JPH0624397A - ジンバルおよび絞り調整されるスラスタを使用する宇宙船姿勢制御および運動量アンローディング方法および装置 - Google Patents
ジンバルおよび絞り調整されるスラスタを使用する宇宙船姿勢制御および運動量アンローディング方法および装置Info
- Publication number
- JPH0624397A JPH0624397A JP5123099A JP12309993A JPH0624397A JP H0624397 A JPH0624397 A JP H0624397A JP 5123099 A JP5123099 A JP 5123099A JP 12309993 A JP12309993 A JP 12309993A JP H0624397 A JPH0624397 A JP H0624397A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacecraft
- momentum
- thruster
- attitude
- gimbal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 20
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 claims description 8
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 claims description 8
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 3
- 239000003380 propellant Substances 0.000 abstract description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 241000047703 Nonion Species 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- JJWKPURADFRFRB-UHFFFAOYSA-N carbonyl sulfide Chemical compound O=C=S JJWKPURADFRFRB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 1
- 230000005686 electrostatic field Effects 0.000 description 1
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000012804 iterative process Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000009738 saturating Methods 0.000 description 1
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 description 1
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical compound [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64G—COSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
- B64G1/00—Cosmonautic vehicles
- B64G1/22—Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
- B64G1/24—Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control
- B64G1/26—Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control using jets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 宇宙船姿勢制御装置、特にノタメ宇宙船姿勢
制御およびモーメンタムアンローディングのため宇宙船
スラスタを同時にジンバルおよび絞り調整するための方
法および装置に関する。 【構成】 宇宙船(201)は、宇宙船(201)の一
面上の2対の単一ジンバルおよび絞り調整スラスタ(2
21〜224)の一つを使用することによってその北−
南位置を維持する。スラスタ(221〜224)の絞り
(118)およびジンバル(116)が、宇宙船201
に対して所望の姿勢を維持し、同時に宇宙船201のモ
ーメンタム安定化ホイール(120,121)を同時に
脱飽和化するようなトルクを宇宙船(201)上に生ず
るように制御される。 【効果】 忠実性を犠牲にすることなく任務寿命中燃料
効率を最大化し得る。
制御およびモーメンタムアンローディングのため宇宙船
スラスタを同時にジンバルおよび絞り調整するための方
法および装置に関する。 【構成】 宇宙船(201)は、宇宙船(201)の一
面上の2対の単一ジンバルおよび絞り調整スラスタ(2
21〜224)の一つを使用することによってその北−
南位置を維持する。スラスタ(221〜224)の絞り
(118)およびジンバル(116)が、宇宙船201
に対して所望の姿勢を維持し、同時に宇宙船201のモ
ーメンタム安定化ホイール(120,121)を同時に
脱飽和化するようなトルクを宇宙船(201)上に生ず
るように制御される。 【効果】 忠実性を犠牲にすることなく任務寿命中燃料
効率を最大化し得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙船の位置制御に関
し、特定するとスラスタを同時にジンバルおよび絞り調
整して、北−南位置保持操縦を遂行しながら、所望の宇
宙船姿勢を維持し、累積されたピッチおよびヨーモーメ
ンタムをアンロードする装置および方法に関する。
し、特定するとスラスタを同時にジンバルおよび絞り調
整して、北−南位置保持操縦を遂行しながら、所望の宇
宙船姿勢を維持し、累積されたピッチおよびヨーモーメ
ンタムをアンロードする装置および方法に関する。
【0002】
【従来技術】静止宇宙船が一度オンステーションとなる
と、北−南位置保持操縦が宇宙船の全推進剤の大部分を
消費する。静止通信宇宙船の場合、通信ハードウェアを
予め選択された惑星位置に配向するように宇宙船の姿勢
を制御することが必須であり、宇宙船のモーメンタムホ
イール安定化システムに蓄積されたモーメンタムの周期
的アンローディングすなわち「脱飽和化」も同様であ
る。それゆえ、北−南位置保持、姿勢の修正およびモー
メンタムの脱飽和化の効率を増すことは、任務寿命を相
当に延長し得る。
と、北−南位置保持操縦が宇宙船の全推進剤の大部分を
消費する。静止通信宇宙船の場合、通信ハードウェアを
予め選択された惑星位置に配向するように宇宙船の姿勢
を制御することが必須であり、宇宙船のモーメンタムホ
イール安定化システムに蓄積されたモーメンタムの周期
的アンローディングすなわち「脱飽和化」も同様であ
る。それゆえ、北−南位置保持、姿勢の修正およびモー
メンタムの脱飽和化の効率を増すことは、任務寿命を相
当に延長し得る。
【0003】軌道上宇宙船は、位置保持、姿勢制御およ
びモーメンタム脱飽和化のための数種の機構を有し得
る。宇宙船をトランスファ軌道から同期軌道に運ぶのに
普通使用される二元推推進剤スラスタは、位置保持のた
めにも使用できようが、この種のスラスタは、スラスタ
の非整合、質量中心のオフセットおよび羽毛状物との衝
突に起因して比較的強力な擾乱トルクを生ずる。それゆ
え、これらのスラスタは、位置保持中における高度に正
確な姿勢指向には不適合であり、精密な姿勢調節および
精密なモーメンタム脱飽和化にはほとんど役立たない。
信頼性の懸念からも、この種のスラスタは宇宙船の全寿
命にわたる主宇宙船軌道および姿勢誤差制御のために残
しておくべきことが要求される。
びモーメンタム脱飽和化のための数種の機構を有し得
る。宇宙船をトランスファ軌道から同期軌道に運ぶのに
普通使用される二元推推進剤スラスタは、位置保持のた
めにも使用できようが、この種のスラスタは、スラスタ
の非整合、質量中心のオフセットおよび羽毛状物との衝
突に起因して比較的強力な擾乱トルクを生ずる。それゆ
え、これらのスラスタは、位置保持中における高度に正
確な姿勢指向には不適合であり、精密な姿勢調節および
精密なモーメンタム脱飽和化にはほとんど役立たない。
信頼性の懸念からも、この種のスラスタは宇宙船の全寿
命にわたる主宇宙船軌道および姿勢誤差制御のために残
しておくべきことが要求される。
【0004】宇宙船は、姿勢制御およびモーメンタム脱
飽和化のために磁気トルクを使用し得るが、これらのデ
バイスは、側方力なしにトルクを生ずるから、位置保持
の補助にならない。磁気トルクは、地球磁界に関する電
気コイルのダイポールモーメントの力を使用することに
よって宇宙船の姿勢を変える。残念ながら、磁気トルク
は、重く、少しのパワーしか生ぜず、ダイポールモーメ
ントセグメントと地球の磁界との整列に起因して宇宙船
のピッチ姿勢を制御するのに使用できない。
飽和化のために磁気トルクを使用し得るが、これらのデ
バイスは、側方力なしにトルクを生ずるから、位置保持
の補助にならない。磁気トルクは、地球磁界に関する電
気コイルのダイポールモーメントの力を使用することに
よって宇宙船の姿勢を変える。残念ながら、磁気トルク
は、重く、少しのパワーしか生ぜず、ダイポールモーメ
ントセグメントと地球の磁界との整列に起因して宇宙船
のピッチ姿勢を制御するのに使用できない。
【0005】第3の可能な技術は、イオン推進である。
イオン推進スラスタにおいては、電磁界がキセノンガス
のような推進剤をイオン化し、静電界がスラスタ本体か
ら推進剤を遠ざけるように加速する。イオン推進系ハー
ドウェアには初重量の不利はあるが、イオンスラスタの
特定のインパルスは、推進薬剤のインパルスより相当高
く、イオン推進を長い任務における位置保持に適合せし
める。加えて、イオンスラスタは、全3軸において宇宙
船姿勢およびモーメンタムを制御するのに使用できる。
これらの理由のため、イオンスラスタは、長任務寿命を
有する宇宙船に関する北−南位置保持に適当であり望ま
しいものである。
イオン推進スラスタにおいては、電磁界がキセノンガス
のような推進剤をイオン化し、静電界がスラスタ本体か
ら推進剤を遠ざけるように加速する。イオン推進系ハー
ドウェアには初重量の不利はあるが、イオンスラスタの
特定のインパルスは、推進薬剤のインパルスより相当高
く、イオン推進を長い任務における位置保持に適合せし
める。加えて、イオンスラスタは、全3軸において宇宙
船姿勢およびモーメンタムを制御するのに使用できる。
これらの理由のため、イオンスラスタは、長任務寿命を
有する宇宙船に関する北−南位置保持に適当であり望ま
しいものである。
【0006】推進薬剤スラスタの場合と同様に、イオン
スラスタの点火は、宇宙船上に擾乱トルクを生じ、望ま
しくない姿勢運動をもたらす。太陽圧力も、宇宙船に追
加の望ましくない擾乱を付与する。この種の擾乱トルク
に対抗するために、普通モーメンタムホイール安定化装
置が使用される。この種の装置は、普通1または複数の
モーメンタムホイールを備え、宇宙船の姿勢の変化を感
知するようにループを制御する。宇宙船上のセンサは、
ヨー,ピッチおよびロールを検出し得る。制御ループ
は、感知された姿勢に基づき蓄積されたピッチおよびヨ
ーモーメンタムを吸収し、オフロードするためにホイー
ルの必要とされる速度を決定する。一般に、ヨーおよび
ピッチモーメンタムは、モーメンタムホイールにより直
接吸収され、ロールモーメンタムは、モーメンタムで偏
倚される宇宙船の相互結合ダイナミックスから生ずるヨ
ー本体角度の変化として吸収される。モーメンタムホイ
ールに蓄積されるモーメンタムは、モーメンタムホイー
ルを限定された操作可能な速度範囲に維持するため周期
的に解放されねばならない、すなわち脱飽和化されねば
ならない。脱飽和化は、普通、蓄積されたモーメンタム
を低減するために、推進力による推力付与または磁気的
トルクの付与により宇宙船に外部トルクを加えることに
よって行われる。
スラスタの点火は、宇宙船上に擾乱トルクを生じ、望ま
しくない姿勢運動をもたらす。太陽圧力も、宇宙船に追
加の望ましくない擾乱を付与する。この種の擾乱トルク
に対抗するために、普通モーメンタムホイール安定化装
置が使用される。この種の装置は、普通1または複数の
モーメンタムホイールを備え、宇宙船の姿勢の変化を感
知するようにループを制御する。宇宙船上のセンサは、
ヨー,ピッチおよびロールを検出し得る。制御ループ
は、感知された姿勢に基づき蓄積されたピッチおよびヨ
ーモーメンタムを吸収し、オフロードするためにホイー
ルの必要とされる速度を決定する。一般に、ヨーおよび
ピッチモーメンタムは、モーメンタムホイールにより直
接吸収され、ロールモーメンタムは、モーメンタムで偏
倚される宇宙船の相互結合ダイナミックスから生ずるヨ
ー本体角度の変化として吸収される。モーメンタムホイ
ールに蓄積されるモーメンタムは、モーメンタムホイー
ルを限定された操作可能な速度範囲に維持するため周期
的に解放されねばならない、すなわち脱飽和化されねば
ならない。脱飽和化は、普通、蓄積されたモーメンタム
を低減するために、推進力による推力付与または磁気的
トルクの付与により宇宙船に外部トルクを加えることに
よって行われる。
【0007】磁気トルク発生装置は、上に論述したよう
に、1軸における蓄積されたモーメンタムに対抗でき
ず、他の2軸においては緩慢である。推進薬剤スラスタ
の点火は、位置保持中高度に正確な宇宙船の姿勢を維持
するのには適合しない。何故ならば、それが生ずる擾乱
トルクは、普通、適正な姿勢を維持するホイール装置の
能力を圧倒するからである。推進薬剤スラスタの点火は
また、普通、高度に正確な姿勢の指向を同時に制御しな
がらホイールの脱飽和に使用するには強過ぎ、制御困難
である。
に、1軸における蓄積されたモーメンタムに対抗でき
ず、他の2軸においては緩慢である。推進薬剤スラスタ
の点火は、位置保持中高度に正確な宇宙船の姿勢を維持
するのには適合しない。何故ならば、それが生ずる擾乱
トルクは、普通、適正な姿勢を維持するホイール装置の
能力を圧倒するからである。推進薬剤スラスタの点火は
また、普通、高度に正確な姿勢の指向を同時に制御しな
がらホイールの脱飽和に使用するには強過ぎ、制御困難
である。
【0008】Johansenの米国特許第3,937,423 号は、自
由度1の一つのモーメンタムホイールせ宇宙船の3軸に
沿っての姿勢を制御し、かつ宇宙船が軌道上にある間、
宇宙船の姿勢誤差の修正を可能にしその章動を低減する
ため数台のジェットを脈動させるための装置を開示して
いる。この特許の装置は、位置保持推力付与中擾乱トル
クに抵抗し得ず、あるいはモーメンタムホイール装置を
脱飽和化できない。
由度1の一つのモーメンタムホイールせ宇宙船の3軸に
沿っての姿勢を制御し、かつ宇宙船が軌道上にある間、
宇宙船の姿勢誤差の修正を可能にしその章動を低減する
ため数台のジェットを脈動させるための装置を開示して
いる。この特許の装置は、位置保持推力付与中擾乱トル
クに抵抗し得ず、あるいはモーメンタムホイール装置を
脱飽和化できない。
【0009】Lehner等の米国特許第4,521,855 号は、軌
道航行衛星において連続的軌道上体制でヨー誤差および
ヨーおよびロールモーメンタムを測定し修正するための
機構を開示しており、蓄積されたモーメンタムをアンロ
ードするために磁気トルク発生器を使用することを企画
している。Lehnerの特許はまた、本発明に従って使用さ
れる制御ループおよびモーメンタム分配サブシステムの
理解に役立つ従来技術を参照しているが、北−南位置保
持操縦中の同時の姿勢制御およびモーメンタム分配の問
題を扱っていない。
道航行衛星において連続的軌道上体制でヨー誤差および
ヨーおよびロールモーメンタムを測定し修正するための
機構を開示しており、蓄積されたモーメンタムをアンロ
ードするために磁気トルク発生器を使用することを企画
している。Lehnerの特許はまた、本発明に従って使用さ
れる制御ループおよびモーメンタム分配サブシステムの
理解に役立つ従来技術を参照しているが、北−南位置保
持操縦中の同時の姿勢制御およびモーメンタム分配の問
題を扱っていない。
【0010】Chan等の米国特許第4,767,048 号は、宇宙
船の一面からスラスタを点火し、ついで同時に自動的な
西−東位置保持を遂行しながら面間で点火を交番するこ
とによってモーメンタムホイールを脱飽和化するための
装置を開示している。Chan等の特許は、宇宙船姿勢制御
に関係する背景技術を参照するのに役立つ。普通、東−
西位置保持は、北−南位置保持よりもはるかに小さい力
しか必要とせず、Chan等の特許は、北−南位置保持に必
要な比較的大きな側方力を発生しながら同時にモーメン
タムホイールを脱飽和化するための沿う著を扱っていな
い。さらに、Chan等の特許は、対応する姿勢維持または
章動の問題を扱っていない。
船の一面からスラスタを点火し、ついで同時に自動的な
西−東位置保持を遂行しながら面間で点火を交番するこ
とによってモーメンタムホイールを脱飽和化するための
装置を開示している。Chan等の特許は、宇宙船姿勢制御
に関係する背景技術を参照するのに役立つ。普通、東−
西位置保持は、北−南位置保持よりもはるかに小さい力
しか必要とせず、Chan等の特許は、北−南位置保持に必
要な比較的大きな側方力を発生しながら同時にモーメン
タムホイールを脱飽和化するための沿う著を扱っていな
い。さらに、Chan等の特許は、対応する姿勢維持または
章動の問題を扱っていない。
【0011】Garg等の米国特許第4,825,646 号は、少な
くとも3対のスラスタを必要とする宇宙船姿勢制御装置
を開示している。Garg等の装置は、北−南位置保持、章
動低減またはモーメンタムホイール脱飽和化の問題に関
係してない。
くとも3対のスラスタを必要とする宇宙船姿勢制御装置
を開示している。Garg等の装置は、北−南位置保持、章
動低減またはモーメンタムホイール脱飽和化の問題に関
係してない。
【0012】Challoner 等の米国特許第4,848,706 号
は、宇宙船のスパン部分に装着され、北−南速度および
姿勢制御を行うために整数のスピン期間の間連続的に点
火される軸方向非ジンバル調整スラスタを開示してい
る。Challoner 等の特許は、モーメンタムホイール脱飽
和化の問題を扱っていない。
は、宇宙船のスパン部分に装着され、北−南速度および
姿勢制御を行うために整数のスピン期間の間連続的に点
火される軸方向非ジンバル調整スラスタを開示してい
る。Challoner 等の特許は、モーメンタムホイール脱飽
和化の問題を扱っていない。
【0013】AIAA/ASME/SAE/ASEE第25回Joint Propul
sion Conference,論文AIAA-89-2274にT.G.Duhamel によ
り提示された「Implementation of Electric Propulsion
forNorth-South station keeping on the EUROSTAR Sp
acecraft」なる論文は、宇宙船EUROSTARに関する北−南
位置保持のためのイオン推進の実施について開示してい
る。イオンスラスタは、2軸スラスタ指向機構を使用し
て宇宙船の質量中心に整列される。2軸スラスタは、質
量中心に関する推進方向の非整合により引き起こされる
擾乱トルクを最小化するためロールおよびヨー両軸にト
ルクを供給する。Duhamel 特許の2軸ジンバルは、3軸
姿勢制御に使用されることは明らかでなく、単にスラス
ト方向を質量中心と整列するだけである。ピッチモーメ
ンタムホイールは、ピッチ軸に関する制御を行う。Duha
mel の特許は、1軸上でジンバル調整し、一方のスラス
タの出力を他方のスラスタに関して調節して全3軸でト
ルクを生じさせることについて開示していない。Duhame
l の特許はまた、トルクを生じることによりモーメンタ
ムホイールの脱飽和化を行うことを開示していない。Du
hamel 特許は、北−南方向からおおよそ45度の比較的不
十分なイオンスラスタの傾斜について教示している。さ
らに、Duhamel 特許により提唱される2軸ジンバルは、
1軸ジンバルよりも比較的複雑で、重く、信頼性に欠け
る。
sion Conference,論文AIAA-89-2274にT.G.Duhamel によ
り提示された「Implementation of Electric Propulsion
forNorth-South station keeping on the EUROSTAR Sp
acecraft」なる論文は、宇宙船EUROSTARに関する北−南
位置保持のためのイオン推進の実施について開示してい
る。イオンスラスタは、2軸スラスタ指向機構を使用し
て宇宙船の質量中心に整列される。2軸スラスタは、質
量中心に関する推進方向の非整合により引き起こされる
擾乱トルクを最小化するためロールおよびヨー両軸にト
ルクを供給する。Duhamel 特許の2軸ジンバルは、3軸
姿勢制御に使用されることは明らかでなく、単にスラス
ト方向を質量中心と整列するだけである。ピッチモーメ
ンタムホイールは、ピッチ軸に関する制御を行う。Duha
mel の特許は、1軸上でジンバル調整し、一方のスラス
タの出力を他方のスラスタに関して調節して全3軸でト
ルクを生じさせることについて開示していない。Duhame
l の特許はまた、トルクを生じることによりモーメンタ
ムホイールの脱飽和化を行うことを開示していない。Du
hamel 特許は、北−南方向からおおよそ45度の比較的不
十分なイオンスラスタの傾斜について教示している。さ
らに、Duhamel 特許により提唱される2軸ジンバルは、
1軸ジンバルよりも比較的複雑で、重く、信頼性に欠け
る。
【0014】ETS-VI衛星プログラム印刷物の一部として
東芝により開示された他のシステムは、東−西位置維持
のためのイオン推進力付与の間の姿勢安定化のために4
基のリアクションホイールと推進薬剤モーメンタムアン
ローディングを使用する。この開示は、ジンバルまたは
絞り調整されるイオンスラスタの使用を教示していない
し、位置決め操作中の姿勢制御および推進薬剤スラスタ
なしでの同時の脱飽和化を開示してもいない。さらにこ
の文献に関係するような東−西位置維持のための点火継
続時間は、北−南位置決めのために必要とされるものよ
り相当に短い。
東芝により開示された他のシステムは、東−西位置維持
のためのイオン推進力付与の間の姿勢安定化のために4
基のリアクションホイールと推進薬剤モーメンタムアン
ローディングを使用する。この開示は、ジンバルまたは
絞り調整されるイオンスラスタの使用を教示していない
し、位置決め操作中の姿勢制御および推進薬剤スラスタ
なしでの同時の脱飽和化を開示してもいない。さらにこ
の文献に関係するような東−西位置維持のための点火継
続時間は、北−南位置決めのために必要とされるものよ
り相当に短い。
【0015】
【発明の課題】理想的には、宇宙船制御システムは、信
頼性を犠牲にすることなく任務寿命中の燃料効率を最小
化するものであろう。宇宙船の姿勢を維持し、独立のス
ラスタ点火なしにモーメンタムを脱飽和化する簡単なシ
ステムで、この目標を実現する。
頼性を犠牲にすることなく任務寿命中の燃料効率を最小
化するものであろう。宇宙船の姿勢を維持し、独立のス
ラスタ点火なしにモーメンタムを脱飽和化する簡単なシ
ステムで、この目標を実現する。
【0016】
【課題を解決するための手段】北−南位置保持操縦を遂
行しながら同時に姿勢ダイナミックスを安定化し宇宙船
201のモーメンタムホイール系122を脱飽和化する
ことによって、効率および信頼性を既存の機構以上に向
上し得る。これらの結果を達成するために、宇宙船(2
01)位置、姿勢および蓄積されたホイール(120,
121)モーメンタムが感知され、位置保持操縦を遂行
するに必要な力、宇宙船(201)に対する所望の姿勢
を生じ、ホイール(120,121)を脱飽和化するに
必要なトルクが決定され、そしてイオン推進力スラスタ
(221−224)が、宇宙船(201)上に所望のト
ルクを生ずるように絞りおよびジンバル調整される。質
量を減じ、信頼性を増すために6軸ジンバル(116)
を使用するのが好ましい。
行しながら同時に姿勢ダイナミックスを安定化し宇宙船
201のモーメンタムホイール系122を脱飽和化する
ことによって、効率および信頼性を既存の機構以上に向
上し得る。これらの結果を達成するために、宇宙船(2
01)位置、姿勢および蓄積されたホイール(120,
121)モーメンタムが感知され、位置保持操縦を遂行
するに必要な力、宇宙船(201)に対する所望の姿勢
を生じ、ホイール(120,121)を脱飽和化するに
必要なトルクが決定され、そしてイオン推進力スラスタ
(221−224)が、宇宙船(201)上に所望のト
ルクを生ずるように絞りおよびジンバル調整される。質
量を減じ、信頼性を増すために6軸ジンバル(116)
を使用するのが好ましい。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明を実施例について
説明する。本発明に従う図1〜4および図5〜8を参照
して説明すると、3軸安定化モーメンタム偏倚宇宙船2
01は、3ジメンションにおける擾乱トルク306,4
06,506および制御トルク305,405,505
により作用を受ける。生じた全トルク307,407,
507は、宇宙船ダイナミックス308,408,50
8に合体され、宇宙船201のピッチ、ヨーおよびロー
ルを変更する。イオン推進力式モーメンタム脱飽和化お
よびヨーコントローラ802と従来形式の推進薬剤およ
び磁気コントローラ804より成る宇宙船制御システム
806は、以下に詳述されるように、宇宙船ダイナミッ
クス308,408,508 に応答して宇宙船201
を制御する。
説明する。本発明に従う図1〜4および図5〜8を参照
して説明すると、3軸安定化モーメンタム偏倚宇宙船2
01は、3ジメンションにおける擾乱トルク306,4
06,506および制御トルク305,405,505
により作用を受ける。生じた全トルク307,407,
507は、宇宙船ダイナミックス308,408,50
8に合体され、宇宙船201のピッチ、ヨーおよびロー
ルを変更する。イオン推進力式モーメンタム脱飽和化お
よびヨーコントローラ802と従来形式の推進薬剤およ
び磁気コントローラ804より成る宇宙船制御システム
806は、以下に詳述されるように、宇宙船ダイナミッ
クス308,408,508 に応答して宇宙船201
を制御する。
【0018】ここで図2を参照すると、宇宙船201の
従来形式の推進薬剤および磁気コントローラ804が図
示されている。コントローラ804は、2つの主要素、
ホイールコントローラ810およびモーメンタム脱飽和
コントローラ812より成る。ホイールコントローラ8
10は、ピッチおよびロール角102,103をそれぞ
れ検出するための地球センサ101を使用する。これら
の角度は、ピッチおよびロール/ヨーホイールコントロ
ーラ164,165によりモーメンタム信号166,1
67に変換され、これがモーメンタム分配サブシステム
163によりモーメンタムホイールサブシステム122
に分配される。モーメンタムホイールサブシステム12
2は、従来設計のものであり、2つの主ピッチおよびヨ
ーモーメンタムホイール120,121に対するホイー
ル電子装置162、逆モーメンタムホイールおよびモー
メンタム測定サブシステム111より成る。図4は主モ
ーメンタムホイール120,121を例示している。モ
ーメンタムホイールシステム122はモーメンタムホイ
ール120,121の速度を測定し、モーメンタム測定
サブシステム111は、この情報を使用して、それぞれ
蓄積された宇宙船ピッチおよびヨーモーメンタムに対応
する信号Hy112 およびHz113 を生ずる。好ましい実施例
において、ピッチはロールおよびヨーから分解される
が、もしも宇宙船201がロールし始めると、宇宙船ヨ
ー角度107も、ピッチモーメンタム偏倚宇宙船におけ
るロールおよびヨー間の周知のジャイロスコープ相互結
合作用に起因して変わる。ホイール120,121に蓄
積されるモーメンタムを蓄積または解放することによっ
て、制御トルク405,505がホイールコントローラ
810により発生される。
従来形式の推進薬剤および磁気コントローラ804が図
示されている。コントローラ804は、2つの主要素、
ホイールコントローラ810およびモーメンタム脱飽和
コントローラ812より成る。ホイールコントローラ8
10は、ピッチおよびロール角102,103をそれぞ
れ検出するための地球センサ101を使用する。これら
の角度は、ピッチおよびロール/ヨーホイールコントロ
ーラ164,165によりモーメンタム信号166,1
67に変換され、これがモーメンタム分配サブシステム
163によりモーメンタムホイールサブシステム122
に分配される。モーメンタムホイールサブシステム12
2は、従来設計のものであり、2つの主ピッチおよびヨ
ーモーメンタムホイール120,121に対するホイー
ル電子装置162、逆モーメンタムホイールおよびモー
メンタム測定サブシステム111より成る。図4は主モ
ーメンタムホイール120,121を例示している。モ
ーメンタムホイールシステム122はモーメンタムホイ
ール120,121の速度を測定し、モーメンタム測定
サブシステム111は、この情報を使用して、それぞれ
蓄積された宇宙船ピッチおよびヨーモーメンタムに対応
する信号Hy112 およびHz113 を生ずる。好ましい実施例
において、ピッチはロールおよびヨーから分解される
が、もしも宇宙船201がロールし始めると、宇宙船ヨ
ー角度107も、ピッチモーメンタム偏倚宇宙船におけ
るロールおよびヨー間の周知のジャイロスコープ相互結
合作用に起因して変わる。ホイール120,121に蓄
積されるモーメンタムを蓄積または解放することによっ
て、制御トルク405,505がホイールコントローラ
810により発生される。
【0019】図2を参照して説明すると、宇宙船201
は、さらに、宇宙船のロール102および蓄積されたモ
ーメンタム112,113に基づいてモーメンタム脱飽
和化コントローラ812により制御される。モーメンタ
ム脱飽和化コントローラ812の動作の1側面として、
ロール角度102およびモーメンタム113信号が、ソ
ーラトルクおよびヨー評価装置826に供給され、そし
てこの評価装置が、トルク305,505の生成のため
ロールおよびヨー磁気コイル820,822を付勢する
ように磁気トルク発生装置コントローラ824に指令す
る。モーメンタム脱飽和コントローラ812の動作の他
の側面として、蓄積された宇宙船モーメンタム112,
113信号が、ホイールアンロード論理装置814に供
給され、そしてこの論理装置は、蓄積された宇宙船モー
メンタムを所望の範囲に維持するためにトルク405,
505を生ずるようにピッチおよびヨー推進薬剤スラス
タ816,818に指令する。
は、さらに、宇宙船のロール102および蓄積されたモ
ーメンタム112,113に基づいてモーメンタム脱飽
和化コントローラ812により制御される。モーメンタ
ム脱飽和化コントローラ812の動作の1側面として、
ロール角度102およびモーメンタム113信号が、ソ
ーラトルクおよびヨー評価装置826に供給され、そし
てこの評価装置が、トルク305,505の生成のため
ロールおよびヨー磁気コイル820,822を付勢する
ように磁気トルク発生装置コントローラ824に指令す
る。モーメンタム脱飽和コントローラ812の動作の他
の側面として、蓄積された宇宙船モーメンタム112,
113信号が、ホイールアンロード論理装置814に供
給され、そしてこの論理装置は、蓄積された宇宙船モー
メンタムを所望の範囲に維持するためにトルク405,
505を生ずるようにピッチおよびヨー推進薬剤スラス
タ816,818に指令する。
【0020】次に図3を参照すると、イオン推進式モー
メンタム脱飽和化およびヨーコントローラ802が図示
されている。ヨー107および蓄積モーメンタム11
2,113に対する信号が、プロセッササブシステム1
14に供給される。ヨー角度107は、ジャイロスコー
プ104または太陽センサ105を使用して検出され
る。好ましい実施例において、デジタルインティグレー
ティングレートアセンブリ(DIRA)ジャイロスコー
プ104とコースアナログサンセンサ(CASS)の両
者が採用され、スイッチ106が、ヨー本体角度検出信
号107を生ずるのにどちらが使用されるかを選択す
る。プロセッササブシステム114は、302でヨー信
号107を基準値301と混合し、結果303を定数3
04と乗算して、制御トルク305を達成する。同様
に、プロセッササブシステム114は、402でピッチ
モーメンタム信号112を基準値401と混合し、結果
403を定数404と乗算して制御トルク405を得、
また502ピッチモーメンタム信号113を基準値50
1と混合し、結果503を定数504と乗算して制御ト
ルク505を得る。ジンバルおよび絞り幾何補償サブシ
ステム151は、制御トルク値305,405,505
を使用して、スラスタジンバル角度制御信号115およ
びスラスタ絞り制御信号117を生ずる。好ましい実施
例において、プロセッササブシステム114はプログラ
ム内蔵マイクロプロセッサ被制御回路により実施される
が、スラスタジンバルおよび絞り制御信号115,11
7を計算し得る任意の回路を、本発明に従って使用でき
よう。スラスタジンバル角度制御信号115は、宇宙船
スラスタ221〜224の単軸ジンバル116に供給さ
れる。図5〜8をも参照して説明すると、好ましい実施
例においては、4基のスラスタ221〜224が宇宙船
201に装着されており、そのうち2基のスラスタ22
1,224は必ず宇宙船201の南側パネル202に取
りつけられ、2基のスラスタ222,223は必ず宇宙
船201の北側パネルに取りつけられる。好ましい実施
例において、スラスタ221〜224は、各々、宇宙船
201から遠ざかるピッチ軸(すなわちY軸)から22.8
°の公称傾斜角で取りつけられ、宇宙船201の公称質
量中心と同一平面にあって、ジンバル116および絞り
118がその中性位置にある場合、スラスタ対、例えば
221,224の点火でスペース201のいずれの軸の
回りにもトルクを生じないようになされている。単軸ジ
ンバル116は従来の設計より成り、量子化増分でほぼ
5°の移動を可能にする。しかして、各ジンバルは、そ
のジンバルを同じ宇宙船パネルの回りに取りつけられた
他のスラスタのジンバルと接続する軸線の回りに枢動す
る。例えば、スラスタ221および224に対するジン
バル116は、X’軸線250の回りに枢動する。イオ
ンスラスタ絞り118も従来設計より成り、量子化増分
量でほぼ10%の絞り(スラスタパワーの減少)を可能に
する。パワーを提供し制御を可能にするため、可撓性の
推進薬剤、パワーおよび信号制御線がスラスタ221〜
224と接続されている。代表的スラスタ動作において
は、南側装着のスラスタ対221,224または北側装
着のスラスタ対222,223のみが、ある一時点に点
火される。1対のスラスタに対するジンバルは、集合的
にまたは作動的に作動され、他方1対のスラスタに対す
る絞りは普通作動的に作動され、それにより任意の組合
せのの軸線の回りに宇宙船トルクを生ずる。ジンバル座
標から宇宙船座標への必要な変換は、ジンバル/絞り幾
何補償手段51で従来通り遂行される。
メンタム脱飽和化およびヨーコントローラ802が図示
されている。ヨー107および蓄積モーメンタム11
2,113に対する信号が、プロセッササブシステム1
14に供給される。ヨー角度107は、ジャイロスコー
プ104または太陽センサ105を使用して検出され
る。好ましい実施例において、デジタルインティグレー
ティングレートアセンブリ(DIRA)ジャイロスコー
プ104とコースアナログサンセンサ(CASS)の両
者が採用され、スイッチ106が、ヨー本体角度検出信
号107を生ずるのにどちらが使用されるかを選択す
る。プロセッササブシステム114は、302でヨー信
号107を基準値301と混合し、結果303を定数3
04と乗算して、制御トルク305を達成する。同様
に、プロセッササブシステム114は、402でピッチ
モーメンタム信号112を基準値401と混合し、結果
403を定数404と乗算して制御トルク405を得、
また502ピッチモーメンタム信号113を基準値50
1と混合し、結果503を定数504と乗算して制御ト
ルク505を得る。ジンバルおよび絞り幾何補償サブシ
ステム151は、制御トルク値305,405,505
を使用して、スラスタジンバル角度制御信号115およ
びスラスタ絞り制御信号117を生ずる。好ましい実施
例において、プロセッササブシステム114はプログラ
ム内蔵マイクロプロセッサ被制御回路により実施される
が、スラスタジンバルおよび絞り制御信号115,11
7を計算し得る任意の回路を、本発明に従って使用でき
よう。スラスタジンバル角度制御信号115は、宇宙船
スラスタ221〜224の単軸ジンバル116に供給さ
れる。図5〜8をも参照して説明すると、好ましい実施
例においては、4基のスラスタ221〜224が宇宙船
201に装着されており、そのうち2基のスラスタ22
1,224は必ず宇宙船201の南側パネル202に取
りつけられ、2基のスラスタ222,223は必ず宇宙
船201の北側パネルに取りつけられる。好ましい実施
例において、スラスタ221〜224は、各々、宇宙船
201から遠ざかるピッチ軸(すなわちY軸)から22.8
°の公称傾斜角で取りつけられ、宇宙船201の公称質
量中心と同一平面にあって、ジンバル116および絞り
118がその中性位置にある場合、スラスタ対、例えば
221,224の点火でスペース201のいずれの軸の
回りにもトルクを生じないようになされている。単軸ジ
ンバル116は従来の設計より成り、量子化増分でほぼ
5°の移動を可能にする。しかして、各ジンバルは、そ
のジンバルを同じ宇宙船パネルの回りに取りつけられた
他のスラスタのジンバルと接続する軸線の回りに枢動す
る。例えば、スラスタ221および224に対するジン
バル116は、X’軸線250の回りに枢動する。イオ
ンスラスタ絞り118も従来設計より成り、量子化増分
量でほぼ10%の絞り(スラスタパワーの減少)を可能に
する。パワーを提供し制御を可能にするため、可撓性の
推進薬剤、パワーおよび信号制御線がスラスタ221〜
224と接続されている。代表的スラスタ動作において
は、南側装着のスラスタ対221,224または北側装
着のスラスタ対222,223のみが、ある一時点に点
火される。1対のスラスタに対するジンバルは、集合的
にまたは作動的に作動され、他方1対のスラスタに対す
る絞りは普通作動的に作動され、それにより任意の組合
せのの軸線の回りに宇宙船トルクを生ずる。ジンバル座
標から宇宙船座標への必要な変換は、ジンバル/絞り幾
何補償手段51で従来通り遂行される。
【0021】他の形式の推進力も本発明に従い使用でき
るが、好ましい実施例においてはイオン推進スラスタが
使用される。イオン推進力スラスタは比較的高い効率を
有するからである。さらに、北−南スラスタ位置保持に
必要とされる範囲のスラスタ出力を有するイオン推進ス
ラスタは、従来のホイールモーメンタム安定化システム
とよく整合するから、従来のホイールモーメンタム安定
化システムとジンバル116および絞り118との組合
せで十分に減衰された制御システムをもたらす。好まし
い実施例において、従来のホイールモーメンタム安定化
システムは、ジンバルおよび絞り調整スラスタ221〜
224により生成されるトルクよりもロールおよびピッ
チ軸の回りにより強いトルクを生ずる。これによって、
従来形式のホイールモーメンタム安定化システムは、そ
れらの軸の回りに起こり得る摂動の攻撃を吸収し、ジン
バル116および絞り118にそれらの所望の設定に達
する時間を与える。
るが、好ましい実施例においてはイオン推進スラスタが
使用される。イオン推進力スラスタは比較的高い効率を
有するからである。さらに、北−南スラスタ位置保持に
必要とされる範囲のスラスタ出力を有するイオン推進ス
ラスタは、従来のホイールモーメンタム安定化システム
とよく整合するから、従来のホイールモーメンタム安定
化システムとジンバル116および絞り118との組合
せで十分に減衰された制御システムをもたらす。好まし
い実施例において、従来のホイールモーメンタム安定化
システムは、ジンバルおよび絞り調整スラスタ221〜
224により生成されるトルクよりもロールおよびピッ
チ軸の回りにより強いトルクを生ずる。これによって、
従来形式のホイールモーメンタム安定化システムは、そ
れらの軸の回りに起こり得る摂動の攻撃を吸収し、ジン
バル116および絞り118にそれらの所望の設定に達
する時間を与える。
【0022】本発明の好ましい実施例においては、公称
ロールおよびヨーモーメンタムおよび姿勢制御ループ
は、追って説明されるように、高利得線形二次ガウス
(LQD)コントローラ、例えば301〜312であ
る。ヨー本体角度は、宇宙船201のピッチモーメンタ
ムバイアスにより決定されるスケーリングファクタの使
用により従来の態様でロールモーメンタムに変換され
る。プロセッササブシステム114は、これらの制御シ
ステムに従ってヨー107および蓄積されたモーメンタ
ム112,113に対する信号を供給することによっ
て、北−南位置保持中姿勢制御およびモーメンタム脱飽
和化のために宇宙船201に供給すべき適当なトルクを
決定する。しかして、この制御システムの基本的閉鎖ル
ープダイナミックスは、図8〜11に例示されている。
ロールおよびヨーモーメンタムおよび姿勢制御ループ
は、追って説明されるように、高利得線形二次ガウス
(LQD)コントローラ、例えば301〜312であ
る。ヨー本体角度は、宇宙船201のピッチモーメンタ
ムバイアスにより決定されるスケーリングファクタの使
用により従来の態様でロールモーメンタムに変換され
る。プロセッササブシステム114は、これらの制御シ
ステムに従ってヨー107および蓄積されたモーメンタ
ム112,113に対する信号を供給することによっ
て、北−南位置保持中姿勢制御およびモーメンタム脱飽
和化のために宇宙船201に供給すべき適当なトルクを
決定する。しかして、この制御システムの基本的閉鎖ル
ープダイナミックスは、図8〜11に例示されている。
【0023】ここで図9を詳しく参照すると、宇宙船2
01のヨー軸に対する制御システム301〜312の詳
細ブロック図が示してある。制御システム301〜31
2は、基準の所望のヨー値301、普通0に定められ
る、を感知されたヨー角度値フィードバックパラメータ
311と混合することにより動作する。得られた誤差値
303は、予定された一定の利得304と乗算される。
予定された一定の利得304の値は、例えば確立された
テラサキまたはLQG法の下で、所望の減衰時定数を得
るように従来の態様で決定し得る。好ましい実施例にお
いては、LQG法が使用され、利得304の値は0.003
である。視界に精通したものに周知のコンピュータシミ
ュレーションを使用して、利得304の正しい選択を確
認できる。得られた制御トルク信号305は、312に
て存在し得る外部擾乱トルク306に対応する信号と結
合され、ヨー軸に対して必要とされるトルク値307生
ずる。この値は、ついで、宇宙船中性ダイナミックス3
08により積分され、推定ロールモーメンタム値309
を生ずる。これは、ついで予定された定数310と乗算
され、ヨー軸姿勢フィードバックパラメータ311を生
ずる。乗算は、実際の関係hx=116sin Ψを使用する。こ
こで、116は、ピッチモーメンタム偏倚宇宙船におけ
るピッチモーメンタムの公称レベルを表わすファクタ、
hxは、宇宙船201のロールモーメンタム、そしてΨは
宇宙船201のヨー角度である。この近似は、小値のΨ
に対してかなり正確である。
01のヨー軸に対する制御システム301〜312の詳
細ブロック図が示してある。制御システム301〜31
2は、基準の所望のヨー値301、普通0に定められ
る、を感知されたヨー角度値フィードバックパラメータ
311と混合することにより動作する。得られた誤差値
303は、予定された一定の利得304と乗算される。
予定された一定の利得304の値は、例えば確立された
テラサキまたはLQG法の下で、所望の減衰時定数を得
るように従来の態様で決定し得る。好ましい実施例にお
いては、LQG法が使用され、利得304の値は0.003
である。視界に精通したものに周知のコンピュータシミ
ュレーションを使用して、利得304の正しい選択を確
認できる。得られた制御トルク信号305は、312に
て存在し得る外部擾乱トルク306に対応する信号と結
合され、ヨー軸に対して必要とされるトルク値307生
ずる。この値は、ついで、宇宙船中性ダイナミックス3
08により積分され、推定ロールモーメンタム値309
を生ずる。これは、ついで予定された定数310と乗算
され、ヨー軸姿勢フィードバックパラメータ311を生
ずる。乗算は、実際の関係hx=116sin Ψを使用する。こ
こで、116は、ピッチモーメンタム偏倚宇宙船におけ
るピッチモーメンタムの公称レベルを表わすファクタ、
hxは、宇宙船201のロールモーメンタム、そしてΨは
宇宙船201のヨー角度である。この近似は、小値のΨ
に対してかなり正確である。
【0024】図10を参照すると、この図には宇宙船2
01のピッチ軸に対する制御システム401〜410の
詳細ブロック図が示されている。システム401〜41
0は、402にて基準の所望ピッチ値401をピッチ値
フィードバックパラメータ409と混合することによっ
て動作する。得られた値は、予定された一定の利得40
4と乗算される。予定された一定の利得404の値は、
上述のようにテラサキまたはLQG法で決定できる。好
ましい実施例においては、LQG法が使用され、利得の
値は0.01である。斯界に精通したものに周知のコンピュ
ータシュミレーションで、利得404の正しい選択を確
認できる。得られた制御トルク信号405は、410に
て存在し得る外部擾乱トルク406に対応する信号と混
合され、ピッチ軸に対する必要とされるトルク値407
を生ずる。トルク値407は、ついで、宇宙船自然ダイ
ナミックス408により積分され、ピッチ値フィードバ
ックパラメータ409を生ずる。
01のピッチ軸に対する制御システム401〜410の
詳細ブロック図が示されている。システム401〜41
0は、402にて基準の所望ピッチ値401をピッチ値
フィードバックパラメータ409と混合することによっ
て動作する。得られた値は、予定された一定の利得40
4と乗算される。予定された一定の利得404の値は、
上述のようにテラサキまたはLQG法で決定できる。好
ましい実施例においては、LQG法が使用され、利得の
値は0.01である。斯界に精通したものに周知のコンピュ
ータシュミレーションで、利得404の正しい選択を確
認できる。得られた制御トルク信号405は、410に
て存在し得る外部擾乱トルク406に対応する信号と混
合され、ピッチ軸に対する必要とされるトルク値407
を生ずる。トルク値407は、ついで、宇宙船自然ダイ
ナミックス408により積分され、ピッチ値フィードバ
ックパラメータ409を生ずる。
【0025】図11を参照すると,この図には宇宙船2
01のヨーモーメンタム軸に対するする制御システム5
01〜510の詳細ブロック図が示されている。システ
ム501〜510は、502にて基準の所望ヨーモーメ
ンタム値501、普通0に限定されている、をヨーモー
メンタム値フィードバックパラメータ509と混合する
ことによって動作する。得られた誤差値503は予定さ
れた一定の利得504と乗算される。予定された一定の
利得504の値は、上述のように、テラサキまたはLQ
G法で決定できる。好ましい実施例においては、LQG
法が使用され、利得504の値は0.003 である。斯界に
精通したものに周知のコンピュータシミュレーション
で、利得504の正しい選択を確認するのに使用でき
る。得られた制御トルク信号505は、510にて存在
し得る外部擾乱トルク506に対応する信号と混合さ
れ、ヨウ軸に対する必要とされるトルクを生ずる。この
値は、ついで宇宙船自然ダイナミック508により積分
され、ヨー値フィードバックパラメータ509を生ず
る。
01のヨーモーメンタム軸に対するする制御システム5
01〜510の詳細ブロック図が示されている。システ
ム501〜510は、502にて基準の所望ヨーモーメ
ンタム値501、普通0に限定されている、をヨーモー
メンタム値フィードバックパラメータ509と混合する
ことによって動作する。得られた誤差値503は予定さ
れた一定の利得504と乗算される。予定された一定の
利得504の値は、上述のように、テラサキまたはLQ
G法で決定できる。好ましい実施例においては、LQG
法が使用され、利得504の値は0.003 である。斯界に
精通したものに周知のコンピュータシミュレーション
で、利得504の正しい選択を確認するのに使用でき
る。得られた制御トルク信号505は、510にて存在
し得る外部擾乱トルク506に対応する信号と混合さ
れ、ヨウ軸に対する必要とされるトルクを生ずる。この
値は、ついで宇宙船自然ダイナミック508により積分
され、ヨー値フィードバックパラメータ509を生ず
る。
【0026】図1〜4を再度参照して説明すると、プロ
セッササブシステム114は、宇宙船201の各軸の回
りの計算された所望のトルクに基づいて、スラスト11
5の角度115および絞り量117を計算する。上述の
ように構成される1対のスラスタ例えば221,224
により生成されるトルクは、斯界に精通したものに周知
の方法により決定できる。好ましい実施例において、座
標[0,0,1474]mm、スラスタ221座標[-1476,767,2437]
mm、スラスタ224座標[1476,767,511]mm、22.8 °の
傾斜角度を仮定すると、トルクは下式により絞りおよび
ジンバル調整と関係づけられる。すなわち、
セッササブシステム114は、宇宙船201の各軸の回
りの計算された所望のトルクに基づいて、スラスト11
5の角度115および絞り量117を計算する。上述の
ように構成される1対のスラスタ例えば221,224
により生成されるトルクは、斯界に精通したものに周知
の方法により決定できる。好ましい実施例において、座
標[0,0,1474]mm、スラスタ221座標[-1476,767,2437]
mm、スラスタ224座標[1476,767,511]mm、22.8 °の
傾斜角度を仮定すると、トルクは下式により絞りおよび
ジンバル調整と関係づけられる。すなわち、
【数1】 Tx=[-4.80(δφ1+δφ4)+3.37(δf1- δf4)] ×10-4Nm (1) Ty=[-13.18 (δφ1-δφ4)] ×10-4Nm (2) Tz=[3.12 (δφ1+δφ4)+5.17(δf1- δf4)] ×10-4Nm (3) ここで、δφはジンバル角度の所望の変化、δf は絞り
の所望の変化,( δφ1+δφ4)ジンバル和、 (δφ1-δ
φ4)はジンバル差、そして( δf1- δf4) は絞り差であ
る。かくして、ジンバルおよび絞り制御信号115,1
17の値は、一度プロセッササブシステム114が宇宙
船201に供給すべき適当なトルクTx,TyおよびTzを決
定してしまった後は、プロセッササブシステム114内
のジンバル/絞り幾何補償装置151により計算でき
る。ジンバルおよび絞り制御信号115,117は、つ
いで従来技術を使用して、各スラスタ例えば221を調
節のため機械的制御装置に、また各スラスタ絞り118
を調節するため電気的制御装置に送られ、それにより宇
宙船201上に所望のダイナミックトルクを生ずる。宇
宙船201の位置、姿勢および蓄積されたモーメンタム
を感知し、所望の変化を生じさせるために宇宙船201
上に適用されるべきトルクを計算し、所望の宇宙線20
1ダイナミックスを提供するためスラスタジンバル11
6および絞り118を調節するプロセスは、位置保持操
縦の全周期中継続される。
の所望の変化,( δφ1+δφ4)ジンバル和、 (δφ1-δ
φ4)はジンバル差、そして( δf1- δf4) は絞り差であ
る。かくして、ジンバルおよび絞り制御信号115,1
17の値は、一度プロセッササブシステム114が宇宙
船201に供給すべき適当なトルクTx,TyおよびTzを決
定してしまった後は、プロセッササブシステム114内
のジンバル/絞り幾何補償装置151により計算でき
る。ジンバルおよび絞り制御信号115,117は、つ
いで従来技術を使用して、各スラスタ例えば221を調
節のため機械的制御装置に、また各スラスタ絞り118
を調節するため電気的制御装置に送られ、それにより宇
宙船201上に所望のダイナミックトルクを生ずる。宇
宙船201の位置、姿勢および蓄積されたモーメンタム
を感知し、所望の変化を生じさせるために宇宙船201
上に適用されるべきトルクを計算し、所望の宇宙線20
1ダイナミックスを提供するためスラスタジンバル11
6および絞り118を調節するプロセスは、位置保持操
縦の全周期中継続される。
【0027】宇宙船モーメンタムホイールコントローラ
システム810は、上述のスラスタ制御と同時に動作し
続け、宇宙船姿勢の安定化のためのトルクも生ずる。ホ
イールコントローラシステム810は、ジンバルおよび
絞り調整スラスタ221〜224より大きなトルクを生
じ、姿勢およびモーメンタムの粗制御に使用され、他方
ジンバルおよび絞り調整スラスタがより繊細な制御を行
う。モーメンタムホイール例えば120が飽和すると、
スラスタ制御システム802はこの飽和を検出し、ジン
バル116および絞り118を調節して、ホイール12
0,121をその基準速度に漸次戻す。しかして、スラ
スタ121−124からの制御トルクは、ホイール例え
ば120のモーメンタムの変化割合を等化する。かくし
て、脱飽和の割合は、スラスタ221〜224により生
ずるモーメンタムの大きさに依存して変わる。
システム810は、上述のスラスタ制御と同時に動作し
続け、宇宙船姿勢の安定化のためのトルクも生ずる。ホ
イールコントローラシステム810は、ジンバルおよび
絞り調整スラスタ221〜224より大きなトルクを生
じ、姿勢およびモーメンタムの粗制御に使用され、他方
ジンバルおよび絞り調整スラスタがより繊細な制御を行
う。モーメンタムホイール例えば120が飽和すると、
スラスタ制御システム802はこの飽和を検出し、ジン
バル116および絞り118を調節して、ホイール12
0,121をその基準速度に漸次戻す。しかして、スラ
スタ121−124からの制御トルクは、ホイール例え
ば120のモーメンタムの変化割合を等化する。かくし
て、脱飽和の割合は、スラスタ221〜224により生
ずるモーメンタムの大きさに依存して変わる。
【0028】次に図12を参照すると、この図には本発
明に従う宇宙船201の制御の流れ図が示されている。
宇宙船201の北−南位置は、地上制御装置119によ
り従来のように決定される。地上制御装置が、北−南位
置決めの修正が必要とされることを決定すると、地上制
御装置は、適当な1対のスラスタ例えば221〜224
に信号して、それを点火する。好ましい実施例において
は、北−南位置決めのためのスラスタ221〜224の
点火は、宇宙船201上で制御されない。
明に従う宇宙船201の制御の流れ図が示されている。
宇宙船201の北−南位置は、地上制御装置119によ
り従来のように決定される。地上制御装置が、北−南位
置決めの修正が必要とされることを決定すると、地上制
御装置は、適当な1対のスラスタ例えば221〜224
に信号して、それを点火する。好ましい実施例において
は、北−南位置決めのためのスラスタ221〜224の
点火は、宇宙船201上で制御されない。
【0029】図12の流れ図の第1のステップ24は、
図1と関連して論述したように、宇宙船201の現在の
姿勢をで感知することである。ホイールローラ802
は、ロールおよびピッチの姿勢の変化に応答する。つい
で、26で、地上制御装置119が、位置決め操縦のた
めの1対のイオンスラスタ例えば221,224の点火
を命令したかどうかについてのチェックがなされる。も
しも命令が発せられていなければ、従来形式の非イオン
推進姿勢制御システム804は、宇宙船モーメンタム2
8を維持する。詳述すると、スラスタ221〜224の
どれもが点火していなければ、上述の形式の他の摂動が
本体のトルクを引き起こし、本体の姿勢の誤差を生じさ
せる。ロールおよびピッチの誤差は、宇宙船201の従
来形式の地球センサ101により迅速に感知され、宇宙
船201のモーメンタムホイールコントローラ810に
おける増大されたモーメンタムの蓄積により0化され
る。ヨー誤差は、ロール誤差に結合され、そしてこれ
は、モーメンタム脱飽和化コントローラ812において
評価され、磁気的トルク発生により緩やかに低減され
る。ヨーモーメンタムも、磁気的トルク発生により緩や
かに低減される。ピッチモーメンタムは、短い推進薬剤
スラスタ816の点火により従来の態様で迅速に低減さ
れる。
図1と関連して論述したように、宇宙船201の現在の
姿勢をで感知することである。ホイールローラ802
は、ロールおよびピッチの姿勢の変化に応答する。つい
で、26で、地上制御装置119が、位置決め操縦のた
めの1対のイオンスラスタ例えば221,224の点火
を命令したかどうかについてのチェックがなされる。も
しも命令が発せられていなければ、従来形式の非イオン
推進姿勢制御システム804は、宇宙船モーメンタム2
8を維持する。詳述すると、スラスタ221〜224の
どれもが点火していなければ、上述の形式の他の摂動が
本体のトルクを引き起こし、本体の姿勢の誤差を生じさ
せる。ロールおよびピッチの誤差は、宇宙船201の従
来形式の地球センサ101により迅速に感知され、宇宙
船201のモーメンタムホイールコントローラ810に
おける増大されたモーメンタムの蓄積により0化され
る。ヨー誤差は、ロール誤差に結合され、そしてこれ
は、モーメンタム脱飽和化コントローラ812において
評価され、磁気的トルク発生により緩やかに低減され
る。ヨーモーメンタムも、磁気的トルク発生により緩や
かに低減される。ピッチモーメンタムは、短い推進薬剤
スラスタ816の点火により従来の態様で迅速に低減さ
れる。
【0030】チェック26にて、イオンスラスタ例えば
221、224が点火していることがわかると、多数の
後続のステップが、宇宙船201の姿勢およびモーメン
タムを制御する。しかしながら、これらのステップにつ
いて詳述する前に、宇宙船201がこれらの後続の制御
ステップなしに推進する結果について考察するのが有益
である。本発明に従う絞りおよびジンバル調整なしであ
ると、1対のスラスタ221−224が北−南位置保持
のために点火しているとき、非推進モードよりずっと大
きな本体トルクが、スラストの質量中心からの非整列に
起因して生ずる。非推進モードにおけるのと同様に、ホ
イールコントローラ810はロールおよびピッチ誤差を
0化しようとするが、ホイール120,121は、それ
をなすに十分の新しいモーメンタムを迅速に蓄積できな
い場合もあり得るし、その動作速度の限界に達する場合
もあり得る。磁気トルク発生装置の修正は、ヨー誤差を
修正しあるいはモーメンタムをアンロードするには余り
に緩速であるから、ヨー誤差は非制御である。
221、224が点火していることがわかると、多数の
後続のステップが、宇宙船201の姿勢およびモーメン
タムを制御する。しかしながら、これらのステップにつ
いて詳述する前に、宇宙船201がこれらの後続の制御
ステップなしに推進する結果について考察するのが有益
である。本発明に従う絞りおよびジンバル調整なしであ
ると、1対のスラスタ221−224が北−南位置保持
のために点火しているとき、非推進モードよりずっと大
きな本体トルクが、スラストの質量中心からの非整列に
起因して生ずる。非推進モードにおけるのと同様に、ホ
イールコントローラ810はロールおよびピッチ誤差を
0化しようとするが、ホイール120,121は、それ
をなすに十分の新しいモーメンタムを迅速に蓄積できな
い場合もあり得るし、その動作速度の限界に達する場合
もあり得る。磁気トルク発生装置の修正は、ヨー誤差を
修正しあるいはモーメンタムをアンロードするには余り
に緩速であるから、ヨー誤差は非制御である。
【0031】本発明に従うと、これらの影響は、点火中
スラスタ221−224を絞りおよびジンバル調整する
ことにより対抗本体トルクを導入することによって避け
られる。図12を再度参照して詳述すると、宇宙船20
1のモーメンタムの基準値に関する状態が、29にて測
定され、感知され所望されるモーメンタムおよび姿勢が
30にて比較され、32にて、宇宙船201の感知され
たモーメンタムが基準値に等しいか否かについてのチェ
ックがなされる。もしもそうならば、処理はステップ3
6に進む。もしもそうでなければ、宇宙船201のモー
メンタム状態を所望の基準値に戻すに必要とされるトル
クが34で計算され、処理は36に進む。ステップ36
では、宇宙船201の感知されたヨー姿勢が所望のヨウ
姿勢に等しいか否かについての他のチェックがなされ
る。もしそうならば、処理はステップ40に進む。そう
でない場合には、宇宙船201を所望のヨー姿勢に操縦
するに必要なトルクが38で計算され、処理はステップ
40に進む。ステップ34および38で決定されたトル
クを生ずるに必要なジンバル116の幾何および絞り1
18の補償がステップ40で計算され、処理がステップ
24から反復される間に、スラスタ例えば221,22
4が相応にジンバルおよび絞り調整される。この反復プ
ロセス中、ジンバル116および絞り118は、実際の
モーメンタムおよび姿勢が所望の値に整合するとき、そ
の静止値に戻る。位置保持操作が完了後、姿勢誤差およ
びモーメンタム誤差は0となり、磁気トルクまたはアン
ロード脱飽和化は必要とされない。
スラスタ221−224を絞りおよびジンバル調整する
ことにより対抗本体トルクを導入することによって避け
られる。図12を再度参照して詳述すると、宇宙船20
1のモーメンタムの基準値に関する状態が、29にて測
定され、感知され所望されるモーメンタムおよび姿勢が
30にて比較され、32にて、宇宙船201の感知され
たモーメンタムが基準値に等しいか否かについてのチェ
ックがなされる。もしもそうならば、処理はステップ3
6に進む。もしもそうでなければ、宇宙船201のモー
メンタム状態を所望の基準値に戻すに必要とされるトル
クが34で計算され、処理は36に進む。ステップ36
では、宇宙船201の感知されたヨー姿勢が所望のヨウ
姿勢に等しいか否かについての他のチェックがなされ
る。もしそうならば、処理はステップ40に進む。そう
でない場合には、宇宙船201を所望のヨー姿勢に操縦
するに必要なトルクが38で計算され、処理はステップ
40に進む。ステップ34および38で決定されたトル
クを生ずるに必要なジンバル116の幾何および絞り1
18の補償がステップ40で計算され、処理がステップ
24から反復される間に、スラスタ例えば221,22
4が相応にジンバルおよび絞り調整される。この反復プ
ロセス中、ジンバル116および絞り118は、実際の
モーメンタムおよび姿勢が所望の値に整合するとき、そ
の静止値に戻る。位置保持操作が完了後、姿勢誤差およ
びモーメンタム誤差は0となり、磁気トルクまたはアン
ロード脱飽和化は必要とされない。
【0032】それゆえ、宇宙船は、北−南位置保持操縦
を遂行しながら、同時に所望の姿勢を維持し、モーメン
タムホイールを脱飽和化できる。
を遂行しながら、同時に所望の姿勢を維持し、モーメン
タムホイールを脱飽和化できる。
【0033】以上の説明は、本発明の実施例の動作を例
示するためになされたものであり、本発明の技術思想を
限定することを意図するものではない。斯界に精通した
ものであれば、ここに図示説明される実施例から本発明
の技術思想から逸脱することなく種々変化、変更を思い
つくことができるであろう。
示するためになされたものであり、本発明の技術思想を
限定することを意図するものではない。斯界に精通した
ものであれば、ここに図示説明される実施例から本発明
の技術思想から逸脱することなく種々変化、変更を思い
つくことができるであろう。
【図1】本発明にしたががう制御システムのブロック図
である。
である。
【図2】図1の従来の推進薬剤および磁気コントローラ
のより詳細なブロック図である。
のより詳細なブロック図である。
【図3】図1のイオン推進式モーメンタム脱飽和および
ヨーコントローラのより詳細なブロック図である。
ヨーコントローラのより詳細なブロック図である。
【図4】図2の従来のモーメンタムホイールサブシステ
ム122の2モーメンタムホイールを表わす概略線図で
ある。
ム122の2モーメンタムホイールを表わす概略線図で
ある。
【図5】本発明に従う宇宙船の南側パネルの線図であ
る。
る。
【図6】同じ宇宙船のスラスタの平面に垂直な側面線図
である。
である。
【図7】宇宙船の南側パネルの斜視図である。
【図8】ジンバル/アセンブリの分解図である。
【図9】本発明に従う宇宙船のロールモーメンタム制御
システムループを例示する簡単化されたブロック図であ
る。
システムループを例示する簡単化されたブロック図であ
る。
【図10】本発明に従う宇宙船のピッチモーメンタム制
御システムループを例示する簡単化されたブロック図で
ある。
御システムループを例示する簡単化されたブロック図で
ある。
【図11】本発明に従う宇宙船のヨーモーメンタム制御
システムループを例示する簡単化されたブロック図であ
る。
システムループを例示する簡単化されたブロック図であ
る。
【図12】本発明に従う宇宙船制御装置の流れ図であ
る。
る。
116 ジンバル 202 南側パネル 120,121 ホイール 122 モーメンタムホイールシステム 221〜224 イオン推進スラスタ 201 宇宙船 301〜312 ロールモーメンタム制御システムルー
プ 401〜410 ピッチモーメンタム制御システムルー
プ 501〜510 モーメンタム制御システムループ
プ 401〜410 ピッチモーメンタム制御システムルー
プ 501〜510 モーメンタム制御システムループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エス・ハイアム アメリカ合衆国カリフォルニア州マウンテ ンビュー、ウェスト・ミドルフィールド・ ロード905、ナンバー963
Claims (10)
- 【請求項1】 現在の宇宙船の姿勢を感知し、 この感知された現在の宇宙船の姿勢に応答して宇宙船に
対する所望の姿勢を作るために必要な第1組の力を決定
し、 スラスタ手段をジンバル調整し、 該スラスタ手段を絞る諸段階を含み、前記のジンバルお
よび絞り調整段階で、前記スラスタ手段で、前記宇宙船
上に前記第1の1組の力を生じさせることを特徴とす
る、位置決め操縦中所望の姿勢を達成するために前記ス
ラスタを有する宇宙船を同時に移動させる方法。 - 【請求項2】 前記スラスタ手段がイオン推進システム
より成る請求項1記載の宇宙船移動方法。 - 【請求項3】 前記宇宙船が、その安定化のため少なく
とも1つのモーメンタムホイールを有し、前記モーメン
タムホイール内の蓄積されたモーメンタムを測定し、こ
の蓄積されたモーメンタムの予定された値を達成するに
必要な第2の1組の力を決定し、該第2の1組の力を前
記の第1組の力の発生と同時に発生させるように前記ス
ラスタ手段を調節することを含む請求項1記載の宇宙船
移動方法。 - 【請求項4】 前記のジンバル調整段階が、予め定めら
れたステップサイズでの前記スラスタ手段の角度調節を
含む請求項1記載の宇宙船移動方法。 - 【請求項5】 前記絞り調整段階が、予め定められたス
テップサイズでの前記スラスタ手段のパワー調節を含む
請求項1記載の宇宙船移動方法。 - 【請求項6】 姿勢感知手段と、 該姿勢感知手段に応答してジンバルおよび絞り制御信号
を生ずるための計算手段と、 該ジンバルおよび絞り制御信号に応答するジンバル調整
手段と、 前記ジンバルおよび絞り制御信号に応答する絞り調整手
段と、 前記宇宙船を前記所望の姿勢に操縦するため、前記ジン
バル調整手段による角度調節および前記絞り調節手段に
よるパワー調節のために設けられたスラスタ手段とを備
えることを特徴とする位置決め操縦中宇宙船の姿勢を達
成するための装置。 - 【請求項7】 前記スラスタ手段がイオン推進システム
手段より成る請求項6記載の姿勢達成装置。 - 【請求項8】 前記宇宙船がモーメンタムを蓄積するモ
ーメンタムホイール安定化システムを備えており、そし
てさらに、前記の蓄積されたモーメンタムに応答してモ
ーメンタム信号を発生するモーメンタム測定手段を備
え、前記計算手段が、該モーメンタム測定信号から前記
のモーメンタム信号を受信し、前記の蓄積されたモーメ
ンタムの予定された値を達成するに必要な第2の1組の
力を決定し、該第2の1組の力を前記第1の1組の力の
発生と同時に発生するように前記スラスタを調節する請
求項6記載の姿勢達成装置。 - 【請求項9】 前記ジンバル調整手段が、予め定められ
たステップサイズでの角度調整を可能にするように配置
された請求項6記載の姿勢達成装置。 - 【請求項10】 前記絞り調整手段が予め定められたス
テップサイズでのパワー調整を可能にするように配され
た請求項6記載の姿勢達成装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/875,276 US5349532A (en) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | Spacecraft attitude control and momentum unloading using gimballed and throttled thrusters |
US875276 | 1992-04-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624397A true JPH0624397A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=25365512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5123099A Pending JPH0624397A (ja) | 1992-04-28 | 1993-04-28 | ジンバルおよび絞り調整されるスラスタを使用する宇宙船姿勢制御および運動量アンローディング方法および装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5349532A (ja) |
EP (1) | EP0568209B1 (ja) |
JP (1) | JPH0624397A (ja) |
CA (1) | CA2094215A1 (ja) |
DE (1) | DE69300535T2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105659A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Thales | 宇宙機の慣性車輪をアンロードする方法およびシステム |
JP2011521163A (ja) * | 2008-05-19 | 2011-07-21 | アストリウム エスアーエス | 宇宙船用電気スラスタ |
WO2018061138A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 三菱電機株式会社 | 人工衛星および衛星推進方法 |
WO2018061226A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 三菱電機株式会社 | ポインティング機構 |
JP2018530475A (ja) * | 2015-10-19 | 2018-10-18 | エアロジェット ロケットダイン インコーポレイテッド | 電気スラスタの差動スロットリングを伴う推進システム |
US11117685B2 (en) | 2016-06-28 | 2021-09-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Artificial satellite and thrust balance adjustment method |
Families Citing this family (75)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5556058A (en) * | 1994-05-16 | 1996-09-17 | Hughes Electronics | Spacecraft attitude determination using sun sensor, earth sensor, and space-to-ground link |
US5631830A (en) | 1995-02-03 | 1997-05-20 | Loral Vought Systems Corporation | Dual-control scheme for improved missle maneuverability |
US5752675A (en) * | 1995-07-03 | 1998-05-19 | Space Systems/Loral, Inc. | Thruster control of yaw without yaw measurements |
US5655735A (en) * | 1995-07-03 | 1997-08-12 | Space Systems Loral, Inc. | Post transition momentum management |
US5755406A (en) * | 1995-12-22 | 1998-05-26 | Hughes Electronics | Modular, independent subsystem design satellite bus and variable communication payload configurations and missions |
US5765780A (en) * | 1995-12-22 | 1998-06-16 | Hughes Electronics Corporation | Systematic vectored thrust calibration method for satellite momentum control |
US5984236A (en) * | 1995-12-22 | 1999-11-16 | Keitel; Keith F. | Momentum unloading using gimbaled thrusters |
US6102337A (en) * | 1995-12-22 | 2000-08-15 | Hughes Electronics Corporation | Spacecraft attitude control with gimbaled thrusters |
US5810295A (en) * | 1996-07-10 | 1998-09-22 | Hughes Electronics Corporation | Method and apparatus for a satellite station keeping |
US6000661A (en) * | 1996-10-16 | 1999-12-14 | Space Systems/Loral, Inc. | Autonomous spacecraft payload base motion estimation and correction |
US5996942A (en) * | 1996-10-16 | 1999-12-07 | Space Systems/Loral, Inc. | Autonomous solar torque management |
US6023291A (en) * | 1996-10-16 | 2000-02-08 | Space Systems/Loral, Inc. | Satellite camera attitude determination and image navigation by means of earth edge and landmark measurement |
US6068217A (en) * | 1996-10-16 | 2000-05-30 | Space Systems/Loral, Inc. | Method to reorient a spacecraft using only initial single axis attitude knowledge |
WO1998032657A1 (en) | 1997-01-27 | 1998-07-30 | Space Systems/Loral, Inc. | Spacecraft attitude control system using low thrust thrusters |
US5957411A (en) | 1997-01-31 | 1999-09-28 | Space Systems/Loral, Inc. | Method using double thruster firings to deadbeat flexible solar array structural oscillations |
US6015116A (en) * | 1997-12-11 | 2000-01-18 | Hughes Electronics Corporation | Fuel efficient methods for satellite stationkeeping and momentum dumping |
US6036143A (en) * | 1997-12-18 | 2000-03-14 | Trw Inc. | Solar array-mounted stationkeeping and maneuvering thrusters |
US6032904A (en) * | 1998-02-23 | 2000-03-07 | Space Systems/Loral, Inc. | Multiple usage thruster mounting configuration |
US6308911B1 (en) | 1998-10-30 | 2001-10-30 | Lockheed Martin Corp. | Method and apparatus for rapidly turning a vehicle in a fluid medium |
US6135394A (en) * | 1998-12-08 | 2000-10-24 | Space Systems/Loral, Inc. | Practical method and apparatus for satellite stationkeeping |
US6296207B1 (en) | 1999-01-27 | 2001-10-02 | Space Systems/Loral, Inc. | Combined stationkeeping and momentum management |
US6356814B1 (en) * | 1999-02-03 | 2002-03-12 | Microcosm, Inc. | Spacecraft magnetic torquer feedback system |
US6373023B1 (en) | 1999-03-02 | 2002-04-16 | General Dynamics (Ots) Aerospace, Inc. | ARC discharge initiation for a pulsed plasma thruster |
US6293501B1 (en) * | 1999-05-06 | 2001-09-25 | Hughes Electronics Corporation | Spacecraft momentum management system |
US7113851B1 (en) * | 1999-06-09 | 2006-09-26 | Walter Gelon | Practical orbit raising system and method for geosynchronous satellites |
FR2796172B1 (fr) | 1999-07-08 | 2001-09-21 | Cit Alcatel | Systeme pour le controle d'un satellite en attitude et procede corespondant |
EP1076005B1 (en) * | 1999-08-13 | 2007-01-03 | Hughes Electronics Corporation | Spacecraft orbit control using orbit position feedback |
DE19950247A1 (de) * | 1999-10-18 | 2001-05-17 | Daimler Chrysler Ag | Regelungsanordnung und Regelungsverfahren für Sstelliten |
US6445981B1 (en) | 2000-03-02 | 2002-09-03 | Space Systems/Loral, Inc. | Controller and control method for satellite orbit-keeping maneuvers |
EP1136356A3 (en) | 2000-03-20 | 2002-11-20 | Space Systems / Loral, Inc. | Sequencer and method for automating a series of satellite orbit-keeping maneuvers |
US6481672B1 (en) | 2001-01-18 | 2002-11-19 | Lockheed Martin Corporation | Gimbaled thruster control system |
US6732977B1 (en) | 2002-02-11 | 2004-05-11 | Lockheed Martin Corporation | System for on-orbit correction of spacecraft payload pointing errors |
US6695263B1 (en) | 2002-02-12 | 2004-02-24 | Lockheed Martin Corporation | System for geosynchronous spacecraft rapid earth reacquisition |
GB0203950D0 (en) * | 2002-02-20 | 2002-04-03 | Astrium Ltd | Method and system for balancing thrust demands |
US7051980B2 (en) * | 2002-02-26 | 2006-05-30 | Lockheed Martin Corporation | Efficient orbit sparing system for space vehicle constellations |
US6702234B1 (en) | 2002-03-29 | 2004-03-09 | Lockheed Martin Corporation | Fault tolerant attitude control system for zero momentum spacecraft |
US6637701B1 (en) | 2002-04-03 | 2003-10-28 | Lockheed Martin Corporation | Gimbaled ion thruster arrangement for high efficiency stationkeeping |
FR2846081B1 (fr) * | 2002-10-17 | 2005-01-07 | Saint Louis Inst | Pilotage d'un projectile par decharge plasma |
US7059571B2 (en) * | 2003-02-21 | 2006-06-13 | The Boeing Company | Deployable spacecraft mount for electric propulsion |
US6921049B2 (en) * | 2003-11-18 | 2005-07-26 | The Boeing Company | System for counteracting a disturbance in a spacecraft |
US20050133670A1 (en) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Wang H. G. | Unified sensor-based attitude determination and control for spacecraft operations |
US7665695B2 (en) * | 2003-12-03 | 2010-02-23 | The Boeing Company | Unified attitude control for spacecraft transfer orbit operations |
US7835826B1 (en) | 2005-12-13 | 2010-11-16 | Lockheed Martin Corporation | Attitude determination system for yaw-steering spacecraft |
NL1032158C2 (nl) * | 2006-07-13 | 2008-01-15 | Dutch Space B V | Satelliet. |
FR2909462B1 (fr) * | 2006-12-05 | 2008-12-26 | Airbus France Sas | Procede et dispositif de controle actif du tangage d'un avion. |
US8352101B2 (en) * | 2009-12-22 | 2013-01-08 | The Boeing Company | Algorithm for simultaneous attitude maneuver and momentum dumping |
US9108749B2 (en) * | 2010-10-20 | 2015-08-18 | Space Systems/Loral, Llc | Spacecraft momentum management |
US9108748B2 (en) * | 2010-10-20 | 2015-08-18 | Space Systems/Loral, Llc | Satellite orbit raising using electric propulsion |
FR2990930B1 (fr) * | 2012-05-25 | 2014-06-27 | Thales Sa | Systeme de propulsion pour controle d'orbite et controle d'attitude de satellite |
US8763957B1 (en) * | 2012-10-08 | 2014-07-01 | Space Systems/Loral, Llc | Spacecraft transfer orbit techniques |
FR2997386B1 (fr) * | 2012-10-31 | 2015-05-29 | Thales Sa | Dispositif de propulsion optimise pour controle d'orbite et controle d'attitude de satellite |
US8998146B2 (en) * | 2012-11-21 | 2015-04-07 | Space Systems/Loral, Llc | Spacecraft momentum unload and station-keeping techniques |
FR2998875B1 (fr) * | 2012-11-30 | 2015-07-17 | Thales Sa | Procede et systeme de mise a poste d'un satellite |
FR3006671B1 (fr) * | 2013-06-07 | 2015-05-29 | Thales Sa | Systeme de propulsion en quatre modules pour controle d'orbite et controle d'attitude de satellite |
FR3022530B1 (fr) | 2014-06-19 | 2018-03-02 | Airbus Defence And Space Sas | Procede de controle d'orbite d'un satellite en orbite terrestre, satellite et systeme de controle d'orbite d'un tel satellite |
WO2016030890A1 (en) | 2014-08-26 | 2016-03-03 | Effective Space Solutions Ltd | Docking system and method for satellites |
US9663251B2 (en) * | 2014-12-22 | 2017-05-30 | Space Systems/Loral, Llc | Thruster support mechanism for satellite propulsion |
US9764858B2 (en) | 2015-01-07 | 2017-09-19 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Model predictive control of spacecraft |
US10046867B2 (en) * | 2015-09-18 | 2018-08-14 | Orbital Atk, Inc. | Maneuvering system for earth orbiting satellites with electric thrusters |
US9963248B2 (en) * | 2016-02-04 | 2018-05-08 | The Boeing Company | Spin stabilization of a spacecraft for an orbit maneuver |
US10180686B2 (en) | 2016-03-17 | 2019-01-15 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Concurrent station keeping, attitude control, and momentum management of spacecraft |
US10569909B2 (en) * | 2016-03-30 | 2020-02-25 | The Boeing Company | Systems and methods for satellite orbit and momentum control |
CN106773679B (zh) * | 2016-12-01 | 2018-10-16 | 北京航空航天大学 | 一种基于角速度观测器的航天器容错控制方法 |
EP3330189B1 (en) * | 2016-12-05 | 2019-06-19 | Airbus Defence and Space GmbH | Pointing mechanism for use in an electric propulsion system of a spacecraft |
US10625882B2 (en) | 2017-03-06 | 2020-04-21 | Effective Space Solutions Ltd. | Service satellite for providing in-orbit services using variable thruster control |
US10464694B1 (en) * | 2017-03-23 | 2019-11-05 | Space Systems/Loral, Llc | Asymmetric thruster gimbal configuration |
EP4147981A1 (en) | 2017-07-21 | 2023-03-15 | Northrop Grumman Systems Corporation | Spacecraft servicing devices and related assemblies, systems, and methods |
US10875669B2 (en) * | 2017-08-10 | 2020-12-29 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Model predictive control of spacecraft |
FR3078113B1 (fr) * | 2018-02-16 | 2020-11-13 | Arianegroup Sas | Procede et dispositif de commande d'une baie multi-moteurs, programme d'ordinateur et support d'informations pour la mise en oeuvre du procede de commande |
US11155368B1 (en) | 2018-03-13 | 2021-10-26 | Space Systems/Loral, Llc | Multiple thruster firing on a single articulable module |
US11299285B2 (en) | 2018-12-20 | 2022-04-12 | Honeywell International Inc. | Systems and methods for providing throttle guidance as a function of flight path acceleration |
EP3911574A4 (en) | 2019-01-15 | 2022-09-14 | Northrop Grumman Systems Corporation | SPACECRAFT MAINTENANCE DEVICES AND RELATED ARRANGEMENTS, SYSTEMS AND PROCEDURES |
EP4112482A4 (en) * | 2020-02-26 | 2023-04-05 | Mitsubishi Electric Corporation | ORBITAL ATTITUDE CONTROL DEVICE, SATELLITE, ORBITAL ATTITUDE CONTROL METHOD AND PROGRAM |
US11827386B2 (en) | 2020-05-04 | 2023-11-28 | Northrop Grumman Systems Corporation | Vehicle capture assemblies and related devices, systems, and methods |
CN113306748A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-08-27 | 中国科学院微小卫星创新研究院 | 一种用于小型高轨卫星公用平台的推进系统 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR88335E (fr) * | 1958-09-04 | 1967-01-20 | Dispositif pour la mise en rotation du plan de l'orbite d'un mobile en gravitation ainsi que mobiles tels que satellites, pourvus du présent dispositif ou dispositif similaire | |
US3866025A (en) * | 1972-03-17 | 1975-02-11 | Rca Corp | Spacecraft attitude control system |
US3937423A (en) * | 1974-01-25 | 1976-02-10 | Hughes Aircraft Company | Nutation and roll error angle correction means |
US4071211A (en) * | 1976-09-23 | 1978-01-31 | Rca Corporation | Momentum biased active three-axis satellite attitude control system |
US4294420A (en) * | 1978-01-30 | 1981-10-13 | Matra | Attitude control systems for space vehicles |
US4521855A (en) * | 1981-07-27 | 1985-06-04 | Ford Aerospace & Communications Corporation | Electronic on-orbit roll/yaw satellite control |
US4617634A (en) * | 1983-06-28 | 1986-10-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Artificial satellite attitude control system |
US4786019A (en) * | 1985-05-08 | 1988-11-22 | Morton Thiokol, Inc. | Energy efficient solid propellant attitude control system |
US4837699A (en) * | 1985-07-18 | 1989-06-06 | Hughes Aircraft Company | Method for controlling the spin axis attitude of a spinning spacecraft |
US4991393A (en) * | 1986-05-15 | 1991-02-12 | Trw Inc. | Spacecraft guidance and control system |
US4767084A (en) * | 1986-09-18 | 1988-08-30 | Ford Aerospace & Communications Corporation | Autonomous stationkeeping for three-axis stabilized spacecraft |
US4825646A (en) * | 1987-04-23 | 1989-05-02 | Hughes Aircraft Company | Spacecraft with modulated thrust electrostatic ion thruster and associated method |
US4955559A (en) * | 1988-01-26 | 1990-09-11 | Trw Inc. | Thrust vector control system for aerospace vehicles |
US4848706A (en) * | 1988-02-29 | 1989-07-18 | Ford Aerospace Corporation | Spacecraft attitude control using coupled thrusters |
US4931942A (en) * | 1988-05-26 | 1990-06-05 | Ford Aerospace Corporation | Transition control system for spacecraft attitude control |
FR2637565B1 (fr) * | 1988-10-06 | 1991-01-11 | Aerospatiale | Systeme de controle actif selon trois axes de l'attitude d'un satellite geostationnaire |
US5098041A (en) * | 1990-06-07 | 1992-03-24 | Hughes Aircraft Company | Attitude control system for momentum-biased spacecraft |
IT1245661B (it) * | 1991-01-23 | 1994-10-06 | Selenia Spazio Spa Ora Alenia | Satellite stabilizzato a tre assi dotato di propulsori elettrici per manovre orbitali e controllo di assetto. |
US5205518A (en) * | 1991-11-25 | 1993-04-27 | General Electric Co. | Gyroless yaw control system for a three axis stabilized, zero-momentum spacecraft |
-
1992
- 1992-04-28 US US07/875,276 patent/US5349532A/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-04-08 EP EP93302764A patent/EP0568209B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-04-08 DE DE69300535T patent/DE69300535T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-16 CA CA002094215A patent/CA2094215A1/en not_active Abandoned
- 1993-04-28 JP JP5123099A patent/JPH0624397A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011521163A (ja) * | 2008-05-19 | 2011-07-21 | アストリウム エスアーエス | 宇宙船用電気スラスタ |
JP2010105659A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Thales | 宇宙機の慣性車輪をアンロードする方法およびシステム |
JP2018530475A (ja) * | 2015-10-19 | 2018-10-18 | エアロジェット ロケットダイン インコーポレイテッド | 電気スラスタの差動スロットリングを伴う推進システム |
US11117685B2 (en) | 2016-06-28 | 2021-09-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Artificial satellite and thrust balance adjustment method |
WO2018061138A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 三菱電機株式会社 | 人工衛星および衛星推進方法 |
WO2018061226A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 三菱電機株式会社 | ポインティング機構 |
JPWO2018061138A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2019-02-14 | 三菱電機株式会社 | 人工衛星および衛星推進方法 |
JPWO2018061226A1 (ja) * | 2016-09-29 | 2019-03-22 | 三菱電機株式会社 | ポインティング機構 |
US11459129B2 (en) | 2016-09-29 | 2022-10-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Pointing mechanism |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0568209A1 (en) | 1993-11-03 |
US5349532A (en) | 1994-09-20 |
DE69300535T2 (de) | 1996-05-15 |
DE69300535D1 (de) | 1995-11-02 |
EP0568209B1 (en) | 1995-09-27 |
CA2094215A1 (en) | 1993-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5349532A (en) | Spacecraft attitude control and momentum unloading using gimballed and throttled thrusters | |
US5149022A (en) | Satellite roll and yaw attitude control method | |
JP3244717B2 (ja) | モーメンタムバイアス宇宙船の傾斜軌道姿勢制御を行うための方法及び装置 | |
US6481672B1 (en) | Gimbaled thruster control system | |
US6296207B1 (en) | Combined stationkeeping and momentum management | |
EP0743249B1 (en) | Universal spacecraft attitude steering control system | |
EP0225683B1 (en) | Method for spinning up a three-axis controlled spacecraft | |
EP0260957B1 (en) | Autonomous stationkeeping for three-axis stabilized spacecraft | |
US6260805B1 (en) | Method of controlling attitude of a momentum biased spacecraft during long-duration thruster firings | |
US8113468B2 (en) | Precision attitude control system for gimbaled thruster | |
US20080315039A1 (en) | System and methods for space vehicle torque balancing | |
US7661627B2 (en) | Method of controlling the attitude of satellites, particularly agile satellites with a reduced number of gyrodynes | |
US6311931B1 (en) | Bi-directional momentum bias spacecraft attitude control | |
US6053455A (en) | Spacecraft attitude control system using low thrust thrusters | |
EP0622295A1 (en) | Attitude control of spinning spacecraft | |
JP2567098B2 (ja) | 姿勢制御システム | |
US5957411A (en) | Method using double thruster firings to deadbeat flexible solar array structural oscillations | |
Reijneveld et al. | Attitude control system of the Delfi-n3Xt satellite | |
Kaplan | Design and Operational Aspects of All-Electric Thruster Control Systems for Geostationary Satellites | |
LEROY et al. | Spacecraft attitude control for a solar electric geosynchronous transfer mission | |
WO1998032657A1 (en) | Spacecraft attitude control system using low thrust thrusters | |
Paluszek | All resistojet control of the NASA dual keel Space Station | |
Price et al. | Flight experience of dynamic momentum bias for spacecraft yaw steering |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030121 |