JPH06243733A - Cvケーブル - Google Patents

Cvケーブル

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Publication number
JPH06243733A
JPH06243733A JP3148393A JP3148393A JPH06243733A JP H06243733 A JPH06243733 A JP H06243733A JP 3148393 A JP3148393 A JP 3148393A JP 3148393 A JP3148393 A JP 3148393A JP H06243733 A JPH06243733 A JP H06243733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
methane gas
adsorption part
adsorbing
insulating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3148393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakata Fukazawa
正名 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP3148393A priority Critical patent/JPH06243733A/ja
Publication of JPH06243733A publication Critical patent/JPH06243733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造時の乾燥を不要とすることを可能とする。 【構成】ケーブルの絶縁体2の上に金属被もしくは遮水
層3が設けられているCVケーブルにおいて、金属被も
しくは遮水層3と絶縁体2との間にメタンガスを吸着す
るメタンガス吸着部4をケーブルの長手方向に連続的に
設けたことを特徴とする。 【効果】製造時に乾燥をしなくても絶縁体から放出され
るメタンガスはメタンガス吸着部により吸着されるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCVケーブルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のCVケーブル、特に高電圧用の厚
肉絶縁CVケーブルで金属被もしくは遮水層付CVケー
ブルでは、架橋時の架橋残渣、特にメタンガスを除くた
めに架橋後乾燥している。
【0003】このように乾燥するのはメタンガスは絶縁
体の温度上昇に伴い絶縁体外部に放出されるので、金属
被付もしくは遮水層付CVケーブルでは保管、使用中に
次第に内圧が上昇し、遮水層を含むシースが変形した
り、またメタンは可燃性が強いため火災等の危険も伴う
ためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で乾燥に
は長時間(例えば275kVCVでは30日以上)を要
し、ケーブル製造日数短縮のネックでもあり、ドラム、
場所を占有する等不都合点も多い。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、製造時の乾燥を不要とすることを可能としたCVケ
ーブルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、金属被もし
くは遮水層と絶縁体との間にメタンガスを吸着するメタ
ンガス吸着部をケーブルの長手方向に連続的に設けるこ
とにより、達成される。
【0007】
【作用】上記手段を設けたので、製造時に乾燥をしなく
ても絶縁体から放出されるメタンガスはメタンガス吸着
部により吸着されるようになる。
【0008】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0009】〔実施例1〕図1には本発明の一実施例が
示されている。ケーブルの導体1の周りの絶縁体2の上
に金属被もしくは遮水層3が設けられているCVケーブ
ルにおいて、本実施例では金属被もしくは遮水層3と絶
縁体2との間にメタンガスを吸着するメタンガス吸着部
4をケーブルの長手方向に連続的に設けた。このように
することにより、製造時に乾燥をしなくても絶縁体2か
ら放出されるメタンガスはメタンガス吸着部4により吸
着されるようになって、保管、使用中に次第に内圧が上
昇するようなことがなくなり、製造時の乾燥を不要とす
ることを可能としたCVケーブルを得ることができる。
【0010】すなわちメタンを吸着するためにはケーブ
ル1m当り100gの活性炭があればよい。本実施例の
使用方法では吸着速度は問題にならない(絶縁体2から
のガス放出は遅いので、薄いゴムシートをガスが通過す
る程度の速さで吸着すれば十分である。)そこで、粒径
を小さくして半導電性ゴムに練り込み、吸着剤入り半導
電性テープとしてケーブル上に巻くものとする。
【0011】ケーブルコア径100mmφとすると、ケ
ーブル1m当りの面積は3140cm2 となり、吸着剤
の量は0.03g/cm2 でよいので、半導電性を損な
わずに練り込むことができ、一層でよいことになる(金
属被もしくは遮水層3の下巻きテープの場合、半導電性
が必要となる。)このように本実施例によれば次ぎに述
べるような効果を奏することができる。 (1)金属被もしくは遮水層付CVで製造時の乾燥が不
要となる。
【0012】(2)主な発生ガスであるメタンの吸着と
共に水分も吸着されるので、絶縁性能の向上も図れる。
【0013】(3)ケーブル構造、製法は従来とほぼ同
じである(乾燥を除いて)。
【0014】〔実施例2〕図2には本発明の他の実施例
が示されている。活性炭以外の吸着剤ではメタンガスの
吸着量が少ないため大量に必要となり、半導電性ゴムコ
ンパウンドの中に練り込むことが困難である。
【0015】一方、ケーブルの外部半導電層もしくはこ
の外周に巻くテープには特に径方向(テープにとっては
厚さ方向)の導電性が必要である。
【0016】この場合には同図に示されているように袋
状テープ5の中に吸着剤6を詰め、これをテープ状にし
て金属線もしくは半導電性糸(紐)7で、これらの線も
しくは糸7がテープの表面及び裏面に出るように縫い、
このテープの内面及び外面とを電気的に接続するように
する。この場合、袋状のテープ自体も半導電性であれば
更に望ましい。
【0017】なおCVケーブルの絶縁体には1〜3ph
r程度のDCPが使用されており、その結果、架橋後の
絶縁体中には100g当り4〜12mmolのメタンガ
スが生じる。クミルアルコールの分解により水分も生じ
るが、これは僅かであり、絶縁性能への影響も、金属被
内部の圧力上昇への影響もないので、上記のメタンガス
を吸収し得る吸着剤を金属被内部に設ければよい。
【0018】また、ガス吸収用吸着剤としては活性炭、
モレキュラーシーブ等が適当である。
【0019】例えば活性炭の場合、1atm25℃にお
ける吸着量は約1.2mmol/gである。従って、絶
縁体重量3kg/mの275kV級CVケーブルでDC
Pを1phr使用している場合は、絶縁体100g当り
4mmol、従って120mmol/mのメタンがあ
り、このメタンを吸着するには100gの活性炭があれ
ばよいことになる。
【0020】
【発明の効果】上述のように本発明は、金属被もしくは
遮水層と絶縁体との間にメタンガスを吸着するメタンガ
ス吸着部をケーブルの長手方向に連続的に設けたので、
製造時に乾燥をしなくても絶縁体から放出されるメタン
ガスはメタンガス吸着部により吸着されるようになっ
て、保管、使用中に次第に内圧が上昇するようなことが
なくなり、製造時の乾燥を不要とすることを可能とした
CVケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCVケーブルの一実施例の縦断側面図
である。
【図2】本発明のCVケーブルの他の実施例の吸着剤入
り導電性テープの斜視図である。
【符号の説明】
2 絶縁体 3 金属被もしくは遮水層 4 メタンガス吸着部 5 袋状テープ 6 吸着剤 7 金属線もしくは半導電性糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの絶縁体の上に金属被もしくは遮
    水層が設けられているCVケーブルにおいて、前記金属
    被もしくは遮水層と絶縁体との間にメタンガスを吸着す
    るメタンガス吸着部をケーブルの長手方向に連続的に設
    けたことを特徴とするCVケーブル。
  2. 【請求項2】前記メタンガス吸着部が、活性炭0.03
    g/cm2以上有する半導電性テープが使用されたもの
    である請求項1記載のCVケーブル。
  3. 【請求項3】前記メタンガス吸着部が、活性炭、モレキ
    ュラーシーブ、シリカゲル、活性アルミナ、活性白土の
    いずれかを内臓し、厚さ方向に導電性を有するテープが
    使用されたものである請求項1記載のCVケーブル。
JP3148393A 1993-02-22 1993-02-22 Cvケーブル Pending JPH06243733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3148393A JPH06243733A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 Cvケーブル

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JP3148393A JPH06243733A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 Cvケーブル

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Publication Number Publication Date
JPH06243733A true JPH06243733A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12332522

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JP3148393A Pending JPH06243733A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 Cvケーブル

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JP (1) JPH06243733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109741862A (zh) * 2018-12-28 2019-05-10 杭州优朴信息技术有限公司 一种具有良好散热效果的电线电缆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109741862A (zh) * 2018-12-28 2019-05-10 杭州优朴信息技术有限公司 一种具有良好散热效果的电线电缆

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