JPH06240646A - 水中における取・放水口の施工法 - Google Patents

水中における取・放水口の施工法

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JPH06240646A
JPH06240646A JP5030703A JP3070393A JPH06240646A JP H06240646 A JPH06240646 A JP H06240646A JP 5030703 A JP5030703 A JP 5030703A JP 3070393 A JP3070393 A JP 3070393A JP H06240646 A JPH06240646 A JP H06240646A
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JP
Japan
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caisson
water
intake
gate
steel
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Pending
Application number
JP5030703A
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English (en)
Inventor
Masaki Mishima
雅貴 三島
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Hazama Ando Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中でのコンクリートはつり作業をなくし、
施工作業の短縮化、安全性の向上等を実現する水中にお
ける取・放水口の施工法を提供すること。 【構成】 海、河川等の貯水池水位下の地山に取・放水
口をケーソン躯体構築物として設置するケーソン工法に
おいて、まず底部に刃口を有し、側部を中空の囲い状と
して貯水池側に向く面に着脱可能な蓋部材を備えたケー
ソン躯体を、該ケーソン躯体の底部から前記刃口方向に
掘進して前記地山に掘削沈下する工程と、前記ケーソン
躯体の前記蓋部材とは別の側部を破砕して別途設けた取
・放水トンネルと接続する工程と、前記蓋部材側の前面
地山を浚渫し、前記ケーソン躯体の内部を上下に仕切る
隔壁を設置する工程とを含み、さらに前記ケーソン躯体
内に注水して前記蓋部材を撤去する工程とからなる水中
における取・放水口の施工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中における取・放水口
の施工法、特に陸上から海、湖、河川、池など貯水池の
水位下の地山へケーソン躯体構築物として設置する取・
放水口の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の水を必要とする、例えば火力発電
所等の設備は、海等の水位下法面に取・放水口を設置
し、ここから直接、引水、あるいは放水している。この
水中における取・放水口を陸上から直ちに構築すること
は安全性の面から困難である。そのため、取・放水口設
置予定箇所の廻りに二重締切を構築し、この内部で施工
したり、あるいは、法面の水位より上の地山を残し、取
・放水口の設置後に残した地山を浚渫する施工法が知ら
れている。しかし前者の場合、二重締切構築物の安定性
に問題があり、さらに、地盤によっては二重締切の構築
ができない場合があり、また、後者の場合には取・放水
口設置箇所が陸側に追い込まれる等の問題がある。
【0003】したがって、現在では、ニューマチックケ
ーソン、すなわちケーソンの下端に設けた刃口を先端と
して地山を掘削すると共に、ケーソンを所定の深度まで
沈下させ、その後、水中側の地山法面を浚渫し、さら
に、水中でケーソン側部をはつり、予め陸側から構築し
たトンネルと接続させ、取・放水口の設置を完了する工
法が施工されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ニ
ューマチックケーソンによる施工法では、上述したよう
に、水中でのコンクリートのはつり作業を行なわなけれ
ばならず、施工期間が長期化したり、あるいは、はつり
作業を行なう潜水夫に危険が伴う等の問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、水中でのコンクリートのはつり
作業をなくし、施工作業の短縮化、安全性の向上を実現
できる、水中における取・放水口の施工法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水中における取
・放水口の施工法は、海、湖、河川、池など貯水池の水
位下の地山に取・放水口をケーソン躯体構築物として設
置するケーソン工法において、まず底部に刃口を有し、
側部を中空の囲い状として上記貯水池側に向く面に着脱
可能な蓋部材を備えたケーソン躯体を、該ケーソン躯体
の底部から前記刃口方向に掘進して、前記地山に掘削沈
下する工程と、つぎに前記ケーソン躯体の前記蓋部材と
は別の側部を破砕して別途設けた取・放水トンネルと接
続する工程と、その後、前記蓋部材側の前面地山を浚渫
し、前記ケーソン躯体の内部を上下に仕切る隔壁を設置
する工程とを含み、さらに前記ケーソン躯体内に注水し
て前記蓋部材を撤去する工程とからなる。
【0007】
【作用】本発明の水中における取・放水口の施工法で
は、ケーソン躯体を所望箇所まで沈下させた後、ケーソ
ン躯体内部で地上と同様の破砕作業により、ケーソン躯
体の側部に別途設けた取・放水トンネルを接続すること
ができる。また、ケーソン躯体の側部に着脱可能に設置
された蓋部材の前面の地山を浚渫した後、ケーソン躯体
内に注水することで、蓋部材の一面にのみかかっていた
水圧を両面に与え水圧を略均等化し、ケーソン躯体から
蓋部材をクレーン船等で撤去することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の水中における取・放水口の施
工法の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】急竣な海岸線を法面3とする海2の水位下
に、地山1から予定される取・放水口を設置するため、
まずケーソン底部4を、この下面4”の周辺に下向きに
設けられた刃口4’から地山1に据付ける(図1)。つ
いで、ケーソン底部4の下面4”と刃口4’とに囲まれ
る空間を作業室8とし、ここに圧縮空気を送入すること
により浸水を防ぎながら、ドライワークで地山1を掘削
して、ケーソン底部4と、この底部上に構築するケーソ
ン側部5、および側部5の海側に設置した上方向に取外
し可能な蓋部材としての鋼製ゲート6とで構成されるケ
ーソン躯体I全体を沈下する(図2(a))。図2
(b)はハイブリットなケーソン躯体Iの平面図であ
る。鋼製ゲート6は、耐水圧性を有し、施工作業中にケ
ーソン躯体I内に漏水等が発生しないよう水密にしたケ
ーソン側部5にボールト等で強固に固定される。ケーソ
ン躯体Iを予定深度まで掘削沈下したの後、作業室8を
コンクリート打設で中詰し(図3)、ここを取・放水口
の基礎底面8’とする。なお、鋼製ゲート6やケーソン
側部5夫々を複数の筒状部材とし、これらを縦方向に重
ねれば大深度にも対応できる。本実施例では、鋼製ゲー
ト6およびケーソン側部5が、各々上下二つのゲート部
材6’,6”および側部部材5’,5”を重ね用いられ
ている。
【0010】次に、陸側から別途設けた取・放水トンネ
ル9に、ケーソン躯体Iの内部からケーソン側部5をは
つることで、トンネル内部と接続貫通させる(図4)。
【0011】その後、鋼製ゲート6の前面である海側の
地山1’を取・放水口底盤以下まで浚渫し、また、これ
と同時か前後してケーソン躯体I内部に取・放水口の上
壁となり、内部を上下に仕切る隔壁としての内部躯体7
を設置する(図5(a))。なお、図5(b)は内部躯
体7を設置したケーソン躯体Iの平面図を示す。
【0012】さらに、ケーソン躯体I内の内部躯体7の
上下に注水し(図6)、鋼製ゲート6の水中側一面にの
みかかっていた水圧を略均等化する。
【0013】最後に、鋼製ゲート6のケーソン側部に固
定していたボールト等を水中で外し、これをクレーン船
9で撤去し(図7)、取・放水口は完成する。
【0014】取・放水口の蓋部材の鋼製ゲート6以外の
例として、図8に示す鋼製蓋16を用いることもでき、
これを図5に示す鋼製ゲート6と比較すると、ケーソン
躯体Iの海側であって内部躯体7より下部のみを鋼製蓋
16で塞ぎ、上部はケーソン躯体Iと一体形成されてい
る。
【0015】以上本実施例では、設置箇所として海岸線
の水位下を例に挙げたが、例えば、既設の水力発電所の
増設におけるダム貯水池下に取・放水口を設置する場
合、供給電力の停止、発電量の低下を招くため水位を下
げることができないので、本発明の施工法が特に有効と
なる。
【0016】
【効果】以上述べたように、本発明の水中における取・
放水口の施工法では、危険を伴う水中でのコンクリート
のはつり、破砕作業を行なわないため、施工を短縮化す
ると共に、作業の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】法面を有する海岸線の地山にケーソン底部を据
付けた状態を示す断面図である。
【図2】ケーソン躯体を掘削沈下する状態を示す断面図
(a)と、ケーソン躯体の平面図(b)である。
【図3】予定された設置予定箇所にケーソン躯体を沈設
した状態を示す断面図である。
【図4】別途設けた取・放水トンネルと接続した状態を
示す断面図である。
【図5】前面地山を浚渫し、内部躯体を設置した状態を
示す断面図(a)と、内部躯体設置後のケーソン躯体の
平面図(b)である。
【図6】ケーソン躯体内部に注水した状態を示す断面図
である。
【図7】クレーン船により鋼製ゲートを撤去する状態を
示す断面図である。
【図8】蓋部材として鋼製蓋を用いた断面図である。
【符号の説明】
I ケーソン躯体 1,1’ 地山 2 海 3 法面 4 ケーソン底部 5 ケーソン側部 6 鋼製ゲート 7 内部躯体 8 作業室 9 取・放水トンネル 10 クレーン船 16 鋼製蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海、湖、河川、池など貯水池の水位下の
    地山に取・放水口をケーソン躯体構築物として設置する
    ケーソン工法において、 まず底部に刃口を有し、側部を中空の囲い状として上記
    貯水池側に向く面に着脱可能な蓋部材を備えたケーソン
    躯体を、該ケーソン躯体の底部から前記刃口方向に掘進
    して、前記地山に掘削沈下する工程と、 つぎに前記ケーソン躯体の前記蓋部材とは別の側部を破
    砕して別途設けた取・放水トンネルと接続する工程と、 その後、前記蓋部材側の前面地山を浚渫し、前記ケーソ
    ン躯体の内部を上下に仕切る隔壁を設置する工程とを含
    み、 さらに前記ケーソン躯体内に注水して前記蓋部材を撤去
    する工程とからなる水中における取・放水口の施工法。
JP5030703A 1993-02-19 1993-02-19 水中における取・放水口の施工法 Pending JPH06240646A (ja)

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