JP3273640B2 - 編集装置及び編集信号復号化装置 - Google Patents

編集装置及び編集信号復号化装置

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JP3273640B2 JP26251892A JP26251892A JP3273640B2 JP 3273640 B2 JP3273640 B2 JP 3273640B2 JP 26251892 A JP26251892 A JP 26251892A JP 26251892 A JP26251892 A JP 26251892A JP 3273640 B2 JP3273640 B2 JP 3273640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、符号化データを編集す
る編集装置及び編集信号復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像の編集を行う信号編集装置が
商品化されている。信号編集装置は画像を所定のカット
毎に並べ変えて新たな画像を作成することができ、ま
た、複数の映像信号の所定のカットを適宜つなぎ合わせ
て新たな画像を作成することもできる。
【0003】図14はこのようなベースバンドの映像信
号の編集を行う信号編集装置を示すブロック図である。
また、図15はその動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図15(a)は入力画像Aを示し、図1
5(b)は時間軸を調整した入力画像Aを示し、図15
(c)は入力画像Bを示し、図15(d)は時間軸を調
整した入力画像Bを示し、図15(e)は信号編集装置
からの編集出力(信号切換え出力)を示している。
【0004】入力端子1には図15(a)に示す入力画
像AをフレームAm ,Am+1 ,Am+2 ,…のフレーム単
位で順次入力する。また、入力端子2には図15(c)
に示す入力画像BをフレームBn ,Bn+1 ,Bn+2 ,…
のフレーム単位で順次入力する。入力画像Aはバッファ
メモリ3及び同期分離回路4に与え、入力画像Bはバッ
ファメモリ5及び同期分離回路6に与える。同期分離回
路4,6は夫々入力画像A,Bから同期信号を分離して
書込み制御回路7,8に与える。書込み制御回路7,8
は夫々入力画像A,Bの同期信号を用いてバッファメモ
リ3,5の書込みを制御して、入力画像A,Bをバッフ
ァメモリ3,5に記憶させる。
【0005】バッファメモリ3,5の読出しは読出し制
御回路9によって制御する。読出し制御回路9は基準信
号発生回路10からの基準信号に基づいて、バッファメモ
リ3,5に記憶されたデータの読出しを制御する。これ
により、図15に示すように、入力画像AはΔTA だけ
遅延し、入力画像BはΔTB だけ遅延して読出される。
すなわち、バッファメモリ3,5の読出しを基準信号に
よって同期化し、図15(b),(d)に示すように、
時間軸が調整された入力画像の各フレームAm′,Am+1
′,…と時間軸が調整された入力画像Bの各フレーム
Bn ′,Bn+1′,…とを同一タイミングで読出す。
【0006】バッファメモリ3,5から読出された画像
信号は夫々スイッチ11の端子a,bに与えられる。スイ
ッチ11は端子12を介して入力される切換え制御信号によ
って端子a,bを切換え選択する。いま、スイッチ11は
端子aを選択しており、入力画像Aに基づくフレームA
m ′,Am+1 ′,…が出力されているものとする。ここ
で、図15(e)のΔ印で示す切換えポイント、すなわ
ち、入力画像AのフレームAm+2 ′,Am+3 ′の切換わ
りタイミングにおいて、切換え制御信号によりスイッチ
11が端子bを選択するものとする。そうすると、このタ
イミング以降スイッチ11はバッファメモリ5の出力を選
択的に出力することになり、図15(e)に示すよう
に、入力画像Bに基づくフレームBn+3 ′,Bn+4 ′,
…が出力される。
【0007】このように、ベースバンドの映像信号A,
Bを同期化させているので、切換えポイントにおいてフ
レームAm+2 ′,Bn+3 ′が連続的に出力される。な
お、この場合には、色副搬送波の位相も考慮する必要が
ある。
【0008】ところで、近年、画像情報を高能率符号化
して記録又は伝送するシステムが普及してきている。こ
のような高能率符号化(圧縮)された映像信号を符号化
された状態のままで編集する編集装置についての提案
が、特開平4−14974「動画符号化データ記録方
法」においてなされている。この提案では、入力画像を
フレーム内符号化又はフレーム間符号化した後量子化し
て動画符号化データを得る。所定フレーム数のまとまり
を1フレーム群とし、動画符号化データをフレーム群単
位で編集する際に、編集したフレーム群及び編集した直
後のフレーム群にエディットフラグを設定する。更に、
このエディットフラグを検出することにより、符号化フ
レームの順序を変更可能にしている。
【0009】ところで、1フレームの高能率符号化デー
タの符号量は絵柄によって相違し、また、圧縮方法がフ
レーム内圧縮であるかフレーム間圧縮であるかによって
も相違する。従って、高能率符号化された映像信号を編
集するためには、切換えポイントにおける前後のカット
の時間軸の一致が不可欠である。上述した提案において
も、時間軸を一致させることによりフレーム単位で信号
の切換え(編集)を行うこととすると、フレーム単位の
編集及び復号が可能である。
【0010】ところが、上述した提案では、1つの映像
信号を編集する場合について記載されている。高能率符
号化では圧縮方法としてフレーム内圧縮の外にフレーム
間圧縮を採用していることから、入力画像A,B相互間
で編集を行うと、復号不能となることがあるという問題
が発生する。すなわち、フレーム間圧縮信号は、フレー
ム間の相関を利用して圧縮する手法であり、前フレーム
画像と現フレーム画像との差分値のみを伝送する。従っ
て、フレーム間圧縮信号の復号には前フレームの復号結
果が必要である。しかしながら、入力画像Aの所定フレ
ームの圧縮データから時間軸を一致させて入力画像Bの
フレーム間圧縮データに切換えた場合、復号の際には、
入力画像Bのフレーム間圧縮データの前フレーム画像は
存在しないので、このフレーム間圧縮データは復号する
ことができない。
【0011】また、伝送をパケット単位で行う場合にも
高能率符号化信号の編集及び編集信号の復号が困難とな
るという問題がある。図16及び図17はこの問題を説
明するためのタイミングチャートである。
【0012】図16(a)は映像信号がパケットA-1,
A-2,A-3,…のパケット単位で伝送されることを示し
ている。また、図16(b)は図16(a)のパケット
に含まれる映像信号のフレームV-0,V-1,V-2,…を
示している。各パケットは、図16の実線の区切りで示
すように一定語長であるが、各フレームは可変長符号化
されており、フレーム毎に符号量が相違する。
【0013】いま、図17(a)に示すように、入力画
像AがパケットAm+1 ,Am+2 ,Am+3 ,…のパケット
単位で伝送され、これらのパケットに含まれるフレーム
am+1 ,am+2 ,am+3 ,…同士の境界は破線部である
ものとする。また、入力画像Bは、図17(b)に示す
ように、パケットBn+1 ,Bn+2 ,Bn+3 ,のパケット
単位で伝送され、これらのパケットに含まれるフレーム
bm+1 ,bm+2 ,bm+3 ,…同士の境界は破線部である
ものとする。
【0014】このように、パケット単位で伝送が行われ
ている場合には、映像フレームの境界が不明であること
が考えられ、映像フレーム単位の編集は困難である。更
に、フレームの境界が明らかであっても編集は困難であ
る。例えば入力画像Aのフレームam+2 と入力画像Bの
フレームbn+4 とを接続する編集を行うものとする。こ
れらのフレームの境界部分はパケットAm+3 ,Bn+4 に
存在するが、フレームam+2 とフレームbn+4 とを接続
すると、この接続部以降も一定語長で伝送を行うため
に、以降のパケットを新たに作成しなければならない。
【0015】従って、編集はパケット単位で行う必要が
ある。すなわち、この場合には、図17(c)に示すよ
うに、パケットAm+3 とパケットBn+4 とを接続するの
である。しかし、そうすると、図17(c)の斜線部で
示すように、編集後のデータは、フレームam+3 の前半
とフレームbn+3 の後半の部分である不要部A0 ,B0
を含んでしまう。編集後の出力Cを復号処理する場合に
は、フレームam+1 ,am+2 の次に図のAp 点から不要
部A0 ,B0 の全ての部分も復号される。つまり、例え
ば、画面の上半分に対応する映像信号を復号した後、次
のパケットBn+4 の不要部B0 部分の復号を開始する。
ところが、不要部B0 の先頭はフレームbn+3 のいずれ
の部分であるか、また、不要部B0 が画面のいずれの部
分のデータであるかは不明である。更に、復号処理が正
常に行われるか否かも不定であり、この部分において画
像の乱れが予想される。
【0016】更に、VTRにおける記録信号の編集にお
いても、パケット単位の伝送と同様の問題を有する。図
18はこの問題を説明するための説明図である。
【0017】磁気テープ上の各記録トラックの記録量は
一定であるが、映像フレームam+1,am+2 ,…,bn+1
,bn+2 ,…のデータ量は一定でない。このため、図
18に示すように、各映像フレーム同士の境界はトラッ
ク上の任意の位置となる。従って、トラックAm+3 とト
ラックBn+4 の映像信号を接続すると、図の斜線部にて
示す不要部が生ずる。仮に、フレームam+2 とフレーム
bn+4 との境界位置が明らかとなった場合でも、不要部
を除去するためには、トラックの途中から記録を行う必
要があり、特殊な場合以外は不可能である。この不要部
によって、再生画像には画像の乱れが生じる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、フ
レーム間圧縮信号を編集した場合には、復号時において
フレーム間圧縮信号(差分画像)は無関係な予測原画像
を用いて復号することになり、画像が乱れてしまうとい
う問題点があった。また、パケット等の一定語長で記録
又は伝送される映像信号を編集した場合にも、復号時に
画像が乱れてしまうという問題点があった。
【0019】本発明は、フレーム間圧縮信号を編集した
場合及びパケット等の一定語長の映像信号を編集した場
合でも、編集点における画像の乱れを防止することがで
きる編集装置及び編集信号復号化装置を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る編集装置
は、第1の符号化映像信号を記憶する第1の記憶手段
と、第2の符号化映像信号を記憶する第2の記憶手段
と、前記第1及び第2の符号化映像信号の時間軸を調整
する時間軸調整機能を有し、前記第1及び第2の符号化
映像信号の時間軸を一致させて、前記第1の記憶手段か
ら時間軸上で所定の編集点より前の前記第1の符号化映
像信号を読出すと共に、前記第2の記憶手段から時間軸
上で前記所定の編集点より後の第2の符号化映像信号を
読出す読出し制御手段と、前記読出し制御手段によって
読出された前記所定の編集点より前の第1の符号化映像
信号と前記所定の編集点より後の第2の符号化映像信号
とのみによる編集信号に対して、前記第1又は第2の記
憶手段からの読出しの切換え点である前記所定の編集点
における前記第1及び第2の符号化映像信号の少なくと
も一方に編集ヘッダを付加するヘッダ付加手段とを具備
したものであり、また、本発明に係る編集信号復号化装
置は、フレーム間圧縮を採用した第1及び第2の符号化
映像信号を所定の編集ポイントで編集する場合に前記編
集ポイント前後の前記第1及び第2の符号化映像信号の
少なくとも一方に編集ヘッダが付加された編集信号が入
力され、前記編集ヘッダを抽出する抽出手段と、前記編
集信号を復号して復号出力を出力する復号手段と、前記
抽出手段の出力によって前記編集ポイント後の前記第2
の符号化映像信号がフレーム間圧縮されていることが示
された場合にはこのフレームに対応する前記復号出力に
代えて所定の代替画像を映出するための出力を出力する
代替画像置換手段とを具備したものであり、また、編集
信号が、一定語長単位で伝送される第1及び第2の符号
化映像信号を所定の編集ポイントで編集する場合に前記
編集ポイント前後の前記第1及び第2の符号化映像信号
の少なくとも一方に前記第1及び第2の符号化映像信号
の有効データの位置を示す編集ヘッダが付加されたもの
である場合には、前記編集ヘッダを抽出する抽出手段
と、前記編集信号を復号して復号出力を出力する復号手
段と、前記抽出手段の出力によって前記編集ポイント前
後の前記第1及び第2の符号化映像信号の無効データ部
分を特定しこの無効データ部分に対応する前記復号手段
の復号動作を停止させる停止手段とを具備したものであ
る。
【0021】
【作用】本発明の編集装置においては、読出し制御手段
によって、第1及び第2の符号化映像信号の切換え点に
おいて時間軸を一致させる読出しが行われる。この切換
え点前後の第1及び第2の符号化映像信号の少なくとも
一方には編集ヘッダを付加する。
【0022】本発明の編集信号復号化装置においては、
編集ヘッダによって編集ポイント後の第2の符号化映像
信号がフレーム間圧縮されたものであることが示された
場合には、このフレームの復号出力に代えて、代替画像
を映出するための出力を出力する。こうして、編集ポイ
ントにおいて画面の乱れを防止する。また、編集信号が
例えばパケット単位で伝送された第1及び第2の符号化
映像信号を切換えて作成されたものである場合には、編
集ヘッダによって無効データ部分を特定し、この無効デ
ータ部分に対応するデータの復号を禁止する。こうし
て、有効データのみについて復号を行い、編集ポイント
において画像が乱れることを防止する。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る編集装置の一実施例を
示すブロック図であり、図2はその編集信号を復号する
編集信号復号化装置を示すブロック図である。本実施例
は圧縮符号化された入力画像A,B相互間で編集を行う
ものである。また、本実施例においては、映像信号はパ
ケット等に固定長化されていないものとする。
【0024】入力端子1,2には夫々高能率符号化され
た入力画像A,Bを入力する。入力画像A,Bは、フレ
ーム内圧縮されたフレーム内圧縮画像(以下、Iピクチ
ャーという)、前方向予測を用いたフレーム間圧縮によ
って得られる前方向予測画像(以下、Pピクチャーとい
う)及び双方向予測を用いたフレーム間圧縮によって得
られる双方向予測画像(以下、Bピクチャーという)に
よって構成している。なお、本実施例では、Bピクチャ
ーはPピクチャーと同一の処理を行っており、フレーム
間圧縮によって得られる画像はPピクチャーであるもの
として説明する。なお、画像A,B相互間でインターフ
レーム数が異なっていてもよい。
【0025】入力端子1に入力された入力画像Aはメモ
リ3及びヘッダ抽出回路21に与える。ヘッダ抽出回路21
は入力画像Aに含まれるヘッダを抽出して書込み制御回
路37及び切換タイミング発生回路22に出力する。ヘッダ
は各フレームの先頭及び終了を示すデータ等で構成して
いる。書込み制御回路37はヘッダ信号に基づいてメモリ
3への入力画像Aの書込みを制御する。また、入力端子
2に入力された入力画像Bはメモリ5及びヘッダ抽出回
路23に与える。ヘッダ抽出回路23は入力画像Bに含まれ
るヘッダを抽出して書込み制御回路38に与え、書込み制
御回路38はヘッダ信号に基づいてメモリ5への入力画像
Bの書込みを制御する。
【0026】一方、端子24には切換ポイントの直前に発
生する切換え信号を入力する。この切換え信号は切換タ
イミング発生回路22に与える。切換タイミング発生回路
22はヘッダからフレーム終了のタイミングを得て、切換
え信号入力直後のフレームの終了ポイントにおいてスイ
ッチ25の端子26にタイミング信号を出力する。読出し基
準信号発生回路27はメモリ3,5からの読出しのための
基準信号を発生してスイッチ25の端子cに与える。スイ
ッチ25は端子26に入力されるタイミング信号のタイミン
グで端子a,bを切換えて、読出し基準信号を読出し制
御回路28,29の一方に与える。
【0027】読出し制御回路28,29は夫々読出し基準信
号に基づいてメモリ3,5の読出しを制御するようにな
っている。メモリ3から読出された画像Aは遅延回路30
を介して加算器31に与える。メモリ5から読出された画
像Bは遅延回路32を介して加算器35に与えると共に、イ
ントラ/インター検出回路33にも与える。イントラ/イ
ンター検出回路33は読出されている画像データがフレー
ム内圧縮されたフレーム(以下、イントラフレームとい
う)であるか又はフレーム間圧縮されたフレーム(以
下、インターフレームという)であるかを検出して、検
出結果をヘッダ作成回路34に出力する。ヘッダ作成回路
34はインターフレームデータに付加する編集ヘッダを作
成して加算器35に出力する。なお、編集処理ヘッダは動
き補償の処理単位毎に1ビットで示される。
【0028】遅延回路32は編集ヘッダをフレームの先頭
に付加するように、メモリ5から読出した画像Bを遅延
させて加算器35に出力する。加算器35は画像Bのインタ
ーフレームデータに編集ヘッダを付加して加算器31に出
力する。遅延回路30は遅延回路32の遅延時間及び加算器
35の処理時間に相当する時間だけメモリ3からの画像A
を遅延させて加算器31に出力する。加算器31は遅延回路
30の出力と加算器35の出力とを多重して伝送する。
【0029】次に、このように構成された編集装置の動
作について図3の説明図を参照して説明する。
【0030】入力端子1,2に入力される入力画像A,
Bは、図3に示すように、各4枚のフレームAm 乃至A
m+3 ,Bn 乃至Bn+3 がいずれも1枚のイントラフレー
ムI0 と3枚のインターフレームP2 ,P3 ,P4 によ
って構成しており、以後同様に、4フレーム毎に1枚の
イントラフレーム(斜線部)を有しているものとする。
入力端子1,2を介して入力された入力画像A,Bは夫
々メモリ3,5に与えると共に、ヘッダ抽出回路21,23
に与えてヘッダを抽出する。書込み制御回路37,38は、
夫々ヘッダに含まれる書込み信号に基づいて、メモリ
3,5の書込みを制御する。
【0031】いま、入力画像AのフレームAm+3 の次
に、入力画像BのフレームBn+5 をつなぎ合わせるもの
とする。先ず、スイッチ25は端子aを選択している。読
出し基準信号発生回路27からの読出し基準信号はスイッ
チ25を介して読出し制御回路28に供給され、読出し制御
回路28によってメモリ3に記憶されているフレームA
m,Am+1 ,Am+2 ,Am+3 のデータが順次読出されて
遅延回路30に出力される。フレームAm+3 の終了ポイン
ト直前において、端子24を介して切換え信号が切換タイ
ミング発生回路22に入力されると、切換タイミング発生
回路22はヘッダ抽出回路21からのヘッダによってフレー
ム終了ポイントを求め、フレームAm+3 の終了ポイント
でタイミング信号をスイッチ25の端子26に与える。これ
により、このタイミングでスイッチ25は端子bに切換え
て、読出し基準信号を読出し制御回路29に与える。読出
し制御回路29によって、メモリ5の読出しが制御され
て、フレームBn+5 のデータが遅延回路32を介して加
算器35に出力される。なお、入力画像Bの切換えフレー
ムをフレームBn+5 とすることは、図示しない外部信号
によって決定してもよく、また、フレームAm+3 に最も
近いタイミングであることを内部的に求めて決定しても
よい。
【0032】メモリ5から読出されたフレームBn+5 ,
Bn+6 ,…はイントラ/インター検出回路33に与える。
イントラ/インター検出回路33は入力されたフレームB
n+5,Bn+6 ,…のデータがイントラフレームデータで
あるかインターフレームデータであるかを検出して検出
結果をヘッダ作成回路34に出力する。この検出結果に基
づいて、ヘッダ作成回路34はインターフレームデータで
あるか否かを示す編集ヘッダを作成して加算器35に出力
する。加算器35には遅延回路32によって遅延されたフレ
ームデータが入力されており、加算器35はフレームデー
タの先頭にヘッダを付加して加算器31に出力する。こう
して、加算器31はフレームAm ,Am+1,Am+2 ,Am+3
に続けて、圧縮方法がフレーム間圧縮であるか否かを
示す編集ヘッダが付加されたフレームBn+5 ,Bn+6 ,
…を多重して出力する。
【0033】このように、本実施例においては、フレー
ム単位で編集を行うと共に、接続後のインターフレーム
データについては、フレーム間圧縮されたものであるこ
とを示す編集ヘッダを付加している。
【0034】次に、図4の説明図を参照して本実施例の
編集信号復号化装置の復号方法について説明する。
【0035】上述したように、入力画像Aに基づくフレ
ームAm+3 に続けて、入力画像Bに基づくフレームBn+
5 をつなぎ合わせるものとする。編集後のフレームAm+
3 ″,Bn+5 ″,Bn+6 ″,Bn+7 ″,Bn+9 ″,Bn+
10″,…はPピクチャーであり、フレームBn+8 ″,B
n+12″,…はIピクチャーである。Iピクチャーについ
てはその画像のみを用いて復号可能であるが、フレーム
Bn+5 ″乃至Bn+7 ″のPピクチャーについては、復号
に必要な予測画像が存在しないことから、元の画像を復
元することができない。そこで、本実施例においては、
これらの3枚の画像については、予め用意した代替画像
(例えば所定レベルの黒画像)に置き換えて用いる。す
なわち、画面上は編集境界部(映像の切換わり時)にお
いて代替画像が表示されることなり、フェード効果に類
似した効果が得られる。
【0036】図2において、入力端子41には図1の加算
器31からの編集信号を入力する。入力画像A,BはDC
T(離散コサイン変換)処理及び量子化処理された後、
ハフマン符号化等の可変長符号化されているものとす
る。編集信号は可変長復号回路42及びヘッダ抽出回路40
に与える。ヘッダ抽出回路40は編集信号から編集ヘッダ
を抽出すると共に、各種ヘッダ信号及び量子化情報をデ
コードし、可変長復号回路42、逆量子化回路43、スイッ
チ44の端子45及びレベル指定回路46に出力する。
【0037】可変長復号回路42は、ヘッダ情報に基づい
て、編集信号を可変長復号して逆量子化回路43に与え
る。逆量子化回路43は可変長復号回路42の出力を逆量子
化処理して逆DCT回路47に出力する。逆DCT回路47
は逆量子化出力を逆DCT処理してスイッチ44の端子a
及び加算器48に出力するようになっている。
【0038】スイッチ44はヘッダ抽出回路40からのヘッ
ダ情報に基づいて端子a,b,cを選択する。すなわ
ち、スイッチ44はヘッダ情報によってイントラフレーム
データであることが示された場合には端子aを選択し、
インターフレームデータであることが示された場合には
端子bを選択する。更に、スイッチ44は編集ポイント後
でイントラフレーム前のインターフレームデータである
ことが編集ヘッダによって示された場合には、端子cを
選択するようになっている。スイッチ44の端子dからの
信号を復号出力として出力すると共に、メモリ49にも与
える。
【0039】メモリ49は復号出力を1フレーム期間記憶
して加算器48に出力する。加算器48は逆DCT回路47か
らのインターフレームデータの復号出力(差分信号)と
メモリ49からの前フレームの復号出力とを加算すること
により、現フレームのデータを再生してスイッチ44の端
子bに出力するようになっている。
【0040】本実施例においては、ヘッダ抽出回路40か
らの編集ヘッダはレベル指定回路46にも与えている。レ
ベル指定回路46は編集ヘッダによって編集ポイント後で
イントラフレーム前のインターフレームのタイミングで
所定の一定画像値を一定画像回路50に出力する。一定画
像回路50はレベル指定回路46からの一定画像値に基づい
て所定レベルの画像を表示するための画像信号をスイッ
チ44の出力端子cに出力するようになっている。なお、
レベル指定回路46は省略してもよい。また、レベル指定
回路46の出力を編集ヘッダによって制御しなくてもよ
い。
【0041】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0042】端子41を介して入力される編集信号はヘッ
ダ抽出回路40に与えて、ヘッダを抽出する。いま、図4
に示す画像A,Bの編集後のフレーム…,Am+3 ″,B
n+5″,Bn+6 ″,…を復号するものとする。イントラ
フレームであるフレームAm″は可変長復号回路42、逆
量子化回路43及び逆DCT回路47によって符号化前の元
の信号に戻して、スイッチ44の端子aに供給する。スイ
ッチ44はヘッダ抽出回路40からのヘッダ情報によって端
子aを選択して、フレームAm ″の復号データを出力す
る。
【0043】フレームAm+1 ″,Am+2 ″,Am+3 ″の
入力時は、スイッチ44は端子bを選択する。この場合の
逆DCT回路47の出力は前フレームとの差分値であり、
加算器48はメモリ49から与えられた前フレームAm ″、
Am+1 ″又はAm+2 ″の復号信号と逆DCT回路47の出
力とを加算することにより、元の信号を復号して端子c
に出力する。こうして、スイッチ44の端子dには復号出
力が得られる。
【0044】次のフレームBn+5 ″は編集ポイント後の
インターフレームであり、スイッチ44は編集ヘッダによ
って端子cを選択する。レベル指定回路46は例えば黒レ
ベルの信号を一定画像回路50に出力し、一定画像回路50
は黒レベルの画像信号をスイッチ44の端子cを介して出
力する。次のフレームBn+6 ″,Bn+7 ″においても同
様の動作が行われる。
【0045】次いで、フレームBn+8 ″が入力される
と、スイッチ44はヘッダ情報に基づいて端子aを選択す
る。フレームBn+8 ″はイントラフレームであり、スイ
ッチ44は逆DCT回路47からの復号出力をそのまま出力
する。次に、フレームBn+9 ″が入力されると、スイッ
チ44は端子bを選択し、加算器48からの出力を選択して
復号出力を得る。
【0046】このように、本実施例においては、編集ポ
イント後でイントラフレーム前のインターフレームデー
タについては、復号することなく、一定画像を出力して
おり、編集ポイント直後において画像が乱れることを防
止している。また、レベル指定回路46によって映出する
代替画像のレベルを指定することができ、フェード効果
に類似した効果を得ることができる。
【0047】図5及び図6は編集装置に入力される符号
化信号がフレーム毎にイントラフレーム,インターフレ
ームと区別されず、1フレームの中でイントラ圧縮とイ
ンター圧縮される場合の例を示す。このようにすること
によって、符号化後の伝送レートが平均化されるように
したものである。
【0048】すなわち、図5の斜線部に示すように、フ
レーム内圧縮フレームIを5分割し、各部分I1 乃至I
5 をフレーム間圧縮フレームP(B)の所定領域に配列
している。つまり、(M+1)フレームはフレーム内圧
縮フレームの部分I1 のデータとフレーム間圧縮フレー
ムのP1 のデータで構成し、(M+2)フレームはフレ
ーム間圧縮フレームP2 ,P2 相互間にフレーム内圧縮
フレームの部分I2 のデータを配列する。同様に、(M
+3),(M+4)フレームでは、フレーム間圧縮フレ
ームP3 ,P3 相互間及びフレーム間圧縮フレームP4
,P4 相互間に夫々フレーム内圧縮フレームI3 ,I4
を配列し、(M+5)フレームではフレーム間圧縮フ
レームP5 とフレーム内圧縮フレームI5 とを配列す
る。こうして、5フレームでフレーム内圧縮フレームを
循環的に配列してその全領域を符号化可能である。
【0049】本実施例はこのような符号化信号の編集に
最適である。いま、図5と同様にフレーム内圧縮フレー
ムを4分割して循環的に配列した画像A,Bを編集する
ものとする。すなわち、図1の装置によって、画像Aに
基づくフレームAm+3 と画像Bに基づくフレームBn+5
とをフレーム単位でつなぎ合わせて、編集後の各フレー
ムAm+3 ″,Bn+5 ″,Bn+6 ″,Bn+7 ,″Bn+8
″,…を得る(図6)。
【0050】Am+3 ″は前フレームAm+2 ″の信号を用
いて復号可能である。次の、フレームBn+5 ″は図6の
(2)の部分がイントラフレームデータであり、他の部
分(斜線部)はインターフレームデータである。スイッ
チ44はヘッダ抽出回路40からのヘッダ情報に基づいて、
イントラフレームデータの(2)の部分に対応するデー
タが入力されると端子aを選択し、他の部分に対応する
データが入力されると、端子cを選択する。これによ
り、フレームBn+5 ″の復号出力を用いて表示を行う
と、(2)の部分に対応する画面上の一部は画像Bに応
じた画像が映出され、他の部分は一定画像回路50の出力
に基づく代替画像が映出される。
【0051】フレームBn+5 ″の復号出力はメモリ49に
与えて記憶させる。次のフレームBn+6 ″の復号時にお
いて、メモリ49に記憶されている(2)の部分に対応す
る復号出力を用いる。すなわち、スイッチ44はヘッダ情
報に基づいて、(2)の部分に対応するタイミングで端
子bを選択し、メモリ49から(2)の部分の復号出力を
加算器48を介して読出して出力する。次に図6の(3)
の部分に対応するデータ(イントラフレームデータ)が
入力されると、スイッチ44は端子aを選択して、逆DC
T回路47からの復号出力を出力する。フレームBn+6 ″
の他の部分(斜線部)はインターフレームデータであ
り、このデータが入力されるタイミングではスイッチ44
は端子cを選択して代替画像を表示するための信号を出
力する。こうして、フレームBn+6 ″の復号出力を用い
て表示を行うと、(2)及び(3)の部分に対応する画
面上の一部に画像Bに応じた画像が映出され、他の部分
は代替画像が映出される。
【0052】以後同様にして、順次イントラフレームの
復号部分を増やす。すなわち、フレームBn+7 ″,Bn+
8 ″においては夫々(4),(1)の部分がイントラフ
レームデータであり、他の部分(斜線部)がインターフ
レームデータである。フレームBn+7 ″の復号時には前
フレームまでの復号によって得た(2)及び(3)の部
分の復号出力を用いると共に、(4)の部分の復号出力
を出力する。次に、フレームBn+8 ″の復号時には、前
フレーム迄の復号によって得た(2)、(3)及び
(4)の部分の復号出力を用いると共に、(1)の部分
の復号出力を選択して出力する。こうして、4フレーム
期間で画像Bの1画面を再現する。
【0053】このように、この例では、若干の時間ズレ
はあるが、元の画像を復元することができる。また、編
集後に画像Bが完全に再生されるまでは、代替画像の各
部分が順次画像Bに置き換えられるので、編集ポイント
における視覚効果を楽しむことができる。
【0054】なお、フレームBn+6 ″の復号時にBn+5
″の(2)の部分をそのまま使用したように、上述し
た説明では、前フレームの復号出力をそのまま使用して
いるが、フレームBn+6 ″の(2)の部分に対応するフ
レームBn+5 ″の(2)の部分を予測画像として使用す
ることができる場合には、この部分の復号出力と差分値
とを加算器48によって加算して(2)の部分を更新した
方がよいことは明らかである。
【0055】なお、本実施例においてはBピクチャーを
考慮していないが、画像Aの編集ポイント前のフレーム
がBピクチャーである場合には、このBピクチャーにつ
いては予測画像が存在しないので再生することができな
い。この場合には、この画像Aについても代替画像を使
用すればよい。
【0056】図7はフレーム単位で伝送される2種類の
画像A,Bの同期化を説明するための説明図である。図
7(a)は入力画像Aを示し、図7(b)は時間調整を
行った画像Aを示し、図7(c)は入力画像Bを示し、
図7(d)は時間調整を行った画像Bを示し、図7
(e)は時間調整された画像A,Bを用いた編集出力を
示し、図7(f)はメモリ3の書込みを示し、図7
(g)はメモリ5の書込みを示し、図7(h)は編集出
力を示している。
【0057】図7(a),(c)で夫々示す入力画像
A,Bは各フレームAm ,Am+1 ,Am+2 ,…,Bn ,
Bn+1 ,Bn+2 ,…の符号量が一定していない。そこ
で、これらの画像A,Bの編集点における時間を一致さ
せるために、各画像A,Bを一旦メモリに書込む。そし
て、フレーム単位で読出すことにより、夫々ΔTA ,Δ
TB だけ遅延された画像A,B(図7(b),(d))
を得る。編集点はフレームAm+3 ′の終了ポイントとフ
レームBn+5 ′の開始ポイントであり、図7(b),
(d)に示すように、時間的に一致している。画像A,
Bを記憶したメモリの出力を編集点で切換えることによ
り、図7(e)に示す編集出力が得られる。
【0058】図1のメモリ3,5では画像A,Bをフレ
ーム単位で書込み、編集点に応じた読出しアドレスを把
握することで、遅延時間ΔTA ,ΔTB を考慮すること
なく画像A,Bの接続が可能である。すなわち、メモリ
3は、フレーム単位で書込まれた画像AのフレームAm
,Am+1 ,Am+2 ,…(図7(f))をそのまま又は
遅延させて出力する(図7(h))。一方、メモリ5に
は画像Bがフレーム単位で記憶される(図7(g))。
メモリ5は、メモリ3のフレームAm+3 の読出し終了と
同時に、画像BのフレームBn+5 の記憶アドレスから読
出しを開始する。これにより、図7(h)に示すよう
に、フレームAm+3 ″とフレームBn+5 ″とが連続し、
画像A,Bの同期化が行われる。なお、読出し開始位置
を得るために、メモリへの書込み時には各フレームの終
了ポイントを把握可能にする必要がある。
【0059】図8及び図9は夫々本発明の他の実施例に
係る編集装置及び編集信号復号化装置を示すブロック図
である。図8及び図9において夫々図1及び図2と同一
の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0060】図1及び図2の実施例においては代替画像
に置き換えるフレームを編集時に調べて編集ヘッダを付
加する方法を採用したが、本実施例においては復号時に
代替画像に置き換えるフレームを識別するようにしてい
る。本実施例の編集装置はイントラ/インター検出回路
を削除している。メモリ5から読出された画像Bは直接
加算器35に与える。切換タイミング発生回路22の出力は
ヘッダ作成回路51にも与えており、ヘッダ信号作成回路
51はヘッダ信号を作成して加算器35に出力する。加算器
35は画像Bにヘッダ信号を付加して加算器31に出力する
ようになっている。
【0061】本実施例の編集装置においては、単にフレ
ーム単位でヘッダが付加されているだけである。
【0062】一方、本実施例の編集信号復号化装置にお
いては、図9に示すように、イントラ/インター検出回
路52が付加されている点が図2と異なる。ヘッダ抽出回
路40からのヘッダ情報はイントラ/インター検出回路52
に与える。イントラ/インター検出回路52はヘッダ情報
によって、入力されたフレームがイントラフレームであ
るかインターフレームであるかを検出すると共に、編集
後でイントラフレーム前のインターフレームであること
を検出して、スイッチ44を制御するようになっている。
【0063】本実施例においては、編集信号に編集点直
後のインターフレームであることを示す編集ヘッダが付
加されていない場合でも、イントラ/インター検出回路
52によってこのインターフレームを検出してスイッチ44
を制御している。他の作用及び効果は図1及び図2の実
施例と同様である。
【0064】図10及び図11は夫々本発明の他の実施
例に係る編集装置及び編集信号復号化装置を示すブロッ
ク図である。図10及び図11において夫々図8及び図
2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0065】上記各実施例は2種類の画像A,Bがパケ
ット化されていない場合の例であるが、本実施例は2種
類の画像A,Bがパケット化されている場合について説
明する。伝送がパケットで行われる場合であっても、画
像A,Bの双方にヘッダを付加することが可能である。
【0066】本実施例の編集装置は、ヘッダ抽出回路に
代えて同期抽出回路55,56を採用している。同期抽出回
路55,56は夫々入力端子1,2を介して入力画像A,B
が与えられ、同期信号を分離して書込み制御回路7,8
及び切換タイミング発生回路22に出力する。パケットは
同期信号によって更に小単位に区分することができ、書
込み制御回路7,8はこの同期信号を用いてメモリ3,
5への画像A,Bの書込みを制御する。切換タイミング
発生回路22は切換え信号が入力されて、編集ポイントの
パケットに編集ヘッダを挿入するためのタイミング信号
をヘッダ信号作成回路54に出力する。ヘッダ信号作成回
路54は編集が行われたことを示す編集ヘッダを含むヘッ
ダを作成して加算器35,57に出力する。加算器57はメモ
リ3からの画像Aにヘッダ作成回路51からのヘッダを付
加して加算器31に出力するようになっている。
【0067】次に、このように構成された実施例の動作
について図12を参照して説明する。図12は編集信号
を示す説明図である。
【0068】入力端子1,2を介して入力された入力画
像A,Bは夫々同期抽出回路55,56によってパケットの
中の更に小単位を示す同期信号が抽出される。書込み制
御回路7,8は同期信号に基づいてメモリ3,7への入
力画像A,Bの書込みを制御する。いま、画像Aのパケ
ットAm+3 に続けて画像BのパケットBn+4 をつなぎ合
わせるものとする。先ず、スイッチ25は端子aを選択し
ており、読出し基準信号発生回路27はスイッチ25を介し
て読出し基準信号を読出し制御回路28に供給し、メモリ
3から画像Aの読出しを行って加算器57に与える。
【0069】パケットAm+3 の読出しの終了1パケット
前において、切換え信号が切換タイミング発生回路22に
与えられる。この切換え信号によって画像Aから画像B
への切換えが指示されると、切換タイミング発生回路22
は、ヘッダ信号作成回路51に編集ヘッド等のヘッダ作成
を指示する。ヘッダ信号作成回路51は編集データを含む
ヘッダを作成して加算器57に出力する。加算器57は画像
AのパケットAm+3 に編集ヘッダを付加して加算器31に
出力する。これにより、図12に示すように、各パケッ
トの先頭にヘッダ(斜線部)が付加される。ヘッダは、
例えば、同期信号SYNC1 、パケット番号(k)やその他
の情報を示すヘッダ1及びフレーム先頭指定によって構
成しており、ヘッダ1に1ビット編集ヘッダが設定され
ている。パケットAm+3 の編集ヘッダは編集が行われた
ことを示すものとなっている。
【0070】なお、各パケットは複数の小パケットによ
って構成しており、ヘッダにおいてフレーム先頭指定の
外に小パケット番号Δ1及びバイト位置Δ2を示すこと
もある。これらの小パケット番号Δ1又はバイト位置Δ
2によって、隣接した各映像フレーム同士の境界が示さ
れる。小パケットは、図12に示すように、画像データ
の外に、同期信号SYNC2 、小パケット番号を示すID、
付加データ及びエラー訂正用のパリティも有している。
【0071】パケットAm+3 の読出し終了時点におい
て、切換タイミング発生回路22はスイッチ25に端子bを
選択させる。そうすると、読出し制御回路29に制御され
て、メモリ5から画像BのパケットBn+4 ,Bn+5 ,…
が順次読出されて加算器35に与えられる。ヘッダ信号作
成回路54はヘッダを作成して加算器35に与え、加算器35
は、図12に示すように、画像BのパケットBn+4 の先
頭にヘッダを付加して加算器31に出力する。なお、パケ
ットBn+4 の編集ヘッダは編集が行われたことを示すも
のとなっている。
【0072】なお、編集を行うフレームの位置を特定す
ることができる場合には、このフレームに対応する部分
にのみ編集ヘッダを付加するようにしてもよい。
【0073】一方、編集信号復号化装置においては、図
11に示すように、入力端子41を介して入力された編集
信号はバッファ60を介して可変長復号回路42に与えるよ
うになっている。ヘッダ抽出回路40は編集信号のヘッダ
を抽出して、バッファ60、可変長復号回路42、逆量子化
回路43、スイッチ62及びデータスタート/ストップエリ
ア検出回路61を制御するようになっている。
【0074】データスタート/ストップエリア検出回路
61はヘッダ抽出回路40からのヘッダ情報に基づいて、図
17の不要部A0 ,B0 に相当する部分を検出するよう
になっている。すなわち、データスタート/ストップエ
リア検出回路61は、編集ヘッダによって編集が行われた
ことが示されると、先ず、図12のΔ1又はΔ2の位置
(映像フレームの境界位置)をパケットAm+3 の先頭の
ヘッダに含まれるフレーム境界指定によって検知し、こ
の位置から次のパケットBn+4 のデータ先頭位置までの
期間を求める。次に、データスタート/ストップエリア
検出回路61は、パケットBn+4 の映像フレームの境界位
置(Δ1′又はΔ2′)をフレーム先頭ヘッダによって
把握し、パケットBn+4 のデータ先頭からΔ1又はΔ2
までの期間を求める。データスタート/ストップエリア
検出回路61は求めた2つの期間を無効期間と設定し、バ
ッファ60を制御して無効期間に対応するデータの読出し
を禁止する。
【0075】スイッチ62は端子63を介してヘッダ情報が
与えられ、イントラフレームデータの復号出力が逆DC
T回路47から入力される場合には端子aを選択し、イン
ターフレームデータが入力される場合には端子bを選択
する。加算器64はインターフレームデータの復号時に、
逆DCT回路47からの差分値とメモリ49からの前フレー
ムのデータとを加算して復号出力を出力するようになっ
ている。
【0076】次に、このように構成された実施例の動作
について図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は実施例の動作フローを示している。
【0077】入力端子41には、図17(c)に示すよう
に、パケットAm+3 とパケットBn+4 とをつなぎ合わせ
た編集信号を入力するものとする。なお、編集前の画像
AのパケットAm+3 は、図17に示すように、フレーム
am+2 の後半とフレームam+3 の前半を含み、編集前の
画像BのパケットBn+4 はフレームbn+3 の後半とフレ
ームbn+4 の前半とを含むものとする。
【0078】編集信号はバッファ60に与えると共に、ヘ
ッダ抽出回路40に与え、ヘッダを抽出する。データスタ
ート/ストップエリア検出回路61は、図13のステップ
S1において編集ヘッダを検出して編集が行われている
か否かを判断する。パケット…,Am ,Am+1 ,Am+2
の編集ヘッダは編集が行われていないことを示してお
り、データスタート/ストップエリア検出回路61はこれ
らのパケットをバッファ60から読出して可変長復号回路
42に与える。可変長復号回路42はこれらのパケットデー
タを復号する。更に、可変長復号回路42の出力は逆量子
化処理及び逆DCT処理されてスイッチ62の端子aに供
給される。
【0079】ヘッダ情報によってイントラフレームであ
ることが示された場合には、逆DCT回路47の出力を復
号出力としてスイッチ62を介して出力する。ヘッダ情報
によってインターフレームデータであることが示された
場合には、逆DCT回路47の出力とメモリ49からの前フ
レームデータとを加算する加算器64の出力を復号出力と
して出力する。
【0080】次に、パケットAm+3 が入力されると、ス
テップS1 において編集ヘッダによって編集が行われた
ことが検出される。データスタート/ストップエリア検
出回路61は、ステップS2 を介してステップS3 に処理
を移行し、パケットAm+3 のΔ1又はΔ2の位置(フレ
ームam+3 の開始位置)を検出する。ステップS4 にお
いてΔ1又はΔ2の位置を検出すると、データスタート
/ストップエリア検出回路61は、ステップS5 において
無効フラグをオンとする。次に、ステップS6において
次パケットBn+4 の先頭データを検出すると、データス
タート/ストップエリア検出回路61はステップS7 にお
いて無効フラグをオフにする。つまり、データスタート
/ストップエリア検出回路61は、Δ1又はΔ2の位置か
ら次のパケットBn+4 のデータ先頭までの期間を無効期
間とし、バッファ60に対してこの無効期間に対応するデ
ータの出力を禁止する。
【0081】次に、パケットBn+4 が入力されると、デ
ータスタート/ストップエリア検出回路61は、ステップ
S1 において編集ヘッダから編集が行われたことを検出
し、ステップS2 ,S8 を介して処理をステップS9 に
移行する。データスタート/ストップエリア検出回路61
は、ステップS9 乃至S11において、パケットの先頭デ
ータを検出して無効フラグをオンにする。次に、ステッ
プS12においてΔ1′又はΔ2′(フレームbn+3 の終
了位置)を検出すると、ステップS13で無効フラグをオ
フにする。つまり、データスタート/ストップエリア検
出回路61は、パケットBn+4 の先頭データからΔ1′又
はΔ2′(フレームbn+3 の終了位置)までの期間を無
効期間とし、この期間に対応するデータのバッファ60か
らの読出しを禁止する。こうして、図17(c)の不要
部A0 ,B0 に対応するデータはバッファ60から出力さ
れず復号されない。
【0082】このように、本実施例においては、データ
スタート/ストップエリア検出回路61は、不要部を検出
すると、バッファ60からのデータの読出しを次の有効デ
ータ部までスキップさせるようにしており、無効データ
部をデコードしないようにしている。これにより、編集
点における画像の乱れが防止される。
【0083】なお、本実施例においては、画像Aに接続
する画像Bの最初のパケットの有効なフレームがインタ
ーフレームであることは考慮していない。このフレーム
がインターフレームである場合には、図2の実施例と組
合わせて処理すればよい。また、編集したことを示す編
集ヘッダは編集点前後の2つのパケットに設定したが、
いずれか一方に設定すればよいことは明らかである。
【0084】また、本実施例はVTRの記録データの編
集及び復号にも適用することができる。VTRを用いた
編集において、例えば図18に示すように、A画像を記
録した記録トラックAm+3 と記録トラックAk+1 との間
に、B画像を記録した記録トラックBn+4 乃至Bl+2 を
つなぎ合わせるものとする。この場合には、トラックA
m+3 ,Ak+1 のデータにヘッダを付加することやヘッダ
を書き換えることは困難である。そこで、この場合に
は、トラックBn+4 ,Bl+2 にヘッダを付加する。この
場合でも、バッファの容量を大きくすることによって、
トラックBn+4 の1トラック前のトラックAm+3 及びト
ラックBl+2 の1トラック後のトラックAk+1 に無効期
間を設定することができ、パケットの場合と同様の効果
を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レーム間圧縮信号を編集した場合及びパケット等の一定
語長の映像信号を編集した場合でも、編集点における画
像の乱れを防止することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る編集装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明に係る編集信号復号化装置の一実施例を
示すブロック図。
【図3】実施例の動作を説明するための説明図。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するための説明図。
【図6】実施例の動作を説明するための説明図。
【図7】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
【図8】本発明の他の実施例に係る編集装置を示すブロ
ック図。
【図9】本発明の他の実施例に係る編集信号復号化装置
を示すブロック図。
【図10】本発明の他の実施例に係る編集装置を示すブ
ロック図。
【図11】本発明の他の実施例に係る編集信号復号化装
置を示すブロック図。
【図12】図10の実施例の動作を説明するための説明
図。
【図13】図12の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図14】ベースバンドの映像信号の編集を行う信号編
集装置を示すブロック図。
【図15】図14の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
【図16】従来例の問題点を説明するためのタイミング
チャート。
【図17】従来例の問題点を説明するためのタイミング
チャート。
【図18】従来例の問題点を説明するための説明図。
【符号の説明】
3,5…メモリ、28,29…読出し制御回路、33…イント
ラ/インター検出回路、34…ヘッダ作成回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の符号化映像信号を記憶する第1の
    記憶手段と、 第2の符号化映像信号を記憶する第2の記憶手段と、前記第1及び第2の符号化映像信号の時間軸を調整する
    時間軸調整機能を有し、 前記第1及び第2の符号化映像
    信号の時間軸を一致させて、前記第1の記憶手段から時
    間軸上で所定の編集点より前の前記第1の符号化映像信
    号を読出すと共に、前記第2の記憶手段から時間軸上で
    前記所定の編集点より後の第2の符号化映像信号を読出
    す読出し制御手段と、前記読出し制御手段によって読出された前記所定の編集
    点より前の第1の符号化映像信号と前記所定の編集点よ
    り後の第2の符号化映像信号とのみによる編集信号に対
    して、 前記第1又は第2の記憶手段からの読出しの切換
    え点である前記所定の編集点における前記第1及び第2
    の符号化映像信号の少なくとも一方に編集ヘッダを付加
    するヘッダ付加手段とを具備したことを特徴とする編集
    装置。
  2. 【請求項2】 フレーム間圧縮を採用した第1及び第2
    の符号化映像信号を所定の編集ポイントで編集する場合
    に前記編集ポイント前後の前記第1及び第2の符号化映
    像信号の少なくとも一方に編集ヘッダが付加された編集
    信号が入力され、前記編集ヘッダを抽出する抽出手段
    と、 前記編集信号を復号して復号出力を出力する復号手段
    と、 前記抽出手段の出力によって前記編集ポイント後の前記
    第2の符号化映像信号がフレーム間圧縮されていること
    が示された場合にはこのフレームに対応する前記復号出
    力に代えて所定の代替画像を映出するための出力を出力
    する代替画像置換手段とを具備したことを特徴とする編
    集信号復号化装置。
  3. 【請求項3】 一定語長単位で伝送される第1及び第2
    の符号化映像信号を所定の編集ポイントで編集する場合
    に前記編集ポイント前後の前記第1及び第2の符号化映
    像信号の少なくとも一方に前記第1及び第2の符号化映
    像信号の有効データの位置を示す編集ヘッダが付加され
    た編集信号が入力され、前記編集ヘッダを抽出する抽出
    手段と、 前記編集信号を復号して復号出力を出力する復号手段
    と、 前記抽出手段の出力によって前記編集ポイント前後の前
    記第1及び第2の符号化映像信号の無効データ部分を特
    定しこの無効データ部分に対応する前記復号手段の復号
    動作を停止させる停止手段とを具備したことを特徴とす
    る編集信号復号化装置。
  4. 【請求項4】 前記停止手段は、前記無効データ部分を
    特定する場合に画面との対比アドレス情報を用いること
    を特徴とする請求項3に記載の編集信号復号化装置。
JP26251892A 1992-09-30 1992-09-30 編集装置及び編集信号復号化装置 Expired - Fee Related JP3273640B2 (ja)

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