JPH0624076B2 - 複式テ−プレコ−ダのモ−ド切換装置 - Google Patents

複式テ−プレコ−ダのモ−ド切換装置

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JPH0624076B2
JPH0624076B2 JP60109955A JP10995585A JPH0624076B2 JP H0624076 B2 JPH0624076 B2 JP H0624076B2 JP 60109955 A JP60109955 A JP 60109955A JP 10995585 A JP10995585 A JP 10995585A JP H0624076 B2 JPH0624076 B2 JP H0624076B2
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大介 手島
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、複数のカセットテープを積み重ねて装着する
複式テープレコーダのモード切換装置に関するものであ
る。
<概要> 本発明は複数のカセットテープを積み重ねてカセット収
納部に収納すると共にこれらカセットテープに1つのキ
ャプスタン軸を対応させて各カセットテープを選択的に
定速走行させるものにおいて、上記両カセットテープに
1つのプレイレバー手段を共用させると共にこのプレイ
レバー手段とセレクト板の操作で上記両カセットテープ
を選択的に定速走行させるモード切換装置を提供するも
のである。
<従来技術> 最近、カセット収納部に複数個のカセットテープを積み
重ねて収納すると共にそれらカセットテープに1つのキ
ャプスタン軸を共用するようにしたテープレコーダが実
開昭57-67267号「カセットテープレコーダ」で紹介され
ている。
<発明が解決しようとする問題点> しかし乍ら、上記従来のものではダビング機としては有
用であるが、各カセットテープを単独で走行させたりす
ることには不向きであるとの欠点を有している。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記従来装置の欠点に基づいて発明されたもの
であり、少くとも第1及び第2の2つのカセットテープ
をカセット収納部に積み重ねて収納すると共にこれら両
カセットテープに1つのキャプスタン軸を対応させ、該
キャプスタン軸に上記第1,第2のカセットテープに対
応した第1,第2のピンチローラを当接することにより
上記第1,第2のカセットテープを選択的に定速走行さ
せるものにおいて、 非操作位置から操作位置に操作されることによりサブシ
ャーシを前進させ該サブシャーシ上に設けた第1,第2
の磁気ヘッドを夫々対応する上記第1及び第2のカセッ
トテープに係合させ、かつ、上記第1,第2のピンチロ
ーラを上記キャプスタン軸に当接させるプレイレバー手
段と、 第1及び第2のテープモードの各位置を選択的に取るこ
とができ、それら各モード位置において上記プレイレバ
ー手段と協働して上記第1及び第2のピンチローラを上
記キャプスタン軸に選択的に当接させるセレクト板とを
備えて成り、 該セレクト板は上記第1又は第2のテープモード位置を
取ることにより上記プレイレバー手段の操作位置への操
作に抗して上記第1又は第2のピンチローラのみを上記
キャプスタン軸に選択的に当接させてテープレコーダを
第1又は第2のカセットテープのみが定速走行する第1
又は第2のテープモードとするものであるテープレコー
ダのモード切換装置を提供せんとするものである。
<作用> 従って、本発明によるならば、両カセットテープをプレ
イレバー手段とセレクト板の操作で選択的に定速走行さ
せることができ、極めて簡単なモード切換装置を提供す
ることができる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を図面とともに説明する。第1
図は、本発明の一実施例におけるカセットテープの配置
を示したものである。複数(2つ)のカセットテープ1,
2をキャプスタン7、リール台(図示せず)が同軸とな
るよう重ねて配置し、それぞれのカセットテープ1,2
の磁気テープ面に相対する位置に複数(2つ)の磁気ヘ
ッド3,4、ピンチローラー5,6を配置する。2つの
磁気ヘッド3,4は同一の基準面8に取付け、また各ピ
ンチローラー5,6はそれぞれ独立して動作することが
可能な構造になっている。
第2図は、操作ボタン配置の一例である。当実施例にお
いては2つのカセットテープについて一方は再生(PL
AY)、録音(REC)、早送(FF)、巻戻(RE
W)、停止/取出し(STOP/EJECT)、一時停
止(PAUSE)の各機能を有し、他方は再生、停止/
取出しの機能のみを有する場合について説明を行なう
が、両方が全ての機能を有する場合も当然ありうる。以
後、再生専用側をT1、全ての機能を有する側をT2と
して説明する。第1図に示すように、上側のカセットテ
ープ1の方が下側のカセットテープ2よりもキャプスタ
ン7の振れ(傾き)の影響を受けやすいので、主な機能
は下側に受け持たせ、これをT2側とし、上側は再生専
用のT1側とする。T1とT2に共通した機能である再
生、停止/取出しの各操作レバーはそれぞれ1つで共用
し、操作性を高めるため、この操作ボタンは他のボタン
よりも大きく形成する。なお、T1,T2の切換えは、
別に設けてあるモード切換ボタンによって行なう。また
本発明のテープレコーダは、T1で再生し、同時にT2
で録音するいわゆるダビング機能、T1の再生終了後、
連続してT2を再生する連続再生機能を有し、これらの
機能切換(第2図)も前記モード切換ボタンによって行
なう。
第3図および第4図は、モード切換機構部を示したもの
である。回転駆動源からの回転力を伝達されて回転する
ギヤ10とかみ合う位置にカム12と同軸に、かつ一体
的に形成され、欠歯部11bを有するカムギヤ11を取
り付ける。カムギヤ11は起動スプリング(図示せず)
によって図中E方向の回転力が与えられているが、カム
ギヤ11に形成された突起部11aと、トリガーレバー
13の係合により通常は、欠歯部11bがギヤ10と対
応する位置にくるように係止されている。トリガーレバ
ー13はテープの巻終りを検出するオートストップセン
サー部(図示せず)と連動しており、センサー部がテー
プの巻終りを検出した場合には図中A方向に移動し、カ
ムギヤ11の突起部11aとの係合が解除され、カムギ
ヤ11は図中E方向の回転が可能となる。カムギヤ11
と一体的に形成されたカム12に当接するように形成さ
れた腕部14cを有し、図中長孔14eとピン14fで
制限された範囲でC,D方向に移動可能なモード切換レ
バー14には、このレバー上に形成された軸14aを支
点として回転可能にロック解除板15を取付ける。な
お、ロック解除板15には突起部15aおよび腕部15
bを形成し、また、このロック解除板15は両端をピン
15c,14gで係止されたスプリング25によって常
時図中F方向に付勢されており、その回転はモード切換
レバー14上に形成された当りピン14bによって規制
される。さらにモード切換レバー14には傾斜部14d
を有する腕部14gを形成する。このモード切換レバー
はスプリング26によって図中C方向に付勢されてい
る。
プレイレバー20およびストップレバー19は図中A,
B方向にスライド可能に取付けられ、スプリング(図示
せず)によってB方向に付勢されている。プレイレバー
20が押圧されると、プレイレバーに形成された突起部
20bがサブシャーシ21をA方向にスライドさせ、別
の突起部20aがこれと相対する位置に形成されたロッ
ク板18の凸部18cと係合することによりプレイレバ
ーは動作状態に保持される。ストップレバー19にも突
起部19aが存在し、ロック板18のこれと相対する位
置には傾斜部18bを有する突起部が形成されており、
ストップレバー19を押圧することによりその突起部1
9aがロック板18の傾斜部18bを押し、それに伴っ
てロック板18はD方向に移動するので、ロック板の凸
部18cとプレイレバー20上の突起部20aとの係合
が解除され、プレイレバー20をはじめ各機構部は停止
状態に復帰する。またロック板18には、前記ロック解
除板15の突起部15aに相対する位置に突起部18a
を有する腕部を形成する。なお、ロック板18は長孔1
8dとピン18eおよび長孔18fとピン18gとに制
限されてばね27によりC方向に付勢されている。
図中A,B方向に長孔16t、ピン16uにより制限さ
れてスライド可能に取付けられたセレクト板16には凹
部16f,16e,16d,16cが形成され、この凹
部には、位置決めピン24がスプリング31によって圧
接されている。本実施例の場合、位置決めピン24が凹
部16fに圧接している状態が連続モード時であり、凹
部16eに圧接している状態がT2モード、凹部16d
に圧接している状態がT1モード、凹部16cに圧接し
ている状態がダビングモードである。
またセレクト板16には、前記ロック解除板15の腕部
15bに相対する位置に突起部16bを形成し、この突
起部16bはセレクト板16が連続モード位置にある時
に限りロック解除板15の腕部15bを押圧し、モード
切換レバー14がD方向にスライドしてもロック解除板
15の突起部15aがロック板18の突起部18aに当
たらない位置まで、ロック解除板15をE方向に回転さ
せている。セレクト板16がT1,T2あるいはダビン
グ位置にある時は突起部16bは連続モード時よりもA
方向に移動しており、ロック解除板15はその突起部1
5aがロック板18の突起部18aに当たる位置までス
プリング25によってF方向に回転し、当りピン14b
によって位置決めされる。この状態で、モード切換レバ
ー14がD方向に移動するとロック解除板15の突起部
15aがロック板18の突起部18aを押圧し、ロック
板をD方向にスライドさせ、プレイレバー20のロック
が解除される。またセレクト板16の前記モード切換レ
バー14に形成された傾斜部14dに相対する位置には
セレクト板16が連続モード位置にある時に限り、前記
傾斜部14dに当接し、モード切換レバー14のD方向
への移動とともにセレクト板16をA方向に移動させる
ように突起部16aを形成する。さらにセレクト板16
には凸部凹部16h,16i…を有する腕部16gを形
成し、この凸部凹部は、それぞれのモード状態に応じて
必要なピンチローラー22,23等を動作させる働きを
する。(これについては後述する)なおセレクト板16
は第2図に示したモード切換ボタンに連動して動作す
る。
つまり、モード切換レバー14およびロック解除板15
は、セレクト板16が連続モード位置にある時は、モー
ド切換レバー14の傾斜部14dがセレクト板16をA
方向に移動させてT2モードに切換え、セレクト板16
がT2,T1、ダビングモード位置にある時はロック解
除板15がロック板18をD方向に移動させプレイレバ
ー20のロックを解除し停止状態へ復帰させる働きを行
なうものである。
さらにセレクト板16には凸部および凹部16q,16
r,16s有する腕部16pを形成し、この凸部、凹部
に相対する位置にモード検出スイッチ60,61を設置
する。このモード検出スイッチ60,61は、セレクト
板16の移動にともない開閉し、現在どのモードにある
かを電気的に検出し、これによって、各モードに応じた
回路に切換える。
第5図〜第9図は、それぞれの動作モードにおけるピン
チローラー等の切換機構を示したものである。第5図
は、T2モードにおける停止状態であるが、この図に従
って構成を説明する。プレイレバー20、およびストッ
プレバー19は図中A,B方向にスライド可能に取付け
られ、夫々スプリング(図示せず)によってB方向に付
勢されており、それぞれ突起部20a,19bを有す
る。またプレイレバー20には、その押圧によってサブ
シャーシ21をA方向にスライドさせるように突起部2
0bを形成する。ロック板18はC,D方向にスライド
可能に取付けられ、スプリング(図示せず)によってC
方向に付勢されており、前記プレイレバー20およびス
トップレバー19に形成された突起部20a,19aに
相対する位置には、それぞれ凸部18c,18bを形成
し、プレイレバー20のロックおよび解除を行なう。T
1側ピンチローラレバー22、T2側ピンチローラレバ
ー23は、それぞれ支軸35,36に回転自在に取付け
られており、それぞれ腕部22b,23bを有する。再
生時あるいは録音時にローラー部22a,23aがキャ
プスタン32,33に圧接するようにピンチローラの腕
部22c,23cはスプリング28,29によってサブ
シャーシ21に結合されており、サブシャーシ21がA
方向に移動するとスプリング28,29によってピンチ
ローラー22a,23aはキャプスタン32,33に圧
接するよう動作する。アイドラレバー41,42も同様
に支軸39,40に回転自在に取付けられ、それぞれ腕
部41b,42bを有し、再生時あるいは録音時にはロ
ーラ部41a,42aがそれぞれリール台43,44と
回転駆動源47,48に同時に圧接し、回転駆動源から
の回転力をリール台43,44に伝達するような構造と
なっている。当実施例ではアイドラレバー41,42の
腕部41c,42cとサブシャーシ21をスプリング4
5,46で連結し、サブシャーシ21がA方向に移動す
るとスプリング45,46によってアイドラ41a,4
2aがリール台43,44および回転駆動源47,48
に圧接するような構成となっている。
セレクト板16に形成された腕部16gには、前記ピン
チローラーレバー22,23の腕部22b,23bに相
対する位置に凸部、凹部16h,16i,16j,16
kを形成し、セレクト板16の位置に対応し、この凸部
とピンチローラー腕部22b,23bが当接することに
より、それぞれのモードに対応したピンチローラがキャ
プスタン32,33に圧接するような構造を形成する。
またセレクト板16の前記アイドラ41,42の腕部4
1b,42bに相対する位置には、凸部、凹部16l,
16m,16n,16oを形成し、セレクト板16の位
置に対応し、この凸部とアイドラ腕部41b,42bが
当接することにより、それぞれのモードに対応したアイ
ドラがリール台43,44および回転駆動源47,48
に同時に圧接し、必要とされるリール台に回転力を伝達
する構造となっている。
なお、第3図〜第9図において、キャプスタン32,3
3,リール台43,44あるいはピンチローラー22,
23、アイドラ41,42は説明の便宜上別個に示して
あるが実際は同軸である。当然別個に構成することも可
能である。
次に図面に沿って本発明による一実施例の作動状態を説
明する。
(1)連続モード時 第6図は、連続モード時の動作状態を示したものである
が本発明の連続再生機能はまずT1を再生し、T1が巻
終りになった時点でセレクト板をT2モード位置にスラ
イドさせ、ピンチローラー、アイドラ(リール台)、回
路等をT2モードに切換えるものであるので、連続モー
ド時はT1側のみが動作する状態である。停止状態から
プレイレバー20を押圧すると、サブシャーシ21がA
方向にスライドし、サブシャーシ上に取付けられた磁気
ヘッド37,38を磁気テープ面に圧接するとともに、
スプリング28,29,45,46によって結合されて
いるT1側ピンチローラー22a、T2側ピンチローラ
ー23a、T1側アイドラ41a、T2側アイドラ42
aは、それぞれ支軸35,36,39,40を支点とし
てE方向に回転する。しかしT2側のピンチローラーレ
バー23の腕部23bに相対する位置にセレクト板腕部
16gの凸部16kが存在し、T1側のピンチローラ腕
部22bに相対する位置には凹部16jが存在するので
T2側ピンチローラーレバー23は腕部23bがセレク
ト板腕部16gの凸部16kに当接することによりE方
向の回転が規制されキャプスタン33に圧着せず、T1
側ピンチローラ22aのみがスプリング28のばね力に
よってキャプスタン32に圧着する。アイドラレバー4
1,42も同様にT2側アイドラ腕部42bに相対する
位置にセレクト板腕部16gの凸部16oが存在し、T
1側アイドラ腕部41bに相対する位置に凹部16nが
存在するのでT2側アイドラは、その腕部42bとセレ
クト板腕部16gの凸部16oとの当接によりE方向の
回転が規制され、リール台44に圧接せず、T1側アイ
ドラ41aのみがスプリング45のばね力によってリー
ル台43および回転駆動源47に同時に圧接し、T1側
リール台43のみが動作する。
(2)T2モード時 第7図は、T2モード時の動作状態を示したものである
が、セレクト板腕部16gは、前記連続モード位置から
1段階A方向にスライドした位置に移動しており、T1
側ピンチローラーレバー22の腕部22bに相対する位
置にセレクト板腕部16gの凸部16iが存在し、T2
側ピンチローラーレバー23の腕部23bに相対する位
置に凹部16jが存在する。またT1側アイドラレバー
41の腕部41bに相対する位置にセレクト板腕部16
gの凸部16mが存在し、T2側アイドラレバー42の
腕部42bに相対する位置には凹部16nが存在する。
停止状態からプレイレバー20を押圧するとサブシャー
シ21がA方向にスライドし、磁気ヘッド37,38を
磁気テープに圧接させるとともにスプリング28,2
9,45,46によって結合されているピンチローラー
レバー22,23、およびアイドラレバー41,42
は、それぞれ支軸35,36,39,40を支点として
E方向に回転する。しかし、セレクト板腕部16gが前
述した位置に存在するのでT1側ピンチローラー22は
その腕部22bとセレクト板腕部16gの凸部16iと
の当接によりE方向の回転が規制され、T1側ピンチロ
ーラー22aはキャプスタン32に圧着せず、T2側ピ
ンチローラー23aのみがスプリング29のばね力によ
りキャプスタン33に圧着する。同様にT1側アイドラ
レバー41はその腕部41bとセレクト板腕部16gの
凸部16mとの圧接によりE方向の回転が規制され、T
1側アイドラ41aはリール台43に圧接せず、T2側
アイドラ42aのみがリール台44および回転駆動源4
8にスプリング46のばね力によって圧接し、T2側リ
ール台44のみが動作する。
(3)T1モード時 第8図は、T1モード時の動作状態を示したものであ
り、セレクト板腕部16gは前記T2モード位置よりも
1段階A方向にスライドしており、T1側ピンチローラ
ーレバー22の腕部22bに相対する位置にはセレクト
板腕部16gの凹部16hが存在しており、T2側ピン
チローラーレバー23の腕部23bに相対する位置には
凸部16iが存在している。またT1側アイドラレバー
41の腕部41bに相対する位置にはセレクト板腕部1
6gの凹部16lが存在し、T2側アイドラレバー42
の腕部42bに相対する位置には凸部16mが存在す
る。連続モード時、あるいはT2モード時の場合と同様
にサブシャーシ21がA方向にスライドすることによ
り、ピンチローラー22a,23a、アイドラ41a,
42aは、E方向に回転し、それぞれキャプスタン3
2,33、リール台43,44に圧接しようとするがT
2側ピンチローラー23aはその腕部23bとセレクト
板腕部16gの凸部16iとの当接によりE方向の回転
が規制され、T2側ピンチローラーはキャプスタン33
に圧着せず、T1側ピンチローラー22aのみがスプリ
ング28のばね力によってキャプスタン32に圧着す
る。またT2側アイドラレバー42はその腕部42b
と、セレクト板腕部16gの凸部16mとが当接し、E
方向の回転が規制されT2側アイドラ42aはリール台
44に圧接せず、T1側アイドラ41aのみがリール台
43および回転駆動源47にスプリング45のばね力に
よって圧接し、T1側リール台43のみが動作する。
(4)ダビングモード時 第9図は、ダビングモード時の動作状態を示したもので
あるが、このモードではT1側、T2側ともピンチロー
ラー22a,23a、アイドラ41a,42aがそれぞ
れキャプスタン32,33、リール台43,44に圧接
し、両方の磁気テープを定速駆動し、回路的にはT1側
で再生した信号をT2側で録音するような構成になって
いる。セレクト板腕部16gは、前記T1モード時より
も1段階A方向にスライドしており、T1側ピンチロー
ラーレバー22の腕部22bとT2側ピンチローラーレ
バー23の腕部23bの両方に相対する位置にセレクト
板腕部16gの凹部16hが存在しており、T1側アイ
ドラレバー41の腕部41bとT2側アイドラレバーの
腕部42bの両方に相対する位置にセレクト板腕部16
gの凹部16lが存在している。停止状態からプレイレ
バー20および録音レバー(図示せず)を押圧すると、
サブシャーシ21はA方向にスライドし、サブシャーシ
上に取り付けられている磁気ヘッド37,38を磁気テ
ープに圧接するとともにスプリング28,29,45,
46によってサブシャーシ21と結合されているピンチ
ローラー22,23、アイドラ41,42は、支軸3
5,36,39,40を支点としてE方向に回転する
が、T1、T2側ともピンチローラ22a,23aはセ
レクト板腕部16gによって回転が規制されることな
く、スプリング28,29のばね力によってキャプスタ
ン32,33に圧着する。またT1側アイドラ41a、
T2側アイドラ42aもセレクト板腕部16gによって
回転が規制されることなく、スプリング45,46のば
ね力によってそれぞれリール台43,44および回転駆
動源47,48に圧接し、T1側リール台43,T2側
リール台44とも動作する。
第10図〜第13図は、各モードにおけるモード検出ス
イッチ60,61の状態を示したものである。第10図
は連続モード時のスイッチの状態であるがセレクト板1
6に形成された腕部16pの凸部16sによってT1の
スイッチ60の接点が閉じ、T2のスイッチ61は開い
ている。セレクト板16をA方向に1段階移動し、T2
モードにするとT1のスイッチ60に相対する位置に
は、凹部16rがT2のスイッチに相対する位置には凸
部16sがくるのでT1のスイッチ60は開き、T2の
スイッチ61は接点が閉じた状態になる。(第11
図)。さらに1段A方向に移動させ、T1モードにする
と(第12図)、凸部16gによってT1のスイッチ6
0は閉じ、凹部16rによってT2のスイッチ61は開
いた状態となる。ダビングモード時は第13図のように
凸部16qによってT1のスイッチ60、T2のスイッ
チ61とも接点は閉じた状態になる。このようにセレク
ト板16の移動により、ピンチローラー、アイドラを切
換えるとともにスイッチの開閉も行ない、電気的にどの
モード状態にあるかを検出し、各モードに応じた回路に
切換を行なうことができる。
次にオートストップおよびモード切換機構について説明
する。第4図は、T2モード時の再生状態を示したもの
であり、プレイレバー20は、その突起部20aと、こ
れに相対する位置に形成されたロック板18の凸部18
cとの係合により、再生状態に保持されている。モード
切換レバー14に回転可能に取付けられたロック解除板
15は、スプリング25によってF方向に付勢され、モ
ード切換レバー14上に形成された当たりピン14bに
よって突起部15aが、ロック板18に形成された突起
部18aに相対する位置にくるように規制されている。
カムギヤ11はスプリング(図示せず)によってE方向
に付勢されているが、突起部11aとトリガレバー13
との係合により、欠歯部11bが駆動ギヤ10とのかみ
合いにくるよう規制されている。また、駆動ギヤ10は
F方向に回転している。オートストップセンサー部がテ
ープの巻終りを検出すると、それに連動してトリガレバ
ー13はA方向に移動し、カムギヤ11はE方向に回転
し、カムギヤ11のギヤ部と駆動ギヤ10がかみ合いカ
ムギヤ11はE方向に回転するとともに、カムギヤと同
軸にかつ一体的に形成されたカム12もE方向に回転す
る。このカム12には、モード切換レバー14の腕部1
4cが当接しており、カム12は係止状態からE方向に
回転するとモード切換レバー14をD方向にスライドさ
せるような形状となっている。したがってカム12がE
方向に回転すると、モード切換レバー14はスプリング
26に抗してD方向にスライドさせられ、それとともに
ロック解除板15の突起部15aがロック板18の突起
部18aをD方向に押圧し、ロック板18をD方向にス
ライドさせる。その結果ロック板18の凸部18cと、
プレイレバー20の突起部20aとの係合が解除され、
停止状態に復帰する。セレクト板16がT2位置にある
時は、セレクト板16上に形成された突起部16aはモ
ード切換レバー14がD方向へスライドしても、その傾
斜部14dと当接しない位置にある。T1モード時、ダ
ビングモード時も前述したT2モード時と同様な動作に
より、オートストップ動作が行なわれる。
次に連続再生モードにおけるT1からT2への切換動作
について説明する。第3図は上記連続モード時のT1側
の再生状態を示したものであるが、プレイレバー20
は、その突起部20aとロック板18の凸部18cとの
係合により、再生状態に保持されている。モード切換レ
バー14に回転自在に取付けられたロック解除板15
は、その腕部15bをセレクト板16に形成された突起
部16bに押圧されており、モード切換レバー14がD
方向へスライドした時も、その突起部15aがロック板
18の腕部に形成された突起部18aに当接しない位置
までE方向に回転させられている。また、セレクト板1
6上に形成された突起部16aはモード切換レバー14
の傾斜部14dに相対する位置にきている。なおこの連
続モード状態では、まず、T1側が再生されている。こ
の状態からT1が巻終りとなると、オートストップセン
サー部が作動し、これに連動してトリガレバー13がA
方向に移動しカムギヤ11は、スプリング(図示せず)
のバネ力によってE方向に回転し、その後駆動ギヤ10
とのかみ合いにより、カム12とともにE方向に回転す
る。それに従ってモード切換レバー14はD方向にスラ
イドするがロック解除板15は、その腕部15bをセレ
クト板16の突起部16bに押圧され、E方向に回転し
ているのでロック板18の突起部18aに当接せずプレ
イレバー20のロックは解除されない。一方セレクト板
16上に形成された突起部16aはモード切換レバー1
4の傾斜部14dに相対する位置にきており、前記カム
12のE方向の回転によって、モード切換レバー14が
D方向にスライドすると、その傾斜部14dが、セレク
ト板の突起部16aに当接することにより、セレクト板
14をA方向に1段階スライドさせセレクト板14はT
2モード(図4の位置)に移動し、前述したセレクト板
腕部16g,16pの作用より、T1側ピンチローラ2
2aおよびアイドラ41aの圧着を解除し、T2側ピン
チローラ23a、アイドラ42aをそれぞれキャプスタ
ン33、リール台44に圧着し、T1の動作からT2側
の動作に切換わり、同時にモード検出スイッチもT1側
60が開きT2側61が閉じることにより、回路的にも
T1からT2に切換わる。
<発明の効果> 本発明は叙上のように構成されるものであるから、1つ
のプレイレバーを共用させセレクト板の位置を選択する
だけで複数個のテープカセットの何れか1つを選択的に
定速走行させることができ、極めて簡単な構造で従来の
テープレコーダの欠点を解消したモード切換装置を提供
できる優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例を示す図面であり、第1図は概
略的な構成を示したものであり、第2図は操作ボタンお
よびモード切換ボタン部分を示したものである。第3
図、第4図はモード切換機構部を示したものであり、第
3図は連続モード時の再生状態、第4図はT2モード時
の再生状態を示したものである。第5図乃至第9図は、
ピンチローラ、アイドラの圧着阻止機構部を示したもの
であり、第5図はT2モード時の停止状態、第6図は連
続モード時の再生状態、第7図はT2モード時の再生状
態、第8図はT1モード時の再生状態、第9図はダビン
グモード時の動作状態を示したものである。第10図乃
至第13図はモード検出スイッチ部を示したものであ
り、第10図は連続モード状態、第11図はT2モード
状態、第12図はT1モード状態、第13図はダビング
モード状態を示したものである。 14……モード切換レバー、14a……支点、14b…
…ピン、14d……傾斜部、14g……腕部、15……
ロック解除板、15a……突起部、16……セレクト
板、16c,16d,16e,16f……モードに対応
した凹部、16p……腕部、16q,16r,16s…
…凹凸部、16h,16i,16j,16k,16l,
16m,16n,16o……ピンチローラおよびアイド
ラの作動を司る凹凸部、18……ロック板、18a……
突起部、18b,18c……凸部、19……ストップレ
バー、19a,19b……突起部、20……プレイレバ
ー、20a,20b……突起部、21……サブシャー
シ、60,61……モード検出スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも第1及び第2の2つのカセットテ
    ープをカセット収納部に積み重ねて収納すると共にこれ
    ら両カセットテープに1つのキャプスタン軸を対応さ
    せ、該キャプスタン軸に上記第1,第2のカセットテー
    プに対応した第1,第2のピンチローラを当接すること
    により上記第1,第2のカセットテープを選択的に定速
    走行させるものにおいて、 非操作位置から操作位置に操作されることによりサブシ
    ャーシを前進させ該サブシャーシ上に設けた第1,第2
    の磁気ヘッドを夫々対応する上記第1及び第2のカセッ
    トテープに係合させ、かつ、上記第1,第2のピンチロ
    ーラを上記キャプスタン軸に当接させるプレイレバー手
    段と、 第1及び第2のテープモードの各位置を選択的に取るこ
    とができ、それら各モード位置において上記プレイレバ
    ー手段と協働して上記第1及び第2のピンチローラを上
    記キャプスタン軸に選択的に当接させるセレクト板とを
    備えて成り、 該セレクト板は上記第1又は第2のテープモード位置を
    取ることにより上記プレイレバー手段の操作位置への操
    作に抗して上記第1又は第2のピンチローラのみを上記
    キャプスタン軸に選択的に当接させてテープレコーダを
    第1又は第2のカセットテープのみが定速走行する第1
    又は第2のテープモードとするものであることを特徴と
    する複式テープレコーダのモード切換装置。
JP60109955A 1985-04-17 1985-05-20 複式テ−プレコ−ダのモ−ド切換装置 Expired - Lifetime JPH0624076B2 (ja)

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KR1019860002851A KR910009298B1 (ko) 1985-04-17 1986-04-14 복수의 카세트 테이프를 구비한 카세트 테이프 레코더
DE19863612844 DE3612844A1 (de) 1985-04-17 1986-04-16 Tonbandgeraet fuer mehrere tonbandkassetten
GB8609392A GB2173940B (en) 1985-04-17 1986-04-17 Cassette tape recorder for multiple cassette tapes
CN198686102708A CN86102708A (zh) 1985-04-17 1986-04-17 装有数个盒式磁带的盒式磁带录音机
US07/227,480 US4879613A (en) 1985-04-17 1988-08-01 Cassette tape recorder for multiple cassette tapes

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JPS61265763A JPS61265763A (ja) 1986-11-25
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