発生させる虞れが有るが、すすぎ水が熱交換で昇温することによってサーマルショックが防止される。
請求項5に係る発明の構成は、前記請求項4の発明の構成要件に加えて、(図2参照)前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に予め温度計(23)を設けるとともに、
前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給する管路の途中に電磁弁(27)を設けておき、
前記温度計(23)で計測された温度に基づいて、前記電磁弁(27)を開閉制御することを特徴とする。
以上に説明した請求項5の発明方法によると、熱交換量を自動的に制御して予洗水温を適正ならしめることができる。
予洗水に混合される新水の流量を自動的に制御して該予洗水温を適正ならしめる技術は公知であるが、本請求項5の構成は上記公知技術とは全く異なり、1滴の新水も注入混合することなく、熱交換量を制御することによって予洗水温を適正に維持するものである。
請求項6に係る発明の構成は、前記請求項4の発明の構成要件に加えて、(図2参照)前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に予め温度計(23)を設け、
かつ、前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給するポンプ(13)を設けておき、
前記温度計(23)で計測された温度に基づいて、前記ポンプ(13)をON,OFF制御することを特徴とする。
以上に説明した請求項6の発明方法によっても、前記請求項5におけると同様に、熱交換量を自動的に制御して予洗水温を適正ならしめることができる。
予洗水に混合される新水の流量を自動的に制御して該予洗水温を適正ならしめる技術は公知であるが、本請求項6の構成は上記公知技術とは全く異なり、1滴の新水も注入混合することなく、熱交換器の通水流量を制御することによって熱交換量を制御し、予洗水温を適正に維持するものである。
請求項1の発明を適用すると「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」が、「すすぎ槽に供給される水」によって冷却されるので、予洗水タンク内の水温が低下し、蛋白系の汚れの洗濯効果が維持される。
「予洗槽に供給される水」を冷却した「すすぎ槽に供給される水」は昇温するが、すすぎ水が温度上昇することは、(イ)次工程である乾燥作業を容易にし、かつエネルギー消費を節減するので望ましく、かつ、(ロ)すすぎ水温が低すぎると洗濯物にサーマルショックを与えてシワを発生させる虞れが有るが、すすぎ水が熱交換で昇温することによってサーマルショックが防止される。
請求項2の発明を適用すると、熱交換器内にリント(糸くず)が堆積しない。
すなわち、すすぎ水の中にはリントが含まれている。リント除去装置が設けられるが、完全な除去は保証し難い。
本請求項2によれば、すすぎ水回収タンクに溜まった水が流通する被冷却水管が直管状であって、著しい屈曲が無く、太さ変化もほとんど無いから、リントが堆積する虞れが無い上に、点検・手入れが容易である。
請求項3の発明によると、熱交換量を自動的に制御して、予洗水タンクに供給される水の温度を適温ならしめることができる。
予洗水タンクに注入される新水の流量を自動制御して予洗水温を適正化することは公知技術であるが、本請求項3の構成は上記の公知例と全く異なり、新水による熱交換量(冷却熱量)を制御して予洗水温を適正化するものである。これにより、新水を1滴も浪費せずに適正水温を得ることができる。
請求項4の発明方法によると、新水を無駄に消費することなく予洗水温が高すぎないように調節することができる。
予洗水タンク内の水温を40℃以下に維持することによって、蛋白系の汚れの洗濯効果が維持される。
上記の予洗水冷却に伴って「予洗槽に供給される水」を冷却した「すすぎ槽に供給される水」は昇温するが、すすぎ水が温度上昇することは、(イ)次工程である乾燥作業を容易にし、かつエネルギー消費を節減するので望ましく、かつ、(ロ)すすぎ水温が低すぎると洗濯物にサーマルショックを与えてシワを発生させる虞れが有るが、すすぎ水が熱交換で昇温することによってサーマルショックが防止される。
請求項5の発明方法によると、熱交換量を自動的に制御して予洗水温を適正ならしめることができる。
予洗水に混合される新水の流量を自動的に制御して該予洗水温を適正ならしめる技術は公知であるが、本請求項5の構成は上記公知技術とは全く異なり、1滴の新水も注入混合することなく、熱交換量を制御することによって予洗水温を適正に維持するものである。
図1は、本発明に係る連続式洗濯機の1実施形態を示す模式的な系統図である。
この実施形態は、前掲の図3に示した従来例に本発明を適用して改良した一例であって、図3におけると同一の符号を付したものは、前記従来例におけると同様ないし類似の構成部分である。
以下に、本図1の構成が図3(従来例)に比して異なる点を抽出して説明する。
図3(従来例)においては、すすぎ水回収タンク11に溜まった水をポンプ13で予洗水タンク14に直送した。
しかし、図1(実施例)においては熱交換器19を経由して送給する。符号22の部材は逆止弁である。
この熱交換器19の構造については図2を参照して後に詳しく述べるが、「すすぎ水回収タンク11から予洗水タンク18に送給される水流」を「すすぎ槽7に供給される新水」で冷却するようになっている。
これにより、比較的高温の「すすぎ水回収タンク11から予洗水タンク18に送給される水流」が、比較的低温の「すすぎ槽7に供給される新水」と熱交換して冷却され、予洗水タンク18内の水温が低下する。
図3(従来例)においては、前記すすぎ槽7へ供給される新水が、手動弁10ー1および自動弁21−1を介して直送された。
しかし、図1(実施例)における新水の供給は、熱交換器19に向かい(矢印m)、該熱交換器19を流通した後(矢印n)、分岐点yで分かれた管路の片方は手動弁10−2および自動弁21ー2を介して仕上槽8に供給され、
分かれた管路の他方は手動弁10−1および自動弁21ー1を経由してすすぎ槽7に連通されている。
図1(実施例)において、脱水回収タンク12内の水がポンプ15によって予洗水タンク18へ送られることは、図3(従来例)におけると同様である。符号22の部材は逆止弁である。
脱水回収タンク12内の水温は、本発明の適用によって温度が上昇するが、すすぎ水回収タンク11内の水が熱交換器19で冷却されて予洗水タンク18に送給されるので、該予洗水タンク18内の水温は低くなる。
熱交換によって、予洗槽1へ供給される予洗水の温度が低下するとともに、すすぎ槽7へ供給される新水の温度が上昇する。
すすぎ水温が上昇すると、その後工程である脱水作業および乾燥作業が高能率で遂行される。
その上、乾燥作業に要するエネルギー量が節減される。
さらに、すすぎ槽に注入される新水の温度が上がると、サーマルショックに因るシワの発生が防止される。
図2は、前掲の図1に示した実施形態の変形例における要部を抽出して描いた模式的な系統図である。
符号19を付して示した熱交換器は、直管状の被冷却水管19aの周囲をウォータージャケット19bで囲んだ構造である。
上記直管状の被冷却水管19aには、すすぎ水回収タンク11内の水が導かれて流通せしめられる。
回収されたすすぎ水にはリント(糸くず)が含まれているが、被冷却水管19aが直管状であるから、内壁にリントが付着して堆積する虞れが無い。
前記被冷却水管19aが直管状であることの作用効果から理解されるように、本発明において「直管状」とは、リントが付着堆積する虞れの無い構造をいい、立体幾何学的に厳密な直管であることを要しない。
すなわち、曲管であっても曲率半径が大きくて著しい屈曲が無く、内径寸法がほぼ一定であって著しい「くびれ」や段差が無ければ、本発明においては直管と見做す。
前記ウォータージャケット19bには新水が導かれ(矢印n)、該ウォータージャケット19bを流通した水はすすぎ槽へ導かれる(矢印m)。
予洗水タンク18の中に温度計23が設置されるとともに、
前記被冷却水管19aから予洗水タンク18に至る管路の途中に電磁弁27が介挿接続されている。
前記温度計23の検出信号は自動制御装置28に入力される。該自動制御装置は前記の電磁弁27を開閉制御して、予洗水タンク18内の水温が所定の値(例えば35℃)となるように制御する。
予洗水タンク18の中に温度計を設けて、該予洗水タンクに流入する新水の流量を制御した公知例は有るが、予洗水タンクに流入するすすぎ回収水の熱交換量(冷却熱量)を調節するという構成は、本発明によって初めて創作され、新水の浪費を節減するという新規な効果を奏し得た。
前記自動制御装置28による電磁弁27の制御は、要するに熱交換器19による交換熱量を増減調節するものである。本発明を実施する場合、自動制御装置28で開閉制御する電磁弁の設置箇所は、必ずしも「すすぎ水回収タンク11と予洗水タンク18とを接続する管路の途中」でなくても良い。
熱交換器19による熱交換量、すなわち、予洗水の冷却熱量に影響をあたえる管路の途中に設けられた電磁弁を、予洗水タンク18内の水温に基づいて開閉制御する構造、及び同方法は本発明の技術的範囲に属するものである。
前掲の図2に示した実施形態の変形例として、矢印mの管路、もしくは矢印nの管路に電磁弁(図示省略)を設けて、自動制御装置28で制御しても本発明の技術的範囲に属するものである。
また、電磁弁は、必ずしも管路の途中に介挿するとは限らず、電磁弁を有するバイパス管路(図示省略)を設けても、本発明の技術的範囲に属するものである。
また、ポンプ13のON,OFFを自動制御装置28で制御しても、請求項6として本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明に係る連続式洗濯機の1実施形態を示す模式的な系統図 前掲の図1と異なる実施形態の要部を描いた模式的な系統図 従来例の連続式洗濯機を描いた系統図
符号の説明
1…予洗槽
2,3,4,5…洗濯槽
6,7…すすぎ槽
8…仕上槽
9…脱水機
10…手動弁
11…すすぎ水回収タンク
12…脱水回収タンク
13…ポンプ
15…ポンプ
16…手動弁
17…ポンプ
18…予洗水タンク
19…熱交換器
19a…被冷却水管
19b…ウォータージャケット
20…ポンプ
21…自動弁
22…逆止弁
23…温度計
27…電磁弁
28…自動制御装置

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの予洗槽(1)、複数の洗濯槽(2,3,4,5)、少なくとも1つのすすぎ槽(6,7)、および仕上げ槽(8)と、
    すすぎ槽から排水されるすすぎ水を溜めるすすぎ水回収タンク(11)と、
    脱水機から排出される水を溜める脱水回収タンク(12)と、
    前記すすぎ水回収タンク内の水および脱水回収タンク内の水を送給されて、これらを混合して溜め、前記予洗槽に供給する予洗水タンク(18)とを具備するカウンタフロー式の連続洗濯機において、
    「すすぎ槽に供給される水」を冷却水とし、「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」を被冷却水とする熱交換器(19)が設けられていることを特徴とする連続式洗濯機。
  2. 前記の熱交換器(19)は、直管もしくはこれに類似する形状の、著しい屈曲の無い、ほぼ一定太さの被冷却水管(19a)と、
    上記被冷却水管を取り巻くウォータージャケット(19b)とから成るものであることを特徴とする、請求項1に記載した連続式洗濯機。
  3. 前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に温度計(23)が設けられており、
    かつ、前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給する管路の途中に電磁弁(27)が設けられ、
    前記温度計(23)の出力信号を入力されて、前記電磁弁(27)を開閉制御する自動制御装置(28)が設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載した連続式洗濯機。
  4. 少なくとも1つの予洗槽(1)、複数の洗濯槽(2,3,4,5)、少なくとも1つのすすぎ槽(6,7)、および仕上げ槽(8)と、
    すすぎ槽から排水されるすすぎ水を溜めるすすぎ水回収タンク(11)と、
    脱水機から排出される水を溜める脱水回収タンク(12)と、
    前記すすぎ水回収タンク内の水および脱水回収タンク内の水を送給されて、これらを混合して溜め、前記予洗槽に供給する予洗水タンク(18)とを具備するカウンタフロー式の連続洗濯機を用いて洗濯する方法において、
    すすぎ槽に供給される水を冷却水とし「すすぎ水回収タンクから予洗水タンクへ供給される水」を被冷却水として、熱交換を行ない、前記予洗水タンク(18)内の水の温度を40℃以下に制御して、蛋白系汚れの落ちを良くすることを特徴とする連続式洗濯方法。
  5. 前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に予め温度計(23)を設けておき、
    かつ、前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給する管路の途中に電磁弁(27)を設け、
    前記温度計(23)で計測された温度に基づいて、前記電磁弁(27)を開閉制御することを特徴とする、請求項4に記載した連続式洗濯方法。
  6. 前記予洗水タンク(18)もしくはその付近に予め温度計(23)を設け、
    かつ、前記すすぎ水回収タンク(11)内の水を予洗水タンク(18)へ送給するポンプ(13)を設けておき、
    前記温度計(23)で計測された温度に基づいて、前記ポンプ(13)をON,OFF制御することを特徴とする、請求項4に記載した連続式洗濯方法。
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