JPH06239750A - 5員及び6員複素環式環を有する1,4−ベンゾジアゼピン類 - Google Patents

5員及び6員複素環式環を有する1,4−ベンゾジアゼピン類

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JPH06239750A
JPH06239750A JP4165275A JP16527592A JPH06239750A JP H06239750 A JPH06239750 A JP H06239750A JP 4165275 A JP4165275 A JP 4165275A JP 16527592 A JP16527592 A JP 16527592A JP H06239750 A JPH06239750 A JP H06239750A
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JP
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phenyl
alkyl
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benzodiazepine
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JP4165275A
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Roger M Freidinger
エム.フレイディンガー ロジャー
Ben E Evans
イー.エヴァンス ベン
Mark G Bock
ジー.ボック マーク
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Merck and Co Inc
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    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/55Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having seven-membered rings, e.g. azelastine, pentylenetetrazole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記式(I) で示される化合物又はその医薬的に許容し得る塩からな
る医薬組成物。具体的一例を示すと、5(S)−5(4
−クロロフェニルカルボニルアミノ)−7−フェニル−
1,2,3,4;4a,5−ヘキサヒドロピリド−
〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピンになる。 【効果】上記組成物は恐怖症または不安症の治療に有用
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本出願はメルク社米国特許第4,735,
931号に関連する。コレシストキニン(CCK)とガ
ストリンは、消化管組織と中枢神経系に存在する構造相
関のある神経ペプチドである(V.Mutt、“Gastroint
estinal Hormones”(「消化ホルモン」)、G.B.J.
Glass 編、Raven Press, N.Y.p.169,及
びG.Nisson 前掲 p.127参照)。
【0002】ブタの腸からの33−アミノ酸ポリペプチ
ドであるコレシストキニン(CCK−33)の単離(M
utt,V.ら、「ブタの コレシストキニン パンクレ
オザイミン、1、トロンビンとトリプシンによる切
断」、 European J. Biochem.6、156(196
8))につづいて、この物質が末梢や中枢神経系のいろ
いろな部位で多様な分子形態で見つかることが発見され
た(Larsson.L.ら「中枢と末梢神経系のコレシスト
キニンの局在化と分子の不均一性」、Brain Res.,
165、201(1979)。ホ類の脳で主要なフラグ
メントは、C末梢オクタペプチドH−Asp−Tyr
(SO3H)− Met−Gly−Trp−Met−As
p−Phe−NH2(CCK−8s、CCK26-33)とテ
トラペプチド、CCK−4(CCK30-33)である。
【0003】このC末端オクタペプチドは CCKの完
全な生物学的性質を持ち(Dockray,G.J.ら、「ヒツ
ジ脳からの2種のコレシストキニン オクタペプチドの
単離、構造、及び生体活性」、Nature, 274,711
(1978))、神経伝達物質を特徴づける多くの解剖
学的及び生化学的な基準を満足させる(Vanderhaeghe
n,J.J.ら、「J. Neuronal Cholecystokinin」、
Ann. N.Y. Acad. Sci.,448(1985))。ホ
乳類CNS中に高濃度CCK−8sが高濃度に存在する
ことは、特異的で高親和性の膜結合CCK結合部位の発
見を補足するものである。(Innis,R.B.ら、「脳と
膵臓の特異的コレシストキニン レセプター」、Proc.
Natl. Acad. Sci. U.S.A.,77,6917(1
980))。
【0004】2つ以上の形態のCCKレセプター形態が
存在する証拠は、Innis とSnyderが1980にはじめ
て提出した(Innis, R.B.ら、「脳と膵臓の特異的
コレシストキニン レセプター」、Proc. Natl. Aca
d. Sci. U.S.A.,77,6917(1980))。
現在、CCKレセプターは、CCKフラグメントとその
類似体への親和性に基づいて主に2つのサブタイプに分
けられている(Innis,R.B.ら、「脳と膵臓の特異
的コレシストキニン レセプター」、Proc. Natl.Aca
d. Sci. U.S.A., 77、6917、(198
0))。異なるタイプのCCKレセプターを区別する試
薬がその後開発されて、これらの帰属をさらに確かなも
のにすることができる(Chang,R.S.L.ら、“Bioch
emical and Pharmacological Characterization of a
n Extremely Potent and Selective Nonpeptide C
holecystokinin Antagonist”(「とくに強力で選択的
な非ペプチド性コレシストキニン拮抗体の生化学的及び
薬物学的特徴づけ」)、Proc. Natl.Acad. Sci. U.
S.A., 83,4923(1986年))。
【0005】これまで末梢CCKレセプターとして知ら
れていたCCK−Aレセプターは、膵臓、胆のう及び結
腸等の器官に局在する。これらは、CCK−8sに対し
ては高い親和性を、そして対応する脱硫酸フラグメント
やCCK−4及びガストリンに対しては低い親和性を示
す。最近のオートラジオグラムの結果、CCK−Aレセ
プターは脳にも局在する(Hill,D.R.ら“Autora
diographic Localization and Biochemical Charact
erization of Peripheral Type CCK Recepters i
n Rat CNS Using Highly Selective Nonpeptid
e CCK Antagonists”(「高い選択性を持つ非ペプ
チド性CCK拮抗体を用いた、ラットCNS末梢タイプ
CCKレセプターのオートラジオグラムによる局在化と
生化学的特徴づけ」)、J.Neurosci.7,296
7,(1987年)。
【0006】脳の大半のCCKレセプターはCCK−B
タイプである。これらはもともと中枢CCKレセプター
と呼ばれていた。CCK−Bレセプターは脳に広く分布
し、CCK−8s、CCK−4及びペンタガストリンに
対して高い親和性を示す(Hill,D.R.ら「高い選択
性を持つ非ペプチド性CCK拮抗体を用いた、ラットC
NS末梢タイプCCKレセプターのオートラジオグラム
による局在化と生化学的特徴づけ」、J. Neurosci.,
7,2967(1987))。
【0007】前記CCKレセプターサブタイプに加えて
3つ目のサブタイプである胃ガストリンレセプターが存
在し、これはCCK−Bレセプターサブタイプと密接な
関係があることが知られている(Beinfeld,M.
C.,“Cholecystokinin in theCentral Nervous
System;a Minireview”(「中枢神経系のコレシスト
キニン」)、Neuropeptides,3,4111,(198
3))。このレセプターにおける最小の完全に機能する
CCK配列はCCK−4である(Gregory,R.A.,"A
Review of some Recent Development in the Chem
istry of the Gastrins”(「ガストリン化学における
いくつかの最近の進歩の報告」)、Biorg.Chem.
8,497(1979))。
【0008】広範囲の生理学的反応がCCKに帰されて
いる。この生体内での役割を確認する作業に際して、研
究者は、次々に追加されて今では非常に選択的で高親和
性の試薬をも含むことになった一群のCCK−A拮抗体
にもっぱらたよっている(Evans,B.E.“Recent
Developments in Cholecystokinin Antagonist Res
erch”「コレシストキニン拮抗体研究の最近の進
歩」)、Drugs Future,14,971(198
9))。研究の道具としての価値に加えて、CCK拮抗
剤は注目すべき治療への適用可能性がある(Gertz,
B.J.“Potential ClinicalApplications of a C
CK Antagonist in Cholecystokinin Antagonist
s”(「コレシストキニン拮抗体のうちのあるCCK拮抗
体の臨床への適用可能性」)、Alan. R. Liss. In
c.:N.Y.,pp、327(1988))。
【0009】最近、CCKのアゴニストと拮抗体への関
心が、これら化合物の臨床への適用可能性によって刺激
されている(Silverman,M.A.ら、“Cholecystokini
n Recepter Antagonists, a Review”(「コレシス
トキニンレセプター拮抗体」)、Am. J. Gastroente
rol、82、703(1987))。 脳でのCCKの存
在の発見、ドーパミン作用の調節に関連した重要性、満
腹感への効果、そして侵害受容や不安や他の脳機能にお
ける役割 (Vanderhaeghen,J.J.,ら、“J.Ne
uronal Cholecystokinin”、Ann.N.Y.Acad.S
ci.448 (1985)は、当然、CCK−B選択的
試薬の研究をさかんにした。適当な生体活性フラグメン
トであるCCK-8sが1時間未満の半減期であるため
に(Deschodt−Lanckman,K.,ら、“Degradation of
Cholecystokinin-like Peptides by aCrude Rat
Brain Synaptosomal Fraction: a Study by High
PressureLiquid Chromatography”(「高圧液体ク
ロマトグラフィーを用いた未精製ラット脳シナプトソー
ム分画によるコレストキニン様ペプチドの劣化」)、R
eg.Dept.,2,15(1981年))、高い能力、選
択性、長期のインビボでの経口での生体活性能力及び血
液−脳障害を突破する能力が、臨床に用いようとする物
質の開発には絶対的な基準である。これらは薬物として
のペプチドの不安定さを考慮すると、どうしても必要な
条件である(Veber,D.F.,ら、“TheDesignof Met
abolically-stable Peptide Analogs”(「代謝に安
定なペプチド類似体の設計」、Trends Neurosci.
8,392(1985))。
【0010】しかし、ペプチドの構造を安定化するとい
う方法を用いて、強力で選択的なペプチド性CCK−B
レセプター配位子の開発に向けて進歩があった(Charp
entier,B.ら、“Cyclic Cholecystokinin Analogu
es with High Selectivityfor Central Recepter
s” (「中枢レセプターに対し高い選択性を持つ環状コ
レシストキニン類似体」)、Proc. Natl. Acad. Sc
i. U.S.A., 85、1968(1988))。酵素的
劣化に耐性のある類縁体が現在入手可能である(Charp
entier,B.ら、“Enzyme-resistant CCK Analog
s with High Affinities for Central Recepters”
(「中枢レセプターに高い親和性を持つ酵素耐性CCK
類似体」)、Peptides,9,835(1988))。好
ましいレセプターへの結合特性があるにもかかわらず、
この種類の化合物は薬物として用いるために必要な前述
の要求を満たしていない。その結果、研究者は広範囲の
構造及び物理化学的特性を与える非ペプチド化合物に関
心を向けた。
【0011】したがって、本発明の目的は、ホ乳類、と
くにヒトにおいて恐慌症状又は不安症状の治療に有用な
構造式Iの化合物を含む医薬組成物の同定である。ま
た、構造式Iの化合物は腫瘍疾患の治療、眼の瞳孔収縮
の調節、痛みの治療や無痛覚の誘起、又は長期の薬物や
アルコールの治療や乱用で生じる禁断反応の治療にも有
用である。
【0012】本発明は、ホ乳類、とくにヒトの症状又は
不安症状の治療に有用な縮合5員及び6員ヘテロ環を有
する芳香族1,4−ベンゾジアゼピンを含む医薬組成物
に関する。また、構造式Iの化合物は、腫瘍の治療、眼
の瞳孔収縮の調節、痛みの治療や無痛状態の誘導、又は
長期の薬物やアルコールの治療や乱用で生じる禁断反応
の治療にも有用である。
【0013】本発明の医薬組成物は以下の構造式Iに縮
合5員及び6員ヘテロ環を有する1,4−ベンゾジアゼ
ピンを含む:
【化12】 (式中、R1 はH又はC1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル
であり;R2 はH、C1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル、
モノ若しくはジ置換又は非置換フェニル(この場合、置
換基は独立的に ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1
4−アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、カルボキシ
ル、カルボキシル−C1−C4−アルキル、ニトロ、−C
3、OC(=O)R4 及びヒドロキシからなる群より
選ばれる)、2−,3−又は4−ピリジル、あるいは−
(CH2mCOOR6であり;R3 は、−(CH2
n7、−(CH2nC(OH)HR7、−(CH2n
(=O)R7、 −(CH2nNR18(CH2q7、−
(CH2n9C(=O)(CH2q7
【化13】 であり;R4とR5は独立的にH、C1−C4直鎖又は分枝
鎖アルキル、シクロ−C3−C7アルキルであるか、ある
いは、両者は結合して
【化14】 (式中kは2乃至6である)の形態のヘテロ環を形成し
ており;R6はH、C1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル、
シクロ-C3−C7アルキル、非置換又はモノ若しくはジ
置換フェニル(ここで置換基は独立的に ハロゲン、C1
−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ及び
CF3からなる群より選ばれる)、又は非置換又はモノ
若しくはジ置換フェニル−C1−C4−直鎖又は分枝鎖ア
ルキル(ここで置換基は独立的に ハロゲン、C1−C4
−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ及びCF3
からなる群より選ばれる);R7 はα−又はβ−ナフチ
ル、非置換又はモノ若しくはジ置換フェニル(ここに置
換基は ハロゲン、−NO2、−OH、−NR45、C1
−C4−直鎖又は分枝鎖アルキル、シアノ、フェニル、
トリフルオロメチル、アセチルアミノ、アセチルオキ
シ、C1−C4−直鎖 又は 分枝鎖アルキルチオ、SCF
3、C≡CH、 CH2SCF3、OCHF2、S−フェニ
ル、又は C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルコキシ)、
【化15】 であり;R8 はH、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキ
ル、シクロC3−C7−アルキル、−(CH2n−、シク
ロ−C3−C7−アルキル、−C(=O)−C1−C4−直
鎖又は分枝鎖アルキル、又は−C(=O)C(CH2
12)HNHCOOR11であり;R10 はH、−OH又は
−CH3であり;R11 とR12 は 独立的にC1−C4−直
鎖又は分枝鎖アルキル、又はシクロ−C3−C7−アルキ
ルであり;R14はC1−C4−直鎖若しくは分枝鎖アルキ
ル、又は、フェニル−C1−C4−直鎖若しくは分枝鎖ア
ルキルであり;R18はH、C1−C4−直鎖又は分枝鎖ア
ルキル、又は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、又
はブチリルであり;mは1乃至4であり;nは0乃至4
であり;qは0乃至4であり;rは1又は2であり;X
1 はH、−NO2、CF3、CN、OH、C1−C4−直鎖
又は分枝鎖アルキル、ハロゲン、C1−C4−直鎖又は分
枝鎖アルキルチオ、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルコキ
シ、−(CH2nCOOR6、−NR45、又は −O−
C(=O)−R4であり;X2とX3 は、独立的にH、−
OH、−NO2、ハロゲン、C1−C4−直鎖又は分枝鎖
アルキルチオ、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキル、C
1−C4−直鎖又は分枝鎖アルコキシ、又は−O−C(=
O)−R4であり;X4 はS、O、CH2又はNR8であ
り;X6 はO又はHHであり;X8 はH、又はC1−C4
−直鎖又は分枝鎖アルキルであり;X9 とX9 a は独立
的にNR18又はOであり;Y=CH2、NR1、又は存在
せず;Z=N又はCH2である)又はその医薬的に許容
し得る塩、及び医薬的に許容し得る担体。本明細書中で
用いる、m、n、p、C1−C4−アルキル等の各表記の
定義は、どの構造中についても2回以上現れた場合に
は、それぞれ同一構造中の他の部分の定義とは独立して
用いている。構造式Iの化合物において、CCK−A拮
抗作用に好ましい立体化学はD−トリプトファンに関連
するが、その場合、構造式Iの C4a および N6(5員
ヘテロ環ではC3a および N5)は それぞれD−トリプ
トファンのカルボニル炭素とα−アミノ窒素に対応して
おり、R3 はインドリルメチル側鎖の位置を占めてい
る。構造式Iの化合物において、CCK−B又はガスト
リン拮抗作用に好ましい立体化学はR3 の性質に応じて
DまたはLのいずれかである。たとえばR3 =(C
2n7 又は(CH2n9C(=O)(CH2q7
の場合、好ましい立体化学は前述のようにD-トリプト
ファンに対応する。R3=(CH2n9C(=O)Xa 9
(CH2q7 の場合、好ましい立体化学はL−トリプ
トファンに対応する。本明細書中においてハロゲンは
F、Cl、Br又はIであり;C1−C4−アルキルに
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル及びt−ブチルが含まれる。本発明の好
ましい化合物はR1 がH又はメチルであり;R2 がフェ
ニル又はO−F−フェニルであり;R3 がNHC(=
O)−R7 又はNHC(=O)NH−R7であり;R7
が、
【化16】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロ、メ
チル又はメトキシであり;Yが不存在でZがCH2 であ
るか; Yは不存在でZがNであるか; YがNR1 でZ
がCH2であるか; YがCH2でZがCH2であるか;
YがCH2でZがNである化合物である。CCK−Bレ
セプター又はガストリン関連の問題を防止するために
は、好ましい化合物は、R3 がNHC(=O)NH−R
7であり;R7
【化17】 であり、立体化学がL−トリプトファンに対応する化合
物である。CCK−Aレセプター関連の問題を防止し、
処理するためには好ましい化合物においてR3 がNHC
(=O)−R7〔R7
【化18】 (式中X2はハロゲンである)である〕であるか、また
3がNHC(=O)−NHR7(R7
【化19】 である)であり、かつ立体化学がD−トリプトファンに
対応するものである。
【0014】さらに、いっそう好ましい化合物には以下
のものが含まれるが、CCK−A拮抗作用のに関して
は:4(S)−4(2−インドールカルボニルアミノ)
−6−フェニル−2,3,3a,4−テトラヒドロ−1
H−ピロロ〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピ
ン;5(S)−5(4−クロロフェニルカルボニルアミ
ノ)−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキ
サヒドロピリド−〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジア
ゼピン;5(S)−5−(2−インドールカルボニルア
ミノ)−3−メチル−7−フェニル−1,2,3,4,
4a,5−ヘキサヒドロ−ピラジノ〔1,2−a〕
〔1,4〕ベンゾジアゼピン;4(S)−2,4−ジヒ
ドロ−4−(2−インドールカルボニルアミノ)−6−
フェニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕〔1,4〕
ベンゾジアゼピン;又は5(S)−5−(2-インドー
ルカルボニルアミノ)−7−フェニル−1,2,3,5−
テトラヒドロ−ピリド〔1,2−a〕−〔1,4〕−ベ
ンゾジアゼピン;が含まれる。またCCK−B及びガス
トリン拮抗作用に関しては:4(R)−4(3−メトキ
シフェニルアミノカルボニルアミノ)−6−フエニル−
2,3,3a−4−テトラヒドロ−2H−ピロロ〔1,
2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン;5(R)−5−
(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−7−
フェニル−1,2,3,4−4a,5−ヘキサヒドロピ
リド−〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン;5
(R)−5−(3−クロロフェニルアミノカルボニルア
ミノ)−3−メチル−7−フェニル−1,2,3,4,
4a,5−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕−
〔1,4〕ベンゾジアゼピン;4(R)−2,4−ジヒ
ドロ−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルア
ミノ)−6−フェニル−1H−イミダゾ−〔1,2−
a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン;又は5(R)−5−
(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−7−
フエニル−1,2,3,5−テトラヒドロピリド−
〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピンがある。
【0015】構造式Iの化合物の医薬的に許容しうる塩
には、たとえば無毒性無機又は有機酸から形成した構造
式Iの化合物の無毒性塩や4級アンモニウム塩が含まれ
る。たとえば、このような通常の無毒性塩には以下のも
のがある。塩化水素、臭化水素、硫酸、リン酸、硝酸等
の無機酸から誘導したもの;酢酸、プロピオン酸、コハ
ク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸、パモン酸、マレイン酸、ヒドロキシ
マレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、
サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安息香
酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、エタンジスルホン酸、イソチオン酸等の有機酸から
誘導したもの。
【0016】構造式Iの化合物は、特に、3位の置換基
の存在によって従来のベンゾジアゼピンと区別される。
これら構造式I化合物は、CCK−レセプターと強力に
結合するが、ベンゾジアゼピンレセプターには、とくに
3位の置換基のサイズが大きくなると、弱くしか結合し
ない。
【0017】構造式Iの化合物は、以下の図式I乃至V
Iに従って製造できる。
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】 (式中のR3の定義においてnは、R7に結合した原子が
Cの場合には少なくとも1であり、他の場合には少なく
とも2である)
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【0018】反応図式Iについて述べると、ベンゾフェ
ノン(1)、アルコール(2)、ジイソプロピルエチル
アミン及びN−メチル−2−ピロリジンの混合物を10
〜20時間加熱してアルコール(3)を得る。このアル
コールを臭化チオニルで処理して臭化物(4)を得る。
(4)をエタノール中のアンモニアと共にオートクレー
ブ内で加熱してベンゾジアゼピン(5)を生成する。
(5)のニトロ基をHCl中の塩化第二スズで選択的に
還元してアミンに変えて、これをSandmeyer条件下に脱
アシル化して(6)を得る。
【0019】ヘキサヒドロピペラジノベンゾジアゼピン
の別の合成方法を反応図式IIに示す。エチル−N−
(2,2−ジエトキシエチル)−N−メチルオキサミン
酸塩(7)を、酢酸中のp−置換アニリン(8)及びシ
アン化カリウムと共に加熱して、この2,3−ピペリジ
ンジオン(9)を得る。ニトリルの加水分解による少量
の対応するカルボキサミド誘導体がしばしば観察され
る。(9a)とアラン−トリエチルアミン錯体を反応さ
せて、1級アミン(10)を生じる。適当な塩化カルボ
ン酸を用いて(10)をアシル化して、(11)を得る
が、これは亜リン酸オキシクロライドと亜リン酸5酸化
物の混合物と共に加熱すると容易に環化して、所望のヘ
キサヒドロピラジノ〔1,2−a〕−〔1,4〕−ベン
ゾジアゼピン(12)を生じる。
【0020】次に反応図式III について述べる。ベンゾ
ジアゼピン(13)を、まずナトリウムメトキシドで処
理して、次にカルボベンゾキシ臭化エチル又はプロピル
アミンで処理して(14)を得る。次に化合物(14)
を氷酢酸中のHBr溶液で処理して遊離アミノ誘導体
(15)を得る。(15)をエタノール中で還流加熱し
て、環化脱水生成物(16)を形成する。
【0021】次に反応図式IV について述べると、リチウ
ムジイソプロピルアミド(LDA)又はカリウム−t−
ブトキシドを用いて、J.Org.Chem.,46,394
5(1981)の方法にしたがって、図式I〜Vで生成
した化合物からアニオン(18)を作る。(18)は多
様に処理できる。たとえば、アルデヒドを(18)の溶
液に加えて、ヒドロキシアルキル誘導体(20)が生じ
る。(18)をエポキシドと処理するとヒドロキシエチ
ル誘導体(19)を生じる。(18)をハロゲン化アル
キルで処理すると、アルキル誘導体(17)が生成す
る。(17)を得る別の方法は、図式 III の化合物を
ハロゲン化アルキル及び1.8−ジアザビシクロ〔5,
4,0〕ウンデカ−7−エン(DBU)等の強塩基で処
理して加熱することである。
【0022】反応図式Vは、構造式IのR3−ケト化合
物の形成を説明する。これらは、アニオン(18)を酸
性ハロゲン化物又は酸無水物で処理して生成する。通
常、この反応で両アイソマー(21)と(22)が生成
する。過酸化物の存在下に反応を進めると、ヒドロキシ
化合物(23)が生成する。反応図式 VI は、R3 が置
換されたアミノ部分である構造式Iの化合物の形成を説
明する。このアミノ化合物(26)は(18)をニトロ
ソ化した後にオキシム(25)をレニー・ニッケル及び
水素で還元して得られる。(26)をハロゲン化アルキ
ルで処理すると、N−アルキル誘導体(28)が生成す
る。(26)を酸性ハロゲン化物又は酸無水物で処理す
ると、N−アシル誘導体(30)を生じる。又、化合物
(26)をN−保護したα−アミノ酸及びDCCやDP
PA(ジフェニルホスホリルアジド)等のカップリング
試薬で処理して、構造式(27)のアミドを得ることが
できる。
【0023】化合物(26)をイソシアン酸塩で処理す
ると尿素(29)を得る。塩基性部分を持つ構造式Iの
化合物から、通常の化学的方法によって、本発明の化合
物の医薬的に許容し得る塩を合成できる。一般に、適当
な溶媒又はいろいろに組み合わせた溶媒混合物中で、遊
離塩基を等量又は過剰な所望の塩を形成する無機又は有
機酸と反応させて、これらの塩を調製する。
【0024】重要なCCK−拮抗作用を同定するため
に、生体活性を決定してIC50の値を求めるための本発
明の新奇な化合物のスクリーニングを、125I−CCKレ
セプター結合アッセイ及びインビトロで単離した組織調
製物を用いて行なうことができる。重要なガストリン拮
抗作用を同定するためには、125I−ガストリン及び3
−ペンタガストリン結合アッセイを用いる。これらのテ
ストは以下のように行なう:
【0025】CCKレセプター結合(膵臓)法 125 I−Bolton Hunter 試薬で放射能標識した(20
00Ci/mmol)CCK−8をNew Englad Nucl
ear(NEN)から購入して、Innis 及び Snyder(P
roc.Natl.Acad.Sci.77,6917〜6921,
(980)に従がって、Chang 及び Lott;(Proc.
Natl.Acad.Sci.USA,83,4923〜492
6,1986)が述べるような細部の変更を行なって、
レセプター結合を行なった。断頭して死亡させたオスS
prague −Dawleyラット(200〜350g)の全膵臓
を脂肪組織をとりのぞいて、Brinkmann Polytron P
T-10を用いて、20倍体積の氷冷した50mmトリ
スHCl(pH7.7、25℃)でホモジネートした。
このホモジネートを48,000gで10分間遠心分離
した後、得られたペレットをトリスバッファーに再懸濁
して前述のように遠心分離し、200倍体積の結合アッ
セイバッファー(50mmトリスHCl、pH 7.
7、25℃、5mmジチオトレイトール及び0.1mm
バシトラシン)に再懸濁した。結合アッセイのために、
25μlのバッファー(全結合用)、又は最終濃度1μ
MのCCK−8を与えるのに十分な標識化しないCCK
−8硫酸塩(非特異的結合用)、又は本発明の化合物(
125I−CCK結合に対する拮抗作用決定用)、及び2
5μlの 125I−CCK−8(30,000〜40,00
0cpm)を、2組又は3組ずつ対にした試験管内の4
50μlの膜懸濁液に加える。反応混合物を37℃で3
0分間インキュベートした後、グラスファイバーGF/
Bフィルターで濾過して、このフィルターを1 mg/
ml BSAを含む3×4mlの氷冷したトリスHCl
で洗浄して、Beckman Gamma 5000でフィルターを
カウントする。最も強力な化合物による 125I−CCK
結合を阻害する作用を決定するScatchard 分析(An
n.N.Y.Acad.Sci.51,660,1949)を
行なうために、CCK−8の濃度がふえるにしたがっ
て、125I-CCK−8を次第に希釈する。
【0026】CCKレセプター結合(脳)法 125 I−CCK−8結合を、Saitoら(J.Neuroche
m.,37,483〜490,1981)の述べる方法に
似た方法で、Chang 及びLotti(Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA,83,4923-4926,198
6)が述べる変更を加えて行なう。オスHartleyモルモ
ット(300〜500g)を断頭して死亡させて、脳を
とり出して氷冷した50mmトリスHCl(Trizma−
7.4)〔pH7.4、25℃〕に入る。大脳皮質を切
除してレセプター源として用いて、新鮮なモルモット脳
組織各1グラムをBrinkmann Polytron PT−10を
用いてトリス/Trizmaバッファー10ml中でホモジ
ネートにする。ホモジネートを42,000gで15分
間遠心分離した後、得られたペレットを、200倍体積
の結合アッセイバッファー(10mM N−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N'−2−エタンスルホン酸
(HEPES)、5mM MgCl2、1mMエチレング
リコール−ビス−(β−アミノエチルエーテル)−N,
N'−テトラ酢酸(EGTA)、0.4%BSA(ウシ血
清アルブミン)及び0.25mg/mlバシトラシン、p
H6.5)に再懸濁する。反応混合物を遠心分離の前に
25℃で2時間インキュベートすることをのぞいて、こ
の結合アッセイの以後の手順は、膵臓法で述べたものと
同様である。
【0027】単離モルモット胆のう法 断頭して死亡させたオス Hartley モルモット(400
〜600g)から取り出して臨接する組織をとりのぞい
た胆のう半量を2個用意して、118mm NaCl、
4.75mm KCl、2.54mm CaCl2、1.19
mm KH2PO4、1.2mm MgSO4、25mm N
aHCO3 及び 11mmデキストロースのKrebs炭酸
水素塩溶液を含む5ml液体培地(organ bath)中に、
胆管にそって1gの強力をかけてつるして、これを95
%O2及び5%CO2の混合気体を通気して32℃に保
つ。1時間のあいだ10分おきに組織を洗浄して、実験
に先だって平衡状態にする。そして、Statham(60
g:0.12mm)張力計とHewlett-Packard 775
88レコーダーを用いて、これらひも状細片の等長収縮
(isometric contraction)を記録する。CCK−8を
累積的に(cumulatively)液体培地に加えて、回帰分析
を用いてEC50を決定する。洗浄(1時間のあいだ10
分おき)終了後、テストすべき化合物をCCK−8を加
える少なくとも5分前に加えて、テストすべき化合物の
存在下でCCK−8のEC50を同様に決定する。最大中
心(centractile)反応が 減少することなくCCK投与
反応曲線が右に移動するのは、この方法でのCCKの競
合的拮抗作用を示している。
【0028】モルモット回腸から単離した外縦筋 神経叢が付いたひも状外縦筋を、Brit.J.Pharmac.
23:;356−363,1964;J.Physiol.1
94:13−33,1969に述べるように調製する。
オス Hartley モルモットを断頭して回腸をとり出し
(回腸の末端10cmをとりのぞいて、それにつづく2
0cmの部分を用いる)、ガラスピペット上に10cm
の回腸をのばして置く。塗布綿を用いて、一方の端の腹
膜の扇形のひだが付着している部分から他方へと接線方
向にこすって、下層の内輪筋から外縦筋を分離して、こ
の外縦筋を糸にむすびつけてしずかに引っぱり、筋肉全
体からひきはがす。約2cmの切片をKrebs溶液を入れ
た5mlの液体接地中につるして95%O2及び5%C
2を通気して37℃で0.5gの張力をかける。胆の
うのプロトコルで述べたように、テストすべき化合物の
存在下及び不在の状態でCCK−8を累積的に液体培地
に加えて、EC50の値を決定する。
【0029】モルモット胃腺でのガストリンレセプター結合 Berglingh とObrink(Acta.Physiol.Scand.9
6:150(1976)の方法にPraissmanら(C.
J.Receptor Res.3:(1983))による若干の
変更を加えて、モルモット胃粘膜腺を調製する。オスH
artleyモルモット(体重300〜500g)から取った
胃粘膜をよく洗浄して、以下を含む標準バッファー中で
細かなハサミを使って細かく切りきざむ。バッファー
は、130mmNaCl、12mm NaHCO3、3m
m NaH2PO4、3mm Na2HPO4、3mm K2
PO4、2mm MgSO4、1mm CaCl2、5mm
グルコース、4mm L−グルタミン及び25mm HE
RPESを含み、pH7.4である。きざんだ組織を洗
浄して、0.1%コラゲナーゼと0.1%BSAを含ん
だバッファーを用いて、95%O2と5%CO2を通気し
て40分間振とう浴で37℃でインキュベートする。組
織を2回、5mlのガラスシリンジに通して胃腺を分離
させた後、200メッシュナイロンで濾過する。濾過し
た腺を270gで5分間遠心分離して、再懸濁と遠心分
離を2回行なって洗浄する。洗浄したモルモット胃腺を
0.25mg/mlのバシトラシンを含んだ25mlの標
準バッファーに再懸濁する。結合を調べるために、10
μlバッファー(全結合用)、又はガストリン(非特異
的結合用に最終濃度1μM)又は、テスト化合物と10
μlの125I-ガストリン(NEN、2200Ci/mm
ol、最終25pH)、又は3H−ペンタガストリン(N
EN22Ci/mmol、最約1nM)を3対1組にし
た管内の220μlの胃腺に加えて、95%O2及び5
%CO2を通気してふたをする。25℃で30分間イン
キュベートした後、反応混合物を減圧下にガラスG/F
Bフィルター(Whatman)で濾過して、ただちに0.1
%BSAを含む標準バッファー4×4mlで洗浄する。
125I−ガストリンについては Beckman γ 5500
を、3H−ペンタガストリンについては液体シンチレー
ションカウンターを用いて、フィルター上の放射能を測
定する。
【0030】当該3位置換した、5及び6因ヘテロ環を
持つ1,4ベンゾジアゼピンはCCK及びガストリン拮
抗作用を持つので、CCK及び/又はガストリンが関係
する疾患の治療と予防に用いる、ホ乳類、とくにヒト用
の薬剤として有用である。
【0031】さらに、構造式Iの化合物は、神経及び精
神の疾患を含む他の中枢神経系の疾患の治療又は予防に
も有用である。このような中枢神経系疾患の例として
は、不安症状や恐怖症状が含まれる。さらに他の中枢神
経系疾患には、恐怖症候群、先行不安、恐怖症不安、パ
ニック不安、慢性不安及び内因性(endogenous)不安が
含まれる。
【0032】さらに、構造式Iの化合物は、腫瘍疾患の
治療にも有用である。このような腫瘍疾患の例として
は、小細胞腺癌及び、中枢神経系グリア及びニューロン
細胞の原発性腫瘍がある。このような腺癌及び腫瘍の例
には、食道下部、胃、腸、結腸、及び小細胞肺腫瘍を含
む肺の腫瘍が含まれるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0033】さらに、構造式Iの化合物は、眼の瞳孔収
縮の調節に用いることができる。この化合物を、瞳孔収
縮をふせぐために、眼の検査や眼内外科手術の際に治療
を目的として用いることができる。さらにこの化合物を
虹彩炎、ブドウ膜炎及び外傷にともなって生じる瞳孔収
縮をふせぐのに用いることができる。
【0034】又、構造式Iの化合物は、あへん剤を用い
た場合でも用いない場合でも、直接に無痛覚、又同様に
感覚喪失又は痛覚の喪失を誘導するのに用いることがで
きる。
【0035】さらに構造式Iの化合物は、薬物又はアル
コールの長期治療又は乱用で生じる禁断反応の予防又は
治療に有用である。このような薬物にはコカイン、アル
コール又はニコチンが含まれるが、これらに限定される
ものではない。
【0036】本発明の化合物又はその医薬的に許容し得
る塩は、ヒトを対象として、単独でも、又は好ましくは
医薬的に許容し得る担体や希釈剤と組み合わせて、また
任意にミョウバン等の既知のアジュバントとともに、標
準的な薬剤処方に従がった医薬組成物として投与でき
る。この化合物は、経口的に、又は静脈内、筋肉内、腹
腔内、皮下、及は局所投与を含む非経口的に投与でき
る。
【0037】本発明のCCK拮抗体を経口で用いるに
は、選択した化合物を、たとえば、錠剤又はカプセル剤
の形態で、又は水性溶液か懸濁剤として投与できる。経
口用錠剤の場合、乳糖やトウモロコシデンプンを含む通
常用いる担体と、ステアリン酸ナトリウム等の潤滑剤が
通常加えられる。カプセル剤として経口投与するのに有
用な希釈剤には、乳糖や乾燥トウモロコシデンプンが含
まれる。水性懸濁剤を経口的に用いる必要のある場合、
活性成分を乳化及び懸濁剤と組み合わせる。望ましけれ
ば、ある種の甘味及び/又は着香料を加えてもよい。筋
肉内、腹腔内、皮下及び静脈内に用いるには、通常、滅
菌した活性成分の溶液を調製して、溶液のpHを適当に
調整して緩衝する。静脈内に用いるには、溶質の全体の
濃度を調整して処方を等張にする必要がある。
【0038】構造式Iの化合物をヒトを対象にしてCC
K又はガストリン拮抗剤として用いる場合、一日の服用
量は、通常処方医師によって、年齢、体重、個々の患者
の反応、また同様に患者の症状の重度に従がって一般に
いろいろに決定される。しかし、ほとんどの例におい
て、効果的な一日の服用量は体重1kgあたり約0.0
05mgないし約50mg、好ましくは約0.05mg
/kgないし約50mg/kg、最も好ましくは約0.
5mg/kgないし約20mg/kgの範囲であり、一
回で、又は数回に分けて投与する。場合によっては、こ
の服用レベルの範囲外で用いることが必要となり得る。
たとえば、1ng/kgの少量の服用量、約0.005
μgないし約0.05μg、あるいは約100ngない
し約100μg/kgで投与してもよい。
【0039】パニック症候群、パニック症状、不安症状
等の効果的治療には、好ましくは、約0.05mg/k
gないし約0.5mg/kgのCCK拮抗剤を、一日1
回又は数回に分けて(b.i.d.)経口的に(p.
o.)投与することができる。他の経路の投与もまた適
当である。無痛覚、感覚喪失又は痛覚の喪失を直接に誘
導するには、効果的服用量の範囲は、好ましくは約10
0ng/kgないし約1mg/kgを腹腔内投与するこ
とである。経口投与、及び他の経路もまた用いることが
できる。更に以下に続く例の参考文献によって本発明は
定義される。以下に例を示すが、これだけに限定される
ものではない。
【0040】実施例 1 2,4−ジヒドロ−6−フェニル−1H−イミダゾ−
〔1,2−a〕〔1、4〕−ベンゾジアゼピン(16、
1=H、R2=フェニル、Yは不存在)の製造 本化合物はEarley 等の方法に従い調製される(J.M
ed.Chem.,11巻、774−777ページ、1968
年)。
【0041】実施例 2 2,4−ジヒドロ−4−オキシイミノ−6−フェニル−
1H−イミダゾ−〔1,2−a〕〔1、4〕−ベンゾジ
アゼピン(58、X1=H、R2=フェニル、Yは不存
在、Z=N)の製造 600mLの無水テトラヒドロフラン溶液に懸濁させた
カリウムターシャルブトキシド(24.9g、222m
mole)に200mLの無水ターシャルブタノールを
−20℃、窒素置換下で添加する。260mLのテトラ
ヒドロフランに溶解した2,4−ジヒドロ−6−フェニ
ル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕〔1、4〕−ベン
ゾジアゼピン(25g)に、この溶液を滴下フラスコを
用いて添加し、できた溶液を2時間−20℃にて攪拌
し、17.4mL(130mmole)の亜硝酸イソア
ミルで処理する。この反応混合物をおよそ15分間以上
かけて0℃まで暖め、60mLの冷水および20mLの
氷酢酸を添加し反応を停止し、全溶媒を減圧溜去する。
この残渣を酢酸エチル(600mL)および飽和食塩水
(100mL)で分液操作をし、有機層を硫酸ナトリウ
ムで脱水し、濃縮する。この生成物をエーテルに滴下し
化合物(58)を得る。
【0042】実施例 3 4(R,S)−アミノ−2,4−ジヒドロ−6−フェニ
ル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベ
ンゾジアゼピン(26、X1=H、R2=フェニル、Yは
不存在、Z=N、n=0)の製造 5gの2,4−ジヒドロ−4−オキシイミノ−6−フェ
ニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕−〔1、4〕−
ベンゾジアゼピンが溶解した150mLのメタノール溶
液を、活性ラネーニッケル触媒1のエタノール泥状物質
(10g)で処理する。この懸濁液を60psi、23
℃、30時間、Parr装置で水素化し、触媒を濾過に
より除去する。この濾過を濃縮すると表題化合物が得ら
れる。1ラネーニッケル触媒はFieser & Fieser、Re
agents for Organic Synthesis、I巻、John Wiley
& Sons 会社、New York、1967年、729ペー
ジに従って調製する。
【0043】実施例 4 4(R,S)−(2−(S)−tert−ブトキシカル
ボニルアミノ−3−フェニルプロパノイルアミノ)−
2,4−ジヒドロ−6−フェニル−1H−イミダ
〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピンの調製 粗4(R,S)−アミノ−2,4−ジヒドロ−6−フェ
ニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕−〔1、4〕−
ペンゾジアゼピン(1.37g)、ボック−L−フェニ
ルアラニン(1.37g、5.17mmole)、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(0.70g、5.17m
mole)、および1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.99g、
5.17mmole)をDMF(30mL)に溶解さ
せ、室温にて攪拌する。反応混合物のpHはトリエチル
アミンで8.5に調整し、30分後DMFを減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチルおよび10%クエン酸溶液(10
mL)で分液操作をする。有機層を炭酸水素ナトリウム
溶液(NaHCO3、飽和)で 洗浄する。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過後、減
圧濃縮乾固し、表題の化合物をジアステレオマー混合物
として得る。
【0044】実施例 5 4(RおよびS)-(2(S)−アミノ−3−フェニル
−プロパノイルアミノ)−2,4−ジヒドロ−6−フェ
ニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕−〔1,4〕−ベ
ンゾジアゼピンの製造 4(R,S)−(2(S)−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−3−フェニルプロパノイルアミノ)−2,
4−ジヒドロ−6−フェニル−1H−イミダゾ−〔1,
2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピン(1.8m
g)を酢酸エチル(25mL)に溶解し、0℃まで冷却
し、この溶液を塩酸(g)で10分間以上かけて飽和す
る。更に10分間攪拌した後、溶媒を減圧溜去する。こ
の残渣を水に溶解し、飽和炭酸ナトリウム(水性)でア
ルカリ性にし、酢酸エチルで抽出する(3X)。有機層
を併せ、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水
し、濾過後、減圧蒸留する。シリカゲルのフラッシュク
ロマトグラフィを行い、上部と下部に1/1のジアステ
レオマーを分離する。それぞれの成分を減圧乾固し、分
離したジアレステレオマーを得る。
【0045】実施例 6 4(R)−および4(S)−アミノ−2,4−ジヒドロ
−6−フェニル−1H−イミダゾ〔1,2−a〕−
〔1、4〕−ベンゾジアゼピン 4(S)−(2(S)−アミノ−3−フェニルプロパノ
イルアミノ)−2,4−ジヒドロ−6−フェニル−1H
−イミダゾ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼ
ピン(1.15g)をフェニルイソチオシアネート(3
95mg、2.93mmol)を併せ、ジクロロメタン
(20mL)に溶解し、混合物をスチームバス上で濃縮
する。生成物をジクロロメタン(20mL)で2度希釈
し、各々スチームバス上で再度濃縮する。生成物を減圧
濃縮し、TFA(15mL)で処理し、オイルバス中で
52℃にて18分間加熱する。TFAを減圧溜去し、残
渣を2度ジクロロメタンおよびジエチルエーテル(各々
処理後、減圧溜去する)で処理し、生成物をシリカゲル
でクロマトグラフィーを行う。生成物の画分を減圧溜去
し、残渣をジクロロメタンに溶解し、少量の5%水酸化
ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水後、濾過
し、濃縮し、表題化合物の4−(S)異性体を得る。4
(R)−(2(S)−アミノ−3−フェニルプロパノイ
ルアミノ)−2,4−ジヒドロ−6−フェニル−1H−
イミダゾ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピ
ンも同様な方法で表題化合物の4−(R)エナンチオマ
ーに変換される。
【0046】実施例 7 4(S)−2,4−ジヒドロ−4−(2−インドールカ
ルボニルアミノ)−6−フェニル−1H−イミダゾ
〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピン(3
0、X1=H、R2=フェニル、R3=NHCO−2−イ
ンドール、Yは不存在、Z=N) 4(S)−4−アミノ−6−フェニル−1H−イミダゾ
〔1,2−a〕−〔1、4〕-ベンゾジアゼピン(595
mg)をジクロロメタン(15mL)に溶解し、2−イ
ンドールカルボニルクロライド(403mg、2.24
mmole)で処理した後トリエチルアミン(227m
g、2.24mmole)で処理する。混合物を室温に
ておよそ30分間攪拌し、減圧濃縮する。残渣をシリカ
ゲルでクロマトグラフィーを行い、生成物の画分を併
せ、減圧濃縮乾固する。ジエチルエーテル(15mL)
を3回添加し、減圧濃縮すると表題化合物を得る。
【0047】実施例 8 4(R)−2,4−ジヒドロ−4(3−メトキシフェニ
ルアミノカルボニルアミノ)−6−フェニル−1H−イ
ミダゾ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピン
(29、X1=H、R2=フェニル、
【化29】 Yは不存在、Z=N) 8mLの無水テトラヒドロフランに溶解した85mgの
4(R)-アミノ−2,4−ジヒドロ−6−フェニル−
1H−イミダゾ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジ
アゼピンに3−メトキシフェニルイソシアネート(40
μl、0.315mmole)を室温にて添加する。更
に8時間攪拌を続け、反応混合物を濾過し、集めた生成
物を熱メタノールで洗浄し、濃縮乾固する。
【0048】実施例 9 7−フェニル−1,2,3,5−テトラヒドロピリド
〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン(16、X1
=H、R2=フェニル、Y=CH2 本化合物は実施例1の方法に従い、5員環よりも縮合し
た6員環ヘテロ環を置換させるためにカルボベンゾキシ
プロピルアミンを用いて製造される。
【0049】実施例10 5−オキシイミノ−7−フェニル−1,2,3,5−テ
トラヒドロピリド〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジア
ゼピン(25、X1=H、R2=フェニル、Y=CH2
Z=N) 本化合物は実施例2の方法に従い製造される。
【0050】実施例11 5−アミノ−7−フェニル−1,2,3,5−テトラヒ
ドロピリド〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン
(26、X1=H、R2=フェニル、Y=CH2 、Z=
N、n=0) 本化合物は実施例3の方法に従い製造され、実施例4か
ら6の方法に従い完成される。
【0051】実施例12 5(S)−5−(2−インドールカルボニルアミノ)−
7−フェニル−1,2,3,5−テトラヒドロピリド
〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン(30、X1
=H、 R2=フェニル、R3=NHCO−2−インドー
ル、Y=CH2Z=N) 本化合物は実施例7の方法に従い製造される。
【0052】実施例13 5(R)−5−(3−メチルフェニルアミノカルボニル
アミノ)−7−フェニル−1,2,3,5−テトラヒド
ロピリド〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン
(29、X1=H、R2=フェニル、
【化30】 Y=CH2、Z=N) 本化合物は実施例8の方法に従い製造される。
【0053】実施例14 6−フェニル−2,3,3a,4−テトラヒドロ−1H
−ピロロ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピ
ン(6、X1=H、Yは不存在) 本化合物はMuller およびStrauss の方法に従い製造
される(Helv.Chem.Acta.、65巻、2118−
2132ページ、1982年)。
【0054】実施例15 4−オキシイミノ−6−フェニル−2,3,3a,4−
テトラヒドロ−1H−ピロロ〔1,2a〕−〔1、4〕
−ベンゾジアゼピン(25、X1=H、R2=フェニル、
Yは不存在、Z=CH2 本化合物は実施例2の方法に従い、カリウムtert−ブト
キシドの代りにリチウムジイソプロピルアミドを用いて
製造される。
【0055】実施例16 4−アミノ−6−フェニル−2,3,3a,4−テトラ
ヒドロ−1H−ピロロ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベ
ンゾジアゼピン(26、X1=H、R2=フェニル、Yは
不存在、Z=CH2、n=0) 本化合物は実施例3の方法に従い製造され、2個のジア
ステレオマーはクロマトグラフィーを用いて分離し、実
施例4から6の方法に従い完成される。
【0056】実施例17 4(S)−4−(2-インドールカルボニルアミノ)−
6−フェニル−2,3,3a,4−テトラヒドロ−1H
−ピロロ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベンゾジアゼピ
ン (30、 X1=H、R2=フェニル、R3=NHCO
−2−インドール、Yは不存在、Z=CH2 本化合物(3a位の立体配位はどちらでもよい)は実施
例7の方法に従い製造される。
【0057】実施例18 4(R)−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニ
ルアミノ)−6−フェニル−2,3,3a,4−テトラ
ヒドロ−1H−ピロロ〔1,2−a〕−〔1、4〕−ベ
ンゾジアゼピン (29、X1=H、Yは不存在、Z=C
2、R2=フェニル、
【化31】 本化合物(3a位の立体配位はどちらも)は実施例8の
方法に従い製造される。
【0058】実施例19 7−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキサヒド
ロピリド〔1,2−a〕〔1、4〕−ベンゾジアゼピン
(6、X1=H、Y=CH2 本化合物はMullerおよびStraussの方法に従い製造さ
れる(Helv.Chem.Acta.、65巻、2118−2
132ページ、1982年)。
【0059】実施例20 5−オキシイミノ−7−フェニル−1,2,3,4,4
a,5−ヘキサヒドロピリド〔1,2−a〕〔1、4〕
−ベンゾジアゼピン(25、X=H、R2=フェニ
ル、Y=CH2、Z=CH2 本化合物は実施例15の方法に従い製造される。
【0060】実施例21 5−アミノ−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5
−ヘキサヒドロピリド〔1,2−a〕〔1、4〕−ベン
ゾジアゼピン(26、X1=H、R2=フェニル、Y=C
2、Z=CH2、n=0) 本化合物は実施例3の方法に従い製造され、クロマトグ
ラフィーによってジアステレオマーは分離され、実施例
4から6の方法に従い完成される。
【0061】実施例22 5(R)−5−(3−メチルフェニルアミノカルボニル
アミノ)−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5−
ヘキサヒドロピリド−〔1,2−a〕〔1,4〕−ベン
ゾジアゼピン(29、X1=H、R2=フェニル、
【化32】 Y=CH2、Z=CH2 本化合物(4a位の立体配位はどちらも)は実施例8の
方法に従い製造される。
【0062】実施例23 5(S)−5−(4−クロロフェニルカルボニルアミ
ノ)−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘキ
サヒドロピリド〔1,2−a〕〔1,4〕−ベンゾジア
ゼピン(30、X1=H、R2=フェニル、
【化33】 Y=Z=CH2 本化合物(4a位の立体配位はどちらでも)は実施例7
の方法に従い製造される。
【0063】実施例24 3−メチル−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5
−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕〔1、4〕−ベ
ンゾジアゼピン(12、X1=H、R2=フェニルあるい
は6、X1=H、Y=N−CH3 本化合物はMullerおよびStraussの方法(Helv.Che
m.Acta.、65巻、2118−2132ページ、19
82年)、あるいはSmith等の方法(J.Med.Che
m.、23巻、952−955ページ、1980年)に
より製造される。
【0064】実施例25 3−メチル−5−オキシイミノ−7−フェニル−1,
2,3,4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ−〔1,
2−a〕〔1、4〕−ベンゾジアゼピン (25、X1
H、R2=フェニル、Y=N−CH3、Z=CH2 本化合物は実施例15の方法に従い製造される。
【0065】実施例26 5−アミノ−3−メチル−7−フェニル−1,2,3,
4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕
〔1、4〕−ベンゾジアゼピン(26、X1=H、R2
フェニル、Y=N−CH3、Z=CH2、n=0) 本化合物(4a位の立体配位はどちらも)は実施例3の
方法に従い製造され、実施例4から6の方法に従い完成
される。
【0066】実施例27 5(S)−5−(2−インドールカルボニルアミノ)−
3−メチル−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5
−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕〔1、4〕−ベ
ンゾジアゼピン (30、X1=H、R2=フェニル、R3
=NHCO−2−インドール、Y=N−CH3、Z=C
2 本化合物(4a位の立体配位はどちらも)は実施例7の
方法に従い製造される。
【0067】実施例28 5(R)−5−(3−クロロフェニルアミノカルボニル
アミノ)−3−メチルル−7−フェニル−1,2,3,
4,4a,5−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕
〔1、4〕−ベンゾジアゼピン(29、X1=H、R2
フェニル、
【化34】 Y=N−CH3、Z=CH2 本化合物(4a位の立体配位はどちらも)は実施例8の
方法に従い製造される。
フロントページの続き (72)発明者 ベン イー.エヴァンス アメリカ合衆国,19446 ペンシルヴァニ ア,ランスデール.パーキオメン アヴェ ニュー 501 (72)発明者 マーク ジー.ボック アメリカ合衆国,19440 ペンシルヴァニ ア,ハットフィールド,レオン ドライヴ 1603

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、R1 はH又はC1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル
    であり;R2 はH、C1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル、
    モノ若しくはジ置換又は非置換フェニル(この場合、置
    換基は独立的に ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1
    4−アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、カルボキシ
    ル、カルボキシル−C1−C4−アルキル、ニトロ、−C
    3、OC(=O)R4 及びヒドロキシからなる群より
    選ばれる)、2−,3−又は4−ピリジル、あるいは−
    (CH2mCOOR6であり;R3 は、−(CH2
    n7、−(CH2nC(OH)HR7、−(CH2n
    (=O)R7、 −(CH2nNR18(CH2q7、−
    (CH2n9C(=O)(CH2q7、 【化2】 であり;R4とR5は独立的にH、C1−C4直鎖又は分枝
    鎖アルキル、シクロ−C3−C7アルキルであるか、ある
    いは、両者は結合して 【化3】 (式中kは2乃至6である)の形態のヘテロ環を形成し
    ており;R6はH、C1−C4直鎖又は分枝鎖アルキル、
    シクロ-C3−C7アルキル、非置換又はモノ若しくはジ
    置換フェニル(ここで置換基は独立的に ハロゲン、C1
    −C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ及び
    CF3からなる群より選ばれる)、又は非置換又はモノ
    若しくはジ置換フェニル−C1−C4−直鎖又は分枝鎖ア
    ルキル(ここで置換基は独立的に ハロゲン、C1−C4
    −アルキル、C1−C4−アルコキシ、ニトロ及びCF3
    からなる群より選ばれる);R7 はα−又はβ−ナフチ
    ル、非置換又はモノ若しくはジ置換フェニル(ここに置
    換基は ハロゲン、−NO2、−OH、−NR45、C1
    −C4−直鎖又は分枝鎖アルキル、シアノ、フェニル、
    トリフルオロメチル、アセチルアミノ、アセチルオキ
    シ、C1−C4−直鎖 又は 分枝鎖アルキルチオ、SCF
    3、C≡CH、 CH2SCF3、OCHF2、S−フェニ
    ル、又は C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルコキシ)、 【化4】 であり;R8 はH、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキ
    ル、シクロC3−C7−アルキル、−(CH2n−、シク
    ロ−C3−C7−アルキル、−C(=O)−C1−C4−直
    鎖又は分枝鎖アルキル、又は 【化5】 であり;R10 はH、−OH又は−CH3であり;R11
    とR12 は 独立的にC1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキ
    ル、又はシクロ−C3−C7−アルキルであり;R14はC
    1−C4−直鎖若しくは分枝鎖アルキル、又は、フェニル
    −C1−C4−直鎖若しくは分枝鎖アルキルであり;R18
    はH、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキル、又は、ホル
    ミル、アセチル、プロピオニル、又はブチリルであり;
    mは1乃至4であり;nは0乃至4であり;qは0乃至
    4であり;rは1又は2であり;X1 はH、−NO2
    CF3、CN、OH、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキ
    ル、ハロゲン、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキルチ
    オ、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルコキシ、−(C
    2nCOOR6、−NR45、又は −O−C(=O)
    −R4であり;X2とX3 は、独立的にH、−OH、−N
    2、ハロゲン、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキルチ
    オ、C1−C4−直鎖又は分枝鎖アルキル、C1−C4−直
    鎖又は分枝鎖アルコキシ、又は−O−C(=O)−R4
    であり;X4 はS、O、CH2又はNR8であり;X6
    O又はHHであり;X8 はH、又はC1−C4−直鎖又は
    分枝鎖アルキルであり;X9 とX9 a は独立的にNR18
    又はOであり;YはCH2、NR1、又は不存在であり;
    ZはN又はCR17である)の化合物又はその医薬的に許
    容し得る塩の治療的有効量、及び医薬的に許容し得る担
    体からなる、恐怖症又は不安症の治療に有効な医薬組成
    物。
  2. 【請求項2】R1 が、H又はC1−C4アルキルであり;
    2 が、モノ若しくはジ置換又は非置換フェニル(この
    場合、置換基は独立的にハロゲン、C1−C4アルキル、
    1−C4アルコキシ、ニトロ及び−CF3からなる群よ
    り選ばれる)であり;R3 は、−(CH2n7、−(C
    2n9C(=O)(CH2q7、又は−(CH2n
    −X9−C(=O)−X9 a−(CH2n−R7であり;R
    7 はα−又はβ−ナフチル、非置換又はモノ若しくはジ
    置換フェニル(ここに置換基は独立して ハロゲン、−
    NO2、C1−C4−アルキル、トリフルオロメチル、及
    びC1-C4−アルコキシから選ばれる)、 【化6】 であり;R8 はH又はC1−C4−アルキルであり;nは
    0乃至2であり;qは0乃至2であり;rが1又は2で
    あり;X1がH、−NO2、C1−C4−アルキル、ハロゲ
    ン又はC1−C4−アルコキシであり;X2とX3は 独立
    的にH、−NO2、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1
    −C4−アルコキシであり;X4 がS、O、CH2又はN
    8であり;X8 はH、又はC1−C4−アルキルであ
    り;X9 とX9 a は独立的にNH又はOである、請求項
    1記載の化合物又はその医薬的に許容し得る塩の治療的
    有効量及び医薬的に許容し得る担体とからなる恐怖症又
    は不安症の治療に有用な医薬組成物。
  3. 【請求項3】R1がH又はメチルであり;R2 がフェニ
    ル又はO−F−フェニルであり;R3 がNHC(=O)
    −R7又はNHC(=O)NH−R7であり;R7 が 【化7】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロゲ
    ン、メチル又はメトキシであり;Yが不存在であり;Z
    がCH2である)請求項1記載の化合物又はその医薬的
    に許容し得る塩の治療的有効量及び医薬的に許容し得る
    担体からなる恐怖症又は不安症の治療に有用な医薬組成
    物。
  4. 【請求項4】R2 がフェニル又はO−F−フェニルであ
    り;R3 がNHC(=O)−R7 又はNHC(=O)N
    H−R7であり;R7 が 【化8】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロゲ
    ン、メチル又はメトキシであり;YがCH2であり;Z
    がCH2である、請求項1記載の化合物又はその医薬的
    に許容し得る塩の治療的有効量と医薬的に許容し得る担
    体とからなる恐怖症又は不安症の治療に有用な医薬組成
    物。
  5. 【請求項5】R2 がフェニル又はO−F−フェニルであ
    り;R3 がNHC(=O)−R7 又はNHC(=O)N
    H−R7であり;R7 が 【化9】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロゲ
    ン、メチル又はメトキシであり;YがN−CH3であ
    り;ZがNである、請求項1記載の化合物又はその医薬
    的に許容し得る塩の治療的有効量と医薬的に許容し得る
    担体とからなる恐怖症又は不安症の治療に有用な医薬組
    成物。
  6. 【請求項6】R2 がフェニル又はO−F−フェニルであ
    り;R3 がNHC(=O)−R7 又はNHC(=O)N
    H−R7であり;R7 が 【化10】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロゲ
    ン、メチル又はメトキシであり;YがCH2であり;Z
    がNである、請求項1記載の化合物又はその医薬的に許
    容し得る塩の治療的有効量と医薬的に許容し得る担体と
    からなる恐怖症又は不安症の治療に有用な医薬組成物。
  7. 【請求項7】R2 がフェニル又はO−F−フェニルであ
    り;R3 がNHC(=O)−R7 又はNHC(=O)N
    H−R7であり;R7 が 【化11】 であり;X1がHであり;X2 がH、−NO2、ハロゲ
    ン、メチル又はメトキシであり;Yが不存在であり;Z
    がNである、請求項1記載の化合物又はその医薬的に許
    容し得る塩の治療的有効量と医薬的に許容し得る担体と
    からなる恐怖症又は不安症の治療に有用な医薬組成物。
  8. 【請求項8】4(S)−4(2−インドールカルボニル
    アミノ)−6−フェニル−2,3,3a,4−テトラヒ
    ドロ−1H−ピロロ〔1,2−a〕〔1,4〕ベンゾジ
    アゼピン;5(S)−5(4−クロロフェニルカルボニ
    ルアミノ)−7−フェニル−1,2,3,4;4a,5
    −ヘキサヒドロピリド−〔1,2−a〕〔1,4〕ベン
    ゾジアゼピン;5(S)−5−(2−インドールカルボ
    ニルアミノ)−3−メチル−7−フェニル−1,2,
    3,4;4a,5−ヘキサヒドロ−ピラジノ〔1,2−
    a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン;又は4(S)−2,
    4−ジヒドロ−4−(2−インドールカルボニルアミ
    ノ)−6−フェニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕
    〔1,4〕ベンゾジアゼピンである請求項1記載の化合
    物の治療的有効量からなる恐怖症又は不安症の治療に有
    用な医薬組成物。
  9. 【請求項9】4(R)−4(3−メトキシフェニルアミ
    ノカルボニルアミノ)−6−フエニル−2,3,3a−
    4−テトラヒドロ−2H−ピロロ〔1,2−a〕〔1,
    4〕ベンゾジアゼピン;5(R)−5−(3−メチルフ
    ェニルアミノカルボニルアミノ)−7−フェニル−1,
    2,3,4−4a,5−ヘキサヒドロピリド−〔1,2
    −a〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン;5(R)−5−
    (3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3−
    メチル−7−フェニル−1,2,3,4,4a,5−ヘ
    キサヒドロ−ピラジノ〔1,2−a〕−〔1,4〕ベン
    ゾジアゼピン;4(R)−2,4−ジヒドロ−4−(3
    −メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−6−フ
    ェニル−1H−イミダゾ−〔1,2−a〕〔1,4〕ベ
    ンゾジアゼピン;又は5(R)−5−(3−メチルフェ
    ニルアミノカルボニルアミノ)−7−フエニル−1,
    2,3,5−テトラヒドロピリド−〔1,2−a〕
    〔1,4〕ベンゾジアゼピンである請求項1記載の化合
    物の治療的有効量からなる恐怖症又は不安症の治療に有
    用な医薬組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の化合物又はその医薬的
    に許容される塩の治療的有効量及び医薬的に許容される
    担体からなる、腫瘍疾患の治療、目の瞳孔収縮の調節、
    痛みの治療若しくは無痛覚の誘起、又は薬剤若しくはア
    ルコールの長期の治療若しくは濫用により生じる禁断反
    応の治療に有用な医薬組成物。
  11. 【請求項11】 式Iの化合物の治療的に有効量が体重
    の約0.005mg/kg乃至50mg/kgである請
    求項1記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 式Iの化合物の治療的有効量は体重の
    約0.005mg/kg乃至50mg/kgである請求
    項10記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の化合物の治療的有効量
    を哺乳動物に投与することからなる恐慌症または不安症
    を治療する方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の化合物の治療的有効量
    を哺乳動物に投与することからなる、腫瘍疾患の治療、
    目の瞳孔収縮の調節、痛みの治療若しくは無痛覚の誘
    起、又は薬剤若しくはアルコールの長期の治療若しくは
    濫用により生じる禁断反応を治療する方法。
  15. 【請求項15】 式Iの化合物の治療的有効量が単一又
    は分割投与される、体重の約0.005mg/kg乃至
    約50mg/kgである請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 式Iの化合物の治療的有効量が単一又
    は分割投与される、体重の約0.005mg/kg乃至
    約50mg/kgである請求項14記載の方法。
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