JPH06236663A - 編集装置及び編集信号復号化装置 - Google Patents

編集装置及び編集信号復号化装置

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JPH06236663A
JPH06236663A JP5024563A JP2456393A JPH06236663A JP H06236663 A JPH06236663 A JP H06236663A JP 5024563 A JP5024563 A JP 5024563A JP 2456393 A JP2456393 A JP 2456393A JP H06236663 A JPH06236663 A JP H06236663A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】編集ポイントにおける画像の乱れを防止する。 【構成】ヘッダー検出回路62は入力信号から編集ヘッダ
ーを検出し、フラグ変更回路63は検出された編集ヘッダ
ーに基づいて、ピクチャー層の前方F及び後方Fを変更
する。これにより、MPEG方式の映像信号の編集にお
いても、フレーム単位(ピクチャー層単位)の編集が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、符号化データを編集す
る編集装置及び編集信号復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像の編集を行う信号編集装置が
商品化されている。信号編集装置は画像を所定のカット
毎に並べ変えて新たな画像を作成することができ、ま
た、複数の映像信号の所定のカットを適宜つなぎ合わせ
て新たな画像を作成することもできる。
【0003】図12はこのようなベースバンドの映像信
号の編集を行う信号編集装置を示すブロック図である。
また、図13はその動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図13(a)は入力画像Aを示し、図1
3(b)は時間軸を調整した入力画像Aを示し、図13
(c)は入力画像Bを示し、図13(d)は時間軸を調
整した入力画像Bを示し、図13(e)は信号編集装置
からの編集出力(信号切換え出力)を示している。
【0004】入力端子1には図13(a)に示す入力画
像AをフレームAm ,Am+1 ,Am+2 ,…のフレーム単
位で順次入力する。また、入力端子2には図13(c)
に示す入力画像BをフレームBn ,Bn+1 ,Bn+2 ,…
のフレーム単位で順次入力する。入力画像Aはバッファ
メモリ3及び同期分離回路4に与え、入力画像Bはバッ
ファメモリ5及び同期分離回路6に与える。同期分離回
路4,6は夫々入力画像A,Bから同期信号を分離して
書込み制御回路7,8に与える。書込み制御回路7,8
は夫々入力画像A,Bの同期信号を用いてバッファメモ
リ3,5の書込みを制御して、入力画像A,Bをバッフ
ァメモリ3,5に記憶させる。
【0005】バッファメモリ3,5の読出しは読出し制
御回路9によって制御する。読出し制御回路9は基準信
号発生回路10からの基準信号に基づいて、バッファメモ
リ3,5に記憶されたデータの読出しを制御する。これ
により、図13に示すように、入力画像AはΔTA だけ
遅延し、入力画像BはΔTB だけ遅延して読出される。
すなわち、バッファメモリ3,5の読出しを基準信号に
よって同期化し、図13(b),(d)に示すように、
時間軸が調整された入力画像の各フレームAm′,Am+1
′,…と時間軸が調整された入力画像Bの各フレーム
Bn ′,Bn+1′,…とを同一タイミングで読出す。
【0006】バッファメモリ3,5から読出された画像
信号は夫々スイッチ11の端子a,bに与えられる。スイ
ッチ11は端子12を介して入力される切換え制御信号によ
って端子a,bを切換え選択する。いま、スイッチ11は
端子aを選択しており、入力画像Aに基づくフレームA
m ′,Am+1 ′,…が出力されているものとする。ここ
で、図13(e)のΔ印で示す切換えポイント、すなわ
ち、入力画像AのフレームAm+2 ′,Am+3 ′の切換わ
りタイミングにおいて、切換え制御信号によりスイッチ
11が端子bを選択するものとする。そうすると、このタ
イミング以降スイッチ11はバッファメモリ5の出力を選
択的に出力することになり、図13(e)に示すよう
に、入力画像Bに基づくフレームBn+3 ′,Bn+4 ′,
…が出力される。
【0007】このように、ベースバンドの映像信号A,
Bを同期化させているので、切換えポイントにおいてフ
レームAm+2 ′,Bn+3 ′が連続的に出力される。な
お、この場合には、色副搬送波の位相も考慮する必要が
ある。
【0008】ところで、近年、画像情報を高能率符号化
して記録又は伝送するシステムが普及してきている。こ
のような高能率符号化(圧縮)された映像信号を符号化
された状態のままで編集する編集装置についての提案
が、特開平4−14974「動画符号化データ記録方
法」においてなされている。この提案では、入力画像を
フレーム内符号化又はフレーム間符号化した後量子化し
て動画符号化データを得る。所定フレーム数のまとまり
を1フレーム群とし、動画符号化データをフレーム群単
位で編集する際に、編集したフレーム群及び編集した直
後のフレーム群にエディットフラグを設定する。更に、
このエディットフラグを検出することにより、符号化フ
レームの順序を変更可能にしている。
【0009】ところで、1フレームの高能率符号化デー
タの符号量は絵柄によって相違し、また、圧縮方法がフ
レーム内圧縮であるかフレーム間圧縮であるかによって
も相違する。従って、高能率符号化された映像信号を編
集するためには、切換えポイントにおける前後のカット
の時間軸の一致が不可欠である。上述した提案において
も、時間軸を一致させることによりフレーム単位で信号
の切換え(編集)を行うこととすると、フレーム単位の
編集及び復号が可能である。
【0010】ところが、上述した提案では、1つの映像
信号を編集する場合について記載されている。高能率符
号化では圧縮方法としてフレーム内圧縮の外にフレーム
間圧縮を採用していることから、入力画像A,B相互間
で編集を行うと、復号不能となることがあるという問題
が発生する。すなわち、フレーム間圧縮信号は、フレー
ム間の相関を利用して圧縮する手法であり、前フレーム
画像と現フレーム画像との差分値のみを伝送する。従っ
て、フレーム間圧縮信号の復号には前フレームの復号結
果が必要である。しかしながら、入力画像Aの所定フレ
ームの圧縮データから時間軸を一致させて入力画像Bの
フレーム間圧縮データに切換えた場合、復号の際には、
入力画像Bのフレーム間圧縮データの前フレーム画像は
存在しないので、このフレーム間圧縮データは復号する
ことができない。
【0011】また、伝送をパケット単位で行う場合にも
高能率符号化信号の編集及び編集信号の復号が困難とな
るという問題がある。図14及び図15はこの問題を説
明するためのタイミングチャートである。
【0012】図14(a)は映像信号がパケットA-1,
A-2,A-3,…のパケット単位で伝送されることを示し
ている。また、図14(b)は図14(a)のパケット
に含まれる映像信号のフレームV-0,V-1,V-2,…を
示している。各パケットは、図14の実線の区切りで示
すように一定語長であるが、各フレームは可変長符号化
されており、フレーム毎に符号量が相違する。
【0013】いま、図15(a)に示すように、入力画
像AがパケットAm+1 ,Am+2 ,Am+3 ,…のパケット
単位で伝送され、これらのパケットに含まれるフレーム
am+1 ,am+2 ,am+3 ,…同士の境界は破線部である
ものとする。また、入力画像Bは、図15(b)に示す
ように、パケットBn+1 ,Bn+2 ,Bn+3 ,のパケット
単位で伝送され、これらのパケットに含まれるフレーム
bm+1 ,bm+2 ,bm+3 ,…同士の境界は破線部である
ものとする。
【0014】このように、パケット単位で伝送が行われ
ている場合には、映像フレームの境界が不明であること
が考えられ、映像フレーム単位の編集は困難である。更
に、フレームの境界が明らかであっても編集は困難であ
る。例えば入力画像Aのフレームam+2 と入力画像Bの
フレームbn+4 とを接続する編集を行うものとする。こ
れらのフレームの境界部分はパケットAm+3 ,Bn+4 に
存在するが、フレームam+2 とフレームbn+4 とを接続
すると、この接続部以降も一定語長で伝送を行うため
に、以降のパケットを新たに作成しなければならない。
【0015】従って、編集はパケット単位で行う必要が
ある。すなわち、この場合には、図15(c)に示すよ
うに、パケットAm+3 とパケットBn+4 とを接続するの
である。しかし、そうすると、図15(c)の斜線部で
示すように、編集後のデータは、フレームam+3 の前半
とフレームbn+3 の後半の部分である不要部A0 ,B0
を含んでしまう。編集後の出力Cを復号処理する場合に
は、フレームam+1 ,am+2 の次に図のAp 点から不要
部A0 ,B0 の全ての部分も復号される。つまり、例え
ば、画面の上半分に対応する映像信号を復号した後、次
のパケットBn+4 の不要部B0 部分の復号を開始する。
ところが、不要部B0 の先頭はフレームbn+3 のいずれ
の部分であるか、また、不要部B0 が画面のいずれの部
分のデータであるかは不明である。更に、復号処理が正
常に行われるか否かも不定であり、この部分において画
像の乱れが予想される。
【0016】更に、VTRにおける記録信号の編集にお
いても、パケット単位の伝送と同様の問題を有する。図
16はこの問題を説明するための説明図である。
【0017】磁気テープ上の各記録トラックの記録量は
一定であるが、映像フレームam+1,am+2 ,…,bn+1
,bn+2 ,…のデータ量は一定でない。このため、図
16に示すように、各映像フレーム同士の境界はトラッ
ク上の任意の位置となる。従って、トラックAm+3 とト
ラックBn+4 の映像信号を接続すると、図の斜線部にて
示す不要部が生ずる。仮に、フレームam+2 とフレーム
bn+4 との境界位置が明らかとなった場合でも、不要部
を除去するためには、トラックの途中から記録を行う必
要があり、特殊な場合以外は不可能である。この不要部
によって、再生画像には画像の乱れが生じる。
【0018】これらの問題を解決するものとして、本件
出願は先に出願した特願平4−262518号明細書に
おいて、「編集装置及び編集信号復号化装置」を提案し
ている。
【0019】この提案において、編集装置は、第1及び
第2の符号化映像信号の切換え点において時間軸を一致
させる読出しを行うと共に、この切換え点前後の第1及
び第2の符号化映像信号の少なくとも一方にはフレーム
間圧縮されていることを示す編集ヘッダーを付加する。
また、編集信号復号化装置は、編集ヘッダーによって編
集ポイント後の第2の符号化映像信号がフレーム間圧縮
されたものであることが示された場合には、このフレー
ムの復号出力に代えて、代替画像を映出するための出力
を出力する。こうして、編集ポイントにおいて画面の乱
れを防止する。また、編集信号が例えばパケット単位で
伝送された第1及び第2の符号化映像信号を切換えて作
成されたものである場合には、編集ヘッダーによって無
効データ部分を特定し、この無効データ部分に対応する
データの復号を禁止する。こうして、有効データのみに
ついて復号を行い、編集ポイントにおいて画像が乱れる
ことを防止するものである。
【0020】ところで、動画像に対する蓄積メディア用
の圧縮法としてはMPEG(MovingPicture Experts Gr
oup)1が提案されている。MPEGは準動画用であ
り、伝送レートは1.2MbpsであってCD−ROM
等に採用される。図17はこのMPEGにおけるデータ
構造を示す説明図である。
【0021】この図17に示すように、MPEG方式の
データ構造は階層的であり、最下層のブロック層を除き
各層にはヘッダーを付加している。最下層のブロック層
は水平8画素×垂直8画素で構成する。輝度成分と色差
成分とのサンプリング周期が異なるので、輝度成分と色
差成分とでは1画素(1ブロック)の大きさが異なる。
輝度成分と色差成分のサンプリング比を4:1とする
と、輝度4ブロックと各色差1ブロックが対応する。こ
の理由から、輝度成分の水平及び垂直方向に2ブロック
ずつの4ブロックY0 乃至Y3 と色差信号の2ブロック
Cr,Cbとにヘッダーを付加してマクロブロック層を
構成する。
【0022】このマクロブロック単位で予測符号化して
1つ又は複数のマクロブロックで構成されるスライス層
を形成し、N個のスライス層から1フレームのピクチャ
ー層を形成する。マクロブロックの予測符号化として
は、両方予測、後方予測、前方予測又は画内予測を採用
する。そして、数フレームのピクチャー層によってGO
P層を構成する。GOP層は、両方予測フレーム(Bピ
クチャー)、前方予測フレーム(Pピクチャー)及びフ
レーム内予測フレーム(Iピクチャー)で構成する。例
えば、所定のフレームがIピクチャーである場合には、
スライス層では全マクロブロックを画内を用いて符号化
する。また、Pピクチャーであるフレームでは、スライ
ス層において各マクロブロックを前方又は画内を用いて
符号化する。また、Bピクチャーでは、各マクロブロッ
クを画内、前方、後方又は両方を用いて符号化する。複
数のGOPによってビデオシーケンス層を構成する。な
お、ビデオシーケンス層、GOP層、ピクチャー層及び
スライス層のヘッダーは各層の開始を示すスタートコー
ドを有する。
【0023】ところが、このMPEG方式では符号化さ
れた信号のデータ列(シンタックス)を解読して処理を
行うようになっている。更に、フレーム内圧縮が部分的
に更新されるシステムにおいてはフレーム単位の編集が
必要であるのに、MPEG方式においては、GOP単位
の編集しか考慮されていないため、MPEG方式を採用
した場合には、編集点で画像が乱れてしまうという欠点
がある。
【0024】上述した「編集装置及び編集信号復号化装
置」は、パケット化されたデータ又はVTR等のよう
に、純粋なデータ列以外の部分を有する信号のID信号
及びコントロール信号部分等に編集ヘッダーを付加する
ようになっており、MPEG方式の信号をパケット化す
る場合には問題はないが、パケット化せずに処理する場
合には適用することはできない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、M
PEG方式の符号化データを編集する場合には、編集点
において画像が乱れてしまうという問題点があった。
【0026】本発明は、編集点における画像の乱れを防
止することができる編集装置及び編集信号復号化装置を
提供することを目的とする。
【0027】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る編集装置
は、第1及び第2の符号化映像信号を所定の編集ポイン
トで編集する場合に前記編集ポイント前後の前記第1及
び第2の符号化映像信号の少なくとも一方に編集ヘッダ
ーが付加された編集信号が入力され、前記編集ヘッダー
を検出する検出手段と、前記第1及び第2の符号化映像
信号のデータ列に含まれるフレーム単位の前方フラグ及
び後方フラグから成る編集フラグを前記検出手段の検出
結果に基づいて変更する変更手段とを具備したものであ
り、また、本発明に係る編集信号復号化装置は、第1及
び第2の符号化映像信号を所定の編集ポイントで編集す
る場合に前記編集ポイント前の前記第1の符号化映像信
号に前方フラグが付加され前記編集ポイント後の前記第
2の符号化映像信号に後方フラグが付加された編集信号
が入力され、前記前方フラグ及び後方フラグを検出する
フラグ検出手段と、前記編集信号を復号して復号出力を
出力する復号手段と、前記フラグ検出手段の出力によっ
て前記編集ポイント前後の使用不可区間の前記第1及び
第2の符号化映像信号の復号を禁止する禁止手段とを具
備したことを特徴とするものである。
【0028】
【作用】本発明の編集装置において、第1及び第2の符
号化映像信号はフレーム単位の前方フラグ及び後方フラ
グから成る編集フラグを有し、第1及び第2の符号化映
像信号を編集して得られる編集信号には編集ヘッダーが
付加されている。検出手段は編集ヘッダーを検出し、変
更手段は編集ヘッダーの検出結果に基づいて前方フラグ
及び後方フラグを変更する。
【0029】本発明の編集信号復号化装置において、フ
ラグ検出手段は前方フラグ及び後方フラグを検出する。
代替画像置換手段は前方フラグ及び後方フラグによって
示された使用不可区間において、第1及び第2の符号化
映像信号の復号出力に代えて所定の代替画像を映出させ
るための出力を出力する。こうして、編集ポイントにお
いて画面の乱れを防止する。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る編集装置の一実施例を
示すブロック図であり、図2はその編集信号を復号する
編集信号復号化装置を示すブロック図である。また、図
3はMPEG1方式のビットストリーム構造(シンタッ
クス)を示す説明図である。本実施例はMPEGに準じ
た方式によって圧縮符号化された入力画像A,B相互間
で編集を行うものである。
【0031】先ず、図3に示すMPEG1方式のシンタ
ックス(文献1 安田浩編著「マルチメディア符号化の
国際標準」(丸善株式会社))について本実施例と関連
する部分のみ説明する。なお、図中の略語は標準案のド
キュメントに用いられたものではなく、文献1特有のも
のである。
【0032】図3に示すように、ビデオシーケンス層の
先頭には層の開始を示す同期コード(以下、スタートコ
ードという)SSCを配列する。以下、HS,VS,P
AR,…,UDを順次配列し、次いで1又は複数のGO
P(GOP layer data)を配列する。最後に、1つ又は複
数のシーケンスの終わりを示す同期コードSEC(sequ
ence end code )を配列する。
【0033】GOP(group of pictures )層は、先頭
にGOPの開始を示すスタートコードGSC(group st
art code)を配列する。以後、シーケンスの頭からの時
間を示すTC(time code ),GOP内の画像が他のG
OPのデータを使わずに再調整できることを示すフラグ
CG(closed gop),先行するGOPのデータが編集等
のために使えないことを示すフラグBL(broken-link
),スタートコードESC(extension start cod
e),将来の互換のためにISOが決めるn個のGEB
(group extension byte),スタートコードUDSC
(user data start code),n個のユーザデータUD
(user data )を配列し、最後に1個以上のIピクチャ
ーとIピクチャー以外の0個以上のピクチャーとから成
るデータPICT(picture layer data)を配列する。
【0034】ピクチャー層は、フレーム単位であり、先
頭にピクチャー層の開始を示すスタートコードPSC
(picture start code)を配列し、以後、TR(tempor
al reference),PCT(picture coding type ),B
F(buffer fullness),FPFV(full pel forward
vector),FF(backward f),FPBV(full pelba
ckward vector),BF(backward f),EBP(extra
bit picture ),EIP(extra information picture
),EBP,ESC(extension stast code),PE
B(picture extension byte),UDSC(user data
start code),UD(user code )を配列し、最後に1
以上のスライス層のデータSLICE(slice layer da
ta)を配列する。
【0035】スライス層は、先頭にスライス層の開始を
示すスタートコードSSC(slicestart code)を配列
し、以後、QS,EBS,EISを配列し、最後に1以
上のマクロブロック層のデータMB(macroblock layer
data)を配列する。マクロブロック層は4個の輝度ブ
ロックY1 乃至Y4 及び2個の色差ブロックCr,Cb
から成るBLOCK(block layer data)を有すると共
に、レート制御及び予測誤差が0の場合の分岐を有す
る。ブロック層は可変長符号から成る。
【0036】このように、GOP層のCG,BLは編集
用に作られたヘッダー信号であるが、これらのフラグを
用いた編集はGOP単位である。そこで、本実施例にお
いては、1フレームのピクチャー層単位で編集可能とす
るフラグを作成するようにしている。
【0037】即ち、図1において、入力端子61には画像
A,Bが編集されてつなぎ合わされたデータが入力され
る。なお、画像A,BはMPEGに準じた方式で高能率
符号化されたものである。画像A,Bはピクチャー層の
みがMPEG方式のシンタックスと異なる。図4はこの
シンタックスを説明するための説明図である。
【0038】本実施例のピクチャー層のシンタックスは
PSC,TR,前方F(フラグ),後方F(フラグ),
PCT,…を順次配列する。ピクチャースタートコード
PSCはピクチャー層の先頭を示すものであり、このコ
ードを検出することで、フレームの先頭が判明する。テ
ンポラルリファレンスTRは表示するピクチャーの順序
を示すものである。このTRとピクチャー層の種別を示
すPCTとの間に、前方F,後方Fを配列している。な
お、PCTによって示されるピクチャー層の種別は、フ
レーム内圧縮されたフレーム内圧縮画像(以下、Iピク
チャーという)、前方向予測を用いたフレーム間圧縮に
よって得られる前方向予測画像(以下、Pピクチャーと
いう)、双方向予測を用いたフレーム間圧縮によって得
られる双方向予測画像(以下、Bピクチャーという)又
は平均値画像を示すDピクチャーのいずれかである。な
お、本実施例では、BピクチャーはPピクチャーと同一
の処理を行っており、フレーム間圧縮によって得られる
画像はPピクチャーであるものとして説明する。また、
画像A,B相互間でインターフレーム数が異なっていて
もよい。
【0039】前方Fは編集点前後の使用不能データ区間
であるか否かを示すフラグであり、前方Fがオンである
場合には、このフラグに続く画像データが使用不能であ
ること、即ち、途中で画像が切換わることを示してい
る。後方Fは編集点の切換わりが終了して使用可能デー
タ区間であるか否かを示すフラグであり、後方Fがオン
する時には、先行する前方Fも通常オンとなっており、
前方Fと後方Fとの間は使用不能状態であることを示
す。
【0040】入力端子61を介して入力されたデータは編
集検出回路66に与える。編集検出回路66には編集指示信
号も入力される。編集指示信号は画像Aと画像Bとの切
換わりタイミングの1ピクチャー前において発生するも
のであり、編集検出回路66は編集指示信号によって編集
が行われたことを検出すると、フラグ変更回路67に検出
信号を出力するようになっている。フラグ変更回路67
は、検出信号に基づいて、前方F及び後方Fを変更する
ようになっている。
【0041】次に、このように構成された実施例の動作
について図5乃至図7を参照して説明する。図5及び図
6は画像A,Bを説明するための説明図であり、図7は
フラグ変更回路67の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0042】編集に用いられる画像Aは、図5に示すよ
うに、各4枚のフレームに対応するピクチャー層an 乃
至an+3 ,an+4 乃至an+7 ,…によって夫々GOP層
を構成しており、各GOP層はいずれもイントラフレー
ムI0 ,I4 ,…(斜線部)と3枚のインターフレーム
(P2 ,P3 ,P4 ),(P5 ,P6 ,P7 ),…によ
って構成している。画像Bも画像Aと同様の構成であ
る。画像A,BのGOP層は4フレーム毎に1枚のイン
トラフレーム(斜線部)を有しているものとする。な
お、画像A,Bとして、図6に示すように、各フレーム
毎にイントラフレーム部が変化する構造のGOPを有す
るデータが入力されることもある。
【0043】これらの画像A,Bは所定の位置で編集さ
れる。この編集によって、編集点では画像Aのピクチャ
ー層Am+3 の前半の一部と画像Bのピクチャー層Bn+4
の後半の一部とが接続されるものとする。画像Aと画像
Bとがつなぎ合わされたデータは入力端子61を介して編
集検出回路66に入力する。なお、この時点では、入力端
子61に入力される信号の各ピクチャー層の前方F及び後
方Fはいずれもオフである。
【0044】編集検出回路66は、図7のステップS1 に
おいて、編集指示信号を検出する。ピクチャー層…,A
m ,Am+1 では編集指示信号は与えられず、編集検出回
路66は画像Aのピクチャー層ピクチャー層Am+2 の入力
タイミングで編集指示信号を検出する。これにより、フ
ラグ変更回路67は次のステップS2 を介してステップS
3 に処理を移行し、ピクチャー層Am+3 のピクチャース
タートコードを検出する。フラグ変更回路67は、ピクチ
ャー層Am+3 のピクチャースタートコードを検出する
と、次のステップS4 においてピクチャー層Am+3 の前
方Fをオンに変更する。これにより、ピクチャー層Am+
3 は使用不可として指定される。
【0045】次に、ピクチャー層Bn+5 が入力される
と、フラグ変更回路67は編集検出回路66の検出信号から
編集が行われていることを検出し、ステップS1 からス
テップS2 を介して処理をステップS5 に移行する。フ
ラグ変更回路67は、ステップS5 において、ピクチャー
層Bn+5 のピクチャースタートコードを検出すると、次
のステップS6 に移行して、前方Fをオフにすると共
に、後方Fをオンにする。つまり、フラグ変更回路67
は、ピクチャー層Bn+5 から使用不可区間の指定を解除
する。
【0046】このように、本実施例においては、フラグ
変更回路67によって、MPEG方式のピクチャー層のコ
ードPSC,PCT相互間に、使用不能状態を示す前方
Fと使用可能となったことを示す後方Fとを配列するこ
とにより、MPEG方式に準じた符号化信号をピクチャ
ー層単位(フレーム単位)で編集することを可能にして
おり、これにより、編集点における画像の乱れが防止さ
れる。
【0047】なお、本実施例においては、画像Aに接続
する画像Bの使用可能となった最初のピクチャー層がイ
ンターフレームであることは考慮していない。このフレ
ームがインターフレームである場合には、特願平4−2
62518号明細書の「編集装置及び編集信号復号化装
置」と組合わせて処理すればよい。
【0048】なお、本実施例はVTRの記録データの編
集及び復号にも適用することができることは明らかであ
る。
【0049】図8は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。本実施例は編集信号がパケット化される場合
に適用したものである。
【0050】図8において、入力端子61には画像A,B
が編集されて編集ヘッダーが付加されたパケットデータ
が入力される。このパケットデータはヘッダー検出回路
62に与えられ、ヘッダー検出回路62はパケット内に含ま
れる編集ヘッダーを検出してピクチャー層のスタート位
置を示すデータ位置特定情報を位置計測回路65に与え
る。位置計測回路65はデータ位置特定情報に基づいて、
不要データの位置の特定及びフラグ位置の指示をフラグ
変更回路63に与える。フラグ変更回路63は、位置計測回
路65の出力に基づいて、前方F及び後方Fを変更するよ
うになっている。
【0051】図1の入力端子61に入力する信号は例えば
図9に示す装置によって作成される。図9において、入
力端子1,2には夫々MPEGに準じた方式で高能率符
号化されパケット化された入力画像A,Bを入力する。
入力端子1に入力された入力画像Aはメモリ3及び同期
抽出回路55に与える。同期抽出回路55は入力画像Aから
同期信号を分離して書込み制御回路7及び切換タイミン
グ発生回路22に出力する。書込み制御回路7は同期信号
に基づいてメモリ3への入力画像Aの書込みを制御す
る。一方、入力端子2に入力された入力画像Bはメモリ
5及び同期抽出回路56に与える。同期抽出回路56は入力
画像Bから同期信号を分離して書込み制御回路8に与
え、書込み制御回路8は同期信号に基づいてメモリ5へ
の入力画像Bの書込みを制御する。パケットは同期信号
によって更に小単位(ピクチャー層)に区分することが
でき、書込み制御回路7,8はこの同期信号を用いてメ
モリ3,5への画像A,Bの書込みを制御する。
【0052】一方、切換えタイミング発生回路22には切
換ポイントの直前に発生する切換え信号を入力する。切
換タイミング発生回路22は切換え信号が入力されて、編
集ポイントのパケットに編集ヘッダーを挿入するための
タイミング信号をヘッダー作成回路54に出力する。ま
た、切換タイミング発生回路22は入力画像Aの同期信号
からパケット終了のタイミングを得て、切換え信号入力
直後のパケットの終了ポイントにおいてスイッチ25の端
子26にタイミング信号を出力する。読出し基準信号発生
回路27はメモリ3,5からの読出しのための基準信号を
発生してスイッチ25の端子cに与える。スイッチ25は端
子26に入力されるタイミング信号のタイミングで端子
a,bを切換えて、読出し基準信号を読出し制御回路2
8,29の一方に与える。
【0053】読出し制御回路28,29は夫々読出し基準信
号に基づいてメモリ3,5の読出しを制御するようにな
っている。メモリ3から読出された画像Aは加算器57に
与え、メモリ5から読出された画像Bは加算器35に与え
る。ヘッダー作成回路54は編集が行われたことを示す編
集ヘッダーを含むヘッダーを作成して加算器35,57に出
力する。例えば、ヘッダー作成回路54はパケットのID
部分の所定のビットを編集点の場合には“1”とし、編
集点でない場合には“0”とする。加算器57はメモリ3
からの画像Aにヘッダー作成回路54からの編集ヘッダー
を付加して加算器31に出力し、加算器35はメモリ5から
の画像Bに編集ヘッダーを付加して加算器31に出力する
ようになっている。加算器31は加算器57,35の出力を加
算して図1の入力端子61に出力する。
【0054】次に、このように構成された実施例の動作
について図10を参照して説明する。図10は編集信号
を示す説明図である。
【0055】図5又は図6に示す画像A,Bを図10の
装置に与えて編集する。即ち、入力端子1,2を介して
入力画像A,Bを入力し、同期抽出回路55,56によって
パケットの中の更に小単位を示す同期信号を抽出する。
書込み制御回路7,8は同期信号に基づいてメモリ3,
7への入力画像A,Bの書込みを制御する。いま、画像
AのパケットAm+3 に続けて画像BのパケットBn+4 を
つなぎ合わせるものとする。先ず、スイッチ25は端子a
を選択しており、読出し基準信号発生回路27はスイッチ
25を介して読出し基準信号を読出し制御回路28に供給
し、メモリ3から画像Aの読出しを行って加算器57に与
える。
【0056】パケットAm+3 の読出しの終了1パケット
前において、切換え信号が切換タイミング発生回路22に
与えられる。この切換え信号によって画像Aから画像B
への切換えが指示されると、切換タイミング発生回路22
は、ヘッダー信号作成回路51に編集ヘッド等のヘッダー
作成を指示する。ヘッダー信号作成回路51は編集データ
を含むヘッダーを作成して加算器57に出力する。加算器
57は画像AのパケットAm+3 に編集ヘッダーを付加して
加算器31に出力する。これにより、図10に示すよう
に、各パケットの先頭にヘッダー(斜線部)が付加され
る。ヘッダーは、例えば、同期信号SYNC1 、パケット番
号(k)やその他の情報を示すヘッダー1及びフレーム
先頭指定によって構成しており、ヘッダー1に1ビット
編集ヘッダーが設定されている。パケットAm+3 の編集
ヘッダーは編集が行われたことを示すものとなってい
る。
【0057】なお、各パケット内には複数のピクチャー
層が配列されており、ヘッダーにおいてフレーム先頭指
定の外にピクチャー層番号Δ1及びバイト位置Δ2を示
すこともある。これらのピクチャー層番号Δ1又はバイ
ト位置Δ2によって、隣接した各映像フレーム同士(各
ピクチャー層同士)の境界が示される。
【0058】パケットAm+3 の読出し終了時点におい
て、切換タイミング発生回路22はスイッチ25に端子bを
選択させる。そうすると、読出し制御回路29に制御され
て、メモリ5から画像BのパケットBn+4 ,Bn+5 ,…
が順次読出されて加算器35に与えられる。ヘッダー信号
作成回路54はヘッダーを作成して加算器35に与え、加算
器35は、図10に示すように、画像BのパケットBn+4
の先頭にヘッダーを付加して加算器31に出力する。な
お、パケットBn+4 の編集ヘッダーは編集が行われたこ
とを示すものとなっている。
【0059】なお、編集を行うフレームの位置を特定す
ることができる場合には、このフレームに対応する部分
にのみ編集ヘッダーを付加するようにしてもよい。
【0060】加算器31によって合成された信号は図8の
入力端子61を介してヘッダー検出回路62に与える。この
時点では、入力端子61に入力される信号の各ピクチャー
層の前方F及び後方Fはいずれもオフである。ヘッダー
検出回路62は、パケットの先頭に含まれる編集ヘッダー
を検出してデータ位置特定情報を位置計測回路65に与え
る。パケット…,Am ,Am+1 ,Am+2 の編集ヘッダー
は編集が行われていないことを示しており、パケットA
m+3 の編集ヘッダーを検出すると、位置計測回路65は、
データ位置特定情報から図10に示すパケットAm+3 の
Δ1又はΔ2の位置(ピクチャー層の開始位置)を検出
する。Δ1又はΔ2の位置を検出すると、フラグ変更回
路63はピクチャー層の前方Fをオンに変更する。
【0061】次に、次パケットBn+4 の先頭データを検
出すると、フラグ変更回路63はステップS7 において前
方Fをオフにする。つまり、フラグ変更回路63は、Δ1
又はΔ2の位置から次のパケットBn+4 のデータ先頭ま
での期間を無効期間として指定する。
【0062】次に、パケットBn+4 が入力されると、位
置計測回路65はヘッダー検出回路62の検出信号から編集
が行われていることを検出し、フラグ変更回路63を制御
する。これにより、フラグ変更回路63は、パケットの先
頭データを検出して前方Fをオンにする。次に、Δ1′
又はΔ2′(ピクチャー層の終了位置)を検出すると、
後方Fをオンにして前方Fをオフにする。つまり、フラ
グ変更回路63は、パケットBn+4 の先頭データからΔ
1′又はΔ2′(フレームbn+3 の終了位置)までの期
間を使用不可区間とする。
【0063】このように、本実施例においては、パケッ
ト化された編集信号の編集ヘッダを検出して、ピクチャ
ー層の前方F及び後方Fを変更しており、以後、パケッ
トが解除されて編集信号のみによって処理が行われる場
合でも、フレーム単位の処理が可能である。
【0064】図2は図1又は図8の編集信号を復号化す
る編集信号復号化装置を示している。なお、説明の便宜
上、編集信号はパケット化されているものとして説明す
る。
【0065】図2において、入力端子41には図8のフラ
グ変更回路63からの編集信号を入力する。入力画像A,
BはDCT(離散コサイン変換)処理及び量子化処理さ
れた後、ハフマン符号化等の可変長符号化されているも
のとする。編集信号はバッファ60を介して可変長復号回
路42に与えると共に、フラグ検出回路40にも与える。可
変長復号回路42は、編集信号を可変長復号して逆量子化
回路43に与える。逆量子化回路43は可変長復号回路42の
出力を逆量子化処理して逆DCT回路47に出力する。逆
DCT回路47は逆量子化出力を逆DCT処理してスイッ
チ62の端子a及び加算器64に出力するようになってい
る。
【0066】一方、フラグ検出回路40はピクチャー層の
前方F及び後方Fを検出して編集の有無を判断する。デ
ータスタート/ストップエリア検出回路61はフラグ検出
回路40の出力に基づいて、図15の不要部A0 ,B0 に
相当する部分を検出するようになっている。すなわち、
データスタート/ストップエリア検出回路61は、前方F
によって編集が行われたことが示されると、先ず、図1
0のΔ1又はΔ2の位置(ピクチャー層の境界位置)を
パケットAm+3 の先頭のヘッダーに含まれるフレーム境
界指定によって検知し、この位置から次のパケットBn+
4 のデータ先頭位置までの期間を求める。次に、データ
スタート/ストップエリア検出回路61は、パケットBn+
4 の映像フレームの境界位置(Δ1′又はΔ2′)を後
方Fによって把握し、パケットBn+4 のデータ先頭から
Δ1又はΔ2までの期間を求める。データスタート/ス
トップエリア検出回路61は求めた2つの期間を使用不可
期間と設定し、バッファ60を制御して使用不可期間に対
応するデータの読出しを禁止する。
【0067】メモリ49は復号出力を1フレーム期間記憶
して加算器64に出力する。加算器64は逆DCT回路47か
らのインターフレームデータの復号出力(差分信号)と
メモリ49からの前フレームの復号出力とを加算すること
により、現フレームのデータを再生してスイッチ62の端
子bに出力するようになっている。スイッチ62はイント
ラフレームデータが入力された場合には端子aを選択
し、インターフレームデータが入力された場合には端子
bを選択する。
【0068】このように構成された実施例においては、
フラグ検出回路40が前方F及び後方Fを検出する。デー
タスタート/ストップエリア検出回路61はフラグ検出回
路40の検出結果に基づいてバッファの出力を制御してお
り、前方F及び後方Fによって使用不可と指示されたピ
クチャー層については復号されない。
【0069】これにより、編集点における画像の乱れを
防止することができる。
【0070】図11は本発明の他の実施例を示す説明図
である。本実施例は前方F及び後方Fの設定が図4と異
なるのみであり、図1又は図8のいずれの実施例にも適
用可能である。
【0071】図11に示すように、ピクチャー層のPS
C,TR,PCTの配列はMPEG方式と同一である。
本実施例においては、PCTに保留された設定を用い
て、前方F及び後方Fを設定するようになっている。下
記表1はPCTの設定を示すものである。
【0072】
【表1】 PCTは本来画像符号化モードを示す3ビットコードで
あり、表1に示すように、“001”によってIピクチ
ャーであることを示し、“010”によってPピクチャ
ーであることを示し、“011”によってBピクチャー
であることを示し、“110”によって平均値画像を示
すDピクチャー(DCイントラ符号化ピクチャー)であ
ることを示している。現行PCTでは、“000”,
“101”乃至“111”は保留されている。
【0073】本実施例は、この保留されている部分に前
方F及び後方Fを割当てるようになっている。即ち、表
1に示すように、コード“000”に前方Fを割当て、
後方FのオンとIピクチャーであることをコード“10
1”に割当て、後方FのオンとPピクチャーであること
をコード“110”に割当て、後方FのオンとBピクチ
ャーであることをコード“111”に割当てる。
【0074】このように構成された実施例においては、
編集前の画像が例えばIピクチャーであった場合には、
編集後のピクチャー層のPCTを“101”に変更すれ
ばよい。
【0075】他の作用は図1の実施例と同様であり、こ
のように構成することによって、MPEG方式の変更は
ごく僅かとなる。
【0076】なお、下記表2は図4と図11との対比を
示している。
【0077】
【表2】
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、編
集点における画像の乱れを防止することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る編集装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明に係る編集信号復号化装置の一実施例を
示すブロック図。
【図3】MPEG方式のシンタックスを説明するための
説明図。
【図4】実施例に採用されるデータ列のシンタックスを
示す説明図。
【図5】画像A,Bを説明するための説明図。
【図6】画像A,Bを説明するための説明図。
【図7】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図9】図8の実施例を説明するためのブロック図。
【図10】図8の実施例の動作を説明するための説明
図。
【図11】本発明の他の実施例に係る編集装置を説明す
るための説明図。
【図12】ベースバンドの映像信号の編集を行う信号編
集装置を示すブロック図。
【図13】図10の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
【図14】従来例の問題点を説明するためのタイミング
チャート。
【図15】従来例の問題点を説明するためのタイミング
チャート。
【図16】従来例の問題点を説明するための説明図。
【図17】MPEG方式の階層構造を説明するための説
明図。
【符号の説明】
62…ヘッダー検出回路、63…フラグ変更回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の符号化映像信号を所定の
    編集ポイントで編集する場合に前記編集ポイント前後の
    前記第1及び第2の符号化映像信号の少なくとも一方に
    編集ヘッダーが付加された編集信号が入力され、前記編
    集ヘッダーを検出する検出手段と、 前記第1及び第2の符号化映像信号のデータ列に含まれ
    るフレーム単位の前方フラグ及び後方フラグから成る編
    集フラグを前記検出手段の検出結果に基づいて変更する
    変更手段とを具備したことを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の符号化映像信号を所定の
    編集ポイントで編集する場合に前記編集ポイント前の前
    記第1の符号化映像信号の前方フラグが有効化され前記
    編集ポイント後の前記第2の符号化映像信号の後方フラ
    グが有効化された編集信号が入力され、前記前方フラグ
    及び後方フラグを検出するフラグ検出手段と、 前記編集信号を復号して復号出力を出力する復号手段
    と、 前記フラグ検出手段の出力によって前記編集ポイント前
    後の使用不可区間の前記第1及び第2の符号化映像信号
    の復号を禁止する禁止手段とを具備したことを特徴とす
    る編集信号復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の符号化映像信号は、
    フレーム単位で構成されるピクチャー層を有し、前記ピ
    クチャー層内に前記前方フラグ及び前記後方フラグが配
    列されることを特徴とする請求項1乃至2に記載の編集
    装置及び編集信号復号化装置。
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DE69327031T DE69327031T2 (de) 1992-09-30 1993-09-30 Editiergerät für kodierte Videodaten und Dekodiergerät für editierte kodierte Videodaten
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