JPH06241295A - 油圧無段変速装置 - Google Patents

油圧無段変速装置

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JPH06241295A
JPH06241295A JP2906993A JP2906993A JPH06241295A JP H06241295 A JPH06241295 A JP H06241295A JP 2906993 A JP2906993 A JP 2906993A JP 2906993 A JP2906993 A JP 2906993A JP H06241295 A JPH06241295 A JP H06241295A
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JP
Japan
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pressure oil
oil passage
hydraulic motor
hydraulic
transmission case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2906993A
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English (en)
Inventor
Makiro Ishimoto
牧郎 石本
Kichiji Misawa
吉次 三澤
Yasunori Matsubara
泰則 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 油圧ポンプ30と油圧モータ20とで変速を
無段階に行なわせる油圧無段変速装置10であって、一
面が開放されたタンク12にカバー13を被せることで
オイルタンクを兼ねた変速機ケース14を構成し、この
変速機ケース内部に油圧モータ20を配置し、この油圧
モータのシリンダ21を支え且つ油圧モータ20によっ
て直に駆動される軸15を上記変速機ケース14から突
出し、前記油圧モータ20のシリンダ21…の受け面1
3aを前記カバー13の内面に形成し、前記カバー13
の内部に油圧モータ20に係る高圧油路13bと低圧油
路13cとを形成し、これら高圧油路の入口と低圧油路
の出口とを前記変速機ケース14の外面に設けてなる油
圧無段変速機10。 【効果】 変速機ケースに油圧モータを内蔵しただけの
極めて簡単な構造となり、部品の削減を図れ、装置のコ
ンパクト化が極めて容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧無段変速装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−301126号公報に油圧
モータの出力をギア減速機構を介して駆動車軸に伝達す
る変速装置が示されている。また、特開昭64−451
3号公報にHST一体形車軸駆動装置が示されている。
このHST一体形車軸駆動装置は油圧モータを駆動車軸
に同心的に配置したことを特徴とするが、油圧モータの
出力は直接車軸に伝達されるのではなく、油圧モータの
出力は歯車13,歯車14,歯車15,歯車7からなる
歯車2段減速機構及びデフ機構を介して車軸6L,6R
に伝達される。
【0003】油圧モータは油圧ポンプで駆動され、油圧
ポンプは一般にエンジン等で駆動される。例えば、油圧
ポンプの軸回転数は1000回転/分、駆動車軸の回転
数は100〜150回転/分に設定されるので、上記ギ
ア減速機構や歯車減速機構で減速することは好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の変速装置ではギ
ア減速機構や歯車減速機構がかなりの部分を占め、ギア
減速機構や歯車減速機構を囲うオイルタンクも大型とな
り、変速装置のコンパクト化の妨げとなっている。更
に、特開昭64−4513号の第2図に示されるとお
り、ポンプ軸9と車軸6L,6Rとの間に減速軸18が
必要となり、中間軸(この場合は減速軸18)が不可欠
である。
【0005】従って、従来の変速装置においては中間軸
を含むギア減速機構や歯車減速機構を備えているため
に、部品数が多く且つ装置全体が大きくなるという不都
合がある。そこで本発明の目的はギア減速機構や歯車減
速機構を廃止し、部品数を削減し、変速装置のコンパク
ト化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明は、一面が開放されたタンクにカバーを被せるこ
とでオイルタンクを兼ねた変速機ケースを構成し、この
変速機ケース内部に油圧モータを配置し、この油圧モー
タのシリンダを支え且つ油圧モータによって直に駆動さ
れる軸を上記変速機ケースから突出し、前記油圧モータ
のシリンダの受け面を前記カバー内面に形成し、前記カ
バーの内部に油圧モータに係る高圧油路と低圧油路とを
形成し、これら高圧油路の入口と低圧油路の出口とを前
記変速機ケースの外面に設けることで油圧無段変速装置
を構成する。
【0007】前記変速機ケースに油圧ポンプを取付け、
この油圧ポンプの高圧油路を前記変速機ケース外面の高
圧油路入口に連通し、低圧油路を変速機ケース外面の低
圧油路出口に連通するとよい。また、油圧モータの駆動
軸を車両の駆動車軸とすることもできる。
【0008】
【作用】変速機ケース外面の高圧油路の入口から高圧オ
イルを取り入れ、この高圧オイルで油圧モータを駆動
し、出力軸を回動する。オイルは低圧油路の出口から排
出する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明の油圧無段変速装置を搭載した歩行型芝刈
機の平面図であり、歩行型芝刈機1は前輪2,2と後輪
3,3との間にカッタハウジング4を配置し、このカッ
タハウジング4上にエンジン5を搭載し、このエンジン
5でカッタハウジンク4内の図示せぬカッタを駆動する
とともにプーリ7、ベルト8、被動プーリ9を介して油
圧無段変速装置10の入力軸(油圧ポンプ軸)11を駆
動するものである。油圧無段変速装置10は駆動車軸
(出力軸)15を介して後輪3,3を回動する。
【0010】図2は本発明の油圧無段変速装置の断面図
(図1の油圧無段変速装置10を下から見上げた状態の
断面図)であり、油圧無段変速装置10は、油圧モータ
を含む変速機ケースと、油圧ポンプからなり、以下これ
らを詳しく説明する。一面が開放されたタンク12にカ
バー13を被せることでオイルタンクを兼ねた変速機ケ
ース14を構成し、この変速機ケース14から駆動軸1
5の両端を突出した状態で変速機ケース14内部に油圧
モータ20を配置し、この油圧モータ20のシリンダ2
1…の受け面13aを前記カバー13の内面に形成し、
前記カバー13の内部に油圧モータ20に係る高圧油路
13bと低圧油路13cとを形成し、これら高圧油路の
入口14a(図3参照)と低圧油路の出口14b(図3
参照)とを前記変速機ケース14の外面に設けてなる。
【0011】図中、16はフィルタであって、オイルタ
ンクのオイルを濾過して低圧油路13cへ送るものであ
る。また、油圧モータ20は、駆動軸15にスプライン
結合したシリンダ21と、このシリンダ21に摺動自在
に嵌合されている複数のピストン22…と、これらピス
トン22を外方へ押すばね23…と、タンク12側にス
ラスト軸受24を介して回転自在に支承されている回転
斜板25とからなる。
【0012】図3は図2の3−3線断面図であり、前記
変速機ケース14の外面に油圧ポンプ30が付設されて
いる。この油圧ポンプ30は定格吐出油量が前記油圧モ
ータ20のそれの1/5〜1/10であることに特徴が
ある。油圧ポンプ30はポンプ軸を兼ねた入力軸11に
前記油圧モータ20と同様にシリンダ31、ピストン3
2…、ばね33…を取付け、一方、ポンプハウジング3
4に傾動板35を図時計方向および反時計方向に揺動可
能に取付け、この傾動板35にスラスト軸受36を介し
て回転斜板37を取付けてなる。なお、変速機ケース1
4の外面に設けられた高圧油路の入口14aと低圧油路
の出口14bとに、油圧ポンプ30側の油路が連通する
ように、油圧ポンプ30は位置合せされている。
【0013】以上の構成からなる油圧無段変速装置の作
用を次に述べる。図1においてエンジン5はプーリ7、
ベルト8及び被動プーリ9を介して図3の入力軸11を
回動する。図3では入力軸11とともにシリンダ31が
回転し、ピストン32が回転斜板37の作用で往復す
る。ピストン32はばね33で押出されたときに低圧油
路13cからオイルを吸込み、回転斜板37でシリンダ
31内へ戻された時にオイルを高圧油路13bへ吐出す
る。
【0014】カバー13側のシリンダの受け面13aに
は高圧油路13bの出口に相当する高圧側円弧溝13d
と、低圧油路13cの入口に相当する低圧側円弧溝13
eが夫々設けられていて、油圧モータ20のピストン2
2が前記高圧円弧溝13dに臨むとピストン22…は押
出される。図2においてピストン22は見掛け上、回転
斜板25に沿って前進するのでシリンダ21を回転する
ことになる。
【0015】この様に適度に減速された状態で駆動軸1
5は回動されるので、従来のギア減速機構は不要であ
る。図1に示すとおり、駆動軸15に後輪3,3を取付
ける、即ち駆動軸15を駆動車軸としてもよい。
【0016】図4は本発明の油圧無段変速装置の別実施
例図であり、変速機ケース14に油圧モータ20を内蔵
し、駆動軸15端を突出したところの油圧無段変速装置
10を例えば後輪側に配置し、一方、油圧ポンプ30を
エンジン5の近傍に配置し、例えば油圧ポンプ30をカ
ップリング51にてエンジン5に直結する。そして、高
圧側ホース52と低圧側ホース53とで油圧ポンプ30
を油圧無段変速装置10に連結する。高圧側ホース52
と低圧側ホース53の長さは任意であるから、油圧ポン
プ30と油圧モータを含む変速機ケース14の配置に影
響されること無く油圧無段変速装置10を配置すること
ができる。
【0017】尚、本発明の油圧無段変速装置10は歩行
型芝刈機に好適であるが、これに限るものではなく、一
般の車両、作業機、汎用機等に広く採用できる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は、一面が開放
されたタンクにカバーを被せることでオイルタンクを兼
ねた変速機ケースを構成し、この変速機ケース内部に油
圧モータを配置し、この油圧モータのシリンダを支え且
つ油圧モータによって直に駆動される軸を上記変速機ケ
ースから突出し、前記油圧モータのシリンダの受け面を
前記カバー内面に形成し、前記カバーの内部に油圧モー
タに係る高圧油路と低圧油路とを形成し、これら高圧油
路の入口と低圧油路の出口とを前記変速機ケースの外面
に設けることで油圧無段変速装置を構成したので、油圧
無段変速装置は、従来のギア変速機構を不要とし、変速
機ケースに油圧モータを内蔵しただけの極めて簡単な構
造となり、部品の削減を図れ、装置のコンパクト化が極
めて容易となる。油圧ポンプを油圧変速装置と別置きす
ることも可能であり、例えば油圧ポンプをエンジンの近
傍に、油圧変速装置を後輪の近傍に各配置することで装
置レイアウトの自由度が増し好ましい。
【0019】前記変速機ケースに油圧ポンプを取付け、
この油圧ポンプの高圧油路を前記変速機ケース外面の高
圧油路入口に連通し、低圧油路を変速機ケース外面の低
圧油路出口に連通すれば、油圧ポンプと油圧モータとか
らなるコンパクトな油圧無段変速装置が得られる。
【0020】前記油圧モータの駆動軸を車両の駆動車軸
とすれば軸の数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧無段変速装置を搭載した歩行型芝
刈機の平面図
【図2】本発明の油圧無段変速装置の断面図(図1の油
圧無段変速装置10を下から見上げた状態の断面図)
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明の油圧無段変速装置の別実施例図
【符号の説明】
10…油圧無段変速装置、11…入力軸(油圧ポンプ
軸)、12…タンク、13…カバー、13a…シリンダ
の受け面、13b…高圧油路、13c…低圧油路、14
…変速機ケース、14a…高圧油路の入口、14b…低
圧油路の出口、15…駆動軸(駆動車軸)、20…油圧
モータ、21…油圧モータのシリンダ、30…油圧ポン
プ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと油圧モータとで変速を無段
    階に行なわせる油圧無段変速装置において、一面が開放
    されたタンクにカバーを被せることでオイルタンクを兼
    ねた変速機ケースを構成し、この変速機ケース内部に油
    圧モータを配置し、この油圧モータのシリンダを支え且
    つ油圧モータによって直に駆動される軸を上記変速機ケ
    ースから突出し、前記油圧モータのシリンダの受け面を
    前記カバー内面に形成し、前記カバーの内部に油圧モー
    タに係る高圧油路と低圧油路とを形成し、これら高圧油
    路の入口と低圧油路の出口とを前記変速機ケースの外面
    に設けたことを特徴とする油圧無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記変速機ケースに油圧ポンプを取付
    け、この油圧ポンプの高圧油路を前記変速機ケース外面
    の高圧油路入口に連通し、低圧油路を変速機ケース外面
    の低圧油路出口に連通したことを特徴とした請求項1記
    載の油圧無段変速装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧モータの駆動軸を車両の駆動車
    軸としたことを特徴とする請求項1記載の油圧無段変速
    装置。
JP2906993A 1993-02-18 1993-02-18 油圧無段変速装置 Pending JPH06241295A (ja)

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JP2906993A JPH06241295A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 油圧無段変速装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020314