JPH06239055A - 製本テープ貼り装置 - Google Patents

製本テープ貼り装置

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JPH06239055A
JPH06239055A JP5047488A JP4748893A JPH06239055A JP H06239055 A JPH06239055 A JP H06239055A JP 5047488 A JP5047488 A JP 5047488A JP 4748893 A JP4748893 A JP 4748893A JP H06239055 A JPH06239055 A JP H06239055A
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Wataru Asai
渉 浅井
Yoshito Tsuruoka
義人 鶴岡
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Nichiban Co Ltd
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Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書類の枚数の多少に拘らず背とその両側面と
の間の境界部に際立った稜線を出すように背表紙を貼着
すること。 【構成】 ストッパ21との間に僅かな間隙をもってスラ
イド式押え板18を上下動可能に設けこれに対向して受け
板20を上下動可能に設ける。これにより書類5の枚数の
多少に拘らず書類5の先端をストッパ21に当接させた状
態でこのスライド式押え板18と受け板20との間に書類を
挟持して下降させることができる。そして先ず、下貼り
受け板22の上にあるテープに書類5の背部分の側面を押
し当てて貼着し、次に下貼り受け板22と共に下降してテ
ープ折曲圧着部24によりテープを折り曲げながらしごき
背に密着させ上貼りロール31により背の他の側面にテー
プを貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばホッチキスなどで
止められた書類の背中をくるむようにテープを貼るため
の製本テープ貼り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の製本テープ貼り装置は図19(実公
昭50ー37850号公報)に示すようにテープ巻き束1から引
き出したテープを案内ロール2、3を通してガイド部4
に引き出して所定の長さに切断し、この切断したテープ
にホッチキスなどで止められた書類5の背を押しつける
ようにして書類5の背にテープを貼着し、次に貼着され
たテープの端部7を圧着ロール6にて圧着するようにし
たものが開示されている。
【0003】また、図20(実公昭47ー12091号公報)に示
す従来例は所定の寸法に切断されてスポンジ8の上に載
せられたテープ9にホッチキスなどで止められた書類5
の背の部分の側部を押し当て、次にスポンジ8を8′の
ように折り曲げながらテープ9を書類5の背に貼着する
ようにしたものである。
【0004】また、図21(実開平4ー58371 号公報)に示
す従来例は台紙13に所定寸法に切断された製本テープ12
を剥離可能に貼着したテープ巻き束1を使用しており、
テープ巻き束1から引き出された台紙13を剥離ロール10
を通過させることにより製本テープ12を台紙13から剥離
し、台紙13を引き出しロール11により保持すると共に製
本テープ12を剥離ロール10に保持する。
【0005】そして、このように剥離ロール10に保持し
た製本テープ12に対してホッチキスなどで止められた書
類5を矢印方向に移動して書類5の背 501に製本テープ
12を貼着し、次に剥離ロール10を押し下げながら書類5
を5′の位置まで移動して製本テープ12の端部を押え部
材14で折り曲げ、次に書類5を5″の位置まで移動して
案内面15と押えロール16とで製本テープ12を書類5の背
部側面に貼着し、次に押え部材17により書類5の背 501
を押して書類5の背 501に貼着されている製本テープ12
を密着させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例はいずれも
次のような改良すべき問題がある。すなわち、製本はそ
の外観が重視されるのであるが、そのうち看者の目を引
く重要な部分として背表紙がある。図19に示した従来例
にあっては書類5の背を製本テープに押し当てるように
して貼着し、その後に圧着ロール6により背の側面にテ
ープの端部7を圧着するようにしているので、書類5の
背とテープの密着の仕方が不十分であり、かつ、圧着ロ
ール6で側部を圧着するだけであるので、書類5の背と
側部との間の境界部に際立った稜線を出すことができ
ず、製本の外観が悪いという問題がある。
【0007】次に、図20に示す従来例にあってはスポン
ジ8に添わせてテープ9を貼着するようにしているの
で、実質的に図19に示した従来例と同様に書類5の背と
テープの密着の仕方が不十分であり、かつ、書類5の背
と側部との間の境界部に際立った稜線を出すことができ
ず、製本の外観が悪いという問題がある。更にこの従来
例の場合はスポンジ8に添わせてテープを貼着するよう
にしているので、書類の枚数が多い場合には問題はない
が、その枚数が少ない場合にはスポンジ8の折り曲げに
つられて書類5の背の部分も曲がることになり背表紙を
貼る作業が困難であるという問題がある。
【0008】次に、図21に示す従来例にあっては書類5
の背 501と製本テープ12とが最終的に押え部材17にて押
えられて密着されるのであるが、背 501の両側面に製本
テープ12が貼着された後に背 501を押すようにして密着
するので、この従来例の場合も同様に書類5の背と側部
との間の境界部に際立った稜線を出すことができず、製
本の外観が悪いという問題がある。更にこの従来例は最
初の段階において書類5を矢印方向に移動して製本テー
プ12を押すことにより製本テープ12を背 501に貼着する
ので、この場合も書類5の枚数が少ない場合には製本テ
ープ12を押す力により書類5が曲がる場合があり背表紙
を貼着するのが困難であるという問題がある。
【0009】本発明はホッチキスなどで止められた書類
の枚数の多少に拘らず背とその両側面との間の境界部に
際立った稜線を出すように背をくるむテープを貼着する
ことができる製本テープ貼り装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明にかかわる手段は、テープ引き出し手段から引
き出されたテープをガイドするガイド板の先端部に略垂
直方向の圧着面を有するテープ折曲圧着部を設け、該テ
ープ折曲圧着部の圧着面との間に僅かな間隙を設け前記
ガイド板のガイド面とほぼ同一高さの支持面を備えた下
貼り受け板を上下動可能に支持し、前記ガイド板の上部
に位置し前記テープ折曲圧着部の圧着面とほぼ同一平面
内にストッパを設け、該ストッパとの間に僅かな間隙を
設けて水平方向にスライド可能であって、かつ、上下動
可能に支持したスライド式押え板を設け、該押え板に対
向しその先端が前記下貼り受け板のほぼ長さ分だけ前記
ストッパから離間し上下動可能に支持した受け板を設け
たことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、ストッパとの間に僅かな間隙をも
って設けられたスライド式押え板とこのスライド式押え
板に対向して受け板が設けられているので、書類の枚数
の多少に拘らず書類の先端をストッパに当接させた状態
でこのスライド式押え板と受け板との間に書類を挟持す
ることが可能である。一方において、テープ引き出し手
段から引き出されたテープをガイドするガイド板の先端
部に略垂直方向の圧着面を有するテープ折曲圧着部を設
け、該ガイド板のガイド面とほぼ同一高さの支持面を備
えた下貼り受け板を上下動可能に支持しているので、引
き出された製本テープを下貼り受け板の支持面の上に載
せることが可能になる。
【0012】そして、スライド式押え板および受け板は
各々上下動可能に支持されており、かつ、受け板は下貼
り受け板のほぼ長さ分だけ前記ストッパから離間してい
るので、スライド式押え板および受け板により書類を挟
持した状態で書類の先端をストッパに沿わせて下降し下
貼り受け板の上に載せられている製本テープの上に書類
の背部側面の一側を密着させ製本テープを書類の背部側
部の一側に貼着させることが可能になる。
【0013】次に、スライド式押え板、受け板および下
貼り受け板は各々上下動可能に支持されており、ストッ
パはガイド板の上部に位置し前記テープ折曲圧着部の圧
着面とほぼ同一平面内にあり、かつ、スライド式押え板
とストッパおよびテープ折曲圧着部と下貼り受け板との
間が僅かな間隙になっているので、書類の枚数に拘らず
書類の背部を保持することが可能であり、スライド式押
え板、受け板および下貼り受け板の間に書類をこのよう
に挟持した状態で下降することにより、書類の背部側面
の一側に貼着されている製本テープをテープ折曲圧着部
でしごくようにして書類の背部に密着した状態で貼着す
ることが可能になる。
【0014】そして、スライド式押え板は水平方向に移
動可能であるので、書類の背部側面の一側および背部に
製本テープを貼着した後にスライド式押え板を水平にス
ライドして逃がすことにより、背部の他の側面に製本テ
ープを貼着することが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
本実施例の要部を模式図で示した図1において、スライ
ド式押え板18はストッパ21との間に製本テープの厚さに
略等しい僅かな間隙をもって水平方向および上下方向に
移動可能なように支持されている。押え板19はスライド
式押え板18の水平移動量だけ間隙C1をあけた状態で上下
動可能に設けられている。受け板20はスライド式押え板
18および押え板19に対向した位置であって、スライド式
押え板18および押え板19とは独立および連動して上下動
可能に設けられており、ストッパ21との間では下貼り受
け板22の長さ寸法に略等しい距離C2だけ離れた状態にな
っている。
【0016】ガイド板23の端部を垂直に折り曲げてテー
プ折曲圧着部24が形成されており、このテープ折曲圧着
部24の圧着面とストッパ21のストッパ面とが同一平面内
になるようにストッパ21がテープ折曲圧着部24の上方に
設けられている。そして、下貼り受け板22はこのテープ
折曲圧着部24に対して製本テープの厚さに略等しい僅か
な間隙をもって設けられている。
【0017】テンションロール25、引っ張りロール26お
よび剥離ロール27はテープ巻き束32から引き出される製
本テープ33の引き出し方向に順次設けられており、後で
説明するように引っ張りロール26と剥離ロール27の外周
が互いに重なり合うように軸支されており、これら両ロ
ール26および27の頂点(外周)を結ぶ接線が一定の角度
αになるように傾斜している。そして、製本テープ33の
巻き癖を除去するためにテープ巻き束32はテンションロ
ール25より下の位置にセットし、テンションロール25の
位置は引き出される製本テープ33が引っ張りロール26の
外周面に接触する長さができるだけ長くなるように配設
され、少なくとも引っ張りロール26の外周下部よりも高
い位置になるように配設する。剥離ロール27は例えばシ
リコン処理されており、外周面にテープが貼りつかない
ようにしている。
【0018】図15にも示すように回転式カッター刃29は
ホルダ30に取りつけられており、ホルダ30は摺動板36に
設けられた軸35に矢印方向に移動可能に支持されてお
り、書類5の厚さに応じて製本テープ33の切断位置が調
整できるようになっている。そして、摺動板36はストッ
パ21と案内板34との間に摺動可能に支持されており、紙
面に対して垂直方向に移動して製本テープ33を書類5の
縦方向幅に切断できるようになっている。28はガイドロ
ール、31は上貼りロールである。また、この回転式カッ
ター刃29にはシリコンやテフロン等の滑剤による表面処
理がなされており、粘着性のあるテープを切断しても回
転式カッター刃29に粘着性物質が付着しないようにし
て、刃の切れ味を長期間持続させるようにしている。
【0019】図2および図9に示すようにスライド式押
え板18および押え板19はケース37に取りつけられてお
り、このうちスライド式押え板18はケース37に固定され
押え板19はケース37に対して摺動可能になっており、ま
た受け板20は図3に示すように本体38にスプリング39を
介して上下動可能に弾性支持されており、また、下貼り
受け板22も図示省略のスプリングにより本体38に上下動
可能に弾性支持されている。そして、ケース37は後で説
明するように本体38に対して上下動可能になっているの
で、受け板20、下貼り受け板22とは独立および連動した
状態で上下動可能になっている。
【0020】図3において、引っ張りロール26、剥離ロ
ール27およびテープリール42には同軸にそれぞれ歯車 2
61、 271および 421が設けられており、この歯車 261と
421および歯車 261、 271が歯車40に噛み合っている。
そして、歯車 271とガイドロール28との間にはベルト41
が掛けられている。したがって、歯車 421の回転が歯車
261、40、 271へと順次伝えられ、歯車 271の回転がベ
ルト41を介してガイドロール28に伝えられるようになっ
ている。また、テープリール42にはその回転角度を規制
し製本テープ33の送り出し長さを規制するようになって
いる。
【0021】図4に示すように引っ張りロール26および
剥離ロール27はそれぞれ軸 262および 272に間隔をあけ
て複数個軸支されており、互いの外周が重なるように相
互の間隔内に互いに嵌り合う状態になっている。また、
受け板20の表面には例えば卓球のラケットラバーのよう
な摩擦部材43が貼られており、この摩擦部材43の一部を
切除してその部分に摩擦部材43の表面に対して出没可能
に弾性部材例えば板バネ44等が設けられている。また、
図示は省略されているが押え板19の裏面にも摩擦部材43
に相当するものを取り付けてもよい。
【0022】図7は手動式の場合の外観図でありハンド
ル45を上下動させることにより、後で説明するカム機構
を介してケース37を上下動させると共に水平方向へ移動
するようになっている。46はカバーでありテープ巻き束
32をセットするために開閉可能に設けられており、この
カバー46の裏面には製本テープ33が付かないように例え
ばサンドペーパなどが貼りつけられている。図8はカバ
ー46およびケース37を外した状態を示す斜視図であり、
受け板20に貼られた摩擦部材43には数本(本実施例では
四本)の板バネ44が設けられている。また、本体の側面
図である図12にも示すように本体38の側面にはカム溝47
が形成されており、このカム溝47は下降カム溝 471、水
平カム溝 472および上昇カム溝 473を備えている。また
上貼りロール31(図1)の軸を案内する案内溝56および
この案内溝56にそって、図13に示す上貼りロール31の軸
59に設けられたピニオン58が噛み合うラック57が設けら
れている。図8において 423はテープリール42を手動で
回すためのつまみであり、これを電動にすることも可能
である。
【0023】図9はケース37の斜視図であり、このケー
ス37の裏面には押え板19がケース37に対して摺動可能に
支持されており、一方スライド式押え板18が図示省略の
圧縮バネおよび案内棒48を介して押え板19に対して移動
可能にケース37に固定されている。また、ケース37の側
面内側には内側カムピン49が設けられ、側面の外側には
外側カムピン50および突起カム51が設けられている。こ
の内側カムピン49、外側カムピン50および突起カム51の
位置関係はケース37の側面図である図11に示す関係にあ
り、内側カムピン49は図8に示したカム溝47に案内され
てケース37を動作させるようになっている。
【0024】図10はハンドル45の内側を示すハンドルの
裏面図であり、ハンドル45の裏面には上貼りロール31
(図1)の軸を案内する案内溝52、図9または図11に示
す外側カムピン50を案内する突起カム53、および図9お
よび図11に示す突起カム51に案内されるカムピン54が設
けられている。55は図8に示した軸 551に嵌合してハン
ドル45を回動可能に支持するための支持孔である。図13
において、軸 551を支点にしてハンドル45を押し下げる
と上貼りロールの軸59が案内溝52に押されて案内溝56内
を図面の左側に移動し、この軸59の動によりピニオン58
とラック57とが噛み合っているので上貼りロール31は回
転(回転方向は図6に示す)しながら左に移動すること
になる。
【0025】図14はケース37およびハンドル45を本体38
に組みつけたときのカムの関係を示しており、ハンドル
45が最も上昇位置にある状態において、上貼りロール31
の軸59は案内溝56の図面上右端にあり、ケース37の内側
カムピン49は本体38に形成した下降カム溝 471内にあ
り、ケース37の外側カムピン50とハンドルに設けた突起
カム53のカム面 531とは離れた位置にあり、またケース
37にもうけた突起カム51とハンドルに設けたカムピン54
も離れた位置にある。
【0026】このように構成した本実施例の作用につい
て、図5、図6、図16から図18を主に用いて次に説明す
る。先ず、製本テープ33の引き出しは図8に示すつまみ
423を手動で回すことにより、引っ張りロール26、剥離
ロール27およびガイドロール28を回転し、製本テープ33
はガイド板23に沿って下貼り受け板22の支持面まで引き
出される。この製本テープ33の引き出しの過程におい
て、テンションロール25が前述の位置に設けられている
ので、テープ巻き束32に巻かれているテープの巻き癖を
このテンションロール25で除去することが可能になり、
かつ、この巻き癖を除去した製本テープ33を引っ張りロ
ール26の外周面に確実に貼着して引っ張りロール26によ
り製本テープ33を引き出すことが可能である。
【0027】そして、引っ張りロール26の外周と剥離ロ
ール27の外周とが互いに重なり合うように軸支されてい
るので、引っ張りロール26の外周面に張り付いた製本テ
ープ33の一部を確実に剥離することが可能になる。ま
た、ガイド板23のガイド面とほぼ同一高さの支持面を備
えた下貼り受け板22を上下動可能に支持しているので、
このように、テンションロール25で製本テープ33の巻き
癖を除去し、引っ張りロール26の外周面に貼着して引っ
張りロール26に巻き込まれようとする製本テープ33を剥
離ロール27で剥離してその巻き込みを防止しながらガイ
ド板23に沿って送り出し、ガイドロール28によってガイ
ドしながら下貼り受け板22の支持面に製本テープ33を送
り出すことが可能になる。
【0028】また、引っ張りロール26と剥離ロール27の
頂点を結ぶ接線の傾斜角度αを選択(一例を示すと略10
度)することにより、上記製本テープ33の送り出しを確
実に行うことができる。この傾斜角度αは本来は前述し
たようにテンションロール25で製本テープ33の巻き癖を
除去するのであるが、完全に除去できなかった場合にも
テープ送りが確実になるように設定している。次に、書
類5の厚さによりホルダ30で回転式カッター刃29を位置
決めし切断する。上記手動式のつまみ 423を電動式にす
ることも可能である。
【0029】図13の状態、すなわちハンドル45およびケ
ース37が最も高い位置にあるときにはスライド式押え板
18および押え板19はまだ高い位置にあるので受け板20と
の間の間隙が十分に開いており書類5のセットを容易に
行うことが可能になる。そして、この書類5のセットに
際して受け板20の表面には摩擦部材43の表面から出没可
能に板バネ44が設けられているので、この板バネ44によ
り辷りが良くなり、書類5の背をストッパ21に当接する
ように書類5のセットを円滑に行うことが可能になる。
【0030】次に、図16に示すようにハンドル45を押し
下げると、ハンドル45の裏面に形成した突起カム53のカ
ム面 531とケース37に設けた外側カムピン50とが当接
し、ハンドル45の押し下げにより外側カムピン50がカム
面 531に案内され、かつ、内側カムピン49が下降カム溝
471に案内されてケース37が垂直に下降する。このよう
にケース37が垂直に下降し、かつ、スライド式押え板18
および押え板19に対向して受け板20が設けられており、
スライド式押え板18と受け板20とは独立および連動して
下降するようになっているので、書類5の厚さにかかわ
りなく図5(イ)に示すように書類5をスライド式押え
板18および押え板19と受け板20との間に挟持することが
可能になる。そして、受け板20には摩擦部材43が設けら
れ板バネ44が出没可能に設けられているので、挟持され
ている書類5を摩擦部材43により確実に挟持することが
可能になる。この間上貼りロール31の軸59も案内溝56内
を移動しこれにより上貼りロール31が回転(回転方向は
図6に示す)しながら移動する。
【0031】図17の状態は内側カムピン49が下降カム溝
471の最下端に達しておりケース37がこれ以上下がらな
い位置になっている。このようにケース37が下降するこ
とによりスライド式押え板18および抑え板19と受け板20
は書類5を挟持した状態で図5の(イ)から(ハ)のよ
うに下降する。すなわち、スライド式押え板18および受
け板19は共に上下動可能に支持されており、かつ、受け
板20は下貼り受け板22のほぼ長さ分だけストッパ21から
離間しているので、図5(ロ)に示すようにスライド式
押え板18および受け板19により書類5を挟持した状態で
書類5の先端をストッパ21に沿わせて下降し下貼り受け
板22の上に載せられている製本テープ33の上に書類5の
背部側面の一側を密着させ製本テープ33を書類5の背部
側部の一側に貼着させることが可能になる。
【0032】次に、スライド式押え板18、押え板19、受
け板20および下貼り受け板22は上下動可能に支持されて
おり、ストッパ21はガイド板23の上部に位置しストッパ
21のストッパ面がテープ折曲圧着部24の圧着面とほぼ同
一平面内にあり、かつ、スライド式押え板18とストッパ
21およびテープ折曲圧着部24と下貼り受け板22との間が
僅かな間隙になっているので、図5(ハ)に示すように
書類5の枚数に拘らず書類5の背部を保持することが可
能であり、スライド式押え板18、押え板19、受け板20お
よび下貼り受け板22の間に書類5をこのように挟持した
状態で下降することにより、書類5の背部側面の一側に
貼着されている製本テープ33をテープ折曲圧着部24でし
ごくようにして書類5の背部に密着した状態で貼着する
ことが可能になる。
【0033】次に、図17の状態から更に図18の状態へと
ハンドル45を押し下げると、カムピン54が押し下げられ
て突起カム51を押し、突起カム51が傾斜していることか
ら図面の左方向に逃げていくため、図18に示すようにケ
ース37は矢印方向に移動する。そして、内側カムピン49
が水平カム溝 472内を図面の左方向に49a,49b,49c とい
うように移動し、外側カムピン50は50a,50b,50c という
ように移動してハンドルに伴って下降してきたカム面 5
31を乗り越える形で係止する。このようにケース37が矢
印方向に移動されると共に上貼りロール31の軸59も移動
し、上貼りロール31も回転しながらケース37と同一方向
に移動する。この時内側カムピン49は水平カム溝 472の
49c の位置に来ているので、上昇はできなくなりケース
37は下げられた状態のまま固定される。
【0034】このようにケース37および上貼りロール31
が矢印方向に移動することによりスライド式押え板18と
上貼りロール31は図6に示すように動作する。すなわ
ち、スライド式押え板18はケース37と共に水平方向に移
動可能であるので、書類5の背部側面の一側および背部
に製本テープ33を貼着した後にスライド式押え板18を水
平にスライドして逃がすことにより(ニ)、上貼りロー
ル31がその部分に回転しながら移動し背部の他の側面に
製本テープ33を貼着することが可能になる(ホ)。その
後ハンドル45を上昇させ始めると、外側カムピン50がカ
ム面 531によって係止されていた状態から解除され、バ
ネによって今度は50c,50b,50a のように戻ろうとする。
それに伴ってケース37も図面右側に戻り、この時49c の
位置にあった内側カムピン49は49b に移動して更に上昇
カム溝 473を上昇する。また案内溝52によって、上貼り
ロールの軸59が押し戻され、上貼りロール31は再び回転
しながら元の位置へ戻る。この時製本テープ33が貼着さ
れた上をもう一度圧着し、かつ、しごきながら動くの
で、背と側部との間に際立った稜線を出すことが可能に
なる。こうして製本テープ33の貼着が完了し、ハンドル
45が上昇し停止すると図16の状態に復帰する。
【0035】以上の説明は手動式のハンドル45を操作す
ることにより書類5の背に製本テープ33を貼着すること
で説明したが、ハンドル45に代えてケース37の上記動作
を電動式にしても図5および図6に示した動作を行わせ
ることが可能でありその作用は変わらない。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、スト
ッパとの間に僅かな間隙をもって設けられたスライド式
押え板とこのスライド式押え板に対向して受け板が設け
られているので、書類の枚数の多少に拘らず書類の先端
をストッパに当接させた状態でこのスライド式押え板と
受け板との間に書類を挟持することができる。一方にお
いて、テープ引き出し手段から引き出されたテープをガ
イドするガイド板の先端部に略垂直方向の圧着面を有す
るテープ折曲圧着部を設け、ガイド板のガイド面とほぼ
同一高さの支持面を備えた下貼り受け板を上下動可能に
支持しているので、引き出された製本テープを下貼り受
け板の支持面の上に載せることができる。
【0037】そして、スライド式押え板および受け板は
各々上下動可能に支持されており、かつ、受け板は下貼
り受け板のほぼ長さ分だけ前記ストッパから離間してい
るので、スライド式押え板および受け板により書類を挟
持した状態で書類の先端をストッパに沿わせて下降し下
貼り受け板の上に載せられている製本テープの上に書類
の背部側面の一側を密着させ製本テープを書類の背部側
部の一側に貼着させることができる。
【0038】次に、スライド式押え板、受け板および下
貼り受け板は各々上下動可能に支持されており、ストッ
パはガイド板の上部に位置し前記テープ折曲圧着部の圧
着面とほぼ同一平面内にあり、かつ、スライド式押え板
とストッパおよびテープ折曲圧着部と下貼り受け板との
間が僅かな間隙になっているので、書類の枚数に拘らず
書類の背部を保持することができ、スライド式押え板、
受け板および下貼り受け板の間に書類をこのように挟持
した状態で下降することにより、書類の背部側面の一側
に貼着されている製本テープをテープ折曲圧着部で折り
曲げながらしごき書類の背部に密着した状態で貼着する
ことができる。
【0039】そして、スライド式押え板は水平方向に移
動可能であるので、書類の背部側面の一側および背部に
製本テープを貼着した後にスライド式押え板を水平にス
ライドして逃がすことにより、背部の他の側面に製本テ
ープを貼着することが可能になる。
【0040】このように書類の厚さにかかわりなく書類
を挟持し最初に書類の背の一側面に製本テープを貼着
し、次にこの製本テープをしごくようにして書類の背の
部分に密着させその後に背部の他の側面に製本テープを
貼着することができるので、書類の厚さに関係なく書類
の背部とその両側面との間の際立った稜線を出した製本
テープの貼着をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例の全体であってその要部を示
す左側面図である。
【図3】図2におけるケースが下降している状態を示す
図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】製本テープが貼着されていく過程を示す模式図
である。
【図6】製本テープが貼着されていく過程を示す模式図
である。
【図7】本発明の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図8】図7におけるケースとカバーとを取りはずした
状態を示す斜視図である。
【図9】図7におけるケースの斜視図である。
【図10】図7におけるハンドルの裏面図である。
【図11】図7におけるケースの右側面図である。
【図12】図8における本体の右側面図である。
【図13】図7におけるハンドル、ケースおよび本体の
組み立て状態を模式図的に示した右側面図である。
【図14】図7におけるハンドル、ケースおよび本体の
組み立て状態を模式図的に示した右側面図である。
【図15】図7における回転式カッター刃の正面図であ
る。
【図16】図7においてハンドルが一番高い位置にある
状態を模式図的に示した右側面図である。
【図17】図7においてハンドルを押し下げた状態を模
式図的に示した右側面図である。
【図18】図7においてハンドルを最も下まで押し下げ
た状態を模式図的に示した右側面図である。
【図19】従来例の模式図である。
【図20】他の従来例の模式図である。
【図21】更に他の従来例の模式図である。
【符合の説明】
5 書類 18 スライド式押え板 19 押え板 20 受け板 21 ストッパ 22 下貼り受け板 23 ガイド板 24 テープ折曲圧着部 25 テンションロール 26 引っ張りロール 27 剥離ロール 28 ガイドロール 29 回転式カッター刃 31 上貼りロール 33 製本テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ引き出し手段から引き出されたテ
    ープをガイドするガイド板の先端部に略垂直方向の圧着
    面を有するテープ折曲圧着部を設け、該テープ折曲圧着
    部の圧着面との間に僅かな間隙を設け前記ガイド板のガ
    イド面とほぼ同一高さの支持面を備えた下貼り受け板を
    上下動可能に支持し、前記ガイド板の上部に位置し前記
    テープ折曲圧着部の圧着面とほぼ同一平面内にストッパ
    を設け、該ストッパとの間に僅かな間隙を設けて水平方
    向にスライド可能であって、かつ、上下動可能に支持し
    たスライド式押え板を設け、該押え板に対向しその先端
    が前記下貼り受け板のほぼ長さ分だけ前記ストッパから
    離間し上下動可能に支持した受け板を設けたことを特徴
    とする製本テープ貼り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープ引き出し手段がテ
    ープの引き出し方向に順次配列されたテンションロー
    ル、引き出しロールおよび剥離ロールで形成され、該テ
    ンションロールは引き出しロール外周の下部よりも高い
    位置に配設されると共に引き出しロールと剥離ロールの
    外周が互いに重なり合うように軸支されていることを特
    徴とする請求項1記載の製本テープ貼り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の受け板の表面に摩擦シー
    トを設け、該摩擦シートの一部をストッパに向けて切除
    し、該切除部分に前記摩擦シートの表面に出没可能に板
    バネ等の弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1お
    よび請求項2記載の製本テープ貼り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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