JPH0623886Y2 - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents
ヒートポンプ式空気調和機Info
- Publication number
- JPH0623886Y2 JPH0623886Y2 JP1985136679U JP13667985U JPH0623886Y2 JP H0623886 Y2 JPH0623886 Y2 JP H0623886Y2 JP 1985136679 U JP1985136679 U JP 1985136679U JP 13667985 U JP13667985 U JP 13667985U JP H0623886 Y2 JPH0623886 Y2 JP H0623886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- outdoor heat
- compressor
- heating operation
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はヒートポンプ式空気調和機における除霜機構の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
第２図は従来のヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路図
で冷媒は冷房運転時第２図中の実線矢印で示すように圧
縮機１で圧縮され，四方切換弁２を介して室外側熱交換
器３に入りここで凝縮したのち，絞り機構４で絞り膨張
し，室内側熱交換器５に入って蒸発し，四方切換弁２を
介して圧縮機１に吸入され再び圧縮されるよう循環す
る。一方，暖房運転時は第２図中の破線矢印で示すよう
に，圧縮機１で圧縮され，四方切換弁２を介して室内側
熱交換器５に入りここで凝縮したのち絞り機構４で絞り
膨張し，室外側熱交換器３に入って蒸発し，四方切換弁
２を介して圧縮機１に吸入され再び圧縮されるよう循環
する。この暖房運転時において，室外側熱交換器３に着
霜した時除霜運転を行なうが，従来は通常除霜運転は冷
房運転時と同じ冷凍サイクルを形成し，冷媒を圧縮機
１，四方切換弁２，室外側熱交換器３，絞り機構４，室
内側熱交換器５，四方切換弁２，圧縮機１と流して除霜
していた。従って除霜運転時は室内側熱交換器５は蒸発
器となり暖房運転されないことになる。
で冷媒は冷房運転時第２図中の実線矢印で示すように圧
縮機１で圧縮され，四方切換弁２を介して室外側熱交換
器３に入りここで凝縮したのち，絞り機構４で絞り膨張
し，室内側熱交換器５に入って蒸発し，四方切換弁２を
介して圧縮機１に吸入され再び圧縮されるよう循環す
る。一方，暖房運転時は第２図中の破線矢印で示すよう
に，圧縮機１で圧縮され，四方切換弁２を介して室内側
熱交換器５に入りここで凝縮したのち絞り機構４で絞り
膨張し，室外側熱交換器３に入って蒸発し，四方切換弁
２を介して圧縮機１に吸入され再び圧縮されるよう循環
する。この暖房運転時において，室外側熱交換器３に着
霜した時除霜運転を行なうが，従来は通常除霜運転は冷
房運転時と同じ冷凍サイクルを形成し，冷媒を圧縮機
１，四方切換弁２，室外側熱交換器３，絞り機構４，室
内側熱交換器５，四方切換弁２，圧縮機１と流して除霜
していた。従って除霜運転時は室内側熱交換器５は蒸発
器となり暖房運転されないことになる。
従来は上記したように暖房運転時に室外側熱交換器３に
着いた霜を融かすのに冷房運転時と同一の冷凍サイクル
を形成していたので除霜運転時には暖房運転を一時停止
しなければならなかった。また，室外側熱交換器３の温
度は着霜時かなり低下しておりその温度の低い状態から
除霜運転を開始していたため霜を融かすのに多くの時間
を必要としていた。
着いた霜を融かすのに冷房運転時と同一の冷凍サイクル
を形成していたので除霜運転時には暖房運転を一時停止
しなければならなかった。また，室外側熱交換器３の温
度は着霜時かなり低下しておりその温度の低い状態から
除霜運転を開始していたため霜を融かすのに多くの時間
を必要としていた。
本考案は上記問題点を解決するため，圧縮機、四方弁、
室内熱交換器、絞り、室外熱交換器よりなるヒートポン
プ式空気調和機において、一端を前記圧縮機の吐出管
に、他端を前記絞りと室外熱交換器間の配管に接続した
バイパス回路を設けると共に、同バイパス回路中に前記
一端側から他端側にかけて順次、暖房運転時は閉で、暖
房運転中に前記室外熱交換器への着霜が検出され、除霜
運転を開始する以前に開となり、除霜運転開始後も開状
態を維持する第１開閉弁、液溜、及び、暖房運転時は開
で、前記室外熱交換器への着霜により前記第１開閉弁が
開となると同時に閉となり、除霜運転開始により再び開
となる第２開閉弁を設けてなることを特徴とするもので
ある。
室内熱交換器、絞り、室外熱交換器よりなるヒートポン
プ式空気調和機において、一端を前記圧縮機の吐出管
に、他端を前記絞りと室外熱交換器間の配管に接続した
バイパス回路を設けると共に、同バイパス回路中に前記
一端側から他端側にかけて順次、暖房運転時は閉で、暖
房運転中に前記室外熱交換器への着霜が検出され、除霜
運転を開始する以前に開となり、除霜運転開始後も開状
態を維持する第１開閉弁、液溜、及び、暖房運転時は開
で、前記室外熱交換器への着霜により前記第１開閉弁が
開となると同時に閉となり、除霜運転開始により再び開
となる第２開閉弁を設けてなることを特徴とするもので
ある。
室外側熱交換器の着霜が検出されると除霜運転に入る前
にまず第１開閉弁が開，第２開閉弁が閉とされ，冷媒を
液溜に蓄積して冷凍サイクル中を冷媒不足にし，蒸発器
すなわち室外側熱交換器の温度および圧縮機の温度を上
昇させておき，除霜運転開始と同時に第２開閉弁を開放
して液溜中に蓄積していた冷媒を冷凍サイクル中に戻す
と共に圧縮機の吐出ガスも室外側熱交換器に流れる様に
して除霜運転を行なう。
にまず第１開閉弁が開，第２開閉弁が閉とされ，冷媒を
液溜に蓄積して冷凍サイクル中を冷媒不足にし，蒸発器
すなわち室外側熱交換器の温度および圧縮機の温度を上
昇させておき，除霜運転開始と同時に第２開閉弁を開放
して液溜中に蓄積していた冷媒を冷凍サイクル中に戻す
と共に圧縮機の吐出ガスも室外側熱交換器に流れる様に
して除霜運転を行なう。
第１図は本考案の一実施例を示す冷媒回路図で，１は圧
縮機，２は四方切換弁，３は室外側熱交換器，４は絞
り，５は室内側熱交換器によってヒートポンプ式空気調
和機の冷媒回路を構成している。９は一端が圧縮機１の
吐出管に，他端が室外側熱交換器３と絞り４との間の配
管にそれぞれ接続されたバイパス回路で，第１開閉弁
６，液溜８，第２開閉弁７をこの順に備えている。
縮機，２は四方切換弁，３は室外側熱交換器，４は絞
り，５は室内側熱交換器によってヒートポンプ式空気調
和機の冷媒回路を構成している。９は一端が圧縮機１の
吐出管に，他端が室外側熱交換器３と絞り４との間の配
管にそれぞれ接続されたバイパス回路で，第１開閉弁
６，液溜８，第２開閉弁７をこの順に備えている。
暖房運転時は第１開閉弁６が閉，第２開閉弁７は開とさ
れており，冷媒は第１図中の破線矢印で示すように流れ
る。すなわち，圧縮機１で圧縮された冷媒は四方切換弁
２を介して室内側熱交換器５に入って凝縮され，絞り機
構４で絞り膨張したのち室外側熱交換器３に入って蒸発
し四方切換弁２を介して圧縮機１に吸入され再度圧縮さ
れる。暖房運転時は液溜８は第２開閉弁７が開のため，
冷媒はほとんどたまらない。除霜運転時は暖房運転時と
同様の冷凍サイクルとして，室外側熱交換器３の着霜を
検出した時，除霜運転に先立ち，第１開閉弁６を開，第
２開閉弁７を閉とし，冷媒を液溜８に蓄積して冷凍サイ
クル中を冷媒不足にして運転し，蒸発器すなわち室外側
熱交換器３，および圧縮機１の温度を上昇させる。しか
る後第２開閉弁７を開放することにより除霜運転を開始
し，液溜８中に蓄積した冷媒を冷凍サイクル中に戻すと
共に圧縮機１の吐出ガスをバイパス回路９を介して室外
側熱交換器３に直接流すことにより除霜する。除霜運転
が終了すれば第１開閉弁６を閉として（第２開閉弁７は
開いたままの状態），通常の暖房運転の冷凍サイクルに
戻す。
れており，冷媒は第１図中の破線矢印で示すように流れ
る。すなわち，圧縮機１で圧縮された冷媒は四方切換弁
２を介して室内側熱交換器５に入って凝縮され，絞り機
構４で絞り膨張したのち室外側熱交換器３に入って蒸発
し四方切換弁２を介して圧縮機１に吸入され再度圧縮さ
れる。暖房運転時は液溜８は第２開閉弁７が開のため，
冷媒はほとんどたまらない。除霜運転時は暖房運転時と
同様の冷凍サイクルとして，室外側熱交換器３の着霜を
検出した時，除霜運転に先立ち，第１開閉弁６を開，第
２開閉弁７を閉とし，冷媒を液溜８に蓄積して冷凍サイ
クル中を冷媒不足にして運転し，蒸発器すなわち室外側
熱交換器３，および圧縮機１の温度を上昇させる。しか
る後第２開閉弁７を開放することにより除霜運転を開始
し，液溜８中に蓄積した冷媒を冷凍サイクル中に戻すと
共に圧縮機１の吐出ガスをバイパス回路９を介して室外
側熱交換器３に直接流すことにより除霜する。除霜運転
が終了すれば第１開閉弁６を閉として（第２開閉弁７は
開いたままの状態），通常の暖房運転の冷凍サイクルに
戻す。
以上に説明した点から明らかな通り本考案によると除霜
運転に先立ち液溜８に冷媒を蓄積し，冷媒回路全体を冷
媒不足として室外熱交換器のコイル表面温度を上昇させ
て霜が融けやすい状態とすると共に圧縮機の温度を上昇
させて蓄熱するようにしているため除霜時間は短かくす
ることができる。また，暖房運転を継続しながら除霜で
きるので暖房運転効率を向上させることができる。
運転に先立ち液溜８に冷媒を蓄積し，冷媒回路全体を冷
媒不足として室外熱交換器のコイル表面温度を上昇させ
て霜が融けやすい状態とすると共に圧縮機の温度を上昇
させて蓄熱するようにしているため除霜時間は短かくす
ることができる。また，暖房運転を継続しながら除霜で
きるので暖房運転効率を向上させることができる。
第１図は本考案の一実施例を示す冷媒回路図，第２図は
従来のものの冷媒回路図である。 １……圧縮機，２……四方切換弁，３……室外側熱交換
器，４……絞り機構，５……室内側熱交換器，６……第
１開閉弁，７……第２開閉弁，８……液溜，９……バイ
パス回路。
従来のものの冷媒回路図である。 １……圧縮機，２……四方切換弁，３……室外側熱交換
器，４……絞り機構，５……室内側熱交換器，６……第
１開閉弁，７……第２開閉弁，８……液溜，９……バイ
パス回路。
フロントページの続き (72)考案者 篠ケ瀬 亨 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の１ 中菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 実公 昭42−14700（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】圧縮機、四方弁、室内熱交換器、絞り、室
外熱交換器よりなるヒートポンプ式空気調和機におい
て、一端を前記圧縮機の吐出管に、他端を前記絞りと室
外熱交換器間の配管に接続したバイパス回路を設けると
共に、同バイパス回路中に前記一端側から他端側にかけ
て順次、暖房運転時は閉で、暖房運転中に前記室外熱交
換器への着霜が検出され、除霜運転を開始する以前に開
となり、除霜運転開始後も開状態を維持する第１開閉
弁、液溜、及び、暖房運転時は開で、前記室外熱交換器
への着霜により前記第１開閉弁が開となると同時に閉と
なり、除霜運転開始により再び開となる第２開閉弁を設
けてなることを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985136679U JPH0623886Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ヒートポンプ式空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985136679U JPH0623886Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ヒートポンプ式空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6245646U JPS6245646U (ja) | 1987-03-19 |
| JPH0623886Y2 true JPH0623886Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31040024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985136679U Expired - Lifetime JPH0623886Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | ヒートポンプ式空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623886Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5973336B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2016-08-23 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4214700Y1 (ja) * | 1964-05-29 | 1967-08-22 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP1985136679U patent/JPH0623886Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6245646U (ja) | 1987-03-19 |
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