JPH0623980Y2 - 磁力計 - Google Patents
磁力計Info
- Publication number
- JPH0623980Y2 JPH0623980Y2 JP12685187U JP12685187U JPH0623980Y2 JP H0623980 Y2 JPH0623980 Y2 JP H0623980Y2 JP 12685187 U JP12685187 U JP 12685187U JP 12685187 U JP12685187 U JP 12685187U JP H0623980 Y2 JPH0623980 Y2 JP H0623980Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetometer
- capacitor
- coil
- frequency
- signal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は磁力計、特に高感度のフラックスゲート型磁
力計に関する。
力計に関する。
(ロ)従来の技術 従来、フラックスゲート型磁力計は、第4図に示すよう
に、検出部1は、コア3に励振コイル4と、検出コイル
5が直交して巻回され、一方、制御部2の発振器6で周
波数20の信号が発生され、この信号が1/2分周器7
で0に分周され、励振器8から励振コイル4に与えら
れる。一方、検出コイル5で検出される磁気信号は、直
流カット用のコンデンサ9を経て、バンドパスLCRフ
ィルタ10に入力され、0及び20以外の高調波成
分を除去し、さらに交流増幅器11、同期整流器12及
び直流増幅器13を経て、出力V0が導出される。な
お、14は帰還抵抗である。
に、検出部1は、コア3に励振コイル4と、検出コイル
5が直交して巻回され、一方、制御部2の発振器6で周
波数20の信号が発生され、この信号が1/2分周器7
で0に分周され、励振器8から励振コイル4に与えら
れる。一方、検出コイル5で検出される磁気信号は、直
流カット用のコンデンサ9を経て、バンドパスLCRフ
ィルタ10に入力され、0及び20以外の高調波成
分を除去し、さらに交流増幅器11、同期整流器12及
び直流増幅器13を経て、出力V0が導出される。な
お、14は帰還抵抗である。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上記従来の磁力計において、高感度型では、検出部1と
制御部2を接近させて使用する場合がある。しかし、制
御部2の20バンドパスLCRフィルタ10は、イン
ダクタンス、コンデンサ及び抵抗を含み、インダクタン
スは、磁性を有するものであり、検出部1と制御部2を
接近させると、フィルタのインダクタンスの発生する磁
界が測定すべき磁界に影響を与えるという問題があっ
た。
制御部2を接近させて使用する場合がある。しかし、制
御部2の20バンドパスLCRフィルタ10は、イン
ダクタンス、コンデンサ及び抵抗を含み、インダクタン
スは、磁性を有するものであり、検出部1と制御部2を
接近させると、フィルタのインダクタンスの発生する磁
界が測定すべき磁界に影響を与えるという問題があっ
た。
この問題を解決するために、20バンドパスフィルタ
として、オペアンプとコンデンサと抵抗とから構成され
るアクティブフィルタを使用することが考えられる。し
かし、検出コイル5で発生する電圧Vinには、0及
び0の高調波成分が含まれていて、第2図(a)の如き
波形となる。高感度の磁力計を得るためには、検出部1
へ磁界が入力されたときに発生する電圧Vinは大きけ
れば大きい程良い。そのため電圧Vinのピーク・ピー
クVappも大きくなる。このVappがオペアンプの
最大許容入力電圧を越えてしまうため、結局アクティブ
フィルタを用いることも出来なかった。
として、オペアンプとコンデンサと抵抗とから構成され
るアクティブフィルタを使用することが考えられる。し
かし、検出コイル5で発生する電圧Vinには、0及
び0の高調波成分が含まれていて、第2図(a)の如き
波形となる。高感度の磁力計を得るためには、検出部1
へ磁界が入力されたときに発生する電圧Vinは大きけ
れば大きい程良い。そのため電圧Vinのピーク・ピー
クVappも大きくなる。このVappがオペアンプの
最大許容入力電圧を越えてしまうため、結局アクティブ
フィルタを用いることも出来なかった。
この考案は、上記に鑑み、20バンドパスフィルタに
アクティブフィルタを採用しても、オペアンプの入力を
最大許容入力電圧以下に抑え得る磁力計を提供すること
を目的としている。
アクティブフィルタを採用しても、オペアンプの入力を
最大許容入力電圧以下に抑え得る磁力計を提供すること
を目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この考案の磁力計は、コアに励振コイルと検出コイルが
巻回され、周波数20の発振器の信号を1/2分周器で
分周して前記励振コイルを励振し、前記検出コイルより
周波数20の信号を導出し、同期整流して出力するも
のにおいて、前記検出コイルに並列にコンデンサを接続
し、このコンデンサの後段に高インピーダンスのバッフ
ァ増幅器及び20バンドパスアクティブフィルタを設
けている。
巻回され、周波数20の発振器の信号を1/2分周器で
分周して前記励振コイルを励振し、前記検出コイルより
周波数20の信号を導出し、同期整流して出力するも
のにおいて、前記検出コイルに並列にコンデンサを接続
し、このコンデンサの後段に高インピーダンスのバッフ
ァ増幅器及び20バンドパスアクティブフィルタを設
けている。
この磁力計は、検出部に制御部を接近させても、アクテ
ィブフィルタを用いるので、制御部からの磁界が測定磁
界に影響を与えることがない。また、検出コイルとコン
デンサの並列回路を20に共振させておくことによ
り、検出コイルに検出される0成分及び20以外の
高調波成分を減衰させ、20成分のみを導出できるの
で、アクティブフィルタのオペアンプに最大許容入力電
圧以下の入力電圧を与えることができる。
ィブフィルタを用いるので、制御部からの磁界が測定磁
界に影響を与えることがない。また、検出コイルとコン
デンサの並列回路を20に共振させておくことによ
り、検出コイルに検出される0成分及び20以外の
高調波成分を減衰させ、20成分のみを導出できるの
で、アクティブフィルタのオペアンプに最大許容入力電
圧以下の入力電圧を与えることができる。
(ホ)実施例 以下実施例により、この考案をさらに詳細に説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示すフラックスゲート
型磁力計の回路図である。同図において、第4図のもの
と同番号を付したものは同一の回路を示している。この
実施例フラックスゲート型磁力計も検出部1は、コア3
に、励振コイル4と検出コイル5が直交する方向に巻回
され、さらに励振コイル4に、発振器6よりの周波数2
0の信号が1/2分周器7で分周され、励振器8を経て
与えられており、これらの構成は従来のものと変わりな
い。
型磁力計の回路図である。同図において、第4図のもの
と同番号を付したものは同一の回路を示している。この
実施例フラックスゲート型磁力計も検出部1は、コア3
に、励振コイル4と検出コイル5が直交する方向に巻回
され、さらに励振コイル4に、発振器6よりの周波数2
0の信号が1/2分周器7で分周され、励振器8を経て
与えられており、これらの構成は従来のものと変わりな
い。
検出コイル5には、コンデンサ15が並列接続されてい
る。また、この並列回路に、直流分カット用のコンデン
サ9が接続され、さらに、このコンデンサ9と交流増幅
器11間に高入力インピーダンスのバッファ増幅器16
と、20バンドパスアクティブフィルタ17が接続さ
れている。20バンドパスアクティブフィルタ17
は、オペアンプ、コンデンサ及び抵抗から構成されてお
り、例えば、第3図に具体例を示す回路が使用される。
る。また、この並列回路に、直流分カット用のコンデン
サ9が接続され、さらに、このコンデンサ9と交流増幅
器11間に高入力インピーダンスのバッファ増幅器16
と、20バンドパスアクティブフィルタ17が接続さ
れている。20バンドパスアクティブフィルタ17
は、オペアンプ、コンデンサ及び抵抗から構成されてお
り、例えば、第3図に具体例を示す回路が使用される。
この磁力計では、検出コイル5とコンデンサ15で構成
される共振回路が20の周波数に共振するので、ここ
で0及び20以外の高調波成分が減衰され、20
の成分のみが導出される。そのため、バッファ増幅器1
6の入力電圧Vinの波形は第2図(b)に示す通りとな
る。この入力波形Vinは20成分のみであり、した
がってピーク・トウ・ピークV′appはVappより
小さい。その程度は、オペアンプの最大許容入力電圧よ
り小さくできる程であるから、V′appを最大許容入
力電圧以下となるようにして、20バンドパスフィル
タ17に、オペアンプを使用するアクティブフィルタを
使用できる。
される共振回路が20の周波数に共振するので、ここ
で0及び20以外の高調波成分が減衰され、20
の成分のみが導出される。そのため、バッファ増幅器1
6の入力電圧Vinの波形は第2図(b)に示す通りとな
る。この入力波形Vinは20成分のみであり、した
がってピーク・トウ・ピークV′appはVappより
小さい。その程度は、オペアンプの最大許容入力電圧よ
り小さくできる程であるから、V′appを最大許容入
力電圧以下となるようにして、20バンドパスフィル
タ17に、オペアンプを使用するアクティブフィルタを
使用できる。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、検出コイルに並列にコンデンサを並
列接続し、20成分のみを導出し得るから、20バ
ンドパスフィルタにアクティブフィルタを使用できる。
アクティブフィルタは、インダクタンス分を含まないの
で磁性がなく、したがって検出部と制御部とを接近させ
て構成する磁力計が容易に製作できる。しかも、LCR
型のフィルタに比し、アクティブフィルタの方が安価な
ので、アクティブフィルタを用いることにより、従来よ
り低価格の磁力計を提供できる。
列接続し、20成分のみを導出し得るから、20バ
ンドパスフィルタにアクティブフィルタを使用できる。
アクティブフィルタは、インダクタンス分を含まないの
で磁性がなく、したがって検出部と制御部とを接近させ
て構成する磁力計が容易に製作できる。しかも、LCR
型のフィルタに比し、アクティブフィルタの方が安価な
ので、アクティブフィルタを用いることにより、従来よ
り低価格の磁力計を提供できる。
第1図は、この考案の一実施例を示すフラックスゲート
型磁力計の回路図、第2図(a)(b)は、従来のフラックス
ゲート型磁力計及び上記実施例フラックスゲート型磁力
計の動作を説明するための波形図、第3図は、第1図の
フラックスゲート型磁力計の20バンドパスアクティ
ブフィルタの具体回路例を示す図、第4図は、従来のフ
ラックスゲート型磁力計の回路図である。 3:コア,4:励振コイル, 5:検出コイル,6:発振器, 7:1/2分周器,12:同期整流器, 15:共振用コンデンサ, 16:バッファ増幅器, 17:20バンドパスアクティブフィルタ。
型磁力計の回路図、第2図(a)(b)は、従来のフラックス
ゲート型磁力計及び上記実施例フラックスゲート型磁力
計の動作を説明するための波形図、第3図は、第1図の
フラックスゲート型磁力計の20バンドパスアクティ
ブフィルタの具体回路例を示す図、第4図は、従来のフ
ラックスゲート型磁力計の回路図である。 3:コア,4:励振コイル, 5:検出コイル,6:発振器, 7:1/2分周器,12:同期整流器, 15:共振用コンデンサ, 16:バッファ増幅器, 17:20バンドパスアクティブフィルタ。
Claims (1)
- 【請求項1】コアに励振コイルと検出コイルが巻回さ
れ、周波数20の発振器の信号を1/2分周器で分周し
て、前記励振コイルを励振し、前記検出コイルより周波
数20の信号を導出し、同期整流して出力する磁力計
において、 前記検出コイルに並列にコンデンサを接続し、このコン
デンサの後段に高入力インピーダンスのバッファ増幅器
及びアクティブフィルタを設けたことを特徴とする磁力
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12685187U JPH0623980Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 磁力計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12685187U JPH0623980Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 磁力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6433674U JPS6433674U (ja) | 1989-03-02 |
JPH0623980Y2 true JPH0623980Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31378746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12685187U Expired - Lifetime JPH0623980Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 磁力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623980Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-20 JP JP12685187U patent/JPH0623980Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
NHKラジオ技術教科書基礎編P.152日本放送協会昭和40年9月25日 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6433674U (ja) | 1989-03-02 |
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