JPH06239372A - 通気性無菌容器 - Google Patents

通気性無菌容器

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JPH06239372A
JPH06239372A JP4333193A JP4333193A JPH06239372A JP H06239372 A JPH06239372 A JP H06239372A JP 4333193 A JP4333193 A JP 4333193A JP 4333193 A JP4333193 A JP 4333193A JP H06239372 A JPH06239372 A JP H06239372A
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JP
Japan
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container
breathable
pressure
sensitive adhesive
sheet
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JP4333193A
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English (en)
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Katsunobu Ito
克伸 伊藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は通気性を有しながら無菌性を兼ね備
えた透明性容器であり、植物培養分野へコストの安いプ
ラスチック容器を提供することを目的とする。 【構成】 滅菌紙、不織布、多孔質プラスチックシート
等の通気性基材の両面に粘着剤加工を施し、更に粘着剤
層の上に剥離紙を積層して通気性粘着シート2を作製
し、容器のフランジ形状に打ち抜く。上記通気性粘着シ
ートの片方の剥離紙を剥がしてプラスチック成形品4の
フランジ部3に貼り付け、容器4及び蓋材1をエチレン
オキサイドガスやγ線等で殺菌した後、無菌雰囲気下で
植物培養用培地を注入して、再度剥離紙を剥がして通気
性粘着シート2に蓋材1を接着して密封し、通気性を有
する無菌性容器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気性を有しながら無
菌性を兼ね備えた透明性容器であり、植物培養分野の培
養容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、植物体の芽、根、葉、花弁等の植
物片を無菌培養器内で増殖し、同一固体を大量培養する
手法が種々の植物について検討されており、特に、花弁
類においては高価なものについて実用化されている。培
養に用いる従来の無菌培養容器は、主としてシャーレ、
三角フラスコ、試験管、透明耐熱性プラスチック容器が
用いられ、培地と共に加圧加熱殺菌を行い、容器の無菌
性を達成していた。更に、培養中に無菌性を損ねること
なく内部の適度な酸素濃度、二酸化炭素濃度及び湿度を
保持することを目的として、種々の無菌フィルター(気
体は透過するが菌は透過しない機能を有するフィルタ
ー)を培養容器の蓋部に設けるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の培養容器の作製
方法では、容器自体が加圧加熱殺菌するための耐熱性が
必要であり、且つ光合成の促進と培養状態の観察のため
に透明性が必要であり、培養容器には限られた材質を使
用せざるを得なかった。例えば、ガラスを使用した場
合、作業中に破損したり、容器の重量が重く取扱作業が
不便である等の欠点がある。又、耐熱性プラスチック容
器を使用した場合、容器本体と蓋との嵌合を確実に行う
ため、加工方法が限られていた。次に、従来の容器は、
蓋の開閉部分が完全に密封されているとは言いがたく、
アルミ箔を使用した蓋では、アルミ箔の折り目部分か
ら、また、嵌合蓋の場合は、その嵌合部分の隙間より、
菌の浸入する可能性は十分にある。アルミ箔や嵌合部分
にパラフィルム等のシール材を巻き付けることが行われ
ているが、これにより密封性が完全になった保証はな
い。菌の浸入できるような隙間を完全になくした容器と
しては、ヒートシールによる密封方法等があるが、開閉
が容易に行われないといった欠点を有していた。更に、
上記の材料を使用した培養容器は、ガス透過性、水蒸気
透過性が低く、植物体の成長が非常に遅くなる欠点があ
り、無菌性を保持したまま前記欠点を回避するために、
種々の無菌フィルターを取り付ける対策がとられてい
る。しかし、この場合でも、容器自体の価格が高くなる
とか、多様な植物に対応することが困難である等の欠点
が残されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】フランジを有する容器本
体及び蓋材より構成された無菌性を維持したまま通気性
を有する容器であって、通気性材料を基材としたシート
又はフィルムの両面に粘着加工を施し、前記通気性粘着
シートをフランジ形状に打ち抜いて容器本体のフランジ
部に接着し、更にその上に蓋材を接着する構成とした。
また、容器のフランジ部に貼り付けた通気性粘着シート
の剥離紙の一部に切り込みを入れて、剥離紙を剥がして
蓋材を接着する際に、剥離紙の一部が残るような構成と
した。更に、通気性粘着シートの通気性基材として、
紙、不織布、多孔質のプラスチックシートを使用し、該
基材の両面より粘着剤が浸入しないように、基材の両面
にコーティング層を設けた後に、粘着剤を塗布した通気
性粘着シートを容器本体に貼り付ける構成とした。しか
も、上記通気性粘着シートに塗布する粘着剤は、アクリ
ル系、ゴム系、シリコーン系からなる粘着剤を使用する
構成とした。
【0005】以下に図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。図1〜図5は本発明の通気性を有する無菌性容器の
構成を示した図である。図1は本発明の通気性を有する
無菌性容器の斜視図である。図1に示すように、通気性
を有する無菌性容器はプラスチック成形品4のフランジ
3に通気性基材に粘着加工を施したシート2をフランジ
形状に打ち抜いて貼り付け、その上に透明な蓋を接着し
た容器であり、ガスや水蒸気は通気性粘着シートの断面
を通して行われるようにして、本容器で培養した植物が
菌に汚染されることなく順調に生長できるようにしたも
のである。図2は通気性粘着シートの構成を示した断面
図である。本通気性粘着シートは紙、不織布、多孔質の
プラスチック等の通気性基材6の両面にアクリル系、ゴ
ム系、シリコーン系からなる粘着剤5を塗布し、更に剥
離紙7を貼って作製する。しかし、通気性基材に粘着剤
がしみ込んで基材の通気性が低下する場合は、図3に示
すように、通気性基材6の両面にポリエチレン等でコー
ティング層8を形成した後で、粘着剤を塗布する方法を
採用する。次に、本通気性粘着シートを容器のフランジ
形状に打ち抜き、片側の剥離紙を剥離して図4に示すよ
うに蓋の裏面に貼り付ける。また、図5に示すように、
フランジ形状に打ち抜いた通気性粘着シートを容器本体
に貼り付けてもよい。更に、上記通気性粘着シートを貼
り付けた蓋材及び成形容器を適当の数量まとめて菌の汚
染を防止できる状態に包装して、エチレンオキサイドガ
ス又はγ線殺菌する。エチレンオキサイドガス殺菌する
場合は、エチレンオキサイドガスが殺菌対象物に十分入
り込むように工夫する必要がある。即ち、成形容器をス
タッキングして殺菌する場合は、容器がお互いにくっつ
かないように、容器に突起などを設ける。
【0006】上記殺菌容器を使用するに場合、殺菌した
容器および蓋材を無菌室又はクリーンベンチに持ち込
み、無菌雰囲気下で、別工程で殺菌した培地を容器に注
入し、直ちに蓋材を粘着剤に貼り付けて密封する。更
に、培地が冷却してから蓋材を粘着剤から剥離して植物
の組織、芽等を培地に植え、再度蓋材を粘着剤に貼り付
けて密封して、培養器で培養する。
【0007】容器本体及び蓋材の材質については、容器
の殺菌方法により規定される。即ち、容器本体及び蓋材
が培地と共に加圧加熱殺菌を施される場合、容器本体及
び蓋材は透明性が高く耐熱性の高い、ガラスや耐熱性プ
ラスチックの使用が可能である。一方、容器本体及び蓋
材が他の殺菌方法、例えば、エチレンオキサイドガスに
よる殺菌やγ線照射による殺菌が行われ、別に加圧加熱
殺菌された培地を無菌雰囲気下にて容器に注入する方法
をとる場合、容器本体及び蓋材は透明性を有すればよ
く、ガラスの他に各種プラスチックが使用可能である。
この場合、材質の透明性の他にガス透過性や水蒸気透過
性に考慮して材質を選定することにより、培養容器の性
能をより向上することが可能である。容器本体の加工方
法についてもインジェクション成形法の他、シートの真
空成形法や真空・圧空成形法等を利用することができ
る。容器本体の大きさは、中に入れる植物の大きさや容
器内で成長させる大きさによって規定される。また、容
器本体のフランジ部には、蓋材との充分な密封性が得ら
れると共に、通気性シートで汚染菌を濾過できるよう
に、フランジ部に十分な幅が必要である。
【0008】本発明では、容器本体と蓋材との密封、開
封が両面粘着シートの粘着性を利用して行われる。通気
性粘着シートは、ガス透過性があり、無菌性が維持でき
る材質を基材として、基材の両面に粘着剤を塗布し、そ
の粘着剤層の上に剥離紙を貼り合わせた構成となってい
る。無菌性を維持しながら、ガス透過性が得られる材料
としては、滅菌紙が最も一般的であり、無菌用の不織
布、多孔性プラスチックシート等の使用が可能であり、
その厚さは厚い程ガス透過性や菌の濾過性能が有利で、
本発明には好適である。これらの無菌性を維持しながら
ガス透過性が得られる基材は、粘着剤を塗布した場合、
基材内部に粘着剤が浸透し十分なガス透過性が得られな
い可能性があり、基材の両面にポリエチレン等を予めコ
ーティングした後に粘着剤を塗布することが望ましい。
粘着剤は耐熱性や簡便性を考えれば、アクリル系の溶剤
型粘着剤が最適であるが、容器本体と蓋材への密着性、
再剥離性が十分に得られれば、アクリルエマルジョン
系、シリコーン系、天然ゴム、合成ゴム系等のいずれの
粘着剤の使用も可能である。
【0009】通気性粘着シートま、容器本体のフランジ
形状に打ち抜かれた後、次の二通りの方法で容器本体或
いは蓋剤に固定される。 a.少なくとも容器本体のフランジ部を十分に被覆でき
る形状の蓋材に、容器本体のフランジ形状に打ち抜いた
通気性両面粘着シートの片面を固定する。 b.容器本体のフランジ部に同形状に型抜きした通気性
両面粘着シートの片面を固定する。 a、bの両方法とも、固定した方の材質にタック性が強
く、粘着剤が剥がれにくいことが必要であり、もう一方
の材質とは適度の剥離性を有し、再粘着性の高いことが
必要であり、通気性粘着シートの表と裏で粘着剤の種類
を変更する場合がある。また、蓋材と容器本体の材質の
選定や容器本体と蓋材の表面の加工等によっても、前記
目的を達成することができる。
【0010】容器の殺菌方法及び培養容器の作製には、
次の方法が考えられる。 a.容器本体に培地を必要量注入し、蓋材を貼り付け加
圧加熱殺菌をする。 b.容器本体及び蓋材はそれぞれエチレンオキサイドガ
ス殺菌やγ線照射殺菌を行い、別に殺菌された培地を無
菌条件下で、容器本体に適当量注入して蓋材を接着して
密封する。 aの方法では、加圧加熱殺菌時に容器が変形しないよう
に、容器に蓋材を接着する際に、剥離紙の一部を残し、
蓋材を全面接着しないようにして、容器の空気及び水蒸
気を逃げ易くする必要がある。更に、容器本体、蓋材及
び通気性粘着シートが耐熱性を有している必要があり、
コスト的な面からもからもbの方法が有利であるが、ど
ちらの方法であっても本発明は有効に作用することがで
きる。
【0011】
【作用】本発明の構成によれば、容器の開閉を行う手段
として、通気性粘着シートを使用するため十分な密封性
が得られ、同時にこの通気性粘着シートが無菌性を維持
しながら、ガス透過性を有する材料を使用しているた
め、適度なガス透過性を容器に付与することが可能であ
る。
【0012】
【実施例】次に、実施例に基づいて、本発明を詳細に説
明する。図6〜図7は第1の実施例を示した図である。
容器本体として、厚さ0.7mmの未延伸ポリエステル
シートを使用して、真空・圧空成形法により、図6に示
すように、開口部の内側寸法76mm角、底部の寸法6
6mm角、深さ55mmの角形容器を成形した。コーナ
ー部はそれぞれRをとり、容器のフランジ部は平らにし
幅8mmでトリミングした。スタッキングしてエチレン
オキサイドガス滅菌ができるように、容器の側部に凸部
11を設けて成形した。蓋材には、二軸延伸ポリエステ
ルフィルム75μmを使用し、容器本体の開口部を十分
に被覆できるように100×100mmのサイズとし
た。通気性基材として90g/mの滅菌紙を使用し、
アクリル系溶剤型粘着剤をロールコート法にて30g/
塗布し、直ちに剥離紙(片面にシリコーンコートし
たポリエステルフィルム30μm)を用いて、シリコー
ンコート面と粘着剤層が貼り合わさるように積層した。
同じようにして反対面にも粘着剤を塗布し、剥離紙を積
層して図2に示す構成の通気性粘着シートを作製した。
上記通気性粘着シートを図7に示すように、フランジ形
状に打ち抜き、一方の剥離紙を剥がして蓋材に貼り付け
た。容器本体及び通気性粘着シートを貼付した蓋材を2
0個単位で通気性のある包装紙で包装し、更にこの袋5
個を段ボールに入れてエチレンオキサイドガス殺菌を行
った。次に、上記殺菌容器及び蓋材をクリーンベンチ内
に持ち込み、無菌雰囲気下で別工程で殺菌した植物培養
用寒天培地を殺菌容器に50ml注入し、直ちに殺菌蓋
材を剥離紙を剥がして容器のフランジ部に貼り付けて密
封し、植物の無菌培養容器とした。
【0013】第2の実施例は容器の基材として、厚さ
1.2mmの未延伸ポリカーボネートシートを使用し
て、第1の実施例と同様にして同じサイズの容器を成形
した。通気性基材として90g/mの滅菌紙を使用
し、エクストルージョンコート法にて滅菌紙の両面にポ
リエチレン20μmをコーティングした後に、アクリル
系の粘着剤を塗布し、直ちに剥離紙を積層して図3に示
す構成の通気性粘着シートを作製した。上記通気性粘着
シートを図7に示すように、フランジ形状に打ち抜き、
一方の剥離紙を剥がして容器のフランジ部に貼り付け
た。更に通気性粘着シートの剥離紙には図8に示すよう
な切り込み22を設けた。蓋材には未延伸ポリカーボネ
ートフィルム75μmを使用し、100×100mmサ
イズに打ち抜き蓋材とした。次に、常法により作製した
植物培養用培地を容器に50ml注入し、剥離紙の一部
23を残して剥離紙を剥がして蓋材を密着した。上記培
地入り容器をオートクレーブにて高圧加熱殺菌(120
℃、20分)し、植物の無菌培養容器とした。容器内の
空気及び水蒸気は残っている剥離紙23の非接着部分か
ら逃げ、殺菌後に蓋が剥離したり、容器が変形すること
はなかった。次に、上記無菌培養容器をクリーンベンチ
内に持ち込み、無菌雰囲気下で残っている剥離紙23を
剥がして蓋材を密着した。
【0014】(比較例)従来の容器との比較を行うた
め、容器本体は第1の実施例と同様に作製し、蓋材は片
面に粘着加工し、その面に剥離紙を積層して作製した。
次に第1の実施例と同様に容器及び蓋材を殺菌し、殺菌
した培地を入れ、蓋材の粘着剤を利用して接着し培養容
器とした。
【0015】(テスト1)次に、上記実施例で作製した
培養容器を使用して植物を培養したテスト結果について
記す。実施例1及び実施例2により培養容器各々10個
作製し、常法により組織培養したカーネーションの苗を
無菌雰囲気下で容器の蓋の一部を剥離して移植し、直ち
に粘着剤層に蓋を密封した。これを23℃、照度300
0ルクスにて16時間、23℃、暗所に8時間のサイク
ル条件で、1ヵ月間培養を行った。その結果、菌による
汚染は1個もなく、苗の生長も順調であった。比較例で
作製した培養容器を使用した場合は、ガスの透過量が不
十分で苗の生長は半分以下であった。
【0016】(テスト2)また、第1の実施例と比較例
で作製した容器と蓋を密封して、容器1個当たりの酸素
透過量を測定した結果、下記のようになっており、実施
例1で作製した容器は比較例の容器の約20倍の酸素透
過量があり、通気性粘着シートの効果が非常に大きいこ
とが分かった。 実施例1の容器の酸素透過量 292ml/1個・24
時間・1気圧 比較例の容器の酸素透過量 13ml/1個・24
時間・1気圧
【0017】
【本発明の効果】本発明により、植物培養容器として安
価な汎用プラスチックの容器が使用可能となった。この
ため、色々な形状や大きさの違った容器を安価に製造で
きるようになり、多様な植物に対応する容器を安価に供
給できるようになった。又、透明性の向上により光合成
の促進や観察のし易さの他に、軽量で取扱易さ等の点で
大量のものを効率良く取り扱うことができる。更に、通
気性粘着シートの厚さや基材を変えることにより、容器
のガス透過量を変えることもできるので、植物の種類や
生長に適した容器を作ることも可能であり、植物の培養
容器としては最適のものが供給可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通気性無菌容器の斜視図
【図2】通気性粘着シートの構成を示した断面図
【図3】基材の両面にコート層を設けた通気性粘着シー
トの構成を示した断面図
【図4】通気性粘着シートを蓋材に貼付した時の断面図
【図5】通気性粘着シートを容器のフランジに貼付した
時の断面図
【図6】第1の実施例による容器本体の斜視図
【図7】第1の実施例による容器のフランジ形状に打ち
抜いた通気性粘着シートの図
【図8】第2の実施例による通気性粘着シートを容器の
フランジに貼付した平面図
【符号の説明】
1 蓋材 2 通気性粘着シート 3 容器のフランジ 4 成形容器 5 粘着剤層 6 通気性シート基材 7 剥離紙 11 スタッキング時の密着防止用凸部 21 フランジ形状に打ち抜いた通気性粘着シート 22 剥離紙に入れた切り込み 23 加圧加熱殺菌用に剥離紙を残す部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジを有する容器本体及び蓋材より
    構成された無菌性を維持したまま通気性を有する容器で
    あって、通気性材料を基材としたシート又はフィルムの
    両面に粘着加工を施し、前記通気性粘着シートをフラン
    ジ形状に打ち抜いて容器本体のフランジ部に接着し、更
    にその上に蓋材を接着したことを特徴とする通気性無菌
    容器。
  2. 【請求項2】 容器のフランジ部に貼り付けた通気性粘
    着シートの剥離紙の一部に切り込みを入れて、剥離紙を
    剥がして蓋材を接着する際に、剥離紙の一部が残るよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載された通気性無
    菌容器。
  3. 【請求項3】 通気性粘着シートの基材として、紙、不
    織布、多孔質のプラスチックシートを使用し、該基材の
    両面より粘着剤が浸入しないように、基材の両面にコー
    ティング層を設けた後に、粘着剤を塗布したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載された通気性無菌容器。
  4. 【請求項4】 通気性粘着シートに塗布する粘着剤とし
    て、アクリル系、ゴム系、シリコーン系からなる粘着剤
    を塗布した通気性粘着シートを使用したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載された通気性無菌容器。
JP4333193A 1993-02-09 1993-02-09 通気性無菌容器 Withdrawn JPH06239372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004035024A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Nipro Corp ピール性の改良されたオートクレーブ滅菌用ブリスター包装体
JP2016169039A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 浜松ホトニクス株式会社 蓋体及び蓋体支持ユニット
JP2021020722A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 大日本印刷株式会社 包装容器、容器本体、蓋部材

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