JPH0624223U - 鋸歯形座金付六角ボルト - Google Patents

鋸歯形座金付六角ボルト

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JPH0624223U
JPH0624223U JP6589892U JP6589892U JPH0624223U JP H0624223 U JPH0624223 U JP H0624223U JP 6589892 U JP6589892 U JP 6589892U JP 6589892 U JP6589892 U JP 6589892U JP H0624223 U JPH0624223 U JP H0624223U
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JP
Japan
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washer
bolt
hexagon bolt
hexagon
loosening
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Application number
JP6589892U
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English (en)
Inventor
敬晴 長藤
弘 熊崎
則次 阿部
修 若月
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Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】六角ボルトの緩み抑制と、部材の省略を図
る。 【構 成】平座金の下面に任意の鋸歯形状を付し、外周
部から軸部に傾斜したゆるみ抑制平座金を、六角ボルト
頭部下面と一体化したゆるみ抑制座金付六角ボルト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レール締結用板ばねをまくらぎ等支承体に取り付けるレール締結装 置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレール締結装置は、図2に示すようにまくらぎ1上にレール2を板ばね 3および平座金4を介し、六角ボルト5により締付けている。六角ボルト頭部下 面の軸部には、応力集中を避けるため半径2R程度の角丸め加工が施してある。 このため、六角ボルト頭部下面と平座金の接触面は、ボルト角丸め加工の2R程 度の丸部で接触する。したがって、六角ボルトの回転抵抗モーメントは平座金と の接点間隔が六角ボルト軸部近傍となり、回転モーメントが小さくなり、六角ボ ルトが緩み易くなっている。これらのことから、六角ボルトは列車荷重による繰 返し変位あるいは振動により、緩みを生ずることとなる。緩解した六角ボルトの 締め直し作業は、不均一な緩み状態で数量が多く、多大な労力を必要としている 。また、平座金を用いることにより、締結装置の着脱作業の機械化に対して、六 角ボルトを平座金の穴に挿入するのは、特殊なセンサーと工程が必要となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、六角ボルトの逆回転による緩みを抑制するとともに、部品数を少な くし、施工・保守の機械化を容易にする。ゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボルト 6を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボルトは、平座金下面の形状を外 周より六角ボルト軸方向に傾斜した任意数の鋸歯形のゆるみ抑制突起を有した座 金を六角ボルト頭部下面と一体化して構成されている。
【0005】
【作 用】
本考案は、平座金裏面外周の鋸歯形の最高面6aが板ばね3の上面に圧着され 、締付け回転方向にはゆるやかな傾斜で回転する。逆に緩め回転方向には、板ば ね上面との接触リード角が大きく、かつ、平座金外周と接触するので、六角ボル トの逆回転抵抗モーメントが大きくなり、逆回転が抑制されることとなる。また 、施工組立作業に対し、六角ボルトと一体化されているので、扱う部品数は少な く簡略化される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例について説明する。
【0007】 第1図は六角ボルト5の頭部下面に外周より六角ボルト軸方向に傾斜させ鋸歯 形の6aを設けたゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボルト6である。 このゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボルト6を用いたレール締結装置緩解作業 は、平座金下面に鋸歯形6aを有した座金により、締付回転方向には緩やかな角 度で、板ばね3の上面との接触面数は小さな抵抗である。しかし、逆転方向の緩 み角度は急峻であるので、板ばね3の上面との六角ボルトの緩み抵抗が大きくな り、六角ボルトの緩みが抑制されることとなる。また、緩解作業の機械化に対し 、平座金のボルト孔挿入作業は不要となる。 レール締結装置の緩解作業に際して、直接板ばね3のボルト孔に挿入すること になり、作業の簡素化が図れ、かつ、六角ボルト下面と平座金との接面部数が減 少する。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、前記したようにゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボルトをレー ル締結用板ばねと併せて用いることにより、平座金と六角ボルト頭部下面接触面 を無くし、かつ、平座金裏面の鋸歯形から板ばねとの接触圧力を局部的に大きく することにより、六角ボルトの回転抵抗モーメントを増大して、六角ボルトの逆 回転を抑制したものである。また、平座金を省略して部品数を少なくし、施工・ 保守の簡易化あるいは機械化を容易とするとともに、経済性においても有利であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るゆるみ抑制の鋸歯形座金付六角ボ
ルトの平面および立面図である。
【図2】従来のPCまくらぎ用レール締結装置図であ
る。
【符号の説明】
6.まくらぎ 2.レール 3.板ばね 4.平座金 5.六角ボルト 6.鋸歯形座金付六角ボルト 6a.鋸歯形座金付六角ボルトの鋸歯形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 若月 修 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】六角ボルトの六角形頭部下面に、六角ボル
    ト頭部より大きな円周の平座金が一体となり、平座金下
    面に任意数でなる外周より軸部に傾斜した鋸歯形突起を
    有する鋸歯形座金付六角ボルト。
JP6589892U 1992-08-27 1992-08-27 鋸歯形座金付六角ボルト Pending JPH0624223U (ja)

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