JPH06243666A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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JPH06243666A
JPH06243666A JP5046146A JP4614693A JPH06243666A JP H06243666 A JPH06243666 A JP H06243666A JP 5046146 A JP5046146 A JP 5046146A JP 4614693 A JP4614693 A JP 4614693A JP H06243666 A JPH06243666 A JP H06243666A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響再生装置において曲名等の文字表示を読
み易くする。 【構成】 管理情報内にアスキーコード等の第1の文字
種による文字情報が記録されている記録媒体から読み込
んだ文字情報を表示データとして表示部20に供給する
際に、そのまま表示部20においてアスキー文字表示さ
せるだけでなく、表示モード、変換可能性、ID文字列
の有無等に応じて第2の文字種(例えばカナ文字)によ
る文字情報に変換して表示データとして表示部20に供
給し、表示させることができる表示制御手段(11,2
1,22)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばディスクやテープ
等の記録媒体に記録された楽曲等の音響データを再生す
ることのできる再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等を再生することのできる再生装置
として、音声信号をデジタル信号として記録する光磁気
ディスク、或は磁気テープ等を記録媒体とした再生装置
が知られている。特に近年、光磁気ディスクとしては再
生だけでなくユーザーが楽曲等の音声を録音することが
できるもの(いわゆるミニディスク)も知られており、
このミニディスクの場合、そのディスクのタイトル(ア
ルバム名)や予め記録されている楽曲やユーザーが録音
した楽曲について曲名などを文字情報として記録してお
くことができ、例えば再生時においては再生装置に設け
られた表示部において、ディスクタイトルや曲名、アー
ティスト名等を表示することができるようになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ミニディス
クの場合を例にあげると、通常、文字情報としてディス
クに記録しておくことができるのは図12に示すアスキ
ーコード(ASCII−CODE)による文字列であ
り、つまり、アルファベット、数字及び所定の記号のみ
である。
【0004】なお、もちろんカナや漢字等、アスキー以
外の文字についてもコード化してディスクに記録してい
くことは可能ではあるが、この場合、記録装置/再生装
置において、文字フォント、漢字辞書、変換処理等の膨
大なソフトウエア及び、そのソフトウエアを動作させる
ために十分なハードウエアを余分に搭載しなければなら
ず、記録装置/再生装置としてコストアップが発生し、
場合によってはフォーマット変更も必要になるため、事
実上高級機種においてのみしか実現の可能性は薄いとい
える。
【0005】そのため、一般にミニディスク記録/再生
装置では文字情報についてはアスキーコードのみで対応
しているわけであるが、例えば日本語の文字情報を表示
させようとした場合、非常に読みずらくなることが多い
という問題がある。例をあげれば、『かわのながれのよ
うに』という楽曲を録音した際にこの曲名のアスキーコ
ードでディスクに記録しておく場合、ローマ字形式で
『KAWANONAGARENOYOUNI』となる
が、これを例えばその楽曲の再生時に表示させようとす
ると、このままローマ字形式で表示されることになるた
め、非常に読みずらく、曲名表示としての機能が十分に
生かされないことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、ユーザーが曲名等の文
字表示を読み易くすることを目的とする。
【0007】このため再生装置として、1又は複数単位
の音声情報とともに記録動作又は再生動作のための管理
情報が記録され、さらにこの管理情報内には例えば各音
声情報単位に応じてアスキーコード等の第1の文字種に
よる文字情報も記録されている記録媒体から、情報を再
生することができる音響再生装置において、表示手段
と、記録媒体から読み込まれる文字情報を表示データと
して表示手段に供給し、表示手段において第1の文字種
による文字表示を実行させることができるとともに、第
1の文字種の文字情報を第2の文字種(例えばカナ文
字)による文字情報に変換して表示データとして表示手
段に供給し、表示手段において第2の文字種による文字
表示を実行させることができるように構成された表示制
御手段とを設ける。
【0008】また、これに加えて表示状態を切り換える
ことができる操作手段を設け、表示制御手段は、操作手
段による切換操作に応じて、或る文字情報についての表
示手段における表示状態を、第1の文字種による表示状
態と、第2の文字種による表示状態との間で切換制御す
ることができるように構成する。
【0009】また、表示制御手段は、記録媒体から読み
込まれ表示すべきために取り込まれた文字情報につい
て、或る特定の文字列が含まれているか否かに基づい
て、又は特定の文字列の種類に応じて、その文字情報を
いづれの文字種で表示するかを設定するようにする。
【0010】
【作用】音楽等の各音声情報についてその曲名等を示す
文字情報が第1の文字種により所定エリアに記録されて
いる記録媒体に対して、再生装置側で、必要に応じてそ
の文字情報を第2の文字種に変換して表示することで、
ユーザーによる表示文字の読みやすさを向上させること
ができる。例えば日本語の楽曲名がローマ字形式で記録
されている場合、これをカナ文字に変換して表示すれば
よく、これを再生装置における表示制御手段で実行す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の音響再生装置の実施例を説明
するが、まず図1、図2を用いて実施例となる記録再生
装置の構成を説明し、続いて図3〜図7によりこの記録
再生装置に対応する光磁気ディスクにTOC情報として
書き込まれている管理データについて説明し、その後、
図8〜図11により各種実施例の動作を説明する。
【0012】この実施例は光磁気ディスク(ミニディス
ク)を記録媒体として用いた音響記録再生装置で、図1
は記録再生装置の要部のブロック図、図2は外観を示す
平面図である。図1において1は例えば複数の楽曲(音
声データ)が記録されている光磁気ディスク(又は光デ
ィスク)を示し、スピンドルモータ2により回転駆動さ
れる。3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレ
ーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録ト
ラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレ
ーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反
射光からデータを検出するための比較的低レベルのレー
ザ出力をなす。
【0013】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオードや、偏向ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッ
ド3全体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移
動可能とされている。
【0014】また、6は供給されたデータによって変調
された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示
し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する
位置に配置されている。
【0015】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプ
リグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されて
いる絶対位置情報)、アドレス情報、サブコード情報、
フォーカスモニタ信号等を抽出する。そして、抽出され
た再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー
信号はサーボ回路9に供給される。さらにフォーカスモ
ニタ信号は、例えばマイクロコンピュータによって構成
されるシステムコントローラ11に供給される。
【0016】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回
転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生さ
せ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカ
ス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ
2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に
制御する。
【0017】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリ
コントローラ12によって一旦バッファRAM13に書
き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク
1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッフ
ァRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで
(間欠的に)行なわれる。
【0018】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給さ
れて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号とし
て出力される。
【0019】また、アドレスデコーダ10から出力され
る、プリグルーブ情報をデコードして得られた絶対位置
情報、又はデータとして記録されたアドレス情報はエン
コーダ/デコーダ部8を介してシステムコントローラ1
1に供給され、各種の制御動作に用いられる。さらに、
記録/再生動作のビットクロックを発生させるPLL回
路のロック検出信号、及び再生データ(L,Rチャンネ
ル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号もシス
テムコントローラ11に供給される。
【0020】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、端子17に供給された記録信号(アナロ
グオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジ
タルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に
供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコ
ーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データは
メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM1
3に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエ
ンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ
/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等の
エンコード処理された後磁気ヘッド駆動回路15に供給
される。
【0021】磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0022】なお、上記再生動作は光磁気ディスク1に
ついて説明したが、データをCDと同様にピット形態で
記録している光ディスクについても、いわゆるミニディ
スク再生装置としては再生が可能とされる。この場合、
光学ヘッドは磁気カー効果ではなくCDプレーヤの場合
と同様にピットの有無による反射光レベルの変化に応じ
て再生RF信号を取り出すものである。もちろん光ディ
スクに対しては磁界記録動作は実行されない。
【0023】19はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによ
って構成される表示部を示す。操作入力部19として
は、図2のとおり機器筺体に表出するように録音キー5
1、再生キー52、一時停止キー53、停止キー54、
AMSキー55、サーチキー56、曲名入力モードキー
57、ディスク名入力モードキー58、日付入力モード
キー59、テンキー61、表示モードキー62、エンタ
ーキー63等がユーザー操作に供されるように設けられ
ている。テンキー61の各数字キーにはそれぞれ3個又
は2個アルファベット、或はスペースが対応され、文字
入力の際に用いられる。また、表示部20も筺体上部表
面に配置されている。
【0024】また、図1において21はカナ変換部、2
2は切換部を示している。後述するように光磁気ディス
ク1にはアスキーコードによる文字情報が記録されてお
り、システムコントローラ11はこれを読み出して表示
部20に表示させることができるが、カナ変換部21は
システムコントローラ11から表示部20に対して表示
データとして出力する文字情報について、アルファベッ
ト(アスキーコード)によるローマ字形式の文字をカナ
に変換することができるように構成されており、また切
換部22はアスキーコードによる文字情報をそのまま表
示部に供給して表示させるか、或はカナ変換部21で変
換されたカナによる文字情報を表示部に供給して表示さ
せるかを選択して切り換える動作を行なう(なお、カナ
変換部21及び切換部22を回路ブロックとして示して
いるが、実際にはこれらはシステムコントローラ11内
のソフトウエア手段により構成される)。
【0025】また、23は光磁気ディスク1におけるT
OC情報を保持するRAM(以下、TOCメモリとい
う)である。この実施例の記録再生装置が対応するディ
スクとしては、予め楽曲等が記録されているプリマスタ
ードタイプ(光ディスク)のものとユーザーが音楽デー
タ等を記録することのできるデータ書き換え可能とされ
るもの(光磁気ディスク)、及び楽曲等を予め記録した
ROMエリアと録音可能な光磁気エリアを設けたハイブ
リッドタイプのものがあり、これらのディスクにはその
タイプに応じて、既に楽曲等のデータが記録されている
エリアや未記録エリアを管理するデータ等がTOC情報
として記録されている。
【0026】そして、このような光磁気ディスク1が装
填された時点或は記録又は再生動作の直前等において、
システムコントローラ11はスピンドルモータ2及び光
学ヘッド3を駆動させ、光磁気ディスク1の例えば最内
周側に設定されているTOC領域のデータを抽出させ
る。そして、RFアンプ7、エンコーダ/デコーダ部8
を介してメモリコントローラ12に供給されたTOC情
報はTOCメモリ23に蓄えられ、以後その光磁気ディ
スク1に対する記録/再生動作の制御に用いられる。
【0027】例えば或る楽曲の録音を行なおうとする際
には、TOC情報の一部であるユーザーTOC(音声信
号の録音、消去等に応じて書き換えられるTOC情報領
域)からディスク上の未記録エリアを探し出し、ここに
音声データを記録していくことができるようになされて
いる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されてい
るエリアをTOC情報から判別し、そのエリアにアクセ
スして再生動作を行なう。
【0028】TOC情報としての構造を図3〜図6に示
す。図3は主に予めディスクに記録された楽曲等(RO
M情報)についてのTOC情報が記録されるデータ領域
(以下、TOCセクター0という)、図4はディスクに
予め記録された楽曲等の曲名、ディスクタイトル等の文
字情報が記録されたデータ領域(以下、TOCセクター
1という)、図5は主にユーザーが録音を行なった楽曲
や新たに録音可能な未記録エリアについてのTOC情報
が記録されているデータ領域(以下、U−TOCセクタ
ー0という)、図6はユーザーが録音を行なった楽曲に
ついてユーザーが書き込んだ曲名、ディスクタイトル等
の文字情報が記録されたデータ領域(以下、U−TOC
セクター1という)を示している。
【0029】図3〜図6の各データ領域は、それぞれ例
えば4バイト×587 のデータ領域に構成され、TOCの
領域であることを示すため先頭位置にオール0又はオー
ル1の1バイトデータによって成る同期パターンを有す
るヘッダが設けられている。
【0030】図3のTOCセクター0については、ヘッ
ダに続いて所定アドレス位置に、ディスクタイプや録音
レベル、記録されている最初の楽曲の曲番(First TN
O)、最後の楽曲の曲番(Last TNO) 、リードアウトスタ
ートアドレスROA 、パワーキャルエリアスタートアド
レスPCA 、U−TOC(図6のU−TOCセクター0
のデータ領域)のスタートアドレスUSTA 、録音可能
なエリアのスタートアドレスRSTA 等が記録され、さ
らに続いて、記録されている各楽曲等を後述する管理テ
ーブル部におけるパーツテーブルに対応させるテーブル
ポインタ(P-TNO1〜P-TNO255) を有する対応テーブル指
示データ部が用意されている。
【0031】そして対応テーブル指示データ部に続く領
域には、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポ
インタ(P-TNO1 〜P-TNO255) に対応して、(01)〜(FF)ま
での255個のパーツテーブルが設けられた管理テーブ
ル部が用意される。それぞれのパーツテーブルには、或
るセグメント(この場合、セグメントとはディスクのト
ラック上で物理的に連続してデータが記録されたトラッ
ク部分をいう)について起点となるスタートアドレス、
終端となるエンドアドレス、及びそのセグメント(トラ
ック)のモード情報が記録できるようになされている。
【0032】各パーツテーブルにおけるトラックのモー
ド情報とは、そのセグメントが例えばオーバーライト禁
止やデータ複写禁止に設定されているか否かの情報や、
オーディオ情報か否か、モノラル/ステレオの種別など
が記録されている。
【0033】管理テーブル部における(01)〜(FF)までの
各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部のテー
ブルポインタ (P-TNO1〜P-TNO255) によって、そのセグ
メントの内容が示される。つまり、第1曲目の楽曲につ
いてはテーブルポインタP-TNO1として或るパーツテーブ
ル(例えば(01)。ただし実際にはテーブルポインタはT
OCセクター0内のバイトポジションで或るパーツテー
ブルを示している)が記録されており、この場合パーツ
テーブル(01)のスタートアドレスは第1曲目の楽曲が記
録位置のスタートアドレスとなり、同様にエンドアドレ
スは第1曲目の楽曲が記録された位置のエンドアドレス
となる。さらに、トラックモード情報はその第1曲目に
ついての情報となる。
【0034】同様に第2曲目についてはテーブルポイン
タP-TNO2に示されるパーツテーブル(例えば(02))に、
その第2曲目の記録位置のスタートアドレス、エンドア
ドレス、及びトラックモード情報が記録されている。以
下同様にテーブルポインタはP-TNO255まで用意されてい
るため、TOC上では第255曲目まで管理可能とされ
ている。そして、このようにTOCセクター0が形成さ
れることにより、例えば再生時において、所定の楽曲を
アクセスして再生させることができる。
【0035】図4のTOCセクター1には、ディスク及
びそのディスクに予め記録され、上記のようにTOCセ
クター0によって管理されている楽曲に対応して、文字
情報を記録することができるようになされている。
【0036】即ち、上記TOCセクター0におけるテー
ブルポインタ (P-TNO1〜P-TNO255)と同様に、文字テー
ブル指示データ部として記録された各楽曲(最大第25
5曲目まで)に対応するテーブルポインタ(P-TNA1〜P-
TNA255)が用意され、さらにディスクネーム(タイト
ル)を記録するテーブル、及びテーブルポインタ(P-TN
A1〜P-TNA255)によって指定されディスクネーム又はト
ラックネーム(曲名)を記録する(01)〜(FF)の255の
パーツテーブルからなる文字テーブル部が用意されてい
る。
【0037】文字テーブル部の各パーツテーブルにはア
ルバムタイトルや、楽曲タイトルがアスキーコードによ
って記録される。そして、文字情報が記録されたパーツ
テーブルはテーブルポインタ(P-TNA1〜P-TNA255)によ
って指定されていることにより、どの曲に対応した文字
情報であるかが判別される。例えばテーブルポインタP-
TNA1によって指定されるパーツテーブルには第1曲目の
曲名が記録されていることになる。
【0038】次に図5に示すデータ領域、即ちU−TO
Cセクター0には、ヘッダに続いて所定アドレス位置
に、マーカーコード、モデルコード、最初の楽曲の曲番
(FirstTNO)、最後の楽曲の曲番(Last TNO)、セクタ
ー使用状況、ディスクシリアルナンバ、ディスクID等
のデータが記録され、さらに、ユーザーが録音を行なっ
て記録されている楽曲の領域や未記録領域等を後述する
管理テーブル部に対応させることによって識別するた
め、対応テーブル指示データ部として各種のテーブルポ
インタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255)
が記録される領域が用意されている。
【0039】そして対応テーブル指示データ部のテーブ
ルポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応して、管理テーブ
ル部として(01)〜(FF)までの255個のパーツテーブル
が設けられ、それぞれのパーツテーブルには、上記図3
のTOCセクター0と同様に或るセグメントについて起
点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレ
ス、そのセグメントのモード情報が記録されており、さ
らにこのU−TOCセクター0の場合、各パーツテーブ
ルのセグメントが他のセグメントへ続いて連結される場
合があるため、その連結されるセグメントのスタートア
ドレス及びエンドアドレスが記録されているパーツテー
ブルを示すリンク情報が記録できるようになされてい
る。
【0040】ミニディスクの場合、例えば1つの楽曲の
データ物理的に不連続に、即ち複数のセグメントにわた
って記録されていてもセグメント間でアクセスしながら
再生していくことにより再生動作に支障はないため、ユ
ーザーが録音する楽曲等については、録音可能エリアの
効率使用等の目的から、複数セグメントにわけて記録す
る場合もある。そのため、リンク情報が設けられ、例え
ば各パーツテーブルに与えられたナンバ(01)〜(FF)(実
際にはU−TOCセクター0内のバイトポジションで示
される)によって、連結すべきパーツテーブルを指定す
ることによってパーツテーブルが連結できるようになさ
れている。(なお、あらかじめ記録される楽曲等につい
ては通常セグメント分割されることがないため、前記図
3のようにTOCセクター0においてリンク情報はすべ
て『(00)』とされている。)
【0041】つまりU−TOCセクター0における管理
テーブル部においては、1つのパーツテーブルは1つの
セグメントを表現しており、例えば3つのセグメントが
連結されて構成される楽曲についてはリンク情報によっ
て連結される3つのパーツテーブルによって、そのセグ
メント位置の管理はなされる。
【0042】U−TOCセクター0の管理テーブル部に
おける(01)〜(FF)までの各パーツテーブルは、対応テー
ブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DFA,P-
EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、以下の
ようにそのセグメントの内容が示される。
【0043】テーブルポインタP-DFA は光磁気ディスク
1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥
領域となるトラック部分(=セグメント)が示された1
つのパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭
のパーツテーブルを指定している。つまり、欠陥セグメ
ントが存在する場合はテーブルポインタP-DFA において
(01)〜(FF)のいづれかが記録されており、それに相当す
るパーツテーブルには、欠陥セグメントがスタート及び
エンドアドレスによって示されている。また、他にも欠
陥セグメントが存在する場合は、そのパーツテーブルに
おけるリンク情報として他のパーツテーブルが指定さ
れ、そのパーツテーブルにも欠陥セグメントが示されて
いる。そして、さらに他の欠陥セグメントがない場合は
リンク情報は例えば『(00)』とされ、以降リンクなしと
される。
【0044】テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY と
して、(01)〜(FF)のうちのいづれかが記録される。未使
用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブルポ
インタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブルから
リンク情報によって順次パーツテーブルが指定されてい
き、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル部上
で連結される。
【0045】例えば全く楽曲等の音声データの記録がな
されておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、パー
ツテーブルは全て使用されていないため、例えばテーブ
ルポインタP-EMPTY によってパーツテーブル(01)が指定
され、また、パーツテーブル(01)のリンク情報としてパ
ーツテーブル(02)が指定され、パーツテーブル(02)のリ
ンク情報としてパーツテーブル(03)が指定され、という
ようにパーツテーブル(FF)まで連結される。この場合パ
ーツテーブル(FF)のリンク情報は以降連結なしを示す
『(00)』とされる。
【0046】テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク
1上のデータの書込可能な未記録領域(消去領域を含
む)について示しており、未記録領域となるトラック部
分(=セグメント)が示された1又は複数のパーツテー
ブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つま
り、未記録領域が存在する場合はテーブルポインタP-FR
Aにおいて(01)〜(FF)のいづれかが記録されており、そ
れに相当するパーツテーブルには、未記録領域であるセ
グメントがスタート及びエンドアドレスによって示され
ている。また、このようなセグメントが複数個有り、つ
まりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報によ
り、リンク情報が『(00)』となるパーツテーブルまで順
次指定されている。
【0047】図7にパーツテーブルにより、未記録領域
となるセグメントの管理状態を模式的に示す。これはセ
グメント(03)(18)(1F)(2B)(E3)が未記録領域とされてい
る時に、この状態が対応テーブル指示データP-FRA に引
き続きパーツテーブル(03)(18)(1F)(2B)(E3)のリンクに
よって表現されている状態を示している。なお、上記し
た欠陥領域や、未使用パーツテーブルの管理形態もこれ
と同様となる。
【0048】テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光
磁気ディスク1にユーザーが記録を行なった楽曲につい
て示しており、例えばテーブルポインタP-TNO1では1曲
目のデータが記録された1又は複数のセグメントのうち
の時間的に先頭となるセグメントが示されたパーツテー
ブルを指定している。
【0049】例えば1曲目とされた楽曲がディスク上で
トラックが分断されずに(つまり1つのセグメントで)
記録されている場合は、その1曲目の記録領域はテーブ
ルポインタP-TNO1で示されるパーツテーブルにおけるス
タート及びエンドアドレスとして記録されている。
【0050】また、例えば2曲目とされた楽曲がディス
ク上で複数のセグメントに離散的に記録されている場合
は、その楽曲の記録位置を示すため各セグメントが時間
的な順序に従って指定される。つまり、テーブルポイン
タP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリン
ク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序
に従って指定されて、リンク情報が『(00)』となるパー
ツテーブルまで連結される(上記、図7と同様の形
態)。このように例えば2曲目を構成するデータが記録
された全セグメントが順次指定されて記録されているこ
とにより、このU−TOCセクター0のデータを用い
て、2曲目の再生時や、その2曲目の領域へのオーバラ
イトを行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をア
クセスさせ離散的なセグメントから連続的な音楽情報を
取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が可能に
なる。
【0051】図6のU−TOCセクター1の領域には、
ユーザーが録音を行ない、U−TOCセクター0におい
て管理された各楽曲に対応して、文字情報が記録できる
ようになされている。
【0052】即ち、上記U−TOCセクター0における
テーブルポインタ (P-TNO1〜P-TNO255) と同様に、文字
テーブル指示データ部として記録された各楽曲(最大第
255曲目まで)に対応するテーブルポインタ(P-TNA1
〜P-TNA255)が用意され、さらにディスクネーム(タイ
トル)を記録するテーブル及びテーブルポインタ(P-TN
A1〜P-TNA255)によって指定されディスクネーム又はト
ラックネーム(曲名)を記録する(01)〜(FF)の255の
パーツテーブルからなる文字テーブル部が用意されてい
る。
【0053】文字テーブル部の各パーツテーブルにはア
ルバムタイトルや、楽曲タイトルがアスキーコードによ
って記録される。そして、文字情報が記録されたパーツ
テーブルはテーブルポインタ(P-TNA1〜P-TNA255)によ
って指定されていることにより、どの曲に対応した文字
情報であるかが判別される。例えばテーブルポインタP-
TNA1によって指定されるパーツテーブルには第1曲目の
曲名が記録されていることになる。
【0054】このようにユーザーが録音した楽曲等に対
応して、その楽曲の曲名やディスク名(アルバムタイト
ル)等の文字情報を保持するU−TOCセクター1の領
域が設けられているため、ユーザーが自分で録音した楽
曲についても、その楽曲に対応させて曲名等を書き込む
ことができる。例えばユーザーが録音時等において操作
部19のテンキー61等を操作してアルファベット文字
情報を入力することにより、その文字情報は光磁気ディ
スク1のTOC領域に書き込まれる。なお、ユーザーが
入力した文字が1つのパーツテーブルのみでは記録でき
ない長さであるときは、複数のパーツテーブルにわたっ
て記録されていくことになり、この状態はリンク情報に
より管理される。
【0055】なお、TOCセクター0、TOCセクター
1についてはデータの書き換えは不要であるため、RO
Mデータとしてディスクに記録され、一方U−TOCセ
クター0、U−TOCセクター1についてはユーザーが
録音、消去等の操作を行なう毎にデータを書き換える必
要があるため光磁気データとしてディスクに記録されて
いる。もちろんプリマスタードタイプ(光ディスク)で
はU−TOCセクター0、U−TOCセクター1は設け
られていない。
【0056】このようなTOC情報が記録された光磁気
ディスク1(又は光ディスク)に対する本実施例の記録
再生装置は、TOCメモリ23に読み込んだTOC情報
を用いてディスク上の記録領域の管理を行なって記録/
再生動作を制御する。
【0057】そして、特に、表示部20に対してはTO
C情報として読み出された数字や文字による情報を表示
することができるようになされている。例えばディスク
再生時においては、光磁気ディスク1がこの記録再生装
置に装填された時点でTOC領域の情報が読み出され、
管理データやROM化された文字情報とともに、ユーザ
ーTOC領域に書き込まれた文字情報も読み出されてT
OCメモリ23に取り込まれる。従ってシステムコント
ローラ11は例えば再生している楽曲に応じて、その楽
曲名をTOCメモリ23から読み出し、これを表示部2
0において文字、数値等で表示させることができる。
【0058】以下、このような構成の記録再生装置にお
いて実現される文字情報の表示方式として第1〜第4の
実施例を図8〜図11により説明する(各実施例におい
て以上説明してきた構成は同様である)。
【0059】なお、文字情報の表示を表示部20におい
て実行するのは、例えば再生動作中においてシステムコ
ントローラ11が表示部を文字表示モードとして制御し
ている場合に、再生している楽曲についてその楽曲が終
るまで曲名を表示したり、楽曲の開始から所定時間のみ
曲名を表示したり、或は特にユーザーが所定の操作を行
なって再生関係なくにディスク名や収録曲名を表示させ
たりするなど各種の場合があるが、以下、それらの各種
場合において、システムコントローラ11が表示部20
に文字表示を実行させる際の処理として各実施例の動作
を説明する。
【0060】図8は第1の実施例の動作となるシステム
コントローラ11の制御処理のフローチャートである。
再生時に再生している曲名等の文字表示を表示部20に
おいて実行する際には(F101)、システムコントローラ1
1はその文字情報をTOCメモリ23から読み出し(F10
2)、表示データとして表示部20に供給することになる
が、ここで、まず現在表示が例えばユーザーによる表示
モードキー62の操作によりカナ表示モードとされてい
るか否かにより処理が異なる(F103)。
【0061】カナ表示モードとされておらず、通常の表
示モードであれば、読み込まれたアスキーコードに基づ
く表示データをそのまま表示部20に供給し、アルファ
ベット等による文字表示を実行させる(F105)。図1にお
いてブロック的に見れば、切換部22をA端子に接続し
て、カナ変換部21を介さずに表示データを表示部20
に供給することになる。
【0062】そして、例えば再生時であったらその楽曲
が終了したり、或はユーザー操作や動作プログラムに基
づいて表示が再生進行時間表示等の他の表示に切り換え
られたりするなど、その文字表示を終了させるべき時点
まで、アルファベット等による文字表示が行なわれる(F
106)。
【0063】一方、表示モードがカナ表示モードされて
いた場合は、表示すべき文字情報としてTOCメモリ2
3から取り込んだアスキーコードによる文字列が、カナ
変換可能であるか否かを判別する(F104)。つまり、ロー
マ字形式の文字列であるかを判別し、ローマ字形式でな
ければ、ステップF105に進み、そのままアルファベット
等による表示を実行させる。
【0064】カナ変換可能な文字列であったら、これを
カナによる表示データに変換して、表示部20に供給す
る。図1においてブロック的に見れば、切換部22をK
端子に接続して、アスキーコードによる文字列をカナ変
換部21においてカナによる表示データとして変換して
から、その表示データを表示部20に供給することにな
る。そして、表示が終了されるまで(F108)カナにより文
字を表示する。
【0065】以上の処理により、文字情報は次の例のよ
うに表示されることになる。例えば『STEP BY STEP』
『KAZE NO KUNI』としてTOCに記憶されている文字情
報を考えると、通常の表示モードではそのまま『STEP B
Y STEP』『KAZE NO KUNI』と表示される (F103→F105)
。そして、カナ表示モードとされている場合、前者は
英語形態でカナ変換不能であるためそのまま『STEP BY
STEP』と表示されるが(F104→F105) 、一方、後者はロ
ーマ字形態でカナ変換可能であるため『カゼ ノ ク
ニ』とカナに変換されて表示されることになる。前者は
英語であるためアルファベット表示のままが適してお
り、後者は日本語であるため、カナ表示とすることによ
り非常に読みやすくなる。
【0066】なお、もちろんカタカナでなくひらがなで
あってもよい。例えば実際には『かぜ の くに』と表
示したほうがカタカナより読みやすいとすれば、ひらが
な変換するように構成すればよい。
【0067】ところで、この実施例ではローマ字形態と
間違われる英語文字列が存在し、さらに発音がローマ字
読みでは異なってしまうものの場合、多少不都合が生ず
る。例えば『EMOTION 』というような文字の場合、ロー
マ字形態と間違われることになり、さらにローマ字読み
では『エモチオン』となって、実際の発音に近い『エモ
ーション』とは変換されない。従って、カナ表示モード
とされている場合『エモチオン』と表示がなされ適切で
はない。
【0068】なお、このような場合、本実施例では表示
中にモード切換を可能とし、通常モードに切り換えるこ
とによって『EMOTION 』と正しく表示されることになる
が、このような場合により好適に対応しているのが以下
第2〜第4の実施例となる。
【0069】図9は第2の実施例の動作となるシステム
コントローラ11の制御処理のフローチャートである。
なお、このフローチャートにおいてステップF201〜F206
の処理は前記図8のステップF101〜F106の処理と同様で
あるため説明を省略する。
【0070】この実施例の場合、カナ表示モードとされ
ているときであって、かつローマ字形態でカナ変換が可
能な文字列であったときは、そのアスキーコードによる
文字列をカナに変換して表示するものであるが (F204→
F207) 、このようにカナ変換文字により表示している際
に、ユーザーが表示切換操作(F209)を行なうことによ
り、アスキーコードによるアルファベット文字列の表示
に切り換えられるようにする(F209→F210) 。またアル
ファベット文字の表示に切り換えられた際に、さらにユ
ーザーが表示切換操作(F212)を行なうことにより、カナ
文字列の表示に切り換えられるようにしている(F212→
F207) 。
【0071】つまり、表示終了(F208,F211) までの間
は、ユーザーがトグル的なスイッチ操作により、アルフ
ァベット表示とカナ表示を切り換えることができるよう
にしている。これにより、ユーザーの判断でより適した
表示が選択されて実行されることになる。なお、表示切
換の手段としては、表示モードキー62や他の操作キー
を用いるようにするか、専用の表示切換キーを設けるよ
うにすればよい。
【0072】ところで、この実施例の変形例として、ス
テップF203を削除し、通常表示モードとカナ表示モード
の区別を無くしてもよい。つまり、表示すべきアルファ
ベット文字列がローマ字形態であれば、自動的にカナ表
示とするようにし、あとはアルファベット表示に戻すか
カナ表示とするかはユーザーの表示切換操作による選択
に任せるようにするものである。この場合表示モード切
換としてのキー62は不要となりこれを表示切換キーと
して用いればよい。
【0073】図10は第3の実施例の動作となるシステ
ムコントローラ11の制御処理のフローチャートであ
る。なお、このフローチャートにおいてステップF301,F
302,F303,F304,F305の処理は前記図8のステップF101,F
102,F104,F105,F106の処理と同様であるため説明を省略
する。つまり、通常表示モードとカナ表示モードの区別
を無くし、表示すべきアルファベット文字列がローマ字
形態であれば、自動的にカナ表示処理ルーチンに入るよ
うにしている以外は同様の処理である(もちろんこの実
施例において通常表示モードとカナ表示モードの判別に
よる処理分岐を設けてもよい)。
【0074】この実施例の場合、表示すべき文字列がロ
ーマ字形態でカナ変換が可能な文字列であったときは、
そのアスキーコードによる文字列をカナに変換して表示
するものであるが (F303→F306) 、このようにカナ表示
処理ルーチンにおいては、カナ表示を開始してからタイ
ムカウントを実行し、或る所定時間(例えば3秒〜10
秒程度)を経過したか否かを判別している(F308)。所定
時間経過するまではカナ表示を継続しているが、所定時
間経過により、表示をアルファベット表示に切り換える
(F308→F309) 。そして同様にアルファベット表示を開
始してからタイムカウントを実行し、同じく或る所定時
間を経過したか否かを判別する(F311)。そして、所定時
間経過したら再びカナ表示に切り換える (F311→F306)
【0075】つまり、カナ変換可能な文字情報について
は、その文字情報が表示終了(F307,F310) となるまでの
間は、一定時間ごとにカナとアルファベットが交互に切
り換わりながら表示されることになる。これにより、適
切なカナ表示により読み易さが実現されるとともに、上
記『エモチオン』のように不適切なカナ表示がなされた
場合も、すぐに本来の『EMOTION 』が表示されるので曲
名等の認識のうえで問題はなくなる。
【0076】なお、この第3の実施例と上記第2の実施
例を組み合わせて、当初カナとアルファベットを自動的
に所定時間づつ交互に表示しているが、ユーザーの操作
に応じて一方が固定して表示され、以降はユーザーの表
示切換操作によりカナとアルファベットが交互にきりか
えられるようにすることも考えられる。
【0077】図11は第4の実施例の動作となるシステ
ムコントローラ11の制御処理のフローチャートであ
る。なお、このフローチャートにおいてステップF401,F
402 の処理は前記図8のステップF101,F102 の処理と同
様である。
【0078】この実施例では、予めディスクのTOCセ
クター1、又はU−TOCセクター1に文字情報を記録
する際に、表示をする場合にそのままアスキー文字で行
なうか、或はカナ変換して表示を行なうかを識別するI
Dとなる特別な文字列を加えておくことに基づいて、カ
ナ表示処理を行なうものである。
【0079】例えばID文字列として、通常アルファベ
ットでは使われないと思われる『JJJ』という文字列
を設定する。そして、カナ表示させたい文字情報につい
てはこの『JJJ』というID文字列を付加して、(デ
ィスク製造者が)TOCセクター1に、又は(ユーザー
が録音の際などに)U−TOCセクター1に記録してお
く。例えば『かわのながれのように』という文字を記録
させたい場合、もちろんTOC記録はアスキーコードで
実行されるため、『KAWANONAGARENOYO
UNI』と入力するわけであるが、この際に『JJJK
AWANONAGARENOYOUNI』と入力するよ
うにする。一方、『STEP BY STEP』のようにアルファベ
ット表示でよいものは、通常どうり『STEP BY
STEP』と入力する。
【0080】このようにTOC上に記録されていれば、
表示情報を取り込んだ際に、その文字列に『JJJ』が
含まれているか否かを判断することにより、適正な表示
が実行できる。
【0081】即ち、表示の際にはステップF403で取り込
んだ文字情報内にID文字列である『JJJ』が含まれ
ているか否かを判断し、含まれていなければそのままア
スキー文字として表示データを表示部20に供給し、表
示させる(F404,F405) 。
【0082】一方、『JJJ』が含まれていれば、その
文字列において『JJJ』以降のアスキー文字列を抽出
し、これをカナ変換して表示データとして表示部20に
供給し、表示させる(F406,F407) 。例えば『JJJKA
WANONAGARENOYOUNI』という表示情報
が取り込まれたら、『JJJ』以降のアスキー文字列で
ある『KAWANONAGARENOYOUNI』を
『かわのながれのように』と変換して表示することにな
る。
【0083】これにより表示文字の読み易さが向上され
るとともに、不必要なカナ変換表示は解消されることに
なる。なお、ID文字列もディスクのTOC上では単な
る文字列の一部として記録されているのみであるため、
TOCフォーマトの変更等は不要である。
【0084】なお、このようにID文字列によりカナ変
換表示の実行を判断することに加えて、上記第1、第
2、第3の実施例などの方式を適宜組み合わせ、表示モ
ード判断、ローマ字形態か否かの判別を行なったり、カ
ナ表示の際にユーザー操作により表示をアルファベット
とカナで切り換えたり、一定時間ごとに切り換えられた
りすることが考えられる。特に上記図11のフローチャ
ートの処理ではID文字列の方式が適用されていないデ
ィスクについてはアスキー文字表示しか実行できないこ
とになるため、実際には上記組み合わせ処理が必要とな
る。
【0085】ところで、以上の実施例の説明において
は、アスキー文字を第1の文字種、日本語のカナ(ひら
がな又はカタカナ)を第2の文字種として説明してきた
が、これは日本仕様のミニディスク再生装置として好適
なものであり、仕様に応じて文字種は各種考えられるこ
とになる。例えば第2の文字種は第1の文字種(アスキ
ー文字)に対して変換規則が一意的に定められ、変換可
能であるものであれば実現可能であり、例えばハングル
文字、アラビア文字、或は各種記号などとしてもよい。
また、第1の文字種がアスキー文字以外の場合も本発明
を採用できることはいうまでもない。
【0086】さらに可能であれば第2の文字種として複
数種類を設定し、各種必要に応じて変換できるように構
成することも考えられる。例えばアスキー文字による文
字情報を、表示の際にひらがな、カタカナ、ハングル文
字のいづれかに変換して表示させる。何の文字種に変換
するかは、上記実施例のように変換可能性、表示モー
ド、ID文字列等により判別すればよい。例えば、ID
文字列としてひらがな表示させたい場合は『HHH』、
カタカナ表示させたい場合は『KKK』、ハングル文字
で表示させたい場合は『NNN』などを設定しておけば
正確に表示文字種を判別できる。
【0087】なお、実施例では記録再生装置において本
発明を採用した例をあげたが、再生専用装置であっても
良い。また、光磁気ディスクに限らず、記録可能な又は
ROMタイプの光ディスクや磁気テープに対応した再生
装置であっても本発明を採用できる。また、楽曲を記録
した記録媒体のみならず、各種データを記録した記録媒
体に対応する再生装置にも応用できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音響再生装
置は、表示すべき第1の文字種による文字情報を、表示
モード、変換可能性、ID文字列の有無等に応じて第2
の文字種による文字列に変換されて表示されるようにし
たため、言語及び使用文字種の差異により読みにくくな
る表示を解消でき、ユーザーの文字表示の認識度を向上
させることができるという効果がある。しかも、このた
めに記録媒体の文字情報記録フォーマットの変更や、他
の文字種を記録媒体に記録することによるソフト、ハー
ド両面での負担増も不要であるとうい利点もあり、機器
のコストアップにもつながらない。さらに、第2の文字
種を表示する際には、第1の文字種との間で切換表示や
交互表示を行なうことで、より適正な表示状態を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置のブロック図で
ある。
【図2】実施例の記録再生装置の平面図である。
【図3】実施例の記録再生装置に読み込まれるTOCセ
クター0のデータ構造の説明図である。
【図4】実施例の記録再生装置に読み込まれるTOCセ
クター1のデータ構造の説明図である。
【図5】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TO
Cセクター0のデータ構造の説明図である。
【図6】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TO
Cセクター1のデータ構造の説明図である。
【図7】実施例の記録再生装置に読み込まれるU−TO
Cセクター0のデータのリンク構造の説明図である。
【図8】第1の実施例の表示動作を示すフローチャート
である。
【図9】第2の実施例の表示動作を示すフローチャート
である。
【図10】第3の実施例の表示動作を示すフローチャー
トである。
【図11】第4の実施例の表示動作を示すフローチャー
トである。
【図12】文字情報として記録されるアスキー文字の説
明図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 光学ヘッド 6 磁気ヘッド 8,14 エンコード/デコード部 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 19 操作入力部 20 表示部 21 カナ変換部 22 切換部 23 TOCメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数単位の音声情報とともに記録
    動作又は再生動作のための管理情報が記録され、さらに
    該管理情報内には第1の文字種による文字情報も記録さ
    れている記録媒体から、情報を再生することができる音
    響再生装置において、 表示手段と、 記録媒体から読み込まれる前記文字情報を表示データと
    して前記表示手段に供給し、前記表示手段において前記
    第1の文字種による文字表示を実行させることができる
    とともに、前記第1の文字種の文字情報を第2の文字種
    による文字情報に変換して表示データとして前記表示手
    段に供給し、前記表示手段において前記第2の文字種に
    よる文字表示を実行させることができるように構成され
    た表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする音響再生装置。
  2. 【請求項2】 表示状態を切り換えることができる操作
    手段を設け、前記表示制御手段は、前記操作手段による
    切換操作に応じて、或る文字情報についての前記表示手
    段における表示状態を、前記第1の文字種による表示状
    態と、前記第2の文字種による表示状態との間で切換制
    御することができるように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の音響再生装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、記録媒体から読み
    込まれ表示すべきために取り込まれた文字情報につい
    て、或る特定の文字列が含まれているか否かに基づい
    て、又は特定の文字列の種類に応じて、その文字情報を
    いづれの文字種で表示するかを設定するように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
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