JPH0623751Y2 - 歯車ポンプ - Google Patents

歯車ポンプ

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JPH0623751Y2
JPH0623751Y2 JP13688287U JP13688287U JPH0623751Y2 JP H0623751 Y2 JPH0623751 Y2 JP H0623751Y2 JP 13688287 U JP13688287 U JP 13688287U JP 13688287 U JP13688287 U JP 13688287U JP H0623751 Y2 JPH0623751 Y2 JP H0623751Y2
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JP
Japan
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driven gear
pressure
gear
discharge chamber
chamber
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Application number
JP13688287U
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English (en)
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JPS6441685U (ja
Inventor
和之 黒田
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば内燃機関における冷却系統や潤滑系統に
使用される歯車ポンプに関するものである。
[従来の技術] 例えば実開昭56-113196号公報に開示されるような歯車
ポンプでは、吐出室が所定圧を超えるとばねに抗して摺
動する弁体からなるレリーフ弁が開いて、吐出室の圧力
が吸込室またはタンクへ戻され、これによりポンプ系
統、特にフイルタが高圧から保護される。しかし、これ
は歯車ポンプにより一旦加圧した液を戻すものであるか
ら、動力の損失になるばかりでなく、低温時液の粘性が
高くなると、急激な圧力上昇に対してレリーフ弁の作動
が遅れ、圧力が迅速に解放されにくい。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述の問題に鑑み、ポンプ自体
に迅速に作動する圧力解放機構を備えた歯車ポンプを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は駆動歯車と
噛み合される従動歯車を吐出室の圧力によりばねの力に
抗して後退可能に支持し、ハウジングに従動歯車の後退
により吐出室を吸込室に連通する通路を設けたものであ
る。
[作用] 吐出圧が所定値を超えると、駆動歯車16に対して従動
歯車10がばね7の力に抗して後退する。ハウジングの
吐出室13の容積が増加すると同時に、ハウジングの通
路25が開いて吐出室13が吸込室5に連通される。こ
れにより迅速に吐出圧が所定値以下に抑えられる。通路
面積は従動歯車10の移動量に応じて広がり、吐出圧と
流量が平衡する位置に従動歯車10が静定する。
[考案の実施例] 第2図に示すように、歯車ポンプは左右の2分割体から
なるハウジング14の間のポンプ室に、駆動歯車16と
従動歯車10とが互いに噛み合された状態に支持され、
駆動歯車16の軸15に支持した歯車19に原動機の回
転が伝達される。従動歯車10の軸9は駆動軸15と平
行を保ちつつ移動可能にハウジング14に支持される。
第1図に示すように、軸9を案内する案内溝21がハウ
ジング14の両側壁に設けられ、この案内溝21は駆動
軸15を中心とする円弧状とされる。ハウジング14の
内部の歯車10,16の噛合部の左側に吸込室5が、右
側に吐出室13がそれぞれ設けられる。吸込室5からハ
ウジング14の側方かつ下方へ延びる吸込管4が延長さ
れ、この端部に設けたストレーナ2がタンク3の液面下
へ延出される。吐出室13から吐出管12が延長され、
所要の部位へ液が供給される。
従動歯車10を吐出室13の方へ付勢するために、ハウ
ジング14にねじ穴20が設けられ、これに螺合した調
整ボルト6と軸9のブツシユに衝合するパツド8との間
にレリーフ圧を設定するばね7が介装される。
第3,4図に示すように、従動歯車10の歯の両側面に
窪み17が設けられ、好ましくはボス部にも同様の窪み
が設けられ、ハウジング14の側壁との摺動面積が縮小
される。
本考案によれば、第5,6図に示すように、駆動歯車1
6と従動歯車10との噛合部に隣接して、ハウジング1
4の側壁内面に通路25としての窪みが設けられる。こ
の通路25の左端は常時吸込室5に連通する一方、右端
は通常は吐出室13から遮断されている(第5図に示す
状態)。すなわち、互いに噛み合う駆動歯車16と従動
歯車10の側面により通路25の右端側が閉じられ、吐
出室13から遮断されている。
上述の構成において、吐出室13の吐出圧が所定値を超
えると、駆動歯車16および従動歯車10は吐出室13
から圧力を受けて軸15,9に左方向(第1図)の力を
受ける。軸9がばね7の力に抗して左方へ移動すると、
第5図において通路25の右端が吐出室13へ連通し、
吐出室13の圧力が通路25を経て吸込室5へ解放され
る。こうして、吐出室13の過大な圧力上昇が抑えられ
る。駆動歯車16の後退量は吸込室5から吐出室13へ
送られる液量と釣り合う位置に静定する。
[考案の効果] 本考案は上述のように、駆動歯車と噛み合される従動歯
車を吐出室の圧力によりばねの力に抗して後退可能に支
持し、ハウジングに従動歯車の後退により吐出室を吸込
室に連通する通路を設けたから、吐出圧が所定値を超え
ると従動歯車が後退し、吐出室と吸込室が通路により連
通されて吐出圧の上昇が抑えられる。つまり、吐出圧と
流量とがバランスする位置に従動歯車が後退する。従動
歯車は急激な吐出室の圧力変化にも迅速に追随し、急激
な圧力上昇を抑える。従来のようなレリーフ弁を必要と
しないので、ポンプの形状が小形化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯車ポンプの側面図、第2図は同
正面断面図、第3図は従動歯車の側面図、第4図は同従
動歯車の拡大正面断面図、第5図は駆動歯車と従動歯車
の噛合部の側面図、第6図は同平面である。。 5…吸込室、7…ばね、10…従動歯車、13…吐出
室、16…駆動歯車、21…案内溝、25…通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動歯車と噛み合される従動歯車を吐出室
    の圧力によりばねの力に抗して後退可能に支持し、ハウ
    ジングに従動歯車の後退により吐出室を吸込室に連通す
    る通路を設けたことを特徴とする歯車ポンプ。
JP13688287U 1987-09-08 1987-09-08 歯車ポンプ Expired - Lifetime JPH0623751Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13688287U JPH0623751Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13688287U JPH0623751Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 歯車ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6441685U JPS6441685U (ja) 1989-03-13
JPH0623751Y2 true JPH0623751Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31397804

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JP13688287U Expired - Lifetime JPH0623751Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 歯車ポンプ

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JPS6441685U (ja) 1989-03-13

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