JPH0624431U - コンバインの機体バランス調整装置 - Google Patents
コンバインの機体バランス調整装置Info
- Publication number
- JPH0624431U JPH0624431U JP6910992U JP6910992U JPH0624431U JP H0624431 U JPH0624431 U JP H0624431U JP 6910992 U JP6910992 U JP 6910992U JP 6910992 U JP6910992 U JP 6910992U JP H0624431 U JPH0624431 U JP H0624431U
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- JP
- Japan
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- tank
- hydraulic oil
- fuel
- tanks
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 グレンタンクの充填度合により燃料および作
動油を機体の左右側に移動させながら機体のバランスを
有効に調整可能とする。 【構成】 脱穀部AとグレンタンクBを横方向に並設し
て構成するコンバインにおいて、前記グレンタンクB側
には第1燃料タンク1aおよび第1作動油タンク2a
を、前記脱穀部A側には第2燃料タンク1bおよび第2
作動油タンク2bをそれぞれ配備し、第1と第2の燃料
タンク1a、1bの間および第1と第2の作動油タンク
2a、2bの間には、燃料および作動油を一方から他方
へ移動させるフィードポンプ3、4をそれぞれ介装して
構成したものである。
動油を機体の左右側に移動させながら機体のバランスを
有効に調整可能とする。 【構成】 脱穀部AとグレンタンクBを横方向に並設し
て構成するコンバインにおいて、前記グレンタンクB側
には第1燃料タンク1aおよび第1作動油タンク2a
を、前記脱穀部A側には第2燃料タンク1bおよび第2
作動油タンク2bをそれぞれ配備し、第1と第2の燃料
タンク1a、1bの間および第1と第2の作動油タンク
2a、2bの間には、燃料および作動油を一方から他方
へ移動させるフィードポンプ3、4をそれぞれ介装して
構成したものである。
Description
【0001】
本考案は、グレンタンクの充填度合により機体のバランスを調整できるコンバ インの機体バランス調整装置に関する。
【0002】
従来は、脱穀部とグレンタンクを横方向に並設して構成するコンバインにおい て、グレンタンクの重填度合により機体の重心移動が生じるため、機体に配備し たバランスウェイトを移動調節して機体のバランスがとれるようにすることは知 られている。
【0003】
しかしながら、そのようにバランスウェイトの移動によりバランス調整を行う ことができるように構成すると、バランスウェイト自体により機体の重量がアッ プしたり、機体の構造が複雑となってコストアップとなる、といった不具合を呈 している。
【0004】
本考案は、そのような不具合を解決し、しかも長時間の作業を行うことができ るように工夫したものであり、そのため、グレンタンク側には第1燃料タンクお よび第1作動油タンクを、脱穀部側には第2燃料タンクおよび第2作動油タンク をそれぞれ配備し、第1と第2の燃料タンクの間および第1と第2の作動油タン クの間には、燃料および作動油を一方から他方へ移動させるフィードポンプをそ れぞれ介装して構成したものである。
【0005】
したがって、グレンタンクに充填される穀粒の量が多くなってきたり、また、 グレンタンクから穀粒を排出してから再び穀粒が充填される状態となって、機体 重量の左右のバランスがとれなくなってくる状態では、両フィードポンプがそれ ぞれ作動するとともに、第1および第2の両タンクの燃料および作動油をそれぞ れ一方から他方へ移動させることができることになって、燃料および作動油の移 動により機体の左右のバランスを常に均衡させることができる。
【0006】
図1ないし図3において、図2はコンバインの概略側面図を示し、両クローラ 5により支持するシャーシ6上には、脱穀部Aと排出オーガ筒7を有するグレン タンクBとを左右にそれぞれ搭載し、脱穀部Aの前方には刈取部Cを装備すると ともに、前記グレンタンクBの前方には、エンジン8や油圧ポンプ9を後方側に 配備した搭乗運転部Dを装備して従来形構造同様に構成するが、前記グレンタン クBの前方下方には、前記エンジン8および油圧ポンプ9に連通する第1燃料タ ンク1aおよび第1作動油タンク2aを並設し、前記脱穀部Aの後部下方には、 第2燃料タンク1bおよび第2作動油タンク2bを並設し、第1と第2の燃料タ ンク1a、1b間となる配管11の途中部と、第1と第2の作動油タンク2a、 1b間となる配管12の途中部には、燃料および作動油を一方から他方へ移動さ せるフィードポンプ3、4をそれぞれ介装し、また、前記グレンタンクBの下部 とシャーシ6との間にはロードセル10を介装して構成する。
【0007】 したがって、グレンタンクB内に充填される穀粒の重量をロードセル10によ り検出できることになり、その検出値を本機のバランスコントローラで計算する とともに、その結果でフィードポンプ3、4をそれぞれ作動させながら、第1と 第2の燃料タンク1a、1bおよび第1と第2の作動油タンク2a、2bの一方 から他方へ燃料および作動油をそれぞれ移動させることができることになって、 その移動により機体の左右のバランスを常に均衡させることができることになり 、また、タンク容量も大きくとれることになって長時間の連続作業が可能となる 。
【0008】 また、図4は前記脱穀部Aの一部の断面図を示し、扱胴13の外周側と送塵処 理胴14の外周側には従来形同様に切刃15群をそれぞれ配備するが、図5およ び図6に示すように、搭乗のオペレータが操作する操作レバー16により切刃1 5群が実線の状態から仮想線の状態に出退するよう操作可能にして、ばね17、 18のダッシュポット系を装備することにより急な負荷に対しても対処可能に構 成したものであり、処理材料の条件に応じた脱穀作業が可能となって脱粒しやす い稈の持ちすぎによる動力を低減させることができたり、倒伏刈取時に処理能力 を越えた稈が扱室内に入っても詰まりにくく、しかも、詰まっても切刃での抵抗 を減らせることができてメンテナンスがしやすくなり、送塵弁が開時の送りすぎ に対しては、扱残しや枝梗付着は切刃の作用長を変えることによって性能の低下 を防ぐことができることになり、好適に実施できる。
【0009】
このように本考案は、グレンタンクB内の穀粒の充填度合により、両フィード ポンプ3、4を作動させながら、第1と第2の燃料タンク1a、1bおよび作動 油タンク2a、2bの一方から他方へ燃料および作動油を移動させることができ ることになって、その移動により機体の左右バランスを常に均衡状態にさせるこ とができることになり、機体の安定させながら安全作業ができることになり、ま た、タンク容量も大きくとれることになって長時間の連続作業も可能となり、好 適に実施できる特長を有する。
【図1】本考案実施例の要部を示した平面図である。
【図2】コンバインを概略示した右側面図である。
【図3】コンバインを概略示した左側面図である。
【図4】脱穀部の一部を概略示した側断面図である。
【図5】図4の一部を拡大して示した側面図である。
【図6】図5の他の例を示した側面図である。
A 脱穀部 B グレンタンク 1a 第1燃料タンク 1b 第2燃料タンク 2a 第1作動油タンク 2b 第2作動油タンク 3 フィードポンプ 4 フィードポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀部AとグレンタンクBを横方向に並
設して構成するコンバインにおいて、前記グレンタンク
B側には第1燃料タンク1aおよび第1作動油タンク2
aを、前記脱穀部A側には第2燃料タンク1bおよび第
2作動油タンク2bをそれぞれ配設し、第1と第2の燃
料タンク1a、1bの間および第1と第2の作動油タン
ク2a、2bの間には、燃料および作動油を一方から他
方へ移動させるフィードポンプ3、4をそれぞれ介装し
て構成したことを特徴とする機体のバランス調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6910992U JPH0624431U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | コンバインの機体バランス調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6910992U JPH0624431U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | コンバインの機体バランス調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624431U true JPH0624431U (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=13393138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6910992U Pending JPH0624431U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | コンバインの機体バランス調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624431U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08182418A (ja) * | 1995-01-09 | 1996-07-16 | Honda Motor Co Ltd | 草刈機 |
JP2017153481A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-09-07 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2019000125A (ja) * | 2018-10-11 | 2019-01-10 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2020114214A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-07-30 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP6910992U patent/JPH0624431U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08182418A (ja) * | 1995-01-09 | 1996-07-16 | Honda Motor Co Ltd | 草刈機 |
JP2017153481A (ja) * | 2017-04-06 | 2017-09-07 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2019000125A (ja) * | 2018-10-11 | 2019-01-10 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2020114214A (ja) * | 2020-03-04 | 2020-07-30 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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