WO2018061138A1 - 人工衛星および衛星推進方法 - Google Patents
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Abstract
第1のスラスタ群(115)のうちの稼働されるスラスタの台数である第1の稼働台数と第2のスラスタ群(125)のうちの稼働されるスラスタの台数である第2の稼働台数とが異なる場合に、+Y方向における衛星重心(101)から第1のスラスタ群までの第1の距離D1と、-Y方向における衛星重心から第2のスラスタ群までの第2の距離D2との比が、第1の稼働台数と第2の稼働台数との逆比になる。
Description
本発明は、人工衛星および衛星推進方法に関するものである。
電気推進方式の人工衛星において、より大きな推力を得るためには、可能な限り多くの電気推進スラスタを噴射させる必要がある。
但し、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合には、人工衛星の重心周りにモーメントが発生してしまい、人工衛星を目的の進行方向に進めることができない。
そのため、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることが望まれている。
但し、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合には、人工衛星の重心周りにモーメントが発生してしまい、人工衛星を目的の進行方向に進めることができない。
そのため、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることが望まれている。
特許文献1には、推進機の配置を可変に設定し得るようにするための構造が開示されている。
しかし、特許文献1には、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることに関しては開示されていない。
しかし、特許文献1には、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることに関しては開示されていない。
特許文献2には、スプリアス・トルクの発生を抑止するため、複数台の電気推進スラスタのうちの幾つかが機能を喪失した場合に推力ベクトルを変えることが開示されている。
本発明は、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることを目的とする。
本発明の人工衛星は、
複数台のスラスタから成る第1のスラスタ群と、前記第1のスラスタ群とは別の複数台のスラスタから成る第2のスラスタ群とを備える。
前記人工衛星において、前記第1のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第1の稼働台数と前記第2のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第2の稼働台数とが異なる場合に、進行方向と直交する第1の方向における距離であって衛星重心から前記第1のスラスタ群までの距離である第1の距離と、前記第1の方向と逆の第2の方向における距離であって衛星重心から前記第2のスラスタ群までの距離である第2の距離との比が、前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数との逆比になる。
複数台のスラスタから成る第1のスラスタ群と、前記第1のスラスタ群とは別の複数台のスラスタから成る第2のスラスタ群とを備える。
前記人工衛星において、前記第1のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第1の稼働台数と前記第2のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第2の稼働台数とが異なる場合に、進行方向と直交する第1の方向における距離であって衛星重心から前記第1のスラスタ群までの距離である第1の距離と、前記第1の方向と逆の第2の方向における距離であって衛星重心から前記第2のスラスタ群までの距離である第2の距離との比が、前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数との逆比になる。
本発明によれば、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにすることができる。
実施の形態および図面において、同じ要素または互いに相当する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータまたは処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにする形態について、図1から図9に基づいて説明する。
奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星の重心周りにモーメントが発生しないようにする形態について、図1から図9に基づいて説明する。
特に指定しない場合、スラスタは電気推進スラスタを意味する。
***実施の形態1の概要***
図1に基づいて、実施の形態1の概要を説明する。
第1のスラスタ群115のうちの稼働されるスラスタの台数を第1の稼働台数という。また、第2のスラスタ群125のうちの稼働されるスラスタの台数を第2の稼働台数という。なお、稼働されるスラスタとは、噴射するスラスタを意味する。
第1のスラスタ群115と第2のスラスタ群125とのうち、黒い三角は稼働しているスラスタを表し、白い三角は稼働していないスラスタを表している。
衛星本体130の中央の丸は衛星重心101を表している。衛星本体130は人工衛星100の本体である。すなわち、衛星本体130は人工衛星100の構体である。衛星重心101は人工衛星100の重心である。すなわち、衛星重心101は人工衛星100の質量中心である。
図1に基づいて、実施の形態1の概要を説明する。
第1のスラスタ群115のうちの稼働されるスラスタの台数を第1の稼働台数という。また、第2のスラスタ群125のうちの稼働されるスラスタの台数を第2の稼働台数という。なお、稼働されるスラスタとは、噴射するスラスタを意味する。
第1のスラスタ群115と第2のスラスタ群125とのうち、黒い三角は稼働しているスラスタを表し、白い三角は稼働していないスラスタを表している。
衛星本体130の中央の丸は衛星重心101を表している。衛星本体130は人工衛星100の本体である。すなわち、衛星本体130は人工衛星100の構体である。衛星重心101は人工衛星100の重心である。すなわち、衛星重心101は人工衛星100の質量中心である。
第1の稼働台数と第2の稼働台数とが異なる場合に、第1の距離D1と第2の距離D2との比が、第1の稼働台数と第2の稼働台数との逆比にとなるように、第1のスラスタ群115および第2のスラスタ群125は配置される。
第1の距離D1は、進行方向(+Z)と直交する第1の方向(-Y)における距離であって衛星重心101から第1のスラスタ群115までの距離である。具体的には、第1の距離D1は、第1の方向(-Y)において衛星重心101から第1のスラスタ群115のうちの稼働しているスラスタの中心までの距離である。
第2の距離D2は、第1の方向(-Y)と逆の第2の方向(+Y)における距離であって衛星重心101から第2のスラスタ群125までの距離である。具体的には、第2の距離D2は、第2の方向(+Y)において衛星重心101から第2のスラスタ群125のうちの稼働しているスラスタの中心までの距離である。
第1の距離D1は、進行方向(+Z)と直交する第1の方向(-Y)における距離であって衛星重心101から第1のスラスタ群115までの距離である。具体的には、第1の距離D1は、第1の方向(-Y)において衛星重心101から第1のスラスタ群115のうちの稼働しているスラスタの中心までの距離である。
第2の距離D2は、第1の方向(-Y)と逆の第2の方向(+Y)における距離であって衛星重心101から第2のスラスタ群125までの距離である。具体的には、第2の距離D2は、第2の方向(+Y)において衛星重心101から第2のスラスタ群125のうちの稼働しているスラスタの中心までの距離である。
第1の稼働台数が1台であり、第2の稼働台数が2台である場合、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対2となる。
この場合、第1の距離D1と第2の距離D2との比は2対1となる。
この場合、第1の距離D1と第2の距離D2との比は2対1となる。
***構成の説明***
図2に基づいて、人工衛星100の構成を説明する。
人工衛星100は、衛星本体130と、2台の太陽電池パドル(141、142)と、2台の調整機構(110、120)と、2つのスラスタ群(115、125)とを備える。
図2に基づいて、人工衛星100の構成を説明する。
人工衛星100は、衛星本体130と、2台の太陽電池パドル(141、142)と、2台の調整機構(110、120)と、2つのスラスタ群(115、125)とを備える。
第1の調整機構110は、第1の太陽電池パドル141が設けられる面に取り付けられる。
第1の調整機構110は、第1のスラスタ群115が取り付けられて第1の距離を調整する物である。
第1の調整機構110は、第1の本体側ジンバル111と、第1の展開ブーム112と、第1のスラスタ側ジンバル113と、第1のスラスタ台114とを備える。
第1の本体側ジンバル111は、第1の展開ブーム112を衛星本体130に連結して第1の展開ブーム112の向きを変えるジンバルである。具体的には、第1の本体側ジンバル111は2軸ジンバルである。点線方向は回転方向を表している。
第1の展開ブーム112は、棒状を成すブームである。第1の展開ブーム112は任意の角度で展開できる。
第1のスラスタ側ジンバル113は、第1のスラスタ台114を第1の展開ブーム112に連結して第1のスラスタ台114の向きを変えるジンバルである。具体的には、第1のスラスタ側ジンバル113は2軸ジンバルである。点線矢印は回転方向を表している。
第1のスラスタ台114は、第1のスラスタ群115が取り付けられる台である。
第1のスラスタ群115は、複数台のスラスタから成る。実施の形態1では、第1のスラスタ群115は2台のスラスタから成る。
第1の本体側ジンバル111は、第1の展開ブーム112を衛星本体130に連結して第1の展開ブーム112の向きを変えるジンバルである。具体的には、第1の本体側ジンバル111は2軸ジンバルである。点線方向は回転方向を表している。
第1の展開ブーム112は、棒状を成すブームである。第1の展開ブーム112は任意の角度で展開できる。
第1のスラスタ側ジンバル113は、第1のスラスタ台114を第1の展開ブーム112に連結して第1のスラスタ台114の向きを変えるジンバルである。具体的には、第1のスラスタ側ジンバル113は2軸ジンバルである。点線矢印は回転方向を表している。
第1のスラスタ台114は、第1のスラスタ群115が取り付けられる台である。
第1のスラスタ群115は、複数台のスラスタから成る。実施の形態1では、第1のスラスタ群115は2台のスラスタから成る。
第2の調整機構120は、第2の太陽電池パドル142が設けられる面に取り付けられる。
第2の調整機構120は、第2のスラスタ群125が取り付けられて第2の距離を調整する物である。
第2の調整機構120は、第2の本体側ジンバル121と、第2の展開ブーム122と、第2のスラスタ側ジンバル123と、第2のスラスタ台124とを備える。
第2の本体側ジンバル121は、第2の展開ブーム122を衛星本体130に連結して第2の展開ブーム122の向きを変えるジンバルである。具体的には、第2の本体側ジンバル121は2軸ジンバルである。
第2の展開ブーム122は、棒状を成すブームである。第2の展開ブーム122は任意の角度で展開できる。
第2のスラスタ側ジンバル123は、第2のスラスタ台124を第2の展開ブーム122に連結して第2のスラスタ台124の向きを変えるジンバルである。具体的には、第2のスラスタ側ジンバル123は2軸ジンバルである。
第2のスラスタ台124は、第2のスラスタ群125が取り付けられる台である。
第2のスラスタ群125は、複数台のスラスタから成る。実施の形態1では、第2のスラスタ群125は2台のスラスタから成る。
第2の本体側ジンバル121は、第2の展開ブーム122を衛星本体130に連結して第2の展開ブーム122の向きを変えるジンバルである。具体的には、第2の本体側ジンバル121は2軸ジンバルである。
第2の展開ブーム122は、棒状を成すブームである。第2の展開ブーム122は任意の角度で展開できる。
第2のスラスタ側ジンバル123は、第2のスラスタ台124を第2の展開ブーム122に連結して第2のスラスタ台124の向きを変えるジンバルである。具体的には、第2のスラスタ側ジンバル123は2軸ジンバルである。
第2のスラスタ台124は、第2のスラスタ群125が取り付けられる台である。
第2のスラスタ群125は、複数台のスラスタから成る。実施の形態1では、第2のスラスタ群125は2台のスラスタから成る。
第1のスラスタ群115および第2のスラスタ群125は、第1の太陽電池パドル141と第2の太陽電池パドル142とによって発電される電力をエネルギー源とする。
稼働できるスラスタの台数の上限は、第1の太陽電池パドル141と第2の太陽電池パドル142とによって発電される電力の大きさによって決まる。稼働するスラスタの台数が多いほど、大きな推力を得ることができる。
稼働できるスラスタの台数の上限は、第1の太陽電池パドル141と第2の太陽電池パドル142とによって発電される電力の大きさによって決まる。稼働するスラスタの台数が多いほど、大きな推力を得ることができる。
***動作の説明***
第1の調整機構110および第2の調整機構120の動作は衛星推進方法に相当する。
図3、図4および図5に基づいて、衛星推進方法を説明する。
第1の調整機構110および第2の調整機構120の動作は衛星推進方法に相当する。
図3、図4および図5に基づいて、衛星推進方法を説明する。
図3は、第1の稼働台数と第2の稼働台数とが同じである均衡状態を示している。
第1の稼働台数と第2の稼働台数とは共に1台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対1である。
均衡状態の場合には、第1の距離D1と第2の距離D2とが等しい。つまり、第1の距離D1と第2の距離D2との比は1対1である。
第1の稼働台数と第2の稼働台数とは共に1台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対1である。
均衡状態の場合には、第1の距離D1と第2の距離D2とが等しい。つまり、第1の距離D1と第2の距離D2との比は1対1である。
図4は、第1の稼働台数と第2の稼働台数とが異なる不均衡状態を示している。
第1の稼働台数は1台であり、第2の稼働台数は2台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対2である。
均衡状態(図3参照)から不均衡状態に変わる場合に、第1の距離D1と第2の距離D2との比が第1の稼働台数と第2の稼働台数との比の逆比になるように、第1の距離D1と第2の距離D2との少なくともいずれかが変わる。
例えば、第2の調整機構120が向きを変える。これにより、第2のスラスタ群125の位置が変わって第2の距離D2が半分になる。その結果、第1の距離D1と第2の距離D2との比が2対1になる。
第1の稼働台数は1台であり、第2の稼働台数は2台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対2である。
均衡状態(図3参照)から不均衡状態に変わる場合に、第1の距離D1と第2の距離D2との比が第1の稼働台数と第2の稼働台数との比の逆比になるように、第1の距離D1と第2の距離D2との少なくともいずれかが変わる。
例えば、第2の調整機構120が向きを変える。これにより、第2のスラスタ群125の位置が変わって第2の距離D2が半分になる。その結果、第1の距離D1と第2の距離D2との比が2対1になる。
図5は、第1の稼働台数と第2の稼働台数とが同じである均等状態を示している。
第1の稼働台数は1台であり、第2の稼働台数は2台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対1である。
不均衡状態(図4参照)から均衡状態に変わる場合に、第1の距離D1と第2の距離D2とが等しくなるように、第1の距離D1と第2の距離D2との少なくともいずれかが変わる。
例えば、第2の調整機構120が向きを変える。これにより、第2のスラスタ群125の位置が変わって第2の距離D2が半分になる。その結果、第1の距離D1と第2の距離D2との比が1対1になる。
第1の稼働台数は1台であり、第2の稼働台数は2台である。つまり、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比は1対1である。
不均衡状態(図4参照)から均衡状態に変わる場合に、第1の距離D1と第2の距離D2とが等しくなるように、第1の距離D1と第2の距離D2との少なくともいずれかが変わる。
例えば、第2の調整機構120が向きを変える。これにより、第2のスラスタ群125の位置が変わって第2の距離D2が半分になる。その結果、第1の距離D1と第2の距離D2との比が1対1になる。
第1の距離D1は第1の調整機構110によって調整され、第2の距離D2は第2の調整機構120によって調整される。
具体的には、人工衛星100に備わるコンピュータが第1の調整機構110と第2の調整機構120とを制御する。制御された調整機構は調整ブームの向きを変える。つまり、本体側ジンバルが調整ブームの向きを変える。さらに、制御された調整機構はスラスタ台の向きを変える。つまり、スラスタ側ジンバルがスラスタ台の向きを変える。その結果、スラスタ台は、進行方向(+Z)と反対の方向に向けられる。これにより、稼働されるスラスタが進行方向と反対の方向に噴射し、進行方向への推力が得られ、人工衛星100が進行方向に進む。
具体的には、人工衛星100に備わるコンピュータが第1の調整機構110と第2の調整機構120とを制御する。制御された調整機構は調整ブームの向きを変える。つまり、本体側ジンバルが調整ブームの向きを変える。さらに、制御された調整機構はスラスタ台の向きを変える。つまり、スラスタ側ジンバルがスラスタ台の向きを変える。その結果、スラスタ台は、進行方向(+Z)と反対の方向に向けられる。これにより、稼働されるスラスタが進行方向と反対の方向に噴射し、進行方向への推力が得られ、人工衛星100が進行方向に進む。
***実施の形態1の効果***
奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星100の重心周りにモーメントが発生しないようにすることができる。
具体的には、電気推進スラスタを搭載する展開型ブームの展開角度を調整することによって、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射することを可能にした。
奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射させた場合であっても人工衛星100の重心周りにモーメントが発生しないようにすることができる。
具体的には、電気推進スラスタを搭載する展開型ブームの展開角度を調整することによって、奇数台の電気推進スラスタを同時に噴射することを可能にした。
また、電気推進スラスタの台数を例えば2台よりも増やし、電気推進スラスタを同時に噴射して軌道間移動(オービット・レイジング)時の推進力を上げる場合、以下の点に留意する必要がある。
・電気推進スラスタの搭載台数が増えることによるコストおよび電気推進スラスタ駆動用の所要電力。
・AKE(アポジキックエンジン)と呼ばれる化学推進エンジンは大きな推力を発生させる。化学推進エンジンが用いられる人工衛星の場合、化学推進エンジンが反地球指向面に搭載され、電気推進スラスタが搭載される場所と化学推進エンジンが搭載される場所とが競合する。そのため、電気推進方式と化学推進方式との併用において、電気推進スラスタと化学推進エンジンを同一の衛星構体面(反地球指向面)に搭載する場合に実装(面積等)上の制約が生じること。
実施の形態1によれば、電気推進スラスタ(第1のスラスタ群115及び第2のスラスタ群125)の総台数を奇数台(2N+1 台;Nは1以上の整数)(例えば3台)に出来る設計上の組合せの自由度を得ることで、例えば4台(2N+2 台)の電気推進スラスタを併用する場合に比べてコストおよび所要電力を減らすことができるとともに、電気推進スラスタ2台(2N 台)の場合に比べ推進力を増加することができる。
また、ブーム(第1の展開ブーム112、第2の展開ブーム122)を介して電気推進スラスタを化学推進エンジンと異なる人工衛星100の衛星構体面に取り付けることによって、電気推進スラスタを必ずしも反地球指向面に搭載する必要がなくなり、電気推進方式と化学推進方式との併用における実装上の制約を緩和することが可能となる。
・電気推進スラスタの搭載台数が増えることによるコストおよび電気推進スラスタ駆動用の所要電力。
・AKE(アポジキックエンジン)と呼ばれる化学推進エンジンは大きな推力を発生させる。化学推進エンジンが用いられる人工衛星の場合、化学推進エンジンが反地球指向面に搭載され、電気推進スラスタが搭載される場所と化学推進エンジンが搭載される場所とが競合する。そのため、電気推進方式と化学推進方式との併用において、電気推進スラスタと化学推進エンジンを同一の衛星構体面(反地球指向面)に搭載する場合に実装(面積等)上の制約が生じること。
実施の形態1によれば、電気推進スラスタ(第1のスラスタ群115及び第2のスラスタ群125)の総台数を奇数台(2N+1 台;Nは1以上の整数)(例えば3台)に出来る設計上の組合せの自由度を得ることで、例えば4台(2N+2 台)の電気推進スラスタを併用する場合に比べてコストおよび所要電力を減らすことができるとともに、電気推進スラスタ2台(2N 台)の場合に比べ推進力を増加することができる。
また、ブーム(第1の展開ブーム112、第2の展開ブーム122)を介して電気推進スラスタを化学推進エンジンと異なる人工衛星100の衛星構体面に取り付けることによって、電気推進スラスタを必ずしも反地球指向面に搭載する必要がなくなり、電気推進方式と化学推進方式との併用における実装上の制約を緩和することが可能となる。
***他の構成***
第1の距離D1と第2の距離D2との比を変えるために、第1の距離D1と第2の距離D2との両方が変わってもよい。
例えば、人工衛星100の状態が図6に示す均等状態から図7に示す不均等状態に変わってもよい。
第1の距離D1と第2の距離D2との比を変えるために、第1の距離D1と第2の距離D2との両方が変わってもよい。
例えば、人工衛星100の状態が図6に示す均等状態から図7に示す不均等状態に変わってもよい。
スラスタ群を構成するスラスタの台数は3台以上であってもよい。
例えば、図8に示すように、スラスタ群を構成するスラスタの台数は3台であってもよい。第1の稼働台数が2台であり、第2の稼働台数が3台である場合、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比が2対3であるため、第1の距離D1と第2の距離D2との比は3対2になる。
また、図9に示すように、スラスタ群を構成するスラスタの台数は4台であってもよい。第1の稼働台数が3台であり、第2の稼働台数が4台である場合、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比が3対4であるため、第1の距離D1と第2の距離D2との比は4対3になる。
さらに、第1のスラスタ群115の台数と第2のスラスタ群125の台数とが異なってもよい。
例えば、図8に示すように、スラスタ群を構成するスラスタの台数は3台であってもよい。第1の稼働台数が2台であり、第2の稼働台数が3台である場合、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比が2対3であるため、第1の距離D1と第2の距離D2との比は3対2になる。
また、図9に示すように、スラスタ群を構成するスラスタの台数は4台であってもよい。第1の稼働台数が3台であり、第2の稼働台数が4台である場合、第1の稼働台数と第2の稼働台数との比が3対4であるため、第1の距離D1と第2の距離D2との比は4対3になる。
さらに、第1のスラスタ群115の台数と第2のスラスタ群125の台数とが異なってもよい。
第1の調整機構110および第2の調整機構120の構造は、第1の距離D1と第2の距離D2とを調整することが可能であれば、図2に示した構造でなくてもよい。
例えば、第1の調整機構110および第2の調整機構120は以下のような構造であってもよい。
第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122に関節が設けられて、第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122が関節部分で曲がってもよい。
第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122が伸縮構造を有して伸び縮みしてもよい。
各ジンバルがユニバーサルジョイントであってもよい。
例えば、第1の調整機構110および第2の調整機構120は以下のような構造であってもよい。
第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122に関節が設けられて、第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122が関節部分で曲がってもよい。
第1の展開ブーム112および第2の展開ブーム122が伸縮構造を有して伸び縮みしてもよい。
各ジンバルがユニバーサルジョイントであってもよい。
***実施の形態の補足***
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。
100 人工衛星、101 衛星重心、110 第1の調整機構、111 第1の本体側ジンバル、112 第1の展開ブーム、113 第1のスラスタ側ジンバル、114 第1のスラスタ台、115 第1のスラスタ群、120 第2の調整機構、121 第2の本体側ジンバル、122 第2の展開ブーム、123 第2のスラスタ側ジンバル、124 第2のスラスタ台、125 第2のスラスタ群、130 衛星本体、141 第1の太陽電池パドル、142 第2の太陽電池パドル。
Claims (6)
- 複数台のスラスタから成る第1のスラスタ群と、前記第1のスラスタ群とは別の複数台のスラスタから成る第2のスラスタ群とを備える人工衛星であって、
前記第1のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第1の稼働台数と前記第2のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第2の稼働台数とが異なる場合に、進行方向と直交する第1の方向における距離であって衛星重心から前記第1のスラスタ群までの距離である第1の距離と、前記第1の方向と逆の第2の方向における距離であって衛星重心から前記第2のスラスタ群までの距離である第2の距離との比が、前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数との逆比になる人工衛星。 - 前記第1のスラスタ群が取り付けられて前記第1の距離を調整する第1の調整機構と、
前記第2のスラスタ群が取り付けられて前記第2の距離を調整する第2の調整機構とを備える請求項1に記載の人工衛星。 - 前記第1の調整機構は、
棒状を成す第1の展開ブームと、
前記第1の展開ブームを衛星本体に連結して前記第1の展開ブームの向きを変える第1の本体側ジンバルと、
前記第1のスラスタ群が取り付けられる第1のスラスタ台と、
前記第1のスラスタ台を前記第1の展開ブームに連結して前記第1のスラスタ台の向きを変える第1のスラスタ側ジンバルとを備え、
前記第2の調整機構は、
棒状を成す第2の展開ブームと、
前記第2の展開ブームを衛星本体に連結して前記第2の展開ブームの向きを変える第2の本体側ジンバルと、
前記第2のスラスタ群が取り付けられる第2のスラスタ台と、
前記第2のスラスタ台を前記第2の展開ブームに連結して前記第2のスラスタ台の向きを変える第2のスラスタ側ジンバルとを備える
請求項2に記載の人工衛星。 - 前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数とが同じである場合に、前記第1の距離と前記第2の距離とが等しく、
前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数とが同じである均衡状態から前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数とが異なる不均衡状態に変わる場合に、前記第1の距離と前記第2の距離との比が前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数との比の逆比になるように、前記第1の距離と前記第2の距離との少なくともいずれかが変わる
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の人工衛星。 - 前記不均衡状態から前記均衡状態に変わる場合に、前記第1の距離と前記第2の距離とが等しくなるように、前記第1の距離と前記第2の距離との少なくともいずれかが変わる
請求項4に記載の人工衛星。 - 第1のスラスタ群と第2のスラスタ群とによって人工衛星に推力を与える衛星推進方法であって、
第1の調整機構に取り付けられた前記第1のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第1の稼働台数と、第2の調整機構に取り付けられた前記第2のスラスタ群のうちの稼働されるスラスタの台数である第2の稼働台数とが異なる場合に、進行方向と直交する第1の方向における距離であって衛星重心から前記第1のスラスタ群までの距離である第1の距離と、前記第1の方向と逆の第2の方向における距離であって衛星重心から前記第2のスラスタ群までの距離である第2の距離との比が、前記第1の稼働台数と前記第2の稼働台数との逆比になるように、前記第1の調整機構が前記第1の距離を調整し、前記第2の調整機構が前記第2の距離を調整する衛星推進方法。
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