JPH0623796Y2 - ステ−タ - Google Patents

ステ−タ

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Publication number
JPH0623796Y2
JPH0623796Y2 JP1985107809U JP10780985U JPH0623796Y2 JP H0623796 Y2 JPH0623796 Y2 JP H0623796Y2 JP 1985107809 U JP1985107809 U JP 1985107809U JP 10780985 U JP10780985 U JP 10780985U JP H0623796 Y2 JPH0623796 Y2 JP H0623796Y2
Authority
JP
Japan
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ring
guide vane
guide
stator
covering
Prior art date
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Application number
JP1985107809U
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English (en)
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JPS6215647U (ja
Inventor
孝裕 堤
貢 栗原
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トルクコンバータのインペラとタービンとの
中間に配置されて、インペラ側からタービン側へ送られ
る作動油の流れを案内するステータに関し、さらに詳し
くは、高いトルク伝達効率を示し、しかも軸方向幅寸法
を短く設定することのできるステータの構造を提示する
ものである。
(従来の技術) 自動車のエンジンと変速機との中間に配置されて、エン
ジンの駆動力を変速機側へ伝達するトルクコンバータに
おいては、エンジン側に連結されたインペラと変速機側
に連結されたタービンの中間に配置され、インペラから
作動圧力を付与されたトルク伝達媒体である作動油の流
れをタービン側へ案内するステータの構造が、インペラ
及びタービンの構造とともに、トルク伝達効率及び装置
全体の軸方向幅寸法に大なる影響を及ぼすものである。
第4図及び第5図に示すものは、合成樹脂材料をもって
成形し得ることを目標として設計されたトルクコンバー
タ用ステータの構造例を示すもので、互いに同心に配置
された内方リング2及び外方リング3の中間に、径方向
に延びて両端を内方リング2及び外方リング3に一体結
合された複数枚の案内羽根1が、円周方向に等分割され
て配置されている。
案内羽根1は、第5図上に矢印IV−IVを付して示した円
筒面においては径方向外方から矢視した展開図を第4図
に示すように、作動油流路入口5側においては、厚肉
に、かつ軸線方向と略平行して形成され、作動油流路出
口6側へ近づくにしたがって肉厚を漸時させるととも
に、軸線に対する傾斜を漸増させているが、成形時にお
ける製品の成形型からの分離(離型)を可能と成すため
に、互いに隣り合う案内羽根間に円周方向に沿って形成
された円周方向の間隔7が設定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術によるステータにおいては、成形後の
製品離型の可能性の面から、互いに隣り合う案内羽根間
における円周方向の間隔7の設定を余儀なくされるため
に、第4図で明らかなように、作動油の流れを案内する
案内羽根1の流れ方向に沿った長さが短くなって、トル
ク伝達効率を低下させることになり、案内面の延長によ
ってトルク伝達効率を向上させようとするには、ステー
タの軸方向幅寸法の増大を強いられる。
本考案は、上記した従来技術によるステータにおける問
題点を解消して、ステータの軸方向幅寸法の増加を伴う
ことなく、案内羽根の案内面を延長させることによっ
て、トルク伝達効率を向上させ得るステータを提示する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した構造上の制約によるトルク伝達効率
低減の問題点に鑑み、円周方向に配列された案内羽根
と、該案内羽根の内端及び外端を一体的に連結する内方
リング及び外方リングを有する合成樹脂製のステータに
おいて、前記案内羽根の入口側部分が、軸線方向の投影
において、隣接する案内羽根の出口側部分との間に重な
り合部を形成するとともに、前記外方リングが前記案内
羽根の入口側部分に形成されて互いに隣接する案内羽根
間の作動油流路を径方向外方へ開放させ、前記案内羽根
の外方の開放部分が被覆リングにより覆われており、該
被覆リングが径方向外側から緊締リングにより嵌合固定
されている構成となすものであり、特に前記被覆リング
と前記緊締リングとの間にずれ防止手段を設けてなる構
成となすものである。
(作用) 上記した構成を備えるステータにおいては、互いに隣り
合う案内羽根の間に設定された重なり部分が、作動油の
流れを案内する案内羽根表面の延長をもたらし、外方リ
ングの開放部分を覆う被覆リングの内周面が、案内羽根
の表面、内方リングの外周面及び非開放外方リングの内
周面とともに作動油の流路を形成し、特に、被覆リング
の外側に嵌合されて被覆リングを締付ける緊締リング
と、被覆リングとの相対ずれを防止する。
(実施例) 第1図乃至第3図に示す実施例においては、第1図の展
開図に示すように、互いに隣り合う案内羽根1、1の間
に重なり部分9が設定され、各案内羽根1を連結する外
方リング3が、第2図の部分断面図に示すように、作動
油流路入口5側の一部を残して開放され、該開放部分
に、環状体に製作され、案内羽根1の傾斜に沿ったバイ
アスカット合せ目11を円周上1箇所に付された被覆リ
ング10が配置され、バイアスカット合せ目11により
円周方向で不連続となった被覆リング10を固定するた
めに、緊締リング12が被覆リング10の外側に嵌合さ
れている。
案内羽根1と被覆リング10との相対位置を固定させる
ために、互いに係合する突起13及び凹所14が設けら
れ、被覆リング10と緊締リング12との相対ずれを防
止するために、第3図に詳細を示すように、被覆リング
10に係合溝15が形成され、緊締リング12を貫通し
た固定ピン16の先端部が係合溝15に挿入されてい
る。
第3図は、被覆リング10と緊締リング12とを相互に
固定させる固定ピン16の実施態様を示すもので、図
(a)は、固定ピン16を緊締リング12に圧入した
例、図(b)は、固定ピン16の先端部に抜け防止のた
めにテーパー段部を設けた例、図(c)及び図(d)
は、図(b)の実施態様に挿入作業を容易にするための
中空孔又はスリットを付加した例、図(e)は、ネジ係
合による例、図(f)は、固定ピン16の頭側に段部を
形成して溶着又は熱かしめによって緊締リング12と固
定した例である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は、円周方向に配列された
案内羽根と、該案内羽根の内端及び外端を一体的に連結
する内方リング及び外方リングを有する合成樹脂製のス
テータにおいて、前記案内羽根の入口側部分が、軸線方
向の投影において、隣接する案内羽根の出口側部分との
間に重なり合部を形成するとともに、前記外方リングが
前記案内羽根の入口側部分に形成されて互いに隣接する
案内羽根間の作動油流路を径方向外方へ開放させ、前記
案内羽根の外方の開放部分が被覆リングにより覆われて
おり、該被覆リングが径方向外側から緊締リングにより
嵌合固定されていることにより、特に前記被覆リングと
前記緊締リングとの間にずれ防止手段を設けてなること
により、案内羽根を成形する成形型の部分を径方向外方
へ離型させることが可能であって、隣り合わせる案内羽
根が互いに重なり合部分を有しているにもかかわらず成
形が可能となる。
特に、緊締リングが被覆リングを外側から部分的に係合
して嵌合するにより成形時の相対ずれを防止できるの
で、高い精度で合成樹脂製のステータの製作が可能とな
る。
したがって、高い精度でしかも軸方向幅寸法を変えるこ
となく、あるいは軸方向幅寸法を短く設定しても作動油
の流路を延長でき、トルクの伝達効率が向上するので、
実用上の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は径方向外方から見た展開図、第2図は同実施例の
断面図、第3図は実施態様を示す部分断面図、第4図及
び第5図は従来技術によるステータの一例を示すもの
で、第4図は第5図上に矢印IV−IVを付して示した位置
における円筒断面を径方向外方から見た展開図、第5図
は同例の断面図である。 1……案内羽根、 2……内方リング、 3……外方リング、 5……作動油流路入口、 6……作動油流路出口、 7……円周方向の間隔、 9……重なり合部、 10……被覆リング、 11……バイアスカット合せ目、 12……緊締リング、 13……突起、 14……凹所、 15……係合溝、 16……固定ピン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向に配列された案内羽根(1)と、
    該案内羽根(1)の内端及び外端を一体的に連結する内
    方リング(2)及び外方リング(3)を有する合成樹脂
    製のステータにおいて、前記案内羽根(1)の入口側部
    分が、軸線方向の投影において隣接する案内羽根(1)
    の出口側部分との間に重なり合部(9)を形成するとと
    もに、前記外方リング(3)が前記案内羽根(1)の入
    口側部分に形成されて互いに隣接する案内羽根(1)間
    の作動油流路を径方向外方へ開放させ、前記案内羽根
    (1)の外方の開放部分が、被覆リング(10)により
    覆われており、該被覆リング(10)が径方向外側から
    緊締リング(12)により嵌合固定されていることを特
    徴とするステータ。
  2. 【請求項2】前記被覆リング(10)と前記緊締リング
    (12)との間にずれ防止手段を設けてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のステータ。
JP1985107809U 1985-07-15 1985-07-15 ステ−タ Expired - Lifetime JPH0623796Y2 (ja)

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JP1985107809U JPH0623796Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15 ステ−タ

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JP1985107809U JPH0623796Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15 ステ−タ

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JPS6215647U JPS6215647U (ja) 1987-01-30
JPH0623796Y2 true JPH0623796Y2 (ja) 1994-06-22

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JPS6139545A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Toshiba Ceramics Co Ltd ウエ−ハ用キヤリヤ−

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