JPH0473150A - インキ供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は印刷機械のインキ供給装置に関する。

（従来の技術） 第７図に従来の印刷機械（枚葉印刷機）の−例を示す。

インキつぼ（１４）の中のインキ（５）は、インキ元ロ
ーラ（１５）の回転及びつぼ（１４）の先端とインキ元
ローラ（１５）の間の隙間に応してインキ元ローラ（１
５）上に供給される。インキ元ローラ（１５）上のイン
キは、呼出しローラ（１６）を介してインキ練りローラ
群（１７）へ供給され、各ローラ間二、プ部においでせ
ん断及び湿し水の混合（乳化）を受ける。

以上の様な過程を経たインキは、インキ着はローラ（２
）を介して版胴（１）上に取付けられた版の画線部へ供
給されて絵柄を形成した後、プランケア）（１８）を介
じて紙へ印刷される。

なお、版の非画線部へのインキ付着を防＜湿り水（１２
）は、以下の様にして版面上へ供給される。

水槽（１３）中の湿し水（１２）は水元ローラ（１１）
の回転により掻き上げられ、呼出しローラ（１０）を介
してクロムローラ（９）へ、さらに水着はローラ（８）
へと転移し、水着はローラ（８）から版胴（１）上に取
付けられた版の非画線部へと供給される。

（発明が解決しようとする課題） 従来の方法では、絵柄（版の画線部）の始まり、終り、
及び版を版ｒｌ　（１）に取付ける為の装置配設部（切
り欠き部）が存在する為、インキ着はロラ（２）上のイ
ンキの消費ムラが発生する。このため、インキ着はロー
ラ（２）上のインキ膜厚は、第８図に示す様に、ローラ
周方向に不均一な状態となっている。

このインキ着はローラ（２）上のインキ膜厚段差は、そ
のままインキ練りローラ群最後流側ローラとインキ着は
ローラ（２）の間のニップを通過し、再び版面へと転写
される。

この様な状態でインキの供給を受けた版面上のインキ膜
厚も、インキ着はローラ（２）上のインキ膜厚と同様段
差状になっており、この状態のままプランケット（１８
）、紙面（１９）上へと転写されてゆき、印刷紙面上に
［ストリーク」と呼ばれる印刷濃度ムラが発生する事が
ある。その発生状況を第８図に示す。

本発明はか＼る問題点に対処するため開発されたもので
あって、印刷４度ムラの原因となるインキ着はローラ上
のインキ膜厚段差を潰し均一なインキ膜を供給すること
を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するための本発明の構成を実施例に対
応する第１図〜第４図を用いて説明する着 と本発明は、印刷機械の版面上にインキにローラを介し
てインキを供給するようにしたインキ供給層 装置において、前記インキにローラの外周に、小径ロー
ラを先端に遊嵌し、且つ内部に該小径口うに連るインキ
流路を備えたロールホルダを、そ着 の小径ローラが前記インキＸローラに圧接するように配
設したことを特徴とする。

（作用） そして本発明は上述の手段により接触する２本のロール
の一方、もしくは両方の径を小さくするに従って、同一
押付は荷重時にニップ部に作用する圧力は増加する。第
５図（ａ）に同一押付は荷重時における２本のローラの
等価平均直径ローラ直径）とニップ部に作用する最大圧
力の関係を、また第５図（ｂ）にニップ部圧力分布を代
表等価直径２例について示す。

この様な２本のローラ間ニップ部に作用する圧力が増加
すると、二、プ部を通過し得る流体流量は減少する。第
６図は、２本のローラの等価平均直径とニップ部を通過
し得る最大流量の関係を示す。

上記の特性を利用し、インキ着はローラ（２）にインキ
を供給するローラ（３）を小径化し、ロールホルダー（
４）によりローラ剛性を確保する事により、インキ着は
ローラ（２）上のインキ膜圧段差の厚い部分を掻き落し
、かつロールホルダー（４）中に配設したインキ流路（
５）を通して新しいインキをインキ着はローラ（２）上
に供給しながらインキ着はローラ（２）−Ｆに均一なイ
ンキ膜厚を形成する事が可能となる。

また、インキ着はローラ（２）と小径ローラ（３）の等
価平均直径が小さくなる為、インキ着はロラ（２）上に
第９図に示す様な「リングパターン」と称するローラ軸
方向インキ膜厚ムラが発生する事を防止できる。かつ、
インキ着はローラ（２）と小径（３）間ニップ部出口に
おけるインキ膜厚は必要最小源となっている為、ニップ
部出口でのインキ膜分裂に伴うインキ滴の飛散（インキ
ミスト）の発生を低減する事が可能である。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説
明すると、内部にインキ流路を配設したロールホルダー
（４）の先端の凹部に、小径ローラ（３）を遊嵌する。

また、ロールホルダ（４）内部のインキ流路内に溜めら
れたインキに対し背圧が作用する様に、インキ流路（５
）にインキポンプ（６）及び背圧調整用バルブ（７）を
接続する。この背圧調整によって、ロールホルダー（４
）内のインキ流路（５）からのインキ吐出量を制御する
。

一方、ロールホルダー（４）先端の凹部に遊嵌された小
径ローラ（３）は、ロールホルダー（４）内インキ流路
（５）から吐出されたインキ及びインキ着はローラ（２
）とのニップ通過後に小径ローラ（３）上に残ったイン
キを潤滑剤として、ロールホルダ（４）先端凹部内で自
由に回転する。この回転力は、版胴（１）は連れまわり
しているインキ着はローラ（２）から、インキ着はロー
ラ（２）と小径ローラ（３）間のニップ部に介在するイ
ンキ膜を通して供給される。

ロールホルダー（４）内インキ流路から吐出されたイン
キは、小径ローラ（３）表面に付着し、小径ローラ（３
）の回転に伴ってインキ着はローラ（２）表面へ運ばれ
、小径ローラ（３）とインキ着はローラ（２）間の二ン
プ部においてインキ着はローラ（２）上へ転移する。こ
の時、小径ローラ（３）とインキ着はローラ（２）間の
二ンブを通過し得る最大インキ膜厚は、ニップ部に作用
する圧力、即ち第３図に示すようにスライドホルダ（２
８）により保持されるロールホルダー（４）をフレーム
（２７）との間に設けたエアバ＊　（２６）で押し付け
る押し付装置により調整される小径ローラ（３）のイン
キ着はローラ（２）に対する押付は力及びロールホルダ
ー内インキ流路からのインキ吐出圧力によって決まる。

従って、これらの大きさを、〔インキ着はローラ（２）
上のインキ膜厚の厚い部分の膜厚＋小径ローラ（３）上
のインキ膜厚］が通過し得る時のものより大きくなる様
設定すれば、インキ着はローラ（２）上のインキ膜厚の
厚い部分は掻き取られ、２本のローラ二ンプ出口後のイ
ンキ着はローラ（２）上のインキ膜厚は均一なものとな
る。これによって版面には均一量のインキ膜が供給され
、印刷紙面上の印刷濃度は均一になる。

なお、湿し水の供給方法は従来のものと同様で良い。

また、インキ着はローラへ供給するインキ粘度を適正化
する為、第２図に示す様にローラホルダー（４）内イン
キ流路中に攪拌機（２０）を配設し、インキに剪断力を
与える事も考えられる。

第４図は他の実施例を示すものでロールホルダー（４）
には小径ローラ（３）の複数個を設け１本のインキ着は
ローラ（２）に対し複数の小径ローラ（３）を圧接させ
た。

（発明の効果） このように本発明によるときはインキ着ローラの外周に
、小径ローラを先端に遊嵌し、且つ内部にその小径ロー
ラに連るインキ流路を備えたロルホルダを、その小径ロ
ーラが前記インキ着ロラに圧設するように配設したもの
であるから、小径ロールはインキ着ロール上に均一なイ
ンキ膜厚を形成してインキ滴の飛散（インキミスト）発
生量を大幅に減小できると共にインキ着はローラ上の不
要なインキを掻き落すためのインキ供給量のロール軸方
向への調要がいらず印刷のノンスキル化が可能となって
ストリークのない高品質の印刷が可能となり、而も印刷
機を構成するローラ本数を大幅に減らす事が可能となっ
てメンテナンス時間が短縮できる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る全体配置図、第２図は
そのインキ供給部の断面図、第３図はそのローラホルダ
ーの支持状態を示す説明図、第４図はインキ供給部の他
の実施例を示す断面図、第５図ａはローラの等価平均直
径とニップ部に作用する最大圧力の関係図、第５図すは
二ツブ部圧力分布図でｂ−１はローラ径大、ｂ−２はロ
ーラ径小の分布図、第６図はローラ等価平均直径とニッ
プ部を通過する最大インキ膜厚の関係図、第７図は従来
例の全体配置図、第８図はそのインキ着はローラ上のイ
ンキ膜厚分布概念図、第９図は従来技術におけるリング
パターン図である。 （１）・・・版胴、（２）・・・インキ着ローラ（３）
・・・小径ローラ、（４）・・・ロールホルダ（５）・
・インキ流路。 代理人　　弁理士　　岡　　本　　重　　文外１名 第４図 、３ ローラ直径

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷機械の版胴上にインキ着ローラを介してインキを供
   給するようにしたインキ供給装置において、前記インキ
   着ローラの外周に、小径ローラを先端に遊嵌し、且つ内
   部にその小径ローラに連るインキ流路を備えたロールホ
   ルダを、その小径ローラが前記インキ着ローラに圧接す
   るように配接したことを特徴とするインキ供給装置。