JPH0624409Y2 - 護岸用傾斜ブロツク - Google Patents
護岸用傾斜ブロツクInfo
- Publication number
- JPH0624409Y2 JPH0624409Y2 JP1989057015U JP5701589U JPH0624409Y2 JP H0624409 Y2 JPH0624409 Y2 JP H0624409Y2 JP 1989057015 U JP1989057015 U JP 1989057015U JP 5701589 U JP5701589 U JP 5701589U JP H0624409 Y2 JPH0624409 Y2 JP H0624409Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meshing
- block
- foot
- rope
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Revetment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、人々が海岸で水と親しむことができるように
するための親水型の護岸用傾斜ブロックに関するもので
ある。
するための親水型の護岸用傾斜ブロックに関するもので
ある。
〔従来の技術〕 近年、人々が砂浜や汀線で水と親しむことができるよう
に海岸にゆるい傾斜の階段状の護岸を形成するようにし
た親水型の護岸構造体が種々提案され、使用に供されて
いる。
に海岸にゆるい傾斜の階段状の護岸を形成するようにし
た親水型の護岸構造体が種々提案され、使用に供されて
いる。
このような用途に使用される傾斜護岸ブロックは、そこ
で楽しむ幼児や老人にとって危険にならないように、ほ
ぼ矩形状でしかも後方に向って傾斜する平らな踏面を有
するブロック本体の多数のそれぞれ前後に設けた噛合足
部を交互に千鳥状に組合わせたものであり、このような
傾斜ブロック及びこれを使用する護岸構造体に関する特
開昭63−226404の発明等でも公知である。
で楽しむ幼児や老人にとって危険にならないように、ほ
ぼ矩形状でしかも後方に向って傾斜する平らな踏面を有
するブロック本体の多数のそれぞれ前後に設けた噛合足
部を交互に千鳥状に組合わせたものであり、このような
傾斜ブロック及びこれを使用する護岸構造体に関する特
開昭63−226404の発明等でも公知である。
しかしながら、このような護岸用傾斜ブロックはその重
量が重いので、ブロックの一部にブロック吊り下げ用の
鉄筋を埋め込み、吊り下げ用鉄筋をクレーンなどで吊り
下げて1個ずつ所定位置に据付けられるものであるが、
ブロックの1部でその自重を支えるため、吊り下げ時に
ブロックが破損するおそれがあり、破損を防ぐために
は、吊り下げ用の鉄筋の埋め込み長を大きくするか、ブ
ロックを鉄筋コンクリート製とする必要があり、ブロッ
ク製作時に鉄筋の加工、配筋という作業が必要になり、
ブロック製作に手間がかかるという問題があった。
量が重いので、ブロックの一部にブロック吊り下げ用の
鉄筋を埋め込み、吊り下げ用鉄筋をクレーンなどで吊り
下げて1個ずつ所定位置に据付けられるものであるが、
ブロックの1部でその自重を支えるため、吊り下げ時に
ブロックが破損するおそれがあり、破損を防ぐために
は、吊り下げ用の鉄筋の埋め込み長を大きくするか、ブ
ロックを鉄筋コンクリート製とする必要があり、ブロッ
ク製作時に鉄筋の加工、配筋という作業が必要になり、
ブロック製作に手間がかかるという問題があった。
本考案は、前記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、ブロックの製作に手間がかからず、クレー
ンによる傾斜ブロックの運搬及び据付が容易に、かつ安
全に行なわれうる護岸用傾斜ブロックを提供することを
解決課題としたものである。
ものであり、ブロックの製作に手間がかからず、クレー
ンによる傾斜ブロックの運搬及び据付が容易に、かつ安
全に行なわれうる護岸用傾斜ブロックを提供することを
解決課題としたものである。
上記の課題を解決するための手段として、本考案の護岸
用傾斜ブロックは、ほぼ矩形状に形成された踏面を有す
る傾斜ブロック本体の前部及び後部の中央の底部に、そ
れぞれ噛合足部を設け、かつそれらの噛合足部の上方両
側に、噛合足部の噛合部を形成し、その噛合部のうち
の、前部の噛合足部の両側位置に、垂直面と、下面の前
部にわたってロープが遊嵌する溝を形成し、かつ傾斜ブ
ロック本体の一方の側面には凸部を、他方の側面には凹
部を形成した護岸用傾斜ブロックからなる。
用傾斜ブロックは、ほぼ矩形状に形成された踏面を有す
る傾斜ブロック本体の前部及び後部の中央の底部に、そ
れぞれ噛合足部を設け、かつそれらの噛合足部の上方両
側に、噛合足部の噛合部を形成し、その噛合部のうち
の、前部の噛合足部の両側位置に、垂直面と、下面の前
部にわたってロープが遊嵌する溝を形成し、かつ傾斜ブ
ロック本体の一方の側面には凸部を、他方の側面には凹
部を形成した護岸用傾斜ブロックからなる。
このように構成された護岸用傾斜ブロックは、ブロック
に吊り下げ用鉄筋を配置することなく、その噛合足部の
両側に設けた各溝にそれぞれロープをかけて、クレーン
により容易に、かつ安全に吊り下げて運搬及び据付を行
なうことができる。
に吊り下げ用鉄筋を配置することなく、その噛合足部の
両側に設けた各溝にそれぞれロープをかけて、クレーン
により容易に、かつ安全に吊り下げて運搬及び据付を行
なうことができる。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、第1
図は本考案の護岸用傾斜ブロックにロープを掛けて吊り
下げた一実施例における底面から見た斜視図、第2図は
第1図の上面より見た斜視図、第3図は第1図の上面か
ら見た平面図、第4図は第3図の底面から見た平面図、
第5図は第1図の傾斜ブロックの組合わせ状態を示す斜
視図、第6図は第5図の側面図、第7−A図及び第7−
B図は傾斜ブロック据付手順の側面図である。
図は本考案の護岸用傾斜ブロックにロープを掛けて吊り
下げた一実施例における底面から見た斜視図、第2図は
第1図の上面より見た斜視図、第3図は第1図の上面か
ら見た平面図、第4図は第3図の底面から見た平面図、
第5図は第1図の傾斜ブロックの組合わせ状態を示す斜
視図、第6図は第5図の側面図、第7−A図及び第7−
B図は傾斜ブロック据付手順の側面図である。
まず、この護岸用傾斜ブロックは、第2図及び第3図に
示すごとくほぼ矩形状に形成され、後方に向って傾斜し
た踏面2を有する傾斜ブロック本体1の前部及び後部に
それぞれ噛合足部3及び4を設けており、それらの噛合
足部3,4の両側には第1図及び第4図に示すごとく、
これら噛合足部3,4の噛合部5,6がそれぞれ形成さ
れている。
示すごとくほぼ矩形状に形成され、後方に向って傾斜し
た踏面2を有する傾斜ブロック本体1の前部及び後部に
それぞれ噛合足部3及び4を設けており、それらの噛合
足部3,4の両側には第1図及び第4図に示すごとく、
これら噛合足部3,4の噛合部5,6がそれぞれ形成さ
れている。
すなわち、第5図及び第6図のごとく、これらの傾斜ブ
ロック本体1はそれぞれ千鳥状で、かつ階段状に組合わ
されるが、前部の噛合部5は前部の噛合足部3の両側に
傾斜して引っ込んだ形状であり、ここに組合わされる他
の傾斜ブロック本体1の後部の噛合足部4が入り込み、
一方、後部の噛合部6はその噛合足部4の両側に傾斜し
て引っ込んだ形状であり、ここに他の傾斜ブロック本体
1の前部の噛合足部3が入り込むようになっている。
ロック本体1はそれぞれ千鳥状で、かつ階段状に組合わ
されるが、前部の噛合部5は前部の噛合足部3の両側に
傾斜して引っ込んだ形状であり、ここに組合わされる他
の傾斜ブロック本体1の後部の噛合足部4が入り込み、
一方、後部の噛合部6はその噛合足部4の両側に傾斜し
て引っ込んだ形状であり、ここに他の傾斜ブロック本体
1の前部の噛合足部3が入り込むようになっている。
そこで、本考案の傾斜ブロック本体1では、上記前部の
噛合足部3の両側に竪方向の溝7を形成しており、左右
の両方の溝7にそれぞれ第1図及び第2図の一点鎖線で
示すごとくロープ10を掛け、クレーンのフック9で吊
り下げて運搬できるようにしている。
噛合足部3の両側に竪方向の溝7を形成しており、左右
の両方の溝7にそれぞれ第1図及び第2図の一点鎖線で
示すごとくロープ10を掛け、クレーンのフック9で吊
り下げて運搬できるようにしている。
傾斜ブロックを据付けるには、第7−A図に示すごと
く、すでに据付されている傾斜ブロックの後側に、ロー
プ10を掛け、クレーンのフック9で吊り下げられたま
まの状態で、前部の噛合足部3を入り込ませる。つづい
て、第7−B図に示すごとく、ロープ10をクレーンの
フック9から外し、矢印A方向にロープ10を引き抜
く。
く、すでに据付されている傾斜ブロックの後側に、ロー
プ10を掛け、クレーンのフック9で吊り下げられたま
まの状態で、前部の噛合足部3を入り込ませる。つづい
て、第7−B図に示すごとく、ロープ10をクレーンの
フック9から外し、矢印A方向にロープ10を引き抜
く。
また、この実施例では、第3図に示すごとく、傾斜ブロ
ック本体1の左右両側面にそれぞれ対応する凸部8Aと
凹部8Bとを設けており、横方向に組合わされる傾斜ブ
ロック本体1のこれら凸部8Aと凹部8Bとの噛合によ
り、第5図のごとく、護岸用傾斜ブロックとして組付け
られた時の前後のずれ動きを防止するようにしている。
ック本体1の左右両側面にそれぞれ対応する凸部8Aと
凹部8Bとを設けており、横方向に組合わされる傾斜ブ
ロック本体1のこれら凸部8Aと凹部8Bとの噛合によ
り、第5図のごとく、護岸用傾斜ブロックとして組付け
られた時の前後のずれ動きを防止するようにしている。
(1)噛合足部の上方両側に設けた噛合部のうちの、前部
の噛合足部の両側位置に、垂直面と、下面の前部にわた
ってロープが遊嵌する溝を作ったから、傾斜ブロック本
体をクレーン等でロープにより運搬する際には、ロープ
が噛合部の垂直面の溝と、下面の前部にわたる溝の中に
食い込むのでロープのはずれが全く生じないだけでな
く、垂直面の溝の存在により、傾斜ブロック本体上に及
んだ波や水を、それらの垂直の溝により容易、かつ確実
に逃がすことができる。
の噛合足部の両側位置に、垂直面と、下面の前部にわた
ってロープが遊嵌する溝を作ったから、傾斜ブロック本
体をクレーン等でロープにより運搬する際には、ロープ
が噛合部の垂直面の溝と、下面の前部にわたる溝の中に
食い込むのでロープのはずれが全く生じないだけでな
く、垂直面の溝の存在により、傾斜ブロック本体上に及
んだ波や水を、それらの垂直の溝により容易、かつ確実
に逃がすことができる。
(2).前部の噛合部の垂直面にロープ用の溝を設けたの
で、傾斜ブロック本体をクレーン等によりロープを使っ
て、既に設置した傾斜ブロック本体に接触して設けた場
合、垂直面の溝の中にロープが入り込んでいるから、傾
斜ブロック本体を他の傾斜ブロック本体に接触させて設
置してもロープは抵抗なく抜きとることができる。もし
垂直面にロープ用の溝がないと、垂直面のロープが隣接
する傾斜ブロック本体間にはさまれて抜きとることがで
きないのであるが、本考案ではそのような不都合がな
い。
で、傾斜ブロック本体をクレーン等によりロープを使っ
て、既に設置した傾斜ブロック本体に接触して設けた場
合、垂直面の溝の中にロープが入り込んでいるから、傾
斜ブロック本体を他の傾斜ブロック本体に接触させて設
置してもロープは抵抗なく抜きとることができる。もし
垂直面にロープ用の溝がないと、垂直面のロープが隣接
する傾斜ブロック本体間にはさまれて抜きとることがで
きないのであるが、本考案ではそのような不都合がな
い。
(3)傾斜ブロック本体の一方の側面には凸部を、また他
方の側面には凹部を形成したから、傾斜ブロック本体を
横に並べると、それらの凹凸部が嵌合し合い、傾斜ブロ
ック本体の前後方向へのずれ動きを完全に防止できる。
方の側面には凹部を形成したから、傾斜ブロック本体を
横に並べると、それらの凹凸部が嵌合し合い、傾斜ブロ
ック本体の前後方向へのずれ動きを完全に防止できる。
第1図は本考案の護岸用傾斜ブロックにロープを掛けて
吊り下げた一実施例における底面から見た斜視図、第2
図は第1図の上面より見た斜視図、第3図は第1図の上
面から見た平面図、第4図は第3図の底面から見た平面
図、第5図は第1図の傾斜ブロックの組合わせ状態を示
す斜視図、第6図は第5図の側面図、第7−A図及び第
7−B図は傾斜ブロック据付手順の側面図である。 1……傾斜ブロック本体、2……踏面、3,4……噛合
足部、5,6……噛合部、7……溝。
吊り下げた一実施例における底面から見た斜視図、第2
図は第1図の上面より見た斜視図、第3図は第1図の上
面から見た平面図、第4図は第3図の底面から見た平面
図、第5図は第1図の傾斜ブロックの組合わせ状態を示
す斜視図、第6図は第5図の側面図、第7−A図及び第
7−B図は傾斜ブロック据付手順の側面図である。 1……傾斜ブロック本体、2……踏面、3,4……噛合
足部、5,6……噛合部、7……溝。
Claims (1)
- 【請求項1】ほぼ矩形状に形成された踏面を有する傾斜
ブロック本体の前部及び後部の中央の底部にそれぞれ噛
合足部を設け、かつそれらの噛合足部の上方両側に、噛
合足部の噛合部を形成し、その噛合部のうちの、前部の
噛合足部の両側位置に、垂直面と、下面の前部にわたっ
てロープが遊嵌する溝を形成し、かつ傾斜ブロック本体
の一方の側面には凸部を、他方の側面には凹部を形成し
た護岸用傾斜ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057015U JPH0624409Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 護岸用傾斜ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057015U JPH0624409Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 護岸用傾斜ブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02148031U JPH02148031U (ja) | 1990-12-17 |
JPH0624409Y2 true JPH0624409Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31581348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989057015U Expired - Lifetime JPH0624409Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 護岸用傾斜ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624409Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6375209A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-05 | Giken Kogyo Kk | 護岸用階段式ブロツク |
JPS63226404A (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-21 | Nippon Tetorapotsuto Kk | 傾斜ブロツクおよびこれを使用する護岸構造体 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1989057015U patent/JPH0624409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02148031U (ja) | 1990-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU749743B2 (en) | Revetment block | |
US4913595A (en) | Shoreline breakwater | |
CA2084234C (en) | Earthwork system | |
US20100303555A1 (en) | Concrete block for wall, walls having such blocks, and methods | |
US3703059A (en) | Extensible perforate floor mat and friction device | |
JPH0624409Y2 (ja) | 護岸用傾斜ブロツク | |
JP2000510207A (ja) | 護岸舗装 | |
JPH06200606A (ja) | 舗装用および床面、壁面用タイル | |
US4661012A (en) | Soil retaining apparatus and blocks therefor | |
JP6209704B1 (ja) | 防災ブロックマット | |
JPS5862225A (ja) | 法面保護工法 | |
JPH0723073Y2 (ja) | 護岸用金網 | |
KR200457052Y1 (ko) | 식생 호안 블록 및 그것의 체결 구조 | |
US3516255A (en) | Concrete component or block for a protective covering structure | |
JP4066030B2 (ja) | 護岸ブロック | |
JP3728602B2 (ja) | 両面ブロック | |
JP2003278128A (ja) | 河川法面保護マットおよびこの河川法面保護マットを用いた土木構造物 | |
JPH0516825U (ja) | 被覆用ブロツク | |
JPH0437969Y2 (ja) | ||
JP3035094U (ja) | 護岸ブロック | |
JPH0762334B2 (ja) | 護岸ブロック | |
JP3423699B2 (ja) | 護岸等に使用するコンクリート製ブロック | |
JPS6115062Y2 (ja) | ||
JPS6375209A (ja) | 護岸用階段式ブロツク | |
JP4649031B2 (ja) | 人工魚礁とそれに用いられる滑動防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |