JPH0623984B2 - 型片データ処理装置 - Google Patents

型片データ処理装置

Info

Publication number
JPH0623984B2
JPH0623984B2 JP62232431A JP23243187A JPH0623984B2 JP H0623984 B2 JPH0623984 B2 JP H0623984B2 JP 62232431 A JP62232431 A JP 62232431A JP 23243187 A JP23243187 A JP 23243187A JP H0623984 B2 JPH0623984 B2 JP H0623984B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
point
pixel
intersection
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62232431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6476276A (en
Inventor
晋 松浦
由紀子 稲津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP62232431A priority Critical patent/JPH0623984B2/ja
Publication of JPS6476276A publication Critical patent/JPS6476276A/ja
Publication of JPH0623984B2 publication Critical patent/JPH0623984B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、用紙上の型片あるいは切断された型片につい
ての型片データを効率よくかつ経済的に、しかも正確に
コンピュータ等の記憶装置に入力するための型片データ
処理装置に関するものであり、さらに詳しくは画像読取
装置およびコンピュータの計算手段を活用し、型片の形
状および型片上に記入された情報をディジタルデータの
形態で処理ないし登録する型片データの処理装置に関す
るものである。
本発明装置は、多数の型片を作り、これら型片のデータ
をコンピュータシステムに登録し、その登録されたデー
タに基づいて、型片の形状変更、レイアウト作成など型
片を用いた種々の設計に関係する産業であって、多品種
かつ寸法変換の要望される分野、たとえば、衣料、自動
車シートやソファ、靴、鞄等のように衣地や皮革等を裁
断し、縫製する分野、代表的にはアパレル分野における
型片データの処理に適用し得るものである。
[従来の技術] 型片等の線画データの自動処理技術は、一般の図面読取
技術と同様に、コンピュータ応用技術の範疇にあって、
文字認識等と同様に線図形の2値化認識に属しており、
線図形から得た2値化データを処理して、その線図形の
細線化およびベクトル化を行うものである。
従来、コンピュータを利用した設計システム、いわゆる
CADシステムへの型片データの入力の場合は、慣例の大
型平板の座標読取装置に、型片を描画した用紙を置いた
り、または型片を貼ってから、データ化を必要とする場
所にスタイラスペンまたはカーソルと呼ぶ座標指示器を
合わせてから、その入力スイッチを押下してX-Y点列デ
ータを入力していた(例えば、米国特許第3,887,903
号)。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来方法では、型片データ入力のために専任の
オペレータを必要とし、データの入力時にはオペレータ
の緻密性と単純な繰り返し作業が要求され、入力作業に
長時間を要し、かつデータの入力忘れや重複入力などの
誤入力操作が生じるなどの問題があり、入力自動化が要
求されていた。
あるいはまた、慣例の画像読取装置を用いて型片データ
をデジタル化して必要な型片データを自動的に入力する
こともできるが、この場合、用紙の面積に応じて画像デ
ータ量が大きくなり、したがって、大容量の記憶装置を
必要とし、かつデータ量に比例して処理時間が長く、し
かも、型片の固有の特徴を表わす点、すなわち特徴点の
識別が正確でないために、データの修正にさらに時間を
必要とするという問題があった。
特に、従来の手法は、用紙上に描かれた、あるいは切断
された大きい型片のように用紙面積の割には処理対象と
する線データ量の少ないものを取り扱うのには適してい
なかった。
さらにまた、得られた型片データから、塵埃,汚れなど
による偽データを除去したり、不適切なデータの修正,
削除,移動あるいはデータの追加などを簡単に行うこと
のできる入力方法も要望されてきた。特に、アパレル産
業においては、通常、多品種少量生産であり、かつ寸法
変換も多いので、その都度型片についてのデータを入力
するのは煩雑に過ぎ、いったん入力されたデータに基づ
いて、型片データを容易に修正できるような形態で、あ
らかじめ型片データを作成しておくことが必要である。
そこで、本願人は、特願昭62-167826号において、専任
のオペレータを必要とすることなく、型片データを描画
した用紙あるいは切断された型片自体をスキャナなどの
画像読取装置に装填するのみで、その型片データを自動
的に読み取って高速かつ容易に処理することができ、コ
ンピュータを利用した設計システムへのデータの入力ま
たは、コンピュータへのデータの登録を誤りなく高速に
かつ自動的に行い得る型片データ作成方法を提案した。
また、この提案によれば、型片についてのデータを特徴
点の認識を含めて、誤りなく、高速に、かつ自動的に、
コンピュータを利用した設計システムに入力したり、コ
ンピュータに登録することができるようになった。
なお、ここで、例えば衣服の型紙の場合の型片データの
特徴点とは、型片のコーナー(角)、線質の変化点の位
置(例えば直線と曲線の境界点)、ノッチ(合い印)の
位置および外形と内部線または内部線と内部線との交点
位置を意味する。そして、コンピュータに入力された型
片データに対しこれらの特徴点を利用して、サイズの拡
大・縮小・縫代付け、形状の変更等の図形演算処理を行
う。
本発明は、上記提案の改良を図り、画像読取装置で読取
られた画像データとを高精度に整合させ、パターンメー
キング,グレーディング,マーキング等に適した型片デ
ータを精度高く自動的に再生し得る型片データ処理装置
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そのために、本発明は、全体的構成として、第1図に示
すように、型片を、画像読取装置により走査して画素単
位で2値化した画素データを作成する2値化手段100
と、2値化した画素データのうち描画部分に対応する画
素に基づいて1画素単位で連結する点列を示す座標から
成る点列データを作成する点列データ作成手段200と、
ベクトル化処理を施して点列データの個数を減少させる
ベクトル化手段400と、X-Y点列データを、2値化された
画素データと比較して修正する加工を行う修正手段500
とを具える。
そして、本発明の第1の形態では、前記修正手段は、前
記点列データの作成によって得られた交点の修正を行う
ために、前記交点を中心とした所定領域内の画素データ
群を抽出する手段と、当該画素データ群の前記所定領域
に含まれる輪郭線データを作成する手段と、当該輪郭線
データを前記所定領域の枠で区切ることにより前記枠の
内部において連続する所定本数のラインデータに分割す
る手段と、当該所定本数のラインデータのそれぞれから
前記交点に最も近い点を選定する手段と、当該所定個数
点のつくる多角形の重心を求め、これを前記交点に置き
換えて交点とする手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の第2の形態では、前記修正手段は、前記
点列データの作成によって得られた端点の修正を行うた
めに、前記端点と次の点とを結ぶ直線と、前記端点を中
心とした所定領域の枠との交点を求め、該交点を中心と
した所定領域内の画素データ群を抽出する手段と、当該
所定領域に含まれる前記画素データ群の輪郭線データを
抽出する手段と、当該抽出した輪郭線データに対してベ
クトル化処理を施す手段と、当該処理に基づいて最長ベ
クトルおよびこれと対向する方向での最長ベクトルを求
める手段と、これら2つのベクトルの始点と終点とを互
いに連結した線の中間点を求める手段と、当該求められ
た2つの中間点を含むベクトルと前記輪郭線データに対
するベクトル化処理により得られた輪郭ベクトルとの交
点を求め、前記端点の方向にある交点をもって前記端点
に置き換える手段と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の形態では、前記修正手段は、前
記点列データの作成によって得られた中間点の修正を行
うために、前記中間点を中心とした所定領域内の画素デ
ータ群を抽出する手段と、当該所定領域に含まれる前記
画素データ群の輪郭線を抽出する手段と、当該抽出した
輪郭線データに対してベクトル化処理を施す手段と、当
該処理に基づいて最長ベクトルおよびこれと対向する方
向での最長ベクトルを求める手段と、これら2つのベク
トルのそれぞれについて前記中間点を通る直交線を求め
る手段と、当該2つの直交線のそれぞれが前記2つのベ
クトルと交わる点を結ぶ2つの線分の中点を求める手段
と、当該2つの中点を結ぶ線分の中点をもって前記中間
点に置き換える手段と、を有することを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、専任のオペレータを必要とすることな
しに、型片データを描画した用紙あるいは切断された型
片を画像読取装置に読ませることにより型片データを高
速かつ手軽に処理することができるので、コンピュータ
を利用した設計システムへの型片データの入力またはコ
ンピュータへの型片データの登録を誤りなく高速に行う
ことができる。
また、得られたデータを元の型片データと整合させるべ
く、とりわけ上記点列データの作成で得られた交点や端
点、あるいは中間点に対し適切な修正を施すようにした
ので、元の型片データに忠実で誤差の少ないデータ処理
が可能となる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
以下に説明する本発明の実施例では、アパレル産業で用
いられる衣服の型紙をもとにして得られる型片データを
座標値化し、CADシステムで利用可能なデータを作成す
る場合について説明する。
(装置の概要) 第2図は本発明型片データ処理装置の一構成例の概要を
示す。本例に係る装置は、基本的には、型片データの描
画した用紙あるいは切断された型片自体から型片データ
を読取るスキャナなどの光学式画像読取装置1、その読
み取った型片データの処理を行うコンピュータ2、コン
ピュータ2で処理されたデータをストアする磁気ディス
クユニットや磁気テープユニットなどのような記憶装置
3、コンピュータ2で処理されたデータを表示するグラ
フィック・ディスプレイ装置4とから構成される。5は
コンピュータ2に対してデータおよび指令を入力すると
共に、ディスプレイ装置4を用いてマン・マシン対話を
行うためのキーボードである。6はディスプレイ装置4
に表示される図形およびメニューを指示するためのタブ
レット、7はスタイラスペンである。
また、コンピュータ2において、2AはRAMであり、後述
の処理において作業用に用いる。2CはROMであり、第3
図,第7図,第8図,第12図,第16図,第21図,第25A
図,第25B図につき後述する処理手順等に対応したプロ
グラムの他、固定のデータ等を格納している。2DはROM2
Cに格納された処理手順等を実行するCPUである。
(処理の概要) 第3図は、第2図示の装置によって型片が予め描画され
た用紙上の型紙データの処理を行う場合の概略処理手順
の一例を示す。
ここで、ステップS1は、用紙から読取った画像データの
2値化を行う処理である。
ステップS3は、ステップS1にて2値化されたデータに対
して細線化を行う処理である。
ステップS7は、細線化されたデータの中間点を必要に応
じて減少させる処理であり、第6図および第7図につい
て詳述する。
ステップS8は、上記までで処理されたデータを画像デー
タに整合させるべく修正する処理であり、2線の交点,
平行に近い2線の交点,端点および中間点をそれぞれ修
正する処理を含む。これらについては、それぞれ、第8
図〜第24図について詳述する。
ステップS9は画像データに整合させるべく線データを追
加する処理であり、これについては第25A図〜第29B図に
ついて述べる。
ステップS10は上記までで得られたデータを登録する処
理である。
まず、第4A図に示すように、外形線のコーナー、ノッチ
等の特徴点となる場所を外形線と3〜5mm程度クロスさ
せて、線の端点および交点を特徴点として型片があらか
じめ描画された用紙を用意する。
この用紙を読取装置1に装填して、その用紙を長さ方向
(以下、副走査方向という)に読取装置1で読込み、用
紙の幅方向(以下、主走査方向という)のライン毎に走
査し、濃淡のレベルに応じてディジタル化した画素単位
のデータを作成する。
これらの画素単位でレベルの異なるディジタルデータを
適当なしきい値で判別して2値化すると、第4A図のB部
分について、第4B図に拡大して例示するように、描画部
分に対応する黒画素の点データが生成される。
次に、描画線の概ね中央を通って1画素単位で連結する
X-Y点列データ群を細線化により作成する。
第4A図に示した型片に対して細線化処理を施した結果を
第5図に示す。第5図に示すように、1画素単位で連結
された型片のX-Y点列データ群が作成され、RAM2Aに記憶
される。
(ベクトル化処理) 次に、X-Y点列データの個数を少なくする必要があれ
ば、例えば特開昭61-195477号に記載されているコーン
交差法を用いて、適宜の2点間毎に、中間点について適
宜間引きを行って、ベクトル化したデータの形態で記憶
装置3にストアすることもできる。
すなわち、2点間の線データについて、まず、直線か曲
線かを判断する。たとえば、上記コーン交差法を用い
て、2点間のX-Y点列データが、一方の点のまわりに設
定したコーンの内部に含まれるか否かを判断し、そのコ
ーン内部に含まれるときには2点間のデータは直線を表
わし、そうでないときは曲線と判断する。
ついで、直線と判断されたときには、その間のX-Y点列
データ、すなわち中間点についてのデータを省略する。
他方、曲線と判断されたのときには、ある点に対して、
次のX-Y点列データの表わす点が、2点を結ぶ直線に対
し所定の角度±θをもつコーンを設定し、その次の点が
コーン内に含まれるときには、その1点前の点を省略
し、その省略された点についてのコーンとその点の次の
点についての所定の角度±θをもつコーンとの共通部分
を、新しい、すなわち更新されたコーンとする。他方、
上記次の点が上記コーン内に含まれないときには、その
1点前の点を必要点として保存する。上述したようにあ
る点を省略したときには、その次の点が更新されたコー
ン内に含まれるか否かを同様の手順で判断する。他方、
必要点が得られたときには、その点を基準に新たに上記
と同様のコーンを定めて、その次の点がコーンに含まれ
るか否かを判断していく。
第6図は、このように所定のコーン内に各点が含まれる
か否かを判断する具体例を示す。第6図において、ある
点をP1とすると、次の点Q1に対して、点P1を中心とし
て、半径P1Q1の円弧を描き、その円弧上の点Q1より∈′
だけ離れた2点をA1およびB1とする。直線P1Q1の傾きを
θとすると、直線P1A1の傾きθは θ=θ−(∈′/P1Q1) となり、直線P1B1の傾きθは θ=θ+(∈′/P1Q1) となる。これに対して、次の点Q2に対する直線P1Q2が所
定角度θ−θのコーンの内部に含まれるか否かを判
断する。すなわち、直線P1Q2の傾きをθとするとき
に、 θ≦θ≦θ を満たすときには、Q1点は直線P1Q2と∈′以内の距離に
あるので、Q1点は近似的に直線P1Q2と同一線上にあると
みなし、Q1点を省略する。ここで、θおよびθを θ=Max{θ,θ−(∈′/P1Q2)} θ=Min{θ,θ+(∈′/P1Q2)} により更新していく。
他方、θ<θまたはθ<θのときには、この点
Q1を必要点として保存しておく。
第6図において、点P1に対して、点Q1,Q2およびQ3は省
略され、点Q5の角度θは、点Q4に対して定めた角度θ
およびθに対して、θ<θとなるので、この点
Q4は必要点として確保しておく。その結果、この区間で
は点P1とQ4とを結ぶ直線についての線データのみがメモ
リ2Aにストアされる。
以上の方法でX-Y点列データを間引きして必要点を得る
制御手順の一例を第7図に示す。
第7図において、ステップS711では、X-Y点列データの
うちの最初の点を基点として記憶し、次のステップS712
では、その基点からあらかじめ定めた距離D以上離れた
点を探す。それにより得られた点について、次のステッ
プS713において、当該点を含む半径の円弧を描き、その
円弧上において当該点より距離±∈′だけ離れた位置と
基点との傾きθおよびθを計算する。
次のステップS714では、現在までに必要点として抽出さ
れた点、ここでは基点と次の点とを結ぶ直線の傾き角θ
を算出する。ついで、ステップS715において、この角
度θとθおよびθとを比較し、θ≦θ≦θ
であれば、ステップS716へ進み、θ<θまたはθ
<θであればステップS717へ進む。
ステップS716では、θXを算出した現在の点について、
θ′およびθ′を計算し、もとのθおよびθ
比較する。θとθ′のうちの大きい値を新たにθ
とし、θとθ′のうち小さい値をθとし、さらに
次の点をこれから判断すべき点として更新してからステ
ップS714に戻る。
他方、ステップS717では、θを算出した現在の点を必
要点として保存するべく抽出してストアする。
次に、ステップS718では、処理すべき点がまだ存在する
か否かを判断する。ここで、処理すべき点があればステ
ップS712に戻り、同様の処理を繰返す。他方、処理すべ
き点がなければ、全ての点についての処理が完了したと
判断され、ステップS719に進み、ここで、抽出された点
および必要点についてのX-Y点列データを出力する。
(データ修正処理) データのX,Y値を元の画像データ(画像読取装置1で読
取られ、2値化されたデータ)と整合させて、細線化の
誤差や精度不足を補ってより正確な線データを得るべ
く、以下の各修正処理を施す。それら処理は、各特徴点
について自動的に、もしくはキーボード5やスタイラス
ペン7を用いたオペレータの指示に応じて起動すること
ができる。
((交点修正)) 第8図は交点修正処理手順の一例を示すフローチャー
ト、第9図〜第11図はその処理の態様の説明図であり、
これら図を用いて本例に係る交点処理を説明する。
まず、ステップS1101にて、上記の処理までで求めた交
点(仮交点)を中心として、例えばRAM2Aに設けた所定
の大きさ、例えば21×21のメモリ中に、当該容量に対応
した範囲の2値の画像データをセットする。ここで、黒
画素を“1”、白画素を“0”とする。
次いで、ステップS1102にて、第9図に示すように、上
記範囲を規定する領域枠上の1つの黒画素から開始して
黒画素(“×”にて図示)の輪郭線データを作成する。
第9図において、 がそれぞれの輪郭線の開始位置、 が輪郭線を形成する画素、また、 が仮交点である。ここにおいて、図中A部分の黒画素の
集合は、領域枠上まで黒画素が存在していないので、輪
郭線は作成されず、塵埃,汚れ等として排除する。
ステップS1104においては、処理対象と定めた輪郭線を
領域枠内で連続する点列データに分割し、それぞれをラ
インデータとして分割する。すなわち、第10A図のよう
な輪郭線は第10B図のようなラインデータL1〜L4に分割
される。
次いで、ステップS1105にて、得られたライン数が4本
であるか否かを判定し、4本未満であれば例えば縮小変
換による交点修正処理(第12図〜第15図)を起動する。
一方、肯定判定の場合にはステップS1106に進み、第11
図に示すように、仮交点に近い各ラインL1〜L4上の点P1
〜P4を選定し、ステップS1107にて閉多角形P1P2P3P4
重心を交点Qとする(図中 の点)。
((縮小変換による交点修正)) 第12は縮小変換による交点修正処理手順の一例を示すフ
ローチャート、第13図〜第15図はその処理の態様の説明
図である。
2つの線の交差角が小さく、2線が平行に近い状態で交
差する場合、上記のような交点修正等を行おうとしても
一定領域内の画像データ中に交点と判断できる画像が得
られないことがある(第13図の破線内参照)。このよう
な場合には、同一のプログラムを用いて使用するメモリ
を少なくし、処理を単純化,高速化するために、まずス
テップS1201にて仮交点を中心として上記21×21ドット
より大きい領域、例えばその4倍の領域の画像データを
する(第13図の実線内)。すなわち、この領域中の2×
2の画素群を順次参照し、黒画素の含有状態に応じて1
つの黒画素または1つの白画素で代表させ、21×21画素
の領域に縮小変換して交点修正を行うべく、以下の処理
を行う。
ステップS1202では、2×2画素に対し、第14図左端に
示すように“1”,“2”,“4”,“8”の数値を割
当て、当該割当てた数値にその画素が黒のときには
“1”を、白のときには“0”を乗じ、処理に係る4画
素分の乗算値を加算する。そして、その加算値をその4
画素に対応して設けたメモリ中の領域にセットする。
ステップS1203では着目の4画素中に黒画素がないか、
もしくは1画素のみが黒であるか否かを判定する。ここ
で肯定判定の場合はステップS1205に進み、代表する1
画素を白(“0”)としてその数値を21×21画素のメモ
リの対応領域に格納する。すなわち、第14図に示すよう
に、加算値が“0”もしくは“1”,“2”,“4”,
“8”のときは“0”が格納される。
ステップS1203で否定判定された場合にはステップS1204
に進み、対角の2画素が黒であるか否かを判定し、肯定
判定された場合にはステップS1205に進んで上記と同様
の処理を行う。すなわち、これは加算値が“6”または
“9”の場合であり、この場合も代表する1画素が白
(“0”)とされる。
ステップS1204で否定判定された場合にはステップS1206
に進み、隣接する2画素が黒であるか否か、すなわち加
算値が“3”,“5”,“10”,“12”のいずれかであ
るか否かを判定する。ここで肯定判定された場合にはス
テップS1207に進み、その2つの黒画素に接する方向に
ある4画素についての加算値を検定する。その加算値が
“15”であれば、すなわち当該方向の4画素がすべて
黒であれば、ステップS1208で肯定判定がなされるので
ステップS1205に進み、着目の4画素を白の1画素
(“0”)で代表させ、それ以外の場合にはステップS1
206に進み、黒の1画素で代表させる。
ステップS1206で否定判定された場合はステップS1211に
進み、3画素が黒であるか否か、すなわち加算値が
“7”,“11”,“13”,“14”のいずれかであるか否
かを判定する。ここで肯定判定の場合にはステップS121
2に進み、3つの黒画素に接する3方向の4画素の群
(例えば、加算値が“7”のときは右側,上側および右
上側の各4画素)のそれぞれの加算値を調べる。次い
で、ステップS1213にてそれらの3つの4画素の加算値
が“15”であるか否かを判定し、肯定判定であれば着目
の4画素を白の1画素で代表させ(ステップS1205)、
否定判定であれば黒の1画素で代表させるようにする
(S1216)。
ステップS1211で否定判定された場合には、全画素が黒
で加算値は“15”であり、この場合にはステップS1216
に進んで、代表する1画素を黒(“1”)とする。
以上の処理の結果、上記4倍の大きさに相当する領域内
のデータが、第15図に示すように21×21の領域に縮小さ
れ、交点の位置が明確となる。そこで、ステップS1217
にて、例えば上記通常の交点修正処理(第8図)の処理
を起動し、修正された交点を求めることができる。な
お、必要であればさらに後述の中間点修正処理を施し、
黒画素の集合の中央部に交点を修正するようにすること
もできる。
((端点修正)) 線の処理を行う場合、読取り方向によっては端点位置に
差が生じることがある。端点はベクトル化の基準点でも
あるので、線質向上のためには端点精度を向上すること
が望ましい。そこで本例では、データ作成で得られた端
点(仮端点)を用いて端点付近の画像データを抽出し、
これに基づいて端点修正を行う。
第16図は端点修正処理手順の一例を示すフローチャー
ト、第17A図〜第20図はその処理の態様を説明するため
の説明図である。
ステップS1301では、第17A図に示すように、仮端点と次
の点とを結ぶ直線を求め、仮端点を中心とする一定領域
の枠(21×21画素の枠)と直線との交点を求める。そし
て、この交点を中心として21×21画素に対応したメモリ
中に、画素群を展開する(第17B図の実線内)。ここ
で、黒画素を“1”、白画素を“0”とする。
次に、第8図のステップS1102と同様にして、ステップS
1302において輪郭線を抽出する。
ここまでの処理により、第18図に示すようなデータが得
られる(“□”が黒画素、“■”が輪郭線を形成する黒
画素をあらわす)。
次いで、ステップS1304にて選定された輪郭線をベクト
ル化処理する。これは、第6図および第7図に関して説
明したコーン交差法と同様に行うことができる。
ステップS1305では、ベクトル化処理の結果を基に、第1
9図に示すように、最長のベクトルV1と、それと対向す
る方向、すなわち逆方向での最長ベクトルV2とを求め
る。次いで、ステップS1306にて、第20図に示すよう
に、2つのベクトルの始点と終点とを連結した線(図中
の破線)の中間点P1,P2を求める。
而して、ステップS1307ではベクトルP1P2と輪郭ベクト
ルとの交点を求め、仮端点(第18図中の の点)近傍にある交点を端点と定める(第20図中の
“●”点)。
((中間点修正)) 外形線および内部線共に、その読取り方向によっては中
間点位置に差が生じることがあり、これは線質を低下さ
せる一因となるものである。そこで、本例では、上記線
データ作成で得た中間点(仮中間点)付近の画像データ
を抽出し、これに基づいて中間点修正を行う。
第21図は中間点修正処理手順の一例を示すフローチャー
ト、第22図〜第24図はその処理の態様を説明するための
説明図である。
ステップS1401では、21×21画素に対応させたメモリ中
に、仮中間点を中心として画素群を展開する(第22図
“■”が仮中間点)。
次いで、ステップS1402にて、第8図のステップS1102と
同様の処理を施して輪郭線を抽出する。さらに、ステッ
プS1404およびS1405にて、それぞれ、第16図のステップ
S1304およびS1305の処理とほぼ同様にして、第23図に示
すように、ベクトル化および最長ベクトルV1,V2を求め
る処理を行う。
次に、第24図に示すように、ステップS1406にて、仮中
間点から各ベクトルV1,V2に対して直交線L1,L2を求め、
ステップS1407にてそれら直交線L1,L2が各ベクトルと交
わる点PA1,PA2を結ぶ線分の中点をPA,点PB1,PB2を結ぶ
線分の中点をPBとする。而して、ステップS1408にて、
中点PA,PBを結ぶ線分の中点を求める中間点として定め
る。
(データ追加処理)。
自由曲線データは、線画の交差部(交点)や線質の異な
る境界に相当する点(角)などの特異点(特徴点)を除
き、1次導関数(傾き)および2次導関数(傾きの変化
率)が連続的に変化する特性を有しているが、上記のよ
うな細線化やベクトル化によるX-Y座標からなる点列デ
ータに基づいてスプライン関数等の補間により作成され
た線画と、原画との比較すると、特に特異点近傍,直線
に近い曲線部の微妙な変化が表現されなくなる場合があ
る。これは、スプライン関数固有の振動によるためであ
り、補間対象の点列データを増加することで不必要な振
動を少なくすることができる。そこで、本例では、ベク
トル化で得た点列データに、原画像を整合させるべく補
間点を追加する処理を行う。
第25A図および第25B図は補間点追加処理手順の一例を示
すフローチャート、第26A図〜第29B図はその処理の態様
を説明するための説明図である。
まず、ステップS2101にて、上記処理により得たデータ
のうち、補間対象のN点分(例えば2つの特徴点と、そ
の間の中間点群)の点列データのX,Y値を適宜読出し
て、例えばRAM2Aの作業領域に記憶する。ここでは、第2
6A図に示すように、補間対象の点をP1,…,P6(すなわち
N=6)とし、それぞれの座標(X1,Y1),…,(X6,
Y6)を得るものとする。
次いで、ステップS2102にて連続する2点を選び、(P1,
P2),(P2,P3)…と順次処理されるようにする。次に、ス
テップS2103にて2点間の距離Li、すなわちΔXi=Xi+1
−Xi,ΔYi=Yi+1−Yi(本例の場合i=1,2,…,5)よ
り、 を得、この値に基づいて補間実行の有無を判定する。
本例においては、補間対象点列の最初の区間(すなわち
P1〜P2の区間)および最後の区間(すなわちP5〜P6の区
間)については距離Li(L1,L5)が所定値D1より大であれ
ば補間を行うようにし、その他の区間(すなわちP2
P3,P3〜P4,P4〜P5)については距離Li(L2,L3,L4)が所
定値D2より大であれば補間を行うようにする。
そこで、ステップS2105およびS2106において、処理に係
る2点が第1点(P1)と第2点(P2)であるか、第N-1点
(P5)と第N点(P6)であるかをそれぞれ判定し、それぞれ
において肯定判定がなされれば、ステップS2104におい
て、求めたLiがD1より大であるか否かを判定し、否定判
定であればステップS2110に移行する。一方、肯定判定
であればステップS2108に移行する。
ステップS2105およびステップS2106でともに否定判定が
なされた場合は、上記その他の区間に該当するので、ス
テップS2107にて距離がD2より大であるか否かを判定
し、肯定判定であればステップS2108へ、否定判定であ
ればステップS2110に移行する。
ステップS2108では、処理に係る2点を結ぶ線分上にと
るべき挿入目標点を演算する。本例では、その線分の中
点を挿入目標点とし、その点Pi,i+1の座標を((Xi+X
i+1)/2,(Yi+Yi+1)/2)に従って演算する。次いで、ス
テップS2109にて、当該目標点を画像データと比較し、
第25B図に示すような整合処理を施して、必要あればこ
れにより得た点を追加点として定める。
ステップS2110では補間対象とした全点について処理を
行ったか否か、すなわちここではP5,P6の組についての
処理を終了したか否かを判定し、否定判定であればステ
ップS2102に復帰して次の2点についての処理を実行
し、肯定判定であればステップS2111にて追加点を挿入
した補間点列データを出力する。
例えば、第26A図において、P1〜P2間およびP2〜P3間に
それぞれ追加点が挿入された場合、第26B図に示すよう
に、新たな点列データP1,…,P8が出力される。このP1,
…,P8について、例えばスプライン関数による補間を行
えば、原画像を精度高く復元可能となる。
ここで用いた所定値D1,D2は適用する補間関数のタイプ
および原図の復元精度により適宜設定できる変数であ
り、3次のスプライン関数を適用する場合には、一般的
にD1<D2とし特異点近傍に補間対象の点列データを追加
する方が、復元精度を高める効果がある。
第25B図は第25A図におけるステップS2109の処理の詳細
な処理手順の一例を示し、まずステップS2201では、第2
1図のステップS1401と同様にして、第27図に示すよう
に、目標点P(“×”)を中心として所定領域の枠内の
画像データを得る。
そして、ステップS2202〜S2208にて、目標点Pに関し、
第21図のステップS1402〜S1408と同様の処理を施すこと
により、第28図に示すように整合点P′を得る。
次いで、ステップS2210にて、第29A図に示すように点
P′と線分PiPi+1との距離を算出し、ステップS2211に
て当該算出値と所定の許容値とを比較し、許容値より大
であれば第29B図に示すようにステップS2211にて点P′
を追加点として採用する。許容値より小であれば、元デ
ータは直線に非常に近い形状の部分と判断し、補間のた
めの直線上の追加点は、不必要な振動を発生する要因と
なるため、追加点として採用しない。すなわち、以上の
データ追加処理によれば、原画像と整合させつつ補間が
行われるので、より描画に近い線データが得られること
になる。
以上のように、データ修正ないしデータ追加を施した線
データを、第3図のステップS10にて記憶装置3に登録
し、処理を終了する。
このように本例によれば、読取った画像データから得た
型片データを、画像データと比較してこれに整合させる
ようにしたので、より正確なデータを得ることができる
ようになる。
なお、上述の実施例では、型片データを描画した用紙に
対してデータ処理を行うようにしたが、本発明は上例に
のみ限られず、アパレル産業で用いられる衣服の型紙の
中で形状の外形に沿って切断されたシート状型片(以
下、型紙という)をもとにして得られる型紙データを座
標値化し、CADシステムに入力可能なデータを形成する
場合についても適用できるのは勿論である。
また、上述した実施例では、アパレルの型片データを作
成するパターンナーが通常よく用いる方法である特徴点
を示す特定のマークを描画線の交差線で与える例を示し
たが、本発明はこの方法に限定されるものではなく、例
えば色の認識ができる画像読取装置1を用いるときに
は、カラーのマークを特徴点に付すことによってコンピ
ュータ2は特徴点を認識することができる。あるいはま
た、マークの形状としては種々のものとすることができ
る。例えば、幾何学的に特徴のある形状○,△,↑など
のマークを特徴点近辺に描画させて、特徴点データの認
識に利用することができる。
あるいはまた、用紙あるいは切断された型片上に誤って
描画されたデータや特定のマークをマン・マシン対話方
式により容易に修正することが可能となる。さらにま
た、グラフィック・ディスプレイ装置4に型片データの
形状および内部線が表示されるため、任意の位置に型片
データを追加することができる。
さらに、以上では画素を白と黒の2種類の色の画素に区
別して処理を行っているが、画素の色はこれら2色に限
られず、互いに識別できる2色であればよいこと勿論で
ある。
さらに加えて、上例ではデータ修正の他にデータ追加も
介挿したが、データ修正で十分な効果が得られるのであ
ればそのデータ追加の処理は必要ではない。
[発明の効果] 本発明によれば、専任のオペレータを必要とすることな
しに、型片データを描画した用紙あるいは切断された型
片を画像読取装置に読ませることにより型片データを高
速かつ手軽に、しかも線データ(点列データ)の作成に
よって得た交点,端点,中間点などを元の画像データと
整合させる等の修正を行うことによって精度高く処理す
ることができるので、コンピュータを利用した設計シス
テムへの型片データの入力またはコンピュータへの型片
データの登録を高い信頼性をもって高速に行うことがで
きる。
しかも、本発明によれば、コーン交差法などによって線
データを圧縮し、型片データを表現よく、かつ少ないデ
ータ量で作成することができる。従って、本発明は多品
種かつ寸法修正の要求されることの多いアパレル産業な
どにおける型片データの入力に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図、 第2図は本発明型片データ処理装置の一構成例を示すブ
ロック図、 第3図は第2図示の装置による型片データ処理の概略の
処理手順の一例を示すフローチャート、 第4A図および第4B図は第3図における2値化処理の態様
を説明するための説明図、 第5図は第3図における細線化処理が施されたデータを
説明するための説明図、 第6図および第7図は、それぞれ、第3図におけるベク
トル化処理を説明するための説明図およびその処理手順
の一例を示すフローチャート、 第8図は第3図の修正処理のうち交点修正の処理手順の
一例を示すフローチャート、 第9図〜第11図はその交点処理の態様を説明するための
説明図、 第12図は第3図示の修正処理のうち縮小変換による交点
修正の処理手順の一例を示すフローチャート、 第13図〜第15図はその縮小変換による交点修正の態様を
説明するための説明図、 第16図は第3図示の修正処理のうち端点修正の処理手順
の一例を示すフローチャート、 第17A図〜第20図はその端点修正処理の態様を説明する
ための説明図、 第21図は第3図示の修正処理のうち中間点修正の処理手
順の一例を示すフローチャート、 第22図〜第24図はその中間点修正処理の態様を説明する
ための説明図、 第25A図および第25B図は第3図示のデータ追加処理手順
のフローチャート、 第26A図,第26B図,第27図,第28図,第29A図,第29B図
はその処理の態様を説明するための説明図である。 1…画像読取装置(スキャナ)、 2…コンピュータ、 2A…RAM、 2C…ROM、 2D…CPU、 3…記憶装置、 4…グラフィック・ディスプレイ装置、 5…キーボード、 6…タブレット、 7…スタイラスペン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型片を、画像読取装置により互いに走査し
    て画素単位で2値化した画素データを作成する2値化手
    段と、 前記2値化した画素データのうち描画部分に対応する画
    素に基づいて1画素単位で連結する点列を示す座標から
    成る点列データを作成する点列データ作成手段と、 ベクトル化処理を施して前記点列データの個数を減少さ
    せるベクトル化手段と、 前記点列データを、前記2値化された画素データと比較
    して修正する加工を行う修正手段と、 を具え、前記修正手段は、前記点列データの作成によっ
    て得られた交点の修正を行うために、前記交点を中心と
    した所定領域内の画素データ群を抽出する手段と、当該
    画素データ群の前記所定領域に含まれる輪郭線データを
    作成する手段と、当該輪郭線データを前記所定領域の枠
    で区切ることにより前記枠の内部において連続する所定
    本数のラインデータに分割する手段と、当該所定本数の
    ラインデータのそれぞれから前記交点に最も近い点を選
    定する手段と、当該所定個数点のつくる多角形の重心を
    求め、これを前記交点に置き換えて交点とする手段と、
    を有することを特徴とする型片データ処理装置。
  2. 【請求項2】前記修正手段は、前記枠の内部において連
    続するラインデータが前記所定本数である場合には、前
    記所定領域より拡張した領域内の画素データ群を抽出す
    る手段と、当該画素データ群に対して、前記拡張の割合
    に応じた個数の画素データ毎に1つの黒画素または1つ
    の白画素で代表させる処理を行うことにより、前記所定
    領域に含まれる画素データと同数の画素データを前記拡
    張した領域において得る手段と、を有し、当該得られた
    画素データ群について前記輪郭線データの作成、前記所
    定本数のラインデータへの分割、前記交点に最も近い点
    の選定および前記交点の置き換えを行うようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の型片データ処
    理装置。
  3. 【請求項3】型片を、画像読取装置により互いに走査し
    て画素単位で2値化した画素データを作成する2値化手
    段と、 前記2値化した画素データのうち描画部分に対応する画
    素に基づいて1画素単位で連結する点列を示す座標から
    成る点列データを作成する点列データ作成手段と、 ベクトル化処理を施して前記点列データの個数を減少さ
    せるベクトル化手段と、 前記点列データを、前記2値化された画素データと比較
    して修正する加工を行う修正手段と、 を具え、前記修正手段は、前記点列データの作成によっ
    て得られた端点の修正を行うために、前記端点と次の点
    とを結ぶ直線と、前記端点を中心とした所定領域の枠と
    の交点を求め、該交点を中心とした所定領域内の画素デ
    ータ群を抽出する手段と、当該所定領域に含まれる前記
    画素データ群の輪郭線データを抽出する手段と、当該抽
    出した輪郭線データに対してベクトル化処理を施す手段
    と、当該処理に基づいて最長ベクトルおよびこれと対向
    する方向での最長ベクトルを求める手段と、これら2つ
    のベクトルの始点と終点とを互いに連結した線の中間点
    を求める手段と、当該求められた2つの中間点を含むベ
    クトルと前記輪郭線データに対するベクトル化処理によ
    り得られた輪郭ベクトルとの交点を求め、前記端点の方
    向にある交点をもって前記端点に置き換える手段と、を
    有することを特徴とする型片データ処理装置。
  4. 【請求項4】型片を、画像読取装置により互いに走査し
    て画素単位で2値化した画素データを作成する2値化手
    段と、 前記2値化した画素データのうち描画部分に対応する画
    素に基づいて1画素単位で連結する点列を示す座標から
    成る点列データを作成する点列データ作成手段と、 ベクトル化処理を施して前記点列データの個数を減少さ
    せるベクトル化手段と、 前記点列データを、前記2値化された画素データと比較
    して修正する加工を行う修正手段と、 を具え、前記修正手段は、前記点列データの作成によっ
    て得られた中間点の修正を行うために、前記中間点を中
    心とした所定領域内の画素データ群を抽出する手段と、
    当該所定領域に含まれる前記画素データ群の輪郭線を抽
    出する手段と、当該抽出した輪郭線データに対してベク
    トル化処理を施す手段と、当該処理に基づいて最長ベク
    トルおよびこれと対向する方向での最長ベクトルを求め
    る手段と、これら2つのベクトルのそれぞれについて前
    記中間点を通る直交線を求める手段と、当該2つの直交
    線のそれぞれが前記2つのベクトルと交わる点を結ぶ2
    つの線分の中点を求める手段と、当該2つの中点を結ぶ
    線分の中点をもって前記中間点に置き換える手段と、を
    有することを特徴とする型片データ処理装置。
JP62232431A 1987-09-18 1987-09-18 型片データ処理装置 Expired - Lifetime JPH0623984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232431A JPH0623984B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 型片データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232431A JPH0623984B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 型片データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6476276A JPS6476276A (en) 1989-03-22
JPH0623984B2 true JPH0623984B2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=16939158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62232431A Expired - Lifetime JPH0623984B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 型片データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623984B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61195477A (ja) * 1985-02-25 1986-08-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 画像読取装置の自由曲線線画データの処理方法
JPS61231683A (ja) * 1985-04-05 1986-10-15 Mitsubishi Electric Corp 図形入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6476276A (en) 1989-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0634231B2 (ja) 型片デ−タ作成方法
US5119439A (en) Method of and apparatus for extracting image contour data
US5475507A (en) Color image processing method and apparatus for same, which automatically detects a contour of an object in an image
JP2608571B2 (ja) 入力走査画像データのベクトル化のための装置及び方法
JP2002202838A (ja) 画像処理装置
EP0831421A2 (en) Apparatus and method for retouching a digital representation of a color image
US6947596B2 (en) Character recognition method, program and recording medium
JP3773657B2 (ja) 眉変形システム
JP7282551B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US5291561A (en) Graphics processing device
EP0535894A2 (en) Apparatus and method for transforming a graphic pattern
US6806878B2 (en) Graphic editing apparatus for adding or deleting curve to/from graphics by interactive processing
JPH0623984B2 (ja) 型片データ処理装置
JPH11219409A (ja) 文書読取装置
US5446803A (en) Image signal processing apparatus
US20040164982A1 (en) Method and apparatus for editing three-dimensional model, and computer readable medium
JPH08235344A (ja) シナリオ編集装置
JP2001209816A (ja) 図形作成方法
JP2005190094A (ja) 図面編集方法および装置
US5073957A (en) Graphic editing system
JP2773127B2 (ja) 画像編集方法
JP2755299B2 (ja) 画像処理方法
JPH05303644A (ja) 画像処理装置の図形認識方法
JPH06333008A (ja) 画像輪郭指定用入力装置
JP2721344B2 (ja) 画像処理方法