JPH06240298A - 混合洗浄溶剤 - Google Patents
混合洗浄溶剤Info
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- JPH06240298A JPH06240298A JP3195293A JP3195293A JPH06240298A JP H06240298 A JPH06240298 A JP H06240298A JP 3195293 A JP3195293 A JP 3195293A JP 3195293 A JP3195293 A JP 3195293A JP H06240298 A JPH06240298 A JP H06240298A
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- Japan
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- mixed
- cleaning
- solvent
- trichloroethane
- tce
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- Pending
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- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油脂洗浄能力が1,1,1−トリクロロエタ
ンと同程度であり、しかも、オゾン破壊係数(ODP)
が低く、プラスチックに対する溶解性が低く、かつ実用
上引火点を有さない洗浄溶剤を提供する。 【構成】 1,1,1−トリクロロエタンと沸点範囲1
00〜300℃の石油留分を1,1,1−トリクロロエ
タンが45〜95重量%に混合する。
ンと同程度であり、しかも、オゾン破壊係数(ODP)
が低く、プラスチックに対する溶解性が低く、かつ実用
上引火点を有さない洗浄溶剤を提供する。 【構成】 1,1,1−トリクロロエタンと沸点範囲1
00〜300℃の石油留分を1,1,1−トリクロロエ
タンが45〜95重量%に混合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,1,1−トリクロ
ロエタン(以下TCEと略記する。)を含んでなる改良
された洗浄溶剤に関し、さらに詳しくは、TCEの安定
化とともに金属材料の腐食を防止し、且つプラスチック
に対する侵蝕性を有さない混合洗浄溶剤に関する。
ロエタン(以下TCEと略記する。)を含んでなる改良
された洗浄溶剤に関し、さらに詳しくは、TCEの安定
化とともに金属材料の腐食を防止し、且つプラスチック
に対する侵蝕性を有さない混合洗浄溶剤に関する。
【0002】
【従来技術とその解決しようとする課題】TCEは、低
毒性かつ不燃性の溶剤として、モ−タ−等の電気部品、
時計部品、電子材料等の脱脂洗浄、およびプラスチック
加工における脱グリ−ス剤、ドライクリ−ニング溶剤等
の種々の用途に広く使用されてきたが、近年オゾン層破
壊の原因物質として使用が制限されつつある。TCEの
代替物質としては、石油系、炭化水素系の有機溶剤、ま
た水系洗浄剤等多くの物質が模索されているが、いずれ
も燃焼性、排水処理等の問題を有している。
毒性かつ不燃性の溶剤として、モ−タ−等の電気部品、
時計部品、電子材料等の脱脂洗浄、およびプラスチック
加工における脱グリ−ス剤、ドライクリ−ニング溶剤等
の種々の用途に広く使用されてきたが、近年オゾン層破
壊の原因物質として使用が制限されつつある。TCEの
代替物質としては、石油系、炭化水素系の有機溶剤、ま
た水系洗浄剤等多くの物質が模索されているが、いずれ
も燃焼性、排水処理等の問題を有している。
【0003】一方、化学的側面からみるとTCEは通常
の使用条件においては安定な化合物であるが、アルミ合
金等の金属材料と長期にわたり接触するとTCEが分解
して塩酸を発生し、金属材料が腐食するという現象が認
められる。そのため受酸剤等が安定剤として添加されて
いる。またABS樹脂、ポリカ−ボネ−ト等のプラスチ
ックに対する侵蝕性が高いため、これらへの用途が制限
されるという欠点がある。
の使用条件においては安定な化合物であるが、アルミ合
金等の金属材料と長期にわたり接触するとTCEが分解
して塩酸を発生し、金属材料が腐食するという現象が認
められる。そのため受酸剤等が安定剤として添加されて
いる。またABS樹脂、ポリカ−ボネ−ト等のプラスチ
ックに対する侵蝕性が高いため、これらへの用途が制限
されるという欠点がある。
【0004】したがって、本発明は、TCEの環境への
悪影響を軽減化するとともに、上記の金属への腐食性を
防止し、かつプラスチックへの侵蝕性を抑制した混合溶
剤を提供することを目的として成された。
悪影響を軽減化するとともに、上記の金属への腐食性を
防止し、かつプラスチックへの侵蝕性を抑制した混合溶
剤を提供することを目的として成された。
【0005】
【課題を解決する具体的手段】本発明者らは上記の目的
に対して種々検討をすすめた結果、TCEに特定の石油
留分を組み合わせることによりTCEの安定化効果及び
樹脂に対する侵蝕の抑制ができることを見出し、本発明
に到達したものである。
に対して種々検討をすすめた結果、TCEに特定の石油
留分を組み合わせることによりTCEの安定化効果及び
樹脂に対する侵蝕の抑制ができることを見出し、本発明
に到達したものである。
【0006】以下、本発明の詳細について説明する。本
発明における石油留分は、沸点が100〜300℃の範
囲にある石油成分であり、例えば、工業ガソリン2号、
工業ガソリン4号、工業ガソリン5号、リグロイン、軽
ソルベントナフサ、軽ソルベントナフサ、灯油、軽質軽
油などの留分である。これらの留分はさらに沸点範囲を
限定した留分、さらには単一の成分として用いてもよ
く、または100〜300℃にわたる留分を含む組成物
を用いてもよい。沸点が100℃以下の場合でも引火点
が充分高い石油留分では問題ないが、通常余り好ましく
ない。また300℃以上の場合は液の粘度が高く好まし
くない。
発明における石油留分は、沸点が100〜300℃の範
囲にある石油成分であり、例えば、工業ガソリン2号、
工業ガソリン4号、工業ガソリン5号、リグロイン、軽
ソルベントナフサ、軽ソルベントナフサ、灯油、軽質軽
油などの留分である。これらの留分はさらに沸点範囲を
限定した留分、さらには単一の成分として用いてもよ
く、または100〜300℃にわたる留分を含む組成物
を用いてもよい。沸点が100℃以下の場合でも引火点
が充分高い石油留分では問題ないが、通常余り好ましく
ない。また300℃以上の場合は液の粘度が高く好まし
くない。
【0007】本発明の石油留分は、混合溶剤に対し、1
〜99重量%、好ましくは、5〜55重量%、さらに好
ましくは10〜50重量%である。1重量%以下ではア
ルミ、プラスチックスへの作用が大きく、また99重量
%以上では引火点が低かったりあるいは脱脂力が不十分
な場合があり好ましくない。
〜99重量%、好ましくは、5〜55重量%、さらに好
ましくは10〜50重量%である。1重量%以下ではア
ルミ、プラスチックスへの作用が大きく、また99重量
%以上では引火点が低かったりあるいは脱脂力が不十分
な場合があり好ましくない。
【0008】また、目的、用途によっては本発明の効果
を損なうことのない範囲において他の各種溶剤等と混合
して使用してもよく、各種溶剤としては常温付近で液体
である有機化合物であれば特に限定する必要はないが、
通常塗料、洗浄、油脂抽出、噴霧助剤、インキなどの分
野において使用されるものが実用上好ましく、炭化水素
類、アルコ−ル類、エーテル類、ケトン類、塩素化炭化
水素類、エステル類、グリコ−ル類に属する有機化合物
が例示できる。これらの溶剤はTCEの安定効果、被洗
浄物の保護効果を有することもあるので、混合すること
は好ましい。この様な溶剤を例示すれば、ヘプタン、イ
ソオクタン、シクロヘキサン、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコール、第二ブチルアルコール、第三ブチルア
ルコール、イソアミルアルコール、2−エチルヘキサノ
ール、シクロヘキサノール、n−ブチルエーテル、ジオ
キサン、アセトン、エチルメチルケトン、イソブチルケ
トン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチル
シクロヘキサノン、イソホロン、塩化メチレン、クロロ
ホルム、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、ジクロロプロパン、ギ酸メ
チル、ギ酸エチル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸
第二ブチル、酢酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸2−エ
チルシクロヘキシル、プオピオン酸エチル、プロピオン
酸ブチル、酪酸ブチル、エチレングリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノアセテート、エチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリエチレングリコール、グリセリンまど
を非制限的にあげることができる。
を損なうことのない範囲において他の各種溶剤等と混合
して使用してもよく、各種溶剤としては常温付近で液体
である有機化合物であれば特に限定する必要はないが、
通常塗料、洗浄、油脂抽出、噴霧助剤、インキなどの分
野において使用されるものが実用上好ましく、炭化水素
類、アルコ−ル類、エーテル類、ケトン類、塩素化炭化
水素類、エステル類、グリコ−ル類に属する有機化合物
が例示できる。これらの溶剤はTCEの安定効果、被洗
浄物の保護効果を有することもあるので、混合すること
は好ましい。この様な溶剤を例示すれば、ヘプタン、イ
ソオクタン、シクロヘキサン、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコール、第二ブチルアルコール、第三ブチルア
ルコール、イソアミルアルコール、2−エチルヘキサノ
ール、シクロヘキサノール、n−ブチルエーテル、ジオ
キサン、アセトン、エチルメチルケトン、イソブチルケ
トン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチル
シクロヘキサノン、イソホロン、塩化メチレン、クロロ
ホルム、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、ジクロロプロパン、ギ酸メ
チル、ギ酸エチル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸
第二ブチル、酢酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸2−エ
チルシクロヘキシル、プオピオン酸エチル、プロピオン
酸ブチル、酪酸ブチル、エチレングリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノアセテート、エチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリエチレングリコール、グリセリンまど
を非制限的にあげることができる。
【0009】さらに、本発明の混合洗浄溶剤には界面活
性剤、安定剤等の各種添加剤を混合することもできる。
界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオ
ン系及び両性界面活性剤のいずれをも用いることもでき
る。安定剤としては、上記溶剤のほか例えば、ニトロメ
タン、ニトロエタン、エピクロルヒドリン1,2-ブチ
レンオキシド、3−メチル−1−ブチン−3−オ−ル、
1,2-ブタンジオ−ル、モルホリン、2,6−t−ブ
チル−p−クレゾ−ル、1,2,3−ベンゾトリアゾ−
ル等が挙げられる。
性剤、安定剤等の各種添加剤を混合することもできる。
界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオ
ン系及び両性界面活性剤のいずれをも用いることもでき
る。安定剤としては、上記溶剤のほか例えば、ニトロメ
タン、ニトロエタン、エピクロルヒドリン1,2-ブチ
レンオキシド、3−メチル−1−ブチン−3−オ−ル、
1,2-ブタンジオ−ル、モルホリン、2,6−t−ブ
チル−p−クレゾ−ル、1,2,3−ベンゾトリアゾ−
ル等が挙げられる。
【0010】本発明の洗浄剤についての使用方法は特に
限定することはなく、通常おこなわれる浸漬洗浄、蒸気
洗浄、超音波洗浄等各種の方法が例示できる。以下、本
発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明
は、この実施例のみに限定されるものではない。
限定することはなく、通常おこなわれる浸漬洗浄、蒸気
洗浄、超音波洗浄等各種の方法が例示できる。以下、本
発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明
は、この実施例のみに限定されるものではない。
【0011】
実施例1〜9 TCEと次の石油留分(沸点100〜300℃)を混合
して表1に示す組成の混合溶剤を調製した。
して表1に示す組成の混合溶剤を調製した。
【0012】石油留分A:沸点範囲155〜175℃ 石油留分B:沸点範囲205〜230℃ 石油留分C:沸点範囲240〜275℃ 調製した混合溶剤は以下に示す試験により評価した。結
果を表1に示す。
果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】〔スクラッチ試験〕ガラス製シャ−レ(8
5mmφ×20mm)に混合溶剤を50ml採り、アル
ミ製テストピ−ス(40×15×5mm)の表面にカッ
タ−ナイフで長さ約30mmの引っ掻き傷を2箇所に付
け、直ちにシャーレの混合溶剤に浸漬し蓋をした。その
後、常温で10分間目視にてアルミのキズ部から赤い液
体が流れ出、また同時に混合溶剤が着色・白濁するか否
かを観察した。
5mmφ×20mm)に混合溶剤を50ml採り、アル
ミ製テストピ−ス(40×15×5mm)の表面にカッ
タ−ナイフで長さ約30mmの引っ掻き傷を2箇所に付
け、直ちにシャーレの混合溶剤に浸漬し蓋をした。その
後、常温で10分間目視にてアルミのキズ部から赤い液
体が流れ出、また同時に混合溶剤が着色・白濁するか否
かを観察した。
【0015】評価は、次の基準で行った。 ○:アルミ表面に着色が見られない。 △:アルミ表面に若干着色はあるが液は着色・白濁は見
られない。 ×:アルミ表面に着色が発生し、液に着色が発生し同時
に白濁する。 なお、アルミのキズより赤い液体の進行を防ぐ効果のあ
る○および△は本試験合格である。 〔プラスチックの耐溶剤試験〕ガラス製シャ−レ(85
mmφ×20mm)に混合溶剤を50ml採り、40℃
に保ち、そこへポリカーボネート樹脂あるいはABS樹
脂の試験片(50×25×2mm)を浸漬し、10分後
に取り出した直後に試験片の各辺長(縦、横)を測定し
その合計を浸漬前の値をもとに計算し寸法変化率を求め
た。その後、該試験片を50℃の温風乾燥器で2時間乾
燥し、そのときの重量を測定し浸漬前の値をもとに計算
し重量変化率を求めた。
られない。 ×:アルミ表面に着色が発生し、液に着色が発生し同時
に白濁する。 なお、アルミのキズより赤い液体の進行を防ぐ効果のあ
る○および△は本試験合格である。 〔プラスチックの耐溶剤試験〕ガラス製シャ−レ(85
mmφ×20mm)に混合溶剤を50ml採り、40℃
に保ち、そこへポリカーボネート樹脂あるいはABS樹
脂の試験片(50×25×2mm)を浸漬し、10分後
に取り出した直後に試験片の各辺長(縦、横)を測定し
その合計を浸漬前の値をもとに計算し寸法変化率を求め
た。その後、該試験片を50℃の温風乾燥器で2時間乾
燥し、そのときの重量を測定し浸漬前の値をもとに計算
し重量変化率を求めた。
【0016】寸法変化率または重量変化率をもとに、次
の基準に従い耐溶剤性を評価した。 ○:寸法変化率または重量変化率が0.5%未満であ
る。 △:寸法変化率または重量変化率が0.5〜2%であ
る。 ×:寸法変化率または重量変化率が2%以上または溶解
する。 〔引火点測定〕JISK2265にしたがいタグ密閉式
引火点測定器で測定した。 〔脱脂洗浄試験〕100メッシュのステンレス金網(5
cm×7cm)を切削油(ブルカットC−30、共同石
油(株)製)の入った1リットルのビーカーに漬けすぐ
に引き上げて室温で2時間放置すると付着油は0.3g
で一定量となった。この金網をガラス製シャ−レ(85
mmφ×20mm)に入れた150gの混合溶剤中に浸
漬・静置して1分後に取り出し60℃で1時間乾燥させ
た上で重量を測定し、混合溶剤への浸漬の前後での重量
変化を洗浄率(汚れ除去率)として求めた。
の基準に従い耐溶剤性を評価した。 ○:寸法変化率または重量変化率が0.5%未満であ
る。 △:寸法変化率または重量変化率が0.5〜2%であ
る。 ×:寸法変化率または重量変化率が2%以上または溶解
する。 〔引火点測定〕JISK2265にしたがいタグ密閉式
引火点測定器で測定した。 〔脱脂洗浄試験〕100メッシュのステンレス金網(5
cm×7cm)を切削油(ブルカットC−30、共同石
油(株)製)の入った1リットルのビーカーに漬けすぐ
に引き上げて室温で2時間放置すると付着油は0.3g
で一定量となった。この金網をガラス製シャ−レ(85
mmφ×20mm)に入れた150gの混合溶剤中に浸
漬・静置して1分後に取り出し60℃で1時間乾燥させ
た上で重量を測定し、混合溶剤への浸漬の前後での重量
変化を洗浄率(汚れ除去率)として求めた。
【0017】洗浄率をもとに、次の基準に従い脱脂洗浄
試験の結果を評価した。 ○:洗浄率が90%を超える △:洗浄率が70〜90%である。 ×:洗浄率が70%以下である。
試験の結果を評価した。 ○:洗浄率が90%を超える △:洗浄率が70〜90%である。 ×:洗浄率が70%以下である。
【0018】比較例1〜4 TCEおよび実施例1〜9で用いた石油留分について実
施例と同一の各種試験等を行いその結果を表1に示し
た。
施例と同一の各種試験等を行いその結果を表1に示し
た。
【0019】
【発明の効果】本発明の混合洗浄溶剤は表1から、TC
Eの有する優れた脱脂性能を保持し、かつ引火点が高い
という特性を有したまま、アルミに対する腐食を軽減
し、また、ABS樹脂もしくはポリカーボネートなどの
プラスチックに対する溶解性を低下させることができる
ことは明らかである。
Eの有する優れた脱脂性能を保持し、かつ引火点が高い
という特性を有したまま、アルミに対する腐食を軽減
し、また、ABS樹脂もしくはポリカーボネートなどの
プラスチックに対する溶解性を低下させることができる
ことは明らかである。
【0020】したがって、本発明の混合洗浄溶剤は、金
属、プラスチックの脱脂工程、特に各種金属、各種プラ
スチックの混在した電子部品、精密機械部品等に付着し
た油脂類、フラックス等の除去工程において、広範囲の
被洗浄物を同一の溶剤で洗浄できるという実用上好まし
い効果を奏する。
属、プラスチックの脱脂工程、特に各種金属、各種プラ
スチックの混在した電子部品、精密機械部品等に付着し
た油脂類、フラックス等の除去工程において、広範囲の
被洗浄物を同一の溶剤で洗浄できるという実用上好まし
い効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:30 7:24)
Claims (3)
- 【請求項1】1,1,1−トリクロロエタンと沸点10
0〜300℃の石油留分とからなる混合洗浄溶剤。 - 【請求項2】1,1,1−トリクロロエタンと沸点15
0〜300℃の石油留分とからなる混合洗浄溶剤。 - 【請求項3】1,1,1−トリクロロエタンが45〜9
5重量%である請求項1〜2記載の混合洗浄溶剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195293A JPH06240298A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 混合洗浄溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195293A JPH06240298A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 混合洗浄溶剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06240298A true JPH06240298A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12345302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195293A Pending JPH06240298A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 混合洗浄溶剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06240298A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100720329B1 (ko) * | 2003-02-11 | 2007-05-23 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 전용 채널을 위해 공통 물리 채널 타임슬롯을 선택적으로재사용하도록 적응형 안테나를 이용하는 시스템 및 방법 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP3195293A patent/JPH06240298A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100720329B1 (ko) * | 2003-02-11 | 2007-05-23 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 전용 채널을 위해 공통 물리 채널 타임슬롯을 선택적으로재사용하도록 적응형 안테나를 이용하는 시스템 및 방법 |
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