JPH0624418Y2 - コンクリート矢板 - Google Patents

コンクリート矢板

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JPH0624418Y2
JPH0624418Y2 JP1598592U JP1598592U JPH0624418Y2 JP H0624418 Y2 JPH0624418 Y2 JP H0624418Y2 JP 1598592 U JP1598592 U JP 1598592U JP 1598592 U JP1598592 U JP 1598592U JP H0624418 Y2 JPH0624418 Y2 JP H0624418Y2
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JP
Japan
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sheet pile
concrete sheet
vertical main
reinforcing bars
concrete
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JP1598592U
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JPH04134540U (ja
Inventor
誠慈 松永
武彦 斉藤
南志 遠藤
Original Assignee
日本プレスコンクリート株式会社
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Publication date
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  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート矢板に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地盤中において、コンクリート
矢板の土圧による曲げ応力は一定せず、切ばりを併用す
るとさらに複雑な変化を示す。概して、その値は矢板中
央部で大きく、上下両端になるほど小さい。
【0003】しかしながら、従来のコンクリート矢板の
設計は、打ち込みの際の圧縮応力、製作上の便宜等を考
慮して圧縮側と引張側の鉄筋量を変える程度で、矢板の
長手方向に関してはほぼ均一な断面に設計されている。
しかも、各部分の鉄筋は、安全を考慮して全体に渡って
多めに配筋するのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このため、全体の使用
鉄筋量が相当なものになり、きわめて不経済なものであ
った。さらに、従来の断面設計は単に鉄筋の径、本数、
間隔を適当に変更するだけであったため鉄筋量の割には
そんなに断面強度を高めることはできなかった。
【0005】この考案は、このような前記従来の問題点
を解消するために提案されたもので、高強度を有し、か
つ、きわめて経済的で配筋に無駄がなく、製造容易なコ
ンクリート矢板を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】この考案は、コンクリ
ート矢板のコンクリート中にコンクリート矢板の長手方
向および幅方向に沿って複数本の縦主鉄筋と横鉄筋をそ
れぞれ配筋し、かつ外力による曲げ応力が大きい部分の
前記圧縮側の縦主鉄筋と引っ張り側の縦主鉄筋との間に
複数本の補強鉄筋を前記縦主鉄筋に沿ってリング状に配
筋することにより前記目的を達成するものである。
【0007】
【実施例】以下、この考案を図示する一実施例によって
説明する。
【0008】コンクリート矢板1のコンクリート中には
複数本の縦主鉄筋2,…がコンクリート矢板1の長手方
向に沿って、かつ圧縮側と引っ張り側との両側に二重に
配筋されている。
【0009】縦主鉄筋2,…のうち引っ張り側のものは
比較的太くかつ小間隔に配筋され、圧縮側のものは比較
的細く、かつ広間隔に配筋されている。
【0010】一方、圧縮側および引張り側の縦主鉄筋
2,…の内側には複数本の横鉄筋3,…がコンクリート
矢板1の幅方向に沿って一定間隔に配筋されている。横
鉄筋3,…はすべて縦主鉄筋2,…に溶接され、縦主鉄
筋2,…と相まって格子鉄筋を構成している。
【0011】また、コンクリート矢板1が地盤中におい
て土圧により大きな曲げ応力が生ずる部分A域には複数
本の補強鉄筋4,…が配筋されている。
【0012】補強鉄筋4は縦長をした略矩形のリンク状
に形成され、かつ、圧縮側の縦主鉄筋2と引張り側の縦
主鉄筋2との間に圧縮側および引張り側の縦主鉄筋2,
…に溶接しつつコンクリート矢板1の長手方向に沿って
配筋されている。
【0013】なお、補強筋4は1本に限られるものでは
なく2本ないし3本、あるいはそれ以上を並列に配筋し
てもよい。
【0014】図4および図5は、他の実施例を示すもの
であり、補強鉄筋4,…は略矩形状のらせん状に形成さ
れ、かつ、圧縮側の縦主鉄筋2と引張り側の縦主鉄筋2
との間に当該縦主鉄筋2に溶接しつつコンクリート矢板
1の長手方向に沿って配筋されている。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上の構成からなるので以下
の効果を有する。
【0016】 コンクリート矢板のコンクリート中に
全体に渡って必要最小限の縦主鉄筋と横鉄筋を配筋し、
かつ、外力による曲げ応力の大きい前記圧縮側および引
っ張り側の縦主鉄筋間に複数本の補強鉄筋が縦主鉄筋の
長手方向に沿ってリング状に配筋されているため、きわ
めて経済的で無駄のない配筋により、曲げ強度のきわめ
て大きいコンクリート矢板を容易に製造できる。
【0017】 また、補強鉄筋は単にその配筋量を増
減して断面設計するのではなく、外力による曲げ応力の
大きさに応じてリング状に配筋するため、配筋量を可能
な限り少なくすることができ、鉄筋量の節約化が図れ
る。
【0018】 さらに、補強鉄筋が単純形状に形成さ
れているため、補強鉄筋の加工および配筋もきわめて容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート矢板の配筋状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1におけるI−I線拡大断面図である。
【図3】補強鉄筋の正面図である。
【図4】コンクリート矢板の配筋状態を示すコンクリー
ト矢板の横断面図である。
【図5】補強鉄筋の斜視図である。
【符号の説明】
1…コンクリート矢板、2…縦主鉄筋、3…横鉄筋、4
…補強鉄筋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート矢板のコンクリート中にコ
    ンクリート矢板の長手方向および幅方向に沿って複数本
    の縦主鉄筋と横鉄筋をそれぞれ配筋し、かつ、外力によ
    る曲げ応力の大きい部分の前記圧縮側の縦主鉄筋と引っ
    張り側の縦主鉄筋との間に複数本の補強鉄筋を前記縦主
    鉄筋に沿ってリング状に配筋したことを特徴とするコン
    クリート矢板。
JP1598592U 1992-03-26 1992-03-26 コンクリート矢板 Expired - Lifetime JPH0624418Y2 (ja)

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JP1598592U JPH0624418Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 コンクリート矢板

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JPH04134540U JPH04134540U (ja) 1992-12-15
JPH0624418Y2 true JPH0624418Y2 (ja) 1994-06-29

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