JPH06237857A - 包装米飯の製造装置 - Google Patents

包装米飯の製造装置

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JPH06237857A
JPH06237857A JP5027097A JP2709793A JPH06237857A JP H06237857 A JPH06237857 A JP H06237857A JP 5027097 A JP5027097 A JP 5027097A JP 2709793 A JP2709793 A JP 2709793A JP H06237857 A JPH06237857 A JP H06237857A
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rice
steamed
washed
soaked
mixing
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Yuji Nakajima
祐司 中島
Keigo Eto
恵吾 江藤
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Toyo Suisan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装赤飯、包装五目飯あるいは包装白飯等の
包装米飯の製造を1つの装置によって行うとともに、作
業性および作業効率を飛躍的に向上させ、コストダウン
を可能し、品質の低下とバラツキを抑えて高品質の包装
米飯を定常的に安定製造し、しかも専従作業者を大幅に
削減して省人化を図る。 【構成】 原料米を混米する初期の工程から二次蒸しさ
れた蒸米に所定の調味液を添加する最終工程に至る作業
を連続して全て自動的に行えるようなライン構成とし、
特に、包装赤飯の製造時には途中で小豆煮汁による着色
と煮小豆の供給を行ない。また、包装五目飯の製造時に
は途中でカラメル水溶液による着色と具の供給を行なう
ようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装赤飯、包装五目飯
および包装白飯等の複数種の包装米飯を製造することが
できる包装米飯の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の包装米飯において、たとえば、包
装赤飯の製造は、食感調整のため餅米にうるち米を混ぜ
る場合が多く、その製造方法は、凡そ図14に示す製造
工程に基づいて行われている。すなわち、洗米機1Xに
よって所定量の餅米Aおよび所定量のうるち米Bを別々
に洗米する。一方、煮炊釜2Xで小豆Dを煮て、小豆の
煮汁dを煮汁容器3Xに取り、手動による煮汁dの攪拌
でエアレーションを行い、煮汁dの酸化を促進して発色
させる。前記洗米した所定量のうるち米Bをざる等に取
り水切りしたのち、浸漬樽4Xに入れここにエアレーシ
ョン済みの煮汁dを加えて約1時間漬込み、うるち米B
を着色する(一次浸漬)。前記洗米した所定量の餅米A
をざる等に取り水切りしたのち、混合タンク5Xに入れ
るとともに、一次浸漬されたうるち米Bと、所定量の煮
小豆Dおよび小豆の煮汁dを加えて混合する。混合され
た餅米A、うるち米B、煮小豆Dおよび小豆の煮汁dを
浸漬樽6Xに移して約1時間漬込み、餅米Aおよびうる
ち米Bを発色させる(二次浸漬)。二次浸漬された混合
原料、つまり浸漬米Eを液切りおよび水洗いして、ざる
に取って水切りしたのち、ボール等の容器7Xで所定量
計り取る。蒸用セイロ8Xに布を敷き、ここに前記計り
取った浸漬米Eを平に入れたのち、布をかぶせて包む。
蒸米手段9Xのコンベア9XA上に蒸用セイロ8Xを順
次移し、コンベア9XAで搬送しながら雨ダレ式の中間
シャワーによって散水しつつ乾蒸気にて蒸米する。蒸米
手段9Xの出口から出てきた蒸用セイロ8X中の蒸米F
はざるに取り、蒸用セイロ8Xおよび布は蒸米手段9X
の入口に返す。ざるに取った蒸米Fをざるごと食塩水の
入った樽10Xに数秒間浸漬し、赤飯特有の塩味を付け
る。食塩水の入った樽10Xからざるを引き上げて数秒
間余剰水を切り、最終水分の調整を行って自然放置した
のち後工程に送り込む。後工程では自動計量したのち自
動的に順次耐熱性合成樹脂製袋に袋詰めされる。
【0003】前記従来の工程によってなされる包装赤飯
の製造方法は、その殆どが作業者の手作業に委ねられて
いる。したがって、作業性が悪く作業効率も低いのでコ
ストアップの要因になっている。しかも、蒸用セイロ8
Xに布を敷き、ここに浸漬米Eを平に入れたのち、布を
かぶせて包み、蒸米手段9Xのコンベア9XA上に蒸用
セイロ8Xを順次移し、コンベア9XAで搬送しながら
雨ダレ式の中間シャワーによって散水しつつ乾蒸気にて
蒸米するセイロ蒸し方式では、セイロ8Xの中央部と4
隅部の蒸し状態に差が生じる。つまり、4隅部の蒸米の
含水量は中央部の蒸米の含水量よりも少く、4隅部の蒸
米が中央部の蒸米よりも固化するため、蒸し上がり水分
が均一で、外観および食感が一様に良好な蒸米を得るこ
とができず、品質を低下させることになる。一方、作業
者の経験と勘のみに依存して製造されるので品質にバラ
ツキが生じる。すなわち、従来の包装赤飯の製造方法で
は、高品質の包装赤飯を定常的に安定して製造すること
ができない。また、少なくとも十数名の専従作業者が必
要であるため省人化を妨げている。さらに、比較的多数
の蒸用セイロ8Xおよび浸漬樽4X、10X等を必要と
するため、これらの専有面積が相当に大きくなって通路
面積および有効作業面積が縮小されるので、作業の安全
性が低下する等の欠点を有している。
【0004】また、包装五目飯の製造は、凡そ図15に
示す製造工程に基づいて行われている。すなわち、洗米
機1Xによって所定量のうるち米Aを洗米する。一方、
カラメル水溶液を煮炊釜2Xで煮ることによって得た着
色煮汁B容器3Xに取る。前記洗米した所定量のうるち
米Aをざる等に取り水切りしたのち、混合タンク4Xに
入れるとともに、所定量の着色煮汁Bを加えてる混合す
る。混合されたうるち米Aおよび着色煮汁Bを浸漬樽5
Xに移して所定時間漬込み、うるち米Aを発色させる。
着色煮汁Bに浸漬された原料米、つまり浸漬米Cを液切
りおよび水洗いして、ざるに取って水切りしたのち、ボ
ール等の容器6Xで所定量計り取る。蒸用セイロ7Xに
布を敷き、ここに前記計り取った浸漬米Cを平に入れた
のち、布をかぶせて包む。蒸米手段8Xのコンベア8X
A上に蒸用セイロ7Xを順次移し、コンベア8XAで搬
送しながら雨ダレ式の中間シャワーによって散水しつつ
乾蒸気にて蒸米する。蒸米手段8Xの出口から出てきた
蒸用セイロ7X中の蒸米Dはざるに取り、蒸用セイロ7
Xおよび布は蒸米手段8Xの入口に返す。ざるに取った
蒸米Dをざるごと水道水の入った樽9Xに数秒間浸漬す
る。水道水の入った樽9Xからざるを引上げて数10秒
放置して余剰水を切り、具Eを所定の配合比で供給した
のち、混合機10Xで蒸米Dと具Eを混合して後工程に
送り込む。後工程では自動計量したのち自動的に順次耐
熱性合成樹脂製袋に袋詰めされる。
【0005】このような工程によってなされる包装五目
飯の製造方法も、前記包装赤飯と同様に、作業性が悪く
作業効率も低いのでコストアップの要因になっていると
ともに、高品質の包装五目飯を定常的に安定して製造す
ることができず、少なくとも十数名の専従作業者が必要
であるため省人化を妨げている。
【0006】さらに、包装白飯の製造は、凡そ図16に
示す製造工程に基づいて行われている。すなわち、洗米
機1Xによって所定量のうるち米Aを洗米し、洗米した
うるち米Aをざる等に取り水切りしたのち、浸漬樽2X
に移して所定時間漬込んで浸漬米Bを得る。浸漬米Bを
再度水洗いして、ざる等に取って水切りしたのち、ボー
ル等の容器3Xで所定量計り取る。蒸用セイロ4Xに布
を敷き、ここに前記計り取った浸漬米Bを平に入れたの
ち、布をかぶせて包む。蒸米手段5Xのコンベア5XA
上に蒸用セイロ4Xを順次移し、コンベア5XAで搬送
しながら雨ダレ式の中間シャワーによって散水しつつ乾
蒸気にて蒸米する。蒸米手段5Xの出口から出てきた蒸
用セイロ4X中の蒸米Cはざるに取り、蒸用セイロ4X
および布は蒸米手段5Xの入口に返す。ざるに取った蒸
米Cをざるごと水道水の入った樽6Xに数秒間浸漬す
る。水道水の入った樽6Xからざるを引き上げて数10
秒放置して余剰水を切り、後工程に送り込む。後工程で
は自動計量したのち自動的に順次耐熱性合成樹脂製袋に
袋詰めされる。
【0007】このような工程によってなされる包装白飯
の製造方法も、前記包装赤飯および五目飯同様に、作業
性が悪く作業効率も低いのでコストアップの要因になっ
ているとともに、高品質の包装白飯を定常的に安定して
製造することができず、少なくとも十数名の専従作業者
が必要であるため省人化を妨げている。
【0008】したがって、包装赤飯、包装五目飯および
包装白飯等の包装米飯を連続して全て自動的に製造する
ことで、作業性および作業効率を飛躍的に向上させ、コ
ストダウンを可能にするとともに、品質の低下とバラツ
キを抑えて高品質の包装米飯を定常的に安定製造し、専
従作業者を大幅に削減して省人化を図ることのできる包
装米飯の製造装置の開発が要求されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、作業者の手作業に委ねられているので、作業性が
悪く作業効率も低いのでコストアップを招く点、蒸し上
がり水分が均一で、外観および食感が一様に良好な蒸米
を得ることができず、品質を低下させているとともに、
作業者の経験にのみ依存して製造されるので品質にバラ
ツキが生じて、高品質のレトルト米飯を定常的に安定し
て製造することができない点、少なくとも十数名の専従
作業者が必要であるため省人化を妨げている点等の諸点
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原料
米が投入される原料米投入ホッパと、原料米投入ホッパ
から自動供給される1種もしくは複数種の原料米を貯米
タンクに搬入する第1搬送手段と、貯米タンクから自動
供給される原料米を洗米手段に搬入する第2搬送手段
と、洗米手段により洗米された原料米(洗米)と洗米水
を同時に洗米分離手段に搬入する第3搬送手段と、洗米
分離手段により洗米水から分離して搬送される洗米の種
類に応じて選択的に当該洗米を乾燥させる乾燥手段と、
水切り処理または水切り処理および乾燥処理済み洗米を
搬送する第4搬送手段と、該第4搬送手段によって搬送
される前記処理済み洗米が搬入されるとともに、選択し
た浸漬液に所定時間浸漬して浸漬米を生成する浸漬タン
クと、該浸漬タンクから自動供給される浸漬米を搬送す
る第5搬送手段と、該第5搬送手段によって搬送される
浸漬米を搬入してストックする浸漬米ストックタンク
と、該浸漬米ストックタンクから自動供給される浸漬米
を搬送する第6搬送手段と、該第6搬送手段によって搬
送される浸漬米の種類に応じて選択的に煮小豆を供給す
る煮小豆供給手段と、前記第6搬送手段によって搬送さ
れる浸漬米が搬入される浸漬米供給ホッパと、該浸漬米
供給ホッパから供給される浸漬米を搬送し、かつ攪拌混
合手段によって混合させながら一次蒸しを行う一次蒸米
手段と、一次蒸しされた蒸米の天地を反転させて二次蒸
米手段に供給する反転手段と、該反転手段から供給され
る一次蒸しされた蒸米を搬送し、かつ攪拌混合手段によ
って混合させながら二次蒸しを行う二次蒸米手段と、二
次蒸しされた蒸米の種類に応じて選択的に具を供給する
具供給手段と、二次蒸しされた蒸米を搬送し、かつ攪拌
混合手段によって混合させながら調味液を添加する調味
液添加手段と、を具備していることを特徴とし、原料米
を混米する初期の工程から二次蒸米処理済みの煮小豆と
浸漬米に調味液を添加するとともに、攪拌混合手段によ
って煮小豆と浸漬米を混合させながら調味液を添加する
最終工程に至る作業を連続して全て自動的に行うこと
で、作業性および作業効率を飛躍的に向上させ、コスト
ダウンを可能にするとともに、品質の低下とバラツキを
抑えて高品質の包装米飯を定常的に安定製造し、専従作
業者を大幅に削減して省人化を図る目的を達成した。
【0011】請求項2の発明は、前記第4搬送手段の出
口に前記処理済み洗米に対して浸漬液を噴霧するととも
に、処理済み洗米と浸漬液を攪拌混合して前記浸漬タン
クに搬入噴霧・攪拌混合手段が設けられていることを特
徴とし、色ムラを防止した均等な着色または効果的な糠
取りを可能にした。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、貯米タンクへ原料米
を搬入す作業およびここで混米する作業、貯米タンクか
ら自動供給される原料米を洗米手段に搬入する作業、原
料米を洗米する作業、洗米された原料米(洗米)と洗米
水を同時に洗米分離手段に搬入する作業、洗米と洗米水
を分離して分離された洗米が赤飯用洗米の場合にのみ乾
燥手段によって乾燥する作業、水切り処理済み洗米また
は水切り処理および乾燥処理済み洗米を浸漬タンクに搬
入する作業、浸漬タンク内で前記処理済み洗米を小豆煮
汁、カラメル水溶液の煮汁または水等の浸漬液に所定時
間浸漬して、小豆煮汁で着色された浸漬米、カラメル水
溶液の煮汁で着色された浸漬米あるいは水に浸漬した浸
漬米を生成させる作業、浸漬タンクから前記浸漬液を自
動排出したのち、浸漬タンクから自動供給される浸漬米
を搬送して浸漬米ストックタンクに搬入する作業、浸漬
米ストックタンクで前記浸漬米を所定時間ストックする
作業、浸漬米ストックタンクから自動供給される浸漬米
を搬送し、赤飯用浸漬米の場合にのみ搬送途中で煮小豆
供給手段から浸漬米に煮小豆を供給したのち、一次蒸米
手段入口の浸漬米供給ホッパに搬入する作業、浸漬米供
給ホッパから自動供給される浸漬米を一次蒸米手段よっ
て搬送し、搬送途中で攪拌混合手段によって浸漬米また
は浸漬米と煮小豆を混合させながら一次蒸米する作業、
一次蒸しされた蒸米または煮小豆と蒸米の天地を反転手
段により反転させて二次蒸米手段に供給する作業、反転
手段から供給される一次蒸しされた蒸米または煮小豆と
蒸米を二次蒸米手段によって搬送し、搬送途中で攪拌混
合手段によって混合させながら二次蒸米する作業および
二次蒸米手段から供給される二次蒸しされた蒸米または
煮小豆と蒸漬米を調味液添加手段によって搬送し、調味
液を添加して攪拌混合手段によって攪拌混合するととも
に、五目飯用蒸米の場合にのみ搬送途中で具供給手段か
ら所定の具を供給する作業を、連続して全て自動的に行
うことができる。
【0013】請求項2の発明によれば、前記第4搬送手
段の出口に前記処理済み洗米に対して浸漬液を噴霧する
とともに、処理済み洗米と浸漬液を攪拌混合して前記浸
漬タンクに搬入噴霧・攪拌混合手段が設けられているこ
とを特徴とし、搬送される赤飯用の洗米に対して浸漬液
として小豆煮汁を噴霧し、洗米と小豆煮汁を攪拌混合す
ることによって、色ムラの生じない均等な着色が可能に
なる。また、五目飯用の洗米に対して浸漬液としてカラ
メル水溶液を噴霧し、洗米とカラメル水溶液を攪拌混合
することによって、色ムラの生じない均等な着色が可能
になる。さらに、白飯用の洗米に対して浸漬液として水
を噴霧し、洗米と水を攪拌混合することによって、糠の
除去を促進できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に適用される製造装置の一例を示
す平面図であり、この図において、1は原料米投入ホッ
パ、2は第1搬送手段、3は貯米タンク、4は第2搬送
手段、5は洗米手段、6は第3搬送手段、7は洗米分離
手段、8は乾燥手段、9は第4搬送手段、10は浸漬タ
ンク、11は第5搬送手段、12は浸漬米ストックタン
ク、13は第6搬送手段、14は煮小豆供給手段、15
は一次蒸米手段、16は一次蒸米手段15の入口に設け
られた浸漬米供給ホッパ、17は反転手段、18は二次
蒸米手段、19は調味液添加手段、20は具供給手段を
示す。
【0015】原料米投入ホッパ1は、図2にも示してい
るように、上部開口から投入した原料米が重力によって
滑落して排出口1Aより排出されるように構成され、排
出口1Aに縦型のバケットコンベアによって構成さた第
1搬送手段2の入口が対応している。貯米タンク3は、
一方の縦型貯米タンク30と他方の縦型貯米タンク31
を備えており、一方の縦型貯米タンク30の上部開口に
第1搬送手段2の一方の出口2Aが対応し、他方の縦型
貯米タンク31の上部開口に第1搬送手段2の他方の出
口2Bが対応している。また、両タンク30,31は、
その内部に縦軸回転スクリューによってなる混米機32
が設けられている。この混米機32は、必要に応じて図
示していない原動機により回転駆動され、これにより両
タンク30,31内の貯米を強制攪拌して混合(混米)
する。また、両タンク30,31は、ダンパ(図示省
略)によって開閉される下端部排出口30A,31Aが
第2搬送手段4の上流側に対応している。第2搬送手段
4は、混米機32の下端部排出口30A,31Aに対向
する横型ベルトコンベアによってなる上流側コンベア4
0と、この上流側コンベア40に隣接して配置された縦
型のバケットコンベアによってなる下流側コンベア41
によって構成され、下流側コンベア41の出口41A
は、可撓性に富んだ通路42を介して洗米手段5に連通
している。
【0016】洗米手段5、第3搬送手段6、洗米分離手
段7および乾燥手段8は、図3にも示している。すなわ
ち、洗米手段5は、2本のスクリュー5a(ただし、図
3には1本のスクリュー5aのみを示している)を備え
た上流側のもみ洗い搬送部5Aと、この搬送部5Aの下
流側に隣接して連通する洗米槽5Bを有し、もみ洗い搬
送部5Aをオーバフローした「とぎ汁」は、洗米槽5B
の反対側に設けた排水通路5Cを通って排水され、洗米
用の水(たとえば水道水)が給水通路5Dから洗米槽5
Bの底部近くに新水として供給される。なお、前記可撓
性に富んだ通路42の出口は、包装五目飯および包装白
飯の製造時に上流側のもみ洗い搬送部5Aに開口させ、
包装赤飯の製造時に下流側の洗米槽5Bに開口させる。
第3搬送手段6は、洗米槽5Bの下端開口部と洗米分離
手段7の入口を連通させる通路6Aと、この通路6Aに
介設されて洗米と水を同時に洗米分離手段7に圧送する
ポンプ6Bによって構成されている。洗米分離手段7
は、原動機7aおよびこの原動機7aによって回転駆動
されるステンレス金網製の横軸水切りドラム7Aを取付
けた上流側分離槽70と、横型の水切りコンベア71を
備えており、上流側分離槽70の出口を形成している下
向きシュート7bの下端が水切りコンベア71の上流側
搬送面に接近して開口しており、還流通路7Cを設けて
ある。乾燥手段8は、水切りコンベア71の下流側搬送
面に対応して設けられ、たとえばブロアー8Aにより熱
風を水切りコンベア71の下流側搬送面に吹付けて乾燥
するように構成されている。
【0017】第4搬送手段9は、図1において、実線、
一点鎖線、二点鎖線および破線で示しているように、洗
米分離手段7における水切りコンベア71から搬出され
た洗米を搬送して、浸漬タンク10を構成している4つ
の浸漬タンク10A,10B,10C,10Dの中から
選択した1つのタンクに搬入するためのもので、洗米分
離手段7側から浸漬タンク10側に向けて上がり勾配に
傾斜するベルトコンベアによって構成されている。
【0018】第4搬送手段9の出口には、図4に示すよ
うに、噴霧・攪拌混合手段21が全幅に対応して設けら
れている。この噴霧・攪拌混合手段21は、水切り処理
または水切りおよび乾燥処理済み洗米に対して浸漬液を
噴霧する噴霧ノズル21Aと、浸漬液および浸漬液の噴
霧済み洗米を受取る受取部21B、この受取部21Bの
内部に回転自在に設置された攪拌羽根21Cを備えてお
り、水切処理済みの五目飯用の洗米に浸漬液としてカラ
メル水溶液を噴霧し、水切り処理済みの白飯用の洗米に
浸漬液として水を噴霧し、水切り処理および乾燥処理済
み洗米の赤飯用の洗米に浸漬液として小豆煮汁を噴霧す
るようになっている。
【0019】浸漬タンク10は、図1および図5に示す
ように、2つの大型浸漬タンク10A,10Bと、2つ
の小型浸漬タンク10C,10Dによって構成されてい
る。大型浸漬タンク10A,10Bは、図6に示すよう
に、ダンパ10Eによって開閉される排出口10Fを下
端部に有し、エアレーション用の空気供給手段10Gお
よび温度制御機能付き加熱手段10Hを備えており、空
気供給手段10Gは、圧縮空気源(エアーコンプレッ
サ)10g1、バルブV1を介設した供給通路10g2
および多数の噴出孔(図示省略)を設けた噴出用円盤1
0g3を備え、温度制御機能付き加熱手段10Hは、加
熱媒体として蒸気を供給する熱源10h1、マグネット
バルブV3を介設した熱媒通路10h2、温度検出セン
サ10h3および温度調整器10h4を備えている。そ
して、温度検出センサ10h3によって検出した温度に
基づいて温度調整器10h4からマグネットバルブV3
に温度調整信号を出力し、マグネットバルブV3をON
・OFFすることで大型浸漬タンク10A,10Bの内
部を設定温度に保持するようになっている。また、バル
ブV2を介設した浸漬液排出通路10Iが設けられてい
るとともに、新水供給手段10Jとオーバフロー通路1
0Kを備えており、新水供給手段10Jは、バルブV4
を介設して前記供給通路10g2におけるバルブV1よ
り下流側に分岐接続した通路10jによって構成されて
いる。
【0020】一方、小型浸漬タンク10C,10Dは、
図7に示すように、ダンパ10Eによって開閉される排
出口10Fを下端部に有し、エアレーション用の空気供
給手段10Gおよび温度制御機能付き加熱手段10Hを
備えている。なお、空気供給手段10Gと温度制御機能
付き加熱手段10Hおよび浸漬液排出通路10Iの構成
は、図6で説明した大型浸漬タンク10A,10Bの空
気供給手段10G、加熱手段10Hおよび煮汁排出通路
10Iと同様であるため、同一符号を付して構造および
作用説明は省略する。また、小豆煮汁を循環させる循環
系10Lを設けている。循環系10Lは、循環ポンプ1
0l1を介設した循環通路10l2によって構成されて
いる。
【0021】第5搬送手段11は、図1および図5に示
すように、浸漬タンク10から自動供給される浸漬米、
つまり、浸漬液排出通路10I(図6、図7参照)から
浸漬液を排出したのちに、大型浸漬タンク10A,10
Bまたは小型浸漬タンク10C,10Dの排出口10F
から重力によって落下して排出される浸漬米を浸漬米ス
トックタンク12に搬送するためのもので、大型浸漬タ
ンク10A,10Bの排出口10Fの下側に対応して設
置された横型の第1コンベア11A、小型浸漬タンク1
0C,10Dの排出口10Fの下側に対応し、かつ第1
コンベア11Aの上位に設置され横型の第2コンベア1
1Bおよび第1コンベア11Aから搬出された浸漬米を
搬送して、浸漬米ストックタンク12に搬入する第3コ
ンベア11Cによって構成され、第3コンベア11C
は、第1コンベア11A側から浸漬米ストックタンク1
2側に向けて上がり勾配に傾斜している。また、第3コ
ンベア11Cの上流部に攪拌混合手段22が設けられて
いる。この攪拌混合手段22は、第3コンベア11Cに
よって搬送される浸漬米を攪拌混合するためのもので、
図8に示すように、原動機22Aと、原動機22Aによ
って回転させられる回転軸22Bおよび回転軸22Bに
固着された複数のL字状の攪拌棒22Cを備えており、
第3コンベア11Cの搬送面に対応して設置されてい
る。
【0022】浸漬米ストックタンク12は、図1および
図9に示すように、外周にウオータジャケット12Aを
設けた二重構造になっており、ダンパ12Bによって開
閉される排出口12Cを下端部に有し、ウオータジャケ
ット12Aに冷却水を通水させる冷却水供給系12Dが
設けられている。
【0023】第6搬送手段13は、図1および図10に
示すように、浸漬米ストックタンク12から排出される
浸漬米を搬送し、レトルト赤飯製造の場合に搬送途中で
煮小豆供給手段14から浸漬米に煮小豆を供給したの
ち、一次蒸米手段15の入口に設置されている浸漬米供
給ホッパ16に搬入するためのもので、上流部が浸漬米
ストックタンク12の排出口12Cの下側に対応し、下
流端が浸漬米供給ホッパ16の上部開口に対応するコン
ベアによって構成されており、浸漬米ストックタンク1
2側から浸漬米供給ホッパ16に向けて上がり勾配に傾
斜している。そして、上流部の搬送面に対応して煮小豆
供給手段14が設置されている。したがって、第6搬送
手段13によって搬送される浸漬米には、包装赤飯製造
の場合にのみ、その搬送途中で煮小豆供給手段14から
煮小豆が所定の割合で供給されたのち、浸漬米供給ホッ
パ16に搬入される。
【0024】第6搬送手段13から浸漬米供給ホッパ1
6に搬入された浸漬米または煮小豆と浸漬米は、レベル
センサ(図示省略)によって所定の開度に保持されるホ
ッパゲ−ト16Aを通って定量ずつ一次蒸米手段15に
自動供給される。すなわち、包装五目飯と包装白飯製造
の場合には、浸漬米が所定の幅寸法および厚さを有する
層状態で一次蒸米手段15に供給され、包装赤飯製造の
場合は、煮小豆と浸漬米には、所定の幅寸法および厚さ
を有し下側の浸漬米層の上側に煮小豆層が存在する二層
の状態で一次蒸米手段15に供給される。
【0025】一次蒸米手段15は、浸漬米供給ホッパ1
6から一層または二層状で供給される浸漬米あるいは煮
小豆と浸漬米に対して、特に、加湿・加熱による吸水を
主要とした蒸煮処理を行ためのもので、図11および図
12に示すように、ステンレスネット製の搬送コンベア
15A、加湿用の噴霧手段15B、加熱用の蒸気加熱手
段15D、攪拌混合手段15Eおよび超音波ネット洗浄
機15Fを備えている。噴霧手段15Bは、一次蒸米手
段15の長手方向に分割した四箇所において搬送コンベ
ア15Aの搬送面に対応して設置され、加湿用の温水ま
たは温水を供給するポンプ15b1、バルブV5を介設
した水供給通路15b2および3つの噴霧ノズルn1,
n2,n3を設けた噴霧管15b3によって構成されて
いる。なお、噴霧ノズルn1,n2,n3は、搬送コン
ベア15Aの搬送面に載って移動する浸漬米層または煮
小豆と浸漬米層の全幅に対して偏ることなく一様に常温
水あるいは温水を噴霧して加湿できるように、適当な間
隔を有して下向きに取付けられている。蒸気加熱手段1
5Dは、一次蒸米手段15の長手方向に分割した二箇所
において搬送コンベア15Aの搬送面の下側に対応して
設置され、それぞれは、乾蒸気またはスチームクリーナ
(図示省略)によって変換された飽和蒸気を供給する蒸
気発生源15d1、バルブV6が介設されているととも
に搬送コンベア15Aの幅方向にのびる蒸気供給通路1
5d2およびこの蒸気供給通路15d2から分岐されて
搬送コンベア15Aの長手方向にのびる4つの蒸気吐出
管15d3によって構成されおり、蒸気吐出管15d3
には、長手方向に適当な間隔を有して下向きの吐出口1
5d4が形成されている。攪拌混合手段15Eは、一次
蒸米手段15の長手方向に分割した二箇所において搬送
コンベア15Aの搬送面に対応して設置され、前記図8
で説明した攪拌混合手段22と同様に構成されている。
すなわち、攪拌混合手段15Eは、原動機15e1と、
原動機15e1によって回転させられる回転軸15e2
および回転軸15e2に固着された複数のL字状の攪拌
棒15e3を備えており、搬送コンベア15Aの搬送面
に対応して設置されている。
【0026】反転手段17は、一次蒸米手段15によっ
て一次蒸しされた浸漬米または煮小豆と浸漬米の天地を
反転させて二次蒸米手段18に供給するためのもので、
一次蒸米手段15の出口から二次蒸米手段18の入口に
向けて大きい傾斜角で下向きに傾斜する傾斜板によって
構成され、その表面に、たとえばフッ素樹脂加工が施さ
れている。したがって、一次蒸しされた浸漬米または煮
小豆と浸漬米は、反転手段17の表面に付着することな
くスムーズに滑落し、天地が反転した状態で二次蒸米手
段18に供給される。
【0027】図11の二次蒸米手段18は、一次蒸米手
段15によって一次蒸米され、攪拌混合手段15Eによ
って攪拌混合されたのち、反転手段17により天地が反
転した状態で供給される浸漬米または煮小豆と浸漬米に
対して、特に、加湿・加熱による蒸らしを主要とした蒸
し処理を行うためのもので、ステンレスネット製の搬送
コンベア18A、二箇所に設けた噴霧手段18B、蒸気
加熱手段18D、1つの攪拌混合手段18Eおよび超音
波ネット洗浄機18Fを備えている。なお、噴霧手段1
8B、蒸気加熱手段18Dおよび攪拌混合手段18Eの
構造は、一次蒸米手段15の噴霧手段15B、蒸気加熱
手段15Dおよび攪拌混合手段15Eと同様(図12参
照)であるから、これらの構造説明は省略する。
【0028】図11および図13の調味液添加手段19
は、二次蒸米手段18から供給される二次蒸しされた浸
漬米または煮小豆と浸漬米に所定の調味液を添加し、か
つ攪拌混合するためのもので、搬送コンベア19A、二
箇所に分割して設置される調味液噴霧系19B1,19
B2および2つの攪拌混合手段19Dを備えている。調
味液噴霧系19B1,19B2は、それぞれ搬送コンベ
ア19Aの搬送面に対応して設置され、所定の調味液を
供給するポンプ19b1、バルブV7を介設した調味液
供給通路19b2および3つの噴霧ノズルn1,n2,
n3を設けた噴霧管19b3によって構成されており、
具供給手段20が攪拌混合手段19Dの上流側で搬送コ
ンベア19Aの搬送面に対応して設置されている。な
お、噴霧ノズルn1,n2,n3は、搬送コンベア19
Aの搬送面に載って移動する一次蒸しされた蒸米または
一次蒸しされた煮小豆と蒸米の全幅に対して、偏ること
なく一様に調味液を噴霧して調味できるように適当な間
隔を有して下向きに取付けられている。また、攪拌混合
手段19Dの構造は、一次蒸米手段15および二次蒸米
手段18の攪拌混合手段15E、18Eと同様であるか
ら、これらの説明は省略する。
【0029】つぎに、包装赤飯を製造する場合の作動に
ついて説明する。 (1).計量した餅米を原料投入ホッパ1の上部開口か
ら投入すると、重力によって滑落して排出口1Aより排
出され、第1搬送手段2によって、たとえば、一方の縦
型貯米タンク30に投入される。なお、複数銘柄の餅米
を原料米として使用する場合は、タンク30内の混米機
32を駆動することにより強制攪拌して混合(混米)す
ればよい。 (2).タンク30のダンパを開放して、原料米を下端
部排出口30Aから第2搬送手段4の横型ベルトコンベ
アによってなる上流側コンベア40上に排出する。排出
された原料米は、上流側コンベア40およびバケットコ
ンベアによってなる下流側コンベア41によって搬送さ
れ、下流側コンベア41の出口41Aから可撓性に富ん
だ通路42を経て洗米手段5における洗米槽5Bに送り
こまれる。
【0030】(3).洗米手段5の洗米槽5Bには、そ
の底部近くに設けた給水通路5Dから洗米用の水(たと
えば水道水)が新水として供給される。したがって、洗
米槽5B内の原料米は、上向きに流れれる新水の水圧に
より洗米され、この時に発生する「とぎ汁」は、もみ洗
い搬送部5Aをオーバフローして排水通路5Cを通って
排水される。所定時間の洗米が終了した時点で、第3搬
送手段6のポンプ6Bを作動させる。その結果、洗米と
洗浄水は同時に通路6Aを通って洗米分離手段7の横軸
水切りドラム7A内に圧送される。
【0031】(4).洗米分離手段7では、原動機7a
によってステンレス金網製の横軸水切りドラム7Aが回
転駆動されている。したがって、洗米はドラム7Aに受
け止められた状態で前進し、シュート7bから水切りコ
ンベア71の上流側搬送面に順次落下する。一方、水切
りドラム7Aを透過した洗浄水は、上流側分離槽70の
底部で一旦受け止められたのち、還流通路7cを通って
洗米手段5の洗米槽5Bに還流される。また、水切りコ
ンベア71の上流側搬送面に順次落下した洗米は、水切
りコンベア71によって、さらに水切りがなされて搬送
され、その途中で乾燥手段8のブロアー8Aにより熱風
を吹き付けられ、乾燥した状態で第4搬送手段9に搬出
される。
【0032】(5).第4搬送手段9は、予め図1の実
線のように、浸漬タンク10における大型の浸漬タンク
10Aに対応している。第4搬送手段9によって搬送さ
れる水切りおよび乾燥処理済み洗米(餅米)は、第4搬
送手段9の出口で噴霧・攪拌混合手段21によって小豆
煮汁が噴霧され攪拌混合されたのち、小豆煮汁とともに
大型浸漬タンク10Aに落下して小豆煮汁に浸漬され
る。このように、小豆煮汁を噴霧し、かつ洗米と小豆煮
汁を攪拌混合するとともに、含水量を少なくして吸水性
を高めた洗米を浸漬タンクに搬入することで、洗米によ
る小豆煮汁の吸汁作用を高めて小豆煮汁による着色を促
進して、色ムラの生じない均等な着色が可能になる。
【0033】(6).大型の浸漬タンク10A内では、
エアレーション用の空気供給手段10Gにより空気を供
給して小豆煮汁にエアレーションを行うとともに、温度
制御機能付き加熱手段により所定温度に加熱される。こ
れにより、小豆煮汁の発色および餅米に対する着色を促
進して浸漬時間を短縮することができる。
【0034】(7).一方、計量したうるち米を原料米
投入ホッパ1の上部開口から投入すると、重力によって
滑落して排出口1Aより排出され、第1搬送手段2によ
って、たとえば、他方の縦型貯米タンク31に投入され
る。なお、複数銘柄のうるち米を原料米として使用する
場合は、タンク31内の混米機32を駆動することによ
り強制攪拌して混合(混米)すればよい。
【0035】(8).タンク31のダンパを開放して、
原料米を下端部排出口31Aから第2搬送手段4の横型
ベルトコンベアによってなる上流側コンベア40上に排
出する。排出された原料米は、上流側コンベア40およ
びバケットコンベアによってなる下流側コンベア41に
よって搬送され、下流側コンベア41の出口41Aから
可撓性に富んだ通路42を経て洗米手段5における洗米
槽5Bに送りこまれる。
【0036】(9).洗米手段5での洗米、洗米分離手
段7での洗米分離および乾燥手段8のブロアー8Aによ
る熱風乾燥は前述の餅米の場合と同様になされて第4搬
送手段9に搬出されるので、これらの作用説明は省略す
る。
【0037】(10).第4搬送手段9は、予め図1の
二点鎖線のように、浸漬タンク10における小型の浸漬
タンク10Cに対応している。第4搬送手段9によって
搬送される水切りおよび乾燥処理済みうるち米は、第4
搬送手段9の出口で噴霧・攪拌混合手段20によって小
豆煮汁が噴霧され攪拌混合されたのち、小豆煮汁ととも
に小型浸漬タンク10Cに落下して小豆煮汁に浸漬され
る。このように、小豆煮汁を噴霧し、かつ洗米と小豆煮
汁を攪拌混合するとともに、含水量を少なくして吸水性
を高めた洗米を浸漬タンクに搬入することで、洗米によ
る小豆煮汁の吸汁作用を高めて小豆煮汁による着色を促
進して、色ムラの生じない均等な着色が可能になる。特
に、うるち米に対しては、前日に製造された濃色の小豆
煮汁を使用するのが好ましい。
【0038】(11).小型の浸漬タンク10C内で
は、エアレーション用の空気供給手段10Gにより空気
を供給して小豆煮汁にエアレーションを行うとともに、
温度制御機能付き加熱手段10Hにより前述の餅米場合
の加熱温度よりも10℃程度高温に加熱される。同時に
循環ポンプ10l1の作動によって小豆煮汁を循環させ
る。このように、餅米場合の加熱温度よりも10℃程度
高温に加熱し、かつ小豆煮汁を循環させることで、うる
ち米の着色時間を餅米の着色時間に近付けて、浸漬時間
を短縮することができる。前記従来のバッチ式の浸漬方
法では、うるち米の浸漬に餅米の浸漬時間の2倍に相当
する2時間を要したが、本発明では、うるち米の浸漬時
間を餅米の浸漬時間と同じ1時間に短縮して良好な着色
を得ることができる。
【0039】(12).大型の浸漬タンク10Aおよび
小型の浸漬タンク10Cにおける浸漬処理が所定時間経
過したならば、浸漬タンク10A、10Cそれぞれの浸
漬液排出通路10Iを開放して煮汁を排出したのち、浸
漬タンク10Aの排出口10Fから着色された餅米を排
出し、浸漬タンク10Cの排出口10Fから着色された
うるち米を排出する。排出された餅米は、第5搬送手段
11の横型の第1コンベア11Aによって第3コンベア
11Cに向けて搬送される。また、排出されたうるち米
は、第2コンベア11Bによって搬送され、第1コンベ
ア11Aによって搬送されている餅米の上に順次落下す
る。第1コンベア11Aの搬送速度と第2コンベア11
Bの搬送速度の相対速度を制御することにより、餅米と
うるち米の割合を所定の割合(たとえば餅米8に対して
うるち米2)に設定できる。
【0040】(13).所定の割合を有して第1コンベ
ア11Aによって搬送される着色された浸漬米、つま
り、着色された餅米とうるち米は第3コンベア11Cに
移送され、第3コンベア11Cによって搬送される。第
3コンベア11Cでは着色された餅米とうるち米が攪拌
混合手段21によって均等に攪拌混合されたのち、浸漬
米ストックタンク12に搬入される。
【0041】(14).浸漬米ストックタンク12のウ
オータジャケット12Aには、冷却水供給系12Dによ
って冷却水を連続して通水させる。そのために、搬入さ
れた浸漬米の温度を下げて腐敗を防止できる。したがっ
て、前日のストック分を当日の作業開始と同時に使用で
きるので、前述の原料米を投入した時点から着色された
浸漬米が浸漬米ストックタンク12に搬入されるまでの
作業に要する待ち時間を省略して作業効率を向上させる
ことができる。
【0042】(15).浸漬米ストックタンク12のダ
ンパ12Bを開放することで、排出口12Cから第6搬
送手段13に浸漬米が排出される。第6搬送手段13に
よって搬送される浸漬米の上面に、煮小豆供給手段14
から煮小豆が所定の割合(体積比約5%)で供給された
のち、浸漬米供給ホッパ16に搬入される。
【0043】(16).浸漬米供給ホッパ16に搬入さ
れた煮小豆と浸漬米は、ホッパゲ−ト16Aを通って所
定の幅寸法および厚さを有し下側の浸漬米層の上側に煮
小豆層が存在する二層の状態で一次蒸米手段15に供給
される。
【0044】(17).一次蒸米手段15では、ステン
レスネット製の搬送コンベア15Aによって層状の煮小
豆と浸漬米が搬送され、攪拌混合手段15Eによって煮
小豆と浸漬米を均等に混合させながら、特に、加湿・加
熱による吸水を主要とした一次蒸煮処理が施される。す
なわち、噴霧手段15Bの噴霧ノズルn1,n2,n3
により上側から加湿用の常温水を煮小豆と浸漬米の全幅
に対して偏ることなく一様に噴霧するとともに、蒸気加
熱手段15Dの蒸気吐出口15d4より下側から加熱用
の飽和蒸気を吐出する。一次蒸米された煮小豆と浸漬米
は反転手段17に移送される。なお、微量の煮小豆と浸
漬米が反転手段17に移送されずに搬送コンベア15A
に付着して残存したとしても、超音波ネット洗浄機15
Fによって洗浄して除去されるので、搬送コンベア15
Aが目詰まりすることはない。
【0045】(18).一次蒸しされた煮小豆と蒸米
は、反転手段17の表面に付着することなくスムーズに
滑落し、天地が反転した状態で二次蒸米手段18に移送
される。二次蒸米手段18では、天地が反転した煮小豆
と浸漬米がステンレスネット製の搬送コンベア18Aに
よって搬送され、特に、加湿・加熱による蒸らしを主要
とした蒸し処理が施される。天地を反転させることによ
って、蒸しムラのない良好な蒸米が得られる。すなわ
ち、噴霧手段18Bの噴霧ノズルn1,n2,n3によ
り上側から加湿用の常温水を煮小豆と浸漬米の全幅に対
して偏ることなく一様に噴霧するとともに、蒸気加熱手
段18Dの蒸気吐出口18d4より下側から加熱用の飽
和蒸気を吐出し攪拌混合手段18Eによって攪拌混合す
る。二次蒸しされた煮小豆と蒸米は調味液添加手段19
の搬送コンベア19Aに移送される。なお、微量の煮小
豆と浸漬米が調味液添加手段19に移送されずに搬送コ
ンベア18Aに付着して残存したとしても、超音波ネッ
ト洗浄機18Fによって洗浄して除去されるので、搬送
コンベア18Aが目詰まりすることはない。
【0046】(19).二次蒸米手段18から調味液添
加手段19の搬送コンベア19Aに移送され、該搬送コ
ンベア19Aによって搬送される二次蒸しされた煮小豆
と浸漬米には、調味液として塩水が添加され、かつ攪拌
混合される。すなわち、二箇所に分割して設置された調
味液噴霧系19B1,19B2により上側から調味液を
煮小豆と浸漬米の全幅に対して偏ることなく一様に噴霧
して添加されるとともに、攪拌混合手段19Dによって
攪拌混合したのち後工程に送り込まれる。後工程では、
自動計量したのち、自動的に順次耐熱性合成樹脂製袋に
袋詰めされる。
【0047】包装五目飯を製造する場合の作動を前記
(1)ないし(19)に基づいて説明する。前記(1)
では計量したうるち米が原料投入ホッパ1に投入され
る。この原料米は、第1搬送手段2によって、たとえ
ば、一方の縦型貯米タンク30に投入される。なお、複
数銘柄のうるち米を原料米として使用する場合は、タン
ク30内の混米機32により強制攪拌して混合(混米)
すればよい。
【0048】前記(2)では、排出された原料米が下流
側コンベア41の出口41Aから可撓性に富んだ通路4
2を経て洗米手段5におけるもみ洗い搬送部5ABに送
りこまれる。
【0049】前記(3)では、2本のスクリュー5aに
よってもまれながら洗米用水中を搬送されてもみ洗いさ
れる。この時に発生する「とぎ汁」は、もみ洗い搬送部
5Aをオーバフローして排水通路5Cを通って排水され
る。もみ洗いされた原料米は洗米層5Bに送られ、ここ
で上向きに流れる新水の水圧によりさらに洗米される。
所定時間の洗米が終了した時点で、第3搬送手段6のポ
ンプ6Bを作動させる。その結果、洗米と洗浄水は同時
に通路6Aを通って洗米分離手段7の横軸水切りドラム
7A内に圧送される。
【0050】前記(4)では、乾燥手段8による乾燥処
理のみを省略して第4搬送手段9に搬出される。
【0051】前記(5)では、第4搬送手段9の出口で
噴霧・攪拌混合手段21によってカラメル水溶液によっ
てなる着色煮汁が噴霧され攪拌混合されたのち、着色煮
汁とともに大型浸漬タンク10Aに落下して着色煮汁に
浸漬される。このように、着色煮汁を噴霧し、かつ洗米
と着色煮汁を攪拌混合して浸漬タンク10Aに搬入する
ことで、洗米による煮汁の着色作用を高めて着色を促進
して、色ムラの生じない均等な着色が可能になる。
【0052】前記(6)ないし(11)の作動は省略す
る。
【0053】前記(12)では、大型の浸漬タンク10
Aにおける浸漬処理が所定時間経過したならば、浸漬タ
ンク10A浸漬液排出通路10Iを開放して煮汁を排出
したのち、ダンパ10Eを開いて排出口10Fから着色
米を排出する。排出された着色米は、第5搬送手段11
の第1コンベア11Aによって第3コンベア11Cに向
けて搬送される。
【0054】前記(13)では、着色米が第3コンベア
11Cに移送され、第3コンベア11Cでは攪拌混合手
段21によって均等に攪拌混合されたのち、浸漬米スト
ックタンク12に搬入される。
【0055】前記(14)では同様の作動を行い、原料
米を投入した時点から着色米が浸漬米ストックタンク1
2に搬入されるまでの作業に要する待ち時間を省略する
効果を得る。
【0056】前記(15)では、煮小豆供給手段14に
よる煮小豆の供給を省略して浸漬米供給ホッパ16に搬
入される。
【0057】前記(16)では、ホッパゲ−ト16Aを
通って所定の幅寸法および厚さを有する層状態で浸漬米
が一次蒸米手段15に供給される。
【0058】前記(17)では、一次蒸米手段15で
は、層状の浸漬米がステンレスネット製の搬送コンベア
15Aによって搬送され、攪拌混合手段15Eによって
混合させながら、前記同様に加湿・加熱による吸水を主
要とした一次蒸煮処理が施されて反転手段17に移送さ
れる。
【0059】前記(18)では、一次蒸しされた蒸米が
反転手段17の表面に付着することなくスムーズに滑落
し、天地が反転した状態で二次蒸米手段18に移送され
る。二次蒸米手段18では、天地が反転した層状の蒸米
がステンレスネット製の搬送コンベア18Aによって搬
送され、前記同様の作動を行い調味液添加手段19の搬
送コンベア19Aに移送される。
【0060】前記(19)では、まず、具供給手段20
によって所定の具が所定の割合で上から分散して供給さ
れ、攪拌混合手段19Dによって攪拌混合される。この
ように、蒸米に対して具を分散して供給したのちに攪拌
混合するので、均等な混合状態を速やかに得ることがで
きる。続いて調味液噴霧系19B1により上側から蒸米
の全幅に対して偏ることなく一様に水を噴霧して打ち水
を行い、攪拌混合手段19Dによって攪拌混合したの
ち、調味液噴霧系19B2により上側から調味液を蒸米
の全幅に対して偏ることなく一様に噴霧して添加したの
ち、後工程に送り込まれる。後工程では、自動計量した
のち、自動的に順次耐熱性合成樹脂製袋に袋詰めされ
る。
【0061】つぎに、包装白飯を製造する場合の作動を
前記(1)ないし(19)に基づいて説明する。前記
(1)では計量したうるち米が原料投入ホッパ1に投入
される。この原料米は、第1搬送手段2によって、たと
えば、一方の縦型貯米タンク30に投入される。なお、
複数銘柄のうるち米を原料米として使用する場合は、タ
ンク30内の混米機32により強制攪拌して混合(混
米)すればよい。
【0062】前記(2)では、排出された原料米が下流
側コンベア41の出口41Aから可撓性に富んだ通路4
2を経て洗米手段5におけるもみ洗い搬送部5ABに送
り込まれる。
【0063】前記(3)では、2本のスクリュー5aに
よってもまれながら洗米用水中を搬送されてもみ洗いさ
れる。この時に発生する「とぎ汁」は、もみ洗い搬送部
5Aをオーバフローして排水通路5Cを通って排水され
る。もみ洗いされた原料米は洗米層5Bに送られ、ここ
で上向きに流れる新水の水圧によりさらに洗米される。
所定時間の洗米が終了した時点で、第3搬送手段6のポ
ンプ6Bを作動させる。その結果、洗米と洗浄水は同時
に通路6Aを通って洗米分離手段7の横軸水切りドラム
7A内に圧送される。
【0064】前記(4)では、乾燥手段8による乾燥処
理のみを省略して第4搬送手段9に搬出される。
【0065】前記(5)では、第4搬送手段9の出口で
噴霧・攪拌混合手段21によって高圧水が噴霧され攪拌
混合されたのち、水とともに大型浸漬タンク10Aに落
下して水に浸漬される。このように、高圧水を噴霧する
ことで糠取りがなされ、さらに洗米と水を混合すること
によって糠取りが一層促進される。
【0066】前記(6)ないし(11)の作動は省略す
る。
【0067】前記(12)では、新水供給手段10Jに
より下側から新水を供給して「すすぎ」がなされ、これ
によって発生した糠のとぎ汁はオーバフロー通路10K
から排出される。浸漬タンク10Aにおける浸漬処理が
所定時間経過したならば、浸漬タンク10A浸漬液排出
通路10Iを開放して水を排出したのち、ダンパ10E
を開いて排出口10Fから浸漬米を排出する。排出され
た浸漬米は、第5搬送手段11の第1コンベア11Aに
よって第3コンベア11Cに向けて搬送される。
【0068】前記(13)では、浸漬米が第3コンベア
11Cに移送され、第3コンベア11Cでは攪拌混合手
段21によって均等に攪拌混合されたのち、浸漬米スト
ックタンク12に搬入される。
【0069】前記(14)では同様の作動を行い、原料
米を投入した時点から浸漬米が浸漬米ストックタンク1
2に搬入されるまでの作業に要する待ち時間を省略する
効果を得る。
【0070】前記(15)では、煮小豆供給手段14に
よる煮小豆の供給を省略して浸漬米供給ホッパ16に搬
入される。
【0071】前記(16)では、ホッパゲ−ト16Aを
通って所定の幅寸法および厚さを有する層状態で浸漬米
が一次蒸米手段15に供給される。
【0072】前記(17)では、一次蒸米手段15で
は、層状の浸漬米がステンレスネット製の搬送コンベア
15Aによって搬送され、攪拌混合手段15Eによって
混合させながら、前記同様に加湿・加熱による吸水を主
要とした一次蒸煮処理が施される。すなわち、噴霧手段
15bにより加湿用の温水が噴霧され、蒸気加熱手段1
5Dにより一次蒸しして反転手段17に移送される。
【0073】前記(18)では、一次蒸しされた蒸米が
反転手段17の表面に付着することなくスムーズに滑落
し、天地が反転した状態で二次蒸米手段18に移送され
る。二次蒸米手段18では、天地が反転した層状の蒸米
がステンレスネット製の搬送コンベア18Aによって搬
送され、攪拌混合手段18Dによって混合させながら加
湿用の温水が噴霧されれたのち、調味液添加手段19の
搬送コンベア19Aに移送される。
【0074】前記(19)では、攪拌混合手段19Dに
よって攪拌混合され、つづいて調味液噴霧系19B1に
より上側から蒸米の全幅に対して偏ることなく一様に所
定の調味料を噴霧し、さらに攪拌混合手段19Dによっ
て攪拌混合したのち、調味液噴霧系19B2により上側
から所定の調味料を蒸米の全幅に対して偏ることなく一
様に噴霧して添加したのち、後工程に送り込まれる。後
工程では、自動計量したのち、自動的に順次耐熱性合成
樹脂製袋に袋詰めされる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来で
は作業者の手作業に委ねられていた包装赤飯、包装五目
飯および包装白飯等の包装米飯の製造を連続して自動的
に実行することができるので、作業性および作業効率が
大幅に向上しコストダウンを達成することができるとと
もに、蒸し上がり水分が均一で、外観および食感が一様
に良好な高品質の包装米飯をバラツクことなく定常的に
安定して製造することができる。また、専従作業者が削
減されるので省人化を達成できる。さらに、搬送される
洗米に対する浸漬液の噴霧と洗米と浸漬液の攪拌混合作
用によって、赤飯と五目飯の製造時には、色ムラの生じ
ない均等な着色が可能になり、白飯の製造時には糠の除
去を促進して食感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に適用される製造装置の一実施例の
長手方向寸法を部分的に縮小して示す平面図である。
【図2】貯米タンクと第2搬送手段の側面図である。
【図3】洗米手段と第3搬送手段、洗米分離手段および
乾燥手段の拡大縦断側面図である。
【図4】噴霧・攪拌混合手段の拡大縦断側面図である。
【図5】浸漬タンクと第5搬送手段の側面図である。
【図6】大型浸漬タンクの拡大縦断側面図である。
【図7】小型浸漬タンクの拡大縦断側面図である。
【図8】攪拌・混合手段を示す拡大正面図である。
【図9】浸漬米ストックタンクの拡大縦断側面図であ
る。
【図10】浸漬米ストックタンクと煮小豆供給手段およ
び第6搬送手段の関係を示す側面図である。
【図11】第1蒸米手段、第2蒸米手段、反転手段およ
び調味液添加手段の長手方向寸法を部分的に縮小して示
す拡大縦断側面図である。
【図12】図11のアーア線断面図である。
【図13】図11のイーイ線断面図である。
【図14】従来の包装赤飯の製造工程を示すブロック図
である。
【図15】従来の包装五目飯の製造工程を示すブロック
図である。
【図16】従来の包装白飯の製造工程を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 原料投入ホッパ 2 第1搬送手段 3 貯米タンク 4 第2搬送手段 5 洗米手段 6 第3搬送手段 7 洗米分離手段 8 乾燥手段 9 第4搬送手段 10 浸漬タンク 11 第5搬送手段 12 浸漬米ストックタンク 13 第6搬送手段 14 煮小豆供給手段 15 一次蒸米手段 15E 攪拌混合手段 16 煮小豆・浸漬米供給ホッパ 17 反転手段 18 二次蒸米手段 18E 攪拌混合手段 19 調味液添加手段 19D 攪拌混合手段 20 具供給手段 22 攪拌混合手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料米が投入される原料米投入ホッパ
    と、 原料米投入ホッパから自動供給される1種もしくは複数
    種の原料米を貯米タンクに搬入する第1搬送手段と、 貯米タンクから自動供給される原料米を洗米手段に搬入
    する第2搬送手段と、 洗米手段により洗米された原料米(洗米)と洗米水を同
    時に洗米分離手段に搬入する第3搬送手段と、 洗米分離手段により洗米水から分離して搬送される洗米
    の種類に応じて選択的に当該洗米を乾燥させる乾燥手段
    と、 水切り処理または水切り処理および乾燥処理済み洗米を
    搬送する第4搬送手段と、 該第4搬送手段によって搬送される前記処理済み洗米が
    搬入されるとともに、選択した浸漬液に所定時間浸漬し
    て浸漬米を生成する浸漬タンクと、 該浸漬タンクから自動供給される浸漬米を搬送する第5
    搬送手段と、 該第5搬送手段によって搬送される浸漬米を搬入してス
    トックする浸漬米ストックタンクと、 該浸漬米ストックタンクから自動供給される浸漬米を搬
    送する第6搬送手段と、 該第6搬送手段によって搬送される浸漬米の種類に応じ
    て選択的に煮小豆を供給する煮小豆供給手段と、 前記第6搬送手段によって搬送される浸漬米が搬入され
    る浸漬米供給ホッパと、 該浸漬米供給ホッパから供給される浸漬米を搬送し、か
    つ攪拌混合手段によって混合させながら一次蒸しを行う
    一次蒸米手段と、 一次蒸しされた蒸米の天地を反転させて二次蒸米手段に
    供給する反転手段と、 該反転手段から供給される一次蒸しされた蒸米を搬送
    し、かつ攪拌混合手段によって混合させながら二次蒸し
    を行う二次蒸米手段と、 二次蒸しされた蒸米の種類に応じて選択的に具を供給す
    る具供給手段と、 二次蒸しされた蒸米を搬送し、かつ攪拌混合手段によっ
    て混合させながら調味液を添加する調味液添加手段と、 を具備していることを特徴とする包装米飯の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第4搬送手段の出口に前記処理済み
    洗米に対して浸漬液を噴霧するとともに、処理済み洗米
    と浸漬液を攪拌混合して前記浸漬タンクに搬入噴霧・攪
    拌混合手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の包装米飯の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110033592A1 (en) * 2007-11-30 2011-02-10 Cj Cheiljedang Corporation Method for preparing stick shaped instant flavored glutinous rice by using retort process
CN111387414A (zh) * 2020-04-29 2020-07-10 陈相贵 一种复合豆米饭

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