JPH06245196A - データ復調装置 - Google Patents
データ復調装置Info
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- JPH06245196A JPH06245196A JP4995693A JP4995693A JPH06245196A JP H06245196 A JPH06245196 A JP H06245196A JP 4995693 A JP4995693 A JP 4995693A JP 4995693 A JP4995693 A JP 4995693A JP H06245196 A JPH06245196 A JP H06245196A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像信号の垂直ブランキング期間に重畳され
ている複数種類のデータを順次安定に復調させるように
する。 【構成】 水平同期周波数に同期した基準信号fHによ
り、電圧制御発振器(VCO)111、第1のプログラ
マブルカウンタ112、位相差検出器(PD)113、
およびローパスフィルタ(LPF)114より成るPL
Lループは、ロック状態に成される。そして、PLLを
構成するVCO111の出力端には、第2のプログラマ
ブルカウンタ40が接続され、この第2のプログラマブ
ルカウンタ40には、DSPコントローラ29より、ラ
イン毎に異なる分周比を指定するデータが供給される。
これにより、第2のプログラマブルカウンタ40から
は、映像信号の垂直ブランキング期間の所定のライン位
置に重畳されている各データを復調するためのサンプル
クロックが順次出力端Outにもたらされ、データが復
調される。
ている複数種類のデータを順次安定に復調させるように
する。 【構成】 水平同期周波数に同期した基準信号fHによ
り、電圧制御発振器(VCO)111、第1のプログラ
マブルカウンタ112、位相差検出器(PD)113、
およびローパスフィルタ(LPF)114より成るPL
Lループは、ロック状態に成される。そして、PLLを
構成するVCO111の出力端には、第2のプログラマ
ブルカウンタ40が接続され、この第2のプログラマブ
ルカウンタ40には、DSPコントローラ29より、ラ
イン毎に異なる分周比を指定するデータが供給される。
これにより、第2のプログラマブルカウンタ40から
は、映像信号の垂直ブランキング期間の所定のライン位
置に重畳されている各データを復調するためのサンプル
クロックが順次出力端Outにもたらされ、データが復
調される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の垂直ブラン
キング期間に重畳される各種データを復調するデータ復
調装置に関するものである。
キング期間に重畳される各種データを復調するデータ復
調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号の垂直ブランキング期間
を利用して、例えば文字多重信号やキャプション信号、
テレテキスト信号等の各種のデータを伝送することが行
われている。これらのデータのフォーマットは、図5に
示すように、映像信号の垂直ブランキング期間内の所定
の水平ライン位置に、水平同期信号Hsに続くカラーバ
ーストCBの後方に、まずデータサンプルクロックの基
準信号(以下、クロック基準信号という)CRと、これ
に続いて所定ビット数のデータ信号DTが重畳されてい
る。
を利用して、例えば文字多重信号やキャプション信号、
テレテキスト信号等の各種のデータを伝送することが行
われている。これらのデータのフォーマットは、図5に
示すように、映像信号の垂直ブランキング期間内の所定
の水平ライン位置に、水平同期信号Hsに続くカラーバ
ーストCBの後方に、まずデータサンプルクロックの基
準信号(以下、クロック基準信号という)CRと、これ
に続いて所定ビット数のデータ信号DTが重畳されてい
る。
【0003】現在提案されている垂直ブランキング期間
に重畳されるデータの種別や方式の一部について、表1
に示す。なお、表1において、重畳ラインとは、垂直ブ
ランキング期間内において指定されているライン位置
(水平位置)を示す。また、データ内容は一例を示して
いるのみである。
に重畳されるデータの種別や方式の一部について、表1
に示す。なお、表1において、重畳ラインとは、垂直ブ
ランキング期間内において指定されているライン位置
(水平位置)を示す。また、データ内容は一例を示して
いるのみである。
【0004】
【表1】
【0005】表1に示したように、映像信号の垂直ブラ
ンキング期間には、各種のデータ種別が存在している
が、これらに対応して、テレビジョン受像機やビデオ機
器においては、映像信号から、これらのデータをデコー
ドすることができるデータ復調装置が搭載される。そし
て、上記したような映像信号の垂直ブランキング期間に
重畳される各種データのサービスを受けようとした場合
には、各々のサービスを受けようとする専用の複数のデ
コーダ(データ復調装置)を用意する必要が生じ、従っ
て、コストおよび回路規模等が共に増大する。さらに、
仕向け別にデコーダを変えなければならず、回路基板の
共通化も不可能である。そこで、1つのデコーダで、複
数のデータをデコードする装置が考えられている。
ンキング期間には、各種のデータ種別が存在している
が、これらに対応して、テレビジョン受像機やビデオ機
器においては、映像信号から、これらのデータをデコー
ドすることができるデータ復調装置が搭載される。そし
て、上記したような映像信号の垂直ブランキング期間に
重畳される各種データのサービスを受けようとした場合
には、各々のサービスを受けようとする専用の複数のデ
コーダ(データ復調装置)を用意する必要が生じ、従っ
て、コストおよび回路規模等が共に増大する。さらに、
仕向け別にデコーダを変えなければならず、回路基板の
共通化も不可能である。そこで、1つのデコーダで、複
数のデータをデコードする装置が考えられている。
【0006】図6は、その一例を示したものであり、ま
た図7は、図6における乃至として示す信号波形を
示している。すなわち、図6において、端子1より入力
された映像信号は、ローパスフィルタ2および同期分
離回路3に供給される。ローパスフィルタ2の出力は、
2値化回路4において、図7(a)に示す所定のスライ
スレベルSLと比較されて、図7(b)のように、2値
化信号としてゲート回路5に供給される。
た図7は、図6における乃至として示す信号波形を
示している。すなわち、図6において、端子1より入力
された映像信号は、ローパスフィルタ2および同期分
離回路3に供給される。ローパスフィルタ2の出力は、
2値化回路4において、図7(a)に示す所定のスライ
スレベルSLと比較されて、図7(b)のように、2値
化信号としてゲート回路5に供給される。
【0007】一方、同期分離回路3からは、水平同期信
号Hsおよび垂直同期信号Vsが取り出され、水平同期
信号Hsと垂直同期信号Vsは、ラインカウンタ6に供
給される。ラインカウンタ6は、垂直同期信号Vsによ
りリセットされるとともに、水平同期信号Hsをカウン
トすることにより、ライン位置をカウントして行き、そ
のカウント値はラインデコーダ7に供給される。ライン
デコーダ7は、DSPコントローラ29がライン信号抽
出パルスを出力すべきラインを指定することが出来る
ように成されている。すなわち、DSPコントローラ2
9からラインデコーダ7に供給されるパラメータに基づ
いて、ラインデコーダ7の出力動作が制御される。ま
た、ラインカウンタ6でカウントされた現在のライン位
置は、ラインデコーダ7を介してDSPコントローラ2
9に入力される。
号Hsおよび垂直同期信号Vsが取り出され、水平同期
信号Hsと垂直同期信号Vsは、ラインカウンタ6に供
給される。ラインカウンタ6は、垂直同期信号Vsによ
りリセットされるとともに、水平同期信号Hsをカウン
トすることにより、ライン位置をカウントして行き、そ
のカウント値はラインデコーダ7に供給される。ライン
デコーダ7は、DSPコントローラ29がライン信号抽
出パルスを出力すべきラインを指定することが出来る
ように成されている。すなわち、DSPコントローラ2
9からラインデコーダ7に供給されるパラメータに基づ
いて、ラインデコーダ7の出力動作が制御される。ま
た、ラインカウンタ6でカウントされた現在のライン位
置は、ラインデコーダ7を介してDSPコントローラ2
9に入力される。
【0008】同期分離回路3によって得られる水平同期
信号Hsは、ライン内カウンタ/デコーダ8に供給され
る。そして、ライン内カウンタ/デコーダ8は、水平同
期信号Hsを基準として、DSPコントローラ29から
供給されるパラメータに従って、基準信号抽出パルス
およびデータ信号抽出パルスの出力タイミングが可変
制御される。DSPコントローラ29から供給されるパ
ラメータに従って出力タイミングが可変制御された基準
信号抽出パルスおよびデータ信号抽出パルスは、そ
れぞれゲート回路9およびゲート回路10に供給され
る。
信号Hsは、ライン内カウンタ/デコーダ8に供給され
る。そして、ライン内カウンタ/デコーダ8は、水平同
期信号Hsを基準として、DSPコントローラ29から
供給されるパラメータに従って、基準信号抽出パルス
およびデータ信号抽出パルスの出力タイミングが可変
制御される。DSPコントローラ29から供給されるパ
ラメータに従って出力タイミングが可変制御された基準
信号抽出パルスおよびデータ信号抽出パルスは、そ
れぞれゲート回路9およびゲート回路10に供給され
る。
【0009】ゲート回路5からは、DSPコントローラ
32によって指定されたライン信号抽出パルスにより
2値化信号が抽出され、レジスタ12およびゲート回
路9に供給される。そして、ゲート回路9には基準信号
抽出パルスが供給されているため、ゲート回路9から
はDSPコントローラ29によって指定されたラインの
クロック基準信号(図7(f))が取り出され、PL
L回路11に供給される。従って、PLL回路11の発
振周波数は、指定されたラインに存在するクロック基準
信号にロックされて発振を継続する。
32によって指定されたライン信号抽出パルスにより
2値化信号が抽出され、レジスタ12およびゲート回
路9に供給される。そして、ゲート回路9には基準信号
抽出パルスが供給されているため、ゲート回路9から
はDSPコントローラ29によって指定されたラインの
クロック基準信号(図7(f))が取り出され、PL
L回路11に供給される。従って、PLL回路11の発
振周波数は、指定されたラインに存在するクロック基準
信号にロックされて発振を継続する。
【0010】またゲート回路10には、データ信号抽出
パルスが供給されているため、ゲート回路10から、
そのパルス期間のみPLL回路11の出力が取り出さ
れ、データ抽出クロック(図7(g))としてレジス
タ12に供給される。そして、レジスタ12では、デー
タ抽出クロックによりゲート回路5から供給されたデ
ータ信号DTをサンプリングして記憶することにより、
指定されたデータ信号が取り込まれることになる。
パルスが供給されているため、ゲート回路10から、
そのパルス期間のみPLL回路11の出力が取り出さ
れ、データ抽出クロック(図7(g))としてレジス
タ12に供給される。そして、レジスタ12では、デー
タ抽出クロックによりゲート回路5から供給されたデ
ータ信号DTをサンプリングして記憶することにより、
指定されたデータ信号が取り込まれることになる。
【0011】以上、図6に示した構成において、供給さ
れる映像信号には、説明の便宜上、図7(a)に示す
ように、16ライン、19ライン、20ライン、21ラ
インにそれぞれ種別の異なったデータが重畳されている
ものと仮定する。そして、以下に、16ライン目のデー
タを抽出する場合と、21ライン目のデータを抽出する
場合について説明する。なお、16ラインと21ライン
のデータは、いずれもクロック基準信号CRが付加され
ている図5に示すタイプのデータであるとし、まず16
ライン目のデータをデコードする場合についてその作用
を説明する。
れる映像信号には、説明の便宜上、図7(a)に示す
ように、16ライン、19ライン、20ライン、21ラ
インにそれぞれ種別の異なったデータが重畳されている
ものと仮定する。そして、以下に、16ライン目のデー
タを抽出する場合と、21ライン目のデータを抽出する
場合について説明する。なお、16ラインと21ライン
のデータは、いずれもクロック基準信号CRが付加され
ている図5に示すタイプのデータであるとし、まず16
ライン目のデータをデコードする場合についてその作用
を説明する。
【0012】DSPコントローラ29は、ラインデコー
ダ7にデコード値として『16』を設定し、図7(c)
の実線で示すように、16ラインを指定するライン信号
抽出パルスを出力させる。また、16ラインのデータ
フォーマットに応じて、ライン内カウンタ/デコーダ8
を制御し、図7(d)の実線で示すように、クロック基
準信号CRの期間Tc1に相当する基準信号抽出パルス
を出力させ、同様に図7(e)の実線で示すように、デ
ータ信号DTの期間TD1に相当するデータ信号抽出パル
スを出力させる。
ダ7にデコード値として『16』を設定し、図7(c)
の実線で示すように、16ラインを指定するライン信号
抽出パルスを出力させる。また、16ラインのデータ
フォーマットに応じて、ライン内カウンタ/デコーダ8
を制御し、図7(d)の実線で示すように、クロック基
準信号CRの期間Tc1に相当する基準信号抽出パルス
を出力させ、同様に図7(e)の実線で示すように、デ
ータ信号DTの期間TD1に相当するデータ信号抽出パル
スを出力させる。
【0013】さらにDSPコントローラ29は、PLL
回路11に対して16ラインのサンプルクロックに近い
発振をするように、プログラマブル分周器に対する分周
比のデータを出力する。例えば16ラインに、表1に示
したようにVPSデータが重畳されていた場合であった
ならば、PLL回路11の発振周波数を6.9MHz近
辺となるようにする。
回路11に対して16ラインのサンプルクロックに近い
発振をするように、プログラマブル分周器に対する分周
比のデータを出力する。例えば16ラインに、表1に示
したようにVPSデータが重畳されていた場合であった
ならば、PLL回路11の発振周波数を6.9MHz近
辺となるようにする。
【0014】このように制御することにより、ゲート回
路5により16ラインのデータが抽出され、さらにゲー
ト回路9により、その16ラインのクロック基準信号C
R(図7(f)に実線で示す信号≒)が抽出されて、P
LL回路11に供給される。従って、PLL回路11か
らはクロック基準信号CRに同期したクロックが生成さ
れ、ゲート回路10を介して図7(g)に実線で示すデ
ータ抽出クロックとしてレジスタ12に供給される。
すなわち、レジスタ12には、2値化信号における1
6ライン目のデータ信号DTが、データ抽出クロック
によってサンプリングされ、記憶される。このデータ
は、例えばマイクロコンピュータ26に供給されて、所
定の処理動作に供される。
路5により16ラインのデータが抽出され、さらにゲー
ト回路9により、その16ラインのクロック基準信号C
R(図7(f)に実線で示す信号≒)が抽出されて、P
LL回路11に供給される。従って、PLL回路11か
らはクロック基準信号CRに同期したクロックが生成さ
れ、ゲート回路10を介して図7(g)に実線で示すデ
ータ抽出クロックとしてレジスタ12に供給される。
すなわち、レジスタ12には、2値化信号における1
6ライン目のデータ信号DTが、データ抽出クロック
によってサンプリングされ、記憶される。このデータ
は、例えばマイクロコンピュータ26に供給されて、所
定の処理動作に供される。
【0015】次に、図6に示した従来のデータ復調装置
において、21ライン目のデータをデコードする場合に
ついて、その作用を説明する。
において、21ライン目のデータをデコードする場合に
ついて、その作用を説明する。
【0016】DSPコントローラ29は、ラインデコー
ダ7にデコード値として『21』を設定し、図7(c)
の鎖線で示すように、21ラインを指定するライン信号
抽出パルスを出力させる。また21ラインのデータフ
ォーマットに応じてライン内カウンタ/デコーダ8を制
御し、図7(d)(e)の点線で示すように、クロック
基準信号CRの期間Tc2に相当する基準信号抽出パルス
およびデータ信号DTの期間TD2に相当するデータ信
号抽出パルスを出力させる。
ダ7にデコード値として『21』を設定し、図7(c)
の鎖線で示すように、21ラインを指定するライン信号
抽出パルスを出力させる。また21ラインのデータフ
ォーマットに応じてライン内カウンタ/デコーダ8を制
御し、図7(d)(e)の点線で示すように、クロック
基準信号CRの期間Tc2に相当する基準信号抽出パルス
およびデータ信号DTの期間TD2に相当するデータ信
号抽出パルスを出力させる。
【0017】さらにDSPコントローラ29は、PLL
回路11に対して21ラインのサンプルクロックに近い
発振をするように、分周比のデータを出力する。例えば
21ラインに、表1に示したように、クローズドキャプ
ションデータが重畳されていた場合であったならば、P
LL回路11の発振周波数を503KHz近辺となるよ
うにする。
回路11に対して21ラインのサンプルクロックに近い
発振をするように、分周比のデータを出力する。例えば
21ラインに、表1に示したように、クローズドキャプ
ションデータが重畳されていた場合であったならば、P
LL回路11の発振周波数を503KHz近辺となるよ
うにする。
【0018】このように制御することにより、ゲート回
路5により21ラインのデータが抽出され、さらにゲー
ト回路9により、その21ラインのクロック基準信号C
R(図7(f)に鎖線で示す信号≒)が抽出されて、P
LL回路11に供給される。従って、PLL回路11か
らは、クロック基準信号CRに同期したクロックが生成
され、ゲート回路10を介して図7(g)に鎖線で示す
データ抽出クロックとしてレジスタ12に供給され
る。これにより、レジスタ12には2値化信号におけ
る21ラインのデータ信号DTがサンプリングされ、記
憶される。このデータは、例えばマイクロコンピュータ
26に供給されて、例えば文字情報として処理され、こ
の文字情報は映像信号処理部24に供給されて、映像信
号に対してスーパインポーズされる。
路5により21ラインのデータが抽出され、さらにゲー
ト回路9により、その21ラインのクロック基準信号C
R(図7(f)に鎖線で示す信号≒)が抽出されて、P
LL回路11に供給される。従って、PLL回路11か
らは、クロック基準信号CRに同期したクロックが生成
され、ゲート回路10を介して図7(g)に鎖線で示す
データ抽出クロックとしてレジスタ12に供給され
る。これにより、レジスタ12には2値化信号におけ
る21ラインのデータ信号DTがサンプリングされ、記
憶される。このデータは、例えばマイクロコンピュータ
26に供給されて、例えば文字情報として処理され、こ
の文字情報は映像信号処理部24に供給されて、映像信
号に対してスーパインポーズされる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このようにして従来の
データ復調装置によると、各種データのフォーマットに
合わせて、そのクロック周波数および抽出すべきライン
位置を可変とすることで、読み出したいデータを選択的
に、または複数種類のデータを一度に取り込むことが出
来る。
データ復調装置によると、各種データのフォーマットに
合わせて、そのクロック周波数および抽出すべきライン
位置を可変とすることで、読み出したいデータを選択的
に、または複数種類のデータを一度に取り込むことが出
来る。
【0020】しかしながら、垂直ブランキング期間の各
ラインに重畳される各種データ信号の多くは、図5に示
したように、始めの部分にラン・イン・クロック(Ru
n−In−CLK)、すなわちクロック基準信号CRが
挿入されており、上記した従来のデータ復調装置による
と、このクロック基準信号CRに基づいてPLL回路1
1をロックインせしめ、PLL回路11よりデータ抽出
クロックを生成して、後方のデータ信号DTをレジスタ
12に読み込むように成されている。
ラインに重畳される各種データ信号の多くは、図5に示
したように、始めの部分にラン・イン・クロック(Ru
n−In−CLK)、すなわちクロック基準信号CRが
挿入されており、上記した従来のデータ復調装置による
と、このクロック基準信号CRに基づいてPLL回路1
1をロックインせしめ、PLL回路11よりデータ抽出
クロックを生成して、後方のデータ信号DTをレジスタ
12に読み込むように成されている。
【0021】このPLL回路11は、図8に示すよう
に、電圧制御発振器(VCO)111と、このVCO1
11からの出力信号を分周比1/Nによって分周するプ
ログラマブルカウンタ112と、このプログラマブルカ
ウンタ112の出力と基準周波数(fH)との位相の比
較を行い、両者の位相差に基づく直流出力を発生する位
相差検出器(PD)113と、この位相差検出器(P
D)113からの直流出力を平滑し、上記VCO111
に対して、その出力を制御信号として供給するローパス
フィルタ(LPF)114より構成している。
に、電圧制御発振器(VCO)111と、このVCO1
11からの出力信号を分周比1/Nによって分周するプ
ログラマブルカウンタ112と、このプログラマブルカ
ウンタ112の出力と基準周波数(fH)との位相の比
較を行い、両者の位相差に基づく直流出力を発生する位
相差検出器(PD)113と、この位相差検出器(P
D)113からの直流出力を平滑し、上記VCO111
に対して、その出力を制御信号として供給するローパス
フィルタ(LPF)114より構成している。
【0022】このPLL回路11は、DSPコントロー
ラ29から供給される制御信号によって、PLLループ
内に挿入されるプログラマブルカウンタ112の分周比
を変えることによって、それぞれの各ラインに応じたデ
ータ抽出クロックを出力端Outに生成するように成さ
れている。従って、図7に示したように、同一フィール
ド内で同時に複数のラインのデータを読み込む場合に
は、ライン毎にプログラマブルカウンタ112の分周比
を変えることになり、短時間内におけるPLLループの
分周比の変化によって、図9に示すように、PD113
の出力に脈動Xが生ずることになる。これは、VCO1
11の発振出力の周波数に脈動を与える結果となり、正
確なデータ抽出クロックを生成することができず、従っ
て、各ライン毎のデータ復調にエラーを生じさせるとい
う不都合が生ずる。
ラ29から供給される制御信号によって、PLLループ
内に挿入されるプログラマブルカウンタ112の分周比
を変えることによって、それぞれの各ラインに応じたデ
ータ抽出クロックを出力端Outに生成するように成さ
れている。従って、図7に示したように、同一フィール
ド内で同時に複数のラインのデータを読み込む場合に
は、ライン毎にプログラマブルカウンタ112の分周比
を変えることになり、短時間内におけるPLLループの
分周比の変化によって、図9に示すように、PD113
の出力に脈動Xが生ずることになる。これは、VCO1
11の発振出力の周波数に脈動を与える結果となり、正
確なデータ抽出クロックを生成することができず、従っ
て、各ライン毎のデータ復調にエラーを生じさせるとい
う不都合が生ずる。
【0023】また、図10は、プログラマブルカウンタ
を複数個に分割し、異なる周波数のタップを設けて複数
のデータフォーマットを復調するようにした従来のもの
のPLL回路構成を示している。この例において、図8
と同一符号は、同一または相当部分を示しており、その
説明は省略する。この図10に示した例は、図8に示し
たPLL回路におけるプログラマブルカウンタ112
を、カウンタA115およびカウンタB116として分
割してPLL回路を構成している。そして、VCO11
の出力端またはカウンタA115の出力端よりライン毎
に択一的に出力信号を導出する切り換えスイッチ117
が設けられ、この切り換えスイッチ117の出力は、第
2の位相差検出器118に供給されている。
を複数個に分割し、異なる周波数のタップを設けて複数
のデータフォーマットを復調するようにした従来のもの
のPLL回路構成を示している。この例において、図8
と同一符号は、同一または相当部分を示しており、その
説明は省略する。この図10に示した例は、図8に示し
たPLL回路におけるプログラマブルカウンタ112
を、カウンタA115およびカウンタB116として分
割してPLL回路を構成している。そして、VCO11
の出力端またはカウンタA115の出力端よりライン毎
に択一的に出力信号を導出する切り換えスイッチ117
が設けられ、この切り換えスイッチ117の出力は、第
2の位相差検出器118に供給されている。
【0024】一方、第2の位相差検出器118には、ラ
ン・イン・クロック(Run−In−CLK)、すなわ
ちクロック基準信号CRの到来タイミングでゲートが開
くラン・イン・クロック・ゲート9を介して、クロック
基準信号CR(すなわち図7(f)として示すクロック
基準信号≒)が供給され、クロック基準信号CRの位相
に一致した出力が出力端Outに得られるように、VC
O111またはカウンタA115に対してリセット信号
を与えるように構成されている。
ン・イン・クロック(Run−In−CLK)、すなわ
ちクロック基準信号CRの到来タイミングでゲートが開
くラン・イン・クロック・ゲート9を介して、クロック
基準信号CR(すなわち図7(f)として示すクロック
基準信号≒)が供給され、クロック基準信号CRの位相
に一致した出力が出力端Outに得られるように、VC
O111またはカウンタA115に対してリセット信号
を与えるように構成されている。
【0025】この例においても、図7(a)に示したよ
うに、同一フィールド内で同時に複数のラインのデータ
を読み込む場合には、ライン毎にカウンタA115にリ
セット作用が働き、PLLループに乱れを生じさせる結
果となる。図11は、その様子を示しており、PD11
3の出力に脈動Xが生じ、これがVCO111の発振出
力の周波数に脈動を与える結果となり、正確なデータ抽
出クロックを生成することができず、従って各ライン毎
のデータ復調にエラーを生じさせるという不都合が生ず
る。
うに、同一フィールド内で同時に複数のラインのデータ
を読み込む場合には、ライン毎にカウンタA115にリ
セット作用が働き、PLLループに乱れを生じさせる結
果となる。図11は、その様子を示しており、PD11
3の出力に脈動Xが生じ、これがVCO111の発振出
力の周波数に脈動を与える結果となり、正確なデータ抽
出クロックを生成することができず、従って各ライン毎
のデータ復調にエラーを生じさせるという不都合が生ず
る。
【0026】本発明は、この様な点に着目して成された
ものであり、映像信号の垂直ブランキング期間の所定の
ライン位置に重畳されているデータを復調するデータ復
調装置において、同一フィールド内で同時に複数のライ
ンのデータを読み込む場合においても、各ラインに重疂
されたデータに応じた正確なデータ抽出クロックを生成
することができるデータ復調装置を提供することを課題
とするものである。
ものであり、映像信号の垂直ブランキング期間の所定の
ライン位置に重畳されているデータを復調するデータ復
調装置において、同一フィールド内で同時に複数のライ
ンのデータを読み込む場合においても、各ラインに重疂
されたデータに応じた正確なデータ抽出クロックを生成
することができるデータ復調装置を提供することを課題
とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に成された請求項1に記載のデータ復調装置は、制御信
号の値に応じて発振周波数を変化させる電圧制御発信器
と、電圧制御発信器の出力を受けて所定の分周比に従っ
た分周出力を発生する第1のプログラマブルカウンタ
と、第1のプログラマブルカウンタの出力および基準信
号の出力を受けて両者の位相差に基づく出力を電圧制御
発信器に対する制御信号として出力する位相差検出器と
で構成されたPLL回路と、PLL回路を構成する電圧
制御発信器の出力を入力とし、所定の分周比に従った分
周出力を発生する第2のプログラマブルカウンタとを具
備し、第2のプログラマブルカウンタの出力を垂直ブラ
ンキング期間の所定のライン位置に重畳されているデー
タのサンプルクロックとして利用するようにした点に特
徴を有する。
に成された請求項1に記載のデータ復調装置は、制御信
号の値に応じて発振周波数を変化させる電圧制御発信器
と、電圧制御発信器の出力を受けて所定の分周比に従っ
た分周出力を発生する第1のプログラマブルカウンタ
と、第1のプログラマブルカウンタの出力および基準信
号の出力を受けて両者の位相差に基づく出力を電圧制御
発信器に対する制御信号として出力する位相差検出器と
で構成されたPLL回路と、PLL回路を構成する電圧
制御発信器の出力を入力とし、所定の分周比に従った分
周出力を発生する第2のプログラマブルカウンタとを具
備し、第2のプログラマブルカウンタの出力を垂直ブラ
ンキング期間の所定のライン位置に重畳されているデー
タのサンプルクロックとして利用するようにした点に特
徴を有する。
【0028】また、請求項2に記載のデータ復調装置
は、上記の構成においてさらに、第2のプログラマブル
カウンタには、垂直ブランキング期間の所定のライン位
置に重畳されている各データに応じた分周比が設定さ
れ、その分周比に従った分周出力が発生するように成さ
れた点に特徴を有する。
は、上記の構成においてさらに、第2のプログラマブル
カウンタには、垂直ブランキング期間の所定のライン位
置に重畳されている各データに応じた分周比が設定さ
れ、その分周比に従った分周出力が発生するように成さ
れた点に特徴を有する。
【0029】さらに、請求項3に記載のデータ復調装置
は、上記の構成においてさらに、第2のプログラマブル
カウンタは、垂直ブランキング期間の所定のライン位置
に重畳されている各データに含まれるクロック基準信号
によってリセットされ、第2のプログラマブルカウンタ
の出力の位相が、クロック基準信号の位相に一致するよ
うに成された点に特徴を有する。
は、上記の構成においてさらに、第2のプログラマブル
カウンタは、垂直ブランキング期間の所定のライン位置
に重畳されている各データに含まれるクロック基準信号
によってリセットされ、第2のプログラマブルカウンタ
の出力の位相が、クロック基準信号の位相に一致するよ
うに成された点に特徴を有する。
【0030】
【作用】請求項1に記載のデータ復調装置においては、
制御信号の値に応じて発振周波数を変化させる電圧制御
発信器と、電圧制御発信器の出力を受けて所定の分周比
に従った分周出力を発生する第1のプログラマブルカウ
ンタと、第1のプログラマブルカウンタの出力および基
準信号の出力を受けて両者の位相差に基づく出力を電圧
制御発信器に対する制御信号として出力する位相差検出
器とで構成されたPLL回路と、PLL回路を構成する
電圧制御発信器の出力を入力とし、所定の分周比に従っ
た分周出力を発生する第2のプログラマブルカウンタと
が具備され、第2のプログラマブルカウンタの出力を垂
直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されてい
るデータのサンプルクロックとして利用するようにして
いる。
制御信号の値に応じて発振周波数を変化させる電圧制御
発信器と、電圧制御発信器の出力を受けて所定の分周比
に従った分周出力を発生する第1のプログラマブルカウ
ンタと、第1のプログラマブルカウンタの出力および基
準信号の出力を受けて両者の位相差に基づく出力を電圧
制御発信器に対する制御信号として出力する位相差検出
器とで構成されたPLL回路と、PLL回路を構成する
電圧制御発信器の出力を入力とし、所定の分周比に従っ
た分周出力を発生する第2のプログラマブルカウンタと
が具備され、第2のプログラマブルカウンタの出力を垂
直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されてい
るデータのサンプルクロックとして利用するようにして
いる。
【0031】従ってPLL回路は、例えばライン毎にP
LLループの分周比を変化させる必要はなく、その発信
動作をきわめて安定にさせることができる。そして、P
LLのVCO出力を入力とする第2のプログラマブルカ
ウンタによる出力を、データのサンプルクロックとして
利用するため、安定したサンプルクロックを得ることが
できる。
LLループの分周比を変化させる必要はなく、その発信
動作をきわめて安定にさせることができる。そして、P
LLのVCO出力を入力とする第2のプログラマブルカ
ウンタによる出力を、データのサンプルクロックとして
利用するため、安定したサンプルクロックを得ることが
できる。
【0032】また請求項2に記載のデータ復調装置にお
いては、さらに第2のプログラマブルカウンタには、垂
直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されてい
る各データに応じた分周比が設定され、その分周比に従
った分周出力が発生するように成される。従って、各ラ
イン毎に到来するデータに対応した安定したサンプルク
ロックを得ることができる。
いては、さらに第2のプログラマブルカウンタには、垂
直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されてい
る各データに応じた分周比が設定され、その分周比に従
った分周出力が発生するように成される。従って、各ラ
イン毎に到来するデータに対応した安定したサンプルク
ロックを得ることができる。
【0033】また請求項3に記載のデータ復調装置にお
いては、さらに第2のプログラマブルカウンタは、垂直
ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されている
各データに含まれるクロック基準信号によってリセット
され、第2のプログラマブルカウンタの出力の位相が、
クロック基準信号の位相に一致するように成される。従
って、各ライン毎に到来するデータのサンプルクロック
として理想的な出力を得ることができ、各ライン毎のデ
ータを正確に復調させることが可能となる。
いては、さらに第2のプログラマブルカウンタは、垂直
ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されている
各データに含まれるクロック基準信号によってリセット
され、第2のプログラマブルカウンタの出力の位相が、
クロック基準信号の位相に一致するように成される。従
って、各ライン毎に到来するデータのサンプルクロック
として理想的な出力を得ることができ、各ライン毎のデ
ータを正確に復調させることが可能となる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、本発明のデータ復調装置がテレ
ビジョン受像機に搭載された場合の全体構成を示してい
る。図1において、アンテナ20で受信されたRF信号
は、チューナ21でチューニングされて中間周波信号と
して取り出される。中間周波信号として取り出されたコ
ンポジット映像信号、またはライン入力端子22から入
力されたコンポジット映像信号は、入力切換え部23を
介して映像信号処理回路24に供給される。
して説明する。図1は、本発明のデータ復調装置がテレ
ビジョン受像機に搭載された場合の全体構成を示してい
る。図1において、アンテナ20で受信されたRF信号
は、チューナ21でチューニングされて中間周波信号と
して取り出される。中間周波信号として取り出されたコ
ンポジット映像信号、またはライン入力端子22から入
力されたコンポジット映像信号は、入力切換え部23を
介して映像信号処理回路24に供給される。
【0035】映像信号処理回路24では、Y/C分離、
輝度信号処理、色差信号処理等が成され、R,G,B信
号に復調されてCRT25に供給され、映像出力され
る。また、マイクロコンピュータ26は、当該テレビジ
ョン受像機の各部の動作を制御する。
輝度信号処理、色差信号処理等が成され、R,G,B信
号に復調されてCRT25に供給され、映像出力され
る。また、マイクロコンピュータ26は、当該テレビジ
ョン受像機の各部の動作を制御する。
【0036】入力切換え部23からのコンポジット映像
信号は、データ復調装置27に供給されるよう成されて
おり、データ復調装置27は、供給されたコンポジット
映像信号から、その垂直ブランキング期間に重畳されて
いるデータ信号を抽出し、それに応じて、例えば文字多
重情報を映像信号に重畳して映像出力させたり、モード
情報等をマイクロコンピュータ26に供給して各種制御
に用いられるようにするものである。このデータ復調装
置27は、例えばDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)28、DSPコントローラ29による組合わせから
成り、また、場合によっては、マイクロコンピュータの
ソフトウエア構成の一部により形成されている。
信号は、データ復調装置27に供給されるよう成されて
おり、データ復調装置27は、供給されたコンポジット
映像信号から、その垂直ブランキング期間に重畳されて
いるデータ信号を抽出し、それに応じて、例えば文字多
重情報を映像信号に重畳して映像出力させたり、モード
情報等をマイクロコンピュータ26に供給して各種制御
に用いられるようにするものである。このデータ復調装
置27は、例えばDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)28、DSPコントローラ29による組合わせから
成り、また、場合によっては、マイクロコンピュータの
ソフトウエア構成の一部により形成されている。
【0037】また図2は、本発明のデータ復調装置がV
CRに搭載された場合の全体構成を示している。なお、
この図2において、図1と同一符号部分は、同一または
相当部分を示しており、従ってその詳細な説明は省略す
る。このVCRにおいては、映像信号処理回路24の出
力は、磁気ヘッド30に供給され、磁気テープ31に対
して録画される。また磁気テープ31より同ヘッド30
により再生された映像信号は、第2の映像信号処理回路
32に供給され、コンポジット映像信号として再生さ
れ、入力切換え部23に対してプレイバック信号として
供給される。またこのVCRにおいては、映像信号処理
回路24の入力端よりビデオ出力端子33が導出されて
いる。
CRに搭載された場合の全体構成を示している。なお、
この図2において、図1と同一符号部分は、同一または
相当部分を示しており、従ってその詳細な説明は省略す
る。このVCRにおいては、映像信号処理回路24の出
力は、磁気ヘッド30に供給され、磁気テープ31に対
して録画される。また磁気テープ31より同ヘッド30
により再生された映像信号は、第2の映像信号処理回路
32に供給され、コンポジット映像信号として再生さ
れ、入力切換え部23に対してプレイバック信号として
供給される。またこのVCRにおいては、映像信号処理
回路24の入力端よりビデオ出力端子33が導出されて
いる。
【0038】このVCRにおいても、図1に示したテレ
ビジョン受像機と同様に、データ復調装置27は、供給
されたコンポジット映像信号から、その垂直ブランキン
グ期間に重畳されているデータ信号を抽出し、それに応
じて、例えば文字多重情報を映像信号に重畳して映像出
力させたり、モード情報等をマイクロコンピュータ26
に供給して各種制御に用いられるように成される。また
同様に、このデータ復調装置27は、例えばDSP(デ
ジタルシグナルプロセッサ)28、DSPコントローラ
29による組合わせから成り、また場合によっては、マ
イクロコンピュータのソフトウエア構成の一部により形
成されている。
ビジョン受像機と同様に、データ復調装置27は、供給
されたコンポジット映像信号から、その垂直ブランキン
グ期間に重畳されているデータ信号を抽出し、それに応
じて、例えば文字多重情報を映像信号に重畳して映像出
力させたり、モード情報等をマイクロコンピュータ26
に供給して各種制御に用いられるように成される。また
同様に、このデータ復調装置27は、例えばDSP(デ
ジタルシグナルプロセッサ)28、DSPコントローラ
29による組合わせから成り、また場合によっては、マ
イクロコンピュータのソフトウエア構成の一部により形
成されている。
【0039】このように、テレビジョン受像機或いはV
CR等のビデオ機器に搭載される本発明のデータ復調装
置の実施例を、図に基づいて説明する。本発明のデータ
復調装置の全体の構成は、例えば図6に示したものとほ
ぼ同一に表すことができる。従って、その全体構成の説
明は省略するが、本発明のデータ復調装置は、図6にお
いて符号11として示したPLL回路部分に特徴を有し
ている。
CR等のビデオ機器に搭載される本発明のデータ復調装
置の実施例を、図に基づいて説明する。本発明のデータ
復調装置の全体の構成は、例えば図6に示したものとほ
ぼ同一に表すことができる。従って、その全体構成の説
明は省略するが、本発明のデータ復調装置は、図6にお
いて符号11として示したPLL回路部分に特徴を有し
ている。
【0040】すなわち、PLL回路11は、図3に示す
ように、電圧制御発振器(VCO)111と、このVC
O111からの出力信号を分周比1/Nによって分周す
るプログラマブルカウンタ112と、このプログラマブ
ルカウンタ112の出力と水平同期信号に同期した基準
周波数(fH)との間で位相比較を行い、両者の位相差
に基づく直流出力を発生する位相差検出器(PD)11
3と、この位相差検出器(PD)113からの直流出力
を平滑し、VCO111に対してその出力を制御信号と
して供給するローパスフィルタ(LPF)114より構
成している。
ように、電圧制御発振器(VCO)111と、このVC
O111からの出力信号を分周比1/Nによって分周す
るプログラマブルカウンタ112と、このプログラマブ
ルカウンタ112の出力と水平同期信号に同期した基準
周波数(fH)との間で位相比較を行い、両者の位相差
に基づく直流出力を発生する位相差検出器(PD)11
3と、この位相差検出器(PD)113からの直流出力
を平滑し、VCO111に対してその出力を制御信号と
して供給するローパスフィルタ(LPF)114より構
成している。
【0041】そして上記電圧制御発振器(VCO)11
1、第1のプログラマブルカウンタ112、位相差検出
器(PD)113、およびローパスフィルタ(LPF)
114より成るPLLループは、VCO111がサービ
スを受けようとするデータのサンプルクロック(表1)
の最小公倍数の周波数で発振した状態でロック状態と成
されるよう構成されている。
1、第1のプログラマブルカウンタ112、位相差検出
器(PD)113、およびローパスフィルタ(LPF)
114より成るPLLループは、VCO111がサービ
スを受けようとするデータのサンプルクロック(表1)
の最小公倍数の周波数で発振した状態でロック状態と成
されるよう構成されている。
【0042】またVCO111の出力端には、第2のプ
ログラマブルカウンタ40が接続され、この第2のプロ
グラマブルカウンタ40による分周出力は、第2の位相
差検出器(PD)41の一方の入力端に供給されるとと
もに、垂直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳
されているデータのサンプルクロックとして出力端Ou
tに出力される。さらに、PD41の他方の入力端には
ラン・イン・クロック(Run−In−CLK)、すな
わちクロック基準信号CRの到来タイミングでゲートが
開くラン・イン・クロック・ゲート9を介してクロック
基準信号CR(すなわち図7(f)として示すクロック
基準信号≒)が供給され、クロック基準信号CRの位相
に一致した出力が出力端Outに得られるように、PD
41より第2のプログラマブルカウンタ40に対してリ
セット信号を与えるように成されている。
ログラマブルカウンタ40が接続され、この第2のプロ
グラマブルカウンタ40による分周出力は、第2の位相
差検出器(PD)41の一方の入力端に供給されるとと
もに、垂直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳
されているデータのサンプルクロックとして出力端Ou
tに出力される。さらに、PD41の他方の入力端には
ラン・イン・クロック(Run−In−CLK)、すな
わちクロック基準信号CRの到来タイミングでゲートが
開くラン・イン・クロック・ゲート9を介してクロック
基準信号CR(すなわち図7(f)として示すクロック
基準信号≒)が供給され、クロック基準信号CRの位相
に一致した出力が出力端Outに得られるように、PD
41より第2のプログラマブルカウンタ40に対してリ
セット信号を与えるように成されている。
【0043】図4は、そのリセット作用を示しており、
図4(a)は、VCO111の発振出力であり、これは
上記したとおり、サービスを受けようとするデータのサ
ンプルクロック(表1)の最小公倍数の周波数に設定さ
れている。そしてゲート9を介して図4(c)に示すラ
ン・イン・クロック、すなわちクロック基準信号CRが
PD41に到来した際、クロック基準信号CRのゼロク
ロス点Zにおいて、PD41よりリセット信号が第2の
プログラマブルカウンタ40に供給される。この結果、
第2のプログラマブルカウンタ40による分周出力は、
図4(b)に示すように、Z点においてリセットされ、
クロック基準信号CRに位相が同期したサンプルクロッ
クとして出力端Outにもたらされる。
図4(a)は、VCO111の発振出力であり、これは
上記したとおり、サービスを受けようとするデータのサ
ンプルクロック(表1)の最小公倍数の周波数に設定さ
れている。そしてゲート9を介して図4(c)に示すラ
ン・イン・クロック、すなわちクロック基準信号CRが
PD41に到来した際、クロック基準信号CRのゼロク
ロス点Zにおいて、PD41よりリセット信号が第2の
プログラマブルカウンタ40に供給される。この結果、
第2のプログラマブルカウンタ40による分周出力は、
図4(b)に示すように、Z点においてリセットされ、
クロック基準信号CRに位相が同期したサンプルクロッ
クとして出力端Outにもたらされる。
【0044】なお、上記第1のプログラマブルカウンタ
112および第2のプログラマブルカウンタ40には、
DSPコントローラ29よりそれぞれ制御データが供給
される。すなわち、第1のプログラマブルカウンタ11
2に対しては、DSPコントローラ29よりデータ復調
装置が、使用される国または地域によって必要なサービ
スの範囲のデータを復調するに必要な最小公倍数のクロ
ックをVCO111によって発振させるための分周比の
データが与えられる。また第2のプログラマブルカウン
タ40に対しては、DSPコントローラ29より、ライ
ン毎に異なる分周比を指定するデータが供給される。従
って、この第2のプログラマブルカウンタ40からは、
映像信号の垂直ブランキング期間の所定のライン位置に
重畳されている各データを復調するための安定したサン
プルクロックが順次発生されることになる。
112および第2のプログラマブルカウンタ40には、
DSPコントローラ29よりそれぞれ制御データが供給
される。すなわち、第1のプログラマブルカウンタ11
2に対しては、DSPコントローラ29よりデータ復調
装置が、使用される国または地域によって必要なサービ
スの範囲のデータを復調するに必要な最小公倍数のクロ
ックをVCO111によって発振させるための分周比の
データが与えられる。また第2のプログラマブルカウン
タ40に対しては、DSPコントローラ29より、ライ
ン毎に異なる分周比を指定するデータが供給される。従
って、この第2のプログラマブルカウンタ40からは、
映像信号の垂直ブランキング期間の所定のライン位置に
重畳されている各データを復調するための安定したサン
プルクロックが順次発生されることになる。
【0045】以上のように、図3に示すPLL回路11
においては、そのループ内に挿入された第1のプログラ
マブルカウンタ112は、分周比をライン毎に頻繁に変
化させるような作用は果たさず、従ってPLL回路11
におけるVCO111は、水平同期信号に同期した基準
周波数(fH)に同期して安定に発振する。そしてDSP
コントローラ29からの制御データにより、第2のプロ
グラマブルカウンタ40はライン毎に分周比が調整さ
れ、ライン毎のデータを復調するに必要なサンプルクロ
ックをそれぞれ生成することになる。しかもこの時、第
2のプログラマブルカウンタ40から出力されるサンプ
ルクロックは、PD41からのリセット信号により、ク
ロック基準信号CRに位相が同期したものに成され、高
い精度でデータの復調が成し得る。
においては、そのループ内に挿入された第1のプログラ
マブルカウンタ112は、分周比をライン毎に頻繁に変
化させるような作用は果たさず、従ってPLL回路11
におけるVCO111は、水平同期信号に同期した基準
周波数(fH)に同期して安定に発振する。そしてDSP
コントローラ29からの制御データにより、第2のプロ
グラマブルカウンタ40はライン毎に分周比が調整さ
れ、ライン毎のデータを復調するに必要なサンプルクロ
ックをそれぞれ生成することになる。しかもこの時、第
2のプログラマブルカウンタ40から出力されるサンプ
ルクロックは、PD41からのリセット信号により、ク
ロック基準信号CRに位相が同期したものに成され、高
い精度でデータの復調が成し得る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のデータ復調装置によれば、基準信号にロックし
たPLL回路と、PLL回路を構成する電圧制御発信器
の出力を入力とし、所定の分周比に従った分周出力を発
生する第2のプログラマブルカウンタとが具備され、第
2のプログラマブルカウンタの出力を垂直ブランキング
期間の所定のライン位置に重畳されているデータのサン
プルクロックとして利用される。従って、PLL回路
は、例えばライン毎にPLLループの分周比を変化させ
る必要はなく、その発信動作をきわめて安定にさせるこ
とができる。そして、PLL回路のVCO出力の供給を
受けたプログラマブルカウンタによる出力をデータのサ
ンプルクロックとして利用するため、安定したサンプル
クロックを得ることができる。
に記載のデータ復調装置によれば、基準信号にロックし
たPLL回路と、PLL回路を構成する電圧制御発信器
の出力を入力とし、所定の分周比に従った分周出力を発
生する第2のプログラマブルカウンタとが具備され、第
2のプログラマブルカウンタの出力を垂直ブランキング
期間の所定のライン位置に重畳されているデータのサン
プルクロックとして利用される。従って、PLL回路
は、例えばライン毎にPLLループの分周比を変化させ
る必要はなく、その発信動作をきわめて安定にさせるこ
とができる。そして、PLL回路のVCO出力の供給を
受けたプログラマブルカウンタによる出力をデータのサ
ンプルクロックとして利用するため、安定したサンプル
クロックを得ることができる。
【0047】また請求項2に記載のデータ復調装置によ
れば、さらに第2のプログラマブルカウンタには、垂直
ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されている
各データに応じた分周比が設定され、その分周比に従っ
た分周出力が発生するように成される。従って、各ライ
ン毎に到来するデータに対応した安定したサンプルクロ
ックを得ることができる。
れば、さらに第2のプログラマブルカウンタには、垂直
ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されている
各データに応じた分周比が設定され、その分周比に従っ
た分周出力が発生するように成される。従って、各ライ
ン毎に到来するデータに対応した安定したサンプルクロ
ックを得ることができる。
【0048】さらに請求項3に記載のデータ復調装置に
よれば、第2のプログラマブルカウンタに対して、所定
のライン位置に重畳されている各データに含まれるクロ
ック基準信号に基づいてリセットさせるようにしたの
で、プログラマブルカウンタの出力の位相が、確実にク
ロック基準信号の位相に一致するように成される。従っ
て、各ライン毎に到来するデータのサンプルクロックと
して理想的な出力を得ることができ、各ライン毎のデー
タを正確に復調させることが可能となる。
よれば、第2のプログラマブルカウンタに対して、所定
のライン位置に重畳されている各データに含まれるクロ
ック基準信号に基づいてリセットさせるようにしたの
で、プログラマブルカウンタの出力の位相が、確実にク
ロック基準信号の位相に一致するように成される。従っ
て、各ライン毎に到来するデータのサンプルクロックと
して理想的な出力を得ることができ、各ライン毎のデー
タを正確に復調させることが可能となる。
【図1】本発明におけるデータ復調装置を搭載したテレ
ビジョン受像機の構成を示したブロック図である。
ビジョン受像機の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明におけるデータ復調装置を搭載したVC
Rの構成を示したブロック図である。
Rの構成を示したブロック図である。
【図3】本発明のデータ復調装置に使用されるPLL回
路部分の構成を示したブロック図である。
路部分の構成を示したブロック図である。
【図4】図3に示すPLL回路部分の作用を説明するた
めのタイミング図である。
めのタイミング図である。
【図5】映像信号の垂直ブランキング期間の所定のライ
ン位置に重畳されているデータ信号の一例を示したフォ
ーマット図である。
ン位置に重畳されているデータ信号の一例を示したフォ
ーマット図である。
【図6】本発明または従来のデータ復調装置の全体構成
の一例を示したブロック図である。
の一例を示したブロック図である。
【図7】図6に示すデータ復調装置の作用を説明するた
めのタイミング図である。
めのタイミング図である。
【図8】従来のデータ復調装置に使用されるPLL回路
の構成を示したブロック図である。
の構成を示したブロック図である。
【図9】図8に示したPLL回路の作用を説明するため
の信号波形図である。
の信号波形図である。
【図10】従来のデータ復調装置に使用される他のPL
L回路の構成を示したブロック図である。
L回路の構成を示したブロック図である。
【図11】図10に示したPLL回路の作用を説明する
ための信号波形図である。
ための信号波形図である。
9 ゲート回路 11 PLL回路 26 コントロールマイコン 27 データ復調回路 28 DSP 29 DSPコントローラ 40 第2プログラマブルカウンタ 41 第2位相差検出器 111 電圧制御発振器 112 第1プログラマブルカウンタ 113 第1位相差検出器 114 ローパスフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 映像信号の垂直ブランキング期間の所定
のライン位置に重畳されているデータを復調するデータ
復調装置であって、 制御信号の値に応じて発振周波数を変化させる電圧制御
発信器と、前記電圧制御発信器の出力を受けて所定の分
周比に従った分周出力を発生する第1のプログラマブル
カウンタと、前記第1のプログラマブルカウンタの出力
および基準信号の出力を受けて両者の位相差に基づく出
力を前記電圧制御発信器に対する制御信号として出力す
る位相差検出器とで構成されたPLL回路と、 前記PLL回路を構成する電圧制御発信器の出力を入力
とし、所定の分周比に従った分周出力を発生する第2の
プログラマブルカウンタとを具備し、 前記第2のプログラマブルカウンタの出力を垂直ブラン
キング期間の所定のライン位置に重畳されているデータ
のサンプルクロックとして利用するようにしたことを特
徴とするデータ復調装置。 - 【請求項2】 前記第2のプログラマブルカウンタは、
垂直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されて
いる各データに応じた分周比が設定され、その分周比に
従った分周出力を発生することを特徴とする請求項1に
記載のデータ復調装置。 - 【請求項3】 前記第2のプログラマブルカウンタは、
垂直ブランキング期間の所定のライン位置に重畳されて
いる各データに含まれるクロック基準信号によってリセ
ットされ、第2のプログラマブルカウンタの出力の位相
が、前記クロック基準信号の位相に一致するように成さ
れたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
データ復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04995693A JP3278006B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | データ復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04995693A JP3278006B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | データ復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06245196A true JPH06245196A (ja) | 1994-09-02 |
JP3278006B2 JP3278006B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=12845494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04995693A Expired - Fee Related JP3278006B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | データ復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3278006B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP04995693A patent/JP3278006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3278006B2 (ja) | 2002-04-30 |
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