JPH06242742A - フラットパネルディスプレイ - Google Patents

フラットパネルディスプレイ

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JPH06242742A
JPH06242742A JP2834893A JP2834893A JPH06242742A JP H06242742 A JPH06242742 A JP H06242742A JP 2834893 A JP2834893 A JP 2834893A JP 2834893 A JP2834893 A JP 2834893A JP H06242742 A JPH06242742 A JP H06242742A
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JP
Japan
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bits
reference voltages
level
display
voltage
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JP2834893A
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Hiroyuki Isogai
博之 磯貝
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、フラットパネルディスプレイに関
し、2つの基準電圧を交互に切換えて基準電圧間の電流
パス形成を回避し、少ない基準電圧で多階調表示を実現
しつつ、より一層の消電力化を達成することを目的とす
る。 【構成】本発明は、nビット表現の表示データの上位m
ビットの内容に従って、異なる電位を有する複数の基準
電圧の中から電位の隣接する2つの基準電圧を選択する
選択手段と、前記表示データの上位mビットを除く下位
n−mビットの内容に基いて、前記2つの基準電圧の一
方を選択するか、又は、前記2つの基準電圧の双方を交
互に切り替えて選択するかを決定する決定手段とを備
え、選択された基準電圧を画素セルの表示電圧として使
用することを特徴とする。又は、前記下位n−mビット
が2ビット以上であり、前記2つの基準電圧の双方を交
互に切り替える際の周期を、下位n−mビットの内容に
対応させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容量性表示素子を用い
た中間電圧方式の多階調表示フラットパネルディスプレ
イに関し、詳細には、同ディスプレイのディジタル・デ
ータドライバの構成を簡素化して、より一層の消電力化
を意図したフラットパネルディスプレイに関する。
【0002】一般に、LCD(liquid crystal displa
y)やELP(electroluminescent panel)等の容量性
表示素子を使用するフラットパネルディスプレイは、C
RT(cathode ray tube)に比べて設置性や省電力性の
点で優位であり、特に、可搬型のコンピュータ等に多用
されるが、バッテリの高寿命要求から、より一層の消費
電力抑制が求められている。
【0003】
【従来の技術】 第1の従来例 図19は、特に限定しないが、カラーTFT(thin fil
m transistor)液晶パネルの平面構造図である。この図
において、1は表示領域の全面に敷き詰められた共通電
極(コモン電極ともいう)であり、共通電極1の上に
は、液晶(図示略)を間にして多数の画素電極2(j,i)*
(但し、jは行番号、iは列番号、*は色記号)が配置
されている。2(j,i)R、2(j,i)Gおよび2(j,i)Bで、赤
(R)、緑(G)、青(B)の3ドットからなる1画素
を構成する。
【0004】DLi*は、マトリクス状に配列された画素
電極2(j,i)*の列毎に敷設されたデータバスライン、G
j は同じく画素電極2(j,i)*の行毎に敷設されたゲー
トバスラインである。GLj の1本に所定のオン電圧を
加えると、そのGLj につながる1行分のスイッチング
デバイス(TFT)3(j,i)*の全てがオン状態となり、
その行(例えば1行目)の画素電極2(j,1)*がDLi*
接続される。このため、画素クロックに同期させてDL
1R、DL1G、DL1B、DL2R、DL2G、DL2B、……に
順次に表示電圧を与えていけば、R、G、Bの各ドット
をその表示電圧に応じた階調で表示させることができ
る。
【0005】図20は、16階調の表示電圧を発生する
データドライバのブロック図である。この図において、
4は水平走査信号に同期したタイミング信号SPを画素
クロックCLKごとにシフトさせて画素ラッチ信号SP
1 、SP2 、……、SPX (Xは1行の総ドット数;X
÷3=総画素数)を発生するシフトレジスタ、5は画素
ラッチ信号SP1 、……に従ってシリアル列のカラー表
示データR、G、Bを順次にラッチするデータレジス
タ、6は水平走査信号に同期したタイミング信号LPに
従ってデータレジスタ5に格納された1行分の表示デー
タR、G、Bを一度にラッチするデータラッチ、7はデ
ータラッチ6に格納されたドットごとのデータをデコー
ドし、そのデコード結果に応じた表示電圧を複数の基準
電圧V0〜V15の中から選択してデータバスライン
(図19のDLj*参照)に印加するデコーダ&セレクタ
である。
【0006】ここで、基準電圧のV0は階調「1」に対
応し、V1は階調「2」に対応し、……、V15は階調
「16」に対応している。すなわち、基準電圧と階調は
1対1で対応しており、この例の場合、16階調表示で
あるから、基準電圧の数は16種類必要になる。しかし
ながら、基準電圧と階調を1対1で対応させると、特に
16階調を越える多階調表示の場合に、回路構成の複雑
化や装置の大型化および電力消費の増大を招くので好ま
しくない。
【0007】 第2の従来例 そこで、基準電圧の種類を増加することなく多階調表示
への適用を可能にした「中間電圧方式」が知られてい
る。図21(a)は同方式を採用した16階調用データ
ドライバのブロック図である。なお、図20と同一のブ
ロックには共通の符号を付してある。
【0008】デコーダ&セレクタ7aには、9種類の基
準電圧V0〜V8が与えられており、この数は表示階調
の1/2である。基準電圧V0〜V8はそれぞれ奇数番
目の階調「1、3、5、……、15」に対応し、残りの
偶数番目の階調「2、4、6、……、16」は、2つの
基準電圧の中間電圧として生成する。図20(b)は、
中間電圧の生成回路である。ここでは、階調「2」に対
応した大きさの表示電圧を発生する例を示している。R
aおよびRbはアナログスイッチのオン抵抗(但し、R
a=Rb)であり、これらの接続点にはV0とV1の中
間電圧、すなわち[(V0+V1)/2]の表示電圧が
現れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる第2
の従来例にあっては、少ない基準電圧で多階調表示を実
現できるという点で有効なものの、中間電圧を発生する
際には、2つの基準電圧の間がRaおよびRbによって
常に接続状態となるため、2つの基準電圧の間に無駄電
流Ie(図21(b)参照)が流れ続けてしまい、デー
タドライバ全体でIe×X(Xは総ドット数)もの電流
が余分に消費されるといった問題点があった。 [目的]そこで、本発明は、2つの基準電圧を交互に切
換えて基準電圧間の電流パス形成を回避し、少ない基準
電圧で多階調表示を実現しつつ、より一層の消電力化を
達成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためその原理図を図1に示すように、nビット表
現の表示データの上位mビットの内容に従って、異なる
電位を有する複数の基準電圧の中から電位の隣接する2
つの基準電圧を選択する選択手段と、前記表示データの
上位mビットを除く下位n−mビットの内容に基いて、
前記2つの基準電圧の一方を選択するか、又は、前記2
つの基準電圧の双方を交互に切り替えて選択するかを決
定する決定手段とを備え、選択された基準電圧を画素セ
ルの表示電圧として使用することを特徴とする。
【0011】又は、前記下位n−mビットが2ビット以
上であり、前記2つの基準電圧の双方を交互に切り替え
る際の周期を、下位n−mビットの内容に対応させたこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、2つの基準電圧が交互に切り替え
られ、2つの基準電圧の間の中間電圧が生成される。従
って、2つの基準電圧間の電流パス形成が回避され、少
ない基準電圧で多階調表示を実現しつつ、より一層の消
電力化が達成される。又は、2つの基準電圧の双方を交
互に切り替える際の周期を下位n−mビットの内容に対
応させれば、下位n−mビットの内容に応じた多くの中
間電圧を生成でき、さらに少ない基準電圧で多階調化を
実現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 第1実施例 図2〜図8は本発明に係るフラットパネルディスプレイ
の第1実施例を示す図である。
【0014】まず、図2及び図3を参照しつつ本実施例
の原理を説明する。図2において、V1、V2は便宜的
に示す2つの基準電圧(V1<V2)であり、この基準
電圧は表示データの内容に従って選択されたものであ
る。2つのスイッチング素子Sa、Sbは、何れもHレ
ベルの信号に応答してオンするもので、第1のスイッチ
ング素子Saはタイミング信号TPのHレベル期間にオ
ンし、また、第2のスイッチング素子Sbは、インバー
タゲートINVの出力信号(TPの論理反転信号)のH
レベル期間、言い替えればタイミング信号TPのLレベ
ル期間にオンするようになっている。すなわち、一対の
スイッチング素子Sa、Sbはの何れか一方がオンであ
れば、他方は必ずオフすることになる。
【0015】スイッチング素子Sa、Sbの共通側端子
は、表示パネルPのデータバスラインを介して容量性表
示素子、例えば、TFTのオン抵抗Ronや液晶容量C
LCからなる画素セルに接続されており、オン側のスイ
ッチング素子Sa、Sbから画素セルへと基準電圧V
1、V2が書き込まれ、その書き込み電圧に応じた階調
が表示される。なお、図中のRd、Cdはデータバスラ
インの分布抵抗及び分布抵抗、VCは共通電極の電圧
(コモン電圧)を表している。
【0016】今、タイミング信号TPをHレベルに固定
してスイッチング素子Saを連続的にオンさせると、画
素セルに書き込まれる電圧は基準電圧V1となり、この
基準電圧V1に対応した階調(便宜的に階調「イ」)が
表示される。また、タイミング信号TPをLレベルに固
定してスイッチング素子Sbを連続的にオンさせると、
画素セルに書き込まれる電圧は基準電圧V2となり、こ
の基準電圧V2に対応した階調(便宜的に階調「ロ」)
が表示される。
【0017】ここで、タイミング信号TPを50%周期
でHレベルとLレベルに変化させると、2つの基準電圧
V1、V2が同周期で交互に選択され、データバスライ
ンに印加される。図3は、タイミング信号TPを周期的
に変化させたときのデータバスライン上の電位変化、す
なわち画素セルに書き込まれる電圧(画素電極電位)V
LCの変化を示すグラフである。タイミング信号TP中
に記載された数字の「11 、12、……」は第1のスイ
ッチング素子Saのオン期間を、また、数字の「22
2 、……」は第2のスイッチング素子Sbのオン期間
を表している。なお、HSバーは負論理の水平同期信号
である。
【0018】信号HSの立ち上がり直後のTPのHレベ
ル期間「12 」で第1のスイッチング素子Saがオンす
ると、VLCがV1に向けて所定の時定数カーブで上昇
(充電)を開始し、この時定数カーブは、TFTのRo
nが数10MΩと大きいために主として「Rd×Cd」
で支配される。従って、タイミング信号TPの一周期を
Rd×Cdの5倍(すなわち5τ)相当程度に選んでお
けば、VLCがV1に達する前に、TPの次のLレベル
期間「23 」に入り、第2のスイッチング素子Sbがオ
ンしてVLCはそのLレベル期間「23 」の終り頃にほ
ぼV2の電位レベルに達することになる。
【0019】そして、再びTPがHレベル期間「13
になると、第1のスイッチング素子Saがオンし、VL
CがV2をスタート電位として、上記と同じ時定数カー
ブでV1の電位レベルに向けて上昇(充電)を開始し、
その後、TPがLレベル期間「24 」になると、VLC
が上記と同じ時定数カーブでV2の電位レベルに向けて
下降(放電)を開始し、以降、このような充放電を繰返
しながら、V1とV2の間の中間電位に収束する。ここ
で、収束電位は、TPのHレベルとLレベルの比率(V
1とV2の選択比率に他ならない)に依存し、Hレベル
の割合が高ければV1に近い低目の中間電位となり、L
レベルの割合が高ければV2に近い高目の中間電位とな
る。因みに、1対1の比率とすると(V1+V2)/2
の電圧に収束する。
【0020】従って、2つの基準電圧の間の中間電圧を
作り出すことができると共に、タイミング信号TPのH
レベルとLレベルの比率を変えることにより、中間電位
のレベルを2つの基準電圧の間で自在に変更することが
できる。図4は、16階調の表示電圧を発生するデータ
ドライバのブロック図である。この図において、10は
水平走査信号に同期したタイミング信号SPを画素クロ
ックCLKごとにシフトさせて画素ラッチ信号SP1
SP2 、……、SPX (Xは1行の総ドット数;X÷3
=総画素数)を発生するシフトレジスタ、11は画素ラ
ッチ信号SP1 、……に従ってシリアル列のカラー表示
データR、G、Bを順次にラッチするデータレジスタ、
12は水平走査信号に同期したタイミング信号LPに従
ってデータレジスタ11に格納された1行分の表示デー
タR、G、Bを一度にラッチするデータラッチ、13は
データラッチ12に格納されたドットごとのデータをデ
コードし、そのデコード結果に応じた表示電圧発生して
データバスライン(図19のDLj*参照)に印加するデ
コーダ&セレクタ(選択手段、決定手段)である。ここ
で、V0〜V8は異なる電位(V0<V1<……<V
8)を有する9種類(階調数よりも少ない)の基準電圧
であり、TP1はHレベルとLレベルの比率を1対1と
したタイミング信号である。
【0021】なお、図5は、表示データ、HSYNC
(水平同期信号)、SP、CLK、LP及びTP1のタ
イミング図である。図6は、デコーダ&セレクタ13の
要部構成図であり、13aはデコーダ部を、13bはセ
レクタ部を表している。なお、D0〜D3はデータレジ
スタ12に格納された1ドット分nビット(16階調で
あるからn=4)の表示データであり、D0が最下位ビ
ット、D3が最上位ビットである。
【0022】デコーダ部13aは、ナンドゲート14及
びインバータゲート15を含み、表示データの最下位ビ
ットD0(すなわち上位の3ビットを除く1ビットであ
り、3=mとするとn−mビット)がLレベルのとき
に、タイミング信号TPの論理に拘らずナンドゲート1
4からHレベル固定の制御信号TPを出力すると共に、
その反転信号TPxをインバータゲート15から出力
し、また、同最下位ビットD0がHレベルのときには、
制御信号TPにタイミング信号TPと逆相の信号を現わ
し、且つ、TPxにTPと同相の信号を現わすものであ
る。
【0023】セレクタ部13bは、2個のナンドゲート
16、17と、14個(図ではそのうちの8個を記載)
のアンドゲート18〜25と、7個(図ではそのうちの
4個を記載)のノアゲート26〜29と、9個(図では
そのうちの6個を記載)のインバータゲート30〜35
と、同じく9個(図ではそのうちの6個を記載)のスイ
ッチング素子36〜41と、デコーダ回路42とを含ん
で構成される。なお、デコーダ回路42をデコーダ部1
3aに含めても構わない。
【0024】デコーダ回路42は、表示データの上位m
ビット(ここではm=3;すなわちD1〜D3)の内容
の組み合せ(2m 通り)に従って8種類のデコード結果
DB1〜DB8を出力する。例えば、D1、D2、D3
の内容が「000(2) 」であればDB1が有効(Hレベ
ル)となり、「001(2) 」であればDB2が有効(H
レベル)となり、……、「111(2) 」であればDB8
が有効(Hレベル)となる。
【0025】このような構成において、今、表示データ
の最下位ビットD0がLレベルであるとすると、TPは
Hレベル固定であるから、このTPが入力するナンドゲ
ート16とアンドゲート19、21、23、……、25
の出力論理は、デコード結果DB1〜DB8によって一
義的に決まり、例えば、DB1が有効(Hレベル)であ
ればナンドゲート16の出力論理がLレベルになる。従
って、この場合は、インバータゲート30の出力がHレ
ベルとなり、スイッチング素子36がオンするため、基
準電圧V0が出力される。すなわち、表示データの最下
位ビットD0がLレベルである限り、残りの上位ビット
(D1〜D3)の内容に従って9種類の基準電圧V0〜
V8のうちの1つが選択される。
【0026】一方、表示データの最下位ビットD0がH
レベルになると、今度は、TPとTPxがTP1と同一
周期でLレベルとHレベルに変化することになる。但
し、TP1に対してTPは逆相、TPxは同相である。
今、DB1が有効(Hレベル)であるとすると、TPの
Hレベル期間(TPxのLレベル期間)では、ナンドゲ
ート16の出力論理がLレベルとなって基準電圧V0が
出力されるが、TPのLレベル期間(TPxのHレベル
期間)ではアンドゲート18の出力論理がHレベルとな
り、ノアゲート26の出力論理がLレベルとなって基準
電圧V1が出力される。すなわち、TP及びTPxの1
周期の間に電位の隣接する2つの基準電位(この例では
V0とV1)が交互に切り替えられることになる。
【0027】従って、TP1のHレベル期間とLレベル
期間の比率が1対1であれば、2つの基準電圧V0、V
1によって交互に充放電される図外のデータバスライン
の電位(画素電極電位VLC)が(V0+V1)/2相
当の中間電位に収束するため、その中間電位に対応した
階調を表示することができる。図7は、表示データの最
下位ビットD0とTPの論理及び階調の対応図、図8
は、表示データの最下位ビットD0を除く上位側ビット
D1〜D3の論理組合せとそのデコード結果及び階調の
対応図である。これらの図からも理解されるように、D
0がLレベル(論理0)のときには、基準電圧V0〜V
8の何れかが1つが選択されるが、D0がHレベル(論
理1)のときには、TP1の半サイクル毎に2つの基準
電圧を交互に切り替えることができ、その中間電圧に応
じた階調を表示することができる。
【0028】従って、少ない基準電圧で多階調化に対応
することができ、データドライバの構成を簡素化して小
型化及び低価格化を図ることができる。しかも、以上の
ように構成すると、2つの基準電位を取り出すためのス
イッチング素子36、37の一方がオンしている間は、
他方が必ずオフしているから、2つの基準電圧の間に電
流パスが形成されないため、無駄な電流消費を生ずるこ
とがない。
【0029】従って、冒頭の第2従来例に比べて、Ie
×X(Ieは1ドットあたりの無駄電流、Xは1行の総
ドット数)もの電力消費を抑えることができ、省電力性
をより一層高めることができる。 第2実施例 図9〜図13は、16階調の表示電圧を発生するデータ
ドライバのブロック図である。なお、第1実施例と同一
の構成要素には共通の回路符号を付すと共に、その説明
を省略する。
【0030】本実施例は、より少ない基準電圧で多階調
化に対応するために、表示データの下位側の複数ビット
(ここでは下位の2ビットD0、D1)の内容に応じて
中間電圧のレベルを変えるようにしたものである。すな
わち、図9のデコーダ&セレクタ(選択手段、決定手
段)43には、第1実施例よりも少ない5種類の基準電
圧V0〜V4と、周期が同じでパルス比(HレベルとL
レベルの比)が異なる2つのタイミング信号TP1、T
P2(例えば図10に示すようにTP1のパルス比は
1:1程度、TP2のパルス比は1:2程度)が入力さ
れている。
【0031】図11は、デコーダ&セレクタ43の構成
図であり、43aはデコーダ部、43bはセレクタ部で
ある。デコーダ部43aは、4個のアンドゲート44〜
47、3個のノアゲート48〜50、5個のインバータ
ゲート51〜55および1個のナンドゲート56を備
え、図12に示すように、表示データの下位2ビットD
0、D1が共にLレベル(論理0)のときには、制御信
号TPをHレベル固定(その反転信号TPxをLレベル
固定)とする一方、下位2ビットD0、D1が共にLレ
ベルでないときには、その下位2ビットD0、D1の組
み合せに従って、TP=TP2、TP=TP1又はTP
=TP2バー(TP2の逆相信号)とするものである。
すなわち、表示データの下位2ビットD0、D1の内容
に従って、制御信号TPのHレベルとLレベルの比を、
TP2と同値(1:2)、TP1と同値(1:1)又は
TP2の逆相信号と同値(2:1)に切り替えるもので
ある。
【0032】セレクタ部43bは、6個のナンドゲート
60〜65、6個のアンドゲート66〜71、11個の
インバータゲート72〜82、3個のノアゲート83〜
85および5個のスイッチング素子86〜90を備え、
制御信号TPのHレベル期間では、表示データの上位2
ビットD2、D3のデコード結果DE1〜DE4(図1
3参照)に従って5種類の基準電圧V0〜V4の1つを
選択して出力するが、制御信号TPのLレベル期間で
は、Hレベル期間で選択された基準電圧の1つ上の電位
を有する基準電圧を選択して出力する。
【0033】例えば、制御信号TPがHレベルのときに
デコード結果DE1が有効(Hレベルとなったときは、
ナンドゲート64の出力がLレベル、インバータゲート
78の出力がHレベルとなってスイッチング素子86が
オンし、基準電圧V0が選択されるが、DE1の有効状
態のままで制御信号TPがLレベルになると、すなわち
TPxがHレベルになると、今度はアンドゲート66の
出力がLレベルとなり、インバータゲート79の出力が
Hレベルとなってスイッチング素子87がオンし、先に
選択された基準電圧V0に代えてその1つ上の電位を有
する基準電圧V1が選択される。
【0034】従って、本実施例においては、2つの基準
電圧間の無駄電流を無くすことができるというメリット
に加え、基準電圧の種類を前記実施例の9種類からさら
に5種類へと減らして16階調表示に対応することがで
き、データドライバの構成を一層簡素化できるという特
有の効果が得られる。 第3実施例 図14〜図18は、64階調の表示電圧を発生するデー
タドライバのブロック図である。なお、第1実施例およ
び第2実施例と同一の構成要素には共通の回路符号を付
すと共に、その説明を省略する。
【0035】本実施例は、データレジスタ11aとデー
タラッチ12aの構成が64階調用の表示データのビッ
ト数(R、G、B各6ビット構成)に対応している点
と、デコーダ&セレクタ(選択手段、決定手段)100
の構成が表示データのビット数および基準電圧の種類
(17種類)に対応している点で前記各実施例と異な
る。図16において、デコーダ&セレクタ100のセレ
クタ部43cは、表示データの上位4ビットD2〜D5
をデコードしてその結果DE1〜DE16を出力するデ
コード回路101と、2個のナンドゲート102、10
3と、30個(図では代表の4個を記載)のアンドゲー
ト104〜107と、15個(図では代表の2個を記
載)のノアゲート108、109と、17個(図では代
表の4個を記載)のインバータゲート110〜113
と、17個(図では代表の4個を記載)のスイッチング
素子114〜117とを備える。
【0036】デコーダ部43aからの制御信号TPが、
TP2と同値(1:2)、TP1と同値(1:1)又は
TP2の逆相信号と同値(2:1)の何れかのパルス比
で変化している場合(表示データの下位2ビットD0、
D1が共にLレベルでない場合)は、そのHレベル期間
において選択された基準電圧(上位4ビットD2〜D5
のデコード結果に依存する)の1つ上の電位を有する基
準電圧をそのLレベル期間で選択することができる。
【0037】従って、前記各実施例と同様に2つの基準
電圧間の無駄電流を無くすことができると共に、階調数
よりも遥かに少ない17種類の基準電圧で64階調を実
現することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように構成した
ので、2つの基準電圧を交互に切換えて基準電圧間の電
流パス形成を回避でき、少ない基準電圧で多階調表示を
実現しつつ、より一層の消電力化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第1実施例の概念構成図である。
【図3】図2の動作波形図である。
【図4】第1実施例の16階調表示用データドライバの
概念ブロック図である。
【図5】図4の信号波形図である。
【図6】図4のデコーダ&セレクタの構成図である。
【図7】図6の表示データの下位ビットD0と制御信号
TPとの対応関係図である。
【図8】図6の表示データの上位ビットD1〜D3とデ
コード結果DE1〜DE8との対応関係図である。
【図9】第2実施例の16階調表示用データドライバの
概念ブロック図である。
【図10】図9の信号波形図である。
【図11】図9のデコーダ&セレクタの構成図である。
【図12】図11の表示データの下位ビットD0、D1
と制御信号TPとの対応関係図である。
【図13】図11の表示データの上位ビットD2、D3
とデコード結果DE1〜DE4との対応関係図である。
【図14】第3実施例の64階調表示用データドライバ
の概念ブロック図である。
【図15】図14の信号波形図である。
【図16】図14のデコーダ&セレクタの構成図であ
る。
【図17】図16の表示データの下位ビットD0、D1
と制御信号TPとの対応関係図である。
【図18】図16の表示データの上位ビットD2〜D5
とデコード結果DE1〜DE16との対応関係図であ
る。
【図19】カラーTFT液晶パネルの平面構造図であ
る。
【図20】第1従来例の16階調表示用データドライバ
のブロック図である。
【図21】第2従来例の16階調表示用データドライバ
のブロック図および中間電圧生成回路の構成図である。
【符号の説明】
V0、V1、V2、……:基準電圧 D0、D1、……:表示データ 13、43、100:デコーダ&セレクタ(選択手段、
決定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nビット表現の表示データの上位mビット
    の内容に従って、異なる電位を有する複数の基準電圧の
    中から電位の隣接する2つの基準電圧を選択する選択手
    段と、 前記表示データの上位mビットを除く下位n−mビット
    の内容に基いて、前記2つの基準電圧の一方を選択する
    か、又は、前記2つの基準電圧の双方を交互に切り替え
    て選択するかを決定する決定手段とを備え、 選択された基準電圧を画素セルの表示電圧として使用す
    ることを特徴とするフラットパネルディスプレイ。
  2. 【請求項2】前記下位n−mビットが2ビット以上であ
    り、前記2つの基準電圧の双方を交互に切り替える際の
    周期を、下位n−mビットの内容に対応させたことを特
    徴とする請求項1記載のフラットパネルディスプレイ。
JP2834893A 1993-02-18 1993-02-18 フラットパネルディスプレイ Withdrawn JPH06242742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431549B1 (ko) * 2001-07-11 2004-05-14 주식회사 엘리아테크 다중 셀 구동장치
KR100694475B1 (ko) * 2001-06-30 2007-03-12 매그나칩 반도체 유한회사 액정표시소자의 소오스 드라이버
JP2015031906A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 シナプティクス・ディスプレイ・デバイス株式会社 表示駆動装置及び表示装置

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