JPH0623961A - 液体インキ塗布液溜 - Google Patents

液体インキ塗布液溜

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Publication number
JPH0623961A
JPH0623961A JP3203468A JP20346891A JPH0623961A JP H0623961 A JPH0623961 A JP H0623961A JP 3203468 A JP3203468 A JP 3203468A JP 20346891 A JP20346891 A JP 20346891A JP H0623961 A JPH0623961 A JP H0623961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating liquid
coating
reservoir
liquid reservoir
gravure cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3203468A
Other languages
English (en)
Inventor
Takefumi Kayano
建文 茅野
Yuki Matsuhashi
由記 松橋
Kenichi Fujita
健一 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP3203468A priority Critical patent/JPH0623961A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はグラビアシリンダ−またはアプリケー
ターロールの塗布装置に使用される塗布液溜に、塗布液
の流れを変える為、邪魔板及びフィルタ−を取り付ける
ことにより、塗布される被印刷フィルムの表面へ均一な
塗布膜を形成させる塗布方法。 【構成】 本発明は塗布液溜に常時供給され、再度塗布
液供給装置に戻る循環方式により、塗布液溜の内部に邪
魔板及びフィルタ−を取り付けることにより、塗布液の
流れを均一にしてグラビアシリンダ−またはアプリケー
ターロールに転移させ、被印刷フィルムの表面へ均一な
塗布膜を形成させる方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、グラビアシリンダ−またはアプ
リケ−タ−ロ−ルを用いる塗布方法に使用される塗布液
溜の内部に邪魔板及びフィルタ−を取り付ける構造にす
ることにより、被印刷フィルム上へ塗布ムラ無く均一な
塗布膜を形成させる構造とし、特に塗布液の流動性がニ
ュ−トン流体で該塗布液の粘度が500cps以下の塗布液で
被印刷フィルムに塗布され、乾燥後の塗布膜厚は20μ
m以下の均一な膜厚を要求される分野に利用される。
【0002】
【従来の技術】グラビアシリンダ−またはアプリケ−タ
−ロ−ルに塗布液を供給する為に塗布液溜を使用してい
る塗布方法は、該グラビアシリンダ−またはアプリケ−
タ−ロ−ルを塗布液溜に浸漬される塗布液溜方式、該グ
ラビアシリンダ−に必要量の塗布液溜液を与えるダイ方
式、あるいはアプリケ−タ−ロ−ルに塗布液を一端転移
し、更に該グラビアシリンダ−に転移する方式等があ
り、塗布液の流動性、被印刷フィルムの材質等に応じて
使い分けられている。塗布中に必要量の塗布液がなくな
れば、自動的にあるいは手動的に塗布液溜に塗布液を供
給している。よって塗布液溜はグラビアシリンダ−また
はアプリケ−タ−ロ−ルに塗布液が転移可能な機能があ
れば充分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗布液溜の構造
の場合、塗布液溜の内部に塗布液の流れが不均一の為、
グラビアシリンダ−またはアプリケ−タ−ロ−ルに塗布
液が均一に転移されなく、塗布面に膜厚ムラを生じ、又
塗布液溜に供給された塗布液と空気との接触する面積が
広く、塗布液の処方内容によっては、塗布液の表面に皮
張りをもたらす問題点があった。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、塗布液溜の構造をグ
ラビアシリンダ−またはアプリケ−タ−ロ−ルの全体に
塗布液をムラ無く均一に転移させる為、塗布液供給装置
からグラビアシリンダ−またはアプリケ−タ−ロ−ルへ
転移する迄の工程に、邪魔板及びフィルタ−を取り付け
る構造にすることにより解決した。
【0005】本発明について図面について説明すると、
図1は発明に係わる塗布液溜の1例である。図中、(1)
はグラビアシリンダ−である。(2) は表面に塗布される
被印刷フィルムである。(3) は塗布する時に被印刷フィ
ルム(2) をグラビアシリンダ−(1) に接触させる為の圧
胴である。(4) はグラビアシリンダ−(1) に転移された
塗布液を掻き落とすドクタ−ブレイドである。(5) はグ
ラビアシリンダ−(1)に塗布液を漬ける塗布液溜であ
る。その材質は塗布液に侵されなく、加工性に優れる金
属からなり、その大きさはグラビアシリンダ−(1) が該
塗布液溜(5) に収まり、塗布液が空気との接触している
面積が少ない構造である。(6) は塗布液溜(5) に溜めら
れた塗布液である。(7) は塗布液供給装置から塗布液溜
(5) に通じる塗布液の供給口である。供給口(7) は塗布
液が塗布液溜(5) に必要量が行き渡る径とし、その径は
塗布液の流動性、被印刷フィルム表面への転移量により
異なる。(8) は塗布液が塗布液溜(5) に通じる塗布液の
通路である。(9) は塗布液(6) が塗布液槽(5) に供給さ
れる入口であり、グラビアシリンダ−(1) の巾と同等以
上の長さとする。(10)は塗布液溜(5) から送り出された
塗布液(6) が塗布液供給装置に戻る出口である。(11)は
塗布液溜(5) の入口(9) から供給された塗布液(6) がグ
ラビアシリンダ−(1) に均一に転移させる為と塗布層に
悪影響を及ぼす塵等の混入を防ぐ為のフィルタ−であ
る。その位置はグラビアシリンダ−(1) に近く、グラビ
アシリンダ−(1) が回転した時に支障のない場所に設置
する。
【0006】図2は本発明に係わる塗布液溜の1例で斜
視図である。(1) はグラビアシリンダ−である。(5) は
塗布液が溜められる塗布液溜である。(7) は塗布液が塗
布液溜(5) に供給されるための入口である。その位置及
び数は塗布液の必要な供給量に応じて決定される。
【0007】
【実施例】以下実施例をあげて、本発明を具体的に説明
する。
【0008】実施例1 塗布方式はダイレクトグラビア方式で、塗布液はダイマ
−酸のポリアマイド樹脂及び硝化綿が主体で、その粘度
は50cps である。塗布液溜の構造は長さ 750mm、巾250m
m 、高さ170mm で図1に示す。塗布液の入口は塗布液溜
の中央とする。フィルタ−は200Lのナイロンメッシュを
使用した。 1)塗布状態はライトテ−ブルによる目視検査とする。 2)グラビアシリンダ−は径 210mm、長さ720mm のサイ
ズで斜線 150L を使用する。 3)被印刷フィルムはポリエステルフィルムで6μmの
厚さを使用する。 4)塗布速度は120 m/min とする。
【0009】その結果、塗布液溜から発生する塗布ムラ
及びスジは無く、膜厚は均一であった。
【0010】実施例2 塗布方法はグラビアリバ−ス方式で、塗布液はISOD
AP樹脂主体で、粘度は10cps である。塗布液溜の構造
は長さ 750mm、巾250mm 、高さ170mm で図5に示す。フ
ィルタ−は200Lのナイロンメッシュを使用した。図5の
如く、図中、(5) は塗布液溜、(7) は塗布液が供給され
る入口、(10)は塗布液が塗布液供給装置に戻る出口、(1
1)は塗布液の流れを一定にする為のフィルタ−、(13)及
び(14)は邪魔板で塗布液が通る間隙は7mmとした。
【0011】1)塗布状態はライトテ−ブルによる目視
検査とする。 2)グラビアシリンダ−は径 210mm、長さ720mm のサイ
ズで斜線 150L を使用する。 3)被印刷フィルムはポリエステルフィルムで12μm
の厚さを使用する。 4)塗布速度は10m/min とする。 る。その結果、塗布液溜から発生する塗布ムラ及びスジ
は無く、膜厚は均一であった。
【0012】比較例1 図3の塗布液溜を用い、塗布液供給装置から直接に、塗
布液を塗布液溜に供給し循環しており、空気の接触面積
も大きく塗布中での塗布液処方の変化が起こりやすい構
造である。図3中、(1) はグラビアシリンダ−、(2) は
グラビアシリンダ−(1) より塗布液が転移し塗布される
被印刷フィルム、(3) は圧胴、(4) はグラビアシリンダ
−(1) に余分に付着した塗布液を掻き落とすドクタ−ブ
レイド、(5) は塗布液溜、(6) は塗布液、(7) は塗布液
を塗布液溜に供給する入口、(10)は塗布液が塗布液供給
装置に戻る出口である。実施例1と同様な条件にて印刷
を行った結果、塗布液溜から発生する塗布ムラあり、ス
ジはあり、膜厚は不均一であった。
【0013】比較例2 図4の塗布液溜を用いた。図4の如く必要量の塗布液を
吐出するダイ方式である。図4中、(1) は使用したグラ
ビアシリンダ−、(2) はグラビアシリンダ−(1) より転
移した塗布液が塗布される被印刷フィルム、(4) はグラ
ビアシリンダ−(1) の表面に転移された余分な塗布液を
掻き落とすドクタ−ブレイド、(7) はダイ内に塗布液が
供給される供給口、(12)は該ダイである。この塗布方法
は塗布液が供給口(7) からダイ内に供給され、グラビア
シリンダ−(1) に転移される。実施例2と同様な条件に
て印刷を行った結果、塗布液溜から発生する塗布ムラあ
り、スジはあり、膜厚は不均一であった。
【0014】
【発明の効果】本発明の塗布液溜を使用することによ
り、従来方式の塗布液溜と比較し、塗布ムラ及び塗布に
よる縦スジの少ない良好な塗布状態を得ることができ
る。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は塗布中での塗布液溜の断面図
【0016】
【図2】図2は塗布液溜の斜視図
【0017】
【図3】図3は実施例1に使用した従来の塗布液溜の断
面図
【0018】
【図4】図4は比較例1に使用した従来の塗布液溜の断
面図
【0019】
【図5】図5は実施例2に使用した塗布液溜の断面図
【0020】
【符号の説明】
1 グラビアシリンダ− 2 被印刷フィルム 3 圧胴 4 ドクタ−ブレイド 5 塗布液溜 6 塗布液 7 塗布液の供給口 8 塗布液溜への通路 9 塗布液溜への入口 10 塗布液溜の出口 11 フィルタ− 12 ダイ 13 邪魔板 14 邪魔板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環式液体インキ塗布液溜において、塗
    布液の流入側であるグラビアシリンダーまたはアプリケ
    −タ−ロ−ルと側壁間に少なくとも1以上の邪魔板、お
    よび塗布液の流入経路であるグラビアシリンダーまたは
    アニロックス版と塗布液溜底部間にフィルターを有する
    ことを特徴とする液体インキ塗布液溜。
JP3203468A 1991-07-19 1991-07-19 液体インキ塗布液溜 Pending JPH0623961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3203468A JPH0623961A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 液体インキ塗布液溜

Applications Claiming Priority (1)

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JP3203468A JPH0623961A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 液体インキ塗布液溜

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JPH0623961A true JPH0623961A (ja) 1994-02-01

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JP3203468A Pending JPH0623961A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 液体インキ塗布液溜

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JP (1) JPH0623961A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208328A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Toppan Printing Co Ltd 印刷機およびそれを用いた印刷物の製造方法
JP2011050883A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Namics Corp 薄膜の製造方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208328A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Toppan Printing Co Ltd 印刷機およびそれを用いた印刷物の製造方法
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