JPH06242306A - 放物面セグメントミラー - Google Patents
放物面セグメントミラーInfo
- Publication number
- JPH06242306A JPH06242306A JP2914693A JP2914693A JPH06242306A JP H06242306 A JPH06242306 A JP H06242306A JP 2914693 A JP2914693 A JP 2914693A JP 2914693 A JP2914693 A JP 2914693A JP H06242306 A JPH06242306 A JP H06242306A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parabolic
- mirror
- segment
- segment mirror
- molding
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- Pending
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が簡便で高精度なセグメントミラーを提
供する。 【構成】 図1に示すように1はガラス繊維強化樹脂
(FRP)を圧縮成形した放物面状の構造体で、この構
造体1の内側に中心から円周方向にセグメントミラー2
a、以降同心円状に形状の異なった2eまでの5種類の
セグメントミラーが接着されている。
供する。 【構成】 図1に示すように1はガラス繊維強化樹脂
(FRP)を圧縮成形した放物面状の構造体で、この構
造体1の内側に中心から円周方向にセグメントミラー2
a、以降同心円状に形状の異なった2eまでの5種類の
セグメントミラーが接着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光線を一点に集光させ
る放物面状のセグメントミラーに関する。
る放物面状のセグメントミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光あるいは平行光線を放物面鏡に反
射させ、その焦点に集光させることにより高温を発生さ
せる放物面鏡は、ガラスを放物面状に精密研磨し、表面
にアルミニウムを真空蒸着させ、その上にアルミニウム
の劣化を防止して反射率を保持するためにSiO2など
をコーティングしている。
射させ、その焦点に集光させることにより高温を発生さ
せる放物面鏡は、ガラスを放物面状に精密研磨し、表面
にアルミニウムを真空蒸着させ、その上にアルミニウム
の劣化を防止して反射率を保持するためにSiO2など
をコーティングしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の放
物面鏡は製作に多大の工数を要し、そのためにコストが
高くかつ納期も長くなる。一方、コストを低下させるた
めにガラスの研磨工程を省略し軟化成形だけで済ます
と、放物面精度が悪く集光効率が低下する。又、ガラス
を用いているために重量が大きく支持構造物及び基礎工
事の負担が増し、取り扱いも容易では無い。
物面鏡は製作に多大の工数を要し、そのためにコストが
高くかつ納期も長くなる。一方、コストを低下させるた
めにガラスの研磨工程を省略し軟化成形だけで済ます
と、放物面精度が悪く集光効率が低下する。又、ガラス
を用いているために重量が大きく支持構造物及び基礎工
事の負担が増し、取り扱いも容易では無い。
【0004】本発明の目的は、製作が簡便で高精度なセ
グメントミラーを提供することにある。
グメントミラーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ガラス繊維
強化樹脂を放物面状に成形した構造体と、該構造体の上
面に接着したアルミニウムからなる予め鏡面加工を施し
た反射板とを有することにより達成される。
強化樹脂を放物面状に成形した構造体と、該構造体の上
面に接着したアルミニウムからなる予め鏡面加工を施し
た反射板とを有することにより達成される。
【0006】上記目的は、軽金属又は樹脂を二次曲面研
磨装置により放物面状に加工した構造体と、該構造体に
接着したアルミニウムからなる予め鏡面加工を施した多
角形カリボル状の反射板とを有することにより達成され
る。
磨装置により放物面状に加工した構造体と、該構造体に
接着したアルミニウムからなる予め鏡面加工を施した多
角形カリボル状の反射板とを有することにより達成され
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、放物面状の構造体を放物面
状に加工された金型により圧縮成形し、若しくは軽金属
又は樹脂を二次曲面研磨装置により放物面状に加工し、
この構造体に予め鏡面加工を施した反射板を接着するこ
とにより、精密研磨や表面のアルミニウム真空蒸着工程
を必要としないので、製作が簡便で高精度なセグメント
ミラーが得られる。
状に加工された金型により圧縮成形し、若しくは軽金属
又は樹脂を二次曲面研磨装置により放物面状に加工し、
この構造体に予め鏡面加工を施した反射板を接着するこ
とにより、精密研磨や表面のアルミニウム真空蒸着工程
を必要としないので、製作が簡便で高精度なセグメント
ミラーが得られる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の放物面セグメン
トミラーを光軸正面から見た正面図である。本図に示す
ように1はガラス繊維強化樹脂、(以降FRPと記述す
る)を圧縮成形した放物面状の構造体で、この構造体1
の内側に中心から円周方向にセグメントミラー2a、以
降同心円状に形状の異なった2eまでのの5種類のセグ
メントミラーが接着されている。
トミラーを光軸正面から見た正面図である。本図に示す
ように1はガラス繊維強化樹脂、(以降FRPと記述す
る)を圧縮成形した放物面状の構造体で、この構造体1
の内側に中心から円周方向にセグメントミラー2a、以
降同心円状に形状の異なった2eまでのの5種類のセグ
メントミラーが接着されている。
【0010】放物面鏡は大型になると、反射面を一体で
成形することが困難になるため、本発明では多数の小さ
なセグメントミラー2a〜2eを組み合わせて構成し
た。それぞれのセグメントミラー2a〜2eの大きさは
成形作業のやり易いように適宜選択する。
成形することが困難になるため、本発明では多数の小さ
なセグメントミラー2a〜2eを組み合わせて構成し
た。それぞれのセグメントミラー2a〜2eの大きさは
成形作業のやり易いように適宜選択する。
【0011】次に本実施例の製法を説明する。
【0012】最初に構造体を圧縮成形するプレスの説明
をする。
をする。
【0013】図2は本実施例の構造体を圧縮成形するプ
レスの説明図である。
レスの説明図である。
【0014】本図に示すように3は金型の上型、4は金
型の下型でその表面がそれぞれ放物面状に加工され、特
に金型の上型3は放物面鏡の精度を支配するので精密に
仕上げ加工が施されている。5は金型の上型3を圧下す
るプレスラム、6は金型の下型4を支持するプレスベッ
ド、7は構造体の素材となるFRPである。
型の下型でその表面がそれぞれ放物面状に加工され、特
に金型の上型3は放物面鏡の精度を支配するので精密に
仕上げ加工が施されている。5は金型の上型3を圧下す
るプレスラム、6は金型の下型4を支持するプレスベッ
ド、7は構造体の素材となるFRPである。
【0015】次に構造体の圧縮成形を説明する。
【0016】150℃前後に加熱された金型の上型3
と、金型の下型4の間にシート状のFRP(SMC:S
heet Mould Compound)7を挾みプレスラム5を圧下
して圧縮成形する。
と、金型の下型4の間にシート状のFRP(SMC:S
heet Mould Compound)7を挾みプレスラム5を圧下
して圧縮成形する。
【0017】図3は本実施例のFRPの圧縮成形後の状
態を説明する説明図である。
態を説明する説明図である。
【0018】本図に示すようにFRP8が放物面状に圧
縮成形されている。
縮成形されている。
【0019】次に反射面の形成を説明する。
【0020】図4は本実施例のセグメントミラーの一部
の斜視図である。
の斜視図である。
【0021】図5は図4の図4のA−A断面図である。
【0022】圧縮成形されたFRP8をプレスより取外
しその表面に接着剤を塗布あるいは両面テープ10を接
着し、その上に鏡面仕上げされたアルミニウム反射板9
をゴムローラーあるいはプレス等を用いて圧着させる。
圧着により、FRP8の表面の放物面形状が、正確にア
ルミニウム反射板9へ転写され、所望の放物面形状のセ
グメントミラーが得られる。
しその表面に接着剤を塗布あるいは両面テープ10を接
着し、その上に鏡面仕上げされたアルミニウム反射板9
をゴムローラーあるいはプレス等を用いて圧着させる。
圧着により、FRP8の表面の放物面形状が、正確にア
ルミニウム反射板9へ転写され、所望の放物面形状のセ
グメントミラーが得られる。
【0023】構造体の素材に軽金属又は樹脂を用い、図
示せざる二次曲面研磨装置により放物面状に加工しても
上記と同等の効果が得られる。
示せざる二次曲面研磨装置により放物面状に加工しても
上記と同等の効果が得られる。
【0024】図6は他の実施例のセグメントミラーの一
部斜視図である。
部斜視図である。
【0025】本図に示すように上記の鏡面仕上げされた
アルミニウム反射板9の代わりにリボン状のアルミニウ
ム反射板11を用いても同等の効果が得られる。
アルミニウム反射板9の代わりにリボン状のアルミニウ
ム反射板11を用いても同等の効果が得られる。
【0026】図7は他の実施例のセグメントミラーの斜
視図である。
視図である。
【0027】本図に示すように構造体の凸面12に対
し、多角形カリボル状の反射板13を接着した例であ
る。
し、多角形カリボル状の反射板13を接着した例であ
る。
【0028】図8は他の実施例のセグメントミラーの斜
視図である。
視図である。
【0029】本図に示すように構造体の凹面14に対
し、多角形カリボル状の反射板13を接着した例であ
る。
し、多角形カリボル状の反射板13を接着した例であ
る。
【0030】以上述べたように本実施例によれば、従来
のガラス製ミラーに比較して下記のような効果が有る。
のガラス製ミラーに比較して下記のような効果が有る。
【0031】1)低コストで短納期で製作できる。
【0032】2)表面の反射率が劣化したらアルミニウ
ム反射板を容易に交換することができる。
ム反射板を容易に交換することができる。
【0033】3)軽量になる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、放物面状の構造体を圧
縮成形し、この構造体に鏡面加工したアルミニウム反射
板を接着することにより、製作が簡便で高精度なセグメ
ントミラーが得られる。
縮成形し、この構造体に鏡面加工したアルミニウム反射
板を接着することにより、製作が簡便で高精度なセグメ
ントミラーが得られる。
【図1】本発明の実施例の放物面セグメントミラーを光
軸正面から見た正面図である。
軸正面から見た正面図である。
【図2】本発明の実施例の構造体を圧縮成形するプレス
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本発明の実施例のFRPの圧縮成形後の状態を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図4】本発明の実施例のセグメントミラーの一部の斜
視図である。
視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明の他の実施例のセグメントミラーの一部
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例のセグメントミラーの斜視
図である。
図である。
【図8】本発明の他の実施例のセグメントミラーの斜視
図である。
図である。
1 構造体 2a セグメントミラー 2b セグメントミラー 2c セグメントミラー 2d セグメントミラー 2e セグメントミラー 3 金型の上型 4 金型の下型 5 プレスラム 6 プレスベッド 7 素材のFRP 8 圧縮成形されたFRP 9 アルミニウム反射板 10 両面テープ 11 リボン状のアルミニウム反射板 12 構造体の凸面 13 多角形カリボル状の反射板 14 構造体の凹面
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス繊維強化樹脂を放物面状に成形し
た構造体と、該構造体の上面に接着したアルミニウムか
らなる予め鏡面加工を施した反射板とを有することを特
徴とする放物面セグメントミラー。 - 【請求項2】 軽金属又は樹脂を二次曲面研磨装置によ
り放物面状に加工した構造体と、該構造体に接着したア
ルミニウムからなる予め鏡面加工を施した多角形カリボ
ル状の反射板とを有することを特徴とする放物面セグメ
ントミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2914693A JPH06242306A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 放物面セグメントミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2914693A JPH06242306A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 放物面セグメントミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06242306A true JPH06242306A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12268129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2914693A Pending JPH06242306A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 放物面セグメントミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06242306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102305384A (zh) * | 2011-08-04 | 2012-01-04 | 哈尔滨卓海电子有限责任公司 | 射灯灯杯 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133047A (en) * | 1977-04-25 | 1978-11-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of curved mirror in reflection type light heat collector |
JPS6054101B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1985-11-28 | ユニチカ株式会社 | ポ−ラス型小球状エ−テル化フエノ−ル系アニオン交換樹脂 |
JPS61238001A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 繊維強化プラスチツク製反射鏡 |
JPH01147407A (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-09 | Mitsubishi Electric Corp | 反射鏡 |
JPH01207702A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-21 | Toshiba Corp | 反射鏡 |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP2914693A patent/JPH06242306A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133047A (en) * | 1977-04-25 | 1978-11-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of curved mirror in reflection type light heat collector |
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JPS61238001A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 繊維強化プラスチツク製反射鏡 |
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JPH01207702A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-21 | Toshiba Corp | 反射鏡 |
Cited By (1)
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CN102305384A (zh) * | 2011-08-04 | 2012-01-04 | 哈尔滨卓海电子有限责任公司 | 射灯灯杯 |
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