JPH06333008A - 画像輪郭指定用入力装置 - Google Patents

画像輪郭指定用入力装置

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JPH06333008A
JPH06333008A JP13929493A JP13929493A JPH06333008A JP H06333008 A JPH06333008 A JP H06333008A JP 13929493 A JP13929493 A JP 13929493A JP 13929493 A JP13929493 A JP 13929493A JP H06333008 A JPH06333008 A JP H06333008A
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JP13929493A
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Tadashi Ochiai
忠 落合
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポインティングデバイス(例えばマウス)に
よる手入力の輪郭指定精度を向上させて、輪郭指定後の
輪郭収束処理に要する時間を短くすること。 【構成】 マウス10でディスプレイ20の画像中の輪
郭を指定する画像輪郭指定用入力装置において、マウス
10の移動方向を検出する移動方向検出手段と、この検
出値でアイコンメモリ16から対応したアイコンを読み
出してディスプレイ20で表示するアイコン表示手段
と、マウス10の移動方向に垂直な方向の複数の画素の
輝度を検出する輝度分布検出手段と、この検出値を表示
する輝度分布表示手段と、複数の輪郭認識用プログラム
の中から表示輝度分布の輪郭認識に最適のプログラムを
指定してバッファメモリ24に記憶する指定記憶手段
と、このバッファメモリ24のプログラムに基づいて輝
度分布検出値を演算処理し、表示画像中の輪郭を指定す
る輪郭指定手段とを具備し、輪郭指定精度を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレゼンテーションシ
ステム、イメージシミュレーションシステム、電子カタ
ログの展示システム等で用いられる画像輪郭指定用入力
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像輪郭指定用入力装置
は、ポインティングデバイス(例えばマウス、トラック
ボール、タブレットなど)による手入力によって、画像
表示部(例えばCRTディスプレイ)で表示されている
画像中の特定画像(例えば対象となる人物画像)につい
て概略輪郭線(例えば粗輪郭線や外輪郭線)を指定し、
この指定した概略輪郭線の情報を画像抽出装置(例えば
コンピュータ処理装置)等へ出力するようにしていた。
そして、この画像抽出装置では、この指定した概略輪郭
線の収束処理(例えば細線化処理や動的輪郭モデル処
理)をし、収束処理した輪郭線内の対象物画像を抽出す
る。
【0003】例えば、画像表示部の表示画面上の画像に
対して、ポインティングデバイスからの手入力に基づい
て、画像の中から抽出する対象物(例えば人物)の輪郭
の概略を表す粗輪郭線を指定することによって、輪郭を
指定する。ついで、画像抽出装置が細線化処理プログラ
ムを実行することによって粗輪郭線を細線化し、画像抽
出プログラムを実行することによって細線化した輪郭線
内に対象物画像を抽出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像輪郭指定用入力装置では、ポインティングデバイス
からの手入力によって、対象物の輪郭の概略を表す粗輪
郭線を指定したり、対象物の外輪郭線を指定して輪郭指
定を行なっていたので、ポインティングデバイスを用い
た手入力による概略輪郭線(例えば粗輪郭線)の入力時
間を短くしようとすると、概略輪郭線(例えば粗輪郭
線)の中心線と抽出対象物の輪郭線とのずれが大きくな
り、輪郭指定後における輪郭線収束処理(例えば細線化
処理)に要する時間が長くなるという問題点があった。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、入力時間を短くしたポインティングデバイスによる
手入力であっても、その輪郭指定の精度を向上させて輪
郭指定後の輪郭線収束処理に要する時間を短くすること
ができ、さらに必要に応じて手入力による輪郭指定の作
業効率をさらに向上させることができる画像輪郭線指定
用入力装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ポインティングデバイスによって画像表示部で表示され
た画像中の輪郭を指定し、この指定輪郭情報を画像抽出
装置等へ出力するようにした画像輪郭指定用入力装置に
おいて、互いに異なる方向を指示する複数種類のアイコ
ンの情報を予め記憶しているアイコンメモリと、前記ポ
インティングデバイスの移動方向を検出する移動方向検
出手段と、この移動方向検出手段で検出した検出値に基
づいて前記アイコンメモリから対応したアイコン情報を
読み出し前記画像表示部で対応したアイコンを表示する
アイコン表示手段と、前記移動方向検出手段で検出した
移動方向にほぼ垂直な方向に沿った複数の画素の属性を
検出する画素属性検出手段と、輪郭認識用プログラムに
基づいて前記画素属性検出手段の検出値を演算処理し表
示画像中の輪郭を指定する輪郭指定手段とを具備してな
ることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る発明は、ポインティングデ
バイスによって画像表示部で表示された画像中の輪郭を
指定し、この指定輪郭情報を画像抽出装置等へ出力する
ようにした画像輪郭指定用入力装置において、互いに異
なる方向を指示する複数種類のアイコンの情報を予め記
憶しているアイコンメモリと、前記ポインティングデバ
イスの移動方向を検出する移動方向検出手段と、この移
動方向検出手段で検出した検出値に基づいて前記アイコ
ンメモリから対応したアイコン情報を読み出し前記画像
表示部で対応したアイコンを表示するアイコン表示手段
と、前記移動方向検出手段で検出した移動方向にほぼ垂
直な方向に沿った複数の画素の属性を検出する画素属性
検出手段と、この画素属性検出手段の検出値を前記画像
表示部で表示する画素属性表示手段と、複数種類の輪郭
認識用プログラムのうちの一つを指定してバッファメモ
リに記憶する輪郭認識用プログラム指定記憶手段と、前
記バッファメモリの輪郭認識用プログラムに基づいて前
記画素属性検出手段の検出値を演算処理し表示画像中の
輪郭を指定する輪郭指定手段とを具備してなることを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明による画像輪郭指定用入力装置
では、ポインティングデバイス(例えばマウス)によっ
て画像表示部で表示された画像中の輪郭を入力すると、
移動方向検出手段によってポインティングデバイスの移
動方向が検出され、アイコン表示手段によってアイコン
メモリから対応したアイコン情報が読み出され、対応し
たアイコンが画像表示部で表示される。
【0009】そして、画素属性検出手段によって、アイ
コンで示されたポインティングデバイスの移動方向にほ
ぼ垂直な方向に沿った複数の画素の属性(例えば輝度や
色)が検出される。ついで、輪郭指定手段による輪郭認
識用プログラムの実行によって、画素属性検出手段の検
出値が演算処理され、表示画像中の輪郭が指定される。
【0010】請求項2の発明による画像輪郭指定用入力
装置では、ポインティングデバイス(例えばマウス)に
よって画像表示部で表示された画像中の輪郭線を入力す
ると、移動方向検出手段によってポインティングデバイ
スの移動方向が検出され、アイコン表示手段によってア
イコンメモリから対応したアイコン情報が読み出され、
対応したアイコンが画像表示部で表示される。
【0011】そして、画素属性検出手段によって、アイ
コンで示されたポインティングデバイスの移動方向にほ
ぼ垂直な方向に沿った複数の画素の属性(例えば輝度や
色)が検出され、画素属性表示手段によって、検出値
(例えば輝度や色)が画像表示部で表示される(例えば
ウィンドウ表示される)。
【0012】上述の画素属性(例えば輝度や色)分布の
表示等を参考にして操作者が複数種類の輪郭認識用プロ
グラムのうちの最適の一つを指定すると、輪郭認識用プ
ログラム指定記憶手段が複数種類の輪郭認識用プログラ
ムのうちの対応した輪郭認識用プログラムを指定してバ
ッファメモリに記憶する。すると、輪郭指定手段がバッ
ファメモリの輪郭認識用プログラムに基づいて画素属性
検出手段の検出値を演算処理し、表示画像中の輪郭を指
定する。以後はこの指定を変更しない限り、バッファメ
モリの輪郭認識用プログラムに基づいた輪郭指定が行な
われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による画像輪郭指定用入力装置
の一実施例を図1から図5までを用いて説明する。図1
において、10は位置情報を入力するためのポインティ
ングデバイスの一例としてのマウスで、このマウス10
はインタフェース(図示省略、以下同様)を介して画像
処理装置の一例としてのマイクロプロセッサ12に結合
されている。
【0014】前記マイクロプロセッサ12には、本発明
に特有の輪郭指定処理を行なうためのプログラムや従来
例と同様な輪郭収束処理(例えば細線化処理)や画像抽
出処理などを行なうためのプログラムを格納した第1R
OM(リード・オンリ・メモリ)14と、アイコン(例
えば矢印アイコン)情報を予め記憶したアイコンメモリ
16とが結合されている。
【0015】前記アイコンメモリ16には、上下左右の
4方向と、この上下左右の4方向の各々の中間の斜め4
方向と、以上の8方向の各々の中間の斜め8方向とから
なる、互いに異なる16種類の方向を指示するアイコン
に関する情報が、予め記憶されている。
【0016】また、前記マイクロプロセッサ12には、
元画像(原画像ともいう)情報を記憶するためのメモリ
領域や輪郭情報を記憶するためのメモリ領域を有するR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)(例えばVRA
M)18が結合されるとともに、インタフェースを介し
て画像表示部の一例としてのCRTディスプレイ20が
結合されている。
【0017】さらに、前記マイクロプロセッサ12に
は、インタフェースを介してキーボード22が結合され
るとともに、バッファメモリ24と、輝度分布算出回路
26および第2ROM28とが結合されている。前記第
2ROM28内には、極小値、極大値、傾斜最大値、傾
斜最小値をそれぞれ輪郭の認識アルゴリズムとする第
1、…、第4輪郭認識用プログラムを格納したメモリ領
域が設けられている。なお、前記第1、第2ROM1
4、28はハードディスク、フロッピーディスクなどの
記憶媒体であってもよく、また同一の記憶媒体で形成し
てもよい。
【0018】前記マイクロプロセッサ12は、前記第1
ROM14内の輪郭指定処理プログラムに基づいて、つ
ぎの(a)〜(f)に示すような機能を有するように構
成されている。 (a)図3に示したように、前記マウス10からの位置
情報に基づくX、Y方向の変位量ΔX、ΔYを基にした
演算(tanΘ=ΔY/ΔX)を行なうことにより、前
記マウス10の移動方向Pの角度Θを検出する移動方向
検出機能。
【0019】(b)前記(a)の移動方向検出機能で検
出した検出値(Θ)に基づいて前記アイコンメモリ16
から対応したアイコン情報を読み出して、前記CRTデ
ィスプレイ20で対応したアイコンを表示するアイコン
表示機能。
【0020】(c)前記(a)の移動方向検出機能で検
出した移動方向Pにほぼ垂直な方向に沿った複数の画素
の輝度情報を、前記輝度分布算出回路26に出力するこ
とによって、前記輝度分布算出回路26で輝度分布を算
出せしめる輝度分布検出機能。なお、前記輝度分布算出
回路26との共同作業を省略し、前記マイクロプロセッ
サ12のみによって、前記(a)の移動方向検出機能で
検出した移動方向Pにほぼ垂直な方向に沿った複数の画
素の輝度分布を検出するようにしてもよい。
【0021】(d)前記(c)の輝度分布検出機能で検
出した輝度分布を前記CRTディスプレイ20で表示す
る輝度分布表示機能。 (e)前記(d)により前記CRTディスプレイ20で
表示された輝度分布等を参考にした操作者による前記キ
ーボード22からの選択指定入力信号に基づいて、前記
第2ROM28から第1〜第4輪郭認識用プログラムの
うちの最適の輪郭認識用プログラムを指定して読み出
し、これを前記バッファメモリ24に転送して記憶する
輪郭認識用プログラム指定記憶機能。
【0022】(f)前記(e)で指定記憶した前記バッ
ファメモリ24内の輪郭認識用プログラムに基づいて、
前記(c)で検出した輝度情報を演算処理し、前記CR
Tディスプレイ20の表示画像中の輪郭を指定する輪郭
指定機能。
【0023】前記(f)の輪郭指定機能は、前記(c)
で検出した輝度情報に基づいて隣接画素間の輝度の差分
を演算する差分演算機能と、この差分演算機能で求めた
差分に基づいて輝度の特異点を判別する特異点判別機能
とからなっている。この特異点判別機能における輝度の
特異点は、例えば輝度の極小値、極大値、傾斜最大値ま
たは傾斜最小値を与える画素に相当し、この極小値、極
大値、傾斜最大値または傾斜最小値前記の何れにするか
は、前記(e)でバッファメモリ24内に指定記憶した
輪郭認識用プログラムによって決められる。
【0024】つぎに、図1の実施例の作用を図2〜図5
を併用して説明する。 (イ)まず、従来例と同様にして、テレビカメラやイメ
ージスキャナのような画像入力部(図示省略)で取り込
まれた元画像についての画像データがRAM18内の元
画像メモリ領域に記憶されるとともに、CRTディスプ
レイ20で元画像が表示される。
【0025】(ロ)ついで、マウス10を動かしてその
入力位置(例えばカーソル)を表示画像中における抽出
対象物の輪郭の近くに移動させ、ここでクリックして位
置情報(X1、Y1)を送出し、ついで輪郭に沿って移動
して再クリックして位置情報(X2、Y2)を送出する。
すると、第1ROM14内の対応したプログラムを用い
たマイクロプロセッサ12の移動方向検出機能によっ
て、マウス10の移動方向Pの角度Θが検出される。す
なわち、ΔY=Y2−Y1、ΔX=X2−X1をtanΘ=
ΔY/ΔXに代入して演算することによって、マウス1
0の移動方向Pの角度Θを検出する。
【0026】(ハ)ついで、第1ROM14内の対応し
たプログラムを用いたマイクロプロセッサ12のアイコ
ン表示機能によって、前記(ロ)で検出したマウス10
の移動方向Pの角度Θに対応したアイコン情報を、アイ
コンメモリ16から読み出してCRTディスプレイ20
に出力し、図4に示すように、対応したアイコンを表
示する。
【0027】(ニ)ついで、第1ROM14内の対応し
たプログラムを用いたマイクロプロセッサ12の輝度分
布検出機能によって、前記(ロ)で検出したマウス10
の移動方向Pにほぼ垂直な方向に沿った複数の画素の輝
度が検出され、この検出された輝度分布は、第1ROM
14内の対応したプログラムを用いたマイクロプロセッ
サ12の輝度分布表示手段によって、CRTディスプレ
イ20でウィンドウ表示される。
【0028】(ホ)そして、マウス10による最初の位
置情報入力のときは「輪郭認識用Pr.(プログラム)
既に指定か?」が「NO」となり、輪郭認識用プログラ
ムが指定され、バッファメモリ24に記憶されるととも
に、この指定した輪郭認識用Pr.の識別子(例えば極
小値を輪郭の認識アルゴリズムとすることを表示する文
字や絵記号など)をCRTディスプレイ20で表示す
る。
【0029】すなわち、前記(ニ)で表示された輝度分
布が、図5の(a)に示すような極小値が特異点である
場合には、操作者によるキーボード22からの選択指定
入力に基づいて、第1ROM14内の対応したプログラ
ムを用いたマイクロプロセッサ12の輪郭認識用プログ
ラム指定記憶機能によって、第2ROM28から対応し
た第1輪郭認識用プログラムが読み出され、バッファメ
モリ24に転送記憶され、対応した識別子S1が表示さ
れる。
【0030】なお、前記(ニ)で表示された輝度分布
が、図5の(b)、(c)または(d)に示すような極
大値、傾斜最大値または傾斜最小値が特異点であるよう
な場合には、操作者によるキーボード22からの選択指
定入力に基づく輪郭認識用プログラム指定記憶機能によ
って、第2ROM28から対応した第2、第3または第
4輪郭認識用プログラムが読み出され、バッファメモリ
24に転送記憶され、対応した識別子S2、S3または
S4が表示されることになる。
【0031】(ヘ)ついで、第1ROM14内の対応し
たプログラムを用いたマイクロプロセッサ12の輪郭指
定機能によって、バッファメモリ24の第1輪郭認識用
プログラムが実行され、輪郭の指定、記憶、表示がされ
る。
【0032】すなわち、第1輪郭認識用プログラムに基
づく差分演算機能によって前記(ニ)で検出した輝度情
報に基づく隣接画素間の輝度の差分が演算され、特異点
判別機能によって差分演算機能で求めた差分から輝度が
極小値となる画素を判別し、この判別した画素(例えば
図5の(a)のRの位置の画素)を輪郭の中心と指定
し、その指定輪郭情報を内部メモリまたはRAM18内
の輪郭メモリ領域に記憶し、CRTディスプレイ20で
表示する。例えば、判別した画素を中心とした複数の画
素によって粗輪郭線の構成要素が表示される。なお、図
5のVはマウス10の移動方向に垂直な方向を示す。
【0033】(ト)ついで、最初は「既に輪郭を指定か
?」が「NO」となり、前記(ロ)のマウス10による
位置情報の入力に戻る。以下同様にして、つぎのように
作用する。すなわち、前記(ロ)、(ハ)と同様に作用
して、図4に示すように、マウス10の動き方向に対応
したアイコン、、…、がCRTディスプレイ20
で順次、個別に表示されていく。なお、図4において、
Mはマウス10で入力される位置情報に基づく輪郭を表
す。
【0034】そして、前記(ニ)と同様に作用して、ア
イコン、、…、の各表示において、マウス10の
動き方向に垂直な方向の画素の輝度分布がCRTディス
プレイ20でウィンドウ表示される。
【0035】また、アイコン、、…、の各表示に
おいては、「輪郭認識用Pr.既に指定か?」が「YE
S」となる。そして、アイコン、の各表示における
輪郭認識用プログラムを変更せず(すなわち輪郭の認識
アルゴリズムを変更せず)、アイコン、…、の各表
示における輪郭認識用プログラムを変更して輪郭を指定
するものとすると、つぎのように作用する。
【0036】すなわち、アイコン、の各表示におい
ては、「輪郭認識用Pr.変更か?」が「NO」とな
り、バッファメモリ24内のプログラムは第1輪郭認識
用プログラムで変わらず、CRTディスプレイ20にお
ける輪郭認識用Prの識別子表示も変わらない。
【0037】また、アイコン、…、の各表示におい
ては、「輪郭認識用Pr変更か?」が「YES」とな
り、バッファメモリ24内のプログラムは第1輪郭認識
用プログラムからキーボード22からの選択的な入力で
指定された輪郭認識用プログラム(例えば第2輪郭認識
用プログラム)に書き換えられ、CRTディスプレイ2
0における輪郭認識用Prの識別子表示も対応した識別
子(例えばS2)に変化する。
【0038】ついで、前記(ヘ)と同様にして、バッフ
ァメモリ24の輪郭認識用プログラム(例えば第2輪郭
認識用プログラム)が実行され、その輪郭認識用プログ
ラムで決められた特異点(例えば極大値)に基づいて判
別した画素(例えば図5の(b)のRの位置の画素)を
輪郭の中心と指定し、その指定輪郭情報を記憶し、表示
する。
【0039】また、アイコン、、…、の各表示に
おいては、「既に輪郭を指定か?」が「YES」とな
り、従来例と同様の作用により、指定輪郭を既指定輪郭
と連結し、アイコンの表示に伴う輪郭指定までは「閉
ループか?」が「NO」となって前記(ロ)のマウス1
0による位置情報の入力に戻って前述と同様に作用し、
アイコンの表示に伴う輪郭指定以後に指定輪郭の連結
で閉ループが形成されると、「閉ループか?」が「YE
S」となって輪郭指定が終了する。
【0040】(チ)前記(ト)で輪郭指定が終了する
と、マイクロプロセッサ12が第1ROM14に格納さ
れている輪郭収束処理プログラム(細線化処理プログラ
ム)を実行することによって、前記(ト)で指定された
輪郭(例えば指定画素を中心線とした粗輪郭線)が所定
の輪郭に自動的に収束され、その輪郭データがRAM1
8内の輪郭メモリ領域に記録されるとともに、CRTデ
ィスプレイ20で収束した輪郭が表示される。このと
き、前記(ト)の輪郭指定の精度が従来より向上してい
るので、この輪郭収束処理に要する時間を短縮すること
ができる。
【0041】(リ)ついで、マイクロプロセッサ12が
第1ROM14に格納されている画像抽出処理プログラ
ムを実行することによって、RAM18内の元画像メモ
リ領域の元画像情報と輪郭メモリ領域の輪郭情報とを合
成し、元画像の中から前記(チ)で収束機能した輪郭内
に対応する領域の画像を抽出し、その抽出画像をCRT
ディスプレイ20で表示する。
【0042】前記実施例では、ポインティングデバイス
としてマウスを用いるようにしたが、本発明はこれに限
るものでなく、ポインティングデバイスとしてトラック
ボール、タブレットなどを用いるようにしてもよい。
【0043】前記実施例では、アイコンメモリに予め記
憶しておくアイコン情報を、上下左右の4方向と、この
4方向の各々のほぼ中間の斜めの4方向と、以上の8方
向の各々のほぼ中間の斜めの8方向とからなる16種類
の方向を指示するアイコンに関する情報としたが、本発
明はこれに限るものでなく、16種類以外(例えば8種
類や32種類)の方向を指示するアイコンに関する情報
であってもよい。
【0044】前記実施例では、輪郭認識用プログラム指
定記憶手段によって指定する輪郭認識用プログラムは、
第2ROMに予め記憶された4種類の輪郭認識用プログ
ラムの中から輪郭認識に最適の輪郭認識用プログラムを
指定してバッファメモリに記憶するようにしたが、本発
明はこれに限るものでなく、記憶媒体に予め記憶された
4種類以外の複数種類の輪郭認識用プログラムの中から
輪郭の認識に最適の輪郭認識用プログラムを指定してバ
ッファメモリに記憶するようにしてもよい。
【0045】前記実施例では、差分演算手段と特異点判
別手段とによって輪郭指定手段を構成するようにした
が、本発明はこれに限るものでなく、輪郭指定手段は、
輪郭認識用プログラムに基づいて画素属性検出手段(例
えば輝度分布検出手段)の検出値を演算処理して表示画
像中の輪郭を指定するものであればよい。
【0046】前記実施例では、複数の画素の輝度を検出
する輝度分布検出手段によって画素属性検出手段を構成
し、輝度分布表示手段によって画素属性表示手段を構成
するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、画
素属性検出手段は複数の画素の属性を検出するものであ
ればよく、画素属性表示手段は検出した画素の属性を表
示するものであればよい。例えば、複数の画素の色を検
出する色分布検出手段によって画素属性検出手段を構成
し、検出した色分布を表示する色分布表示手段によって
画素属性表示手段を構成するようにしてもよい。
【0047】前記実施例では、画素属性表示手段と輪郭
認識用プログラム指定記憶手段とを設けることによっ
て、複数種類の輪郭認識用プログラムの中から抽出対象
部の輪郭認識に最適の輪郭認識用プログラムを指定して
バッファメモリに記憶し、学習効果を付与することによ
ってポインティングデバイスを用いた手入力の作業効率
を向上させるようにしたが、本発明はこれに限るもので
なく、画素属性表示手段と輪郭認識用プログラム指定記
憶手段とを省略したものについても、本発明を利用する
ことができる。
【0048】すなわち、前記実施例では、アイコン、
、の各表示における輪郭認識用プログラムを第1輪
郭認識用プログラム(極小値を輪郭認識アルゴリズムと
する)とし、アイコン、、、の各表示における
輪郭認識用プログラムを第2輪郭認識用プログラム(極
大値を輪郭認識アルゴリズムとする)として、表示画像
中の抽出対象部の輪郭認識についてのアルゴリズムを変
更するようにしたが、表示画像中の抽出対象部の輪郭認
識についてのアルゴリズムを変更する必要がないような
場合には、輪郭認識用プログラムを1種類に固定したも
のについても本発明を利用することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明による画像輪郭指定用入
力装置は、上記のように、アイコンによって表示画像中
にポインティングデバイスの移動方向を表示するととも
に、その移動方向にほぼ垂直な方向に沿った複数の画素
の属性(例えば輝度や色など)を検出し、この検出値を
輪郭認識用プログラムに基づいて演算処理することによ
って表示画像中の輪郭を指定するようにしたので、ポイ
ンティングデバイスを用いた手入力を短時間で行なうよ
うな簡易操作においても、その輪郭指定の精度を向上さ
せて、輪郭指定後の輪郭線収束機能に要する時間を従来
より短くすることができる。
【0050】請求項2の発明による画像輪郭指定用入力
装置は、上記のように、アイコンによって表示画像中に
ポインティングデバイスの移動方向を表示するととも
に、その移動方向にほぼ垂直な方向に沿った複数の画素
の属性(例えば輝度や色など)を表示し、この表示を参
考にして操作者等によって最適の輪郭認識用プログラム
が指定されると、その指定した輪郭認識用プログラムに
基づいて表示画像中の輪郭が指定され、しかも一旦輪郭
認識用プログラムが指定されてバッファメモリに記憶さ
れると、指定を変更しないかぎり同一の輪郭認識用プロ
グラムに基づいて表示画像中の輪郭線が指定されるとい
う学習機能を有する。
【0051】このため、請求項2の発明による画像輪郭
指定用入力装置は、ポインティングデバイスを用いた手
入力を短時間で行なうような簡易操作においても、その
輪郭指定の精度を向上させて輪郭指定後の輪郭収束機能
に要する時間を短くすることができるとともに、学習効
果によりポインティングデバイスを用いた手入力の作業
効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像輪郭指定用入力装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【図2】図1の作用を説明するフローチャートである。
【図3】図1の作用中において、アイコンの移動方向検
出時の作用を説明する説明図である。
【図4】図1のCRTディスプレイにおいてアイコンが
表示されている状態を説明する説明図である。
【図5】図1の第2ROM28に予め記憶されている第
1〜第4輪郭認識用プログラムの各々の輪郭の認識アル
ゴリズムを説明するもので、(a)は輝度分布の極小値
を与える画素を輪郭(例えば粗輪郭線の中心)と指定す
る場合の説明図、(b)は輝度分布の極大値を与える画
素を輪郭と指定する場合の説明図、(c)は輝度分布の
傾斜最大値を与える画素を輪郭と指定する場合の説明
図、(d)は輝度分布の傾斜最小値を与える画素を輪郭
と指定する場合の説明図である。
【符号の説明】
10…マウス(ポインティングデバイスの一例)、 12…マイクロプロセッサ(画像処理装置の一例)、 14…第1ROM、 16…アイコンメモリ、 18…
RAM、 20…CRTディスプレイ(画像表示部の一例)、 22…キーボード、 24…バッファメモリ、 26…輝度分布算出回路、 28…第2ROM、 〜…アイコン、 M…マウス10で入力される位置情報に基づく輪郭、 P…マウス10の移動方向、 R…指定輪郭の画素の位置、 V…マウス10の移動方向Pに垂直な方向。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポインティングデバイスによって画像表示
    部で表示された画像中の輪郭を指定し、この指定輪郭情
    報を画像抽出装置等へ出力するようにした画像輪郭指定
    用入力装置において、互いに異なる方向を指示する複数
    種類のアイコンの情報を予め記憶しているアイコンメモ
    リと、前記ポインティングデバイスの移動方向を検出す
    る移動方向検出手段と、この移動方向検出手段で検出し
    た検出値に基づいて前記アイコンメモリから対応したア
    イコン情報を読み出し前記画像表示部で対応したアイコ
    ンを表示するアイコン表示手段と、前記移動方向検出手
    段で検出した移動方向にほぼ垂直な方向に沿った複数の
    画素の属性を検出する画素属性検出手段と、輪郭認識用
    プログラムに基づいて前記画素属性検出手段の検出値を
    演算処理し表示画像中の輪郭を指定する輪郭指定手段と
    を具備してなることを特徴とする画像輪郭指定用入力装
    置。
  2. 【請求項2】ポインティングデバイスによって画像表示
    部で表示された画像中の輪郭を指定し、この指定輪郭情
    報を画像抽出装置等へ出力するようにした画像輪郭指定
    用入力装置において、互いに異なる方向を指示する複数
    種類のアイコンの情報を予め記憶しているアイコンメモ
    リと、前記ポインティングデバイスの移動方向を検出す
    る移動方向検出手段と、この移動方向検出手段で検出し
    た検出値に基づいて前記アイコンメモリから対応したア
    イコン情報を読み出し前記画像表示部で対応したアイコ
    ンを表示するアイコン表示手段と、前記移動方向検出手
    段で検出した移動方向にほぼ垂直な方向に沿った複数の
    画素の属性を検出する画素属性検出手段と、この画素属
    性検出手段の検出値を前記画像表示部で表示する画素属
    性表示手段と、複数種類の輪郭認識用プログラムのうち
    の一つを指定してバッファメモリに記憶する輪郭認識用
    プログラム指定記憶手段と、前記バッファメモリの輪郭
    認識用プログラムに基づいて前記画素属性検出手段の検
    出値を演算処理し表示画像中の輪郭を指定する輪郭指定
    手段とを具備してなることを特徴とする画像輪郭指定用
    入力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144942A (ja) * 2020-05-29 2020-09-10 株式会社日立ハイテク 画像処理システム
KR20210111335A (ko) * 2017-03-27 2021-09-10 주식회사 히타치하이테크 화상 처리 시스템, 및 화상 처리를 행하기 위한 컴퓨터 프로그램

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