JP2015031906A - 表示駆動装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクティブマトリックス方式の表示パネルに接続可能な表示駆動装置において、入力される階調電圧の精度に対する要求を上げることなく、また回路規模を大幅に増加させることなく、1フレーム期間で完結する中間階調表示を行う。【解決手段】複数のソース線を駆動するソース線駆動回路に対し、2つの階調電圧を1ライン期間内に交互に繰り返し供給することにより、前記2つの階調電圧の中間の階調電圧を、接続されるソース線に出力する。繰り返しの周波数を、ソース線駆動回路の出力インピーダンスとソース線の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定することにより、簡単な回路によって中間階調を生成することができる。また、生成される中間階調のレベルを1ライン期間内に収束させることができるため、FRCとは異なり、中間階調表示を1フレーム期間で完結することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、表示駆動装置及び表示装置に関し、特に低リーク液晶等の表示パネルに対する中間階調表示に好適に利用できるものである。
液晶表示(LCD: Liquid Crystal Display)装置などのアクティブマトリックス方式の表示パネルを備えた表示装置において、内部で生成された階調電圧から、その中間階調を表現する技術として、フレームレートコントロール(FRC: Frame Rate Control)方式が知られている。アクティブマトリクス型表示パネルでは、複数のソース線と複数ラインのゲート線が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素が配置されている。駆動されたゲート線によって選択された画素に、ソース線から表示データに対応する電荷が転送される。画素に転送された電荷の量に応じて、その画素に表示される輝度が決まる。FRC方式では、連続するフレームで異なる階調を交互に繰り返し表示することにより、表示パネルを見る人間の残像効果を利用して、交互に表示している異なる階調の中間の階調を疑似的に表現する。
特許文献1には、中間階調の濃度設定の自由度を向上させる駆動方法が開示されている。コモン電極とセグメント電極の交差する箇所に配置される画素に、FRC方式を使って中間階調を表示するときに、コモン電極に印加する駆動電圧を調整することにより、中間階調の濃度設定の自由度を向上させる。
特許文献2と特許文献3には、表示を多階調化するためのDA(Digital to Analog)変換器を備えた液晶駆動装置が開示されている。基準電圧発生回路が複数の基準電圧を発生し、その中のいくつかを選んで平均値を出力電圧として出力する、液晶駆動装置である。選択される組合せの平均値が、すべての組合せについて異なる値となるように選ぶことにより、階調数を増やすことができる。
特開2011−137929号公報 特開2000−183747号公報 特開2002−043944号公報
特許文献1、2及び3について本発明者が検討した結果、以下のような新たな課題があることがわかった。
液晶表示装置に対しては、上記のような多階調化に加えて、低消費電力化が求められており、近年、低リークパネルの実用化に伴い、静止画を表示する場合にフレームレートを極端に低くすることによって、消費電力を抑える技術が有望であることが分かった。ところが、FRC方式では、フレームレートを下げることにより、フレーム間の輝度差が視認され、ちらつきなどの画質劣化を招くおそれがあることがわかった。特許文献1では、1フレームを複数のフィールド期間に分割して駆動しているが、フレームレートを極端に低くして、フィールド周波数が、20〜30Hz以下になった場合には、ちらつきが目立ってくることがわかった。
これに対して特許文献2と特許文献3に開示されるDA変換器を用いれば、1フレーム期間のみで完結する中間階調表示をすることができるが、発生する基準電圧(階調電圧)に対する要求が、上述のように、「選択される組合せの平均値が、すべての組について異なる値となるように選ぶ」とされる通り厳しく、製造ばらつきを極端に厳しく抑える必要があることが分かった。例えば、5段の直列抵抗によってV0を5分割して4通りの基準電圧(階調電圧)V1、V2、V3、V4を生成し、その全ての組み合わせの平均値が互いに異なるようにするために、基準電圧(階調電圧)V1、V2、V3、V4に求められる精度は、2ビット精度では足りない。4個から2個を選ぶ組合せ6通りを全て異なる値とするために、少なくとも2.5ビット精度が必要となる。また、全ての組合せを選択する回路は、選択対象の基準電圧の階調数に対して、単純な比例ではなく指数関数的に増加するので、回路規模が大きいことがわかった。
本発明の目的は、入力される基準電圧(階調電圧)の精度に対する要求を上げることなく、また回路規模を極端に増加させることなく、1フレーム期間のみで完結する中間階調表示を行うことができる、表示駆動装置を提供することである。
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、下記の通りである。
すなわち、アクティブマトリックス方式の表示パネルに接続可能な、表示駆動装置であって、複数のソース線を駆動するソース線駆動回路に対し、2つの階調電圧を1ライン期間内に交互に繰り返し供給することにより、前記2つの階調電圧の中間の階調電圧を、接続されるソース線に出力する。
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、階調電圧の精度に対する要求を上げることなく、また回路規模を大幅に増加させることなく、1フレーム期間で完結する中間階調表示を行うことができる、表示駆動装置を提供することができる。
図1は、実施形態1に係る表示駆動装置及び表示装置の構成例を表すブロック図である。 図2は、実施形態1に係る表示駆動装置及び表示装置の動作例を表す波形図である。 図3は、実施形態1に係る表示駆動装置及び表示装置の動作例を表す、より広範囲の波形図である。 図4は、実施形態1に係る表示駆動装置及び表示装置の動作例を表す、より詳細な波形図である。 図5は、本発明の階調電圧選択回路の構成例を表す回路図である。 図6は、実施形態2に係る階調電圧切替え回路の構成例を表す回路図である。 図7は、実施形態3に係る階調電圧切替え回路の構成例を表す回路図である。 図8は、実施形態3に係る階調電圧切替え回路の動作例を表す真理値表である。 図9は、実施形態3に係る表示駆動装置の動作例(表示データの下位2ビット=00の場合)を表す波形図である。 図10は、実施形態3に係る表示駆動装置の動作例(表示データの下位2ビット=01の場合)を表す波形図である。 図11は、実施形態3に係る表示駆動装置の動作例(表示データの下位2ビット=10の場合)を表す波形図である。 図12は、実施形態3に係る表示駆動装置の動作例(表示データの下位2ビット=11の場合)を表す波形図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<ソース線を2つの階調電圧で高速に交互に繰り返し駆動>
本願において開示される代表的な実施の形態に係る表示駆動装置は、アクティブマトリックス方式の表示パネル(20)に接続可能な、表示駆動装置(10)であって、以下のように構成される。
前記表示パネルは、複数のソース線(21_1、21_2)と複数ラインのゲート線(22)が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量(24_1、24_2)が配置される。1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される。
表示駆動装置(10)は、複数の階調電圧を生成する階調電圧生成回路(5)と、前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路(1)と、前記表示データに基づいて前記複数の階調電圧から電位レベルが互いに隣接する2つの階調電圧を選び、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給可能な階調電圧供給回路(2)とを備える。
繰り返しの周波数を、ソース線駆動回路(1)の出力インピーダンスとソース線(21_1、21_2)の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定することにより、簡単な回路によって中間階調を生成することができる。この時に生成される中間階調は、階調電圧生成回路(5)から生成される階調電圧の中間値となるため、隣接する階調電圧や他の中間階調との間での逆転は、原理的に発生しない。したがって、階調電圧生成回路(5)で生成される階調電圧に対して、特許文献2と特許文献3に開示されるような、特に厳しい精度が要求されることはない。また、生成される中間階調のレベルを1ライン期間内に収束させることができるため、FRCとは異なり、中間階調表示を1フレーム期間で完結することができる。これにより、入力される階調電圧の精度に対する要求を上げることなく、また回路規模を大幅に増加させることなく、1フレーム期間で完結する中間階調表示を行うことができる、表示駆動装置を提供することができる。
〔2〕<表示データの最下位ビットによる切替制御>
項1において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える(図6)。
これにより、入力された既存の階調電圧をそのまま出力するか、中間階調を生成するかの選択制御を、簡略な回路で行うことができる。
〔3〕<表示データの最下位複数ビットによる重み付け>
項1において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される(図7〜図12)。
これにより、簡略な回路で、生成する中間階調のレベルを多階調にすることができる。
〔4〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間>
項1、項2または項3において、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する(図2〜図4)。
これにより、ライン間で表示データが大きく変化した場合であっても、ソース線の電位レベルを迅速に安定化させることができる。
〔5〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間を規定するレジスタ>
項4において、前記表示駆動装置は、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える。
これにより、接続される表示パネルの特性に応じて、前記遷移期間を調整することを可能とする構成を提供することができる。
〔6〕<1チップ>
項1から項5のうちのいずれか1項において、前記表示駆動装置は、単一の半導体基板上に形成される。
これにより、表示駆動装置を集積し、実装面積を低減することができる。
〔7〕<表示装置>
本願において開示される代表的な実施の形態に係る表示装置(30)は、アクティブマトリックス方式の表示パネル(20)と前記表示パネルに接続される表示駆動IC(Integrated Circuit)(10)とを有し、以下のように構成される。
前記表示パネルは、複数のソース線(21_1、21_2)と複数ラインのゲート線(22)が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量(24_1、24_2)が配置される。前記表示パネルでは、1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される。
前記表示駆動ICは、複数の階調電圧を生成する階調電圧生成回路(5)と、前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路(1)と、前記表示データに基づいて前記複数の階調電圧から電位レベルが互いに隣接する2つの階調電圧を選び、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給可能な階調電圧供給回路(2)とを備える。
繰り返しの周波数を、ソース線駆動回路(1)の出力インピーダンスとソース線(21_1、21_2)の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定することにより、簡単な回路によって中間階調を生成することができる。これにより、項1と同等の効果を奏する、表示装置を提供することができる。
〔8〕<表示データの最下位ビットによる切替制御>
項7において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える(図6)。
これにより、入力された既存の階調電圧をそのまま出力するか、中間階調を生成するかの選択制御を、簡略な回路で行うことができる。
〔9〕<表示データの最下位複数ビットによる重み付け>
項7において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される(図7〜図12)。
これにより、簡略な回路で、生成する中間階調のレベルを多階調にすることができる。
〔10〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間>
項7、項8または項9において、前記表示駆動ICは、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する(図2〜図4)。
これにより、ライン間で表示データが大きく変化した場合であっても、ソース線の電位レベルを迅速に安定化させることができる。
〔11〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間を規定するレジスタ>
項10において、前記表示駆動ICは、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える。
これにより、接続される表示パネルの特性に応じて、前記遷移期間を調整することを可能とする表示駆動ICを提供することができる。
〔12〕<ソース線を2つの階調電圧で高速に交互に繰り返し駆動>
本願において開示される代表的な実施の形態に係る表示駆動装置は、アクティブマトリックス方式の表示パネル(20)に接続可能な、表示駆動装置(10)であって、以下のように構成される。
前記表示パネル(20)は、複数のソース線(21_1、21_2)と複数ラインのゲート線(22)が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量(24_1、24_2)が配置される。1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される。
前記表示駆動装置(10)は、前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路(6)を備え、2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給することにより、前記2つの階調電圧の中間の階調電圧を、前記ソース線に出力可能に構成される。
繰り返しの周波数を、ソース線駆動回路(1)の出力インピーダンスとソース線(21_1、21_2)の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定することにより、簡単な回路によって中間階調を生成することができる。これにより、項1と同等の効果を奏する、表示駆動装置を提供することができる。
〔13〕<表示データの最下位ビットによる切替制御>
項12において、前記表示駆動装置は、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える(図6)。
これにより、入力された既存の階調電圧をそのまま出力するか、中間階調を生成するかの選択制御を、簡略な回路で行うことができる。
〔14〕<表示データの最下位複数ビットによる重み付け>
項12において、前記表示駆動装置は、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される(図7〜図12)。
これにより、簡略な回路で、生成する中間階調のレベルを多階調にすることができる。
〔15〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間>
項12、項13または項14において、前記表示駆動装置は、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する(図2〜図4)。
これにより、ライン間で表示データが大きく変化した場合であっても、ソース線の電位レベルを迅速に安定化させることができる。
〔16〕<表示データの大きな変化を吸収する遷移期間を規定するレジスタ>
項15において、前記表示駆動装置は、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える。
これにより、接続される表示パネルの特性に応じて、前記遷移期間を調整することを可能とする構成を提供することができる。
〔17〕<1チップ>
項12から項16のうちのいずれか1項において、前記表示駆動装置は、単一の半導体基板上に形成される。
これにより、表示駆動装置を集積し、実装面積を低減することができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
〔実施形態1〕<ソース線の時定数を利用した中間階調生成>
図1は、実施形態1に係る表示駆動装置10及び表示装置30の構成例を表すブロック図である。表示装置30は、アクティブマトリックス方式の表示パネル20と表示パネル20に接続される表示駆動装置10とを有する。表示パネル20は、液晶表示パネル(LCD)、有機EL(Electro Luminescence)表示パネルなど、表示方式には制限されない。表示駆動装置10は、特に制限されないが、例えば、公知のCMOSFET(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)半導体集積回路の製造技術を用いて、シリコンなどの単一半導体基板上に形成される、表示駆動ICであってよい。表示駆動装置10である表示駆動IC10は、他の機能、例えば、タッチコントローラなどを合わせて集積されていてもよいし、一部の機能がチップ外の素子によって実現されてもよい。
表示パネル20は、複数のソース線と複数ラインのゲート線が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量が配置される。例えば、1ラインにRGB3色の画素が配列されるとき、ソース線の数はライン方向の解像度と色毎の画素数である3の積に対応し、ゲート線の数は1フレームのライン数に対応するが、図1には2本のソース線(S1,S2)21_1と21_2と、1本のゲート線(G1)22のみが示される。ソース線21_1、21_2とゲート線22がそれぞれ交差する箇所には、ゲート線22によってゲート電極が制御されるMOSトランジスタ25_1と25_2が、スイッチング素子として接続され、ソース線21_1と画素容量24_1との間、ソース線21_2と画素容量24_2との間、それぞれのオン/オフ制御を行う。ゲート線22はゲート線駆動回路23によって駆動される。例えば、表示パネル20が液晶パネルであるとき、画素容量は、共通電極Vcomと各画素の対向電極によって、液晶を挟持して形成された容量であり、個々に保持される電荷によって形成される電界で、液晶の偏光度が決まり、光の透過度が決まる。液晶パネルの場合には、転送された電荷によって、画素毎に液晶の偏光度が決まり、光の透過度が決まり、その結果、画素毎の輝度が決まる。ソース線21_1と21_2には、それぞれ、配線抵抗R21_1とR21_2及び配線容量C21_1とC21_2が形成されている。その影響については後述する。配線抵抗と配線容量は分布定数であるが、図1では便宜上、集中定数として表記されている。
1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に複数ラインのゲート線が駆動される。駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれには、複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される。ゲート線22が選択され、活性化されたときには、ゲート線22に接続される全てのスイッチング素子がオンする。このときMOSトランジスタ25_1と25_2もオンするので、ソース線21_1に印加された電圧がMOSトランジスタ25_1を介して画素容量24_1に印加されることにより、表示データに対応する電荷が画素容量24_1に転送される。これと並列に、ソース線21_2に印加された電圧がMOSトランジスタ25_2を介して画素容量24_2に印加されることにより、表示データに対応する電荷が画素容量24_2に転送される。
表示駆動装置10(または表示駆動IC10。以下同様)は、複数の階調電圧を生成する階調電圧生成回路5と、駆動回路1_1と1_2と、階調電圧供給回路2_1と2_2とを備える。駆動回路1_1と1_2は、複数のソース線のそれぞれのソース線21_1と21_2をそれぞれ駆動する。階調電圧供給回路2_1と2_2は、それぞれに入力される表示データに基づいて、複数の階調電圧から電位レベルが互いに隣接する2つの階調電圧を選び、選んだ2つの階調電圧を駆動回路1_1と1_2に対して、1ライン期間内に交互に繰り返し供給することができるように構成される。階調電圧生成回路5が生成する複数の階調電圧から選択した1つの階調電圧をそのまま出力するか、上記のように切替えを行って中間階調を出力するかを選択することができる。階調電圧供給回路2_1と2_2は、例えば、それぞれ階調電圧選択回路3_1と3_2及び階調電圧切替え回路4_1と4_2を用いて構成することができ、駆動回路1_1と1_2は、例えばそれぞれ、電圧フォロワである、ソースアンプ6_1と6_2を用いて構成することができる。階調電圧選択回路3_1は、階調電圧生成回路5が生成する複数の階調電圧の中から、表示データに対応する2つの隣接する階調電圧VxとVx+1を選ぶ。階調電圧切替え回路4_1は、入力切替信号φswxによりスイッチを切替えることにより、階調電圧VxとVx+1とを交互に繰り返し、駆動回路1_1に供給する。階調電圧選択回路3_2も同様に、階調電圧生成回路5が生成する複数の階調電圧の中から、表示データに対応する2つの隣接する階調電圧VyとVy+1を選ぶ。階調電圧切替え回路4_2は、入力切替信号φswyによりスイッチを切替えることにより、階調電圧VyとVy+1とを交互に繰り返し、駆動回路1_2に供給する。
繰り返しの周波数を、駆動回路1の出力インピーダンスとソース線21の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定することにより、簡単な回路によって中間階調を生成することができる。また、生成される中間階調のレベルを1ライン期間内に収束させることができるため、FRCとは異なり、中間階調表示を1フレーム期間で完結することができる。これにより、入力される階調電圧の精度に対する要求を上げることなく、また回路規模を大幅に増加させることなく、1フレーム期間で完結する中間階調表示を行うことができる、表示駆動装置を提供することができる。
図2は、実施形態1に係る表示駆動装置10及び表示装置30の動作例を表す波形図である。図2は横軸に時間を取り、縦軸には上から順に、入力切替信号φswxと入力切替信号φswy、ソースアンプ6_1と6_2の出力であるソース線(S1,S2)21_1と21_2の電位と、ゲート線(G1)22の波形が示される。入力切替信号φswx、φswyとゲート線G1はディジタル値であって、ロウレベルとハイレベルは任意である。ソース線電位はアナログ値であり、Vx、Vy、Vzはそれぞれ、階調電圧生成回路5で生成される複数の階調電圧のうちの1つであり、Vx+1、Vy+1、Vz+1はそれぞれ、Vx、Vy、Vzに隣接する階調の電圧レベルを示す。図2では仮に、Vx+1>Vx>Vy+1>Vy>Vz+1Vzの関係にあるものとして示されるが、上述の隣接関係以外の相互の関係は任意である。
図2には、時刻t1において、表示データが変化し、その表示データの変化に伴って、表示駆動装置10が、ソース線S1への出力をVyからVx+1に変化させ、ソース線S2への出力をVzからVy+1とVyの中間階調に変化させる場合が例示される。ソース線S1は、階調電圧生成回路5で生成される複数の階調電圧のうちの1つである、Vx+1で駆動されればよいので、入力切替信号φswxは、時刻t1以降、スイッチのVx+1側に固定される。これによりS1は時刻t1からt2にかけてVyからVx+1に上昇して安定する。ソース線S2を、Vy+1とVyの中間階調で駆動するために、入力切替信号φswyは、時刻t2以降、階調電圧供給回路2_2からスイッチのVy+1側とVy側を交互に繰り返し出力させるように、切り替えられる。入力切替信号φswyは、時刻t1からt2までのように、切り替えを行わない期間を設けても良い。この期間は、ソース線電位の遷移期間である。時刻t1からt2の期間は、t1以前の電位Vzから変化するので、その変化幅が大きいときには、交互に切り替える意味はない。Vy+1とVyの中間のレベルに達する頃の時刻から、交互の繰り返しを開始すればよい。時刻t1からt2の期間のスイッチ切り替えを停止させることにより、スイッチ制御回路による消費電力を抑えることができる。
遷移期間を終えた時刻t2以降、繰り返しの切替えが始まると、ソース線S2の電位は、時刻t2からt3はレベルVy+1からVyに向かって変化し、時刻t3からt4は逆にVy+1に向かって変化する。変化の波形は、ソース線の時定数に依存し、ソース線の時定数は、駆動回路1の出力インピーダンスとソース線21の配線インピーダンス及び画素容量で決まる。時刻t2からt11の入力切替信号φφswyの切替え周波数を、ソース線の時定数よりも高い周波数とすることにより、ソース線S2上の波形は平滑され、Vy+1とVyの中間階調に安定化される。切替え動作中の入力切替信号φswyをデューティ50%の矩形波とすれば、中間階調は平均値(Vy+1+V)/2に収束する。
ゲート線G1は時刻t2にハイになり、時刻t10にロウになるように制御する。時刻t2よりも前にハイにしても良い。ゲート線G1をハイにすることにより、画素容量24_1と24_2がMOSトランジスタスイッチ25_1と25_2を介してそれぞれ、ソース線S1とS2に接続される。ゲートが閉じる時刻t10よりも前にソース線の電位が安定している必要がある。一方、ゲートを開ける時刻には大きな制約はない。
図3は、実施形態1に係る表示駆動装置10及び表示装置30の動作例を表す、より広範囲の波形図である。図3は横軸に時間を取り、縦軸には上から順に、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、表示データPD,入力切替信号φswxと入力切替信号φswy、ソースアンプ6_2の出力であるソース線S2の電位と、ゲート線G1,G2,Gkの波形が示される。垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、入力切替信号φswx、φswyとゲート線G1,G2,Gkはディジタル値であって、ロウレベルとハイレベルは任意である。ソース線電位はアナログ値であり、階調電圧生成回路5で生成される複数の階調電圧をV0,V1,V2,V3,…,Vz,Vz+1,…,Vy,Vy+1,…,V62,V63の64階調のアナログ電位とし、その一部が示される。
時刻t1からtk+1と時刻tk+1からt2k+1がそれぞれ1フレーム期間であり、垂直同期信号Vsyncがそれぞれの期間の最初にアサートされる。図3では垂直同期信号Vsyncをロウアクティブの信号として示す。1フレーム期間には、ゲート線がG1,G2〜Gkが順次アサートされ、ソース線S2に接続される各ラインの画素容量に、ソース線S2から表示データPDに対応する階調レベルの電荷が転送される。時刻t1からt2では、表示データPD[1]に対応してS2がV2とV3の中間階調に制御される。中間階調を生成するため、入力切替信号φSW2は、V2とV3が交互に繰り返し出力させるための切替信号波形である。所定の遷移期間後に交互繰り返しの切替えが開始される。時刻t1からt2では、ゲート線G1がアサートされ、1ライン目の画素容量に、表示データPD[1]に対応する電位レベルとして、V2とV3の中間階調が印加される。時刻t2からt3では、表示データPD[2]に対応してS2が階調電圧の1つであるV1に制御される。中間階調を生成する必要がないので、入力切替信号φSW2は、スイッチをV1側に固定する波形となる。時刻t2からt3では、ゲート線G2がアサートされ、2ライン目の画素容量に、表示データPD[2]に対応する電位レベルとして、階調電位V1が印加される。以降ライン毎に階調電位そのものまたは中間階調を、ソース線を介して画素容量に印加することにより、全てのラインの画素容量に、表示データPDに対応する電荷を転送することができる。図3では1本のソース線S2のみについて説明したが、他のソース線についても、これと並列に動作している。
図3の時刻tk+1以降には、2フレーム目の動作が示される。時刻tk+1からtk+2では、表示データPD[1]に対応してS2がVyとVy+1の中間階調に制御される。中間階調を生成するため、入力切替信号φSW2は、VyとVy+1が交互に繰り返し出力させるための切替信号波形である。時刻t1からt2では、ゲート線G1がアサートされ、1ライン目の画素容量に、表示データPD[1]に対応する電位レベルとして、VyとVy+1の中間階調が印加され、前フレームで書き込まれたV2とV3の中間階調を置き換える。時刻tk+2からtk+3では、ゲート線G2がアサートされ、2ライン目の画素容量に、表示データPD[2]に対応する電位レベルとして、VzとVz+1の中間階調が印加され、前フレームで書き込まれた階調電圧V1を置き換える。以降時刻t2kからt2k+1の第kラインまで同様に動作する。
図3では連続する2フレームに対する動作を例示したが、本発明の中間階調の生成は、1ラインごとに完結しているので、静止画を表示するような場合には、1フレーム分のデータの転送のみを行い、その後の、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、及び表示データPDの繰り返しの入力を、不要とすることができる。
図4は、実施形態1に係る表示駆動装置10及び表示装置30の動作例を表す、より詳細な波形図である。図4は横軸に時間を取り、縦軸には上から順に、水平同期信号Hsync、入力切替信号φsw、ゲート線Gxの波形及び、ソース線のソース駆動回路1からの距離に応じて、近端(a)、中央(b)、遠端(c)のソース線電位の波形が示される。ソース線は、所定の遷移期間を経た後に、交互繰り返しの切替制御により、目標値である中間階調に向かって収束していく。ソース線が、階調電圧VyとVy+1の中間階調(Vy+1+Vy)/を目標値として駆動される例について説明する。(a)はソース駆動回路1に最も近い画素容量を駆動するときの、画素容量に印加されるソース線電位の波形である。経由するソース線の長さが短いので、ソース線の配線抵抗R21と配線容量R21の影響が最も小さいため、時定数が小さい。ソース線電位は、信号切替信号φによる切替に合わせて、急峻に立上りまた急峻に立ち下がる。これに対して(c)はソース駆動回路1から最も遠い画素容量を駆動するときの、画素容量に印加されるソース線電位の波形である。経由するソース線の長さが長いので、ソース線の配線抵抗R21と配線容量R21の影響が最も大きいため、時定数が最大となる。ソース線電位は、信号切替信号φによる切替に合わせて、緩やかに立上りまた緩やかに立ち下がり、したがって、目標値に対する収束も遅い。(b)は、中央付近の画素容量に印加されるソース線電位の波形であり、(a)と(c)の中間の値である。
入力切替信号φswの切替え周波数は、上記のような近端から遠端までのばらつきを考慮して、十分に高い周波数に設定される。また、入力切替信号φswの切替え開始を待つ期間と、ゲートGxを閉じるタイミングも、上記のような近端から遠端までのばらつきを考慮して、ゲートGxが閉じるまでに、近端でも遠端でもソース線電位が中間電位に収束して安定するように考慮して設定される。
以上述べてきたように、表示駆動装置(表示駆動IC)10は、表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って交互繰り返しの切替えを開始する。これにより、ライン間で表示データが大きく変化した場合であっても、ソース線の電位レベルを迅速に安定化させることができる。表示駆動装置(表示駆動IC)10に、この遷移期間を指定するためのレジスタを設けることもできる。表示駆動装置(表示駆動IC)10に接続される表示パネルが確定したときに、その特性に合わせて適切な遷移期間を設定することができる。レジスタに代えて、1回だけ書き換えの可能なヒューズや、不揮発性メモリ、あるいはICの端子固定によって、遷移期間を指定することができるように構成してもよい。これにより、接続される表示パネルの特性に応じて、遷移期間を調整することを可能とする表示駆動装置(表示駆動IC)10を提供することができる。
〔実施形態2〕<中間1階調>
図5は、本発明の階調電圧選択回路3の構成例を表す回路図である。階調電圧生成回路5から出力される階調電圧が、V1からV5の5階調であり、2ビットの表示データPD1とPD2に基づいて、切替え対象の2つの隣接する階調電圧、階調1と階調2を選択する選択回路である。
階調電圧選択回路3は、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETを一組にして構成したスイッチ11_1〜11_9と、2ビットの表示データPD1とPD2をデコードしてスイッチ11_1〜11_9を制御する論理ゲート12_1〜12_5、13、14、15によって構成されている。スイッチ11_1と11_3と11_5は階調V1とV3とV5から1つの階調電圧を選んで中間ノード1に出力する。PD2とPD1が00bのとき中間ノード1にはV1が出力され、PD2とPD1が01bまたは10bのとき中間ノード1にはV3が出力され、PD2とPD1が11bのとき中間ノード1にはV5が出力される。ここで、「2bxx」は「xx」が2進数表記であることを示す表記法である。
スイッチ11_2と11_4は階調V2とV4から1つの階調電圧を選んで中間ノード2に出力する。PD2とPD1が00bまたは10bのとき中間ノード2にはV2が出力され、PD2とPD1が01bまたは11bのとき中間ノード2にはV4が出力される。さらにスイッチ11_6〜11_9は、中間ノード1または中間ノード2を階調1または階調2に出力する、切替回路を構成する。
これにより、PD2とPD1=00bのとき階調1=V1、階調2=V2となり、PD2とPD1=01bのとき階調1=V2、階調2=V3となり、PD2とPD1=10bのとき階調1=V3、階調2=V4となり、PD2とPD1=11bのとき階調1=V4、階調2=V5となる。階調電圧生成回路5から出力されるV1からV5の5階調の階調電圧から、2ビットの表示データPD1とPD2に基づいて、切替え対象の2つの隣接する階調電圧、階調1と階調2を選択することができる。
ここでは理解を助けるため、階調数の少ない簡略な回路例について説明したが、如何なる階調数の階調電圧が入力される階調電圧選択回路3も、同様の考え方で構成することが可能である。また、図5に示したような階調電圧選択回路3は、前述の実施形態1にも、後述の実施形態3にも、その他の如何なる実施形態にも適用することができる。
図6は、実施形態2に係る階調電圧切替え回路4の構成例を表す回路図である。階調電圧切替え回路4は、階調電圧選択回路3から出力される隣接する階調電圧である階調1と階調2が入力され、一方の階調電圧または両方の階調電圧の中間の1階調を、ソースアンプ6を介して端子7に出力する。入力切替制御信号φ1と表示データの最下位ビットPD0が入力される。表示データの最下位ビットPD0が2b0のときには、階調1が出力され、PD0が2b1のときには、階調1と階調2の中間階調が出力される。スイッチ11_10と11_11により、階調1と階調2のいずれか一方が選択されてソースアンプ6のVINP端子に入力される。スイッチ11_0と11_11は論理ゲート12_6、12_7及び16によって制御される。表示データの最下位ビットPD0が2b0のときには、入力切替信号φsw1とφsw2により階調1側が常時選択され、ソースアンプ6を介して階調1が出力される。最下位ビットPD0が2b1のときには、入力切替信号φ1により、入力切替信号φsw1とφsw2が交互にアサートされ、階調1と階調2が交互にソースアンプ6を介して出力される。ソースアンプ6の出力インピーダンスと、接続されるソース線のインピーダンスにより、階調1と階調2から中間階調である(階調1+階調2)/2が生成される。
以上説明したように、表示データの最下位ビットに基づいて、入力された既存の階調電圧(階調1または階調2)をそのまま出力するか、中間の1階調を生成するかの選択制御を行うことにより、階調電圧切替え回路4を簡略な回路で構成することができる。
入力切替制御信号φ1には切替えクロック信号が入力される。クロック周波数は、実施形態1で述べたように、駆動回路1即ちソースアンプ6の出力インピーダンスとソース線21の配線インピーダンス及び画素容量で決まる、ソース線の時定数よりも高い周波数に設定する。入力切替制御信号φ1のためのクロック信号は、例えば、表示駆動装置(表示駆動IC)10内で使用される、ピクセルクロックを適宜分周して生成することができる。また、入力切替制御信号φ1は、実施形態1で述べたように、遷移期間の間、クロック信号の供給が休止可能なように構成することができる。
〔実施形態3〕<多階調の中間階調>
実施形態2には、階調電圧選択回路3から入力される階調1と階調2の間の1階調の中間階調を出力することができる、階調電圧切替え回路4を示した。本実施形態3では、階調1と階調2の間に多階調の中間階調を出力することができる、階調電圧供給回路2の構成例を示す。階調電圧供給回路2は、表示データPDの最下位から複数ビットに基づいて、2つの階調電圧のそれぞれが駆動回路6に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整することができるように、構成される。デューティ比を調整することによって、出力される階調レベルが階調1と階調2の間で多段階で調整される。
一例として、表示データPDの最下位2ビットに基づいて、3階調の中間階調を出力することができる階調電圧供給回路2の構成例について説明する。図7は、実施形態3に係る階調電圧切替え回路4の構成例を表す回路図であり、図8は、階調電圧切替え回路4の動作例を表す真理値表である。また、図9〜12は、表示駆動装置10の動作例を表す波形図である。図9〜12はそれぞれ、横軸に時間を取り、縦軸には上から順に、切替信号φ1、φ2、φ3、入力切替信号φsw1とφsw2、及び、ソース線電位の波形が示される。図9は表示データの下位2ビット=00bの場合、図10は表示データの下位2ビット=01bの場合、図11は表示データの下位2ビット=10bの場合、図12は表示データの下位2ビット=11bの場合の波形である。
階調電圧切替え回路4の構成例を表す回路図を図7に示す。表示データPDの最下位2ビットに基づいて、3階調の中間階調を出力することができる。これと組み合わせられる階調電圧選択回路3は、表示データの最下位2ビットPD1とPD0を除く、例えば残りの6ビットPD7〜PD2に基づいて、階調1と階調2を選択して出力する。本実施形態3の階調電圧切替え回路4は、階調電圧選択回路3から出力される隣接する階調電圧である階調1と階調2が入力され、一方の階調電圧または両方の階調電圧の中間の3階調を、ソースアンプ6を介して端子7に出力する。切替信号φ1、φ2、φ3と表示データの最下位2ビットPD1とPD0が入力される。スイッチ11_0と11_11により、階調1と階調2のいずれか一方が選択されてソースアンプ6のVINP端子に入力される。スイッチ11_12と11_13は論理ゲート12_8及び17_1〜17_3と18_1〜18_2と19によって制御される。切替信号φ1、φ2、φ3にはそれぞれデューティ75%、50%、25%のクロックが入力される。切替信号φ1、φ2、φ3は実施形態1で述べた遷移期間を含んでいてもよい。図9〜12には遷移期間を含んだ波形が例示されている。
図8は、実施形態3に係る階調電圧切替え回路4の動作例を表す真理値表である。表示データの最下位2ビットPD1とPD0=00bのときには、入力切替信号φsw1が常にハイ(1b)、φsw2は常にロウ(0b)に固定されることにより、ソースアンプ6の入力VINPには階調1が供給される。図9は、このときの表示駆動装置10の動作例を表す波形図である。入力切替信号φsw1が時刻t1以降常にハイ(1b)、φsw2は常にロウ(0b)に固定されることにより、ソースアンプ6の入力VINPには階調1であるVy+1が供給される。ソース線電位は、その後、ソース線の時定数で律速される波形で徐々に上昇し、時刻t2にVy+1に達して安定する。中間階調ではなく、階調電圧生成回路5が生成する階調電圧の一つであるVy+1がそのまま出力される。
表示データの最下位2ビットPD1とPD0=01bのときには、入力切替信号φsw1に入力切替制御信号φ1が入力切替信号φsw2にその反転クロックが供給されることにより、デューティ75%の期間は階調1が残りの25%の期間は階調2が、ソースアンプ6の入力VINPに供給される。図10は、このときの表示駆動装置10の動作例を表す波形図である。時刻t1〜t2の遷移期間を経て、ソース電位は階調1であるVy+1に達する。(必ずしもVy+1に達するとは限らないが、一旦到達したものとして説明する。図11と図12も同様である。)その後、時刻t2からt3の期間は、VINPに階調2であるVyが供給されることにより、ソース線は、Vyに向かって下降する。下降速度はソース線の時定数で律速されるので、繰り返し周波数が十分高いとき、ソース線電位がVyに達する前に時刻t3に至り、ソースアンプ6への供給電圧が、階調1であるVy+1に戻る。そのため、ソース線電位は再びVy+1に向かって上昇し始める。以降、時刻t3〜t6、t7〜t10、t11〜t14、t15〜t18の上昇期間と、時刻t6〜t7、t10〜t11、t14〜t15の下降期間とを、75%:25%の比率で繰り返すことにより、中間電位(3Vy+1+V)/4に収束する。
表示データの最下位2ビットPD1とPD0=10bのときには、入力切替信号φsw1に入力切替制御信号φ1が入力切替信号φsw2にその反転クロックが供給されることにより、階調1と階調2がともにデューティ50%の期間ずつ、ソースアンプ6の入力VINPに供給される。図11は、このときの表示駆動装置10の動作例を表す波形図である。時刻t1〜t2の遷移期間を経て、ソース電位は階調1であるVy+1に達する。その後、時刻t2からt4の期間は、VINPに階調2であるVyが供給されることにより、ソース線は、Vyに向かって下降する。下降速度はソース線の時定数で律速されるので、繰り返し周波数が十分高いとき、ソース線電位がVyに達する前に時刻t4に至り、ソースアンプ6への供給電圧が、階調1であるVy+1に戻る。そのため、ソース線電位は再びVy+1に向かって上昇し始める。以降、時刻t4〜t6、t8〜t10、t12〜t14、t16〜t18の上昇期間と、時刻t6〜t8、t10〜t12、t14〜t16の下降期間とを、50%:50%の比率で繰り返すことにより、中間電位(2Vy+1+2V)/4=(Vy+1+V)/2に収束する。
表示データの最下位2ビットPD1とPD0=11bのときには、入力切替信号φsw1に入力切替制御信号φ1が入力切替信号φsw2にその反転クロックが供給されることにより、デューティ25%の期間は階調1が残りの75%の期間は階調2が、ソースアンプ6の入力VINPに供給される。図10は、このときの表示駆動装置10の動作例を表す波形図である。時刻t1〜t2の遷移期間を経て、ソース電位は階調1であるVy+1に達する。その後、時刻t2からt5の期間は、VINPに階調2であるVyが供給されることにより、ソース線は、Vyに向かって下降する。下降速度はソース線の時定数で律速されるので、繰り返し周波数が十分高いとき、ソース線電位がVyに達する前に時刻t5に至り、ソースアンプ6への供給電圧が、階調1であるVy+1に戻る。そのため、ソース線電位は再びVy+1に向かって上昇し始める。以降、時刻t5〜t6、t9〜t10、t13〜t14、t17〜t18の上昇期間と、時刻t6〜t9、t10〜t13、t14〜t17の下降期間とを、25%:75%の比率で繰り返すことにより、中間電位(Vy+1+3V)/4に収束する。
以上のように、簡略な回路で、表示データの下位2ビットに基づいて、階調電圧1レベルの他に中間階調3階調を生成することができ、同様に、生成する中間階調のレベルを多階調にすることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、階調電圧生成回路、階調電圧供給回路、階調電圧選択回路、階調電圧切替え回路などの機能ブロックの分割は、全体の機能を変更しない範囲で適宜変更することができる。また、論理回路における正論理と負論理の選択も、適宜変更することができる。
1 ソース線駆動回路
2 階調電圧供給回路
3 階調電圧選択回路
4 階調電圧切替え回路
5 階調電圧生成回路
6 ソースアンプ
7 ソース出力パッド
10 表示駆動装置(表示駆動IC)
11 スイッチ
12〜19 論理ゲート
20 表示パネル
21 ソース線
R21 ソース線の配線抵抗
C21 ソース線の配線容量
22 ゲート線
23 ゲート線駆動回路
24 画素容量
25 アクティブ素子(MOSトランジスタスイッチ)
30 表示装置

Claims (17)

  1. 複数のソース線と複数ラインのゲート線が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量が配置され、1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される、表示パネルに接続可能な、表示駆動装置であって、
    複数の階調電圧を生成する階調電圧生成回路と、前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路と、前記表示データに基づいて前記複数の階調電圧から電位レベルが互いに隣接する2つの階調電圧を選び、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給可能な階調電圧供給回路とを備える、表示駆動装置。
  2. 請求項1において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える、表示駆動装置。
  3. 請求項1において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される、表示駆動装置。
  4. 請求項1において、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する、表示駆動装置。
  5. 請求項4において、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える、表示駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項において、単一の半導体基板上に形成された、表示駆動装置。
  7. 複数のソース線と複数ラインのゲート線が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量が配置され、1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される、表示パネルと、前記表示パネルに接続される表示駆動ICを有する表示装置であって、
    前記表示駆動ICは、複数の階調電圧を生成する階調電圧生成回路と、前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路と、前記表示データに基づいて前記複数の階調電圧から電位レベルが互いに隣接する2つの階調電圧を選び、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給可能な階調電圧供給回路とを備える、表示装置。
  8. 請求項7において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える、表示装置。
  9. 請求項7において、前記階調電圧供給回路は、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される、表示装置。
  10. 請求項7において、前記表示駆動ICは、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する、表示装置。
  11. 請求項10において、前記表示駆動ICは、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える、表示装置。
  12. 複数のソース線と複数ラインのゲート線が互いに交差して配線され、交差する複数の箇所のそれぞれに画素容量が配置され、1ライン期間毎に1本のゲート線が順次駆動され、1フレーム期間内に前記複数ラインのゲート線が駆動され、駆動されたゲート線によって選択された複数の画素容量のそれぞれに前記複数のソース線から表示データに対応する電荷が転送される、表示パネルに接続可能な、表示駆動装置であって、
    前記複数のソース線のそれぞれのソース線を駆動する駆動回路を備え、2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給することにより、前記2つの階調電圧の中間の階調電圧を、前記ソース線に出力可能な、表示駆動装置。
  13. 請求項12において、前記表示データの最下位ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のうちの一方を前記駆動回路に対し1ライン期間内で一定に供給するか、前記2つの階調電圧を前記駆動回路に対し1ライン期間内に交互に繰り返し供給するかを切替える、表示駆動装置。
  14. 請求項12において、前記表示データの最下位複数ビットに基づいて、前記2つの階調電圧のそれぞれが前記駆動回路に対して供給される、繰り返し期間内のデューティ比を調整可能に構成される、表示駆動装置。
  15. 請求項12において、前記表示データが変化した後、所定の遷移期間を待って前記交互繰り返しを開始する、表示駆動装置。
  16. 請求項15において、前記遷移期間を規定するレジスタをさらに備える、表示駆動装置。
  17. 請求項12から請求項16のうちのいずれか1項において、単一の半導体基板上に形成された、表示駆動装置。
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