JPH06237453A - 動画像信号復号化装置 - Google Patents

動画像信号復号化装置

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JPH06237453A
JPH06237453A JP4464593A JP4464593A JPH06237453A JP H06237453 A JPH06237453 A JP H06237453A JP 4464593 A JP4464593 A JP 4464593A JP 4464593 A JP4464593 A JP 4464593A JP H06237453 A JPH06237453 A JP H06237453A
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JP
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field
data
picture
frame
circuit
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JP4464593A
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English (en)
Inventor
Katsuji Igarashi
勝治 五十嵐
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • H04N19/423Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation characterised by memory arrangements
    • H04N19/426Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation characterised by memory arrangements using memory downsizing methods
    • H04N19/427Display on the fly, e.g. simultaneous writing to and reading from decoding memory

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  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームメモリの記憶容量を小さくし、低コ
スト化を図る。 【構成】 フレームB1を1フレームの時間をかけてフ
ィールドバッファ5と6に書き込む。それに続くフレー
ムB2のデータを、フィールドバッファ7と5に1フレ
ームの時間をかけて書き込む。書き込み動作は、その
後、1フィールドの時間休止される。これに対して、読
み出し(表示)動作は、書き込み動作に対して3/4フ
レーム分の時間だけ遅れて開始される。フレームB1の
データは、第1フィールドと第2フィールドに分けて順
次読み出される。フレームB2のデータは、第1フィー
ルド、第2フィールド、第1フィールドの順に、3フィ
ールド分読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映画フィルムの
動画像信号を符号化するとともに、ビデオ信号に変換し
た信号を復号する場合に用いて好適な動画像信号復号化
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像信号をデジタル化して伝送あるい
は記録し、再生する場合には、データ量が膨大となるた
め、動画像データを高能率符号化してデータを圧縮する
ことが行われる。このように、動画像信号を符号化し、
圧縮して記録再生する動画像信号符号化装置および動画
像信号復号化装置として、例えば図12または図13に
示す構成のものがある。
【0003】図12の動画像信号符号化装置1において
は、例えば、ビデオカメラ2でなる映像信号入力機器よ
り入力された一般のアナログビデオ信号S1は、アナロ
グデジタル変換回路(A/D)3によりデジタル信号に
変換された後、画像データD1として符号器4に入力さ
れる。符号器4で符号化された符号化データD2は、誤
り検出訂正符号付加回路(ECC)5で誤り検出訂正符
号が付加された後、変調回路(MOD)6において所定
の方式で変調され、記録信号S2として、例えば光ディ
スク7でなる記録メディアに記録される。
【0004】一方、図13の動画像信号復号化装置11
においては、光ディスク7を再生して得られる再生信号
S3が、復調回路(DEMOD)12で復調された後、
誤り検出訂正回路(ECC)13で誤り検出訂正され、
その結果得られる再生符号化データD3が復号器14に
入力される。復号器14で復号化された復号化データD
4が、デジタルアナログ変換回路(D/A)15でアナ
ログ信号に変換され、ビデオ信号S4として、テレビモ
ニタ16等に送出されて映出される。
【0005】ここで、動画像信号符号化装置1の符号器
4は、例えば図14に示すように構成されている。入力
される画像データD1がRAM構成のフレームメモリ2
0に記憶される。フレームメモリ20に記憶された画像
データは、所定のタイミングで読み出され、ブロック化
回路21を経て、減算器22を通り、離散コサイン変換
(DCT)回路23に入力される。DCT回路23は、
入力された画像データを離散コサイン変換(DCT)処
理する。この結果得られるDCT係数データが量子化
(Q)回路24で量子化された後、可変長符号化(VL
C)回路25に入力され、例えばハフマン符号などの可
変長符号に変換される。そして、このデータは、ビデオ
コードバッファ26に供給され、記憶される。
【0006】ここで量子化回路24により量子化された
DCT係数データは、フレーム内符号化画像(以下、I
ピクチャと呼ぶ)、または前方向予測符号化画像(以
下、Pピクチャと呼ぶ)である場合、逆量子化(IQ)
回路27に入力されて逆量子化される。逆量子化回路2
7により逆量子化されて得られるDCT係数データは、
さらに逆DCT(IDCT)回路28に入力されて逆D
CT処理される。このIDCT回路28より出力される
画像データは、加算器29を介してフレームメモリ20
に供給され、記憶される。
【0007】一方、動き検出回路30は、フレームメモ
リ20に記憶された画像の動きを検出し、その結果得ら
れる動きベクトルを、VLC回路25および動き補償回
路31に出力する。動き補償回路31は、フレームメモ
リ20に記憶されている画像データに対して、動きベク
トルに対応する動き補償を施して予測画像データを生成
し、その予測画像データを減算器22および加算器29
に出力する。減算器22は、フレームメモリ20より入
力された画像データから、動き補償回路31より入力さ
れた予測画像データを減算して出力する。
【0008】即ち、差分をとる基準となる画像いわゆる
予測画像として、時間的に前に位置して既に復号化され
たIピクチャまたはPピクチャを用いてPピクチャが生
成されたり、時間的に前に位置し、既に復号化されたI
ピクチャまたはPピクチャ、時間的に後ろに位置し、既
に復号化されたIピクチャまたはPピクチャ、あるいは
その両方から作られた補間画像の3種類の画像を予測画
像とする両方向予測符号化画像(以下、Bピクチャと呼
ぶ)が生成される。Iピクチャは、動き補償回路31か
らの画像データを利用せず、フレームメモリ20から供
給された画像データのみをDCT回路23に供給した場
合に生成されるものである。
【0009】加算器29は、動き補償回路31より入力
された動き補償後の予測画像データと、IDCT回路2
8より供給された画像データとを加算し、Iピクチャま
たはPピクチャの復号化された画像を生成して、フレー
ムメモリ20に供給し、記憶させる。これにより、量子
化回路24により量子化し、VLC回路25を介して、
ビデオコードバッファ26に供給したデータと同一のデ
ータを復号化した画像データがフレームメモリ20に記
憶される。その結果、このフレームメモリ20に記憶さ
れた予測画像データを利用して、次のPピクチャまたは
Bピクチャの符号化画像データを得ることができる。
【0010】ビデオコードバッファ26は、内部のデー
タの蓄積量をモニタし、その蓄積量がオーバフローまた
はアンダフローしないように、量子化回路24における
量子化ステップサイズを調整する。これにより、VLC
回路25よりビデオコードバッファ26に供給されるデ
ータのビットレートが変化し、ビデオコードバッファ2
6のオーバフローやアンダフローが防止される。このビ
デオコードバッファ26に記憶されたデータが一定の速
度で読み出され、符号化データD2として、誤り検出訂
正符号付加回路5に送出される。
【0011】動画像信号復号化装置11の復号器14
は、図15に示すように構成されている。誤り検出訂正
回路(ECC)13より出力される再生符号化データD
3は、一定転送速度でビデオコードバッファ40に転送
され、記憶される。ビデオコードバッファ40より読み
出されたデータは、逆VLC(IVLC)回路41に供
給され、逆VLC(IVLC)処理される。逆VLC回
路41は、入力されたデータの逆VLC処理を終了する
と、そのデータを逆量子化(IQ)回路42に供給す
る。そして、コードリクエストをビデオコードバッファ
40に出力し、新たなデータの転送を要求する。
【0012】ビデオコードバッファ40は、このコード
リクエストがあった場合、逆VLC回路41に新たなデ
ータを転送する。このときの転送レートは、光ディスク
7からビデオコードバッファ40に一定転送レートでデ
ータを転送した場合に、ビデオコードバッファ40が、
オーバフローまたはアンダフローしないように、符号器
4におけるVLC回路25からビデオコードバッファ2
6に供給されるビットレートと同一の値に設定されてい
る。換言すれば、復号器14におけるビデオコードバッ
ファ40がオーバフローまたはアンダフローしないよう
に、符号器4におけるビットレートが設定されている。
【0013】逆量子化回路42は、逆VLC回路41よ
り供給されたデータを、逆VLC回路41より供給され
る量子化ステップサイズのデータに対応して逆量子化し
た後、逆DCT(IDCT)回路43に供給する。ここ
で、逆量子化に用いる逆量子化ステップサイズ、および
逆VLC回路41から動き補償回路46に供給される動
きベクトルは、符号器4における動き検出回路30で求
められ、光ディスク7に記録されていたものである。
【0014】IDCT回路43においては、逆量子化回
路42より供給されたデータがIDCT処理される。こ
のIDCT処理されたデータがIピクチャの場合、加算
器44を介してそのままフレームメモリ45に供給さ
れ、記憶される。また、IDCT回路43より出力され
たデータが、Iピクチャを予測画像とするPピクチャの
場合、フレームメモリ45よりIピクチャ(予測画像)
のデータが呼び出され、動き補償回路46において動き
補償された後、加算器44に供給される。
【0015】加算器44は、IDCT回路43より出力
されたデータと、動き補償回路46より出力されたデー
タを加算して、Pピクチャのデータを生成し、これがフ
レームメモリ45に記憶される。
【0016】さらに、IDCT回路43より出力された
データがBピクチャの場合、フレームメモリ45より予
測画像としてのIピクチャまたはPピクチャのデータが
読み出され、動き補償回路46により動き補償された
後、加算器44に供給される。
【0017】加算器44は、IDCT回路43より出力
されたデータと、動き補償回路46より出力されたデー
タとを加算して、復号化されたBピクチャのデータを
得、このデータがフレームメモリ45に記憶される。こ
のようにして、フレームメモリ45に記憶されたデータ
は、走査線化回路47で走査線順に読み出され、復号化
データD4として、デジタルアナログ変換回路15に供
給される。
【0018】このようにして、この動画像信号符号化装
置および動画像信号復号化装置の場合、画像データのフ
レーム内における冗長度をDCT処理を行うことにより
減少させ、また、フレーム間の冗長度を動きベクトルを
使って減少させ、両者を組み合わせることにより、画像
データを高能率に符号化して、高い圧縮率で、記録し、
再生し得るようになされている。
【0019】ところで、映画等のフィルムソースをイン
タレース方式のビデオ信号(例えばNTSC方式のビデ
オ信号)にテレシネ等で変換する場合、2−3プルダウ
ン(pull down)方式が用いられている。テレ
シネでは、フィルムソースが24Hzであるのに対し、
ビデオ信号が例えばフィールドを単位とした場合に60
Hzであるため、フィールド数の変換が必要となる。例
えば図16に示すように、フィルムソースの連続した2
コマのうち、最初のコマがビデオ信号の2フィールド分
として読み出され、次のコマが3フィールド分として読
み出され、この操作が繰り返される。
【0020】即ち、24Hzのノンインタレース方式の
フィルムソースのコマ(フレーム)50,51などは、
図中にそれぞれ実線および破線で示す第1のフィールド
および第2のフィールドに分解される。最初のコマ50
は、第1のフィールドがフィールド52に、第2のフィ
ールドがフィールド53に、それぞれ分解され、2フィ
ールド分のデータとして読み出される。また、次のコマ
51は、第1のフィールドがフィールド54と56に、
第2のフィールドがフィールド55に分解され、3フィ
ールド分のデータとして読み出される。フィールド54
とフィールド56は、全く同一のものである。
【0021】図12の動画像信号符号化装置1において
は、このような2−3プルダウン変換された60Hzの
フィールド単位でなるビデオ信号が、ビデオカメラ2を
介して入力されるビデオ信号S1に代えて、ビデオ入力
端子よりレート前処理部8に入力される。
【0022】レート前処理部8においては、このように
してテレシネより供給された60Hzのフィールドを単
位とするビデオ信号から、重複するコマ(フィールド)
54と56を検出するとともに、レート変換によりこの
重複したフィールド54と56のうち一方を除去して、
24Hzのフレーム(48Hzのフィールド)を単位と
する動画像データに変換する。これにより、全体として
画像圧縮効率を向上し得るようになされている。
【0023】このようにして生成された24Hzのフレ
ームのインタレース方式のビデオデータは、符号器4に
おいて、通常のビデオデータと同様にして符号化され、
光ディスク7に記録される。
【0024】一方、図13の動画像信号復号化装置11
においては、光ディスク7を再生して得られる再生信号
S3が復調回路12で復調された後、誤り検出訂正回路
13で誤り検出訂正され、この結果得られる再生符号化
データD3が復号器14に入力される。復号器14で
は、24Hzのインタレース方式のフレーム単位のデコ
ード画像でなる復号化データを得る。
【0025】このとき復号化と同期してレートコンバー
タ17で制御されるタイミングに従って、復号器14の
フレームメモリ45への書き込みおよび読み出しが制御
され、2−3プルダウン変換して、24Hzのフレーム
単位の信号から、60Hzのフィールド単位の信号に変
換されるとともに、復号される。この復号化データが、
デジタルアナログ変換回路15でデジタルアナログ変換
され、ビデオ信号としてテレビモニタ16へ送られる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、このよ
うにフレームメモリ45に記憶した画像データを、レー
トコンバータ17により2−3プルダウン変換するよう
にしているのであるが、フレームメモリ45の記憶容量
として、4フレーム分(8フィールド分)の容量を必要
としていた。その結果、コスト高となる課題があった。
【0027】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、フレームメモリの容量を小さくし、以て、
コストを低減することができるようにするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の動画像
信号復号化装置は、符号化された動画像信号を復号化す
るとともに、例えば2−3プルダウン変換する変換手段
としてのデコーダ制御回路62と、符号化された動画像
信号を復号化するための4フィールド分の予測画像信号
と、予測画像信号を利用して復号化された3フィールド
分の動画像信号を記憶する容量を有する記憶手段として
のフレームメモリ45とを備え、デコーダ制御回路62
は、フレームメモリ45の7フィールド分のデータの書
き込みと読み出しを制御して、2−3プルダウン変換を
行うことを特徴とする。
【0029】デコーダ制御回路62は、7つのフィール
ドに対応するデータを記憶する7つの記憶要素としての
レジスタR1乃至R7と、レジスタR1乃至R7のうち
の所定のものの記憶データを、他のレジスタに伝達し、
記憶させるパスを必要に応じて切換える切換え要素とし
てのセレクタS1,S2,S7,S8,S9とにより構
成することができる。
【0030】また、セレクタS1,S2,S7,S8,
S9により、IピクチャまたはPピクチャを復号する場
合と、Bピクチャを復号する場合とで、異なるパスを形
成させるようにすることができる。
【0031】
【作用】上記構成の動画像信号復号化装置においては、
フレームメモリ45が7フィールド分の記憶容量とされ
る。そして、その読み出し、書き込みがデコーダ制御回
路62により制御される。従って、フレームメモリ45
の記憶容量が小さく済み、低コスト化を図ることができ
る。
【0032】
【実施例】本発明における動画像信号符号化装置と動画
像信号復号化装置は、図12と図13に示した従来の装
置と基本的に同様の構成とされている。但し、動画像信
号復号化装置11のレートコンバータ17は省略され、
復号器14は、図1に示すように構成される。同図にお
いて、図15における従来の場合と対応する部分には同
一の符号を付してある。
【0033】即ち、この実施例においては、フレームメ
モリ45が3.5フレーム(7フィールド)分の記憶容
量を有するように構成されている。そして、フレームメ
モリ45に対するアクセスは、バススケジューラ61を
介して実行されるようになされている。デコーダ制御回
路62は、同期信号発生回路63が発生する同期信号に
同期して、バススケジューラ61を介してフレームメモ
リ45を制御するようになされている。フレームメモリ
45より読み出されたデータは、表示インタフェース6
4を介して、デジタルアナログ変換回路15に供給され
るようになされている。
【0034】このデコーダ制御回路62がバススケジュ
ーラ61を介してフレームメモリ45を制御し、2−3
プルダウン変換を行うのであるが、最初にその原理につ
いて説明する。
【0035】図2において、縦軸はフレームメモリ45
の記憶容量(バッファ領域)を表し、横軸は1フレーム
に対応する時間を単位とする時間を表している。Bピク
チャを復号する場合においては、前方予測画像と後方予
測画像が必要となるため、それぞれ1フレーム、合計2
フレーム(4フィールド)の予測画像を記憶しておく領
域が必要となる。説明の便宜上、この領域をバッファ領
域1乃至4とする。その結果、残りの3フィールド分の
バッファ領域5乃至7を用いて、Bピクチャの復号およ
び再生が行われることになる。
【0036】最初に、バッファ領域5と6を用いて、フ
レームB1を1フレームの時間をかけて復号し、その第
1フィールドがバッファ領域5に、また第2フィールド
がバッファ領域6に記憶される。従って、図2の斜めの
実線(復号線)に沿って、バッファ領域内の画像情報が
変化する(更新される)。
【0037】バッファの内容を更新する動作を示す復号
線について、図3を参照して説明する。ここでは、復号
されるピクチャの第1フィールドがフィールドバッファ
Aに、第2フィールドがフィールドバッファBに、それ
ぞれ蓄積されるものとする。
【0038】図3(a)は、フィールド構成のピクチャ
が復号されるときのバッファの更新状態を示している。
フィールド構成のピクチャにおいては、第1フィールド
の画像が1フィールドの時間をかけて復号された後、第
2フィールドの画像が1フィールドの時間をかけて復号
される。従って、フィールドバッファAが更新された後
にフィールドバッファBが更新される。その結果、復号
線は、図3(a)に示すようになる。同図において、復
号線を境にして下のハッチングを施して示す領域が古い
画像データの記憶量を表し、ハッチングを施していない
領域が新しい画像データの記憶量を表している。フィー
ルドバッファAとフィールドバッファBは、それぞれ1
フィールドの時間をかけて新しいデータに更新されるこ
とになる。
【0039】図3(b)は、フレーム構成のピクチャが
復号されるときのバッファの更新状態を示している。フ
レーム構成のピクチャにおいては、第1フィールドと第
2フィールドのデータが平行して1フレームの時間をか
けて復号される。従って、その復号線は、図3(b)に
実線で示すようになる。
【0040】動画像情報は、ピクチャごとに適応的にフ
ィールド構成またはフレーム構成とされる。このため、
各ピクチャのバッファの更新状態を示す復号線は、図3
(a)または図3(b)に示す状態となる。そこで便宜
上、これらを重ね合わせて、図3(c)に示すように表
すようにする。第1フィールドのデータの格納される復
号線のパターンは、図3(c)のフィールドバッファA
に示す状態となり、第2フィールドの格納される復号線
のパターンは、フィールドバッファBに示すようにな
る。
【0041】図2に戻って、フレームメモリ45の書き
込みと読み出し動作について、さらに説明する。上述し
たように、フレームB1の復号データは、フィールドバ
ッファ5と6に書き込まれる。次のフレームB2の復号
データは、フィールドバッファ7と5に書き込まれ、さ
らに次のフレームB3の復号データは、フィールドバッ
ファ6と7に書き込まれる。即ち、フィールドバッファ
5,6,7が、循環的に用いられる。例えばいま、フィ
ールドバッファ5と6の組み合わせを(5,6)と表す
ようにすると、復号は(5,6),(7,5),(6,
7),(5,6),・・・というように、3つの組み合
わせを循環させて行われる。
【0042】一方、表示は復号開始に対して3/4フレ
ーム時間遅れて開始される。図2においては、この表示
を示す線(表示線)が破線で表されている。図2に示す
ように、フィールドバッファ5乃至7に書き込まれたデ
ータが、3/4フレーム時間だけ遅れて読み出され、表
示されるようになされている。従って、この表示も、
(5,6),(7,5),(6,7),(5,6),・
・・というように行われる。
【0043】以上の動作は、通常再生時における場合
(プルダウン変換しない場合)のものであるが、N−M
プルダウン変換して表示する場合におけるフィールドバ
ッファの切換えについて、図4を参照して次に説明す
る。
【0044】例えば、2−3プルダウン変換する場合、
復号サイクルのうちの1サイクルは、1フィールド分だ
け処理時間を長くし、それに合わせて、そのサイクルに
おいては3フィールド分の表示を行うようにする。
【0045】図4の実施例においては、フレームB1を
1フレーム分の時間をかけて復号した後、フレームB2
を1フレーム分の時間をかけて復号する。そして、その
次に、1フィールド分の時間だけ復号をしない時間を設
ける。フレームB1は、第1フィールドと第2フィール
ドの画像として表示し、フレームB2は、第1フィール
ド、第2フィールドおよび第1フィールドのように3フ
ィールド分の表示を行う。そして、それに続くフレーム
B3の表示は、第2フィールド、第1フィールドの順に
行う。
【0046】このとき、表示の順番が第1フィールド、
第2フィールドの順から、第2フィールド、第1フィー
ルドの順に反転する。あるいはまた、第2フィールド、
第1フィールドの順番から、第1フィールド、第2フィ
ールドの順番に反転する。そこで、復号線と表示線が交
差しないようにフィールド切換えを行うためには、上述
したフィールドバッファ5乃至7の循環を逆方向に行う
ようにする。
【0047】図4の実施例においては、フレームB1は
(5,6)を使って復号し、(5,6)を表示する。フ
レームB2は(7,5)を使って復号するが、次のフレ
ームB3の復号は3フィールドの時間をおいて開始され
るため、フレームB2は(7,5,7)と表示される。
【0048】以後、次の3フィールド表示が行われるま
で、第2フィールド、第1フィールドの順に表示が行わ
れるため、フレームB3,B4においては(5,6),
(6,7)が更新される。これに対応する表示は、3/
4フレーム時間遅れて(6,5),(7,6,7),・
・・と行われる。
【0049】フレームメモリ45のフィールドバッファ
1乃至7を、このように自動的に切換えるために、デコ
ーダ制御回路62は、例えば図5に示すように構成する
ことができる。この実施例においては、フィールドバッ
ファ1乃至7に対応して、レジスタR1乃至R7が設け
られ、これらがリング状に接続されている。さらに所定
のレジスタの記憶データを他のレジスタに転送、記憶さ
せるパスを形成するため、セレクタS1,S2,S7乃
至S9が設けられている。また、レジスタR8,R9、
並びにセレクタS3乃至S6が設けられ、第1フィール
ドまたは第2フィールドとして表示すべきデータが、D
ISP1またはDISP2として出力されるようになさ
れている。
【0050】尚、図中、レジスタR5の出力ST1と、
レジスタR6の出力ST2は、復号画像を保存するフィ
ールドバッファの第1フィールドと第2フィールドをそ
れぞれ表している。レジスタR1の出力FWP1と、レ
ジスタR2の出力FWP2は、前方予測画像のフィール
ドバッファの第1フィールドと第2フィールドをそれぞ
れ表している。レジスタR3とレジスタR4の出力BW
P1とBWP2は、後方予測画像のフィールドバッファ
の第1フィールドと第2フィールドをそれぞれ表してい
る。
【0051】入力信号INITは、レジスタR1乃至R
7に初期値1乃至7をロードする信号である。IP/B
(図においては、文字Bの上に線を付加して示されてい
る)は、IピクチャまたはPピクチャを復号するとき高
レベルとなり、Bピクチャを復号するとき低レベルとな
る信号である。DEC−CKは、デコードを行うとき供
給されるクロックである。DISP−CKは、このDE
C−CKを3/4フレームの時間だけ遅らせたクロック
である。REV−DISPは、表示が第1フィールドか
ら始まるとき低レベルとなり、第2フィールドから始ま
るとき高レベルとなる信号である。
【0052】通常再生時(2−3プルダウン変換しない
とき)、REV−DISPは、常に低レベルとされ、I
ピクチャまたはPピクチャを復号する際、レジスタR1
乃至R7の各記憶値は、図5において破線で示すパス上
を、ENC−CKに同期して循環する。即ち、R1,S
1,S9,R6,R4,R2,S2,S7,R7,S
8,R5,R3,R1のパスが形成されるように、セレ
クタS1,S2,S7乃至S9が切り換えられる。
【0053】このとき、レジスタR3の出力BWP1
が、セレクタS3,S5、レジスタR8を介してDIS
P1として出力され、レジスタR4の出力BWP2が、
セレクタS4,S6、レジスタR9を介してDISP2
として出力される。
【0054】これに対して、Bピクチャ復号時において
は、レジスタR1乃至R4がディセーブル状態とされ、
各レジスタの値は、図6において破線で示すパス上を循
環する。即ち、R5,S1,S9,R6,S2,S7,
R7,S8,R5のパスが形成されるように、セレクタ
S1,S2,S7乃至S9が切り換えられる。
【0055】このとき、レジスタR5の出力ST1が、
セレクタS3,S5、レジスタR8を介してDISP1
として出力され、レジスタR6の出力ST2が、セレク
タS4,S6、レジスタR9を介してDISP2として
出力される。
【0056】図7は、以上の処理のタイミングチャート
を示している。レジスタR1乃至R7に記憶値1乃至7
が初期設定され、その値が同図に示すように順次更新さ
れる。そして、ST1,ST2,FWP1,FWP2,
BWP1,BWP2の値や、DISP1,DISP2の
値が同図に示すように順次変化する。同図に示す値のフ
ィールドバッファが対応する動作に用いられることにな
る。例えば、FWP1の値が7であるとき、フィールド
バッファ7のデータが、前方予測画像データとして用い
られる。
【0057】図8は、以上の通常再生時におけるフィー
ルドバッファ1乃至7の書き込み動作と読み出し(再
生)動作を表した図である。この図8と図2を比較して
明らかなように、図2においては、説明の便宜上、フィ
ールドバッファ5乃至7のみが順次復号と表示に用いら
れるようにしたが、デコーダ制御回路62を図5に示す
ように構成することで、フィールドバッファ1乃至7
を、予測画像データ記憶用または復号表示データ記憶用
として順次切り換えて使用することができる。
【0058】2−3プルダウン再生時においては、2フ
ィールド表示と3フィールド表示が交互に行われ、RE
V−DISPは、その度に反転する。Iピクチャまたは
Pピクチャの復号時、各レジスタは図5に示した通常再
生時における場合と同様に動作する。
【0059】これに対して、Bピクチャ復号時において
は、レジスタR1乃至R4がディセーブル状態とされ、
レジスタR5乃至R7が通常再生時における場合とは逆
に、図9に示すようにパスを形成する。即ち、R5,S
7,R7,S9,R6,S8,R5のパスが形成され
る。
【0060】このとき、REV−DISPが低レベルで
あれば、レジスタR5の出力ST1が、セレクタS3,
S5、レジスタR8を介してDISP1として出力さ
れ、レジスタR6の出力ST2が、セレクタS4,S
6、レジスタR9を介してDISP2として出力され
る。
【0061】これに対して、REV−DISPが高レベ
ルのとき、セレクタS5とS6により第1フィールドと
第2フィールドの出力が逆転されて、ST2がDISP
1として、ST1がDISP2として、それぞれ出力さ
れる。
【0062】この2−3プルダウン時におけるタイミン
グチャートは、図10に示すようになる。また、フィー
ルドバッファ1乃至7の書き込みと読み出しは、図11
に示すように行われる。
【0063】
【発明の効果】以上の如く本発明の動画像信号復号化装
置によれば、記憶手段を7フィールド分の記憶容量とし
たので、記憶容量が従来の場合より少なくて済み、低コ
スト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像信号復号化装置における復号器の
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の通常再生時におけるフィールドバッフ
ァの動作を説明する図である。
【図3】フィールドバッファの書き込みと読み出しの動
作を説明する図である。
【図4】本発明の2−3プルダウン変換動作時における
フィールドバッファの動作を説明する図である。
【図5】図1のデコーダ制御回路62の通常再生時のI
/Pピクチャデコードの動作を説明する図である。
【図6】図1のデコーダ制御回路62の通常再生時のB
ピクチャデコードの動作を説明する図である。
【図7】図5および図6に示した実施例の動作に対応す
るタイミングチャートである。
【図8】図5および図6に示した動作に対応するフィー
ルドバッファの書き込みと読み出しの動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図9】図1のデコーダ制御回路62の2−3プルダウ
ン変換動作時におけるPピクチャデコードの動作を説明
する図である。
【図10】図9の動作に対応するタイミングチャートで
ある。
【図11】図10のタイミングチャートに対応するフィ
ールドバッファ1乃至7の書き込みと読み出しの動作を
説明するタイミングチャートである。
【図12】従来の動画像信号符号化装置の一例の構成を
示すブロック図である。
【図13】従来の動画像信号復号化装置の一例の構成を
示すブロック図である。
【図14】図12の符号器4の構成例を示すブロック図
である。
【図15】図13の復号器14の構成例を示すブロック
図である。
【図16】2−3プルダウン変換の原理を説明する図で
ある。
【符号の説明】
2 ビデオカメラ 4 符号器 5 誤り検出訂正回路 6 変調回路 7 光ディスク 8 レート前処理部 12 復調回路 14 復号器 16 テレビモニタ 17 レートコンバータ 40 バッファ 41 逆VLC回路 42 逆量子化回路 43 逆DCT回路 45 フレームメモリ 46 動き補償回路 61 バススケジューラ 62 デコーダ制御回路 63 同期信号発生回路 64 表示インターフェス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された動画像信号を復号化すると
    ともに、N−Mプルダウン変換する変換手段と、 符号化された動画像信号を復号化するための4フィール
    ド分の予測画像信号と、前記予測画像信号を利用して復
    号化された3フィールド分の動画像信号を記憶する容量
    を有する記憶手段とを備え、 前記変換手段は、前記記憶手段の7フィールド分のデー
    タの書き込みと読み出しを制御して、プルダウン変換を
    行なうことを特徴とする動画像信号復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、 前記7つのフィールドに対応するデータを記憶する7つ
    の記憶要素と、 前記記憶要素のうちの所定のものの記憶データを、他の
    記憶要素に伝達し、記憶させるパスを必要に応じて切換
    える切換え要素とを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の動画像信号復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記切換え要素は、IピクチャまたはP
    ピクチャを復号する場合と、Bピクチャを復号する場合
    とで、異なるパスを形成させることを特徴とする請求項
    2に記載の動画像信号復号化装置。
JP4464593A 1993-02-09 1993-02-09 動画像信号復号化装置 Pending JPH06237453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0795251A4 (en) * 1994-11-04 1998-03-18 Zoran Corp USE OF A MEMORY FOR VIDEO DECODING AND DISPLAY DEVICE WITH 3: 2 SWITCHING RATIO

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0795251A4 (en) * 1994-11-04 1998-03-18 Zoran Corp USE OF A MEMORY FOR VIDEO DECODING AND DISPLAY DEVICE WITH 3: 2 SWITCHING RATIO

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