JPH06241390A - 自動給油装置 - Google Patents

自動給油装置

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Publication number
JPH06241390A
JPH06241390A JP2910993A JP2910993A JPH06241390A JP H06241390 A JPH06241390 A JP H06241390A JP 2910993 A JP2910993 A JP 2910993A JP 2910993 A JP2910993 A JP 2910993A JP H06241390 A JPH06241390 A JP H06241390A
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JP
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refueling
output
command signal
main engine
oil
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Application number
JP2910993A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hirose
雄一 広瀬
Akinori Kima
彰紀 来間
Hidenari Tada
英業 多田
Kazuo Tanaka
和男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油箇所への給油を一定時間ごとに自動的に
行え、主機の運転停止時には給油を中止しながら、長期
の運転停止後の起動時において油切れが生ずることを回
避できる。 【構成】 主機の運転及び運転停止に関係なく一定周期
の給油間隔時間ごとに給油指令信号を出力する出力手段
12と、主機の運転時出力手段12からの給油指令信号
に基づいて油ポンプ3に動作指令信号を出力して給油
し、主機の運転停止時、給油指令信号の出力に拘らず、
油ポンプ3への動作指令信号の出力を中止する出力制御
手段17と、前記動作指令信号の出力中止を読み取り、
給油中止が2回又は8時間を越えた後の主機起動時油ポ
ンプ3に動作指令信号を出力する起動給油制御手段20
とを備え、主機の運転停止時には給油を中止したから長
期停止後の起動時、給油指令信号の出力の有無に関係な
く給油して油切れを回避した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建設機械な
ど、エンジン駆動により動作する主機の給油箇所に潤滑
油を自動的に給油するようにした自動給油装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン駆動により動作する主機
をもった建設機械などの作業車輌において、手動給油の
煩雑さや給油忘れによるトラブルを回避するため、例え
ば特公昭62−46757号公報に示されているよう
に、前記車輌のエンジンが駆動運転されているときの時
間をカウントし、その運転時間を累積して所定累積運転
時間毎に自動的に給油するようにした自動給油装置が提
案されている。
【0003】この自動給油装置は図4に示したように、
一定周期のパルスを発生する発振器Aと前記パルスの入
力数を計数・記憶するカウンタBと、エンジンの駆動及
び駆動停止に応じて前記カウンタBの計数動作を開始し
たり停止したり制御する発振器制御回路Cと、前記カウ
ンタBの計数値が所定値に達したとき、給油を行うため
の給油ポンプ駆動用モ−タMを駆動させる駆動回路Dと
を備え、前記エンジンの所定累積運転時間毎に給油を行
うようにしたものである。
【0004】尚、図4においてEは電圧安定化回路、F
は単安定マルチバイブレータ、Gは周波数切換回路、S
1はキースイッチ、S2は手動スイッチである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のように所
定の累積運転時間毎に給油する自動給油方式の場合、エ
ンジンを駆動して主機を稼働している際には油切れの問
題が生じないのであるが、エンジンを駆動停止している
停止期間中の給油については全く考慮されておらず、こ
のため長期間停止後起動する場合でも累積運転時間毎の
給油となり、長期停止時に潤滑油が劣化したり、油漏れ
により潤滑油が減少していた場合には、起動時の油切れ
が生ずる不具合があった。
【0006】本発明の目的は、給油箇所への給油を一定
時間毎に自動的に行え、かつ、主機の運転停止時には給
油を中止しながら、主機の長期間停止後の起動時におい
て油切れが生ずることのない自動給油装置を提供する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため、主機の運転及び運転停止に関係なく一定周
期の給油間隔時間毎に給油指令信号を出力し、主機の運
転時にはこの給油指令信号の出力に基づいて給油し、運
転停止時には給油を中止すると共に、この給油中止回数
又は、給油中止時間が所定値、例えば2回又は8時間を
越えた後の主機起動時には、給油を給油タイミングに関
係なく行うようにしたもので、エンジン駆動により動作
する主機の給油箇所に潤滑油を給油する給油手段3と、
前記主機の運転及び運転停止を検知する手段と、前記主
機の運転及び運転停止に関係なく一定周期の給油間隔時
間ごとに給油指令信号を出力する出力手段12と、前記
主機の運転時、前記出力手段12からの給油指令信号の
出力に基づいて前記給油手段3に動作指令信号を出力す
ると共に、前記主機の運転停止時、前記出力手段17か
らの給油指令信号の出力に拘らず、前記給油手段3への
動作指令信号の出力を中止する出力制御手段17と、前
記動作指令信号の出力中止を読み取り、給油指令信号の
出力に対する給油中止回数又は給油中止時間が所定値を
越えた後の主機起動時、前記給油手段に動作指令信号を
出力する起動給油制御手段20とを備えていることを特
徴とするものである。
【0008】また、エンジン駆動により動作する主機の
給油箇所に潤滑油を給油する給油手段3と、前記主機の
運転及び運転停止を検知する手段と、前記主機の運転及
び運転停止に関係なく一定周期の給油間隔時間ごとに給
油指令信号を出力する出力手段12と、前記給油間隔時
間に対する主機運転時間の割合を演算する稼働率演算手
段13と、前記主機の運転時に、前記出力手段12から
給油指令信号が出力され、かつ、前記演算手段13によ
る稼働率が所定割合以上のとき、給油指令信号の出力に
基づいて前記給油手段3に動作指令信号を出力すると共
に、前記稼働率が所定割合未満のときには、前記給油指
令信号の出力に拘らず動作指令信号の出力を中止する出
力中止手段25と、前記主機の運転停止時、前記出力手
段12からの給油指令信号の出力に拘らず、前記給油手
段3への動作指令信号の出力を中止する出力制御手段1
7と、前記動作指令信号の出力中止を読み取り、給油指
令信号の出力に対する給油中止回数又は給油中止時間が
所定値を越えた後の主機起動時、前記給油手段3に動作
指令信号を出力する起動給油制御手段20とを備えてい
るのが好ましい。
【0009】また、この自動給油において前回の給油タ
イミングに動作指令信号の出力が中止され、給油されな
かった場合には、稼働率が所定割合未満であっても給油
指令信号の出力に基づいて動作指令信号を出力し、給油
を行うようにするのが好ましい。
【0010】更に給油中止の回数が所定回数(例えば2
回)を越えたときや、給油中止の時間が所定値(例えば
8時間)を越えたとき、前記出力手段12の作動を中止
させるのが好ましい。
【0011】
【作用】主機の運転及び運転停止に関係なく一定周期の
給油間隔時間ごとに給油指令信号を出力し、主機の運転
時にはこの給油指令信号の出力に基づいて給油手段3に
動作指令信号を出力して給油するようにしていたから主
機の運転時には一定周期ごとに自動的に給油できるので
あり、また、主機の運転停止時には、給油指令信号の出
力に拘らず動作指令信号の出力を中止するのであるから
給油を中止でき、不必要な給油を回避できながら、しか
も給油中止回数又は給油中止時間が所定値を越えた後の
主機起動時、つまり主機の長期停止後の起動時には給油
指令信号の有無に関係なく給油できるので、長期停止時
に潤滑油が劣化したり、漏れたりすることがあっても、
起動時の油切れによる焼付きなどのトラブルを回避でき
るのであり、起動時の点検を楽にできるのである。
【0012】また、稼働率演算手段13と、稼働率が所
定割合(例えば60%)未満のときには、前記給油指令
信号の出力に拘らず動作指令信号の出力を中止する出力
中止手段25とを設けることにより、稼働率を演算して
所定割合(例えば60%)未満の場合主機が運転されて
いても、給油指令信号の出力に拘らず動作指令信号を中
止するので、過剰な給油を回避でき、過剰給油による主
機の油汚れをなくし得ると共に給油手段の無駄な動力も
少なくできるのである。
【0013】また、稼働率が所定割合未満の場合でも、
前回の給油タイミングで給油中止したときには、主機の
運転と同時に動作指令信号を出力して給油することによ
り、稼働率が低くとも、運転時に生ずる潤滑油不足の問
題を回避できる。更に動作指令信号の出力中止回数をカ
ウントするカウンタ18又は出力中止時間をカウントす
る時計手段28を設け、出力中止回数が例えば2回を越
えたときや出力中止時間が例えば8時間を越えたとき、
前記出力手段12の作動を中止することによりバッテリ
や、バックアップ電源の消費電力を少なくできる。
【0014】
【実施例】図1に示した実施例はエンジン(図示せず)
及びバッテリー1を搭載した建設機械(以下主機とい
う)に用いる自動給油装置であって、給油手段は前記主
機側に設けるバッテリー1を電源として動作するモ−タ
2と、このモ−タ2で駆動される油圧ポンプ3及び潤滑
油タンク4とを備え、前記油ポンプ3の吐出側に切換弁
5を介して複数の分配弁6を並列状に接続して単管並列
形集中潤滑装置を構成している。従って、前記モ−タ2
により前記ポンプ3を駆動することにより、潤滑油が前
記切換弁5を経て前記分配弁6に順次圧送され、これら
分配弁6から前記主機の給油箇所に供給されることにな
る。
【0015】前記モ−タ2は次に説明する自動給油制御
部10から出力される動作指令信号の出力で閉じる制御
スイッチ11を介して前記バッテリー1に接続するので
あって、前記スイッチ11の閉動作により前記モ−タ2
を駆動し、前記ポンプ3により集中給油動作が行えるの
である。
【0016】次に自動給油制御部10について説明す
る。図1に示したものはCPUを内蔵したコントロ−ラ
を用い、このコントロ−ラの時計機能により時計して前
記主機の運転及び運転停止に関係なく一定周期の給油間
隔時間(例えば4時間)ごとに給油指令信号を出力する
出力手段12と、給油間隔時間T1 (例えば4時間)に
対する主機運転時間の割合、つまり稼働率を演算する稼
働率演算手段13とを備えた出力演算部14を構成する
と共に、前記出力手段12に、前記バッテリー1に接続
され、途中にキースイッチ15を介装した運転検知線路
16を接続し、前記主機の運転及び運転停止を検知する
ように構成する一方、後記する出力制御手段17から出
力する動作指令信号の出力中止を読み取り、給油指令信
号に対する給油中止回数をカウントするカウンター18
及び動作指令信号の出力中止による給油中止時間をカウ
ントする時計手段28を設け、更に前記主機の運転時、
前記出力手段12からの給油指令信号に基づいて前記油
圧ポンプ3の制御スイッチ11に閉動作を指令する動作
指令信号を出力し、前記主機の運転停止時、前記出力手
段12からの給油指令信号の出力に拘らず前記制御スイ
ッチ11への動作指令信号の出力を中止する出力制御手
段17と、前記カウンター18又は時計手段28による
計数値が、カウント設定器19で予め設定する所定値
(例えば2回)を越えた後又は時計手段28による時計
値が予め設定する所定時間(例えば8時間)を越えた後
の主機起動時に、前記給油指令信号の出力有無に拘らず
前記制御スイッチ11に動作指令信号を出力する起動給
油制御手段20とを備えた出力制御部21を構成してい
る。
【0017】また、前記自動給油制御部10を構成する
コントロ−ラ内には、電池や大容量コンデンサなどから
成るバックアップ電源22を備えており、前記コントロ
−ラを前記バッテリー1に接続する電源線路23に、前
記出力演算部14に入力される運転停止の情報をもとに
出力される開動作指令で開くリレースイッチ24を介装
し、前記主機の運転停止時には前記バッテリー1の電源
線路23を開路し、前記バックアップ電源22に切換え
るようにするのである。
【0018】また、図1に示した実施例の前記出力制御
手段17は、主機の運転時であって、前記稼働率演算手
段13で演算する稼働率が所定割合(例えば60%)以
上のときには前記給油指令信号の出力に基づいて前記制
御スイッチ11に動作指令信号を出力するが、前記稼働
率が所定割合未満のときには前記給油指令信号の出力に
拘らず動作指令信号を中止する出力中止手段25を備え
ると共に、主機の運転時であって、かつ、前回の給油タ
イミングにおいて動作指令信号の出力が中止されていた
場合稼働率が所定割合未満にも拘らず、給油指令信号の
出力に基づいて動作指令信号を出力して給油を実行する
給油制御手段26を備えている。
【0019】次に以上のごとく構成する自動給油装置の
作動を説明する。先ずこの自動給油装置の基本的な給油
制御は、前記主機の運転及び運転停止に関係なく一定周
期の給油間隔時間(例えば4時間)ごとに給油指令信号
を出力し、この給油指令信号の出力時(以下給油タイミ
ング)であって、前記主機が運転されているとき、つま
り主機の運転と給油タイミングとが重なったとき、給油
を行うと共に前記主機が運転停止されているときには給
油を中止するのであり、その上で給油中止が連続して所
定回数(例えば2回)を越えたとき又は給油中止時間が
所定時間(例えば8時間)を越えたときには、前記主機
の起動時、給油指令信号の出力有無に拘らず給油しよう
とするものである。
【0020】そして、以上の給油制御による場合、主機
の運転条件によって運転時間に対する給油回数がばらつ
くことになるのであるが、このばらつきに対しては前記
主機の稼働率を演算し、この稼働率に基づいて補正する
のが好ましく、斯くの如く補正方法を採用することによ
り給油のばらつきをなくすことができる。
【0021】この補正方法について説明すると、前記稼
働率演算手段13により稼働率を演算し、前記給油指令
信号の出力時、演算結果が60%以上の場合には、給油
の実施又は中止の判断を次のように行う。 (1) 主機運転中の場合は、給油を実施。 (2) 主機運転停止の場合は給油を中止し、次の主機運転
起動時に給油を実施。 尚、前記(2) の場合、給油指令信号の有無に拘らず次回
の主機起動と同時に給油するもので、このとき、前記出
力手段12によるタイマカウントはリセットされ、前記
給油の終了後に新らしくカウントが開始される。
【0022】また一方、給油タイミング時における前記
稼働率が60%未満の場合には、前回の給油タイミング
で給油を実施したかどうかを確認し、給油の実施又は中
止の判断を次のように行う。 (3) 前回の給油タイミングで給油を実施しなかった場
合、主機が運転中であれば給油し、運転停止であれば給
油を中止。 (4) 前回の給油タイミングで給油を実施した場合、主機
の運転、運転停止に拘らず給油を中止。 そして、以上(3) の判断で給油中止をした回数又は給油
中止時間は、前記カウンター18で計数されるか、又は
時計手段28で時計されるのであって、この給油中止回
数が所定回数(例えば2回)を越えたとき又は給油中止
時間が所定時間(例えば8時間)を越えたときには長期
停止とみなし、次の主機起動時に給油指令信号の出力有
無に拘らず給油を実施するのである。
【0023】また、以上の給油制御において、給油中止
の回数、つまり動作指令信号の出力中止回数が連続して
所定回数を越えたとき、又は給油中止時間が所定時間を
越えたとき長期停止とみなし、次回主機起動時に給油す
るのであるから、前記出力演算部14に長期停止時前記
出力手段12の作動を中止する作動中止手段27を設
け、長期停止時に前記出力手段12によるタイマーカウ
ントを中止するように成すのが好ましい。この場合、前
記バッテリー1又はバックアップ電源22の電力消費を
少なくできる利点がある。以上の制御を図2に示したタ
イムチャートに従って説明すると、図2において第1回
の給油タイミングNo.1は、主機が運転停止されているた
め給油は中止されており、第2回の給油タイミングNo.2
は主機が運転されているため基本制御に従って給油され
ている。
【0024】そして第3回の給油タイミングNo.3は主機
が運転されていると共に給油間隔時間T1 における主機
運転時間がt1 とt2 との合計で、稼働率が60%を越
えていることから給油されるのであり、第4回の給油タ
イミングNo.4は、その時点で主機が運転停止されている
ため、給油間隔時間T1 における主機運転時間がt3
あって、稼働率が60%を越えていても給油は中止され
ている。また、この状態で主機の運転が再開されると前
回の給油タイミング時に稼働率が60%を越えていなが
ら給油中止されていることから次回の給油タイミングに
関係なく主機の起動と同時に給油が行われる(No.5)。
このとき、前記出力手段12によるタイマカウントはリ
セットされ、前記給油タイミングNo.5の終了時より新ら
たにカウントされる。
【0025】そして、その後の第1回給油タイミング、
つまり通算での第6回給油タイミングNo.6では主機が運
転されているから、基本制御に従って給油されるし、ま
た、第7回給油タイミングNo.7では主機が運転停止され
ているから給油は中止される。
【0026】また、第8回給油タイミングNo.8では主機
運転時間がt4 とt5 との合計で稼働率が60%未満で
あるが、主機が運転されていることゝ、前回(第7回)
の給油タイミングでは給油が中止されていることから、
給油されることになるのであり、第9回給油タイミング
No.9では主機運転時間がt6 とt7 との合計で稼働率が
60%未満であるから、主機が運転されているにも拘ら
ず給油が中止されている。
【0027】そして、第10回給油タイミングNo.10 で
は主機が運転停止されていることから基本制御に従って
給油は中止されるのであって、以後主機の停止が継続す
るかぎり給油が行われない。
【0028】しかして、以上のように給油タイミング時
での給油中止が所定回数(例えば2回)を越えるか又は
給油中止時間が所定時間(例えば8時間)を越えた後に
は長期停止と見做し、前記出力手段12からの出力を中
止すると共にその後主機が起動されたとき、給油タイミ
ングとは関係なく起動と同時に給油が行われる(No.11
)。このとき、前記出力手段12によるタイマカウン
トはリセットされ、前記給油No.11 の終了時より新らた
にカウントが開始される。
【0029】また、給油タイミングNo.12 では主機が運
転され、かつ、その稼働率も60%を越えるから給油さ
れることになるし、また給油タイミングNo.13 において
は主機の稼働率が60%未満であり、かつ、主機が停止
されていることから給油されない。そして、給油タイミ
ングNo.13 の後の主機起動時、この主機の運転停止時間
が連続して8時間以内であれば給油をせずに、給油タイ
ミングNo.14 で、稼働率は60%未満であるが給油タイ
ミングNo.13 で給油されなかったことによる給油を行
う。
【0030】このように、主機が所定時間(例えば8時
間)以内の連続停止となった場合、通常時記憶していた
給油状態(給油タイミングで給油したか、しなかった
か)を稼働率が0%の時は記憶しないようにして起動時
給油ができないようにしておけば過剰給油の防止を行え
る。
【0031】次に以上の給油制御を図3に示したフロー
チャートに従って説明する。図3において、T1 は給油
間隔時間であり、T2 は給油間隔時間T1 内での主機の
運転停止時間であり、稼働率は給油間隔時間における主
機運転時間の占める割合であり、T2 の測定時間から算
出される。またT3 は主機の連続停止時間であり、Lは
給油状態を記憶するための定数である(L=0:給油し
た,L=1:給油しなかった,L=2:起動時給油指令
が入っている)。
【0032】スタートに際し、前記T1 、T2 、T3
測定するタイマは全てリセットされ、給油状態Lには0
がセットされる。そして、前記自動給油制御10の電源
がONされスタートするとき主機が運転されているかど
うかが判断され(ST1 )、イエスの場合、主機が運転
されているので連続停止にはならず、長時間停止時間T
3 を計時するタイマがリセットされ(ST2 )、給油状
態の値が2であるかどうかの判定を行い(ST3 )、ノ
ーの場合(起動時給油が記録されていない場合)、給油
間隔時間T1 をタイマでカウントし(ST4 )、T1
値と給油間隔時間の設定値(可変)との比較を行い(S
5 )、T1 が設定時間に達していなければステップ1
へリターンされ、再度T1 がカウントされる。ステップ
5(ST5 )において、イエスの場合、稼働率が0%
(長時間連続停止中)かどうか判断され(ST6 )、ノ
ーの場合(長時間連続停止中でない場合)、稼働率が6
0%以上かどうか判断される(ST7 )。
【0033】この判定でイエスの場合、主機がONであ
るかどうか判断され(ST8 )、ONであれば、動作指
令信号が出力され、給油を実行する(ST9 )。
【0034】動作指令信号を出力した後、給油状態Lを
0にリセット、つまり給油タイミングで給油したことを
記録し(ST10)、給油間隔時間T1 及び主機停止時間
2用タイマを0にリセットし(ST11)ステップ1
(ST1 )へリターンされる。このとき、給油状態L、
給油間隔時間及び主機停止時間用タイマを0にリセット
する(ST1011)のは、給油が終了した後(図2のN
o.2など)ではなく、給油指令信号の出力直後でもよ
い。
【0035】ステップ8(ST8 )での判定がノーの場
合、給油はされず、給油状態Lに2をセットし、次回の
主機起動時に給油できるように記録しておき(S
12)、ステップ11でタイマをリセットする。また、
ステップ1(ST1 )での判断がノーの場合、主機が停
止中なので主機停止時間T2 及び長時間停止時間T3
タイマにより計測される(ST13,14 )。
【0036】次に、T3 が設定値(例えば8時間)を越
えているかどうかが判断され(ST15)、ノーの場合、
ステップ3(ST3 )の給油状態判定へ移行するが、イ
エスの場合、給油状態Lに2を設定し(ST16)、次回
の主機起動時に給油できるように記録しておき、T3
タイマを0にリセットし(ST17)、コントロ−ラの電
源をONするかOFFするかを決定する(ST18)。こ
の判定はバックアップ電源にコンデンサ等を用いて、自
動的に行う(自然放電)場合とスイッチ等を用いてバッ
クアップ電源を強制的に切り放す場合とが考えられ、ノ
ーの場合(停止しない)、ステップ1へリターンされる
が、イエスの場合、L=2を記憶したまゝタイマ機能を
停止し(ST21)、次回の起動をまつ。
【0037】更に、ステップ3(ST3 )でノーの場合
(起動時給油が記録されている場合)、ステップ8(S
8 )へ移行し、主機の運転状態を確認する。
【0038】また、前記ステップ6(ST6 )での判断
がイエスの場合(長時間連続停止中の場合)、給油状態
Lを変化させないでT1 ,T2 用タイマをリセット(S
11)した後ステップ1へリターンする。(L=2によ
る起動時給油指令はなくなり、長時間連続停止による起
動時給油のみ考慮されるようになる)。更に、ステップ
7(ST7 )でノーの場合、給油状態Lが0かどうか判
断し(ST19)、イエスの場合(前回給油したと記録さ
れている場合)、カウンタLに1をセット、つまり給油
タイミングで給油ができなかったことを記録して、ステ
ップ11(ST11)へ移行する。ノーの場合(前回給油
しなかったことを記録されている場合)、ステップ8
(ST8 )へ移行し主機の運転状態を確認する。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のようにエンジン駆動によ
り動作する主機の給油箇所に潤滑油を給油する給油手段
3と、前記主機の運転及び運転停止を検知する手段と、
前記主機の運転及び運転停止に関係なく一定周期の給油
間隔時間ごとに給油指令信号を出力する出力手段12
と、前記主機の運転時、前記出力手段12からの給油指
令信号の出力に基づいて前記給油手段3に動作指令信号
を出力すると共に、前記主機の運転停止時、前記出力手
段12からの給油指令信号の出力に拘らず、前記給油手
段3への動作指令信号の出力を中止する出力制御手段1
7と前記動作指令信号の出力中止を読み取り、給油指令
信号の出力に対する給油中止回数又は給油中止時間が所
定値を越えた後の主機起動時、前記給油手段3に動作指
令信号を出力する起動給油制御手段20とを備えている
ことを特徴とするものであるから、主機の運転時には一
定周期ごとに自動的に給油できるのであり、主機の運転
停止時には給油を中止でき、不必要な給油を回避できな
がら、しかも給油中止回数や給油中止時間が所定値を越
えた場合には、主機が長期停止しているとみなして、そ
の後の起動時は給油指令信号の有無に関係なく給油する
のであるから、長期停止後の起動時油切れを生ずる恐れ
をなくし得るのであり、また、起動時には給油が行われ
るので、起動時の点検を楽にできることにもなる。
【0040】また、稼働率演算手段13と、稼働率が所
定割合(例えば60%)未満のときには、前記給油指令
信号の出力に拘らず動作指令信号の出力を中止する出力
中止手段25とを設けることにより、稼働率を演算して
所定割合(例えば60%)未満の場合には主機が運転さ
れていても給油指令信号の出力に拘らず動作指令信号を
中止するので過剰給油を回避でき、潤滑油の使用を経済
的にできると共に、主機の油汚れもなくし得るし、給油
手段3の動作に必要な無駄な動力も少なくできるのであ
る。更に稼働率が所定割合未満の場合でも、前回の給油
タイミング時給油中止した場合で、かつ、主機が運転さ
れているときには給油するように補正することにより稼
働率が低くとも運転時に潤滑油不足が生ずる問題を回避
できるのであり、また、主機の運転停止による給油中止
が連続する場合、即ち、長期停止とみなす場合前記出力
手段の作動、つまりタイマカウント機能を中止すること
によりバッテリやバックアップ電源の消費電力を少なく
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略説明図。
【図2】タイムチャート。
【図3】フローチャート。
【図4】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
2 モ−タ 3 油ポンプ 5 切換弁 6 分配弁 12 出力手段 13 稼働率演算部 15 キースイッチ 17 出力制御手段 18 カウンター 20 起動給油制御手段 24 リレースイッチ 25 出力中止手段 26 給油制御手段 27 作動中止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 英業 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 田中 和男 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動により動作する主機の給油
    箇所に潤滑油を給油する給油手段(3)と、前記主機の
    運転及び運転停止を検知する手段と、前記主機の運転及
    び運転停止に関係なく一定周期の給油間隔時間ごとに給
    油指令信号を出力する出力手段(12)と、前記主機の
    運転時、前記出力手段(12)からの給油指令信号の出
    力に基づいて前記給油手段(3)に動作指令信号を出力
    すると共に、前記主機の運転停止時、前記出力手段(1
    2)からの給油指令信号の出力に拘らず、前記給油手段
    (3)への動作指令信号の出力を中止する出力制御手段
    (17)と、前記動作指令信号の出力中止を読み取り、
    給油指令信号の出力に対する給油中止回数又は給油中止
    時間が所定値を越えた後の主機起動時、前記給油手段
    (3)に動作指令信号を出力する起動給油制御手段(2
    0)とを備えていることを特徴とする自動給油装置。
  2. 【請求項2】 エンジン駆動により動作する主機の給油
    箇所に潤滑油を給油する給油手段(3)と、前記主機の
    運転及び運転停止を検知する手段と、前記主機の運転及
    び運転停止に関係なく一定周期の給油間隔時間ごとに給
    油指令信号を出力する出力手段(12)と、前記給油間
    隔時間に対する主機運転時間の割合を演算する稼働率演
    算手段(13)と、前記主機の運転時に、前記出力手段
    (12)から給油指令信号が出力され、かつ、前記演算
    手段(13)による稼働率が所定割合以上のとき、給油
    指令信号の出力に基づいて前記給油手段(3)に動作指
    令信号を出力すると共に、前記稼働率が所定割合未満の
    ときには、前記給油指令信号の出力に拘らず動作指令信
    号の出力を中止する出力中止手段(25)と、前記主機
    の運転停止時、前記出力手段(12)からの給油指令信
    号の出力に拘らず、前記給油手段(3)への動作指令信
    号の出力を中止する出力制御手段(17)と、前記動作
    指令信号の出力中止を読み取り、給油指令信号の出力に
    対する給油中止回数又は給油中止時間が所定値を越えた
    後の主機起動時、前記給油手段(3)に動作指令信号を
    出力する起動給油制御手段(20)とを備えていること
    を特徴とする自動給油装置。
  3. 【請求項3】 出力制御手段(17)は、主機の運転時
    であって、かつ、前回の給油タイミングにおいて動作指
    令信号の出力が中止されていた場合、稼働率が所定割合
    未満にも拘らず、給油指令信号の出力に基づいて動作指
    令信号を出力して給油する給油制御手段(26)を備え
    ている請求項2記載の自動給油装置。
  4. 【請求項4】 動作指令信号の出力中止による給油中止
    回数をカウントするカウンタ(18)と、出力中止回数
    が連続して所定回数を越えたとき、出力手段(12)の
    作動を中止する作動中止手段(27)を備えている請求
    項1記載の自動給油装置。
  5. 【請求項5】 動作指令信号の出力中止による給油中止
    時間をカウントする時計手段(28)と、給油中止時間
    が所定時間を越えたとき、出力手段の作動を中止する作
    動中止手段(27)とを備えている請求項1記載の自動
    給油装置。
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