JPH06239738A - S(+)イブプロフェンを含有する薬剤 - Google Patents

S(+)イブプロフェンを含有する薬剤

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JPH06239738A
JPH06239738A JP5301555A JP30155593A JPH06239738A JP H06239738 A JPH06239738 A JP H06239738A JP 5301555 A JP5301555 A JP 5301555A JP 30155593 A JP30155593 A JP 30155593A JP H06239738 A JPH06239738 A JP H06239738A
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pellet
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Gerd Birrenbach
ゲルト・ビレンバッハ
Rolf-Dieter Juch
ロルフ・ディーター・ユーフ
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SHIYUPIRIIKU AG PHARMACEUT PUR
SHIYUPIRIIKU AG PHARMACEUT PUREPARAAT
Spirig AG Pharmazeutische Praeparate
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    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids

Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性成分であるS(+)イブプロフェンを迅速
に放出し、活性成分の含有量が大きな薬剤を提供する。 【構成】 S(+)イブプロフェンを90.0〜99.0重
量%および塩基性無機塩または水酸化アルカリ金属希薄
溶液を0.1〜10.0重量%を含有するS(+)イブプロ
フェンのペレット、該ペレットに適当な保護被覆および
/または胃液抵抗性被覆および/または徐放性被覆を施
したペレットおよび該ペレットをカプセルに充填したカ
プセル剤またはタブレットに成形した薬剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非ステロイド系抗炎症剤
イブプロフェンの活性成分であるS(+)イブプロフェン
を含有する薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】イブプロフェンまたは2-(4-イソブチ
ルフェニル)プロピオン酸は、良好な抗炎症、鎮痛およ
び解熱作用を示す非ステロイド系抗炎症剤(NSA)とし
て知られている。これは特に慢性多発関節炎、骨関節炎
の治療において用いられる。イブプロフェンはまた、月
経困難症、痛風および軽度から中度の痛みの治療に良好
な作用を示す。イブプロフェンが臨床で最初に用いられ
たのは1969年であり、その適応の数多くの症例がす
でに得られている。
【0003】イブプロフェンはアリルプロピオン酸誘導
体であるため、不斉炭素原子を有している。すべての市
販品において、イブプロフェンはラセミ体、すなわち2
つのエナンチオマーR(−)およびS(+)イブプロフェン
の50:50混合物である。イブプロフェンの薬理活性
は、ほとんどのNSAと類似しており、プロスタグラン
ジンの合成を、プロスタグランジン合成酵素であるシク
ロオキシゲナーゼのサブユニットに結合することによっ
て阻害するものである。この作用機構はイン・ビトロに
おいてS(+)エナンチオマーのみが治療に関連するもの
であることがわかっているが、イン・ビボではこのエナ
ンチオ選択性は確認されていない。この観察結果はR
(−)エナンチオマーがイン・ビボにおいて薬理活性のあ
るS(+)エナンチオマーに転化するものであると説明さ
れている。この転化はR(−)エナンチオマーのみが関与
する酵素的過程、すなわちこの過程は立体選択的であ
り、1方向のみに進行する、である。このことは、ほと
んどすべての種の実験動物およびヒトにおいて立証され
ている。
【0004】近年、可能な場合にはキラル活性な成分は
そのエナンチオマーに分離するべきであるという考えが
広く支持されるようになった。エナンチオマーの比薬理
活性およびその薬物速度論的および代謝の違いが研究さ
れている。今や活性部位においておよび/または生物的
膜を通っての輸送の間における分子の相互作用の可能性
があるということが認識されるようになってきた。特に
イブプロフェンの場合、R(−)エナンチオマーから活性
なS(+)型への迅速な転化がこのラセミ体の使用を正当
化していると考えられる。しかしながら関連文献を詳細
に検討すると、S(+)エナンチオマー自身として使用す
ると著しい有用性が得られることが示されている。近年
の結果は以下のようにまとめられる:
【0005】R(−)からS(+)への転化は不完全であ
り、いくらかのバラツキを示すので、患者の身体が吸収
するS(+)イブプロフェンの有効用量を前以て正確に知
ることがほとんど不可能である。NSAの場合に主な作
用機構となる血清タンパク質への結合は、立体選択的で
あり、R(−)およびS(+)が結合部位に対して競争的で
ある。結合の割合はそれゆえ、血漿中にある2つのエナ
ンチオマーの比率に依存する。これは、活性成分が治療
に関連するコンパートメント、例えば滑液内へ分散する
際に重大な結果をもたらす。R(−)イブプロフェンの転
化を導く多酵素反応は、このR(−)エナンチオマーのコ
エンザイムAへの選択的結合により開始される。この結
果として、シンメトリックなチオエステルが形成され、
生物に「脂肪酸エステル」として認識され、脂肪組織へ
取り込まれ、そこから非常にゆっくりと排出される。こ
のため、ラセミ体の連続投与によりR(−)エナンチオマ
ーが脂肪組織内に蓄積される。直接この蓄積に帰される
毒性は今まで全く観察されていないが、活性成分の生物
体内への長期間の存在および排出の遅延は好ましくない
性質を示し、これは、例えば過敏症の場合に毒性を示し
得る。それゆえ、このラセミ体を活性S(+)エナンチオ
マーで置換することが好ましい。
【0006】経口投与の後、胃腸より吸収される速度は
転化の度合に直接影響を及ぼすことが示されている。こ
のことは上記のバラツキの原因となり、またこの直接の
結果、ラセミ体の異なった製剤処方の生物的有効性およ
び生物的等価性へ結び付く。異なった吸収速度を有する
製剤、例えば徐放性製剤を迅速放出製剤と比較した場合
にこれは特に顕著である。様々な研究が近年報告されて
おり、生物学的に等価であるとみなされているラセミ体
の処方は、現在の基準によればエナンチオマーを分離し
て考えればもはや生物学的等価でないことを確認してい
る。S(+)エナンチオマーの投与に対して、単純な薬物
速度論および患者の安定可能性は長期投与の安定性への
寄与を決定的にした。
【0007】動物、被験者および患者における研究にお
いて、S(+)エナンチオマーはラセミ体と同じ治療効果
を比較的低用量にて示す。アカゲザルにおいて、S(+)
イブプロフェンはより強力な鎮痛作用を有することが示
された。健常被験者の皮膚炎症モデルにおいて、S(+)
イブプロフェンの用量−効果曲線はラセミ体のものより
低用量側へシフトした。関節炎患者において、従来のラ
セミ体の用量よりかなり低い1日用量にて良好な治療効
果を得た。これらの知見はより低用量で同様の治療活性
を得ることが可能であることを示す。このことは、患者
の安全性にも寄与する。
【0008】おそらくこれらの知見に基づき、欧州特許
第267321号はS(+)イブプロフェンとしてのみイ
ブプロフェンを、通常の賦形剤および結着剤と共に含有
する薬剤を開示する。これはS(+)イブプロフェンの徐
放性(delayed-release)処方であっても、S(+)イブプ
ロフェンの非−徐放性処方との組み合わせであってもよ
い。薬剤の性質の主要点としての徐放性処方は、ラセミ
体の1200から2400mgの1日用量を巨大な徐放
性剤として提供することが従来不可能であったために採
用されたものである。1日用量をS(+)エナンチオマー
を使用することによって減少させることができるまで、
徐放性剤は助剤、被覆剤および類似物のためより大型化
し、患者に適用することができなかった。徐放性に適し
たタブレット、被覆タブレットおよび他の剤形は、既知
の賦形剤および助剤を用いて従来の方法で製剤できる。
製薬学から知られる処方もまた本発明において用い得
る。
【0009】鎮痛作用は速効性であることは非常に重要
なことである。米国特許第4,851,444号にはS(+)イブ
プロフェンは等量のラセミ体より鎮痛作用がより早く開
始し、より強いことが記載されている。該特許はまた、
実質的にR(−)イブプロフェンを含有しない適当な量の
S(+)イブプロフェンを投与することからなるヒトにお
いてより迅速でより強力な鎮痛作用を生ずる方法も請求
の範囲としている。適した処方はまた、当業者の知識か
ら得ることができる。ラセミ体を用いた場合、R(−)エ
ナンチオマーの一部のみがイン・ビボにおいて活性S
(+)エナンチオマーに転化するのでS(+)エナンチオマ
ーとラセミ体をそれぞれ等量用いた場合には、S(+)エ
ナンチオマーはもっぱら活性素からなるためより強く、
より迅速な作用を有することは明らかである。
【0010】欧州特許願第0228732号に記載されたごと
く、有機酸5〜50%を、球状ACE阻害剤、βブロッ
カー、カルシウムチャネルブロッカーおよび他の薬剤3
〜60%の溶解性を改善するために添加してもよい。同
じ目的に達するため、欧州特許願第0308665号は水に十
分溶けない5−アミノサリチル酸に塩基性助剤を5−ア
ミノサリチル酸に対して0.5〜3モル添加して水溶性
塩を生成させることを提案する。これら両方の技術的教
示を適応すると、必然的に投与に際しては大きな剤形と
再びなる、というのは好ましい完全な塩とするには助剤
はモル当量を含まなくてはならないからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は可
能な限り少量の助剤を含有し、S(+)イブプロフェンを
迅速に放出するS(+)イブプロフェンを含有する薬剤を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一段階はS
(+)イブプロフェンを含有するペレットの形成を伴う。
すなわち本発明は、S(+)イブプロフェンを90.0〜
99.0重量%および塩基性無機塩または水酸化アルカ
リ金属の希薄溶液0.1〜10.0重量%を含有するS
(+)イブプロフェンのペレットに関する
【0013】最初の試みとしてアビセル(Avicel)、ラク
トース、プリモジェル(Primojel)およびHPMCのごと
き通常の造粒助剤を様々に組み合わせ、活性成分含量9
0〜94%に用いてペレットを製造したがこれは失敗で
あった。ペレットは人工腸液に実質的に不溶あるいは非
常にわずかしか溶けなかった。さらに界面活性剤をぬれ
性改善のために添加し;同様に親水性成分PEGもまた
水溶性を促進するために添加した。活性成分の人工腸液
中での放出の加速は認められなかった(比較例A−F参
照)。
【0014】ペレットからの活性成分の放出速度は、ペ
レット助剤を25%から30%へと増加した後でさえ、
速められなかった。さらには、この方法では当然ペレッ
トの活性成分の含量の減少につながり、これは本発明の
目的に反する。嚥下可能でかつ600mg程度の活性成
分を含む処方の薬剤をこのようなペレットを用いて製造
する−カプセルに充填する、あるいは圧縮してタブレッ
トにする−ことは不可能である。
【0015】別のアプローチにおいて、少量の非等モル
量の塩基性塩または塩基の添加によって高濃度のS(+)
イブプロフェンを含有し、USP XXII(リン酸緩衝液、
pH7.2)条件下において活性成分を速やかに放出する
ペレットを製造することが可能なことが認められた。
【0016】該ペレットには90.0〜99.0重量%の
S(+)イブプロフェン、0.1〜10.0重量%の塩基性
無機塩または水酸化アルカリ金属希薄溶液を含有する。
S(+)イブプロフェンの含有量は好ましくは96.0〜
98.0重量%、より好ましくは97重量%である。塩
基性無機塩または水酸化アルカリ金属希薄溶液の含有量
は好ましくは1.0〜3.0重量%、特に2.0重量%で
ある。
【0017】塩基性無機塩としては、好ましくは炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、リン酸水素二ナトリウムおよ
びこれらの混合物が挙げられる。塩基としては、好まし
くは水酸化ナトリウム溶液および水酸化カリウム溶液お
よびこれらの混合物が挙げられる。
【0018】ペレットには少なくとも1の微晶質セルロ
ース、ラクトース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス(HPMC)および/または、好ましくは、二酸化シ
リコンのごとき助剤を0.1〜5.0、特に2.0重量%
添加する。
【0019】ペレットの好ましい具体例としては、S
(+)イブプロフェンを90重量%から99重量%、好ま
しくは97重量%、二酸化シリコンを0.1重量%から
5.0重量%、好ましくは1.0重量%および炭酸ナトリ
ウムを0.1重量%から10.0重量%、好ましく2.0
重量%を含有するペレットが挙げられる。これらの塩基
性無機塩または水酸化アルカリ金属希薄溶液を造粒過程
において添加するため、溶解性が改善されるのみならず
S(+)イブプロフェンをある程度溶解し、後者をわずか
に粘性とし、これによってさらなる結着剤の添加の必要
性が除かれる。
【0020】ペレットは穏やかな条件下で、特にロータ
リープロセッサー、例えばニロ・アエロマティック(Ni
ro-Aeromatic)(スイス、バーデンドルフ)から市販され
ているもの、または高速ミキサー、例えばディェルクス
・ウント・ゾーネにより販売されているディオスナミキ
サー(Diosna mixser)内で製造される。
【0021】ペレットはS(+)イブプロフェンおよび少
なくとも1の助剤を含む混合物をロータリープロセッサ
ーまたはディオスナミキサー内に塩基性無機塩水溶液ま
たは水酸化アルカリ金属希薄溶液と共に噴霧して製造す
る。得られたペレットは乾燥させ、随意に分級する。こ
の方法によると、球状で非常に密なペレットが得られ、
USP XXII、第1784/85頁(リン酸緩衝液、pH7.2)
の条件下において、活性成分の90%が20分以内にペ
レットから放出される。
【0022】ペレットは随意に被覆してもよい。被覆形
成の目的は、それらが硬質ゼラチンカプセルに封入され
る場合にペレットを取り扱い易くするため、および/ま
たは活性成分の放出を遅延させるためである。特に、被
覆されたペレットは少量の適当な助剤と共に直接圧縮し
てタブレットとすることができる;このようなことは従
来、(通常の製造温度においては活性成分がある程度の
粘性を有するため)純粋な活性成分自身と共に大量のタ
ブレット形成補助剤の助けがなければできなかった、そ
してある場合には、技術的に高価な方法(例えばS(+)
イブプロフェンの低い融点のため圧縮温度が10℃以下
というごとき条件)が必要でさえあった。さらにまた、
本発明のタブレットはS(+)イブプロフェンのセッケン
様に苦く(soapy-bitter)あとに残る味をマスクするの
に有用である。このタブレットはそれゆえ、嫌悪感や味
覚への刺激なしに嚥下することができ、他のこのような
タブレットで必要となる保護被覆をさらに設けることは
必要がない。結果として、活性成分S(+)イブプロフェ
ンは成形するのが非常に困難であるが、上述のごときペ
レットを用いれば従来不可能であった一回のタブレット
操作にて密な迅速放出タブレットであって、その味が良
好にマスクされているものを得ることができる。
【0023】ペレットの保護用被覆剤としては、0.1
〜10.0重量%(重量%のデータは未被覆ペレットの
重量に基づく)、好ましくは2.0重量%のヒドロキシ
プロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプ
ロピルセルロース(HPC)、ポリビニルピロロリドン
(PVP)、ポリビニルアセテート(PVA)、メチル
セルロース(MC)またはこれらの混合物、または0.
1〜20重量%、好ましくは10重量%のメタクリル酸
および/またはユードラジットL30Dのごときエチル
アクリレート(懸濁液、固形分量30%)が挙げられ
る。
【0024】胃液抵抗性被覆剤としては0.1〜60.0
重量%、好ましくは25.0重量%のメタクリル酸およ
び/またはユードラジットL30Dのごときエチルアク
リレート(懸濁液、固形分量30重量%)、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)お
よび/またはセルロースアセテート−フタレートが挙げ
られる。
【0025】徐放性被覆剤としては0.1〜50.0重量
%、好ましくは20.0重量%のエチルアクリレートお
よび/またはユードラジットNE30Dおよび/または
ユードラジットRS30Dおよび/またはユードラジッ
トRL30Dのごときメチルメタクリレート(懸濁液、
固形分量30%)、および/またはエチルセルロース等
が挙げられる。
【0026】すべての被覆剤は通常必要とされ、および
既知である助剤と共に、適当な方法にて適用すればよ
い。医薬として使用すること、環境保護するためから、
すべての工程をすでに当業者の常識となっている純水操
作法にて行うことは常識である。
【0027】様々な種類の被覆剤は、それ自身でまたは
お互いにどのように組み合わせても用いることができ
る。好ましい保護被覆剤にはHPMCまたはユードラジ
ットL30Dとタルク、二酸化チタンおよび/または二
酸化シリコンおよび随意に抗泡エマルション、ジエチル
フタレートおよび/またはプロピレングリコール(PE
G)を含有する。好ましい胃液抵抗性被覆剤にはユード
ラジットL30D、ジエチルフタレート、二酸化シリコ
ンおよび随意に抗泡エマルションSE2を含有する。そ
して好ましい徐放性被覆剤にはユードラジットRS30
D、タルク、ジエチルフタレートおよび随意に抗泡エマ
ルションSE2を含有する。
【0028】保護被覆剤の助剤としては好ましくは以下
のものを用いる:HPMCをポリマーとして用いる場
合:0.1〜8.0重量%、特に2.0重量%のタルク;
ユードラジットL30Dをポリマーとして用いる場合:
0.1〜8.0重量%、特に0.4重量%の二酸化シリコ
ン、0.1〜8.0重量%、特に0.4重量%の二酸化チ
タン、0.1〜8.0重量%、特に0.2重量%の可塑剤
としてのPEG、および随意に0.01〜0.5重量%を
特に0.04重量%の抗泡エマルションSE2。
【0029】胃液抵抗性被覆剤の助剤として好ましくは
以下ものを用いる:0.1〜8.0重量%、特に3.0重
量%のタルク、0.1〜8.0重量%、特に1.0重量%
の可塑剤としてのジエチルフタレート、および随意に
0.01〜0.5重量%、特に0.04重量%の抗泡エマ
ルションSE2。
【0030】被覆されたペレットは従来の方法によって
圧縮してタブレットとすることができ、該タブレットは
400mgのS(+)イブプロフェンにつき73〜410
mg、好ましくは240〜260mgの、そして特に好
ましくは250mgの少なくとも1つのタブレット形成
補助剤を含有している。
【0031】タブレット形成補助剤としては、特に微晶
質セルロース、エンコンプレス(Emcompress)のごときリ
ン酸水素カルシウム、ラクトース、コーンスターチのご
ときでんぷん、Ac−Di−Solのごときクロスカー
メロースナトリウム(sodiumcrosscarmellose)、プリモ
ジェルのごときスターチグリコレートナトリウム、PV
P、HPMC、ステアリン酸マグネシウム、クチナ(Cut
ina)HRのごとき水素化キャスターオイル、アエロジル
200のごとき二酸化シリコン、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化ナトリウム、くえん酸ナトリウム、アジ
ピン酸カリウム、乳酸カルシウムおよび/またはくえん
酸カリウムまたはこれらの混合物が挙げられる。
【0032】上記のうち、タブレット形成補助剤の混合
物として特に好ましいのは微晶質セルロース、コーンス
ターチ、PVP、ステアリン酸マグネシウム、二酸化シ
リコンおよび塩化カリウムからなる処方である。
【0033】1個のタブレットには50〜800mg、
好ましくは100〜600mg、および特に好ましくは
400mgのS(+)イブプロフェンを含有していてもよ
い。400mgのS(+)−イブプロフェンを含有してい
るタブレットにはタブレット形成補助剤として好ましく
は60mgから200mgの、特に好ましくは160m
gの微晶質セルロース、10mgから80mg、好まし
くは40mgのコーンスターチ、1mgから40mg、
好ましくは14mgのPVP、1mgから20mg、好
ましくは8mgのステアリン酸マグネシウム、1mgか
ら30mg、好ましくは14mgの二酸化シリコンおよ
び0.1mgから40mg、好ましくは15mgの塩化
カリウムを含有する。
【0034】本発明のタブレットの、USP XXIIの条
件の下でのイン・ビトロ崩壊時間は2分以下であり、U
SP XXII条件下で本発明のタブレットから活性成分S
(+)イブプロフェンが20分以内に90%以上放出され
る(USP XXII第1784/85頁、リン酸緩衝液、
pH7.2)。
【0035】所望により被覆されたペレットをカプセル
に充填してもよい。活性成分、すなわちS(+)エナンチ
オマーが助剤に比較して高含量であるため、例えば40
0mgのS(+)イブプロフェンを、嚥下するのに最も容
易であるサイズ0のカプセルに詰めることが可能であ
る。
【0036】本発明のペレットをヒトおよび動物に投与
する際、同じ血漿レベルとするためにラセミ体を用いる
場合に比べて活性成分の量を少なくとも25%減らすこ
とが可能である。
【0037】以下の比較例A−Fは通常の助剤を用いた
ペレット化実験の不成功例を示す。実施例1〜11は本
発明をより詳細に説明するものである。実施例および比
較例のデータの数値は他に記載がない場合には重量%を
示す。
【0038】比較例A 成分 重量% S(+)イブプロフェン 97.35 メトロース90SH3000 0.15 (ヒドロキシプロピルメチルセルロース) PEG4000 2.00 ツイン80 0.50 純水 十分量
【0039】活性成分および助剤を混合した。水溶性P
EGおよび界面活性剤ツインを混合してS(+)イブプロ
フェンの溶解性を改善させた。この混合物を純水と共に
ディオスナミキサーまたはロータリープロセッサー内に
通常の方法で所望の大きさのペレットが得られるまで噴
霧した。得られたペレットを乾燥させ、ふるい(nutati
ng sieve)で分級した。
【0040】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図1に示した。図1ではペレット溶解状態が十
分でないことが示されている。
【0041】比較例B 成分 重量% S(+)イブプロフェン 95.00 微晶質セルロース 1.5 ファーマコート606(HPMC) 1.00 PEG4000 2.0 ツイン80 0.50 純水 十分量
【0042】活性成分および助剤を混合した。水溶性P
EGと界面活性剤ツインはS(+)イブプロフェンの溶解
性を改善するために混合した。混合物は純水と共にディ
オスナミキサーまたはロータリープロセッサー内に通常
の方法で所望の大きさのペレットが得られるまで噴霧し
た。得られたペレットは乾燥させ、ふるいで分級した。
【0043】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図2に示した。図2ではペレット溶解状態が十
分でないことが示されている。
【0044】比較例C 成分 重量% S(+)イブプロフェン 90.00 微晶質セルロース 4.5 ファーマコート606 1.00 PEG4000 4.0 ツイン80 0.5 純水 十分量
【0045】活性成分および助剤を混合した。水溶性P
EGと界面活性剤ツインはS(+)イブプロフェンの溶解
性を改善するために混合した。混合物は純水と共にディ
オスナミキサーまたはロータリープロセッサー内に通常
の方法で所望の大きさのペレットが得られるまで噴霧し
た。得られたペレットは乾燥させ、ふるいで分級した。
【0046】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図3に示した。図3ではペレット溶解状態が十
分でないことが示されている。
【0047】比較例D 成分 重量% S(+)イブプロフェン 70.00 微晶質セルロース 15.00 ラクトース 15.00 純水 十分量
【0048】活性成分および助剤を混合した。混合物は
純水と共にディオスナミキサーまたはロータリープロセ
ッサー内に通常の方法で所望の大きさのペレットが得ら
れるまで噴霧した。得られたペレットは乾燥させ、ふる
いで分級した。
【0049】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図4に示した。図4ではペレット溶解状態が助
剤の割合が30%にまで増えてもまだ十分でないことが
示されている。
【0050】比較例E S(+)イブプロフェン 75.00 ラクトース 15.00 PEG4000 10.00 純水 十分量
【0051】活性成分および助剤を混合した。混合物は
純水と共にディオスナミキサーまたはロータリープロセ
ッサー内に通常の方法で所望の大きさのペレットが得ら
れるまで噴霧した。得られたペレットは乾燥させ、ふる
いで分級した。
【0052】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図5に示した。図5ではペレット溶解状態が助
剤の割合が25%にまで増えてもまだ十分でないことが
示されている。
【0053】比較例F 成分 重量% S(+)イブプロフェン 75.00 微晶質セルロース 15.00 PEG4000 10.00 純水 十分量
【0054】活性成分および補助成分を混合した。混合
物は純水と共にディオスナミキサーまたはロータリープ
ロセッサー内に通常の方法で所望の大きさのペレットが
得られるまで噴霧した。得られたペレットは乾燥させ、
ふるいで分級した。
【0055】得られたペレットからのUSP XXII(リン
酸緩衝液、pH7.2)条件下におけるイン・ビトロ放出
の結果を図6に示した。図6ではペレット溶解状態が助
剤の割合が25%にまで増えてもまだ十分でないことが
示されている。
【0056】実施例1 成分 重量% S(+)イブプロフェン 95.0 炭酸ナトリウム 2.0 HPMC 3.0 純水 十分量
【0057】S(+)イブプロフェン、炭酸ナトリウムお
よびHPMCを混合した。この混合物を純水と共に、デ
ィオスナミキサーまたはロータリープロセッサー内に従
来の方法で所望の大きさのペレットを得るまで噴霧し
た。得られたペレットを乾燥し、ふるいで分級した。
【0058】この処方によりUSP XXII(リン酸緩衝
液、pH7.2)の条件下におけるペレットからの放出を
実際に加速することに成功した。図7は助剤の割合が5
%しかない場合に、より迅速な放出が認められることを
示す。
【0059】実施例2 成分 重量% S(+)イブプロフェン 97.0 二酸化シリコン 1.0 炭酸ナトリウム 2.0 純水 十分量
【0060】S(+)イブプロフェン、二酸化シリコンお
よび炭酸ナトリウムを混合した。この混合物を純水と共
に、ディオスナミキサーまたはロータリープロセッサー
内に従来の方法で所望の大きさのペレットを得るまで噴
霧した。得られたペレットを乾燥し、ふるいで分級し
た。
【0061】助剤の割合が3%のみであるこの処方によ
り、USP XXII(リン酸緩衝液、pH7.2)の条件下に
おいて90%のS(+)イブプロフェンを20分以内で放
出することができた。
【0062】実施例3 成分 重量% S(+)イブプロフェン 90.0 微晶質セルロース 4.0 ラクトース 4.0 10%水酸化カリウム 20.0 純水 十分量
【0063】S(+)イブプロフェン、微晶質セルロース
およびラクトースを混合した。この混合物を水酸化カリ
ウムと共に、続いて純水と共にディオスナミキサーまた
はロータリープロセッサー内に従来の方法で所望の大き
さのペレットを得るまで噴霧した。得られたペレットを
乾燥し、ふるいで分級した。
【0064】実施例4 成分 重量% S(+)イブプロフェン 92.0 微晶質セルロース 5.0 HPMC 1.0 リン酸水素二ナトリウム 3.0 純水 十分量
【0065】S(+)イブプロフェン、微晶質セルロー
ス、HPMCおよびリン酸水素二ナトリウムを混合し
た。この混合物を純水と共にディオスナミキサーまたは
ロータリープロセッサー内に従来の方法で所望の大きさ
のペレットを得るまで噴霧した。得られたペレットを乾
燥し、ふるいで分級した。
【0066】実施例5 (胃液抵抗性被覆) 成分 重量部 S(+)イブプロフェンペレット 100.0 純水 12.3 抗泡エマルションSE2 0.04 二酸化シリコン 3.0 ジエチルフタレート 1.0 ユードラジットL30D 25.0(LS=12.5%) (LS=ラッカー固形分)
【0067】抗泡性エマルションと二酸化シリコンを純
水中に懸濁させ、ジエチルフタレートと共にその後ゆっ
くり撹拌しながらユードラジット内へ添加した。流動床
グラニュレーター(fluidized bed granulator,FB
G)内でペレットにこの懸濁液を噴霧した。
【0068】実施例6 (保護被覆) 成分 重量部 S(+)イブプロフェンペレット 100.0 HPMC 2.0 タルク 2.0 純水 22.0 LS=4.0% HPMCとタルクを純水内に懸濁した。ペレットにこの
懸濁液をFBG内で噴霧した。
【0069】実施例7 (徐放性ペレット) 成分 重量部 S(+)イブプロフェンペレット 100.0 純水 26.0 抗泡性エマルションSE2 0.02 タルク 3.0 ジエチルフタレート 1.0 ユードラジットRS30D 20.0 LS=10.0%
【0070】タルクと抗泡性エマルションを純水内に懸
濁させた。この懸濁液とジエチルフタレートを掻き混ぜ
ながらユードラジット内に添加し、その後ペレットに得
られた懸濁液をFBG内で噴霧した。
【0071】実施例8 (値はタブレット当たりの数値を示す) 成分 mg S(+)イブプロフェンペレット 429.0 (被覆ずみ、93.2%AS) 微晶質セルロース 160.0 コーンスターチ 40.0 塩化カリウム 15.0 PVP 14.0 ステアリン酸マグネシウム 6.0 二酸化シリコン 14.0 (AS=活性成分)
【0072】混合物を直接圧縮してタブレットを作製し
た。得られたタブレットは2分以内で分解し(USP X
XII第1577頁の条件下)、USP XXII第1577頁の条件下
(リン酸緩衝液、pH7.2)において、20分以内に90
%以上のS(+)イブプロフェン活性成分の放出を示し
た。
【0073】以下の補助成分は塩化カリウムに代えてま
たはこれらのうち幾つかを組み合わせて用いることがで
きる:塩化ナトリウム、塩化カルシウム、クエン酸ナト
リウム、リン酸水素カリウム、アジピン酸カリウム、乳
酸カルシウムおよびくえん酸カリウム。50mg、10
0mg、200mg、600mgおよび800mgのタ
ブレットに対して、成分の量は上記データの割合で計算
する。
【0074】実施例9 (データはタブレット当たりの数値を示す) 成分 mg S(+)イブプロフェンペレット 429.0 (被覆ずみ、ASは93.2%) エンコンプレス(Emcompress) 140.0 Ac−Di−Sol 50.0 HPMC 20.0 クチナHR(Cutina HR) 8.0 二酸化シリコン 10.0
【0075】混合物は通常の方法にて直接タブレットに
圧縮した。2つの異なるバッチで試験したところ、US
P XXII(リン酸緩衝液、pH7.2)の条件下、活性成
分の放出は20分以内で再び90%以上を認めた(図8
参照)。
【0076】実施例10 (カプセルに充填されたペレット) 成分 (mg) S(+)イブプロフェンのペレット 413.0 (未被覆、97%AS)ペレットは実施例2に基づいて
調製し、カプセル充填機上でサイズ0の硬質ゼラチンカ
プセルに充填した。
【0077】上記の条件下(USP XXII、リン酸緩衝
液、pH7.2)これらのペレットから放出される活性
成分は、20分以内で再び90%以上のS(+)イブプロ
フェンの放出を認めた。
【0078】実施例11 実施例8の方法により調製されたタブレット、実施例2
の方法により作製したペレットを用い、実施例5と同様
の方法により被覆した本実施例のタブレットからのUS
P XXII(リン酸緩衝液、pH7.2)の条件下における
インビトロの放出をそれぞれ図9〜11にグラフで示し
た。本実施例の被覆剤として以下の処方を用いた:
【0079】 成分 重量部 S(+)イブプロフェン 100 純水 18.9 抗泡エマルションSE2 0.044 二酸化シリコン 0.4 二酸化チタン 0.4 ユードラジットL30D 10.0
【0080】図9は調製直後(曲線A)、および調製か
ら3カ月後(25℃、相対湿度60%にて保存;曲線
B)における200mgのタブレットからの放出を示
す。図10および11は同じ実験を400mgおよび6
00mgのタブレットで行った結果をそれぞれ示す。曲
線は活性成分の放出の保存による変化が有意でないこと
を示す。
【0081】実施例12 本発明のペレットを充填した200mgのカプセル、お
よびこのペレットを200mg、400mgおよび60
0mgのタブレットに成形した薬剤のS(+)イブプロフ
ェンの生物学的有効性を、市販の400mg、800m
gおよび1200mgのブルフェン(Brufen)の被覆タ
ブレット剤であるイブプロフェンのラセミ体と比較し
た。試験は18被検者によって行なった。異なった3日
に1、2または3個の200mgのS(+)イブプロフェ
ンを含有するペレット充填カプセルを投与、またはそれ
ぞれの場合に200mg、400mgあるいは600m
gのS(+)イブプロフェンを含有するタブレットを1個
投与、またはそれぞれの場合にイブプロフェンのラセミ
体400mgを含有するタブレットを1、2または3個
投与した。結果を図12〜17に記載した。
【0082】図12は測定した被験者の血漿中における
S(+)イブプロフェンの濃度(血漿時間/濃度曲線の領
域として示される=AUGh*mg/l)の投与したラ
セミ体の用量に対する比率を示す。図13及び図14は
本発明のペレットをタブレットとしたものおよび本発明
のペレットをカプセルに充填したものの血漿中における
S(+)イブプロフェンの量の投与量に対する比率の平均
をそれぞれ示す。各グラフにおいて、血漿中に認められ
るS(+)イブプロフェンは投与量と共に増加する。図1
5は本発明のペレットをタブレットとしたものおよびカ
プセルに充填したものが試験した濃度範囲では生物学的
に等価であることを示す。図16は本発明のペレットを
カプセルに充填したものを投与した後、およびラセミ体
を含有する被覆したタブレットであるブルフェンを投与
した後の血漿中のS(+)イブプロフェン濃度を比較して
いる。図17は同じ比較を本発明のペレットをタブレッ
トとしたものを用いて行った結果である。以下の比率は
回帰分析を用いて算出した(平均および95%信頼限
界): 本発明のタブレット/被覆タブレット(ブルフェン)=
0.68(0.62〜0.73) 本発明のカプセル/被覆タブレット(ブルフェン)=
0.67(0.61〜0.73)
【0083】
【発明の効果】本発明のペレットをタブレットとしたも
のまたはカプセルに充填したものを用いることにより、
同じ血中濃度を得るための用量はラセミ体と比較してお
よそ1/3に減少することができる。この好ましい結果
はS(+)イブプロフェンを迅速放出という特性を有する
本発明の製剤処方にて処方することにより得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 比較例Aの結果を示すグラフである。
【図2】 比較例Bの結果を示すグラフである。
【図3】 比較例Cの結果を示すグラフである。
【図4】 比較例Dの結果を示すグラフである。
【図5】 比較例Eの結果を示すグラフである。
【図6】 比較例Fの結果を示すグラフである。
【図7】 実施例1の結果を示すグラフである。
【図8】 実施例9の結果を示すグラフである。
【図9】 実施例11の200mgのタブレットからの
イン・ビトロ放出の結果を示すグラフである。
【図10】 実施例11の400mgのタブレットから
のイン・ビトロ放出の結果を示すグラフである。
【図11】 実施例11の600mgのタブレットから
のイン・ビトロ放出の結果を示すグラフである。
【図12】 実施例12のラセミ体を投与した場合の血
漿中のS(+)イブプロフェン濃度を示すグラフである。
【図13】 実施例12の本発明のタブレットを投与し
た場合の血漿中のS(+)イブプロフェン濃度を示すグラ
フである。
【図14】 実施例12の本発明のカプセル剤を投与し
た場合の血漿中のS(+)イブプロフェン濃度を示すグラ
フである。
【図15】 実施例12の本発明のタブレット剤および
カプセル剤を投与した場合の血漿中のS(+)イブプロフ
ェン濃度を示すグラフである。
【図16】 実施例12の本発明のタブレット剤とラセ
ミ体製剤とを投与した場合の血漿中のS(+)イブプロフ
ェン濃度を示すグラフである。
【図17】 実施例12の本発明のカプセル剤とラセミ
体製剤とを投与した場合の血漿中のS(+)イブプロフェ
ン濃度を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/02 Z 7433−4C (72)発明者 ロルフ・ディーター・ユーフ スイス、ツェーハー−4612ヴァンゲン・ベ ー・オルテン、シェングゲリシュトラーセ 32番

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 S(+)イブプロフェンを90.0〜99.
    0重量%および塩基性無機塩または水酸化アルカリ金属
    希薄溶液を0.1〜10.0重量%を含有するS(+)イブ
    プロフェンのペレット。
  2. 【請求項2】 S(+)イブプロフェンを96.0〜98.
    0重量%、特に97重量%と塩基性無機塩または水酸化
    アルカリ金属希薄溶液を1.0〜3.0重量%、特に2.
    0重量%含有する請求項1記載のペレット。
  3. 【請求項3】 塩基性無機塩として炭酸ナトリウムおよ
    び/またはリン酸水素二ナトリウムおよび/または炭酸
    カリウムを含有している、または水酸化アルカリ金属希
    薄溶液として水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カ
    リウム溶液を含有している請求項1または2記載のペレ
    ット。
  4. 【請求項4】 少なくとも1の助剤を0.1〜5.0重量
    %、特に2.0重量%含有している請求項1から3いず
    れかに記載のペレット。
  5. 【請求項5】 助剤が微晶質セルロース、ラクトース、
    ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび/または好
    ましくは二酸化シリコンである請求項4記載のペレッ
    ト。
  6. 【請求項6】 S(+)イブプロフェンを90.0〜99.
    0重量%、特に97.0重量%、二酸化シリコンを0.1
    〜5.0重量%、好ましくは1重量%および炭酸ナトリ
    ウムを0.1〜10.0重量%、特に2.0重量%含有す
    る請求項1〜5記載のペレット。
  7. 【請求項7】 保護用被覆剤、好ましくはヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
    ス、ポリビニルピロロリドン、ポリビニルアセテート、
    メチルセルロースまたはこれらの混合物を0.1〜10.
    0重量%またはメタクリル酸および/またはユードラジ
    ットL30Dのごときエチルアクリレートを0.1〜2
    0.0重量%、好ましくは10.0重量%、および/また
    は胃液抵抗性被覆剤、好ましくはユードラジットL30
    D、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートま
    たはセルロースアセテート−フタレートまたはこれらの
    混合物を0.1〜60.0重量%、好ましくは25.0重
    量%、および/または徐放性被覆剤、好ましくはユード
    ラジットNE30D、ユードラジットRS30D、ユー
    ドラジットRL30Dまたはエチルセルロースまたはこ
    れらの混合物を0.1〜50.0重量%、好ましくは2
    0.0重量%含有している請求項1から6いずれかに記
    載のペレット。
  8. 【請求項8】 保護用被覆剤として、ヒドロキシプロピ
    ルメチルセルロースとタルクまたはユードラジットL3
    0Dとタルク、二酸化チタンおよび/または二酸化シリ
    コンの組み合わせ、および随意に抗泡エマルション、ジ
    エチルフタレートおよび/またはポリエチレングリコー
    ル、および/または胃液抵抗性被覆剤としてユードラジ
    ットL30D、ジエチルフタレート、二酸化シリコンお
    よび随意に抗泡エマルションSE2の組み合わせを含有
    する請求項7記載のペレット。
  9. 【請求項9】 保護用被覆剤がヒドロキシプロピルメチ
    ルセルロースの場合、タルクを0.1〜0.8重量%、特
    に2.0重量%含有しており、ユードラジットL30D
    の場合、二酸化シリコンおよび二酸化チタンをそれぞれ
    0.1〜8.0重量%、特に0.4重量%、およびポリエ
    チレングリコールを0.1〜8.0重量%、特に0.2重
    量%を含有する処方の助剤を含有し、被覆剤が胃液抵抗
    性である場合、二酸化シリコン0.1〜8.0重量%、特
    に3.0重量%およびジエチルフタレートを0.1〜8.
    0重量%、特に1.0重量%を含有する処方の助剤を含
    有し、徐放性被覆剤の場合、タルクを0.1〜8.0重量
    %、特に3.0重量%およびジエチルフタレートを0.1
    〜8.0重量%、特に1.0重量%含有する処方の助剤を
    含有する請求項7または8記載のペレット。
  10. 【請求項10】 S(+)イブプロフェン400mgにつ
    き73.0〜410.0mg、好ましくは240.0〜2
    60.0mgおよび特に好ましくは250.0mgの少な
    くとも1のタブレット成形補助剤を含有する請求項1か
    ら9いずれかに記載の被覆したペレットを含有するタブ
    レット。
  11. 【請求項11】 微晶質セルロース、リン酸水素カルシ
    ウム、ラクトース、コーンスターチ、ナトリウムクロス
    カーメロース、ナトリウムスターチグリコレート、ポリ
    ビニルピロロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
    ース、ステアリン酸マグネシウム、水素化ヒマシ油、二
    酸化シリコン、アエロジル200、塩化カリウム、塩化
    カルシウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ア
    ジピン酸カリウム、乳酸カルシウムおよび/またはクエ
    ン酸カリウムおよびこれらの混合物からなる群から選択
    されるタブレット形成補助剤を含有する請求項10記載
    のタブレット。
  12. 【請求項12】 タブレット成形補助剤が微晶質セルロ
    ース、コーンスターチ、ポリビニルピロロリドン、ステ
    アリン酸マグネシウム、二酸化シリコンおよび塩化カリ
    ウムからなる処方である請求項10または11記載のタ
    ブレット。
  13. 【請求項13】 請求項1〜9いずれかに記載のS(+)
    −イブプロフェンのペレットを50〜800mg、好ま
    しくは100〜400mg、微晶質セルロースを15〜
    50重量%、好ましくは40重量%、コーンスターチを
    2.5〜20重量%、好ましくは10重量%、ポリビニ
    ルピロロリドンを0.25〜10重量%、好ましくは3.
    5重量%、ステアリン酸マグネシウムを0.25〜5
    %、好ましくは1.5重量%、二酸化シリコンを0.25
    〜7.5重量%、好ましくは3.5重量%および塩化カリ
    ウムを0.025〜10重量%、好ましくは3.75重量
    %含有する請求項10〜12いずれかに記載のタブレッ
    ト。
  14. 【請求項14】 S(+)イブプロフェンを少なくとも1
    の助剤と混合し、この混合物を塩基性水溶液、または好
    ましくは水と共にディオスナミキサーまたはロータリー
    プロセッサー内に、所望の大きさのペレットが形成され
    るまで噴霧し、その後乾燥させ、随意に分級および請求
    項7〜9記載の被覆剤を噴霧する、請求項1〜9いずれ
    かに記載のペレットを製造する方法。
  15. 【請求項15】 被覆されたペレットを、少なくとも1
    のタブレット形成補助剤と共に直接圧縮してタブレット
    とする、請求項1〜9いずれかに記載の被覆したペレッ
    トを用いて請求項10〜13のいずれかに記載したタブ
    レットを製造する方法。
  16. 【請求項16】 USP XXII(リン酸緩衝液、pH7.
    2)条件下での崩壊時間が2分以内であり、USP XXII
    (リン酸緩衝液、pH7.2)条件下での溶解により、2
    0分以内に90%以上のS(+)イブプロフェンが放出さ
    れる請求項10〜13または15のいずれかに記載のタ
    ブレット。
  17. 【請求項17】 USP XXII(リン酸緩衝液、pH7.
    2)条件下での溶解により、20分以内に90%以上の
    S(+)イブプロフェンが放出される請求項1〜9のいず
    れかに記載のペレット。
  18. 【請求項18】 ラセミ体用量より少なくとも25%少
    ない量のS(+)イブプロフェンを投与して、ラセミ体で
    得られる同程度の血漿内S(+)イブプロフェン濃度を得
    る、用量の範囲が50〜800mgであり、随意にカプ
    セル内に充填され、または請求項10〜13または16
    いずれかに記載のごとく圧縮してタブレットとされてい
    る、請求項1〜9または17のいずれかに記載の非徐放
    性ペレット。
  19. 【請求項19】 請求項1〜9、17または18いずれ
    かに記載のS(+)イブプロフェンのペレット、カプセル
    に充填したペレットまたはペレットを圧縮して得た請求
    項10〜13、16または18記載のタブレットの有効
    量を投与することを含む、ヒトおよび動物のリューマ
    チ、炎症、発熱および/または痛みを伴う疾患を治療す
    る方法。
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