JPH06237381A - 縮小されたテンプレート記憶手段を用いた画素画像の品質向上装置 - Google Patents
縮小されたテンプレート記憶手段を用いた画素画像の品質向上装置Info
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- JPH06237381A JPH06237381A JP5256126A JP25612693A JPH06237381A JP H06237381 A JPH06237381 A JP H06237381A JP 5256126 A JP5256126 A JP 5256126A JP 25612693 A JP25612693 A JP 25612693A JP H06237381 A JPH06237381 A JP H06237381A
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K15/00—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 縮小されたテンフ゜レート記憶手段を用いた改良さ
れた画素解像度を向上させる装置を提供すること 【構成】 画像のラスタ走査ヒ゛ットマッフ゜を記憶し、画素を表
すヒ゛ットからなる複数の行セク゛メントを備えたヒ゛ットマッフ゜画像か
ら中央画素ヒ゛ットを有する入力ウィント゛ウを選択し、その入力
ウィント゛ウ中のヒ゛ットの部分集合と複数の予測ヒ゛ットの部分集合
とを比較し、その予測部分集合の各々が複数の回転方位
で表され、その予測ヒ゛ット部分集合のうちの１つとの一致
が発見された際に、突き合わせ予測部分集合と関連した
コマント゛により示される角度及び方向まで入力ウィント゛ウを回
転させ、その既回転入力ウィント゛ウとサンフ゜ルウィント゛ウの限られ
た集合とを比較してその既回転入力ウィント゛ウ内の或るヒ゛ット
状態と既記憶サンフ゜ルウィント゛ウの或るヒ゛ットとの一致を判定
し、そのような一致が存在すると判定された場合に、入
力ウィント゛ウの中央画素ヒ゛ットを品質向上画素表現で置き換え
る、画素画像の品質向上再生を行う方法。
れた画素解像度を向上させる装置を提供すること 【構成】 画像のラスタ走査ヒ゛ットマッフ゜を記憶し、画素を表
すヒ゛ットからなる複数の行セク゛メントを備えたヒ゛ットマッフ゜画像か
ら中央画素ヒ゛ットを有する入力ウィント゛ウを選択し、その入力
ウィント゛ウ中のヒ゛ットの部分集合と複数の予測ヒ゛ットの部分集合
とを比較し、その予測部分集合の各々が複数の回転方位
で表され、その予測ヒ゛ット部分集合のうちの１つとの一致
が発見された際に、突き合わせ予測部分集合と関連した
コマント゛により示される角度及び方向まで入力ウィント゛ウを回
転させ、その既回転入力ウィント゛ウとサンフ゜ルウィント゛ウの限られ
た集合とを比較してその既回転入力ウィント゛ウ内の或るヒ゛ット
状態と既記憶サンフ゜ルウィント゛ウの或るヒ゛ットとの一致を判定
し、そのような一致が存在すると判定された場合に、入
力ウィント゛ウの中央画素ヒ゛ットを品質向上画素表現で置き換え
る、画素画像の品質向上再生を行う方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画素画像の品質向上技
術に関し、特に、初期設定された画素画像テンプレート
を用いて画素画像の品質を向上させる方法に関する。
術に関し、特に、初期設定された画素画像テンプレート
を用いて画素画像の品質を向上させる方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】種々のプリンタは、紙等の印刷媒体上に
一連の画像要素（画素）を印刷することによってプリン
ト画像を形成するように設計されている。電子写真式プ
リンタの一形態であるレーザプリンタは、感光ドラムの
帯電表面を横断して、連続したラスタ走査線という形態
でレーザビームを走査することにより、画像を生成す
る。各走査線は画素セルに分割され、その画素セルが、
印刷されつつある特定画像に応じて露出されたり露出さ
れなかったりするようレーザビームが変調される。レー
ザビームにより画素セルが照射された場合には、感光性
ドラムが放電して、既知の態様で色調が生成されること
になる。
一連の画像要素（画素）を印刷することによってプリン
ト画像を形成するように設計されている。電子写真式プ
リンタの一形態であるレーザプリンタは、感光ドラムの
帯電表面を横断して、連続したラスタ走査線という形態
でレーザビームを走査することにより、画像を生成す
る。各走査線は画素セルに分割され、その画素セルが、
印刷されつつある特定画像に応じて露出されたり露出さ
れなかったりするようレーザビームが変調される。レー
ザビームにより画素セルが照射された場合には、感光性
ドラムが放電して、既知の態様で色調が生成されること
になる。
【０００３】レーザプリンタでは、１つのビットマップ
メモリは、一般に、所望のアナログ画像のデジタル化及
び量子化された画像を含む。このように、画像は、所定
のラスタパターンに編成された多数の離散的画素から構
成される。レーザプリンタにより生成される画像の最終
的な解像度は、１インチ当たりに印刷される画素の数に
よって決まる。しかし、解像度の画素カウントレベルが
高い場合であっても、対角線及び或る画像の異なる領域
の間の境界は、人間の目に見える程度のジグザグの階段
部または階段状のひずみとして現れる。
メモリは、一般に、所望のアナログ画像のデジタル化及
び量子化された画像を含む。このように、画像は、所定
のラスタパターンに編成された多数の離散的画素から構
成される。レーザプリンタにより生成される画像の最終
的な解像度は、１インチ当たりに印刷される画素の数に
よって決まる。しかし、解像度の画素カウントレベルが
高い場合であっても、対角線及び或る画像の異なる領域
の間の境界は、人間の目に見える程度のジグザグの階段
部または階段状のひずみとして現れる。
【０００４】従来は、画素画像の解像度を改良するため
の方法が考察されてきた。Sharpの米国特許第3,573,789
号では、３×３画素セル部分集合が、順次階段状にビッ
トマップを横断し、各階段部では、中央画素が、それを
包囲する８つの画素の各々の論理状態に従って修正され
る。この中央画素は、完全な画素として、或いは、４分
の１、２分の１、または、４分の３の画素として印刷可
能である。
の方法が考察されてきた。Sharpの米国特許第3,573,789
号では、３×３画素セル部分集合が、順次階段状にビッ
トマップを横断し、各階段部では、中央画素が、それを
包囲する８つの画素の各々の論理状態に従って修正され
る。この中央画素は、完全な画素として、或いは、４分
の１、２分の１、または、４分の３の画素として印刷可
能である。
【０００５】Walsh等の米国特許第4,437,122号では、同
様の９画素による部分画像について開示されているが、
この場合には、中央画素内に含まれる９つの部分画素の
うちの１つ以上の部分画素を選択的に強めることによっ
て中央画素の品質が向上される。予め記憶されている画
素画像を入力画素画像と突き合わせるためにテーブル探
索が実施される。予め記憶されている画素画像の中に
は、予め記憶された基礎的な画素画像を回転させたもの
（90度、180度、270度）がある。前記突き合わせにより
一致が発見された場合には、中央画素内の９つの部分画
素のうちの１つ以上の部分画素をオン（又はオフ）にす
ることによりその中央画素が修正されるべきであること
が分かる。
様の９画素による部分画像について開示されているが、
この場合には、中央画素内に含まれる９つの部分画素の
うちの１つ以上の部分画素を選択的に強めることによっ
て中央画素の品質が向上される。予め記憶されている画
素画像を入力画素画像と突き合わせるためにテーブル探
索が実施される。予め記憶されている画素画像の中に
は、予め記憶された基礎的な画素画像を回転させたもの
（90度、180度、270度）がある。前記突き合わせにより
一致が発見された場合には、中央画素内の９つの部分画
素のうちの１つ以上の部分画素をオン（又はオフ）にす
ることによりその中央画素が修正されるべきであること
が分かる。
【０００６】Covielloの米国特許4,450,483号では、Wal
sh等による教示と同様の画素部分画像の突き合わせが実
施されるが、Covielloの場合には、中央画素を１組の部
分画素で置き換えるのではなく、中央画素全体を修正す
るかどうかのみを決定する。
sh等による教示と同様の画素部分画像の突き合わせが実
施されるが、Covielloの場合には、中央画素を１組の部
分画素で置き換えるのではなく、中央画素全体を修正す
るかどうかのみを決定する。
【０００７】Tungにより出願されて本出願人に譲渡され
た米国特許第4,847,641号もまた、所定の記憶されてい
るテンプレート又はパターンと画素部分画像との突き合
わせを行って、予め選択されたビットマップ特徴の発生
を検出することにより、ビットマップ画像のプリント品
質を向上させるものである。前記突き合わせで一致が発
生した場合には、画素部分画像内の中央画素を置き換え
る修正された画素を生成するために信号が生成される。
記憶されている画素テンプレートは、全てのビットマッ
プ画像に共通であって、突き合わせテーブル中にコンパ
イルされる画素構成を表すものである。
た米国特許第4,847,641号もまた、所定の記憶されてい
るテンプレート又はパターンと画素部分画像との突き合
わせを行って、予め選択されたビットマップ特徴の発生
を検出することにより、ビットマップ画像のプリント品
質を向上させるものである。前記突き合わせで一致が発
生した場合には、画素部分画像内の中央画素を置き換え
る修正された画素を生成するために信号が生成される。
記憶されている画素テンプレートは、全てのビットマッ
プ画像に共通であって、突き合わせテーブル中にコンパ
イルされる画素構成を表すものである。
【０００８】出力部分画素を得るためにTungによって採
用された論理を図１に示す。セルのマトリクス（縁部が
削られた形態のもの）からなる入力画素ウィンドウ10
は、画素ビットマップからアクセスされる。中央画素12
は、（必要に応じて）その入力ウィンドウ10とテンプレ
ート記憶部14内に記憶されている複数のテンプレートと
の比較に基づいて変更される画素である。画素セル中の
丸は白画素を表し、黒丸は黒画素を表し、白丸も黒丸も
有さないセルは「どちらでもよい（以下「任意」と称
す）」である。
用された論理を図１に示す。セルのマトリクス（縁部が
削られた形態のもの）からなる入力画素ウィンドウ10
は、画素ビットマップからアクセスされる。中央画素12
は、（必要に応じて）その入力ウィンドウ10とテンプレ
ート記憶部14内に記憶されている複数のテンプレートと
の比較に基づいて変更される画素である。画素セル中の
丸は白画素を表し、黒丸は黒画素を表し、白丸も黒丸も
有さないセルは「どちらでもよい（以下「任意」と称
す）」である。
【０００９】Tung方式では、入力ウィンドウ10は、テン
プレート記憶部14に供給されて複数のテンプレートと比
較される。そのテンプレートは、無回転の状態、及び90
度、180度、270度だけ回転させた状態で記憶される。記
憶されているテンプレートと関連するものに部分画素制
御標識があり、これにより、レーザプリンタは、どのテ
ンプレートが入力ウィンドウ10に一致するかに応じて部
分画素16,18,20,22のうちの１つを生成するようにな
る。図１の場合、入力ウィンドウ10はテンプレート24に
一致し、その結果、出力ライン26,28,30がオフ状態、出
力ライン32がオン状態になる。出力ライン32がオン状態
であることにより、出力部分画素34を印刷するようにレ
ーザプリンタ内のレーザコントローラに信号が送られ
る。更に詳細には、出力ライン32により、レーザプリン
タは、中央画素12を出力部分画素34で置き換えて、改良
された縁部表現を達成する。ライン26,28,30,32上の画
素出力は、L50（即ち画素の左半分がオン）、R50（即ち
画素の右半分がオン）、T50（即ち画素の上部がオ
ン）、B50（即ち画素の底部がオン）として示される。
プレート記憶部14に供給されて複数のテンプレートと比
較される。そのテンプレートは、無回転の状態、及び90
度、180度、270度だけ回転させた状態で記憶される。記
憶されているテンプレートと関連するものに部分画素制
御標識があり、これにより、レーザプリンタは、どのテ
ンプレートが入力ウィンドウ10に一致するかに応じて部
分画素16,18,20,22のうちの１つを生成するようにな
る。図１の場合、入力ウィンドウ10はテンプレート24に
一致し、その結果、出力ライン26,28,30がオフ状態、出
力ライン32がオン状態になる。出力ライン32がオン状態
であることにより、出力部分画素34を印刷するようにレ
ーザプリンタ内のレーザコントローラに信号が送られ
る。更に詳細には、出力ライン32により、レーザプリン
タは、中央画素12を出力部分画素34で置き換えて、改良
された縁部表現を達成する。ライン26,28,30,32上の画
素出力は、L50（即ち画素の左半分がオン）、R50（即ち
画素の右半分がオン）、T50（即ち画素の上部がオ
ン）、B50（即ち画素の底部がオン）として示される。
【００１０】Tung方式による手続きを実行する場合に
は、数百ものテンプレートが設けられる。その中の多数
のテンプレートは、基本テンプレートを回転させたも
の、及び／又は鏡像状態としたものである。従って、Tu
ngメモリ内の既回転テンプレートにはかなりの冗長な情
報が含まれる。しかし、そのような情報は、各基本テン
プレートが検出するように設計された検出対象としての
特定の入力画像のひずみの全ての方位を検出するために
必要なものである。
は、数百ものテンプレートが設けられる。その中の多数
のテンプレートは、基本テンプレートを回転させたも
の、及び／又は鏡像状態としたものである。従って、Tu
ngメモリ内の既回転テンプレートにはかなりの冗長な情
報が含まれる。しかし、そのような情報は、各基本テン
プレートが検出するように設計された検出対象としての
特定の入力画像のひずみの全ての方位を検出するために
必要なものである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、縮小されたテンプレート記憶手段を用いた改良され
た画素解像度を向上させる方法を提供することにある。
は、縮小されたテンプレート記憶手段を用いた改良され
た画素解像度を向上させる方法を提供することにある。
【００１２】本発明のもう１つの目的は、実行が迅速で
あって最小限の事前記憶された比較テンプレートを用い
る画素画像表現のための、改良された解像度向上装置を
提供することにある。
あって最小限の事前記憶された比較テンプレートを用い
る画素画像表現のための、改良された解像度向上装置を
提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】画素画像の品質向上再生
を行うための方法であって、画像のラスタ走査ビットマ
ップを記憶し、画素を表すビットからなる複数の行セグ
メントを備えたビットマップ画像から中央画素ビットを
有する入力ウィンドウを選択し、その入力ウィンドウ
（中央画素ビットを含むもの）中のビットの部分集合と
複数の予測ビットの部分集合とを比較し、その予測部分
集合の各々が複数の回転方位で表され、その予測ビット
部分集合のうちの１つとの一致が発見された際に、突き
合わせ予測部分集合と関連したコマンドにより示される
角度及び方向まで入力ウィンドウを回転させ（存在する
場合）、その回転された入力ウィンドウとサンプルウィ
ンドウの限られた集合とを比較して、その回転された入
力ウィンドウ内の或るビット状態と記憶されているサン
プルウィンドウの或るビットとの一致を判定し、そのよ
うな一致が存在すると判定された場合に、入力ウィンド
ウの中央画素ビットを品質の向上された画素表現で置き
換える、というステップを備えた、画素画像の品質向上
再生を行うための方法。
を行うための方法であって、画像のラスタ走査ビットマ
ップを記憶し、画素を表すビットからなる複数の行セグ
メントを備えたビットマップ画像から中央画素ビットを
有する入力ウィンドウを選択し、その入力ウィンドウ
（中央画素ビットを含むもの）中のビットの部分集合と
複数の予測ビットの部分集合とを比較し、その予測部分
集合の各々が複数の回転方位で表され、その予測ビット
部分集合のうちの１つとの一致が発見された際に、突き
合わせ予測部分集合と関連したコマンドにより示される
角度及び方向まで入力ウィンドウを回転させ（存在する
場合）、その回転された入力ウィンドウとサンプルウィ
ンドウの限られた集合とを比較して、その回転された入
力ウィンドウ内の或るビット状態と記憶されているサン
プルウィンドウの或るビットとの一致を判定し、そのよ
うな一致が存在すると判定された場合に、入力ウィンド
ウの中央画素ビットを品質の向上された画素表現で置き
換える、というステップを備えた、画素画像の品質向上
再生を行うための方法。
【００１４】
【実施例】図２は、本発明の画素画像品質向上方法の実
施に伴うレーザプリンタ50の各部を示すものである。プ
ロセッサ52は、バス54上の通信を介して、レーザプリン
トエンジン53を含む装置の全動作を制御する。バス54と
本装置の残りの部分との間の相互接続については、過度
の複雑化を回避するためにその一部のみを図示すること
とする。ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）56は、本発
明に従って品質向上が行われるべき画素ビットマップ画
像を記憶する。このビットマップ画像は、当業者には周
知のものであり、そのビットマップ画像中の個々の画素
状態を表す１及び０からなる複数のラスタ走査行から構
成されるものである。
施に伴うレーザプリンタ50の各部を示すものである。プ
ロセッサ52は、バス54上の通信を介して、レーザプリン
トエンジン53を含む装置の全動作を制御する。バス54と
本装置の残りの部分との間の相互接続については、過度
の複雑化を回避するためにその一部のみを図示すること
とする。ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）56は、本発
明に従って品質向上が行われるべき画素ビットマップ画
像を記憶する。このビットマップ画像は、当業者には周
知のものであり、そのビットマップ画像中の個々の画素
状態を表す１及び０からなる複数のラスタ走査行から構
成されるものである。
【００１５】シフトレジスタネットワーク58は、プロセ
ッサ52によって制御されて、ＲＡＭ56中のビットマップ
にわたって入力ウィンドウの順番付けを行う。シフトレ
ジスタネットワーク58を構成する回路は、当業界で公知
のものであり、上述の米国特許第4,847,641号及び第4,4
37,122号で開示されていることが分かろう。基本的に、
シフトレジスタネットワーク58は、ＲＡＭ56に記憶され
ているラスタビットマップ画像の一連の隣接した行セグ
メントを出力するものであり、以下、その一連の行セグ
メントを「入力ウィンドウ」（図２に符号60で示す）と
称する。
ッサ52によって制御されて、ＲＡＭ56中のビットマップ
にわたって入力ウィンドウの順番付けを行う。シフトレ
ジスタネットワーク58を構成する回路は、当業界で公知
のものであり、上述の米国特許第4,847,641号及び第4,4
37,122号で開示されていることが分かろう。基本的に、
シフトレジスタネットワーク58は、ＲＡＭ56に記憶され
ているラスタビットマップ画像の一連の隣接した行セグ
メントを出力するものであり、以下、その一連の行セグ
メントを「入力ウィンドウ」（図２に符号60で示す）と
称する。
【００１６】図２の回路の目的は、入力ウィンドウ60中
の中央画素62を無変化のままとすべきか、または、その
入力ウィンドウ60中に存在する画素画像を一層良好に表
現するために修正すべきか、を判定することにある。図
２に示す回路の動作中には、入力ウィンドウ60が、ＲＡ
Ｍ56に記憶されているビットマップ全体にわたってイン
クリメントされ、これにより、ＲＡＭ56中の全てのビッ
ト位置が中央画素62となり、以下に説明する論理的な処
理を受けることになる。
の中央画素62を無変化のままとすべきか、または、その
入力ウィンドウ60中に存在する画素画像を一層良好に表
現するために修正すべきか、を判定することにある。図
２に示す回路の動作中には、入力ウィンドウ60が、ＲＡ
Ｍ56に記憶されているビットマップ全体にわたってイン
クリメントされ、これにより、ＲＡＭ56中の全てのビッ
ト位置が中央画素62となり、以下に説明する論理的な処
理を受けることになる。
【００１７】シフトレジスタネットワーク58から供給さ
れた入力ウィンドウ60は、回転モジュール64に加えられ
る。この回転モジュール64は、入力ウィンドウ60中の各
画素セル毎に１つずつの４：１マルチプレクサからな
る。入力ウィンドウ60が61のセル（本実施例の場合）を
有するので、回転モジュール64は61のマルチプレクサか
らなり、その各マルチプレクサは４つの入力と１つの出
力とを備える。マルチプレクサへの４つの入力の各々
は、入力ウィンドウ60が０度（無回転）、90度、180
度、または270度だけ回転された場合に画素が取ること
のできる４つの可能なセル位置のうちの１つを表す。図
３に示すように、入力ウィンドウ60中の４つのセル位置
は、回転モジュール64内の１つのマルチプレクサ65への
入力として接続される。各セル位置におけるビット状態
は、入力としてマルチプレクサ65に供給され、制御入力
R1,R2に従って、それらのビット状態のうちの１つが出
力として供給されて、「回転された」ウィンドウ66のビ
ット状態となる。従って、各マルチプレクサを適切に制
御し、これにより、回転モジュール64内のマルチプレク
サ（例えば61個）の各々が、そのマルチプレクサの出力
端子に接続するための回転されたセル位置入力を選択す
るようにすることで、入力ウィンドウ60を「回転させ
る」ことができる。
れた入力ウィンドウ60は、回転モジュール64に加えられ
る。この回転モジュール64は、入力ウィンドウ60中の各
画素セル毎に１つずつの４：１マルチプレクサからな
る。入力ウィンドウ60が61のセル（本実施例の場合）を
有するので、回転モジュール64は61のマルチプレクサか
らなり、その各マルチプレクサは４つの入力と１つの出
力とを備える。マルチプレクサへの４つの入力の各々
は、入力ウィンドウ60が０度（無回転）、90度、180
度、または270度だけ回転された場合に画素が取ること
のできる４つの可能なセル位置のうちの１つを表す。図
３に示すように、入力ウィンドウ60中の４つのセル位置
は、回転モジュール64内の１つのマルチプレクサ65への
入力として接続される。各セル位置におけるビット状態
は、入力としてマルチプレクサ65に供給され、制御入力
R1,R2に従って、それらのビット状態のうちの１つが出
力として供給されて、「回転された」ウィンドウ66のビ
ット状態となる。従って、各マルチプレクサを適切に制
御し、これにより、回転モジュール64内のマルチプレク
サ（例えば61個）の各々が、そのマルチプレクサの出力
端子に接続するための回転されたセル位置入力を選択す
るようにすることで、入力ウィンドウ60を「回転させ
る」ことができる。
【００１８】回転モジュール64は、予測ＲＯＭ／論理回
路モジュール70からの出力によって制御される。その予
測ＲＯＭ／論理回路モジュール70には、入力ウィンドウ
60中の中央の９個のセルのビット状態からなる入力が供
給される。予測モジュール70及びその入力としての中央
セルグループ72を図４に示す。予測モジュール70は、複
数の３×３予測セルグループを備える。これらの予測セ
ルグループは、ウィンドウ60の入力中央セルグループ中
で遭遇した場合には、テンプレートＲＯＭ／論理モジュ
ール74中で、おそらくは回転された状態で、比較テンプ
レートに遭遇する可能性が高いことを示す（図２参
照）。
路モジュール70からの出力によって制御される。その予
測ＲＯＭ／論理回路モジュール70には、入力ウィンドウ
60中の中央の９個のセルのビット状態からなる入力が供
給される。予測モジュール70及びその入力としての中央
セルグループ72を図４に示す。予測モジュール70は、複
数の３×３予測セルグループを備える。これらの予測セ
ルグループは、ウィンドウ60の入力中央セルグループ中
で遭遇した場合には、テンプレートＲＯＭ／論理モジュ
ール74中で、おそらくは回転された状態で、比較テンプ
レートに遭遇する可能性が高いことを示す（図２参
照）。
【００１９】予測セルグループと予測モジュール70中の
入力中央セルグループ72とが一致した場合には、テンプ
レートモジュール74に記憶されているテンプレートと一
致するように入力ウィンドウ60を回転させるべきか否か
を示すコマンドが発行される。この事前回転により、テ
ンプレートモジュール74中に記憶されるテンプレートの
数を従来の教示によるものより大幅に削減することが可
能になる。回転されたウィンドウ66とテンプレートモジ
ュール74中に記憶されている或るテンプレートとの一致
が発見された場合には中央画素変更信号が供給される。
この信号は後に回転解除(derotate)モジュール76で回転
解除され、これにより、適当な中央画素修正信号を生成
してレーザプリントエンジン53へ伝送することが可能と
なる。
入力中央セルグループ72とが一致した場合には、テンプ
レートモジュール74に記憶されているテンプレートと一
致するように入力ウィンドウ60を回転させるべきか否か
を示すコマンドが発行される。この事前回転により、テ
ンプレートモジュール74中に記憶されるテンプレートの
数を従来の教示によるものより大幅に削減することが可
能になる。回転されたウィンドウ66とテンプレートモジ
ュール74中に記憶されている或るテンプレートとの一致
が発見された場合には中央画素変更信号が供給される。
この信号は後に回転解除(derotate)モジュール76で回転
解除され、これにより、適当な中央画素修正信号を生成
してレーザプリントエンジン53へ伝送することが可能と
なる。
【００２０】上述のように、予測モジュール70は、複数
の３×３予測セルグループを含み、入力ウィンドウ60か
らの中央セルグループによって突き合わせが行われた場
合に、適当なコマンド信号を回転モジュール64へ発行す
る。例えば、中央セルグループ72（図４）が予測セルグ
ループ78と一致した場合、出力ライン80上に高レベル出
力が現れて、テンプレートモジュール74に記憶されてい
るテンプレートと一致するように入力ウィンドウ60を90
度だけ回転させるべきであることを指示する。この出力
がＯＲ回路82に供給されて出力R1が生成される。中央ウ
ィンドウ72が予測セルグループ78と一致するため（その
結果として予測セルグループ84又は86に一致することが
できないので）、出力ライン88,90は低レベル状態に留
まる。従って、ＯＲ回路92はR2を低レベル状態に保持
し、これらR1及びR2の状態により、回転モジュール64へ
のコマンド信号が構成される。
の３×３予測セルグループを含み、入力ウィンドウ60か
らの中央セルグループによって突き合わせが行われた場
合に、適当なコマンド信号を回転モジュール64へ発行す
る。例えば、中央セルグループ72（図４）が予測セルグ
ループ78と一致した場合、出力ライン80上に高レベル出
力が現れて、テンプレートモジュール74に記憶されてい
るテンプレートと一致するように入力ウィンドウ60を90
度だけ回転させるべきであることを指示する。この出力
がＯＲ回路82に供給されて出力R1が生成される。中央ウ
ィンドウ72が予測セルグループ78と一致するため（その
結果として予測セルグループ84又は86に一致することが
できないので）、出力ライン88,90は低レベル状態に留
まる。従って、ＯＲ回路92はR2を低レベル状態に保持
し、これらR1及びR2の状態により、回転モジュール64へ
のコマンド信号が構成される。
【００２１】出力レベルがR1,R2上で明示され、これに
より、回転モジュール64がその内部の各マルチプレクサ
への第２の入力の供給が可能になる。その結果として、
入力ウィンドウ60中の入力ウィンドウビット状態が時計
方向に90度だけ回転することになる。これと対照的に、
中央セルグループ72と予測セルグループ84との間で一致
が発見された場合には、R1及びR2の状態により、回転モ
ジュール64中の各マルチプレクサの第３の入力がライン
68等に出力される。しかし、中央セルグループ72と予測
セルグループ94とが一致した場合には、回転は発生せ
ず、回転モジュール64中のマルチプレクサは、ライン68
上に無回転の出力ウインドウを提供する。
より、回転モジュール64がその内部の各マルチプレクサ
への第２の入力の供給が可能になる。その結果として、
入力ウィンドウ60中の入力ウィンドウビット状態が時計
方向に90度だけ回転することになる。これと対照的に、
中央セルグループ72と予測セルグループ84との間で一致
が発見された場合には、R1及びR2の状態により、回転モ
ジュール64中の各マルチプレクサの第３の入力がライン
68等に出力される。しかし、中央セルグループ72と予測
セルグループ94とが一致した場合には、回転は発生せ
ず、回転モジュール64中のマルチプレクサは、ライン68
上に無回転の出力ウインドウを提供する。
【００２２】図５は、ウィンドウ入力の別の一例を、４
つの回転状態96,98,100,102で示すものである。その結
果として得られる中央の３×３セルグループを符号104,
106,108,110で示す。予測セルグループ94（図４）が、
回転された形態78,84,86で予測モジュール70中に記憶さ
れているものと仮定した場合、出力R1,R2により、図５
の符号112で示すウィンドウ回転が発生する。この例の
場合、予測セルグループ94（図４）中の右上の画素位置
が「任意」セル114であることに留意することが重要で
ある。その結果として、中央セルグループ104,106,108,
110がゼロビット116を（その位置が回転された状態で）
含むという事実は、比較過程において無視される。従っ
て、中央セルグループ104は、予測セルグループ78と厳
密に比較され、これにより、時計方向に90度だけ回転さ
せる出力がR1,R2により表明される。同様に、ウィンド
ウ98等のウィンドウが、予測セルグループ78,84,86のい
ずれとも一致を発見しない場合には、そのウインドウに
よって回転が生成されることはない。同様に、中央セル
グループ108は時計方向270度の出力を発生させ、また中
央セルグループ110は時計方向180度の出力を発生させ
る。
つの回転状態96,98,100,102で示すものである。その結
果として得られる中央の３×３セルグループを符号104,
106,108,110で示す。予測セルグループ94（図４）が、
回転された形態78,84,86で予測モジュール70中に記憶さ
れているものと仮定した場合、出力R1,R2により、図５
の符号112で示すウィンドウ回転が発生する。この例の
場合、予測セルグループ94（図４）中の右上の画素位置
が「任意」セル114であることに留意することが重要で
ある。その結果として、中央セルグループ104,106,108,
110がゼロビット116を（その位置が回転された状態で）
含むという事実は、比較過程において無視される。従っ
て、中央セルグループ104は、予測セルグループ78と厳
密に比較され、これにより、時計方向に90度だけ回転さ
せる出力がR1,R2により表明される。同様に、ウィンド
ウ98等のウィンドウが、予測セルグループ78,84,86のい
ずれとも一致を発見しない場合には、そのウインドウに
よって回転が生成されることはない。同様に、中央セル
グループ108は時計方向270度の出力を発生させ、また中
央セルグループ110は時計方向180度の出力を発生させ
る。
【００２３】図６は、予測モジュール70中に記憶された
予測セルグループを示すものである。この予測セルグル
ープには、予測セルグループ120を反時計方向に90,180,
270度回転させたものが含まれる。これに加え、予測モ
ジュール70は、予測セルグループ122を反時計方向に90
度回転させたものを含む。予測モジュール70における比
較動作結果により、入力ウィンドウ60（図２）をテンプ
レートモジュール74中に事前記憶されているテンプレー
トと一致するよう回転させることが可能となる。もし予
測モジュール70及び回転モジュール64が存在しなけれ
ば、テンプレートモジュール74は、適当な部分画素修正
値を出力可能にするために各テンプレートの回転された
コピーを最大４個まで必要とする。その結果として、相
当量のメモリが節約されると共に、入力ウィンドウとテ
ンプレートモジュール74中に記憶されているテンプレー
トとの間の比較動作を極めて迅速に発生させることが可
能になる。
予測セルグループを示すものである。この予測セルグル
ープには、予測セルグループ120を反時計方向に90,180,
270度回転させたものが含まれる。これに加え、予測モ
ジュール70は、予測セルグループ122を反時計方向に90
度回転させたものを含む。予測モジュール70における比
較動作結果により、入力ウィンドウ60（図２）をテンプ
レートモジュール74中に事前記憶されているテンプレー
トと一致するよう回転させることが可能となる。もし予
測モジュール70及び回転モジュール64が存在しなけれ
ば、テンプレートモジュール74は、適当な部分画素修正
値を出力可能にするために各テンプレートの回転された
コピーを最大４個まで必要とする。その結果として、相
当量のメモリが節約されると共に、入力ウィンドウとテ
ンプレートモジュール74中に記憶されているテンプレー
トとの間の比較動作を極めて迅速に発生させることが可
能になる。
【００２４】比較が行われれると、テンプレートモジュ
ール74は、入力ウィンドウ60の中央画素62に供給するこ
とになる品質の向上された画素表現を示す出力を生成す
る。その品質の向上された画素表現は回転可能であるの
で、それは回転解除モジュール76に供給され、この回転
解除モジュール76では、入力R1,R2により、テンプレー
トモジュール74からの４つの可能な出力の回転解除が発
生し、また回転解除が行われた品質の向上された画素表
現が出力ライン124のうちの１つに現れることになる。
基本的に、回転解除モジュール76は、各々のマルチプレ
クサが回転モジュール64中で生成する正確な相補的機能
を生成する。しかし、回転解除モジュール76中には４つ
のマルチプレクサしか存在せず、一方、回転モジュール
64中には61のマルチプレクサが存在する（図示の入力ウ
ィンドウ60の場合）。
ール74は、入力ウィンドウ60の中央画素62に供給するこ
とになる品質の向上された画素表現を示す出力を生成す
る。その品質の向上された画素表現は回転可能であるの
で、それは回転解除モジュール76に供給され、この回転
解除モジュール76では、入力R1,R2により、テンプレー
トモジュール74からの４つの可能な出力の回転解除が発
生し、また回転解除が行われた品質の向上された画素表
現が出力ライン124のうちの１つに現れることになる。
基本的に、回転解除モジュール76は、各々のマルチプレ
クサが回転モジュール64中で生成する正確な相補的機能
を生成する。しかし、回転解除モジュール76中には４つ
のマルチプレクサしか存在せず、一方、回転モジュール
64中には61のマルチプレクサが存在する（図示の入力ウ
ィンドウ60の場合）。
【００２５】ライン124上に現れる回転解除モジュール7
6からの出力レベルは、レーザプリントエンジン53のコ
ントローラへ供給される。このコントローラは、指示さ
れた出力部分画素配列を生成するようにレーザビームを
適切に変調する。特定の変調動作については、Tungによ
り出願されて本出願人に譲渡された米国特許第4,847,64
1号に開示されている。なお、本引用をもってその開示
内容を本明細書に包含させたものとし、詳細な説明は省
略する。
6からの出力レベルは、レーザプリントエンジン53のコ
ントローラへ供給される。このコントローラは、指示さ
れた出力部分画素配列を生成するようにレーザビームを
適切に変調する。特定の変調動作については、Tungによ
り出願されて本出願人に譲渡された米国特許第4,847,64
1号に開示されている。なお、本引用をもってその開示
内容を本明細書に包含させたものとし、詳細な説明は省
略する。
【００２６】本発明の別の側面は、図２のテンプレート
モジュール74に含まれる縮小されたテンプレート集合を
決定することである。縮小されたテンプレート集合に含
まれるオリジナルテンプレート及び廃棄されるテンプレ
ートの選択は、オリジナルテンプレート集合の性質及び
本発明のアーキテクチャの特性に基づくものとなる。オ
リジナルテンプレート集合に含まれるテンプレートと一
致する入力ウィンドウが存在する場合には、その入力ウ
ィンドウは、その中央セルグループと予測セルグループ
との比較に基づいて回転される。回転されたウィンドウ
が一致状態を維持するために、オリジナルテンプレート
は、同じ角度だけ回転されて、縮小されたテンプレート
集合に含まれなければならない。
モジュール74に含まれる縮小されたテンプレート集合を
決定することである。縮小されたテンプレート集合に含
まれるオリジナルテンプレート及び廃棄されるテンプレ
ートの選択は、オリジナルテンプレート集合の性質及び
本発明のアーキテクチャの特性に基づくものとなる。オ
リジナルテンプレート集合に含まれるテンプレートと一
致する入力ウィンドウが存在する場合には、その入力ウ
ィンドウは、その中央セルグループと予測セルグループ
との比較に基づいて回転される。回転されたウィンドウ
が一致状態を維持するために、オリジナルテンプレート
は、同じ角度だけ回転されて、縮小されたテンプレート
集合に含まれなければならない。
【００２７】図７は、パターン突き合わせテンプレート
のオリジナル集合を、テンプレートモジュール74に記憶
される縮小された集合に変換する手続きを示すものであ
る。先ず、この手続きは、全てのオリジナルテンプレー
ト集合について全ての可能な入力ウィンドウ回転が一致
することを判定する。テンプレート数が有限であり、３
×３予測セルグループのサイズが小さく、また予測セル
グループ数が有限であることにより、徹底的なテストが
可能となる。
のオリジナル集合を、テンプレートモジュール74に記憶
される縮小された集合に変換する手続きを示すものであ
る。先ず、この手続きは、全てのオリジナルテンプレー
ト集合について全ての可能な入力ウィンドウ回転が一致
することを判定する。テンプレート数が有限であり、３
×３予測セルグループのサイズが小さく、また予測セル
グループ数が有限であることにより、徹底的なテストが
可能となる。
【００２８】先ず、１つの入力テンプレートが１つのフ
ァイルからアクセスされて（ボックス130）、全ての可
能な予測された回転がテンプレートの中央の３×３セル
グループに基づいて判定される（ボックス132）（予測
モジュール70中の予測セルグループと組み合わせて判定
される）。その最初の予測された回転がアクセスされ
（ボックス134）、前記のアクセスされたテンプレート
が前記の予測された回転だけ回転される（ボックス13
6）。前記のアクセスされたテンプレートが曖昧である
場合には、以下で説明するように、回転されたテンプレ
ートに対して回転の（R1,R2）依存度が付加される（ボ
ックス138）。
ァイルからアクセスされて（ボックス130）、全ての可
能な予測された回転がテンプレートの中央の３×３セル
グループに基づいて判定される（ボックス132）（予測
モジュール70中の予測セルグループと組み合わせて判定
される）。その最初の予測された回転がアクセスされ
（ボックス134）、前記のアクセスされたテンプレート
が前記の予測された回転だけ回転される（ボックス13
6）。前記のアクセスされたテンプレートが曖昧である
場合には、以下で説明するように、回転されたテンプレ
ートに対して回転の（R1,R2）依存度が付加される（ボ
ックス138）。
【００２９】回転されたテンプレートが既に含まれてい
るか否かを確認するために、削減されたテンプレートの
現在の集合が探索される（判定ボックス140）。回転さ
れたテンプレートが既に含まれている場合には、回転さ
れたテンプレートは、冗長なものであり、廃棄すること
ができる（ボックス142）。また、回転されたテンプレ
ートが含まれていない場合には、削減されたテンプレー
トの現在の集合に、回転されたテンプレートが追加され
る（ボックス144）。
るか否かを確認するために、削減されたテンプレートの
現在の集合が探索される（判定ボックス140）。回転さ
れたテンプレートが既に含まれている場合には、回転さ
れたテンプレートは、冗長なものであり、廃棄すること
ができる（ボックス142）。また、回転されたテンプレ
ートが含まれていない場合には、削減されたテンプレー
トの現在の集合に、回転されたテンプレートが追加され
る（ボックス144）。
【００３０】予測セルグループとの比較の結果として得
られたアクセスされたテンプレートについて、予測され
た回転が別に存在する場合には（判定ボックス146）、
その次の予測された回転がアクセスされ（ボックス14
8）、手続きはボックス136まで戻って再び循環する。ま
た、予測された回転がそれ以上存在しない場合には、入
力ファイル中に未だテンプレートが存在するか否かが判
定され（判定ボックス150）、未だテンプレートが存在
する場合には手続きが再循環する。また、それ以上テン
プレートが存在しない場合には、削減されたテンプレー
トの現在の集合が、テンプレートモジュール74で使用す
るための縮小されたテンプレート集合としてセーブされ
る。
られたアクセスされたテンプレートについて、予測され
た回転が別に存在する場合には（判定ボックス146）、
その次の予測された回転がアクセスされ（ボックス14
8）、手続きはボックス136まで戻って再び循環する。ま
た、予測された回転がそれ以上存在しない場合には、入
力ファイル中に未だテンプレートが存在するか否かが判
定され（判定ボックス150）、未だテンプレートが存在
する場合には手続きが再循環する。また、それ以上テン
プレートが存在しない場合には、削減されたテンプレー
トの現在の集合が、テンプレートモジュール74で使用す
るための縮小されたテンプレート集合としてセーブされ
る。
【００３１】図８は、オリジナルテンプレート集合の４
つの要素を示すものである。これらの要素は全て、同一
の基本テンプレートを回転させたものである。第１のオ
リジナルテンプレート160は、中央セルグループの右上
隅に「任意」セル162を有する。このテンプレートの入
力ウィンドウとの突き合わせでは、前記「任意」セル16
2の位置に黒または白のビットの何れをも有し得るの
で、その双方の可能性が、予測された回転に関して検査
される。可能な中央セルグループの何れも予測セルグル
ープには一致しないので、そのテンプレートに一致する
入力ウィンドウは回転させられることがない。テンプレ
ートの０度の回転は、入力ウィンドウを一致させるため
に、縮小されたテンプレート集合に含まれなければなら
ない。
つの要素を示すものである。これらの要素は全て、同一
の基本テンプレートを回転させたものである。第１のオ
リジナルテンプレート160は、中央セルグループの右上
隅に「任意」セル162を有する。このテンプレートの入
力ウィンドウとの突き合わせでは、前記「任意」セル16
2の位置に黒または白のビットの何れをも有し得るの
で、その双方の可能性が、予測された回転に関して検査
される。可能な中央セルグループの何れも予測セルグル
ープには一致しないので、そのテンプレートに一致する
入力ウィンドウは回転させられることがない。テンプレ
ートの０度の回転は、入力ウィンドウを一致させるため
に、縮小されたテンプレート集合に含まれなければなら
ない。
【００３２】第２のオリジナルテンプレート164は、中
央セルグループ中に「任意」セル166を有し、前記の双
方の可能性が検査される。可能な中央セルグループ168,
170は双方とも、時計方向270度の予測セルグループに一
致するので、テンプレートは時計方向に270度回転され
る（入力ウィンドウが一致する場合と同様）。回転され
たテンプレート172は、第１のオリジナルテンプレート1
60が回転されたものと同じであることが分かる。同様に
して、残りの２つのオリジナルテンプレート174,176
は、検査される２つの可能な中央セルグループを各々が
有し、そして、回転させられる（入力ウィンドウが一致
する場合と同様）。それらの回転されたテンプレートも
また、第１のオリジナルテンプレート160が回転された
ものと同一となる。縮小されたテンプレート集合で必要
なのは、１つの回転されたテンプレート178だけであ
る。
央セルグループ中に「任意」セル166を有し、前記の双
方の可能性が検査される。可能な中央セルグループ168,
170は双方とも、時計方向270度の予測セルグループに一
致するので、テンプレートは時計方向に270度回転され
る（入力ウィンドウが一致する場合と同様）。回転され
たテンプレート172は、第１のオリジナルテンプレート1
60が回転されたものと同じであることが分かる。同様に
して、残りの２つのオリジナルテンプレート174,176
は、検査される２つの可能な中央セルグループを各々が
有し、そして、回転させられる（入力ウィンドウが一致
する場合と同様）。それらの回転されたテンプレートも
また、第１のオリジナルテンプレート160が回転された
ものと同一となる。縮小されたテンプレート集合で必要
なのは、１つの回転されたテンプレート178だけであ
る。
【００３３】図９は、オリジナルテンプレート集合の４
つの要素を示すものである。これらの要素は全て、同一
の基本テンプレートを回転させたものであり、その中央
セルグループ中に１つの「任意」ビットを有する。しか
し、第１のオリジナルテンプレート180について両方の
可能な中央セルグループが検査される場合には、２つの
異なる回転182,184が予測される。「任意」位置に白ビ
ットを有する入力ウィンドウは回転されないので、オリ
ジナルテンプレート180の０度回転186が、縮小されたテ
ンプレート集合に含まれなければならない。しかし、
「任意」位置に黒ビットを有する入力ウィンドウは、時
計方向270度の予測セルグループ184と一致する中央セル
グループを有し、及び、そのウィンドウは時計方向に27
0度回転されることになる。従って、オリジナルテンプ
レートの時計方向270度の回転188もまた、縮小されたテ
ンプレート集合に含まれなければならない。
つの要素を示すものである。これらの要素は全て、同一
の基本テンプレートを回転させたものであり、その中央
セルグループ中に１つの「任意」ビットを有する。しか
し、第１のオリジナルテンプレート180について両方の
可能な中央セルグループが検査される場合には、２つの
異なる回転182,184が予測される。「任意」位置に白ビ
ットを有する入力ウィンドウは回転されないので、オリ
ジナルテンプレート180の０度回転186が、縮小されたテ
ンプレート集合に含まれなければならない。しかし、
「任意」位置に黒ビットを有する入力ウィンドウは、時
計方向270度の予測セルグループ184と一致する中央セル
グループを有し、及び、そのウィンドウは時計方向に27
0度回転されることになる。従って、オリジナルテンプ
レートの時計方向270度の回転188もまた、縮小されたテ
ンプレート集合に含まれなければならない。
【００３４】残りの３個のオリジナルテンプレートにつ
いて可能な中央セルグループを検査した結果として、そ
の各々について２つの異なる回転が得られ、これによ
り、第１のオリジナルテンプレートについて発見された
１対のテンプレートと同一の、１対の回転されたテンプ
レートが生じる。各対におけるテンプレートのうちの一
方のみが、縮小されたテンプレート集合で必要とされ
る。
いて可能な中央セルグループを検査した結果として、そ
の各々について２つの異なる回転が得られ、これによ
り、第１のオリジナルテンプレートについて発見された
１対のテンプレートと同一の、１対の回転されたテンプ
レートが生じる。各対におけるテンプレートのうちの一
方のみが、縮小されたテンプレート集合で必要とされ
る。
【００３５】図１０は、回転されたものを有さないオリ
ジナルテンプレート集合要素190の例を示すものであ
る。このテンプレートに一致する入力ウィンドウは、時
計方向に90度回転されるので、オリジナルテンプレート
の時計方向90度の回転192が含まれなければならない。
図１１に示す第１の入力ウィンドウ194は、オリジナル
テンプレート190と一致し、その回転されたウィンドウ1
95は、回転されたテンプレート192と一致する。しか
し、第２の入力ウィンドウ196は、オリジナルテンプレ
ート190と一致しないが、その回転されたウィンドウ197
は、第１の入力ウィンドウ192の回転されたものと同一
である。このため、誤ったテンプレートの一致が生じる
こととなる。このようなオリジナルテンプレートは、
「曖昧である」と呼ばれている。
ジナルテンプレート集合要素190の例を示すものであ
る。このテンプレートに一致する入力ウィンドウは、時
計方向に90度回転されるので、オリジナルテンプレート
の時計方向90度の回転192が含まれなければならない。
図１１に示す第１の入力ウィンドウ194は、オリジナル
テンプレート190と一致し、その回転されたウィンドウ1
95は、回転されたテンプレート192と一致する。しか
し、第２の入力ウィンドウ196は、オリジナルテンプレ
ート190と一致しないが、その回転されたウィンドウ197
は、第１の入力ウィンドウ192の回転されたものと同一
である。このため、誤ったテンプレートの一致が生じる
こととなる。このようなオリジナルテンプレートは、
「曖昧である」と呼ばれている。
【００３６】曖昧なテンプレートは、縮小されたテンプ
レートに回転依存度を付加することにより適応可能であ
る。縮小されたテンプレートにおいて定義された白セル
及び黒セルの突き合わせを行うことに加えて、回転され
たウィンドウが、削減されたテンプレートに一致させる
ために特定の回転（図２のR1,R2の状態）を有すること
も必要とした場合には、誤ったテンプレートの一致は除
去可能となる。回転依存度を付加するためには、テンプ
レートモジュール（図２には図示せず）への入力R1及び
R2が必要となる。曖昧なテンプレートは、本発明を妨げ
ることはないが、本発明により減少されることはない。
レートに回転依存度を付加することにより適応可能であ
る。縮小されたテンプレートにおいて定義された白セル
及び黒セルの突き合わせを行うことに加えて、回転され
たウィンドウが、削減されたテンプレートに一致させる
ために特定の回転（図２のR1,R2の状態）を有すること
も必要とした場合には、誤ったテンプレートの一致は除
去可能となる。回転依存度を付加するためには、テンプ
レートモジュール（図２には図示せず）への入力R1及び
R2が必要となる。曖昧なテンプレートは、本発明を妨げ
ることはないが、本発明により減少されることはない。
【００３７】前述の説明は本発明の実例に過ぎないこと
を理解されたい。当業者であれば、本発明から逸脱する
ことなく、種々の代替案及び修正案を実施することが可
能である。従って、本発明は、特許請求の範囲に含まれ
る代替、修正、変更の全てを包含することを意図するも
のである。
を理解されたい。当業者であれば、本発明から逸脱する
ことなく、種々の代替案及び修正案を実施することが可
能である。従って、本発明は、特許請求の範囲に含まれ
る代替、修正、変更の全てを包含することを意図するも
のである。
【００３８】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、縮
小されたテンプレート記憶手段を用いた改良された画素
解像度を向上させる装置を提供することができる。
小されたテンプレート記憶手段を用いた改良された画素
解像度を向上させる装置を提供することができる。
【図１】従来の画素画像品質向上装置により使用される
従来のウィンドウ／テンプレート突き合わせ手続きを示
す概略図である。
従来のウィンドウ／テンプレート突き合わせ手続きを示
す概略図である。
【図２】本発明を示すブロック図である。
【図３】図２の回転モジュール64の動作を示す説明図で
ある。
ある。
【図４】図２の予測ＲＯＭ／論理回路ブロック70の拡大
図である。
図である。
【図５】一般的な入力ウィンドウ構成、及び、予測ビッ
ト集合との比較に基づいて結果的に生じる入力ウィンド
ウのウィンドウ回転を示す説明図である。
ト集合との比較に基づいて結果的に生じる入力ウィンド
ウのウィンドウ回転を示す説明図である。
【図６】予測ＲＯＭ／論理回路に記憶されている複数の
予測ビット集合をそれらの回転と共に示す説明図であ
る。
予測ビット集合をそれらの回転と共に示す説明図であ
る。
【図７】テンプレートＲＯＭに挿入するためにパターン
突き合わせテンプレートからなる縮小された集合を導出
する手続きを示す論理フローチャートである。
突き合わせテンプレートからなる縮小された集合を導出
する手続きを示す論理フローチャートである。
【図８】図７のフローチャートの動作を経て如何にして
データの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレー
ト入力を示す説明図である（１／４）。
データの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレー
ト入力を示す説明図である（１／４）。
【図９】図７のフローチャートの動作を経て如何にして
データの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレー
ト入力を示す説明図である（２／４）。
データの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレー
ト入力を示す説明図である（２／４）。
【図１０】図７のフローチャートの動作を経て如何にし
てデータの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレ
ート入力を示す説明図である（３／４）。
てデータの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレ
ート入力を示す説明図である（３／４）。
【図１１】図７のフローチャートの動作を経て如何にし
てデータの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレ
ート入力を示す説明図である（４／４）。
てデータの削減が達成されるかを示す一般的なテンプレ
ート入力を示す説明図である（４／４）。
【符号の説明】 50 レーザプリンタ 52 プロセッサ 53 レーザプリントエンジン 56 ＲＡＭ 58 シフトレジスタネットワーク 60 入力ウィンドウ 62 中央画素 64 回転モジュール 70 予測ＲＯＭ／論理回路モジュール 74 テンプレートＲＯＭ／論理モジュール 76 回転解除モジュール
Claims (1)
- 【請求項１】複数の画素により表される画像の再生の品
質を向上させる装置であって、 ビットマップ画像の連続した行を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段における前記ビットマップ画像から、画素
からなるサンプルウィンドウを選択する選択手段であっ
て、前記の画素からなるサンプルウィンドウが、前記画
素を表すビットからなる複数の行セグメントからなり、
前記サンプルウィンドウが、前記サンプルウィンドウ中
の中央画素を表す中央ビットを有する、前記選択手段
と、 前記サンプルウィンドウからの前記中央画素を含む１つ
の画素セルグループと複数の予測ビット部分集合とを比
較し、前記予測ビット部分集合のうちの１つと前記画素
セルグループとの一致を示すコマンド信号を供給する予
測手段であって、前記予測ビット部分集合のうちの特定
のものがこの予測手段において複数の回転された方向で
表される、前記予測手段と、 突き合わせ予測ビット部分集合と関連したコマンド信号
に従って前記の画素からなるサンプルウィンドウを回転
させるための信号で知らされた一致に応答可能な手段
と、 記憶されているサンプルウィンドウの選択されたビット
と前記の回転されたサンプルウィンドウ内の選択された
ビットとの一致の存在を判定するために、前記の画素か
らなるサンプルウィンドウの回転されたものと記憶され
ている複数のサンプルウィンドウとの比較を行うための
テンプレート手段と、 前記の判定された一致に応じて前記中央画素についての
品質の向上された画素表現を示す信号を生成する修正手
段とを備えたことを特徴とする、複数の画素により表さ
れる画像の再生の品質を向上させる装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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