JPH06245243A - Lan接続方式 - Google Patents

Lan接続方式

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JPH06245243A
JPH06245243A JP5301593A JP5301593A JPH06245243A JP H06245243 A JPH06245243 A JP H06245243A JP 5301593 A JP5301593 A JP 5301593A JP 5301593 A JP5301593 A JP 5301593A JP H06245243 A JPH06245243 A JP H06245243A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易的・小規模なネットワークLANの構築を
電話交換機の回線交換機構で機能を代替させ、簡便で経
済的なLAN接続方式を提供する。 【構成】LAN端末アダプタ21はLAN端末装置22
側のLANインタフェースと電話交換機1側のISDN
基本インタフェースとを整合させる。バックボーンLA
N6を接続するPBX・LAN接続トランク15は通話
路スイッチ11側のインタフェースとバックボーンLA
N6側のLANインタフェースとを整合させる機能を有
するものであり、電話交換機1に備えられている。電話
交換機1は、LAN端末アダプタ21とバックボーンL
AN6とに通話路を設定し、その通話路をLAN伝送路
として提供し、LAN端末アダプタ21、ライン回路1
2、通話路スイッチ11、及びPBX・LAN接続トラ
ンク15を介してLAN端末装置22とLAN6とを結
合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散配置されている端
末装置をLAN(Local Area Network)に接続するため
のLAN接続方式に係り、特に、2つのBチャネルと1
つのDチャネルで構成されるISDN基本インタフェー
ス(所謂、2B+Dのチャネル構成)又はこのチャネル
原理(2B+Dのチャネル構成)を具備するデジタル電
話交換機(PBX)を基盤とした交換網を用いて端末装
置(LAN端末装置)をLANに接続するLAN接続方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LAN端末装置をバックボーンL
AN等へ接続する方式としては、アイ・イー・イー・イ
ー 802.3(IEEE802.3)において標準化
されているCSMA/CD方式のLAN接続方式があ
る。即ち、CSMA/CD方式の内の10BASE5イ
ンタフェース及び10BASE2インタフェースでは、
同軸ケーブルを用いてLAN端末装置を接続しており、
また、10BASE−Tインタフェースでは、10BA
SE−T用非シールドより対線(UTP)であるLAN
専用ケーブル用い、集線装置(HUB)等でLAN端末
装置側の配線を集線させるケーブリング方式によってL
AN端末装置を接続している。
【0003】また、LAN用ケーブルによるLANセグ
メント長の基準を越えてケーブル配線を行うために、ネ
ットワークLANトポロジを構成する装置(機構)とし
てのリピータ、又はサブネットワークLAN等のLAN
間を相互接続するルーティング装置としてのブリッジ或
いはルータを用いてネットワークLANの構築を行う方
法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、ケーブルの延長は何れも前記したLAN用ケーブル
の制限長内での使用に限られるため、10BASE5イ
ンタフェースを利用するケースがLAN用ケーブルの制
限長が最長であり、これは、概ね500m以内と規定さ
れており、遠隔にLAN端末装置を設置することが困難
である。
【0005】また、遠隔に新たなLAN端末装置を設置
してネットワーク領域を拡大する場合、又は既存のネッ
トワークLANに新たなLANを付加してネットワーク
LANを構築する場合は、リピータ、ブリッジ或いはル
ータ等を用いなければならない。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、LAN端
末装置をバックボーンLAN等へ接続するに際し、PB
Xに於ける一般電話ケーブルをトランスペアレントLA
Nの伝送メディアに利用し、構内電話配線網を用いた容
易な構成で経済的なLAN接続方式を提供することにあ
る。
【0007】また、本発明の第2の目的は、ネットワー
クLANの構築に際して、既存のPBXを通信網の核と
してネットワークLANを構築し、LAN端末装置の新
設、及び、既存のネットワークLANに新たなLANを
結合するネットワークLANの構築を単純かつ容易に
し、安価なLAN接続方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、LAN端末装
置と、該LAN端末装置を接続しており、LAN端末装
置のLANインタフェースとISDNインタフェースと
の相互変換する変換装置と、LANと、該LANを接続
しており、LANインタフェースとISDNインタフェ
ースとの相互変換する変換トランクと、ISDNインタ
フェースで上記変換装置を接続するライン回路と、上記
変換トランクと上記ライン回路とを呼接続する通話路ス
イッチと、を有する交換装置とを備え、上記交換装置の
通話路スイッチをトランスペアレントLANの伝送路と
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記した構成によれば、LAN端末装置をバッ
クボーンLAN等へ接続するに際し、PBXに於ける一
般電話ケーブルをトランスペアレントLANの伝送メデ
ィアに利用することができる。
【0010】また、ネットワークLANの構築に際し
て、既存のPBXを核としてネットワークLANを構築
し、LAN端末装置の新設、及び、既存のネットワーク
LANに新たなLANを結合するネットワークLANの
構築を単純かつ容易にできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示したLAN
接続方式の構成図である。図1において、電話交換機
(PBX)1が設けられており、このPBX1は、通話
路の接続動作をなす通話路スイッチ(SW)11と、通
話路スイッチ11に収容され、端末装置2、3又はディ
ジタル電話機4を制御すると共に、端末装置2、3又は
ディジタル電話機4と通話路スイッチ11とのインタフ
ェースを行うライン回路(ILIN)12、13と、通
話路スイッチ11に収容され、ISDN5と通話路スイ
ッチ11とのインタフェースをなす局線トランク(IC
OT)14と、通話路スイッチ11に収容され、LAN
(バックボーンLAN:B−LAN)6と通話路スイッ
チ11とのインタフェースをなすPBX・LAN接続ト
ランク(EC)15と、通話路スイッチ11、ライン回
路12、13、局線トランク14、及びPBX・LAN
接続トランク15を含むPBX1の全体を制御する中央
制御装置(CC)16と、中央制御装置16の処理プロ
グラム、各種データ、及び各種テーブル等を記憶する記
憶装置(MM)17と、を備えている。
【0013】なお、中央制御装置16と記憶装置17と
は、制御バス18によって接続されてされており、各種
情報の伝送がなされ、また、通話路スイッチ11、ライ
ン回路12、13、局線トランク14、及びPBX・L
AN接続トランク15等の装置は、論理的に制御バス1
8に接続されているものである。
【0014】端末装置2は、LAN端末アダプタ(E
A)21を備えており、このLAN端末アダプタ21に
は、パソコン(PC)などによるLAN端末装置22と
ディジタル電話機23とが接続されている。LAN端末
アダプタ21とLAN端末装置22との接続インタフェ
ース形式は、IEEE802.3において標準化されて
いるLANインタフェース、例えば、10BASE−T
インタフェースとしてある。また、LAN端末アダプタ
21とディジタル電話機23との接続インタフェース形
式は、ディジタル2ワイヤによるインタフェース(2B
+Dに基づく独自インタフェース)としてある。
【0015】以上において、通信回線8は、Dチャネル
を呼接続制御チャネルとして使用し、また、2つのBチ
ャネルを通信情報伝送用チャネルとした、CCITT勧
告に準拠したISDN基本インタフェースを原理として
ある。
【0016】B−LAN6は、例えば、10BASE−
T形式のLANであって、LANノードとして、例え
ば、ネットワークオペレーティングシステムを有するデ
ータベース(DB)61、及びプリントサーバ62を備
えている。また、プリントサーバ62には、ネットワー
クプリンタ63が接続されている。
【0017】B−LAN6とPBX1のPBX・LAN
接続トランク15とは、複数のポートで結合されてお
り、その接続インタフェース形式は、B−LAN6のL
ANインタフェース(10BASE−5インタフェース
等)である。また、PBX・LAN接続トランク15
は、64kbpsでスイッチングしている通話路スイッ
チ11からの伝送情報(64kbps)と10BASE
形式の伝送情報(10Mbps)とを相互変換して、P
BX1とB−LAN6とのインタフェースをと整合させ
るものである。
【0018】なお、通話路スイッチ11は、64kbp
sの速度でディジタル情報をスイッチングするタイム・
ディビジョン・スイッチであって、ISDN基本インタ
フェースを原理とするBチャネル上の情報(64kpb
s)を連続的に交換接続している。
【0019】図2は、PBXが収容しているLAN端末
装置とLAN(B−LAN等)との接続形態(プロトコ
ル)を示す概念図である。図2において、LAN端末装
置の階層構成は、物理(PHY)層、データリンク層、
ネットワーク層、及び上位層とに分かれており、データ
リンク層は、媒体アクセス制御(MAC)副層と論理リ
ンク制御(LLC)副層で構成される。ここで、PHY
層は、IEEE802.3において標準化されている1
0BASE形式インタフェースであり、回線24を介し
てLAN端末アダプタ(EA)21のLANインタフェ
ース部(LAN1:10BASE−Tインタフェース)
に接続される。
【0020】LAN端末アダプタ21は、10BASE
−TインタフェースとISDN基本インタフェースを原
理としたインタフェースをMACブリッジ形式で相互接
続している。
【0021】LAN端末アダプタ21とPBX・LAN
接続トランク(EC)15とは、2ワイヤディジタル形
式のインタフェースで、ライン回路12及び通話路スイ
ッチ11を介して接続される。
【0022】PBX・LAN接続トランク15は、LA
N端末アダプタ21と同様に、10BASE形式のイン
タフェースとISDN基本インタフェースを原理とした
インタフェースとをMACブリッジ形式で相互接続し、
LANインタフェース部(LANn:10BASE形式
インタフェース)をLAN(LAN側アプリケーション
(AP),LANノード)と接続される。なお、LAN
の階層構成は、LAN端末装置と同様である。
【0023】このように、LAN端末装置とLANとの
間をMACブリッジ形式で接続し、MAC副層をカプセ
ル化して伝送するため、上位層(LLC副層〜)のプロ
トコルは、トランスペアレント伝送が可能となる。
【0024】次に、図1に示すLAN接続方式において
の動作を説明する。
【0025】まず、LAN端末装置22からB−LAN
6のLANノードへLANパケットを送信する場合の動
作について説明する。扱者がLAN端末装置22を操作
し、LAN端末装置22からのLANパケット(MAC
フレーム)が回線24(10BASEーTインタフェー
ス)を介してLAN端末アダプタ21に出力されると、
LAN端末アダプタ21はそれをLANパケットストリ
ームとして認識する。LAN端末アダプタ21は、予め
内部に記憶してあるPBX・LAN接続トランク15を
識別及び選択するためのPBX1に於ける接続番号情報
を用いる発呼処理を行う。
【0026】発呼処理は、ISDN基本インタフェース
を原理とするDチャネル制御手順で行うものであり、ラ
イン回路12との間で所定の呼接続シーケンス処理が行
なわれる。PBX1の中央制御装置16は、Dチャネル
制御手順による呼接続シーケンス処理でPBX・LAN
接続トランク15との接続を成すものと認識すると、通
話路スイッチ11を制御し、ライン回路12とPBX・
LAN接続トランク15との呼接続をする。ここで、P
BX・LAN接続トランク15は、B−LAN6との結
合ポートの内、空きポートを選択し、LAN端末アダプ
タ21とのDチャネル制御手順に呼接続応答する。
【0027】これによって、LAN端末アダプタ21と
PBX・LAN接続トランク5(B−LANとの結合ポ
ートの内の空きポート)とを相互接続させ、PBX1の
内線とのBチャネルによるLANパケット情報の伝送路
を確保し、その内線を伝送メディアとして提供する。
【0028】一旦、LANパケットの伝送路が確立する
と、LAN端末装置22が出力したLANパケットスト
リームは、LAN端末アダプタ21によりPBX・LA
N接続トランク5との通信手順でカプセル化された後、
PBX1のBチャネルに乗せ替えられ内線回線8、ライ
ン回路12及びPBX1の回線交換を経てPBX・LA
N接続15に伝送される。
【0029】PBX・LAN接続トランク15では、L
AN端末アダプタ21から送られてくるカプセル化され
たLANパケットストリームを再び元のLANパケット
ストリームに戻すと同時に、呼接続のときに設定された
PBX・LAN接続トランク15の指定ポートを介し
て、そのLANパケットストリームをB−LAN6側へ
流し込み、LANノード(例えば、データベース61)
では、そのLANパケットを受信する。
【0030】一方、LANノード側からLAN端末装置
22へ返送又は送信されるLANパケットは、PBX・
LAN接続トランク15とB−LAN6との結合ポート
より入り込み、B−LAN6側へのLANパケットの流
し込とは逆(下り)方向で前記したLANパケットスト
リムのカプセル化と同手順を経てPBX1のBチャネル
に乗せ替えられ、同一の内線回線8を介してLAN端末
アダプタ21に接続したLAN端末装置22へ送出され
る。
【0031】この際、下り方向のBチャネル伝送路に於
けるスループットの改善を図るため、PBX・LAN接
続トランク15からB−LAN6側へLANパケットを
流し込むときに、出力ソースであるLAN端末装置22
のMACアドレスをPBX・LAN接続トランク15で
一時記憶しておき、B−LAN6との結合ポートより入
り込むLANパケットをそのPBX・LAN接続トラン
ク15のMACブリッジ機構でフィルタリング及びフォ
ワーディングする。
【0032】次に、LAN端末装置22とB−LAN6
のLANノードとの間での通信終了後のPBX1による
LAN端末アダプタ21との回線開放及びPBX・LA
N接続トランク15の使用ポート開放について2つの方
法を説明する。
【0033】第1の方法は、ディジタル電話機23から
開放を要求する押ボタン操作を行い、それに基づく回線
復旧情報をPBX1に対して送信すると、PBX1で
は、ディジタル電話機23に対応する内線回線8の回線
復旧指示であることを識別し、その内線回線8の開放、
復旧、並びに、PBX・LAN接続トランク15のポー
ト開放を行う。
【0034】第2の方法は、LAN端末アダプタ21
が、LAN端末装置22の接続ポイントに於ける10B
ASEーTの結合パルス(例えば、100ns幅/16
msサイクル)の消滅を検知するか、又は、LAN端末
アダプタ22と接続中のPBX・LAN接続トランクに
於いて一定時間以上LANパケットストリームの通過し
ていないことを検知するかの何れかを契機として、Dチ
ャネル制御手順によりPBX1とLAN端末装置22に
対応する内線回線8の開放、復旧、並びにPBX・LA
N接続トランク15のポート開放を行う。
【0035】次に、B−LAN6のLANノード(例え
ば、データベース61)からLAN端末装置22へLA
Nパケットを送信する場合の動作について説明する。デ
ータベース61から発行されたLANパケット(MAC
フレーム)をLAN端末アダプタ21に接続されている
LAN端末装置22に送信しようとする場合(TCP/
IPの、ARP(アドレス解決プロトコル:Address Re
solution Protocol)によるような場合)、まず、PB
X1のPBX・LAN接続トランク15は、B−LAN
6上のARPブロードキャストパケットを検出し、中央
制御装置16にそれを通知する。すると、中央制御装置
16は、LAN端末アダプタを収容しているライン回路
12を制御し、Dチャネル制御による手順によって、B
−LAN6側のLANノードと未接続の全LAN端末ア
ダプタへARP情報を送出する。そのARP情報を受信
したLAN端末アダプタは、収容しているLAN端末装
置へARPブロードキャストパケットを送信する。
【0036】LAN端末装置は、そのARPブロードキ
ャストパケットを受信すると、自LAN端末装置宛のパ
ケットか識別し、自LAN端末装置宛てのパケットであ
る場合、応答パケットをLAN端末アダプタに送信す
る。例えば、ARPブロードキャストパケットがLAN
端末装置22宛てのパケットであるとすると、LAN端
末装置22は、LAN端末アダプタ21に応答パケット
を送信する。LAN端末アダプタ21は、上記したよう
に、ISDN基本インタフェースを原理とするDチャネ
ル制御手順により、ライン回路12との間で所定の呼接
続シーケンス処理を行う。
【0037】PBX1の中央制御装置16は、PBX・
LAN接続トランク5(例えば、B−LAN6側)との
接続を成すものと認識し、通話路スイッチ11を制御し
て、ライン回路12とPBX・LAN接続トランク5と
の間で呼接続をする。
【0038】これによって、LAN端末アダプタ21と
PBX・LAN接続トランク5(B−LANとの結合ポ
ートの内の空きポート)とを相互接続させ、PBX1の
内線とのBチャネルによるLANパケット情報の伝送路
を確保し、B−LAN6のLANノードであるデータベ
ース61とLAN端末装置22とのLAN接続、通信を
可能とする。
【0039】なお、通信終了後のPBX1によるLAN
端末アダプタ21との回線開放及びPBX・LAN接続
トランク15の開放は、上記した方法と同様に行う。
【0040】以上のとおり、図1に示すLAN接続方式
において、LAN端末装置とLANとの通信動作が行わ
れる。
【0041】次に、本発明における第2のLAN接続方
式についての実施例を説明する。
【0042】図3は、本発明の第2のLAN接続方式を
示す構成図である。図3において、図1と異なる構成を
説明すると、PBX・LAN接続トランク15の複数の
結合ポートの各々は、サブネットワークLAN(S−L
AN)6’及び7’を接続している。
【0043】S−LAN6’は、例えば、10BASE
形式のLANであって、LANノードとして、例えば、
ネットワークオペレーティングシステムを有するデータ
ベース(DB)61’、及びプリントサーバ62’を備
えている。また、プリントサーバ62’には、ネットワ
ークプリンタ63’が接続されている。
【0044】また、S−LAN7’もS−LAN6’と
同様なインタフェース形式であって、様々なLANノー
ド71’及び72’を収容している。
【0045】以下、図3におけるLAN接続方式につい
ての動作を説明する。この動作は、図1に示すLAN接
続方式の動作と略同様であり、LAN端末アダプタから
の発呼に際し、S−LANを選択する所のみ異なる。即
ち、扱者がLAN端末装置22を操作し、LAN端末装
置22からのLANパケット(MACフレーム)が回線
24(10BASEーTインタフェース)を介してLA
N端末アダプタ21に出力され、LAN端末アダプタ2
1はそれをLANパケットストリームとして認識し、L
AN端末アダプタ21は、LANパケットストリームか
ら接続すべきS−LANを認識し、その認識した情報
(S−LAN接続情報)を一時記憶しておく。そして、
LAN端末アダプタ21は、予め内部に記憶してあるP
BX・LAN接続トランク15を識別及び選択するため
のPBX1に於ける接続番号情報を用いる発呼処理か、
又は、LAN端末アダプタ21に接続されているディジ
タル電話機23より指示されたPBX・LAN接続トラ
ンク15を識別及び選択するためのPBX1に於ける接
続番号情報を用いる発呼処理を行う。
【0046】発呼処理は、ISDN基本インタフェース
を原理とするDチャネル制御手順で行うものであり、ラ
イン回路12との間で所定の呼接続シーケンス処理が行
なわれる。なお、このとき、LAN端末アダプタ21か
らPBX1の中央制御装置16にS−LAN接続情報が
通知される。中央制御装置16は、PBX・LAN接続
トランク15との接続を成すものと認識すると、通話路
スイッチ11を制御し、ライン回路12とPBX・LA
N接続トランク15との呼接続をすると共に、Dチャネ
ル制御手順で得たS−LAN接続情報をPBX・LAN
接続トランク15に通知する。すると、PBX・LAN
接続トランク15は、S−LAN接続情報に対応する結
合ポートの内、空きポートを選択し、LAN端末アダプ
タ21とのDチャネル制御手順に呼接続応答する。
【0047】これによって、LAN端末アダプタ21と
PBX・LAN接続トランク15(所定のS−LANと
の結合ポートの内の空きポート)とを相互接続させ、P
BX1の内線間のBチャネルによるLANパケット情報
の伝送路を確保し、その内線を伝送メディアとして提供
する。
【0048】以後の動作は、図1に示すLAN接続方式
の動作と同様であるので説明を省略する。
【0049】以上のように構成し、PBXのDチャネル
制御を恰もMACブリッジ機構として用いることで、サ
ブネットワークLANを論理的なバックボーンLANと
することができ、LAN端末アダプタに接続したLAN
端末装置と複数のサブネットワークLANとによるネッ
トワークLAN接続を可能にできる。
【0050】なお、図4に示すように、PBXに複数の
PBX・LAN接続トランク15を備え、各PBX・L
AN接続トランク15に異種のB−LAN6及び7を各
々接続することもできる。これは、LAN端末アダプタ
が、LAN端末装置からのLANパケット(MACフレ
ーム)を受信したとき、接続・通信対象のB−LANを
判別し、その対象となるB−LANを接続しているPB
X・LAN接続トランク15を識別及び選択し、それに
応じた接続番号情報を用いる発呼処理を行なえば容易に
実現できる。
【0051】また以上の実施例は、主にLAN端末装置
とバックボーンLANに於けるLAN接続方式、LAN
端末装置とバックボーンLAN側のLANノードとの相
互通信についての説明であったが、PBXの内線相互接
続機構によれば、LANアダプタ間相互接続、即ち、L
AN端末装置間をポイント―ポイント形態でのLAN接
続・通信を行うことができることは、明白である。
【0052】さらに、以上の実施例は、内線回線を2B
+Dで構成されるISDN基本インタフェースを原理と
する場合についてのみの説明であるが、これは、23B
+Dで構成される、所謂、ISDN一次群速度インタフ
ェースであっても同様に実現できる。即ち、内線回線の
インタフェースを、一つの呼接続制御用チャネル(Dチ
ャネル)と、一つ以上の通信情報伝送用チャネル(Bチ
ャネル)とで構成し、Dチャネルによる呼接続制御を上
記した方式で行うことで、本発明は容易に実現でき、B
チャネルの数に特に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来よりの一般電話ケーブルをそのままLANの伝送メ
ディアとして利用することができ、また、PBXの回線
交換機構により、既に配線済みの構内配線網を用いて、
拡張性が有る経済的なLAN接続構成が可能となる。
【0054】また、複数のサブネットワークLANをP
BX・LAN接続モジュールポートに対応結合させるこ
とにより、前記PBXをLAN交換網とする様な論理的
なバックボーンLANの構成も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLAN接続方式を示す構成図である。
【図2】LAN端末装置とLANとの接続形態(プロト
コル)を示す概念図である。
【図3】本発明の第2のLAN接続方式を示す構成図で
ある。
【図4】本発明の第3のLAN接続方式を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ・・・電話交換機 15・・・PBX・LAN接続トランク 2 ・・・端末装置 21・・・LAN端末アダプタ 22・・・LAN端末装置 23・・・ディジタル電話機 5 ・・・ISDN 6 ・・・バックボーンLAN

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LAN端末装置と、 該LAN端末装置を接続しており、LAN端末装置のL
    ANインタフェースと、通信用チャネルと制御用チャネ
    ルとを有するISDNインタフェースとの相互変換する
    変換装置と、 LANと、 該LANを接続しており、上記LANインタフェースと
    上記ISDNインタフェースとの相互変換する変換トラ
    ンクと、ISDNインタフェースで上記変換装置を接続
    するライン回路と、上記変換トランクと上記ライン回路
    とを呼接続する通話路スイッチと、を有する交換装置と
    を備え、 上記交換装置の通話路スイッチをトランスペアレント状
    態としてLANの伝送路としたことを特徴とするLAN
    接続方式。
  2. 【請求項2】上記変換トランクは、複数のポートを有し
    ており、各々のポートを異種または複数のLANに対応
    結合させ、上記交換装置をLAN交換網とする論理的な
    バックボーンLANを構成することを特徴とする請求項
    1記載のLAN接続方式。
  3. 【請求項3】上記ISDNインタフェースのDチャネル
    をLANノード間に於けるMACアドレス獲得のための
    ブロードキャストパケット情報の配布用のチャネルと
    し、上記変換装置との連携によりMACブリッジ機構の
    フィルタリング及びフォワーディング動作をさせことを
    特徴とする請求項1記載のLAN接続方式。
JP05301593A 1993-02-18 1993-02-18 電話交換システム Expired - Fee Related JP3484202B2 (ja)

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