JP2006018087A - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006018087A JP2006018087A JP2004196780A JP2004196780A JP2006018087A JP 2006018087 A JP2006018087 A JP 2006018087A JP 2004196780 A JP2004196780 A JP 2004196780A JP 2004196780 A JP2004196780 A JP 2004196780A JP 2006018087 A JP2006018087 A JP 2006018087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- gradation
- node
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】 中間レベルの階調電圧への電圧切換を高速に行うことが可能な階調電圧供給回路を備えた画像表示装置を提供する。
【解決手段】 この液晶表示装置の階調電圧供給回路13は、電源電圧を分圧して64の階調電圧V1〜V64を生成するラダー抵抗回路20と、ラダー抵抗回路20の中間ノードNMと接地電圧GNDのノードとの間に接続された容量素子22と、電源電圧の極性を切換えるためのスイッチ23,24とを含む。したがって、中間レベルの階調電圧への切換時には、容量素子22から電流が供給されるので、電圧切換を高速に行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 この液晶表示装置の階調電圧供給回路13は、電源電圧を分圧して64の階調電圧V1〜V64を生成するラダー抵抗回路20と、ラダー抵抗回路20の中間ノードNMと接地電圧GNDのノードとの間に接続された容量素子22と、電源電圧の極性を切換えるためのスイッチ23,24とを含む。したがって、中間レベルの階調電圧への切換時には、容量素子22から電流が供給されるので、電圧切換を高速に行うことができる。
【選択図】 図2
Description
この発明は画像表示装置に関し、特に、階調電圧供給回路を備えた画像表示装置に関する。
図5は、従来の液晶表示装置の要部を示す回路ブロック図である。図5において、この液晶表示装置は、階調電圧供給回路50、デコード単位回路51および出力バッファ単位回路52を備える。階調電圧供給回路50は、ラダー抵抗回路で構成され、低電圧VDLのノードと高電圧VDHのノードとの間に直列接続された65個の抵抗素子51.1〜51.65を含む。抵抗素子51.1〜51.65は、それぞれ所定の抵抗値R1〜R65を有する。65個の抵抗素子51.1〜51.65の間の64個のノードから26=64の階調電圧V1〜V64が出力される。
デコード単位回路51は、6ビットの画素表示データ信号D0〜D5に従って64の階調電圧V1〜V64のうちのいずれかの階調電圧を選択し、選択した階調電圧を出力バッファ単位回路52に与える。出力バッファ単位回路52は、高入力インピーダンスを有するインピーダンス変換回路であり、対応のデータ線DLをデコード単位回路51から与えられた階調電圧にする。出力バッファ単位回路52の入力ノードには、寄生容量が存在する。図5では、寄生容量は、出力バッファ単位回路52の入力ノードと接地電圧GNDのノードとの間に接続された容量素子53で示されている。このような液晶表示装置は、たとえば特許文献1に開示されている。
特開2002−32053号公報
今、出力バッファ単位回路52の入力ノードの電圧が最低レベルの階調電圧V1になっており、これを中間レベルの階調電圧V32に切換える場合を想定すると、高電圧VDHのノードから抵抗素子51.65〜51.33およびデコード単位回路51を介して出力バッファ単位回路52の入力ノードに充電電流が流れる。この充電電流はデコード単位回路51内の6つのトランジスタを流れるものとし、6つのトランジスタのオン抵抗値をそれぞれRQ1〜RQ6とすると、充電の時定数τは次式(1)で表される。
τ=[(R65+R64+…+R33)+(RQ1+…+RQ6)]・Cs …(1)
(1)式において、デコード単位回路51の抵抗値(RQ1+…+RQ6)はいずれの階調電圧に対しても同じであるが、階調電圧供給回路50の抵抗値は階調電圧レベルによって異なり、階調電圧がV32の場合に最大になり、時定数τが最大になる。
τ=[(R65+R64+…+R33)+(RQ1+…+RQ6)]・Cs …(1)
(1)式において、デコード単位回路51の抵抗値(RQ1+…+RQ6)はいずれの階調電圧に対しても同じであるが、階調電圧供給回路50の抵抗値は階調電圧レベルによって異なり、階調電圧がV32の場合に最大になり、時定数τが最大になる。
たとえば、任意の行において全列に最低レベルの階調電圧V1を書き込んだ後、次の行に中間レベルの階調電圧V32を書き込む場合、デコード単位回路51を介して出力バッファ単位回路52の入力ノードをV1からV32に充電することになる。このときの充電の時定数τは、上述の通り最大になる。この場合、デコード単位回路51の抵抗値は全デコード単位回路51が並列接続されるので、その値は階調電圧供給回路50の抵抗値に比べて相対的に小さくなる。
画素への書込許容時間は一定であるので、充電の時定数τが大きいと、出力バッファ単位回路52による画素への書込時間が相当分短くなり、書込が十分に行われなくなり、所定の輝度での表示が行われなくなる等の問題が発生する。また、この問題は最高レベルの階調電圧V64を中間レベルV33に放電する場合も同様に生じる。以上の問題の対策として、階調電圧供給回路50の抵抗値を低くする方法も考えられるが、当該回路での消費電力が増大する。
このように、従来の階調電圧供給回路では、中間レベルの階調電圧を出力するノードの出力インピーダンスが高く、中間レベルの階調電圧に切換えるときの速度が遅かった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、中間レベルの階調電圧への電圧切換を高速に行うことが可能な階調電圧供給回路を備えた画像表示装置を提供することである。
この発明に係る画像表示装置は、複数行複数列に配置され、各々が階調電圧に応じた画素を表示する複数の画素表示回路を含む画素マトリクスと、互いに異なる複数の階調電圧を出力する階調電圧供給回路と、画素表示データ信号に従って、各画素表示回路毎に複数の階調電圧のうちのいずれかの階調電圧を選択し、選択した階調電圧をその画素表示回路に与えるデコード回路とを備えたものである。ここで、階調電圧供給回路は、第1および第2の電源電圧の差の電圧を分圧して複数の階調電圧を生成するラダー抵抗回路と、その一方電極がラダー抵抗回路のうちの第1および第2の電源電圧の差の電圧の略2分の1の電圧のノードに接続され、その他方電極が所定の電圧を受ける容量素子を含む。
この発明に係る画像表示装置では、階調電圧供給回路は、第1および第2の電源電圧の差の電圧を分圧して複数の階調電圧を生成するラダー抵抗回路と、その一方電極がラダー抵抗回路のうちの第1および第2の電源電圧の差の電圧の略2分の1の電圧のノードに接続され、その他方電極が所定の電圧を受ける容量素子を含む。したがって、中間レベルの階調電圧への切換時には、容量素子から電流が供給されるので、電圧切換を高速に行うことができる。
図1は、この発明の一実施の形態による表示装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1においては、表示装置として、画素素子として液晶素子が利用される液晶表示装置の構成が一例として示される。
図1において、この液晶表示装置は、複数行複数列に配列される複数の画素表示回路1を含む画素マトリクス5と、この画素マトリクス5の各行に対応して設けられるゲート線GL(GL1,…)を駆動するゲート線駆動回路6と、画素マトリクス5の各列に対応して設けられるデータ線DL(DL1,DL2…)に画素表示信号を伝達するデータ線駆動回路7とを含む。
画素マトリクス5においては、画素列それぞれに対応してデータ線DLが配置され、また画素行それぞれに対応してゲート線GLが配置されるが、図1においては、代表的に、データ線DL1,DL2とゲート線GL1を示す。また、以下の説明においては、ゲート線GL1が延在する方向を行方向と称し、データ線DL1,DL2が延在する方向を列方向と称する。また、ゲート線を総称的に示す場合には、符号GLを用い、またデータ線を総称的に示す場合には、符号DLを用いる。
画素表示回路1は、対応のデータ線DLと内部の画素ノードNX1との間に設けられて、対応のゲート線GL上の信号電圧に応答して導通する画素選択スイッチ2と、画素ノードNX1と共通電極ノードNX2の間に互いに並列に設けられる容量素子3および液晶表示素子4とを含む。
画素ノードNX1と共通電極ノードNX2の間の電圧差に応じて、液晶表示素子4内の液晶の配向性が変化し、応じて、液晶表示素子4の表示輝度が変化する。データ線DLを介して表示信号を転送し、画素選択スイッチ2を介して画素ノードNX1へ表示信号を伝達する。これにより、画素表示回路1の輝度を制御することができる。画素選択スイッチ2は、典型的には、N型ポリシリコンTFTで構成される。また、容量素子3は、書き込まれた表示信号を保持して、液晶表示素子4の表示状態(輝度)を保持する。
ゲート線駆動回路6は、所定の走査周期に基づいて、ゲート線GL1,…を順次選択状態へ駆動する。ゲート線GLが選択されている期間中、データ線DLが対応の画素表示回路1の画素ノードNX1と接続され、データ線駆動回路7によりデータ線DL上に出力された表示信号(階調電圧)が、選択されたゲート線GLに接続される画素表示回路1に書込まれて、容量素子3により保持される。
データ線駆動回路7は、Nビットのデジタル信号の画素表示データ信号SIGにより、段階的に設定される表示信号をデータ線DLへ出力する。図1においては、一例として、外部から与えられる画素表示データ信号SIGが、6ビットD0〜D5で構成される場合を示す。表示装置における表示の仕様としては、フルカラー表示で、26万色の表示が一般的である。この場合、赤(R)、緑(G)および青(B)の三原色それぞれに対し、64段階の階調表示を行うことが必要とされ、したがって、6ビットの画素データが各原色について必要とされる。したがって、6ビットD0〜D5で構成される画素表示データ信号SIGが、R、G、およびBそれぞれについて伝達され、画素表示データ信号(デジタル信号)SIGを伝達する信号線としては、18本の信号線が必要とされる。
データ線駆動回路7は、図示しないシフトクロック信号に従ってデータ線選択信号SH1,SH2…を生成するシフトレジスタ10と、シフトレジスタ10からのデータ線選択信号SH(SH1,SH2…)に従って入力画素表示データ信号SIGを取込み、ラッチするデータラッチ回路11と、データラッチ回路11のラッチ信号を、ラッチ指示信号LTに従ってラッチするデータラッチ回路12と、階調電圧V1〜V64を供給する階調電圧供給回路13と、データラッチ回路12からの画素データ信号に従って各画素について階調電圧を選択するデコード回路14と、このデコード回路14の出力電圧に従ってデータ線DLを駆動する出力バッファ回路15を含む。
入力画素表示データ信号SIGは、データ線DLそれぞれに伝達される表示信号に対応する画素データとして、各画素単位(データ線単位)で所定の周期でシリアルに入力される。シフトレジスタ10は、この画素表示データ信号SIGが与えられる周期に同期して、データ線選択信号SH(SH1,SH2…)を順次選択状態へ切換える。
データラッチ回路11は、シフトレジスタ10からのデータ線選択信号に従って、入力画素表示データ信号SIGを取込み、ラッチする。データラッチ回路12は、データラッチ回路11において1行の画素表示回路1に対する画素表示データ信号のラッチが完了すると、ラッチ指示信号LTに従って、データラッチ回路11のラッチ信号をそれぞれラッチする。
階調電圧供給回路13は、高電圧VDHおよび低電圧VDLの差の電圧を抵抗分割して64段階の階調電圧V1〜V64を生成する。デコード回路14は、データラッチ回路12にラッチされた各データ線DL毎の6ビットの信号をデコードし、そのデコード結果に基づいて階調電圧供給回路13からの階調電圧V1〜V64のうち対応の階調電圧を選択する。
デコード回路14により各データ線DLに対する表示信号が生成され、次いで、出力バッファ回路15を介して対応のデータ線DLへ伝達される。出力バッファ回路15からデータ線DLへ表示信号が伝達される方式としては、1行の表示電圧が並列に出力される線順次駆動方式が用いられてもよく、また各データ線毎に順次表示信号が伝達される点順次方式が用いられてもよい。出力バッファ回路15は、アナログ回路であり、デコード回路70からの階調電圧を受けて、それぞれデータ線DLを駆動し、選択画素に対する表示信号(階調電圧)を書込む。
なお、図1に示す表示装置の構成において、階調電圧供給回路13およびデコード回路14が、データラッチ回路12の出力信号に対してデジタル/アナログ変換を行なうデジタル/アナログ変換回路で構成されてもよい。また、ゲート線駆動回路6およびデータ線駆動回路7は、表示パネル(液晶マトリクス)の外部装置として(別チップとして)設けられてもよい。
図2は、階調電圧供給回路13の構成を示す回路図である。図2において、この階調電圧供給回路13は、ラダー抵抗回路20、容量素子22、およびスイッチ23,24を備える。ラダー抵抗回路20は、スイッチ24の共通端子24cとスイッチ23の共通端子23cとの間に直列接続された66個の抵抗素子21.1〜21.n−1,21.na,21.nb,21.n+1〜21.65(ただし、nは1よりも大きく65よりも小さな所定の整数である)を含む。抵抗素子21.1〜21.n−1,21.na,21.nb,21.n+1〜21.65は、それぞれ所定の抵抗値R1〜Rn−1,rna,rnb,Rn+1〜R65を有する。rna+rnb=Rnである。また、R1+…+Rn−1+rna=rnb+Rn+1+…+R65である。
容量素子22の一方電極は抵抗素子21.na,21.nbの間の中間ノードNMに接続され、容量素子22の他方電極は接地電圧GNDのノードに接続される。スイッチ23の切換端子23a,23bはそれぞれ高電圧VDHおよび低電圧VDLを受ける。スイッチ24の切換端子24a,24bはそれぞれ低電圧VDLおよび高電圧VDHを受ける。
液晶表示装置では、いわゆる液晶表示素子4の焼きつきを防止するために極性反転動作が行われる。極性反転は、スイッチ23,24を1行毎あるいは1フレーム毎に切換えることにより行われる。
正極性の期間では、スイッチ23の端子23a,23c間が導通するとともにスイッチ24の端子24a,24c間が導通し、抵抗素子21.1と21.2の間のノードの電圧が最低レベルの階調電圧V1となり、抵抗素子21.nbと21.n+1の間のノードの電圧が階調電圧Vnとなり、抵抗素子21.64と21.65の間のノードの電圧が最高レベルの階調電圧V64となる。
負極性の期間では、スイッチ23の端子23b,23c間が導通するとともにスイッチ24の端子24b,24c間が導通し、抵抗素子21.1と21.2の間のノードの電圧が最高レベルの階調電圧V64となり、抵抗素子21.nbと21.n+1の間のノードの電圧が階調電圧Vm(ただし、m=64−nである)となり、抵抗素子21.64と21.65の間のノードの電圧が最低レベルの階調電圧V1となる。抵抗素子21.naと21.nbの間の中間ノードNMの電圧VMは、正極性および負極性のいずれの期間においても一定の電圧(VDH−VDL)/2になる。
図3は、階調と階調電圧の関係を示す図である。通常、階調電圧にはガンマ補正が施されるので、階調と階調電圧の関係は直線にならない。正極性の場合は右上りの曲線になり、負極性の場合は右下がりの曲線になる。2つの曲線の交点Aの電圧は、中間ノードNMの電圧VM=(VDH−VDL)/2になる。
実際には正極性電圧と負極性電圧との間にオフセット電圧が存在するが、図3では説明を簡単にするためにオフセット電圧が存在しないと仮定している。なお、実際にはオフセット電圧の補正が行われる。オフセット電圧がある場合は階調電圧はオフセット電圧分だけずれるが、中間ノードNMの電圧VMはオフセット電圧の有無に関係なく一定である。
図4は、デコード回路14および出力バッファ回路15に含まれるデコード単位回路25および出力バッファ単位回路26の構成を示す回路図である。図4において、デコード単位回路25および出力バッファ単位回路26は、各データ線6に対応して設けられている。デコード単位回路25は、それぞれ64の階調電圧V1〜V64に対応して設けられた64組のN型トランジスタ30〜35を含む。
階調電圧V1に対応するN型トランジスタ30〜35は、階調電圧V1を受ける入力ノードN1と出力ノードN65との間に直列接続され、それらのゲートはそれぞれデータラッチ回路12からのデータ信号/D0〜/D5を受ける。ノードN65は出力バッファ単位回路26の入力ノードに接続されている。データ信号D5〜D0が000000の場合にN型トランジスタ30〜35が導通し、出力バッファ単位回路26の入力ノードに階調電圧V1が与えられる。
階調電圧V2に対応するN型トランジスタ30〜35は、階調電圧V2を受ける入力ノードN2と出力ノードN65の間に直列接続され、それらのゲートはそれぞれデータラッチ回路12からのデータ信号D0,/D1〜/D5を受ける。画素表示データ信号D5〜D0が000001の場合にN型トランジスタ30〜35が導通し、出力バッファ単位回路26の入力ノードに階調電圧V2が与えられる。
以下、同様にして、画素表示データ信号D5〜D0が000000,000001,…,111111の場合に、それぞれ階調電圧V1〜V64が出力バッファ単位回路26の入力ノードに与えられる。
出力バッファ単位回路26は、高入力インピーダンスを有するインピーダンス変換回路であり、対応のデータ線DLをデコード単位回路25から与えられた階調電圧にする。出力バッファ単位回路26の入力ノードには、寄生容量が存在する。図4では、寄生容量は、出力バッファ単位回路26の入力ノードと接地電圧GNDのノードとの間に接続された容量素子27で示されている。
次に、この液晶表示装置における階調電圧の出力動作について説明する。たとえば正極性の期間において最低レベルの階調電圧V1が選択され、ノードN1とN65の間のN型トランジスタ30〜35がオンし、データ線DLが階調電圧V1にされているものとする。次いで、略中間レベルの階調電圧Vnが選択されると、ノードN1とN65の間のN型トランジスタ30〜35がオフするとともにノードNnとN65の間のN型トランジスタ30〜35がオンする。
このとき、容量素子22によって中間ノードNMの出力インピーダンスが低減され、抵抗素子21.65〜21.n+1ではなく容量素子22から抵抗素子21.nbおよびN型トランジスタ30〜35を介して出力バッファ単位回路26の入力ノード26に低インピーダンスで過渡的に充電電流が供給されるので、出力バッファ単位回路26の入力ノード26の寄生容量(容量素子27)は高速にVnに充電される。すなわち、容量素子22は、過渡的に電源のように働く。放電された容量素子22は、比較的長い画素書込動作の間に、高電圧VDHのノードから抵抗素子21.65〜21.n+1,21.nbまたは21.1〜21.n−1,21.naを介して中間ノードNMに流れる電流によって再充電される。
以上の対策により、中間レベルの階調電圧の充放電速度は改善される。この結果、V64と中間電圧VMの中間の階調電圧V48の充電速度と、V1と中間電圧VMの中間の階調電圧V16の充電速度が最も遅くなる。しかし、V64のノードとV48のノードとの間の抵抗値はV64のノードと中間ノードNMとの間の抵抗値の略2分の1であり、V1のノードとV16のノードとの間の抵抗値はV1のノードと中間ノードNMとの間の抵抗値の略2分の1であるから、消費電力を同じにすると、充放電速度は2倍改善されたことになる。あるいは、速度を同じにすると、消費電力が2分の1に改善されたことになる。
なお、この実施の形態では、容量素子22の他方電極を接地電圧GNDのノードに接続したが、これに限るものではなく、容量素子22の他方電極は一定の電圧であればどのような電圧のノードに接続しても良い。たとえば高電圧VDHのノードに接続しても良いし、低電圧VDLのノードに接続しても良いし、高電圧VDHおよび低電圧VDLのうちのいずれの電圧とも異なる電圧のノードに接続しても良い。容量素子22の他方電極を高電圧VDHまたは低電圧VDLのノードに接続する場合は、他の電圧を導入するための配線を別途設ける必要が無く、配線の占有面積の増加を防止することができる。また、容量素子22の他方電極の近傍に高電圧VDHおよび低電圧VDLのうちのいずれの電圧とも異なる電圧の配線が配置されている場合は、その電圧を容量素子22の他方電極に与えることにより、配線の占有面積の増加を最小限に抑えることができる。
また、この実施の形態では、中間ノードNMと階調電圧のノードとが異なる場合について説明したが、たとえば、中間電圧VMと階調電圧Vnが等しい場合は、容量素子22は階調電圧Vnのノードと接地電圧GNDのノードとの間に接続される。
また、中間ノードNMと接地電圧GNDのノードとの間に容量素子22を接続したが、中間電圧VMに略等しい階調電圧(たとえばVn)のノードと接地電圧GNDのノードとの間に容量素子22を接続してもほぼ同じ効果が得られる。ただし、中間電圧VMからずれた電圧分だけ極性を切換えるたびに容量素子22に充電電流または放電電流が流れるので、そのための時間、電力が必要になる。
また、抵抗素子のみで電源電圧を分圧する階調電圧供給回路に本願発明が適用された場合について説明したが、抵抗素子と容量素子の組合わせによって電源電圧を分圧する階調電圧供給回路における抵抗部分にも本願発明が適用可能であることはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画素表示回路、2 画素選択スイッチ、30〜35 N型トランジスタ、3,22,27,53 容量素子、4 液晶表示素子、5 画素マトリクス、6 ゲート線駆動回路、7 データ線駆動回路、10 シフトレジスタ、11,12 データラッチ回路、13,50 階調電圧供給回路、14 デコード回路、15 出力バッファ回路、20 ラダー抵抗回路、21,51 抵抗素子、23,24 スイッチ、25,51 デコード単位回路、26,52 出力バッファ単位回路。
Claims (4)
- 画像表示装置であって、
複数行複数列に配置され、各々が階調電圧に応じた画素を表示する複数の画素表示回路を含む画素マトリクス、
互いに異なる複数の階調電圧を出力する階調電圧供給回路、および
画素表示データ信号に従って、各画素表示回路毎に前記複数の階調電圧のうちのいずれかの階調電圧を選択し、選択した階調電圧をその画素表示回路に与えるデコード回路を備え、
前記階調電圧供給回路は、
第1および第2の電源電圧の差の電圧を分圧して前記複数の階調電圧を生成するラダー抵抗回路、および
その一方電極が前記ラダー抵抗回路のうちの前記第1および第2の電源電圧の差の電圧の略2分の1の電圧のノードに接続され、その他方電極が所定の電圧を受ける容量素子を含む、画像表示装置。 - 前記所定の電圧は、前記第1および第2の電源電圧のうちのいずれか一方の電圧である、請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記所定の電圧は、前記第1および第2の電源電圧のうちのいずれの電圧とも異なる第3の電圧である、請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記画素表示回路は液晶表示素子を含み、
前記ラダー抵抗回路は、第1および第2の電源ノード間に直列接続された複数の抵抗素子を含み、
前記階調電圧供給回路は、さらに、第1の期間は前記第1および第2の電源電圧をそれぞれ前記第1および第2の電源ノードに与え、第2の期間は前記第1および第2の電源電圧をそれぞれ前記第2および第1の電源ノードに与える切換回路を含み、
前記容量素子の一方電極は、前記複数の抵抗素子の間の複数のノードのうちの前記第1および第2の期間において電圧が変化しないノードに接続されている、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196780A JP2006018087A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196780A JP2006018087A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006018087A true JP2006018087A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35792415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004196780A Withdrawn JP2006018087A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006018087A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9202429B2 (en) | 2014-01-20 | 2015-12-01 | Samsung Display Co., Ltd. | Three-dimensional image display device and driving method thereof |
WO2016080052A1 (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-26 | ソニー株式会社 | データドライバ、表示装置、及び、電子機器 |
-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004196780A patent/JP2006018087A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9202429B2 (en) | 2014-01-20 | 2015-12-01 | Samsung Display Co., Ltd. | Three-dimensional image display device and driving method thereof |
WO2016080052A1 (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-26 | ソニー株式会社 | データドライバ、表示装置、及び、電子機器 |
US10978004B2 (en) | 2014-11-18 | 2021-04-13 | Sony Corporation | Data driver, display device, and electronic apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE39366E1 (en) | Liquid crystal driver and liquid crystal display device using the same | |
US8089438B2 (en) | Data line driver circuit for display panel and method of testing the same | |
US7460098B2 (en) | Liquid crystal display device having a gray-scale voltage producing circuit | |
US7304628B2 (en) | Display device, driver circuit therefor, and method of driving same | |
KR101032945B1 (ko) | 시프트 레지스터 및 이를 포함하는 표시 장치 | |
JP4786996B2 (ja) | 表示装置 | |
US9384712B2 (en) | Liquid crystal display device, method of driving liquid crystal display device, and electronic apparatus | |
US6975298B2 (en) | Active matrix display device and driving method of the same | |
JP3671973B2 (ja) | 表示ドライバ、表示装置及び駆動方法 | |
JP4523487B2 (ja) | 液晶表示装置およびその駆動方法 | |
US6567066B1 (en) | Driving circuit of display device | |
US8115755B2 (en) | Reducing power consumption associated with high bias currents in systems that drive or otherwise control displays | |
JP2004199066A (ja) | 表示装置の駆動装置 | |
JPH11507446A (ja) | ピクセル反転動作を伴うlcdドライバic | |
JP2010033038A (ja) | 表示パネル駆動方法及び表示装置 | |
US20100109990A1 (en) | Liquid crystal display device | |
US20070097063A1 (en) | D/A converter circuit, display unit with the D/A converter circuit, and mobile terminal having the display unit | |
JP2006343563A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR100675398B1 (ko) | 구동회로 일체형 액정표시장치 | |
US20060164368A1 (en) | Display apparatus with reduced power consumption in charging/discharging of data line | |
US7675499B2 (en) | Display device | |
JP2001337657A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20070001475A (ko) | 저전력 액정 표시 장치 | |
JP2006018087A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2009134055A (ja) | 表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |