JP2018530475A - 電気スラスタの差動スロットリングを伴う推進システム - Google Patents
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Abstract
推進システムは、多軸システム内で空間的に配置された少なくとも一群の電気スラスタを含む。制御装置が、各々の電気スラスタと通信している。制御装置は、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して、電気スラスタの推力を差動式に変化させるように設けられている。
Description
本発明は、推進システムに関し、特に、電気スラスタの差動スロットリングを伴う推進システムに関する。
非常に多くの異なる種類の宇宙機スラスタがある。例えば、化学燃料ロケット/スラスタは、ノズルを通して加速される加圧ガスを発生させるために発熱反応を利用する。対照的に、電気推進は、推力を発生させるために電磁力を利用する。現在一般的に使用されている電気推進装置のカテゴリーは、静電スラスタである。静電スラスタには、電気スラスタ(高周波電気スラスタまたはカウフマン型電気スラスタ)と“ホール効果スラスタ”または“HET”(磁気層式またはアノード層式)を含む2種類の基本的なものがある。静電式のスラスタに加えて、電熱式及び電磁式のものもある。挙げられた全ての種類の電気推進は、化学スラスタに比べて低い推力と高い効率を特徴とする。高い効率により、化学スラスタを用いる同等の宇宙機に比べて搭載する必要がある推進剤が少ないが、その代わりに推力が低く、長くかつより多くの操作が必要となる。実際には、電気スラスタは、姿勢制御、ステーションキーピング、軌道飛行を含む種々の目的で使用することができ、ステーションキーピングでは、推力が太陽輻射圧、太陽と月の引力及び地球の非均一性による宇宙機の自然な移動に反作用し、軌道飛行では、打上げ機から切り離された後で宇宙機を最終的な軌道位置に挿入するためにスラスタが使用される。
本開示の例による宇宙機の推進システムは、多軸システム内で空間的に配置された少なくとも一群の電気スラスタと、各々の電気スラスタと通信する制御装置と、を含む。制御装置は、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して電気スラスタの推力を差動式に変化させるように設けられている。
上述の実施例のさらなる実施例では、制御装置は、多軸システムの2つの軸周りでモーメンタムホイールの累積角運動量のアンロードに対して、推力を差動式に変化させるように構成されている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、2つ以上の電気スラスタが異なる方向に方向づけられている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、異なる方向は、相補的な方向である。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、多軸システムに関して、各々の電気スラスタは、3つの直交する軸のそれぞれに対して約45°もしくはその正の倍数または負の倍数に方向づけられている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、少なくとも一群は、少なくとも4つの電気スラスタを含む第1の群と、少なくとも2つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、制御装置は、多軸システムの2つの軸に対して第1の群の推力を差動式に変化させ、多軸システムの第3の軸に対して第2の群の推力を差動式に変化させるするように構成されている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、少なくとも一群は、4つの電気スラスタを含む第1の群と、4つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、第1の群は、第2の群に対して対称に配置されている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、電気スラスタの少なくとも一群は、電気スラスタの第1の群と、電気スラスタの第2の群と、を含み、制御装置は、制御装置が第1の赤経(ascension angle)に応じて第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、異なる第2の赤経に応じて第2の群の推力を所定時間にわたって差動式に変化させる主動作モードを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、制御装置は、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応答してトリガされる冗長動作モードを含み、冗長モードでは、制御装置は、第1の群の推力を差動式に変化させずに、第2の赤経に応じて、所定時間よりも長い時間にわたって第2の群の推力を差動式に変化させるように構成されている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、制御装置は、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応答してトリガされる冗長動作モードを含み、冗長モードでは、制御装置は、第1の群の相補的な電気スラスタの対の推力を差動式に変化させるように構成されている。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、推力システムは、非ジンバル式である。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、制御装置は、推力を同時に差動式に変化させるように構成されている。
本開示の例による宇宙機を制御するプロセスは、二軸システム内で空間的に配置された4つの電気スラスタを提供し、4つの電気スラスタの全てから推力を発生させ、4つの電気スラスタの全てから推力を発生させながら、4つの電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を差動式に変化させることを含む。
上述の実施例のさらなる実施例では、4つの電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を差動式に変化させると同時に、4つの電気スラスタのうちの第2のスラスタの推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、4つの電気スラスタのうちの第1及び第2のスラスタの推力を差動式に変化させた後で、4つの電気スラスタのうちの第3及び第4のスラスタの推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、4つの電気スラスタのうちの第2のスラスタの推力を変化させた後で、かつ電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を変化させると同時に、4つの電気スラスタのうちの第3のスラスタの推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、推力の発生は、姿勢制御及びステーションキーピング制御を提供する。
本開示の例による推進システム用の方法は、多軸システム内で空間的に配置された少なくとも一群の電気スラスタについて、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して電気スラスタによって提供される推力を差動式に変化させることを含む。
上述の実施例のさらなる実施例では、多軸システムの2つの軸周りにおけるモーメンタムホイールの累積角運動量のアンロードに対して、推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、少なくとも一群は、少なくとも4つの電気スラスタを含む第1の群と、少なくとも2つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、多軸システムの2つの軸に対して第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、多軸システムの第3の軸に対して第2の群の推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、少なくとも一群は、電気スラスタの第1の群と、電気スラスタの第2の群と、を含み、主動作モードでは、第1の赤経に応じて第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、異なる第2の赤経に応じて第2の群の推力を所定時間にわたって差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応じてトリガされる冗長動作モードをさらに有し、冗長モードは、第1の群の推力を差動式に変化させずに、第2の赤経に応じて、所定時間を超える時間にわたって第2の群の推力を差動式に変化させることを含む。
上述のいずれかの実施例のさらなる実施例では、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応じてトリガされる冗長動作モードをさらに有し、冗長モードは、第1の群の電気スラスタの相補的な対の推力を差動式に変化させることを含む。
以下の詳細な説明から本開示の種々の特徴及び利点が当業者に明らかになる。詳細な説明に付随する図面を以下に簡単に説明する。
図1は、推進システム20を示す。推進システム20は、宇宙機Sとの可能性のある使用に関連して図示及び説明される。例えば、宇宙機Sは、中高度の地球軌道で使用可能な静止宇宙機である。推進システム20は、宇宙機と共に示されているが、例えば、後に宇宙機に組み込まれる別個のシステムとして提供することもできる。
推進システム20は、ホール効果スラスタ等の少なくとも一群の電気スラスタを含む。電気スラスタは、全体として22で示されており、個々には22a〜22hで示されている。この例では、推進システム20は、電気スラスタ22の2つの群を含む。例えば、電気スラスタ22の“群”は、1つまたは複数の機能的な推力目標に関する制御方式/方法によって協働するように関連する2つ以上の電気スラスタ22である。制御方式/方法は、群の2つ以上の電気スラスタ22の同時または重なる点火を含みうる。図示の例では、第1の群は、電気スラスタ22a〜22dを含み、第2の群は、電気スラスタ22e〜22hを含む。明らかなように、本開示は、ここで示す例の電気スラスタ22の数または位置に限定されるものではなく、他のスラスタの位置及び数にも適用可能である。
電気スラスタ22は、多軸システム内で空間的に配置されている。この例では、多軸システムは、直交するX軸、Y軸、Z軸を含む三軸デカルトシステムである。電気スラスタ22は、X軸、Y軸、Z軸の原点に対して空間的に配置することができる。原点は、モーメンタムホイールの位置及び/または航空機Sのおおよその重心等を含むがこれらに限定されない航空機Sの物理的特性であるか、またはこれに対応しうる。
それぞれの電気スラスタ22は、制御装置24と通信している。制御装置24は、電気スラスタ22の制御に関連して、ここで説明する動作を実行するためのハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの両方を備える。この点に関して、ハードウェアは、マイクロプロセッサ、電源ユニット、電圧調整器、電流調整器、母線等を含むがこれらに限定されない。ソフトウェアは、電気スラスタ22の動作を制御するようにハードウェア及び電気スラスタの間で信号を選択的に送受信するようにプログラム/構成されうる。この点に関して、制御装置24は、単一のユニットとして示されているが、ハードウェア及びソフトウェアは、同じ位置にあってもなくてもよい、複数の別個の制御装置及びモジュールにわたって分散していてもよい。
制御装置24は、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して、電気スラスタ22の推力を差動式に変化(differentially throttle)させるように構成されている。“推力を差動式に変化させる”という表現及びその変形は、2つ以上の電気スラスタ22から異なる推進力を出力するために推進力を調整することを意味する。例えば、制御装置24は、X軸、Y軸、Z軸のうちの2つの軸周りで宇宙機Sを回転させるように、2つ以上の電気スラスタ22の推力を差動式に変化させる。
制御装置24は、個々の電気スラスタ22の1つまたは複数の入力を調整することによって、電気スラスタ22の推力を差動式に変化させることができる。例えば、1つまたは複数の入力は、これらに限定されないが、電流及び電圧でありうる。例として、制御装置24は、電気スラスタ22の電流入力を調整する。与えられる電流の量は、発生する推力の量に対応する。よって、より多くのまたはより少ない電流を提供するための調整は、それぞれより多くのまたはより少ない推力を発生させる。さらなる例では、制御装置24は、これに限定されないが、0.1アンペアの増分等の明瞭な増分で電流を調整する。明瞭な増分は、推力の所望の制御レベルに従って選択することができ、姿勢位置を示す信号データに応答して推力を徐々に調整するように、姿勢制御装置へのフィードバックループと組み合わせて使用可能である。例えば、フィードバックループは、ジンバルシステムで使用されるものと同様であってもよい。
図示の例では、電気スラスタ22の第1及び第2の群は、X−Z平面に対して対称に設けられている。例えば、各群は、本質的に二次元の平面に空間的に配置されており、その平面に関して二軸システムでも表すことができる。制御装置24は、宇宙機Sの姿勢制御のために、第1の群の電気スラスタ22a〜22dの推力を差動式に変化させるとともに、第2の群の電気スラスタ22e〜22hの推力を差動式に変化させることができる。例えば、推力の差動式変化は、宇宙機Sの2つの軸周りでモーメンタムホイールの累積角運動量をアンロードするために使用される。アンロードは、モーメンタムホイールの飽和を減少または防止するために使用可能である。多軸システムの2つの軸周りで推力を発生する能力により、Z軸等の1つの軸周りでの運動量のアンロードは、(Y軸周りの)傾き制御操作や(X軸周りの)経度修正操作と同時に実行することができる。“同時”とは、2つ以上の電気スラスタ22の同時または重なる点火を意味する。結果的に得られる推力ベクトルを用いた軌道修正操作の実行は、同時に蓄積された宇宙機の運動量を減少させる。これにより、運動量を管理するための別個の運動量アンロードスラスタ点火、ジンバル及び専用噴射の必要性がなくなり、全てのスラスタ点火は好ましい軌道位置で連携して行うことができる。
多軸システムの2つの軸周りで推力を発生させる能力は、オンステーション操作及び軌道飛行操作に必要な全インパルスを分離するためにも使用できる。ミッション設計によって、ステーションキーピングおよび軌道飛行ための必要条件はかなり異なりうる。軌道飛行では、減少した操作時間にわたる高推力が要求され、ステーションキーピングでは、高い比推力(Isp)及び高いサイクル寿命が要求される。必要な全インパルスを分離することにより、制御方式を単一の出力電圧の使用に単純化することができる可能性があり、出力電圧は、ステーションキーピング用のスラスタでは比較的高く、軌道飛行用のスラスタでは比較的低い。さらに、必要な全インパルスを分離することで、場合によっては軌道飛行のために高インパルスの化学スラスタを使用し、全電化ステーションキーピング能力を電気スラスタ22によって維持する選択肢がある。
さらなる例では、傾きを制御するために差動スロットリングが使用される。例として、制御装置24は、第1の群の電気スラスタ22a〜22dを赤径90°で使用し、第2の群の電気スラスタ22e〜22hを赤径270°で使用して、1日に2回傾きを修正する。
他の例では、制御装置24は、宇宙機の姿勢制御及び/またはステーションキーピング制御のプロセスにおいて、電気スラスタ22の推力を差動式に変化させる。姿勢制御操作は、宇宙機が面する方向を変更する(例えば、トランスポンダが所望の方向を確実に指すようにする)ために使用される。ステーションキーピング操作は、宇宙機を厳密な緯度/経度位置に維持するために使用される。姿勢制御操作は、典型的にモーメンタムホイールを用いて実行することができる。しかし、モーメンタムホイールは、特定の操作を実行するために追加のエネルギを必要とする。スラスタ22の差動スロットリングは、その追加のエネルギを提供するために利用できる。
姿勢制御及び/またはステーションキーピング制御のための例示的プロセスは、第1の群の4つの電気スラスタ22a〜22dまたは第2の群の4つの電気スラスタ22e〜22hのいずれかを利用できる。プロセスは、群の4つの全ての電気スラスタ22から推力を発生させ、群の4つの電気スラスタ22のうちの第1のスラスタ(例えば、スラスタ22a)の推力を差動式に変化させると同時に、群の他の3つの電気スラスタ22(スラスタ22b〜22d)から推力を発生させることを含む。
他の例では、プロセスは、群の4つの電気スラスタ22のうちの第2のスラスタ(すなわち、スラスタ22b〜22dのうちの1つ)の推力を差動式に変化させると同時に、群の4つの電気スラスタ22のうちの第1のスラスタ(スラスタ22a)の推力を差動式に変化させることをさらに含む。
さらに他の例では、プロセスは、群の4つの電気スラスタ22のうちの第1及び第2のスラスタの推力を差動式に変化させた後で、4つの電気スラスタ22のうちの第3及び第4のスラスタ(例えば、スラスタ22b〜22dのうちの2つ)の推力を差動式に変化させることをさらに含む。追加の例では、プロセスは、4つの電気スラスタ22のうちの第2の電気スラスタの推力を変化させた後で、かつ電気スラスタ22のうちの第1のスラスタの推力を変化させると同時に、4つの電気スラスタ22のうちの第3のスラスタの推力を差動式に変化させることをさらに含む。
他の例では、制御装置24は、電気スラスタ22の1つが動作不能となった場合でも動作を確実に継続するために“冗長性”機構を含みうる。例えば、制御装置24は、主動作モードと冗長動作モードを備える。主動作モードでは、全ての電気スラスタ22が動作可能(推力を提供可能)である。制御装置24は、上述したように傾きの修正のために第1の群の電気スラスタ22a〜22dの推力を差動式に変化させるとともに、第2の群のスラスタ22e〜22hの推力を差動式に変化させる。電気スラスタ22のうちの1つの動作不能状態(推力提供能力の喪失もしくは実質的減少)により、冗長モードへの移行がトリガされる。例えば、電気スラスタ22aが動作不能になると、制御装置24は第1群の電気スラスタ22a〜22dの差動スロットリングを除外し、第2の群のみを使用する。この場合には、制御装置24は、主モードで使用される時間よりも長い時間にわたって、第2の群の電気スラスタ22e〜22hの推力を赤径270°で差動式に変化させる。例として、主モードにおいて第2の群の推力が所定時間tにわたって差動式に変更されるとすると、冗長モードでは、第1の群の動作の除外を補うために、第2の群の推力は約2tの時間に亘って差動式に変更される。当然のことながら、冗長モードは、どの電気スラスタ22が動作不能であるかを明らかにし、除外する適切な群を選択するように構成することができる。
冗長モードの1つの代替的な例では、1つの群の推力の差動スロットリングを除外して他の群に頼る代わりに、制御装置24は相補的な一組の電気スラスタ22の推力を差動式に変化させる。例として、電気スラスタ22aが動作不能になると、制御装置24は、第1の群の対角に位置する電気スラスタ22b/22cの対の推力を差動式に変化させて、主モードと同様に傾きの修正を実行する。この場合、対角に位置する電気スラスタ22b/22cの対は、非主要(軸外の)方向における推力が相殺されるように相補的である。
電気スラスタ22は、多軸システムに対して所定の向きで宇宙機に固定され、必要に応じて宇宙機Sの構造体に対しても固定される。図1に示す例では、電気スラスタ22は、それぞれ固有の方向に方向づけられている。例えば、電気スラスタ22は、一般に宇宙機Sの角領域に位置し、推力噴流が本体または太陽電池パネルPに直接衝突するのを防止するかまたは減少させるように、宇宙機Sの本体及び太陽電池パネルPから離れる角度に向けられている。
他の例では、各々の電気スラスタ22は、X軸、Y軸、Z軸に対して約45°またはその+/−の倍数で方向づけられている。このような配置は、ピッチトルクの導入を減少またはなくすのを容易にし、上述した2つの電気スラスタによる冗長モードのより効率的な動作を容易にしうる。すなわち、対角に位置する電気スラスタ22b/22cの対の角度が、非主要(軸外の)方向における推力が相殺されるように相補的でない場合、比推力を2桁以上減少させる損失が生じうる。45°またはその倍数の向きは、専用の放射状噴射を可能にする。
図2は、電気スラスタ22が、45°の向きの代わりにY軸にほぼ平行にそれぞれ方向づけられた変形例を示している。この例では、電気スラスタ22a〜22dは、+Y方向に方向づけられており、電気スラスタ22e〜22hは、反対向きの−Y方向に方向づけられている。
図3は、6つの電気スラスタ22を含む、他の例示的な推進システム120を示している。この例では、第1の群は、ここでも電気スラスタ22a〜22dを含むが、第2の群は、電気スラスタ22e,22fのみを含む。さらに、電気スラスタ22e,22fは、異なる位置にあり、概ねX軸方向に面している。制御装置24は、主モードにおいて、第1の群を上述したように動作させる。制御装置24は、面内操作及び運動量のアンロードのために、第1の群によってアンロードされた軸でない第3の軸周りに第2の群の推力を差動式に変化させる。しかし、図示の装置は、8つの電気スラスタを含む装置のように単一の電気スラスタの動作不能に対する冗長モードを提供しない。
図4は、8つの電気スラスタ22を含む他の例示的な推進システム220を示している。この例では、第1の群は、ここでも電気スラスタ22a〜22dを含む。第2の群は、ここでも電気スラスタ22e〜22hを含むが、異なる位置にあり、概ねX軸方向に面している。電気スラスタ22e〜22hは、宇宙機S、太陽電池パネルPおよびあらゆるペイロードから離れる方向を指すように一般に方向づけられており、向きは等しいか等しい+/−倍数である。例として、これらの向きは、X−Z平面に対称でありうる。
推進システム220における他の例では、20°の角度が、宇宙機S、太陽電池パネルP及びペイロードに最小の影響を有し、かつ操作効率を高めうる。例えば、操作効率は、図1の構成よりも高くなる可能性がある。しかし、より高い操作効率は、ステーションリロケーションを除くものでありうる。図示の例でステーションリロケーションを可能にするには、図1,図2の電気スラスタ22e〜22hの位置に追加の4つの電気スラスタの組を追加する必要がある。これは、電気スラスタ22の総数を12個に増加させる。従って、傾きの修正や冗長モードは、上述したものと同様となり、図4の電気スラスタ22e〜22hを2つの軸の運動量のアンロードに使用することができ、いずれかの電気スラスタが動作不能となった場合でもミッションが失敗することがないという追加の特徴が得られる。上述したように、電気スラスタ22は、例えば、第1の群が傾きの修正のために動作不能となった場合に、(第2の群の)頂部の電気スラスタ22e,22fの組み合わせ(及び計12個に到達するための追加の電気スラスタ)を使用して傾きの修正を行うことができる角度に設けることができる。
図示の例では特徴の組み合わせが示されているが、本開示の種々の実施例の利点を実現するために全ての特徴を組み合わせる必要はない。換言すると、本開示の実施例によって設計されるシステムは、いずれかの図に示した全ての特徴または図に概略的に示した全ての部分を必ずしも含まない。さらに、1つの例示的な実施例の選択された特徴を他の例示的な実施例の選択された特徴と組み合わせることができる。
上述の説明は、限定的なものでなく、例示的なものである。開示の実施例の変更及び改良は、当業者に明らかであり、必ずしも本開示から逸脱しない。本開示に与えられる法的保護の範囲は、以下の請求項を検討することによってのみ判断できる。
Claims (23)
- 多軸システム内で空間的に配置された少なくとも一群の電気スラスタと、
各々の電気スラスタと通信し、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して電気スラスタの推力を差動式に変化させるように設けられた制御装置と、を備えることを特徴とする宇宙機の推進システム - 前記制御装置は、多軸システムの前記2つの軸周りでモーメンタムホイールの累積角運動量のアンロードに対して、推力を差動式に変化させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 2つ以上の電気スラスタが異なる方向に方向づけられていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 前記異なる方向は、相補的な方向であることを特徴とする請求項3に記載の推進システム。
- 多軸システムに関して、各々の電気スラスタは、3つの直交する軸のそれぞれに対して約45°もしくはその正の倍数または負の倍数に方向づけられていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 少なくとも一群は、少なくとも4つの電気スラスタを含む第1の群と、少なくとも2つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、前記制御装置は、多軸システムの前記2つの軸に対して第1の群の推力を差動式に変化させ、多軸システムの第3の軸に対して第2の群の推力を差動式に変化させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 少なくとも一群は、4つの電気スラスタを含む第1の群と、4つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、第1の群は、第2の群に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 電気スラスタの少なくとも一群は、電気スラスタの第1の群と、電気スラスタの第2の群と、を含み、前記制御装置は、制御装置が第1の赤経に応じて第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、異なる第2の赤経に応じて第2の群の推力を所定時間にわたって差動式に変化させる主動作モードを含むことを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 前記制御装置は、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応答してトリガされる冗長動作モードを含み、冗長モードでは、前記制御装置は、第1の群の推力を差動式に変化させずに、第2の赤経に応じて、前記所定時間よりも長い時間にわたって第2の群の推力を差動式に変化させるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の推進システム。
- 前記制御装置は、第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応答してトリガされる冗長動作モードを含み、冗長モードでは、前記制御装置は、第1の群の相補的な電気スラスタの対の推力を差動式に変化させるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の推進システム。
- 推力システムは、非ジンバル式であることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 前記制御装置は、推力を同時に差動式に変化させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の推進システム。
- 二軸システム内で空間的に配置された4つの電気スラスタを提供し、
4つの電気スラスタの全てから推力を発生させ、
4つの電気スラスタの全てから推力を発生させながら、4つの電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を差動式に変化させることを含むことを特徴とする宇宙機を制御するプロセス - 4つの電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を差動式に変化させると同時に、4つの電気スラスタのうちの第2のスラスタの推力を差動式に変化させることをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の宇宙機を制御するプロセス。
- 4つの電気スラスタのうちの第1及び第2のスラスタの推力を差動式に変化させた後で、4つの電気スラスタのうちの第3及び第4のスラスタの推力を差動式に変化させることをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の宇宙機を制御するプロセス。
- 4つの電気スラスタのうちの第2のスラスタの推力を変化させた後で、かつ電気スラスタのうちの第1のスラスタの推力を変化させると同時に、4つの電気スラスタのうちの第3のスラスタの推力を差動式に変化させることをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の宇宙機を制御するプロセス。
- 推力の発生は、姿勢制御及びステーションキーピング制御を提供することを特徴とする請求項14に記載の宇宙機を制御するプロセス。
- 多軸システム内で空間的に配置された少なくとも一群の電気スラスタについて、多軸システムの2つの軸周りの推進力に対して電気スラスタによって提供される推力を差動式に変化させることを含むことを特徴とする推進システム用の方法。
- 多軸システムの前記2つの軸周りにおけるモーメンタムホイールの累積角運動量のアンロードに対して、推力を差動式に変化させることを含むことを特徴とする請求項18に記載の推進システム用の方法。
- 少なくとも一群は、少なくとも4つの電気スラスタを含む第1の群と、少なくとも2つの電気スラスタを含む第2の群と、を含み、多軸システムの前記2つの軸に対して第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、多軸システムの第3の軸に対して第2の群の推力を差動式に変化させることを含むことを特徴とする請求項18に記載の推進システム用の方法。
- 少なくとも一群は、電気スラスタの第1の群と、電気スラスタの第2の群と、を含み、主動作モードでは、第1の赤経に応じて第1の群の推力を差動式に変化させるとともに、異なる第2の赤経に応じて第2の群の推力を所定時間にわたって差動式に変化させることを含むことを特徴とする請求項18に記載の推進システム用の方法。
- 第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応じてトリガされる冗長動作モードをさらに有し、冗長モードは、第1の群の推力を差動式に変化させずに、第2の赤経に応じて、前記所定時間を超える時間にわたって第2の群の推力を差動式に変化させることをさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の推進システム用の方法。
- 第1の群の少なくとも1つの電気スラスタの動作不能に応じてトリガされる冗長動作モードをさらに有し、冗長モードは、第1の群の電気スラスタの相補的な対の推力を差動式に変化させることをさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の推進システム用の方法。
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