JPH08151600A - 混合洗浄溶剤 - Google Patents
混合洗浄溶剤Info
- Publication number
- JPH08151600A JPH08151600A JP29341194A JP29341194A JPH08151600A JP H08151600 A JPH08151600 A JP H08151600A JP 29341194 A JP29341194 A JP 29341194A JP 29341194 A JP29341194 A JP 29341194A JP H08151600 A JPH08151600 A JP H08151600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- cleaning
- weight
- petroleum fraction
- terpenes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/26—Cleaning or polishing of the conductive pattern
Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手拭き洗浄において洗浄物品の乾燥時間を任
意に調節することができ、且つプラスチックに対する侵
食性の低い洗浄剤であって、金属、プラスチックの脱脂
工程、特に各種金属、各種プラスチックの混在した電子
部品、精密機械部品等に付着した油脂類の除去工程に適
する洗浄溶剤を提供する。 【構成】 40〜99重量%の1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタン、1〜59重量%の沸点100〜300
℃を有する石油留分および0.01〜10重量%のエス
テル類またはテルペン類から選ばれる少なくとも一種か
らなる混合洗浄溶剤。
意に調節することができ、且つプラスチックに対する侵
食性の低い洗浄剤であって、金属、プラスチックの脱脂
工程、特に各種金属、各種プラスチックの混在した電子
部品、精密機械部品等に付着した油脂類の除去工程に適
する洗浄溶剤を提供する。 【構成】 40〜99重量%の1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタン、1〜59重量%の沸点100〜300
℃を有する石油留分および0.01〜10重量%のエス
テル類またはテルペン類から選ばれる少なくとも一種か
らなる混合洗浄溶剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン(以下HCFC−141bと略記す
る。)を含んでなる改良された洗浄溶剤に関し、さらに
詳しくは、溶剤の乾燥時間を調節でき、且つプラスチッ
クに対する侵蝕性を有さない混合洗浄溶剤に関する。
−フルオロエタン(以下HCFC−141bと略記す
る。)を含んでなる改良された洗浄溶剤に関し、さらに
詳しくは、溶剤の乾燥時間を調節でき、且つプラスチッ
クに対する侵蝕性を有さない混合洗浄溶剤に関する。
【0002】
【従来技術とその解決しようとする課題】1,1,2−
トリクロロトリフルオロエタン(CFC−113)は低
毒性かつ不燃性の溶剤として、モーター等の電気部品、
時計部品、電子材料等の脱脂洗浄、自動車部品の脱脂洗
浄、機械部品の切削油、あるいはプラスチック加工にお
ける脱グリース剤、ドライクリーニング溶剤等の種々の
用途に広く使用されてきたが、1995年末にオゾン層
破壊の原因物質として使用の廃止が決定されている。そ
こでCFC−113の代替物質が模索され、HCFC−
141b、HCFC−123等が提案されているが、こ
れらはいずれも各種物質の溶解性などの洗浄能力の点で
はCFC−113を代替し得るものの、CFC−113
より小さいながらオゾン破壊能を有すること、また単品
で手拭き洗浄に用いた場合、いずれの物質も乾燥速度が
早すぎるという問題を有している。
トリクロロトリフルオロエタン(CFC−113)は低
毒性かつ不燃性の溶剤として、モーター等の電気部品、
時計部品、電子材料等の脱脂洗浄、自動車部品の脱脂洗
浄、機械部品の切削油、あるいはプラスチック加工にお
ける脱グリース剤、ドライクリーニング溶剤等の種々の
用途に広く使用されてきたが、1995年末にオゾン層
破壊の原因物質として使用の廃止が決定されている。そ
こでCFC−113の代替物質が模索され、HCFC−
141b、HCFC−123等が提案されているが、こ
れらはいずれも各種物質の溶解性などの洗浄能力の点で
はCFC−113を代替し得るものの、CFC−113
より小さいながらオゾン破壊能を有すること、また単品
で手拭き洗浄に用いた場合、いずれの物質も乾燥速度が
早すぎるという問題を有している。
【0003】他方、化学的側面からみるとHCFC−1
41bは通常の使用条件下においては安定な化合物であ
るが、ポリメチルメタクリレート等の樹脂に対する侵蝕
性がCFC−113より大きいため、これらへの適用が
制限されるという欠点がある。
41bは通常の使用条件下においては安定な化合物であ
るが、ポリメチルメタクリレート等の樹脂に対する侵蝕
性がCFC−113より大きいため、これらへの適用が
制限されるという欠点がある。
【0004】したがって、本発明は、HCFC−141
bに石油留分等を混合することにより、HCFC−14
1bが本来有する優れた溶解性を維持したまま、環境へ
の悪影響を軽減化するとともに、樹脂表面の汚れを拭き
取る際の溶剤の乾燥速度を調節でき、且つプラスチック
への侵蝕性を抑制した混合溶剤を提供することを目的と
して成された。
bに石油留分等を混合することにより、HCFC−14
1bが本来有する優れた溶解性を維持したまま、環境へ
の悪影響を軽減化するとともに、樹脂表面の汚れを拭き
取る際の溶剤の乾燥速度を調節でき、且つプラスチック
への侵蝕性を抑制した混合溶剤を提供することを目的と
して成された。
【0005】
【課題を解決する具体的手段】本発明者らは上記の目的
に対して種々検討をすすめた結果、HCFC−141b
に特定の石油留分と、エステル類またはテルペン類から
選ばれる少なくとも1種を組合わせることによりHCF
C−141bの乾燥速度及び樹脂に対する侵蝕を調節で
きることを見出し、本発明に到達したものである。
に対して種々検討をすすめた結果、HCFC−141b
に特定の石油留分と、エステル類またはテルペン類から
選ばれる少なくとも1種を組合わせることによりHCF
C−141bの乾燥速度及び樹脂に対する侵蝕を調節で
きることを見出し、本発明に到達したものである。
【0006】すなわち、本発明は40〜99重量%の
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、59〜1重量
%の沸点100〜300℃を有する石油留分および0.
01〜10重量%のエステル類またはテルペン類から選
ばれる少なくとも一種からなる手拭き用混合洗浄溶剤で
ある。
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、59〜1重量
%の沸点100〜300℃を有する石油留分および0.
01〜10重量%のエステル類またはテルペン類から選
ばれる少なくとも一種からなる手拭き用混合洗浄溶剤で
ある。
【0007】以下、本発明の詳細について説明する。本
発明の洗浄溶剤において、HCFC−141bは脱脂、
脱油、ドライクリーニング洗浄などの主たる洗浄作用を
機能する成分であるので、該洗浄溶剤に占める組成比は
40〜99重量%であるが、HCFC−141b成分が
多いほど油脂溶解性が高くなる傾向を示す。この場合、
HCFC−141bが40重量%未満では洗浄能力に劣
り、99重量%では樹脂への侵食性が高くなり本発明の
目的から逸脱したものとなり好ましくない。また、HC
FC−141bの組成比は60〜98重量%がより好ま
しく、70〜95重量%がさらに好ましい。
発明の洗浄溶剤において、HCFC−141bは脱脂、
脱油、ドライクリーニング洗浄などの主たる洗浄作用を
機能する成分であるので、該洗浄溶剤に占める組成比は
40〜99重量%であるが、HCFC−141b成分が
多いほど油脂溶解性が高くなる傾向を示す。この場合、
HCFC−141bが40重量%未満では洗浄能力に劣
り、99重量%では樹脂への侵食性が高くなり本発明の
目的から逸脱したものとなり好ましくない。また、HC
FC−141bの組成比は60〜98重量%がより好ま
しく、70〜95重量%がさらに好ましい。
【0008】本発明における石油留分は、沸点が100
〜300℃の範囲にある石油留分であり、例えば、工業
ガソリン2号、工業ガソリン4号、工業ガソリン5号、
リグロイン、軽ソルベントナフサ、灯油、軽質軽油など
の留分である。これらの留分は、さらに沸点範囲を限定
した留分、または単一の成分として用いてもよく、必要
に応じて100〜300℃にわたる留分を含む組成物を
用いてもよい。沸点が100℃未満の場合でも引火点が
充分高い石油留分では問題ないが、通常余り好ましくな
い。また300℃以上の場合は通常、液の粘度が高く好
ましくない。
〜300℃の範囲にある石油留分であり、例えば、工業
ガソリン2号、工業ガソリン4号、工業ガソリン5号、
リグロイン、軽ソルベントナフサ、灯油、軽質軽油など
の留分である。これらの留分は、さらに沸点範囲を限定
した留分、または単一の成分として用いてもよく、必要
に応じて100〜300℃にわたる留分を含む組成物を
用いてもよい。沸点が100℃未満の場合でも引火点が
充分高い石油留分では問題ないが、通常余り好ましくな
い。また300℃以上の場合は通常、液の粘度が高く好
ましくない。
【0009】本発明における石油留分の組成比は、洗浄
溶剤に対し1〜59重量%、好ましくは5〜55重量%
である。1重量%未満では、HCFC−141bのプラ
スチックへの侵食作用を軽減化できず、また乾燥時間が
短くなりすぎ、一方、59重量%を超えると油脂などの
溶解能が低下するので好ましくない。
溶剤に対し1〜59重量%、好ましくは5〜55重量%
である。1重量%未満では、HCFC−141bのプラ
スチックへの侵食作用を軽減化できず、また乾燥時間が
短くなりすぎ、一方、59重量%を超えると油脂などの
溶解能が低下するので好ましくない。
【0010】本発明における第3成分であるエステル類
またはテルペン類は、上記洗浄溶剤の化学的安定性およ
び、石油留分の臭いを軽減する目的で添加するものであ
り、添加量は洗浄溶剤に対し0.01〜10重量%、好
ましくは0.1〜5重量%である。0.1重量%よりも
少ない場合には洗浄溶剤の安定化に効果がなく、また、
10重量%より多い場合には溶剤性能が低下する。エス
テル類としては、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピ
ル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソ
プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸2−エチ
ルシクロヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチル、酪酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プ
ロピル、乳酸ブチル等が挙げられるが、これらのうち酢
酸メチル、酢酸エチルが特に好ましい。テルペン類とし
ては、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、アロオシ
メン、ミルセン、d−リモネン、ガムテルペン、セスキ
テルペン、テルピノーレン等が挙げられ、これらのうち
ジペンテン、アロオシメンが特に好ましい。
またはテルペン類は、上記洗浄溶剤の化学的安定性およ
び、石油留分の臭いを軽減する目的で添加するものであ
り、添加量は洗浄溶剤に対し0.01〜10重量%、好
ましくは0.1〜5重量%である。0.1重量%よりも
少ない場合には洗浄溶剤の安定化に効果がなく、また、
10重量%より多い場合には溶剤性能が低下する。エス
テル類としては、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピ
ル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソ
プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸2−エチ
ルシクロヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチル、酪酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プ
ロピル、乳酸ブチル等が挙げられるが、これらのうち酢
酸メチル、酢酸エチルが特に好ましい。テルペン類とし
ては、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、アロオシ
メン、ミルセン、d−リモネン、ガムテルペン、セスキ
テルペン、テルピノーレン等が挙げられ、これらのうち
ジペンテン、アロオシメンが特に好ましい。
【0011】また、目的によっては本発明の効果を損な
うことのない範囲において他の各種溶剤等と混合しても
よく、各種溶剤としては、常温付近で液体である有機化
合物であれば特に限定する必要はないが、通常塗料、ゴ
ム洗浄、油洗浄、油脂抽出、噴霧助剤、インキなどの分
野において使用されるものが実用上好ましく、アルコー
ル類、エーテル類、ケトン類、塩素化炭化水素類、フッ
素化炭化水素類、ヒドロフルオロ炭化水素類、ヒドロフ
ルオロ炭化水素エーテル類、グリコール類に属する有機
化合物が例示できる。これらの溶剤は、141bの安定
効果、被洗浄物の保護効果を有することもあるので、混
合することは好ましい。このような溶剤を例示すれば、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、第二ブチルアル
コール、第三ブチルアルコール、イソアミルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、n
−ブチルエーテル、ジオキサン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、イソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シ
クロヘキソノン、メチルシクロヘキサノン、イソホロ
ン、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジ
クロロプロパン、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,
2−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、エチレング
リコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノアセ
テート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ール、グリセリン、パーフルオロペンタン、パーフルオ
ロヘキサン、パーフルオロヘプタン、パーフルオロオク
タン、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエ
ーテルカーボンなどを非制限的にあげることができる。
うことのない範囲において他の各種溶剤等と混合しても
よく、各種溶剤としては、常温付近で液体である有機化
合物であれば特に限定する必要はないが、通常塗料、ゴ
ム洗浄、油洗浄、油脂抽出、噴霧助剤、インキなどの分
野において使用されるものが実用上好ましく、アルコー
ル類、エーテル類、ケトン類、塩素化炭化水素類、フッ
素化炭化水素類、ヒドロフルオロ炭化水素類、ヒドロフ
ルオロ炭化水素エーテル類、グリコール類に属する有機
化合物が例示できる。これらの溶剤は、141bの安定
効果、被洗浄物の保護効果を有することもあるので、混
合することは好ましい。このような溶剤を例示すれば、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、第二ブチルアル
コール、第三ブチルアルコール、イソアミルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、n
−ブチルエーテル、ジオキサン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、イソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シ
クロヘキソノン、メチルシクロヘキサノン、イソホロ
ン、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジ
クロロプロパン、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,
2−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、エチレング
リコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノアセ
テート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ール、グリセリン、パーフルオロペンタン、パーフルオ
ロヘキサン、パーフルオロヘプタン、パーフルオロオク
タン、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエ
ーテルカーボンなどを非制限的にあげることができる。
【0012】さらに、本発明の混合洗浄剤には界面活性
剤、安定剤等の各種添加剤を混合することもできる。界
面活性剤としてはアニオン系、カチオン系、ノニオン系
及び両性界面活性剤のいずれも用いることもできる。安
定剤としては、上記溶剤のほか例えば、ニトロメタン、
ニトロエタン、エピクロルヒドリン、ニトロエタン、
1,2−ブチレンオキシド、3−メチル−1−ブチン−
3−オン、1,2−ブタンジオール、モルホリン、2,
6−t−ブチル−p−クレゾール、1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、α−メチルスチレン、アミレン、ジオキ
サン等が挙げられる。
剤、安定剤等の各種添加剤を混合することもできる。界
面活性剤としてはアニオン系、カチオン系、ノニオン系
及び両性界面活性剤のいずれも用いることもできる。安
定剤としては、上記溶剤のほか例えば、ニトロメタン、
ニトロエタン、エピクロルヒドリン、ニトロエタン、
1,2−ブチレンオキシド、3−メチル−1−ブチン−
3−オン、1,2−ブタンジオール、モルホリン、2,
6−t−ブチル−p−クレゾール、1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、α−メチルスチレン、アミレン、ジオキ
サン等が挙げられる。
【0013】本発明の洗浄剤についての使用方法は、手
拭き洗浄の他に浸漬洗浄、蒸気洗浄、超音波洗浄等各種
の方法が例示できる。以下、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明するが、本発明は、この実施例のみに限
定されるものではない。
拭き洗浄の他に浸漬洗浄、蒸気洗浄、超音波洗浄等各種
の方法が例示できる。以下、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明するが、本発明は、この実施例のみに限
定されるものではない。
【0014】
実施例1〜4 HCFC−141b、石油留分(沸点165〜181
℃:日鉱石油化学(株)製品NSクリーン100)およ
び酢酸エチルまたはアロオシメンを混合して表1に示す
組成の洗浄溶剤を調製した。
℃:日鉱石油化学(株)製品NSクリーン100)およ
び酢酸エチルまたはアロオシメンを混合して表1に示す
組成の洗浄溶剤を調製した。
【0015】調製した混合溶剤について、以下に示す試
験を行なった。結果を表1に示す。
験を行なった。結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】〔拭き取り乾燥試験〕洗浄溶剤を含浸させ
たキムタオルにより60mm×41mm×2mmのゴム
片(藤倉ゴム工業(株)製品FD−615)の表面を拭
き、ゴム片表面に付着した洗浄溶剤が目視で見られなく
なるまでに要する時間を測定した。
たキムタオルにより60mm×41mm×2mmのゴム
片(藤倉ゴム工業(株)製品FD−615)の表面を拭
き、ゴム片表面に付着した洗浄溶剤が目視で見られなく
なるまでに要する時間を測定した。
【0018】〔プラスチックの耐溶剤試験〕調製した洗
浄溶剤200ミリリットルの入ったビーカーを32℃に
保ち、その洗浄溶剤へポリメチルメタクリレート樹脂ま
たはポリエチレンの試験片(日本テストパネル社製 5
0mm×25mm×2mm)を10分間浸漬した後に取
りだし、その直後に試験片の各辺長を測定し、また、2
時間室内放置後に試験片重量を測定した。各測定値と浸
漬前の各辺長または重量とから寸法変化率および重量変
化率を求めた。寸法変化率および重量変化率をもとに、
次の基準に従い耐溶剤性を評価し、結果を表1に示し
た。
浄溶剤200ミリリットルの入ったビーカーを32℃に
保ち、その洗浄溶剤へポリメチルメタクリレート樹脂ま
たはポリエチレンの試験片(日本テストパネル社製 5
0mm×25mm×2mm)を10分間浸漬した後に取
りだし、その直後に試験片の各辺長を測定し、また、2
時間室内放置後に試験片重量を測定した。各測定値と浸
漬前の各辺長または重量とから寸法変化率および重量変
化率を求めた。寸法変化率および重量変化率をもとに、
次の基準に従い耐溶剤性を評価し、結果を表1に示し
た。
【0019】○:寸法変化率および重量変化率が0.5
%未満である。 △:寸法変化率または重量変化率が0.5%〜2%であ
る。 ×:寸法変化率もしくは重量変化率が2%以上、または
溶解した。
%未満である。 △:寸法変化率または重量変化率が0.5%〜2%であ
る。 ×:寸法変化率もしくは重量変化率が2%以上、または
溶解した。
【0020】比較例1〜2 HCFC−141bおよび実施例1〜4で用いた石油留
分についてそれぞれ単独で実施例と同一の試験を行いそ
の結果を表1に示した。
分についてそれぞれ単独で実施例と同一の試験を行いそ
の結果を表1に示した。
【0021】
【発明の効果】本発明の混合洗浄溶剤は、洗浄物品の乾
燥時間を任意に調節することができ、またポリメチルメ
タクリレートなどのプラスチックに対する侵食性の低い
ことが明らかである。したがって、本発明の混合洗浄溶
剤は、特に手拭き洗浄において、金属、プラスチックの
脱脂工程、特に各種金属、各種プラスチックの混在した
電子部品、精密機械部品等に付着した油脂類、フラック
ス類等の除去工程で、広範囲の被洗浄物を同一の溶剤で
処理できるという実用上好ましい効果を奏する。
燥時間を任意に調節することができ、またポリメチルメ
タクリレートなどのプラスチックに対する侵食性の低い
ことが明らかである。したがって、本発明の混合洗浄溶
剤は、特に手拭き洗浄において、金属、プラスチックの
脱脂工程、特に各種金属、各種プラスチックの混在した
電子部品、精密機械部品等に付着した油脂類、フラック
ス類等の除去工程で、広範囲の被洗浄物を同一の溶剤で
処理できるという実用上好ましい効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23G 5/028
Claims (2)
- 【請求項1】40〜99重量%の1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン、59〜1重量%の沸点100〜30
0℃を有する石油留分および0.01〜10重量%のエ
ステル類またはテルペン類から選ばれる少なくとも一種
からなる手拭き用混合洗浄溶剤。 - 【請求項2】エステル類またはテルペン類が酢酸メチ
ル、酢酸エチル、ジペンテンまたはアロオシメンである
請求項1記載の手拭き用混合洗浄溶剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29341194A JPH08151600A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 混合洗浄溶剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29341194A JPH08151600A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 混合洗浄溶剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08151600A true JPH08151600A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17794430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29341194A Pending JPH08151600A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 混合洗浄溶剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08151600A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007099796A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Ask Corp | 手拭用溶剤 |
US8021490B2 (en) | 2007-01-04 | 2011-09-20 | Eastman Chemical Company | Substrate cleaning processes through the use of solvents and systems |
CN105821433A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-08-03 | 天津市安德环保科技有限公司 | 一种合金基础层清洗剂 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29341194A patent/JPH08151600A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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