JPH06244653A - 高出力電圧スイング及び高出力駆動電流を有するパワー増幅器 - Google Patents
高出力電圧スイング及び高出力駆動電流を有するパワー増幅器Info
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- JPH06244653A JPH06244653A JP5220230A JP22023093A JPH06244653A JP H06244653 A JPH06244653 A JP H06244653A JP 5220230 A JP5220230 A JP 5220230A JP 22023093 A JP22023093 A JP 22023093A JP H06244653 A JPH06244653 A JP H06244653A
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- stage
- power amplifier
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/30—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
- H03F3/3083—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the power transistors being of the same type
- H03F3/3086—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the power transistors being of the same type two power transistors being controlled by the input signal
- H03F3/3088—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the power transistors being of the same type two power transistors being controlled by the input signal with asymmetric control, i.e. one control branch containing a supplementary phase inverting transistor
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/32—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
- H03F1/3217—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in single ended push-pull amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/30—Indexing scheme relating to single-ended push-pull [SEPP]; Phase-splitters therefor
- H03F2203/30045—Indexing scheme relating to single-ended push-pull [SEPP]; Phase-splitters therefor the SEPP power transistors comprising measuring push or pull transistors to produce a controlling signal
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- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】モノリシックICにより、従来の増幅器に比し
より低電圧で、高い電圧スイング、高い電流駆動が可能
な、改良された準プッュプルパワー増幅器を提供する。 【構成】入力信号は入力セクション11を構成する信号
入力段12に印加され、第1利得段13、第2利得段1
4により増幅され、次段のバツファー段30に入る。バ
ッファー段30では第1バッファー、第2バッファーを
経てQ1,Q2a,Q2bにより構成される準SEPP
を駆動する。
より低電圧で、高い電圧スイング、高い電流駆動が可能
な、改良された準プッュプルパワー増幅器を提供する。 【構成】入力信号は入力セクション11を構成する信号
入力段12に印加され、第1利得段13、第2利得段1
4により増幅され、次段のバツファー段30に入る。バ
ッファー段30では第1バッファー、第2バッファーを
経てQ1,Q2a,Q2bにより構成される準SEPP
を駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー増幅器の改良に
関するものであって、更に詳細には、このタイプのパワ
ー増幅器に対し可及的に高い出力電圧スイング(振れ)
及び可及的に高い出力電流駆動を可能とするプシュプル
トランジスタ増幅器における改良に関するものである
関するものであって、更に詳細には、このタイプのパワ
ー増幅器に対し可及的に高い出力電圧スイング(振れ)
及び可及的に高い出力電流駆動を可能とするプシュプル
トランジスタ増幅器における改良に関するものである
【0002】
【従来の技術】最近、歪みが小さく且つモノリシック集
積回路構成の形で実現可能な低歪みクラスABパワー増
幅器を実現するための興味が増加している。そのため
に、例えば、Malhi et al.「低電圧マイク
ロパワーJFET/バイポーラオペアンプ(A Low
−Voltage Micropower JFET/
Bipolar Operational Ampli
fer)」、IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッドス
テート・サーキッツ、Vol.SC−16、No.6、
1981年12月の文献に記載されている回路では、下
部出力トランジスタを介して電流がシンク即ち吸込まれ
る場合には、下部出力トランジスタを介しての電流が大
きくなり、且つ上部出力トランジスタを介しての電流が
ほぼゼロとなる出力段を有している。このことは、出力
インピーダンスを非常に大きなものとさせ、且つ安定性
の問題が発生する。この問題は、Seevinck e
t al.「モノリシックパワー増幅器用の安定性を改
善させた低歪み出力段(A Low−Dinstort
ion Output Stage with Imp
oroved Stability for Mono
lithic Power Amplifier
s)」、IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッドステー
ト・サーキッツ、Vol.23、No.3、1988年
6月の文献に記載されている回路によって取扱われてお
り、その場合に、基準の出力段は、VS −VceSAT −2
Vbe として+VS に近い場合及び−VS +VceSAT と
して−VS に近い場合にのみ動作を可能とさせる。この
回路は、比較的高い出力電圧スイング(振れ)能力を有
しており、且つPNPトランジスタを使用するものでは
ない。
積回路構成の形で実現可能な低歪みクラスABパワー増
幅器を実現するための興味が増加している。そのため
に、例えば、Malhi et al.「低電圧マイク
ロパワーJFET/バイポーラオペアンプ(A Low
−Voltage Micropower JFET/
Bipolar Operational Ampli
fer)」、IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッドス
テート・サーキッツ、Vol.SC−16、No.6、
1981年12月の文献に記載されている回路では、下
部出力トランジスタを介して電流がシンク即ち吸込まれ
る場合には、下部出力トランジスタを介しての電流が大
きくなり、且つ上部出力トランジスタを介しての電流が
ほぼゼロとなる出力段を有している。このことは、出力
インピーダンスを非常に大きなものとさせ、且つ安定性
の問題が発生する。この問題は、Seevinck e
t al.「モノリシックパワー増幅器用の安定性を改
善させた低歪み出力段(A Low−Dinstort
ion Output Stage with Imp
oroved Stability for Mono
lithic Power Amplifier
s)」、IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッドステー
ト・サーキッツ、Vol.23、No.3、1988年
6月の文献に記載されている回路によって取扱われてお
り、その場合に、基準の出力段は、VS −VceSAT −2
Vbe として+VS に近い場合及び−VS +VceSAT と
して−VS に近い場合にのみ動作を可能とさせる。この
回路は、比較的高い出力電圧スイング(振れ)能力を有
しており、且つPNPトランジスタを使用するものでは
ない。
【0003】このSeevinck et al.回路
の欠点は、出力駆動トランジスタ及びそれと関連する電
流検知トランジスタのベース電流はバイアス制御ループ
の活性負荷トランジスタのうちの一つによって供給され
るので、出力駆動トランジスタから多量の電流が供給さ
れる場合には、活性負荷トランジスタに対しての電流は
充分に大きなものであることが必要であるという点であ
る。従って、バイアス制御ループ内における活性負荷ト
ランジスタへ大きな電流を供給することが必要である。
更に、Seevinck et al.回路において
は、大きな容量が必要であり、該回路の構成部品の全て
を集積化することを困難としている。
の欠点は、出力駆動トランジスタ及びそれと関連する電
流検知トランジスタのベース電流はバイアス制御ループ
の活性負荷トランジスタのうちの一つによって供給され
るので、出力駆動トランジスタから多量の電流が供給さ
れる場合には、活性負荷トランジスタに対しての電流は
充分に大きなものであることが必要であるという点であ
る。従って、バイアス制御ループ内における活性負荷ト
ランジスタへ大きな電流を供給することが必要である。
更に、Seevinck et al.回路において
は、大きな容量が必要であり、該回路の構成部品の全て
を集積化することを困難としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
とするところは、改良したパワー増幅器回路を提供する
ことである。
とするところは、改良したパワー増幅器回路を提供する
ことである。
【0005】本発明の別の目的とするところは、増加し
た出力電圧スイング能力を有する改良した増幅器回路を
提供することである。
た出力電圧スイング能力を有する改良した増幅器回路を
提供することである。
【0006】本発明の更に別の目的とするところは、出
力段のプッシュトランジスタへ増加した方法を与える準
プッシュプルトランジスタパワー増幅器回路を提供する
ことである。
力段のプッシュトランジスタへ増加した方法を与える準
プッシュプルトランジスタパワー増幅器回路を提供する
ことである。
【0007】本発明の更に別の目的とするところは、出
力段のプッシュトランジスタへの駆動電流が活性装置に
よって供給される改良した準プシュプルパワー増幅器回
路を提供することである。
力段のプッシュトランジスタへの駆動電流が活性装置に
よって供給される改良した準プシュプルパワー増幅器回
路を提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的とするところは、出
力段のプッシュトランジスタへの駆動電流が特定の固定
した値に固定されていない改良した準プシュプルパワー
増幅器回路を提供することである。
力段のプッシュトランジスタへの駆動電流が特定の固定
した値に固定されていない改良した準プシュプルパワー
増幅器回路を提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的とするところは、プ
ッシュトランジスタのベース上の電圧スイングがVddか
ら1VceSAT 近くにスイングすることの可能な上述した
タイプの改良した準プシュプルパワー増幅器回路を提供
することである。
ッシュトランジスタのベース上の電圧スイングがVddか
ら1VceSAT 近くにスイングすることの可能な上述した
タイプの改良した準プシュプルパワー増幅器回路を提供
することである。
【0010】本発明の更に別の目的とするところは、一
層高い電源電圧において動作する従来の増幅器のものと
等価な出力を発生する減少させた電源電圧で動作するこ
との可能な完了したパワー増幅器回路を提供することで
ある。
層高い電源電圧において動作する従来の増幅器のものと
等価な出力を発生する減少させた電源電圧で動作するこ
との可能な完了したパワー増幅器回路を提供することで
ある。
【0011】本発明の更に別の目的とするところは、位
相及び利得余裕を改善した改良型パワー増幅器回路を提
供することである。
相及び利得余裕を改善した改良型パワー増幅器回路を提
供することである。
【0012】本発明の更に別の目的とするところは、出
力段のプッシュトランジスタのベースへ増加した電流を
供給する寸法を減少した改良型準プシュプルパワー増幅
路を提供することである。
力段のプッシュトランジスタのベースへ増加した電流を
供給する寸法を減少した改良型準プシュプルパワー増幅
路を提供することである。
【0013】本発明の更に別の目的とするところは、高
電流において安定なパワー増幅器を提供することであ
る。
電流において安定なパワー増幅器を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の広義の側面によ
れば、パワー増幅器が提供される。このパワー増幅器
は、入力段出力を発生するために出力信号が印加される
信号入力段を有している。入力信号増幅器の出力端にお
いて活性装置からの増幅した入力信号を発生させるため
に入力信号を受取るべく入力信号増幅器が接続されてい
る。プシュプル信号出力段は第一及び第二トランジスタ
を有している。第一トランジスタは、電源電圧と出力ノ
ードとの間に接続した電流経路を有しており、且つ第二
トランジスタは基準電圧と出力ノードとの間に接続した
電流経路を有している。増幅器出力は、第一トランジス
タのベースへ直接的に可変駆動電流を与え、その際に増
加した駆動電流を実現することを可能としている。
れば、パワー増幅器が提供される。このパワー増幅器
は、入力段出力を発生するために出力信号が印加される
信号入力段を有している。入力信号増幅器の出力端にお
いて活性装置からの増幅した入力信号を発生させるため
に入力信号を受取るべく入力信号増幅器が接続されてい
る。プシュプル信号出力段は第一及び第二トランジスタ
を有している。第一トランジスタは、電源電圧と出力ノ
ードとの間に接続した電流経路を有しており、且つ第二
トランジスタは基準電圧と出力ノードとの間に接続した
電流経路を有している。増幅器出力は、第一トランジス
タのベースへ直接的に可変駆動電流を与え、その際に増
加した駆動電流を実現することを可能としている。
【0015】パワー増幅器は、更に、クラスAB動作用
の第一及び第二トランジスタをバイアスすべく接続した
同相モードバイアス回路を有しており、且つ入力段出力
端は、同相モードバイアス回路とは別個の第一トランジ
スタへの信号ベース駆動電流を供給する。このことは、
更に、第一トランジスタのベースへ供給することの可能
な駆動電流を増加させる。
の第一及び第二トランジスタをバイアスすべく接続した
同相モードバイアス回路を有しており、且つ入力段出力
端は、同相モードバイアス回路とは別個の第一トランジ
スタへの信号ベース駆動電流を供給する。このことは、
更に、第一トランジスタのベースへ供給することの可能
な駆動電流を増加させる。
【0016】電源電圧と出力ノードとの間の第一トラン
ジスタの電流経路の直接接続、及び入力信号増幅器の出
力端へのそのベース接続によって、第一トランジスタの
ベース上の電圧が電源電圧から1VceSAT の範囲内にス
イングすることが可能とされる。
ジスタの電流経路の直接接続、及び入力信号増幅器の出
力端へのそのベース接続によって、第一トランジスタの
ベース上の電圧が電源電圧から1VceSAT の範囲内にス
イングすることが可能とされる。
【0017】
【実施例】本発明の好適実施例に基づいて構成したパワ
ー増幅器10の概略図を図1に示してある。パワー増幅
器10は、差動信号入力回路12と、第一利得段13
と、第二利得段14とを有する入力セクション11を有
している。入力増幅器からの出力は、PNPトランジス
タQ16のコレクタ上のノード「a」に供給される。二
つのPNPトランジスタQ22及びQ23の夫々のベー
スへ印加される差動入力信号が、NPNトランジスタQ
19及びQ20によって夫々与えられる活性装置のエミ
ッタへ供給される。これらのPNPトランジスタQ25
及びQ26は、第一利得段13の活性トランジスタQ1
9及びQ20用の活性負荷装置として機能する。第二利
得段14は、NPNトランジスタQ27及びPNPトラ
ンジスタQ21及びQ16を有している。補償用コンデ
ンサCCがトランジスタQ28のコクレクタと出力ノー
ド「a」との間に接続されている。更に、フィードフォ
ワードコンデンサCFが第一利得段13のNPNトラン
ジスタQ26のコレクタと第二利得段14の出力トラン
ジスタQ16のベースとの間に接続されており、高周波
数性能を増加させている。第二利得段14のNPNトラ
ンジスタQ27及びPNPトランジスタQ21はレベル
シフタとして作用し、且つPNPトランジスタQ16は
第二利得段14の活性装置として機能する。
ー増幅器10の概略図を図1に示してある。パワー増幅
器10は、差動信号入力回路12と、第一利得段13
と、第二利得段14とを有する入力セクション11を有
している。入力増幅器からの出力は、PNPトランジス
タQ16のコレクタ上のノード「a」に供給される。二
つのPNPトランジスタQ22及びQ23の夫々のベー
スへ印加される差動入力信号が、NPNトランジスタQ
19及びQ20によって夫々与えられる活性装置のエミ
ッタへ供給される。これらのPNPトランジスタQ25
及びQ26は、第一利得段13の活性トランジスタQ1
9及びQ20用の活性負荷装置として機能する。第二利
得段14は、NPNトランジスタQ27及びPNPトラ
ンジスタQ21及びQ16を有している。補償用コンデ
ンサCCがトランジスタQ28のコクレクタと出力ノー
ド「a」との間に接続されている。更に、フィードフォ
ワードコンデンサCFが第一利得段13のNPNトラン
ジスタQ26のコレクタと第二利得段14の出力トラン
ジスタQ16のベースとの間に接続されており、高周波
数性能を増加させている。第二利得段14のNPNトラ
ンジスタQ27及びPNPトランジスタQ21はレベル
シフタとして作用し、且つPNPトランジスタQ16は
第二利得段14の活性装置として機能する。
【0018】この時点において、パワー増幅器10は、
準プシュプルトランジスタ増幅器であって、且つ二つの
出力NPNトランジスタQ2a及びQ1を有しているこ
とに注意すべきである。上部出力トランジスタ即ち「プ
ッシュ」トランジスタQ2aは、そのコレクタをライン
20上の電源電圧へ直接接続しており、且つそのエミッ
タを出力ノード21へ直接接続しており、それらの間に
電流経路を提供している。「プッシュ」トランジスタQ
2aのベースは、第二利得段14の出力端におけるPN
PトランジスタQ16のコレクタにおけるノード「a」
へ直接接続している。
準プシュプルトランジスタ増幅器であって、且つ二つの
出力NPNトランジスタQ2a及びQ1を有しているこ
とに注意すべきである。上部出力トランジスタ即ち「プ
ッシュ」トランジスタQ2aは、そのコレクタをライン
20上の電源電圧へ直接接続しており、且つそのエミッ
タを出力ノード21へ直接接続しており、それらの間に
電流経路を提供している。「プッシュ」トランジスタQ
2aのベースは、第二利得段14の出力端におけるPN
PトランジスタQ16のコレクタにおけるノード「a」
へ直接接続している。
【0019】同様の態様で、下部出力トランジスタ即ち
「プル」トランジスタのコレクタは、その出力ノード2
1へ接続されており、且つそのエミッタはライン23上
の基準電圧即ち接地へ接続しており、図示した如く、そ
れらの間に供給経路を与えている。下部出力トランジス
タQ1のベースはトランジスタQ15のエミッタへ接続
しており、それは、第二バッファ段25の出力端として
作用し、そこからそのベース駆動電流を受取る。
「プル」トランジスタのコレクタは、その出力ノード2
1へ接続されており、且つそのエミッタはライン23上
の基準電圧即ち接地へ接続しており、図示した如く、そ
れらの間に供給経路を与えている。下部出力トランジス
タQ1のベースはトランジスタQ15のエミッタへ接続
しており、それは、第二バッファ段25の出力端として
作用し、そこからそのベース駆動電流を受取る。
【0020】上部トランジスタQ2aにおける電流検知
動作は、NPNトランジスタQ2b及びQ8によって行
われる。検知トランジスタQ2bのコレクタは、検知用
負荷トランジスタQ8のエミッタへ接続しており、且つ
検知トランジスタQ2bのエミッタは出力ノード21へ
接続している。検知トランジスタQ2bのベースは、第
二利得段14の出力トランジスタQ16のコレクタにお
けるノード「a」へ接続している。一方、検知負荷トラ
ンジスタQ8のコレクタ及びベースはライン20上の電
源電圧へ接続している。
動作は、NPNトランジスタQ2b及びQ8によって行
われる。検知トランジスタQ2bのコレクタは、検知用
負荷トランジスタQ8のエミッタへ接続しており、且つ
検知トランジスタQ2bのエミッタは出力ノード21へ
接続している。検知トランジスタQ2bのベースは、第
二利得段14の出力トランジスタQ16のコレクタにお
けるノード「a」へ接続している。一方、検知負荷トラ
ンジスタQ8のコレクタ及びベースはライン20上の電
源電圧へ接続している。
【0021】上部出力トランジスタQ2a及び検知トラ
ンジスタQ2bのエミッタ寸法比を「n」として表わ
す。従って、検知トランジスタQ2bのコレクタ及びコ
レクタにより与えられる電流経路において流れる電流
は、上部出力トランジスタQ2a内を流れる電流(IP
として表わす)をエミッタ寸法比(n)で割算したもの
に等しい。
ンジスタQ2bのエミッタ寸法比を「n」として表わ
す。従って、検知トランジスタQ2bのコレクタ及びコ
レクタにより与えられる電流経路において流れる電流
は、上部出力トランジスタQ2a内を流れる電流(IP
として表わす)をエミッタ寸法比(n)で割算したもの
に等しい。
【0022】これと対照的に底部出力トランジスタQ1
を介して流れる電流(「In」として表わす)は、NP
N負荷トランジスタQ3と共に、NPNトランジスタQ
9によって与えられるカレントミラーによって検知され
る。トランジスタQ9のベースは下部駆動トランジスタ
Q1のベースへ接続している。カレントミラートランジ
スタQ9のエミッタはライン23上の基準電圧即ち接地
へ接続しており、且つそのコレクタはカレントミラー負
荷トランジスタQ3のエミッタへ接続している。カレン
トミラー負荷トランジスタQ3は、そのコレクタ及びベ
ースをライン20上の電源電圧へ接続している。下部ド
ライバトランジスタQ1のエミッタは、カレトミラート
ランジスタのエミッタに関して、「n」の比を有するよ
うに寸法構成されており、それは、上部ドライバトラン
ジスタQ2aのエミッタがその検知トランジスタQ2b
に関して有する比と同一であり、従って、カレントミラ
ートランジスタQ9内を流れる電流はIn/nである。
を介して流れる電流(「In」として表わす)は、NP
N負荷トランジスタQ3と共に、NPNトランジスタQ
9によって与えられるカレントミラーによって検知され
る。トランジスタQ9のベースは下部駆動トランジスタ
Q1のベースへ接続している。カレントミラートランジ
スタQ9のエミッタはライン23上の基準電圧即ち接地
へ接続しており、且つそのコレクタはカレントミラー負
荷トランジスタQ3のエミッタへ接続している。カレン
トミラー負荷トランジスタQ3は、そのコレクタ及びベ
ースをライン20上の電源電圧へ接続している。下部ド
ライバトランジスタQ1のエミッタは、カレトミラート
ランジスタのエミッタに関して、「n」の比を有するよ
うに寸法構成されており、それは、上部ドライバトラン
ジスタQ2aのエミッタがその検知トランジスタQ2b
に関して有する比と同一であり、従って、カレントミラ
ートランジスタQ9内を流れる電流はIn/nである。
【0023】上部及び下部出力トランジスタQ2a及び
Q1は、クラスABモードにおいて動作すべく、同相モ
ードバイアス回路30によってバイアスされる。バイア
ス回路30は、上述した二個のNPNトランジスタQ3
及びQ8を有しており、その電流経路は、夫々、夫々の
上部及び下部出力ドライバトランジスタQ2a及びQ1
内を流れる電流の検知電流を担持する。トランジスタQ
3及びQ8のエミッタは、NPNトランジスタQ6及び
Q7のベースへ夫々接続している。夫々のNPNトラン
ジスタQ6及びQ7のコレクタ及びエミッタは、ライン
20上の電源電圧とノード「b」との間に電流経路を確
立すべく接続されている。NPNトランジスタQ6及び
Q7は、それらを介して流れる電流の和が基準電流I0
と等しいようにバイアスされる。
Q1は、クラスABモードにおいて動作すべく、同相モ
ードバイアス回路30によってバイアスされる。バイア
ス回路30は、上述した二個のNPNトランジスタQ3
及びQ8を有しており、その電流経路は、夫々、夫々の
上部及び下部出力ドライバトランジスタQ2a及びQ1
内を流れる電流の検知電流を担持する。トランジスタQ
3及びQ8のエミッタは、NPNトランジスタQ6及び
Q7のベースへ夫々接続している。夫々のNPNトラン
ジスタQ6及びQ7のコレクタ及びエミッタは、ライン
20上の電源電圧とノード「b」との間に電流経路を確
立すべく接続されている。NPNトランジスタQ6及び
Q7は、それらを介して流れる電流の和が基準電流I0
と等しいようにバイアスされる。
【0024】更に、基準電圧即ち接地ライン23とライ
ン20上の電源電圧との間の電流経路に接続した活性負
荷トランジスタQ12及びQ13を具備する活性PNP
トランジスタQ10及びQ11を有する第一バッファ回
路が設けられている。PNPトランジスタQ10のベー
スがノード「b」へ接続している。一方、二個のNPN
トランジスタQ4及びQ5がノード「c」上に基準電圧
を与える。基準電流I0に等しい電流がトランジスタQ
4及びQ5の電流経路内を流れるようにそれらのトラン
ジスタがバイアスされる。従って、ノード「c」上のト
ランジスタQ5のエミッタは、上述したNPNトランジ
スタQ11のベースへ接続している。
ン20上の電源電圧との間の電流経路に接続した活性負
荷トランジスタQ12及びQ13を具備する活性PNP
トランジスタQ10及びQ11を有する第一バッファ回
路が設けられている。PNPトランジスタQ10のベー
スがノード「b」へ接続している。一方、二個のNPN
トランジスタQ4及びQ5がノード「c」上に基準電圧
を与える。基準電流I0に等しい電流がトランジスタQ
4及びQ5の電流経路内を流れるようにそれらのトラン
ジスタがバイアスされる。従って、ノード「c」上のト
ランジスタQ5のエミッタは、上述したNPNトランジ
スタQ11のベースへ接続している。
【0025】同相モードバイアス回路の動作について説
明すると、ノード「a」上に与えられる信号に応答して
上部出力トランジスタQ2a内を流れる電流Ipがトラ
ンジスタQ6及びQ7を介して流れる電流をアンバラン
スなものとさせる傾向がある場合には、ノード「b」上
の電圧変動が、第一バッファにより増幅され、且つ第二
バッファQ14及びQ15トランジスタを介して下部出
力トランジスタQ1のベースに反映される。
明すると、ノード「a」上に与えられる信号に応答して
上部出力トランジスタQ2a内を流れる電流Ipがトラ
ンジスタQ6及びQ7を介して流れる電流をアンバラン
スなものとさせる傾向がある場合には、ノード「b」上
の電圧変動が、第一バッファにより増幅され、且つ第二
バッファQ14及びQ15トランジスタを介して下部出
力トランジスタQ1のベースに反映される。
【0026】従来技術の回路と比較して、上部出力トラ
ンジスタQ2aのベースは、入力増幅器の出力端におい
て、より特定的には、第二利得段14の出力端における
ノード「a」上のトランジスタQ16のコレクタにおい
てのPNPトランジスタQ16によって与えられる電流
によって駆動される。従って、PNPトランジスタQ1
6は、出力トランジスタQ2aのベースを駆動する充分
な電流をライン20上の電源から直接供給することが可
能であり、実際に、上部出力トランジスタQ2aが高出
力電流を供給することが必要とされる適用場面において
は、図示した接続は、上部出力トランジスタQ2aのベ
ースへ可及的に最も高い駆動電流を与える。更に、従来
の回路と比較して、トランジスタQ16からの出力はパ
ワー増幅器10内のその他のいずれかの回路へ駆動電流
を供給することが必要とされるものではなく、従って可
及的に最も高い駆動電流を出力トランジスタQ2aへ与
えることが可能であることを確保している。
ンジスタQ2aのベースは、入力増幅器の出力端におい
て、より特定的には、第二利得段14の出力端における
ノード「a」上のトランジスタQ16のコレクタにおい
てのPNPトランジスタQ16によって与えられる電流
によって駆動される。従って、PNPトランジスタQ1
6は、出力トランジスタQ2aのベースを駆動する充分
な電流をライン20上の電源から直接供給することが可
能であり、実際に、上部出力トランジスタQ2aが高出
力電流を供給することが必要とされる適用場面において
は、図示した接続は、上部出力トランジスタQ2aのベ
ースへ可及的に最も高い駆動電流を与える。更に、従来
の回路と比較して、トランジスタQ16からの出力はパ
ワー増幅器10内のその他のいずれかの回路へ駆動電流
を供給することが必要とされるものではなく、従って可
及的に最も高い駆動電流を出力トランジスタQ2aへ与
えることが可能であることを確保している。
【0027】前述したことに加えて、中間の駆動トラン
ジスタなしで、出力ノード21と電源ライン20との間
の上部出力トランジスタQ2aの直接接続によってイネ
ーブル即ち動作可能状態とされる電圧スイング(即ち振
れ)が、上部出力トランジスタQ2aによって与えるこ
との可能な電圧スイングをライン20上の電源電圧から
1Vbe+VceSAT の範囲内とすることを可能としている
ことに注意すべきである。従って、従来技術の回路から
1Vbeの電圧降下が取除かれている。
ジスタなしで、出力ノード21と電源ライン20との間
の上部出力トランジスタQ2aの直接接続によってイネ
ーブル即ち動作可能状態とされる電圧スイング(即ち振
れ)が、上部出力トランジスタQ2aによって与えるこ
との可能な電圧スイングをライン20上の電源電圧から
1Vbe+VceSAT の範囲内とすることを可能としている
ことに注意すべきである。従って、従来技術の回路から
1Vbeの電圧降下が取除かれている。
【0028】最後に、上述したことに加えて、上述した
回路構成は、上部出力トランジスタにおいて高い電流が
存在する場合に下部出力トランジスタを介して流れる電
流を強制的にゼロとなるようにさせるものではないの
で、高電流条件下において高い出力インピーダンスを発
生する場合の従来技術の問題は存在しない。従って、パ
ワー増幅器10の事実上動作範囲全体にわたって調和平
均クラスAB電流制御が存在する。
回路構成は、上部出力トランジスタにおいて高い電流が
存在する場合に下部出力トランジスタを介して流れる電
流を強制的にゼロとなるようにさせるものではないの
で、高電流条件下において高い出力インピーダンスを発
生する場合の従来技術の問題は存在しない。従って、パ
ワー増幅器10の事実上動作範囲全体にわたって調和平
均クラスAB電流制御が存在する。
【0029】勿論、図1の概略図に従って製造される回
路はモノリシック集積回路構成体として容易に実現する
ことが可能であることは明らかである。
路はモノリシック集積回路構成体として容易に実現する
ことが可能であることは明らかである。
【0030】次に、図2を参照すると、本発明の別の実
施例に基づいて構成したパワー増幅器40の概略図が示
されている。パワー増幅器40は、図1に関して上述し
たパワー増幅器10と同様に構成されているが、同相モ
ードバイアス回路45及び上部出力ドライバトランジス
タQ2における電流を検知する回路における変更部分が
異なっている。
施例に基づいて構成したパワー増幅器40の概略図が示
されている。パワー増幅器40は、図1に関して上述し
たパワー増幅器10と同様に構成されているが、同相モ
ードバイアス回路45及び上部出力ドライバトランジス
タQ2における電流を検知する回路における変更部分が
異なっている。
【0031】In及びIp電流を検知し、且つそれらの
同相モード変化を測定する差動電圧をノード「b」及び
「c」上に発生させるためにNPNトランジスタQ3及
びQ2(トランジスタQ5乃至Q8と共に)が使用され
ている。従って、電圧Vb−Vcが第一バッファ段の活
性PNPトランジスタQ10及びQ11のバランスを変
化させる。PNPトランジスタQ11のコレクタにおけ
る第一バッファ段において流れる電流が下部出力トラン
ジスタQ1のベースへ印加すべく第二バッファ段へ供給
される。注意すべきことであるが、トランジスタQ4,
Q5,Q6,Q7は、該回路内においてレベルシフト動
作を行い、NPNトランジスタQ4及びQ5はNPNト
ランジスタQ6及びQ7のエミッタを正しいレベルに維
持する。いずれの場合においても、上部出力トランジス
タQ2に対する駆動電流が、第二利得段14のPNPト
ランジスタQ16によって供給される。従って、上部出
力トランジスタQ2の動作において許容される電圧スイ
ング即ち電圧の振れは、ライン20上の電源電圧から1
Vbe+1VceSAT の範囲内に拡大させることが可能であ
る。又、トランジスタQ16は、主に、出力トランジス
タQ2のベース駆動に関するものであるから、トランジ
スタQ2に対する駆動を非常に高いものとすることが可
能である。
同相モード変化を測定する差動電圧をノード「b」及び
「c」上に発生させるためにNPNトランジスタQ3及
びQ2(トランジスタQ5乃至Q8と共に)が使用され
ている。従って、電圧Vb−Vcが第一バッファ段の活
性PNPトランジスタQ10及びQ11のバランスを変
化させる。PNPトランジスタQ11のコレクタにおけ
る第一バッファ段において流れる電流が下部出力トラン
ジスタQ1のベースへ印加すべく第二バッファ段へ供給
される。注意すべきことであるが、トランジスタQ4,
Q5,Q6,Q7は、該回路内においてレベルシフト動
作を行い、NPNトランジスタQ4及びQ5はNPNト
ランジスタQ6及びQ7のエミッタを正しいレベルに維
持する。いずれの場合においても、上部出力トランジス
タQ2に対する駆動電流が、第二利得段14のPNPト
ランジスタQ16によって供給される。従って、上部出
力トランジスタQ2の動作において許容される電圧スイ
ング即ち電圧の振れは、ライン20上の電源電圧から1
Vbe+1VceSAT の範囲内に拡大させることが可能であ
る。又、トランジスタQ16は、主に、出力トランジス
タQ2のベース駆動に関するものであるから、トランジ
スタQ2に対する駆動を非常に高いものとすることが可
能である。
【0032】更に、下部出力トランジスタQ1内に高い
電流が流れる場合に、上部出力トランジスタQ2におけ
る駆動電流が消滅しないように増幅器40が構成されて
いる。従って、より高い電流レベルにおいて回路40が
高い出力インピーダンスを表わすことはなく、且つその
ことから発生する安定性の問題は取除かれている。
電流が流れる場合に、上部出力トランジスタQ2におけ
る駆動電流が消滅しないように増幅器40が構成されて
いる。従って、より高い電流レベルにおいて回路40が
高い出力インピーダンスを表わすことはなく、且つその
ことから発生する安定性の問題は取除かれている。
【0033】パワー増幅器50の別の好適実施例の概略
図が図3に示されている。図3の実施例においては、ト
ランジスタQ16′の第二利得段14からの出力が、コ
レクタへ接続したノード「a」へ供給される。然しなが
ら、図3の実施例においては、トランジスタQ16′は
NPNトランジスタである。その結果、電圧がスイング
即ち振れても、図3の回路においてインピーダンス及び
安定性の利点を達成することが可能であり、プッシュ電
流駆動結果はそれほど望ましいものではない。図3の回
路は、図2の回路と実質的に同一であるが、入力増幅器
セクションが異なっており、特にその第二利得段が異な
っている。図3の回路は、それを実現するために必要と
される部品数が少なく且つコンポーネントが簡単である
ということから主要な利点が得られる。回路50の出力
部分は、基本的には、第一及び第二バッファ段及びプシ
ュプル出力段を具備する図2のパワー増幅器実施例40
の出力セクションと同一である。
図が図3に示されている。図3の実施例においては、ト
ランジスタQ16′の第二利得段14からの出力が、コ
レクタへ接続したノード「a」へ供給される。然しなが
ら、図3の実施例においては、トランジスタQ16′は
NPNトランジスタである。その結果、電圧がスイング
即ち振れても、図3の回路においてインピーダンス及び
安定性の利点を達成することが可能であり、プッシュ電
流駆動結果はそれほど望ましいものではない。図3の回
路は、図2の回路と実質的に同一であるが、入力増幅器
セクションが異なっており、特にその第二利得段が異な
っている。図3の回路は、それを実現するために必要と
される部品数が少なく且つコンポーネントが簡単である
ということから主要な利点が得られる。回路50の出力
部分は、基本的には、第一及び第二バッファ段及びプシ
ュプル出力段を具備する図2のパワー増幅器実施例40
の出力セクションと同一である。
【0034】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図1】 本発明の好適実施例に基づいて構成したパワ
ー増幅器を示した概略図。
ー増幅器を示した概略図。
【図2】 本発明の別の好適実施例に基づいて構成した
パワー増幅器の概略図。
パワー増幅器の概略図。
【図3】 本発明の更に別の好適実施例に基づいて構成
したパワー増幅器の概略図。
したパワー増幅器の概略図。
10 パワー増幅器 12 差動信号入力回路 13 第一利得段 14 第二利得段 21 出力ノード 25 第二バッファ段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク エッチ. リアット アメリカ合衆国, カリフォルニア 95054, サンタ クララ, ビスタ ク ラブ サークル 1504, アパートメント ナンバー 102
Claims (30)
- 【請求項1】 パワー増幅器において、 入力段出力を発生するために入力信号が印加される信号
入力段、 活性装置から増幅器へ出力端において増幅した入力信号
を発生するために前記入力信号を受取るべく接続した入
力信号増幅器、 電源電圧と出力ノードとの間に接続した電流経路を具備
する第一トランジスタと基準電圧と前記出力ノードとの
間に接続した電流経路を具備する第二トランジスタとを
有する準プシュプル信号出力段、 を有しており、前記増幅器出力端が前記第一トランジス
タのベースへ可変駆動電流を供給することを特徴とする
パワー増幅器。 - 【請求項2】 請求項1において、更に、前記出力段の
前記第一トランジスタと第二トランジスタとの間に接続
されており調和平均クラスAB電流制御を与えるために
前記第一及び第二トランジスタをバイアスさせる回路が
設けられていることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項3】 請求項1において、更に、クラスAB動
作のために前記第一及び第二トランジスタをバイアスさ
せるべく接続した同相モードバイアス回路が設けられて
いることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項4】 請求項1において、前記入力段出力端
が、前記同相モードバイアス回路とは別の前記第一トラ
ンジスタへの信号ベース駆動電流を供給することを特徴
とするパワー増幅器。 - 【請求項5】 請求項4において、前記入力段が差動信
号入力を受取ることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項6】 請求項4において、前記第一及び第二ト
ランジスタがNPNトランジスタであることを特徴とす
るパワー増幅器。 - 【請求項7】 請求項6において、前記第一トランジス
タのベース上の電圧が本パワー増幅器用の電源電圧から
VceSAT 範囲内にスイングすることを特徴とするパワー
増幅器。 - 【請求項8】 パワー増幅器において、 入力段増幅出力を発生するために入力信号が印加される
信号入力増幅器段、 電源電圧と出力ノードとの間に接続した電流経路を具備
する第一トランジスタと基準電圧と前記出力ノードとの
間に接続した電流経路を具備する第二トランジスタとを
有する準プシュプル信号出力段、 前記信号入力増幅器段の第二出力端へ接続したカレント
ミラー回路、 を有しており、前記第一トランジスタのベースが前記入
力段増幅出力を受取るべく接続されており、前記第二ト
ランジスタのベースが前記カレントミラー回路へ接続さ
れていることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項9】 請求項8において、更に、前記第一及び
第二トランジスタをクラスAB動作用にバイアスすべく
接続した同相モードバイアス回路が設けられていること
を特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項10】 請求項9において、前記入力段増幅出
力が前記同相モードバイアス回路とは別に前記第一トラ
ンジスタへ信号ベース駆動電流を供給することを特徴と
するパワー増幅器。 - 【請求項11】 請求項10において、前記入力段が差
動入力信号を受取ることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項12】 請求項10において、前記第一及び第
二トランジスタがNPNトランジスタであることを特徴
とするパワー増幅器。 - 【請求項13】 請求項12において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がPNPトランジスタ
であることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項14】 請求項12において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がNPNトランジスタ
であることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項15】 請求項14において、前記第一トラン
ジスタのベース上の電圧が本パワー増幅器用の電源電圧
からVceSAT の範囲内にスイングすることを特徴とする
パワー増幅器。 - 【請求項16】 パワー増幅器において、 入力段増幅出力を発生するために入力信号が印加される
信号入力増幅器段、 電源電圧と出力ノードとの間に接続した電流経路を具備
する第一トランジスタと基準電圧と前記出力ノードとの
間に接続した電流経路を具備する第二トランジスタとを
有する準プシュプル信号出力段、 検知出力を発生するために前記第一トランジスタの出力
を検知する検知回路、 前記検知出力を受取り且つ前記第二トランジスタのベー
ス上に反転した出力を発生する信号反転器、 を有しており、前記第一トランジスタのベースが前記入
力段増幅出力を受取るべく接続されていることを特徴と
するパワー増幅器。 - 【請求項17】 請求項16において、更に、クラスA
B動作のために前記第一及び第二トランジスタをバイア
スすべく接続した同相モードバイアス回路が設けられて
いることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項18】 請求項17において、前記入力段増幅
出力が、前記同相モードバイアス回路とは別個の前記第
一トランジスタへの信号ベース駆動電流を供給すること
を特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項19】 請求項16において、前記入力段が差
動入力信号を受取ることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項20】 請求項16において、前記第一及び第
二トランジスタがNPNトランジスタであることを特徴
とするパワー増幅器。 - 【請求項21】 請求項20において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がPNPトランジスタ
であることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項22】 請求項21において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がNPNトランジスタ
であることを特徴とするパワー増幅器。 - 【請求項23】 請求項22において、前記第一トラン
ジスタにおける電圧が本パワー増幅器用の電源電圧から
1VceSAT の範囲内にスイングすることを特徴とするパ
ワー増幅器。 - 【請求項24】 プシュプルトランジスタ増幅器におい
て、 差動入力段出力を発生するために差動入力信号が印加さ
れる差動信号入力段、 前記活性装置の少なくとも一つから第一利得段出力を発
生するために前記第一入力段出力が印加される一対の負
荷及び一対の関連した活性装置を具備する第一利得段、 前記少なくとも一個の活性装置から第二利得段出力を発
生すべく前記第一利得段出力が印加される少なくとも一
個の活性装置を具備する第二利得段、 第一バッファ段出力を発生するために前記第二利得段出
力が印加される第一差動バッファ段、 第二バッファ段出力を発生するために前記第一バッファ
段出力が印加される第二差動バッファ段、 電源電圧と出力ノードとの間に接続した電流経路を具備
する第一トランジスタと基準電圧と前記出力ノードとの
間に接続した電流経路を具備する第二トランジスタとを
有するプシュプル信号出力段、 を有しており、前記第二バッファ段の出力端が前記第二
トランジスタのベースへ駆動電流を供給し、且つ第二利
得段の前記少なくと一個の活性装置の出力端が前記第一
トランジスタのベースへの駆動電流を供給することを特
徴とするプシュプルトランジスタ増幅器。 - 【請求項25】 請求項24において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置の前記出力端が前記第
一トランジスタのベースへ可変駆動電流を供給すること
を特徴とするプシュプルトランジスタ増幅器。 - 【請求項26】 請求項24において、前記第一トラン
ジスタにおける電圧が電源電圧から1VceSAT の範囲内
にスイングすることを特徴とするプシュプルトランジス
タ増幅器。 - 【請求項27】 請求項24において、前記出力段が調
和平均クラスAB電流制御を有することを特徴とするプ
シュプルトランジスタ増幅器。 - 【請求項28】 請求項24において、前記出力段の前
記第一及び第二トランジスタがNPNトランジスタであ
ることを特徴とするプシュプルトランジスタ増幅器。 - 【請求項29】 請求項28において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がPNPトランジスタ
であることを特徴とするプシュプルトランジスタ増幅
器。 - 【請求項30】 請求項28において、前記第二利得段
の前記少なくとも一個の活性装置がNPNトランジスタ
であることを特徴とするプシュプルトランジスタ増幅
器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/940,076 US5389894A (en) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | Power amplifier having high output voltage swing and high output drive current |
US940076 | 1992-09-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06244653A true JPH06244653A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=25474186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5220230A Pending JPH06244653A (ja) | 1992-09-03 | 1993-09-03 | 高出力電圧スイング及び高出力駆動電流を有するパワー増幅器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5389894A (ja) |
EP (1) | EP0586251B1 (ja) |
JP (1) | JPH06244653A (ja) |
DE (1) | DE69329045T2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2302627B (en) * | 1995-06-24 | 2000-05-03 | Motorola Inc | A high voltage operational amplifier |
US5568090A (en) * | 1995-07-25 | 1996-10-22 | Elantec, Inc. | Amplifier circuit with dynamic output stage biasing |
DE19634052C2 (de) * | 1996-08-23 | 1998-07-30 | Telefunken Microelectron | Verfahren zur Steuerung einer Gegentakt-Endstufe |
US6072341A (en) * | 1997-05-08 | 2000-06-06 | Sony Corporation | Driver circuit with pull down npn transistor and gain reduction |
US5942941A (en) * | 1997-06-17 | 1999-08-24 | Texas Instruments Incorporated | Base-current compensation circuit to reduce input offset voltage in a bipolar operational amplifier |
US7193448B2 (en) * | 2002-07-09 | 2007-03-20 | Honeywell International, Inc. | Wide dynamic range operational amplifier |
US6838942B1 (en) | 2003-07-17 | 2005-01-04 | Standard Microsystems Corporation | Efficient class-G amplifier with wide output voltage swing |
KR101580183B1 (ko) * | 2008-12-29 | 2015-12-24 | 테세라 어드밴스드 테크놀로지스, 인크. | 부스트 연산 증폭기 |
JP5848912B2 (ja) | 2010-08-16 | 2016-01-27 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 液晶表示装置の制御回路、液晶表示装置、及び当該液晶表示装置を具備する電子機器 |
US10177713B1 (en) | 2016-03-07 | 2019-01-08 | Ali Tasdighi Far | Ultra low power high-performance amplifier |
US9893689B2 (en) | 2016-06-24 | 2018-02-13 | Stmicroelectronics S.R.L. | System and method for a multistage operational amplifier |
CN112904174A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-04 | 西安易恩电气科技有限公司 | 一种半导体测试用电源和模拟信号电流电压控制装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8203667A (nl) * | 1982-09-22 | 1984-04-16 | Philips Nv | Balansversterker. |
US4587491A (en) * | 1985-04-29 | 1986-05-06 | National Semiconductor Corporation | IC class AB amplifier output stage |
US4857861A (en) * | 1987-09-23 | 1989-08-15 | U. S. Philips Corporation | Amplifier arrangement with improved quiescent current control |
US4803442A (en) * | 1987-11-16 | 1989-02-07 | Micropolis Corporation | Low power buffer amplifier |
US5166636A (en) * | 1991-07-09 | 1992-11-24 | Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. | Dynamic biasing for class a amplifier |
-
1992
- 1992-09-03 US US07/940,076 patent/US5389894A/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-09-02 DE DE69329045T patent/DE69329045T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-02 EP EP93306949A patent/EP0586251B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-03 JP JP5220230A patent/JPH06244653A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US5389894A (en) | 1995-02-14 |
DE69329045T2 (de) | 2001-03-29 |
EP0586251A1 (en) | 1994-03-09 |
EP0586251B1 (en) | 2000-07-19 |
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