JPH06237304A - 音声会議システム - Google Patents

音声会議システム

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JPH06237304A
JPH06237304A JP5021515A JP2151593A JPH06237304A JP H06237304 A JPH06237304 A JP H06237304A JP 5021515 A JP5021515 A JP 5021515A JP 2151593 A JP2151593 A JP 2151593A JP H06237304 A JPH06237304 A JP H06237304A
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JP5021515A
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Harushige Urata
春茂 浦田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 司会者等の特定の会議参加者の発言を確実に
会議参加者全員に伝えることが可能な音声会議システム
を提供する。 【構成】 特定の発言者の音声信号を検出する特定発言
者検出回路17と、各会議端末11から出力される音声
信号が入力され、その中から出力する音声信号が選択さ
れるスイッチ回路18と、特定発言者検出回路17で特
定の発言者の音声信号を検出すると、特定の発言者の音
声信号のみが各会議端末11に送られるように、スイッ
チ回路18を制御して特定の発言者の音声信号のみを出
力させるスイッチ制御回路19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の離れた地点間で
相互に通信を行って音声の授受を行う音声会議システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の離れた地点にいる会議
参加者が通信回線を利用して会議をできるようにした音
声会議システムが実用化されており、図8はこのような
従来の音声会議システムの構成を示すブロック図であ
る。図において、1は複数の会議端末(T1〜Tn)、
2は各会議端末1に設けられたマイクロホン(MI
C)、3は各会議端末1に設けられたスピーカ(S
P)、4は各会議端末1に設けられ、エコーを除去する
エコーキャンセラ(EC)である。
【0003】5は各会議端末1からの音声信号の受信、
および各会議端末1への音声信号の分配を行う共通装置
(CT)、6は共通装置5に設けられ、各会議端末1の
マイクロホン2から出力される音声信号を加算し、その
加算出力を各会議端末1のスピーカ3に送る加算回路
(MIX)である。7は共通装置5に設けられ、加算回
路6と各会議端末1のスピーカ3との間に介在している
減算回路(SUB)で、この減算回路7には加算回路6
からの加算出力と、加算回路6を経由しないマイクロホ
ン2の出力が入力され、自分の音声が自分のスピーカ3
に戻らないように、加算出力から自分の音声を減算する
機能を有する。
【0004】上述した構成によると、例えばT1の会議
端末1を使用する会議参加者が発言すると、音声信号が
マイクロホン2から加算回路6を経てT1〜Tnの会議
端末1のスピーカ3に送られ、各スピーカ3から音声が
出力される。ここで、発言したT1の会議端末1では、
音声信号がマイクロホン2から直接減算回路7に入力さ
れ、加算回路6から送られてくる音声信号から自身の音
声信号を減算することで、T1のスピーカ3からは音声
が出力されず、発言者自身の音声が自分のスピーカ3に
戻らないようにしている。
【0005】また、複数の発言者がいる場合は、各マイ
クロホン2から音声信号が加算回路6で加算されて各ス
ピーカ3に送られ、自身の音声は減算回路7で出力され
ないようにして、各スピーカ3から複数の発言者の音声
が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の音声会議システムであると、以下に示すような
問題点を有する。すなわち、一般の会議では、2人以上
の発言者があると、発言者相互が視覚によって発言者が
選択されるが、上述したような音声会議システムである
と、視覚に頼ることができないので、会議のルールが確
立していないと会議が混乱する恐れがあり、特に、会議
の司会者や作業用指令電話では作業指揮者等の特定発言
者の音声が聞き取りにくいと、会議の進行の妨げになる
という問題や、指令事項伝達の不徹底を起こすといった
問題を生じる。
【0007】本発明は、以上述べた同時に複数の発言者
がいる場合に会議が混乱するという問題を除去するた
め、会議司会者や作業指揮者等の特定発言者の音声を優
先的に他の会議参加者に分配することで、特定発言者の
発言を確実に会議参加者全員に伝えることが可能となる
音声会議システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、音声入力手段と音声出力手段を備えた
複数の端末間で音声信号の通信を行い、音声の授受を行
う音声会議システムにおいて、特定の会議参加者の発言
により出力される音声信号を検出する手段と、特定の会
議参加者の音声信号が検出されると、この特定の会議参
加者の音声信号を優先させて他の会議参加者の端末の音
声出力手段に分配する手段を設けることを特徴とする。
【0009】なお、前記特定の会議参加者の音声信号を
優先させて他の会議参加者の端末の音声出力手段に分配
する手段として、各端末の音声入力手段から出力される
音声信号が入力され、その中から出力する音声信号を選
択するスイッチ手段と、前記特定の会議参加者の音声信
号を検出する手段の出力を受け、特定の会議参加者の音
声信号が検出されると、前記スイッチ手段を制御して特
定の会議参加者の音声信号のみが出力されるように選択
させる手段を設けることとする。
【0010】また、前記特定の会議参加者の発言を優先
させて他の会議参加者の端末の音声出力手段に分配する
手段として、特定の会議参加者の音声信号を検出する手
段と、この特定の会議参加者の音声信号を検出する手段
の出力を受け、特定の会議参加者の音声信号が検出され
ると、この特定の会議参加者の音声信号のみを音声出力
手段に送る手段を各端末に設けるとともに、各端末間を
通信回線でループ状に接続することとしてもよい。
【0011】さらに、前記特定の会議参加者の音声信号
を検出する手段として、声紋認識による音声認識手段を
設けることとする。また、前記特定の会議参加者の音声
信号を検出する手段として、特定の会議参加者の発言に
より出力される音声信号にパイロット信号を重畳する手
段と、音声信号に重畳されているパイロット信号を検出
する手段を設けることとしてもよい。
【0012】
【作用】上述した構成を有する本発明は、司会者等の特
定の会議参加者の発言がある場合は、この発言により特
定の会議参加者が使用する端末より出力される音声信号
のみが他の会議参加者の使用する端末に送られて出力さ
れ、特定の会議参加者が発言しているときは、他の会議
参加者が発言しても、これが他の端末から出力されるこ
とがなく、特定の会議参加者の発言を確実に他の会議参
加者が聞き取ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の第1の実施例における音声会議システムの
構成を示すブロック図である。図において、11は複数
の会議端末(T1〜Tn)、12は各会議端末11に設
けられたマイクロホン(MIC)、13は各会議端末1
1に設けられたスピーカ(SP)、14は各会議端末1
1に設けられ、エコーを除去するエコーキャンセラ(E
C)である。
【0014】15は各会議端末11からの音声信号の受
信、および各会議端末11への音声信号の分配を行う共
通装置(CT)、16は共通装置15に設けられ、各会
議端末11のマイクロホン12から出力される音声信号
を加算し、その加算出力を各会議端末11のスピーカ1
3に送る加算回路(MIX)である。17は共通装置1
5に設けられ、各マイクロホン12の出力に接続された
特定発言者検出回路(DET1〜DETn)で、この特
定発言者検出回路17は、声紋検出等の音声認識回路か
ら構成され、司会者等の特定発言者の音声信号が入力さ
れたことを検出する。
【0015】18は共通装置15に設けられ、各マイク
ロホン12から入力される音声信号のうち、特定の音声
信号を選択して加算回路16に送るスイッチ回路(SW
G)、19は共通装置15に設けられ、各特定発言者検
出回路17の出力を受けてスイッチ回路18を制御する
スイッチ制御回路(SCNT)である。図2は上述した
特定発言者検出回路17の出力とスイッチ回路18の動
作の関係を示す説明図で、各特定発言者検出回路17
は、通常は出力が“無し”の状態で、司会者等の特定発
言者が使用する会議端末11のマイクロホン12と接続
された特定発言者検出回路17は、特定の発言者の音声
信号がマイクロホン12から入力されると出力が“有
り”となるように設定されており、スイッチ制御回路1
9は、出力が“有り”となった特定発言者検出回路17
と接続されている会議端末11のマイクロホン12の出
力のみが加算回路16に送られるように、スイッチ回路
18を制御する。
【0016】例えば、T1の会議端末11を特定発言者
が使用する端末とすると、このT1の会議端末11のマ
イクロホン12と接続された特定発言者検出回路17
(DET1)が、特定発言者の音声信号が入力されると
出力が“有り”となるように設定され、スイッチ制御回
路19は、特定発言者検出回路17(DET1)の出力
が“有り”となると、スイッチ回路18を制御してT1
の会議端末11のマイクロホン12の出力が加算回路1
6に入力され、他のマイクロホン12の出力は加算回路
16に入力されないようにする。
【0017】また、スイッチ制御回路19は、全ての特
定発言者検出回路17の出力が“無し”の状態である場
合は、全てのマイクロホン12の出力が加算回路16に
入力されるようにスイッチ回路18を制御する。20は
共通装置15に設けられ、加算回路16と各会議端末1
1のスピーカ13との間に介在している減算回路(SU
B)で、この減算回路20には加算回路16からの加算
出力と、加算回路16を経由しないマイクロホン12の
出力が入力され、自分の音声が自分のスピーカ13に戻
らないように、加算出力から自分の音声を減算する機能
を有する。
【0018】上記構成によると、例えば、T1の会議端
末11を特定発言者が使用する端末とすると、特定発言
者の発言により特定発言者検出回路17(DET1)の
出力が“有り”となると、スイッチ制御回路19は、ス
イッチ回路18を制御してT1の会議端末11のマイク
ロホン12の出力のみが加算回路16に入力され、他の
マイクロホン12の出力は加算回路16に入力されない
ようにする。これにより、特定発言者の音声信号のみが
加算回路16からT1〜Tnの会議端末11のスピーカ
13に送られ、T2〜Tnの会議端末11を使用する会
議参加者は特定発言者(司会者等)の発言のみを聞き取
ることができる。
【0019】図3は本発明の第2の実施例における音声
会議システムの構成を示すブロック図である。なお、上
記第1の実施例と同じ構成の部位に関しては同じ番号を
付して説明をする。図において、11は複数の会議端末
(T1〜Tn)、12は各会議端末11に設けられたマ
イクロホン(MIC)、13は各会議端末11に設けら
れたスピーカ(SP)、14は各会議端末11に設けら
れ、エコーを除去するエコーキャンセラ(EC)であ
る。
【0020】15は各会議端末11からの音声信号の受
信、および各会議端末11への音声信号の分配を行う共
通装置(CT)、16は共通装置15に設けられ、各会
議端末11のマイクロホン12から出力される音声信号
を加算し、その加算出力を各会議端末11のスピーカ1
3に送る加算回路(MIX)である。21は共通装置1
5に設けられ、声紋検出等の音声認識回路により司会者
等の特定発言者の音声信号が入力されたことを検出する
特定発言者検出回路(DET)である。
【0021】18は共通装置15に設けられ、各マイク
ロホン12から入力される音声信号のうち、特定の音声
信号を選択して加算回路16に送るスイッチ回路(SW
G)、19は共通装置15に設けられ、特定発言者検出
回路21の出力を受けてスイッチ回路18を制御するス
イッチ制御回路(SCNT)である。22は共通装置1
5に設けられ、各マイクロホン12の出力の内、特定発
言者が使用する会議端末11(優先端末)のマイクロホ
ン12の出力が特定発言者検出回路21に入力されるよ
うに、あらかじめ優先端末を選択しておく優先端末選択
スイッチ(DSW)である。
【0022】図4は上述した優先端末選択スイッチ22
での優先端末の選択と特定発言者検出回路21の出力お
よびスイッチ回路18の動作の関係を示す説明図で、優
先端末選択スイッチ22を操作して特定発言者の使用す
る会議端末11を選択すると、この選択された会議端末
11のマイクロホン12から出力されてくる音声信号の
みが優先端末選択スイッチ22から特定発言者検出回路
21に入力され、他の会議端末11のマイクロホン12
から出力されてくる音声信号は特定発言者検出回路21
には入力されない。
【0023】特定発言者検出回路21は、特定の発言者
の音声信号が入力されない状態では出力が“無し”で、
優先端末選択スイッチ22により選択された特定発言者
が使用する会議端末11のマイクロホン12より特定の
発言者の音声信号が入力されると、出力が“有り”とな
るように設定されており、スイッチ制御回路19は、特
定発言者検出回路21の出力が“有り”となると、優先
端末選択スイッチ22で選択された特定発言者が使用す
る会議端末11のマイクロホン12の出力のみが加算回
路16に送られ、他の会議端末11のマイクロホン12
の出力は加算回路16に送られないように、スイッチ回
路18を制御する。
【0024】なお、スイッチ制御回路19は、特定発言
者検出回路21の出力が“無し”の状態である場合は、
全てのマイクロホン12の出力が加算回路16に入力さ
れるようにスイッチ回路18を制御する。20は共通装
置15に設けられ、加算回路16と各会議端末11のス
ピーカ13との間に介在している減算回路(SUB)
で、この減算回路20には加算回路16からの加算出力
と、加算回路16を経由しないマイクロホン12の出力
が入力され、自分の音声が自分のスピーカ13に戻らな
いように、加算出力から自分の音声を減算する機能を有
する。
【0025】上記構成によると、例えば、T1の会議端
末11が特定発言者が使用する端末とすると、あらかじ
め優先端末選択スイッチ22でこのT1の会議端末11
を優先端末として選択しておく。そして、特定発言者検
出回路21は、このT1の会議端末11を使用する特定
発言者の音声信号が入力されると出力が“有り”となる
ように設定され、スイッチ制御回路19は、特定発言者
の発言により特定発言者検出回路21の出力が“有り”
となると、スイッチ回路18を制御してT1の会議端末
11のマイクロホン12の出力が加算回路16に入力さ
れ、他のマイクロホン12の出力は加算回路16に入力
されないようにする。
【0026】これにより、特定発言者の音声信号のみが
加算回路16からT1〜Tnの会議端末11のスピーカ
13に送られ、T2〜Tnの会議端末11を使用する会
議参加者は特定発言者(司会者等)の発言のみを聞き取
ることができる。図5は本発明の第3の実施例における
音声会議システムの構成を示すブロック図である。
【0027】図において、31は司会者等の特定発言者
が使用する優先端末(Tc)、32は司会者等の特定発
言者以外の一般の会議参加者が使用する複数の会議端末
(T1〜Tn)、33は優先端末31および各会議端末
32に設けられたマイクロホン(MIC)、34は優先
端末31および各会議端末11に設けられたスピーカ
(SP)である。
【0028】35は優先端末31および各会議端末32
に設けられ、マイクロホン33から出力される音声信号
を加算する加算回路(MIX)、36は各加算回路35
をループ状に接続した通信回線であり、各マイクロホン
33から出力される音声信号は、このループ状の通信回
線36を通って優先端末31および各会議端末32の加
算回路35に順次入力される。
【0029】37は優先端末31および各会議端末32
に設けられた入力音声利得制御回路(VCLc,VC
L)で、通信回線36はこの入力音声利得制御回路37
を通っており、入力音声利得制御回路37で利得を変化
させることにより各スピーカ31への音声信号の入力の
有無を切り替える。38は各会議端末32に設けられた
出力音声利得制御回路(VCS)で、この出力音声利得
制御回路37はマイクロホン33の出力が入力され、利
得を変化させることにより、マイクロホン33からの出
力を加算回路35へ入力するか否かを切り替える。
【0030】39は各会議端末32に設けられ、声紋検
出等の音声認識回路により司会者等の特定発言者の音声
信号が入力されたことを検出する特定発言者検出回路
(DET)であり、この特定発言者検出回路39は特定
発言者の音声が入力されると、前記入力音声利得制御回
路37および出力音声利得制御回路38を制御して利得
を変化させる。
【0031】40は優先端末31および各会議端末32
に設けられ、自端末での発言を検出すると入力音声利得
制御回路37を制御して利得を変化させる自端末発言検
出回路(DTS)で、この自端末発言検出回路40はマ
イクロホン33の出力が入力され、音声信号を検出する
と出力音声利得制御回路38を制御して利得を“0”
(OFF)に変化させる。
【0032】図6は特定発言者検出回路39の出力と、
入力音声利得制御回路37および出力音声利得制御回路
38の利得の変化の関係を示す説明図で、各特定発言者
検出回路39は、特定の発言者の音声信号が入力されな
い状態では出力が“無し”で、優先端末31のマイクロ
ホン33より特定の発言者の音声信号が入力されると、
出力が“有り”となるように設定されている。そして、
出力音声利得制御回路38は、特定発言者検出回路39
の出力が“有り”となると、利得が“0”(OFF)に
変化するように制御される。また、入力音声利得制御回
路37は、特定発言者検出回路39の出力が“有り”と
なると、利得が“1”(ON)に変化するように制御さ
れる。
【0033】特定発言者の音声信号が入力されず、特定
発言者検出回路39の出力が“無し”の状態では、出力
音声利得制御回路38は、利得が“1”(ON)に変化
するように制御される。また、入力音声利得制御回路3
7は、自端末発言検出回路40が音声信号を検出する
と、利得が“0”(OFF)に変化するように制御さ
れ、自端末発言検出回路40が音声信号を検出しない
と、利得が“1”(ON)に変化するように制御され
る。
【0034】上記構成によると、優先端末31(Tc)
のマイクロホン33より特定発言者の音声信号が出力さ
れると、この音声信号はループ状の通信回線36を通り
各会議端末33(T1〜Tn)の特定発言者検出回路3
9に入力される。特定発言者検出回路39は特定発言者
の音声信号が入力されると、出力が“有り”に変化す
る。
【0035】特定発言者検出回路39の出力が“有り”
となると、出力音声利得制御回路38が利得を“0”
(OFF)に変化させることで、マイクロホン33の出
力を切り、各会議端末32のマイクロホン33の出力が
加算回路35に入力されないようにする。また、特定発
言者検出回路39の出力が“有り”となると、入力音声
利得制御回路37が利得を“1”(ON)に変化させる
ことで、優先発言者の音声信号が各会議端末32のスピ
ーカ34から出力される。このとき、上述したように、
各会議端末32のマイクロホン33の出力が加算回路3
5に入力されないようになっているので、各会議端末3
2を使用する会議参加者が発言してもその音声信号は通
信回線36に流れず、優先発言者の音声信号のみが通信
回線36を流れて各会議端末32のスピーカ34から出
力され、会議参加者は特定発言者の発言のみを聞き取る
ことができる。
【0036】優先端末31(Tc)のマイクロホン33
より特定発言者の音声信号が出力されない場合は、特定
発言者検出回路39の出力は“無し”に変化する。特定
発言者検出回路39の出力が“無し”となると、出力音
声利得制御回路38が利得を“1”(ON)に変化させ
ることで、マイクロホン33の出力が加算回路35に入
力されるようにする。会議端末32のマイクロホン33
より出力される音声信号は、加算回路35から通信回線
36を介して優先端末31および他の会議端末32に送
られる。そして、特定発言者検出回路39の出力が“無
し”となると、入力音声利得制御回路37は、自端末発
言検出回路40が音声信号を検出しない状態、すなわ
ち、自端末で発言がなされていない状態では、利得を
“1”(ON)に変化させることで、他の会議参加者の
音声信号が優先端末31および会議端末32のスピーカ
34から出力される。また、自端末発言検出回路40が
音声信号を検出した状態、すなわち、自端末で発言がな
されている状態では、利得を“0”(OFF)に変化さ
せることで、自身の音声信号がスピーカ34から出力さ
れることを防いでいる。
【0037】上述した各実施例において、特定の発言者
の音声信号を検出する特定発言者検出回路として、声紋
照合等による音声認識回路を用いていたが、特定発言者
が使用する端末のマイクロホンの出力信号に、パイロッ
ト信号を重畳する機能を追加すれば、特定発言者検出回
路を単純なパイロット信号検出回路で構成することが可
能となる。
【0038】図7は上述したパイロット信号重畳回路を
示す説明図で、41は特定発言者の発言により音声信号
Sを出力するマイクロホン(MIC)、42は音声検出
回路(DETc)、43はこの音声検出回路42に制御
される音声スイッチ(VSC)、44はパイロット信号
Spを発信する発信回路(OSC)、45はマイクロホ
ン41より出力された音声信号Sに発信回路44から出
力されるパイロット信号Spを重畳されるようにして出
力する重畳回路(MIXc)である。
【0039】上記構成によると、音声検出回路42が音
声を検出していない状態、すなわち、特定発言者が発言
をしていない状態では、音声スイッチ43により発信回
路44から出力されるパイロット信号Spが重畳回路4
5に送られないようにする。特定発言者が発言すること
で、マイクロホン41から音声信号が出力され、音声検
出回路42がこれを検出すると、音声スイッチ43を制
御して発信回路44から出力されるパイロット信号Sp
が重畳回路45に送られるようにし、音声信号Sもマイ
クロホン41から重畳回路45に入力されるので、パイ
ロット信号Spが音声信号Sに重畳されて出力される。
【0040】一般の会議参加者の使用する会議端末に
は、上述した各実施例で説明した特定音声検出回路とし
て、パイロット信号検出回路を備えることで、特定発言
者が発言することで送られてくる音声信号に重畳されて
送られてくるパイロット信号を検出すると、第1,第2
の実施例においてはスイッチ制御回路を介してスイッチ
回路を制御し、第3の実施例においては音声利得制御回
路が制御して特定発言者の音声のみを出力し、他の発言
者の発言があってもそれを出力しないようにする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、司会者
等の特定の会議参加者の発言があると、他の会議参加者
の音声は出力されず、特定の会議参加者の音声のみが出
力されるので、特定の会議参加者の声を確実に他の会議
参加者に伝えることができるという効果を有し、司会者
の声が確実に他の会議参加者に伝わることで、音声にの
み頼る会議の進行をスムーズに進めることができるとい
う効果を有する。
【0042】なお、会議に限らず、ロケット発射管制の
ように、多数の作業者に対して作業指令を行いながら作
業を進める場合にも有効に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音声会議システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】特定発言者検出回路の出力とスイッチ回路の動
作の関係を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例における音声会議システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図4】優先端末選択スイッチでの優先端末の選択と特
定発言者検出回路の出力およびスイッチ回路の動作の関
係を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例における音声会議システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図6】特定発言者検出回路の出力と、入力音声利得制
御回路および出力音声利得制御回路の利得の変化の関係
を示す説明図である。
【図7】パイロット信号重畳回路を示す説明図である。
【図8】従来の音声会議システムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11 会議端末 12 マイクロホン 13 スピーカ 17 特定発言者検出回路 18 スイッチ回路 19 スイッチ制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力手段と音声出力手段を備えた複
    数の端末間で音声信号の通信を行い、音声の授受を行う
    音声会議システムにおいて、 特定の会議参加者の発言により出力される音声信号を検
    出する手段と、 特定の会議参加者の音声信号が検出されると、この特定
    の会議参加者の音声信号を優先させて他の会議参加者の
    端末の音声出力手段に分配する手段を設けたことを特徴
    とする音声会議システム。
  2. 【請求項2】 前記特定の会議参加者の音声信号を優先
    させて他の会議参加者の端末の音声出力手段に分配する
    手段として、 各端末の音声入力手段から出力される音声信号が入力さ
    れ、その中から出力する音声信号を選択するスイッチ手
    段と、 前記特定の会議参加者の音声信号を検出する手段の出力
    を受け、特定の会議参加者の音声信号が検出されると、
    前記スイッチ手段を制御して特定の会議参加者の音声信
    号のみが出力されるように選択させる手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の音声会議システム。
  3. 【請求項3】 前記特定の会議参加者の発言を優先させ
    て他の会議参加者の端末の音声出力手段に分配する手段
    として、 特定の会議参加者の音声信号を検出する手段と、この特
    定の会議参加者の音声信号を検出する手段の出力を受
    け、特定の会議参加者の音声信号が検出されると、この
    特定の会議参加者の音声信号のみを音声出力手段に送る
    手段を各端末に設けるとともに、 各端末間を通信回線でループ状に接続したことを特徴と
    する請求項1記載の音声会議システム。
  4. 【請求項4】 前記特定の会議参加者の音声信号を検出
    する手段として、 声紋認識による音声認識手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の音声会議システム。
  5. 【請求項5】 前記特定の会議参加者の音声信号を検出
    する手段として、 特定の会議参加者の発言により出力される音声信号にパ
    イロット信号を重畳する手段と、 音声信号に重畳されているパイロット信号を検出する手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の音声会議シ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087074A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Lenovo Singapore Pte Ltd 遠隔会話システムの出力制御装置、その方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム
JP2011259442A (ja) * 2000-03-03 2011-12-22 Qualcomm Incorporated 現存の通信システムにおいてグループ通信サービスに参加するための方法および装置
JP2015173376A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 三菱電機株式会社 通話会議システム
JP2019153997A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 株式会社日立国際電気 音声会議システム

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