JPH06236607A - 動力伝達切換機構 - Google Patents
動力伝達切換機構Info
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- JPH06236607A JPH06236607A JP5022194A JP2219493A JPH06236607A JP H06236607 A JPH06236607 A JP H06236607A JP 5022194 A JP5022194 A JP 5022194A JP 2219493 A JP2219493 A JP 2219493A JP H06236607 A JPH06236607 A JP H06236607A
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- JP
- Japan
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- gear
- switching
- arm
- switching arm
- power transmission
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各ギヤの歯先同士が干渉しても破損すること
なく動作する動力伝達切換機構を提供する。 【構成】 切換アーム11の中央部11aに伝達ギヤ1
2を軸3により回転自在に支持すると共に、その先端部
11bに切換ギヤ13を支軸14により回転自在に支持
する。この先端部11b側のスライド板15側に、スラ
イド板15の突起15cに当接,離反する係合部11e
を一体形成させる。この係合部11eより中央部11a
側に斜めにU字状の切欠溝11dを形成する。切換アー
ム11の基部のストッパ部11cと軸4との間に引張り
コイルバネ16を介在する。これにより、各ギヤ10,
13の歯部10a,13aの歯先同士が干渉すると、切
換アーム11の先端部11b側が駆動ギヤ10から離反
する方向に弾性変形し、各ギヤ10,13の歯部10
a,13a同士が破損することがない。
なく動作する動力伝達切換機構を提供する。 【構成】 切換アーム11の中央部11aに伝達ギヤ1
2を軸3により回転自在に支持すると共に、その先端部
11bに切換ギヤ13を支軸14により回転自在に支持
する。この先端部11b側のスライド板15側に、スラ
イド板15の突起15cに当接,離反する係合部11e
を一体形成させる。この係合部11eより中央部11a
側に斜めにU字状の切欠溝11dを形成する。切換アー
ム11の基部のストッパ部11cと軸4との間に引張り
コイルバネ16を介在する。これにより、各ギヤ10,
13の歯部10a,13aの歯先同士が干渉すると、切
換アーム11の先端部11b側が駆動ギヤ10から離反
する方向に弾性変形し、各ギヤ10,13の歯部10
a,13a同士が破損することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ビデオテー
プレコーダ(VTR)のテープカセット充填装置におけ
るカセットホルダーのローディング/アンローディング
時(以下カセットローディング時という)の駆動力を切
り換える際に用いられる動力伝達切換機構に関する。
プレコーダ(VTR)のテープカセット充填装置におけ
るカセットホルダーのローディング/アンローディング
時(以下カセットローディング時という)の駆動力を切
り換える際に用いられる動力伝達切換機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダの駆動源
を持たないテープカセット充填装置では、キャプスタン
モータ或はカムモータを兼用してテープカセットを保持
するカセットホルダーのカセットローディングが行われ
ている。この場合に、カセットローディング後のモータ
の駆動力を切り換える動力伝達切換機構が必要となり、
歯車を持ったアームを動かし、別の歯車へ噛むことによ
り、動力の切り換えを行う機構等がある。
を持たないテープカセット充填装置では、キャプスタン
モータ或はカムモータを兼用してテープカセットを保持
するカセットホルダーのカセットローディングが行われ
ている。この場合に、カセットローディング後のモータ
の駆動力を切り換える動力伝達切換機構が必要となり、
歯車を持ったアームを動かし、別の歯車へ噛むことによ
り、動力の切り換えを行う機構等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の歯車を持ったアームを動かし、別の歯車へ噛むこと
により動力の切り換えを行う動力伝達切換機構では、歯
車同士の歯先が干渉し、歯車や機構を傷める虞れがあっ
た。その対策として、アームを2分割しばね等で結合す
るリミッタ機構が必要となり、部品点数が増えて高価に
なる不利点があった。
来の歯車を持ったアームを動かし、別の歯車へ噛むこと
により動力の切り換えを行う動力伝達切換機構では、歯
車同士の歯先が干渉し、歯車や機構を傷める虞れがあっ
た。その対策として、アームを2分割しばね等で結合す
るリミッタ機構が必要となり、部品点数が増えて高価に
なる不利点があった。
【0004】そこで、この発明は、歯車の歯先同士が干
渉しても破損することなく動作することができる動力伝
達切換機構を提供するものである。
渉しても破損することなく動作することができる動力伝
達切換機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】駆動ギヤと、伝達ギヤ及
び該伝達ギヤに噛合する切換ギヤをそれぞれ回転自在に
支持した切換アームと、この切換アームの切換ギヤを上
記駆動ギヤに噛合,離反自在にさせる操作部材とを備
え、上記切換アームの切換ギヤを回転自在に支持した部
分側を上記駆動ギヤと離反する方向に弾性変形自在に形
成してある。
び該伝達ギヤに噛合する切換ギヤをそれぞれ回転自在に
支持した切換アームと、この切換アームの切換ギヤを上
記駆動ギヤに噛合,離反自在にさせる操作部材とを備
え、上記切換アームの切換ギヤを回転自在に支持した部
分側を上記駆動ギヤと離反する方向に弾性変形自在に形
成してある。
【0006】
【作用】切換ギヤと駆動ギヤが噛合する際に各ギヤの歯
先同士が干渉しても切換アームの切換ギヤを回転自在に
支持している部分側が弾性変形し、各ギヤの歯先同士に
過大な負荷がかからない。これにより、駆動ギヤが回転
すれば、各ギヤの歯先同士がすべり正常な噛み合い状態
になり、各ギヤ及び機構全体が破損することがない。
先同士が干渉しても切換アームの切換ギヤを回転自在に
支持している部分側が弾性変形し、各ギヤの歯先同士に
過大な負荷がかからない。これにより、駆動ギヤが回転
すれば、各ギヤの歯先同士がすべり正常な噛み合い状態
になり、各ギヤ及び機構全体が破損することがない。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
する。
【0008】図1〜3において、1は動力伝達切換機構
であり、ビデオテープレコーダ(VTR)のテープカセ
ット充填装置のカセットローディングに用いられるもの
である。この動力伝達切換機構1は、図示しないシャー
シに軸2を介して回転自在に支持された駆動ギヤ10
と、中央部11aを上記シャーシに軸3を介して揺動自
在に支持した該軸3に伝達ギヤ12を回転自在に支持す
ると共に、該伝達ギヤ12に噛合する切換ギヤ13をそ
の先端部11bに支軸14を介して回転自在に支持した
切換アーム11と、この切換アーム11の切換ギヤ13
を上記駆動ギヤ10に噛合,離反自在にさせるスライド
板(操作部材)15と、上記切換アーム11の基部に形
成されたストッパ部11cと上記シャーシに立設した支
軸4との間に介在されて切換アーム11の先端部11b
側をスライド板15の一側面15aに当接する方向に常
に付勢する引張りコイルバネ(弾性部材)16とで構成
されている。
であり、ビデオテープレコーダ(VTR)のテープカセ
ット充填装置のカセットローディングに用いられるもの
である。この動力伝達切換機構1は、図示しないシャー
シに軸2を介して回転自在に支持された駆動ギヤ10
と、中央部11aを上記シャーシに軸3を介して揺動自
在に支持した該軸3に伝達ギヤ12を回転自在に支持す
ると共に、該伝達ギヤ12に噛合する切換ギヤ13をそ
の先端部11bに支軸14を介して回転自在に支持した
切換アーム11と、この切換アーム11の切換ギヤ13
を上記駆動ギヤ10に噛合,離反自在にさせるスライド
板(操作部材)15と、上記切換アーム11の基部に形
成されたストッパ部11cと上記シャーシに立設した支
軸4との間に介在されて切換アーム11の先端部11b
側をスライド板15の一側面15aに当接する方向に常
に付勢する引張りコイルバネ(弾性部材)16とで構成
されている。
【0009】駆動ギヤ10は合成樹脂により形成してあ
り、その下面側にプーリ10bを一体形成してある。こ
のプーリ10bは図示しない動力駆動源としてのキャプ
スタンモータにタイミングベルト9を介して連結してあ
る。これにより、駆動ギヤ10はキャプスタンモータを
駆動源として回動するようになっている。
り、その下面側にプーリ10bを一体形成してある。こ
のプーリ10bは図示しない動力駆動源としてのキャプ
スタンモータにタイミングベルト9を介して連結してあ
る。これにより、駆動ギヤ10はキャプスタンモータを
駆動源として回動するようになっている。
【0010】切換アーム11は合成樹脂のモールド成形
により形成してあり、この先端部11bのスライド板1
5側から中央部11aにかけて斜めにU字状の切欠溝1
1dを形成してある。この切換アーム11の先端部11
b側の切欠溝11dを境にしてスライド板15側が係合
部11eになって先端が円弧状に突出している。これに
より、切換アーム11の先端部11bは切欠溝11dの
奥の凹部を中心にして係合部11e側に弾性変形自在に
なっていると共に、該係合部11eも切欠溝11dの奥
の凹部を中心にして先端部11b側に弾性変形自在にな
っている。
により形成してあり、この先端部11bのスライド板1
5側から中央部11aにかけて斜めにU字状の切欠溝1
1dを形成してある。この切換アーム11の先端部11
b側の切欠溝11dを境にしてスライド板15側が係合
部11eになって先端が円弧状に突出している。これに
より、切換アーム11の先端部11bは切欠溝11dの
奥の凹部を中心にして係合部11e側に弾性変形自在に
なっていると共に、該係合部11eも切欠溝11dの奥
の凹部を中心にして先端部11b側に弾性変形自在にな
っている。
【0011】伝達ギヤ12は合成樹脂により形成してあ
り、切換アーム11を回転自在に支持している軸3に回
転自在に支持されている。この伝達ギヤ12は、テープ
カセット充填装置のローディング機構のギヤ(いずれも
図示しない)に連結されている。また、切換ギヤ13も
合成樹脂により形成されている。
り、切換アーム11を回転自在に支持している軸3に回
転自在に支持されている。この伝達ギヤ12は、テープ
カセット充填装置のローディング機構のギヤ(いずれも
図示しない)に連結されている。また、切換ギヤ13も
合成樹脂により形成されている。
【0012】スライド板15は合成樹脂により略矩形板
状に形成してあり、その一側面15aに平行になるよう
に少なくとも一対の長溝孔15b,15b(図は一方の
みを図示してある)を形成してある。この各長溝孔15
bには上記シャーシに立設した支軸5を遊嵌してある。
これにより、スライド板15は、VTRのモード遷移時
に、図示しないカムモータ等の駆動源により左右方向に
スライド往復移動するようになっている。また、スライ
ド板15の一側面15aの一部には四角形状の突起(係
止部)15cを一体突出形成してある。
状に形成してあり、その一側面15aに平行になるよう
に少なくとも一対の長溝孔15b,15b(図は一方の
みを図示してある)を形成してある。この各長溝孔15
bには上記シャーシに立設した支軸5を遊嵌してある。
これにより、スライド板15は、VTRのモード遷移時
に、図示しないカムモータ等の駆動源により左右方向に
スライド往復移動するようになっている。また、スライ
ド板15の一側面15aの一部には四角形状の突起(係
止部)15cを一体突出形成してある。
【0013】以上実施例のVTRのテープカセット充填
装置のカセットローディングに用いる動力伝達切換機構
1によれば、図1に示すように、カセットローディング
時以外のモード時においては、切換アーム11の係合部
11eはスライド板15の突起15cから離れており、
切換アーム11は引張りコイルバネ16によって図中反
時計方向にモーメントを受けている。従って、切換ギヤ
13は駆動ギヤ10と完全に離れており、テープカセッ
ト充填装置へは駆動力は伝達されない。
装置のカセットローディングに用いる動力伝達切換機構
1によれば、図1に示すように、カセットローディング
時以外のモード時においては、切換アーム11の係合部
11eはスライド板15の突起15cから離れており、
切換アーム11は引張りコイルバネ16によって図中反
時計方向にモーメントを受けている。従って、切換ギヤ
13は駆動ギヤ10と完全に離れており、テープカセッ
ト充填装置へは駆動力は伝達されない。
【0014】図2はカセットローディングのモード時の
動力伝達切換機構1の状態を示すものであり、スライド
板15のスライドにより、切換アーム11の係合部11
eに該スライド板15の突起15cが当たっている。こ
のため、切換アーム11は引張りコイルバネ16の付勢
力に抗して軸3を中心にして図中時計方向に回転し、切
換ギヤ13が駆動ギヤ10に噛み合う。駆動ギヤ10は
動力源としてのキャプスタンモータにタイミングベルト
9を介して直結してあるためその動力は切換ギヤ13へ
伝達され、この切換ギヤ13からさらに伝達ギヤ12へ
と伝達される。この伝達ギヤ12はテープカセット充填
装置のローディング機構のギヤと連結されているため、
この伝達ギヤ12の動力によりテープカセット充填装置
のカセットホルダーがローディング又はアンローディン
グされる。
動力伝達切換機構1の状態を示すものであり、スライド
板15のスライドにより、切換アーム11の係合部11
eに該スライド板15の突起15cが当たっている。こ
のため、切換アーム11は引張りコイルバネ16の付勢
力に抗して軸3を中心にして図中時計方向に回転し、切
換ギヤ13が駆動ギヤ10に噛み合う。駆動ギヤ10は
動力源としてのキャプスタンモータにタイミングベルト
9を介して直結してあるためその動力は切換ギヤ13へ
伝達され、この切換ギヤ13からさらに伝達ギヤ12へ
と伝達される。この伝達ギヤ12はテープカセット充填
装置のローディング機構のギヤと連結されているため、
この伝達ギヤ12の動力によりテープカセット充填装置
のカセットホルダーがローディング又はアンローディン
グされる。
【0015】この切換アーム11の係合部11eがスラ
イド板15の突起15cに当たる瞬間に、切換ギヤ13
の歯部13aと駆動ギヤ10の歯部10aの歯先同士が
干渉することがあるが、この時、図3に示すように、切
換アーム11の係合部11eと先端部11bの間に斜め
に形成された切欠溝11dを介して切換ギヤ13を支軸
14を介して回転自在に支持している先端部11b側が
切欠溝11dの奥の凹部を中心に図中反時計方向に弾性
変形して先端部11b側にかかる過大な荷重を逃がして
いる。このため、切換ギヤ13の歯部13aと駆動ギヤ
10の歯部10aの各歯先には破損するような荷重はか
からず、駆動ギヤ10が回転し続ければ上記各歯部10
a,13aの歯先同士がすべて歯先と歯底とで噛み合
い、図2に示すような正常な噛み合いの状態になる。
イド板15の突起15cに当たる瞬間に、切換ギヤ13
の歯部13aと駆動ギヤ10の歯部10aの歯先同士が
干渉することがあるが、この時、図3に示すように、切
換アーム11の係合部11eと先端部11bの間に斜め
に形成された切欠溝11dを介して切換ギヤ13を支軸
14を介して回転自在に支持している先端部11b側が
切欠溝11dの奥の凹部を中心に図中反時計方向に弾性
変形して先端部11b側にかかる過大な荷重を逃がして
いる。このため、切換ギヤ13の歯部13aと駆動ギヤ
10の歯部10aの各歯先には破損するような荷重はか
からず、駆動ギヤ10が回転し続ければ上記各歯部10
a,13aの歯先同士がすべて歯先と歯底とで噛み合
い、図2に示すような正常な噛み合いの状態になる。
【0016】尚、切換アーム11のストッパ11cが上
記各ギヤ10,13同士が噛み合っている時にはシャー
シ側のストッパ(図示しない)に当たって、各ギヤ1
0,13の適切なバックラッシュをつくり歯先の食い込
みを防いでいる。また、カセットローディング時以外の
モード(図1に示す状態)時において、切換アーム11
の係合部11eはスライド板15の一側面15aに引張
りコイルバネ16の引張り力で当接しているが、無理な
負荷はかかっておらず、また、スライド板15のスライ
ドへの悪影響もない。
記各ギヤ10,13同士が噛み合っている時にはシャー
シ側のストッパ(図示しない)に当たって、各ギヤ1
0,13の適切なバックラッシュをつくり歯先の食い込
みを防いでいる。また、カセットローディング時以外の
モード(図1に示す状態)時において、切換アーム11
の係合部11eはスライド板15の一側面15aに引張
りコイルバネ16の引張り力で当接しているが、無理な
負荷はかかっておらず、また、スライド板15のスライ
ドへの悪影響もない。
【0017】このように、切換アーム11に切欠溝11
dを形成するだけの簡単な構造で、且つ部品点数も増え
ることがないので、低コストで各ギヤ10,13の歯部
10a,13a及び機構1全体の破損を確実に防止する
ことができる。
dを形成するだけの簡単な構造で、且つ部品点数も増え
ることがないので、低コストで各ギヤ10,13の歯部
10a,13a及び機構1全体の破損を確実に防止する
ことができる。
【0018】尚、前記実施例によれば、スライド板に係
止部としての突起を形成して切換アームの係合部を駆動
ギヤ側に押圧するようにしたが、スライド板に係止部と
しての凹部を形成してもよい。この場合には、引張りコ
イルバネは切換アームの先端部側に設けられ、切換アー
ムの基部がスライド板の凹部に入り込んだ時に引張りコ
イルバネの付勢力で切換ギヤと駆動ギヤとが噛み合うよ
うにする。また、操作部材はスライド板に限らず、係止
部としてのカム溝を持つギヤにより構成してもよい。こ
の場合には、切換アームの係合部をボス状に形成してギ
ヤのカム溝に嵌合するようにする。さらに、動力伝達切
換機構をVTRのテープカセット充填装置のカセットロ
ーディングに用いたが、他の動力伝達切り換えに適用で
きることは勿論である。
止部としての突起を形成して切換アームの係合部を駆動
ギヤ側に押圧するようにしたが、スライド板に係止部と
しての凹部を形成してもよい。この場合には、引張りコ
イルバネは切換アームの先端部側に設けられ、切換アー
ムの基部がスライド板の凹部に入り込んだ時に引張りコ
イルバネの付勢力で切換ギヤと駆動ギヤとが噛み合うよ
うにする。また、操作部材はスライド板に限らず、係止
部としてのカム溝を持つギヤにより構成してもよい。こ
の場合には、切換アームの係合部をボス状に形成してギ
ヤのカム溝に嵌合するようにする。さらに、動力伝達切
換機構をVTRのテープカセット充填装置のカセットロ
ーディングに用いたが、他の動力伝達切り換えに適用で
きることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明の動力伝達切換
機構によれば、駆動ギヤと噛合,離反する切換ギヤを回
転自在に支持する切換アームの部分側を駆動ギヤと離反
する方向に弾性変形自在に形成したので、上記切換ギヤ
が駆動ギヤに噛合する際に各ギヤの歯先同士が干渉して
も上記切換アームの切換ギヤを回転自在に支持している
部分側が弾性変形して各ギヤの歯先同士に過大な負荷が
かかることがない。これにより、駆動ギヤが回転すれ
ば、各ギヤの歯先同士がすべり正常な噛み合い状態にな
るので、各ギヤ及び機構全体の破損を確実に防止するこ
とができる。また、上記切換アームを弾性変形可能な合
成樹脂で形成したり、或は、切換アームの伝達ギヤと切
換ギヤとを回転自在に支持する各部分の間に切欠溝を形
成して、切換ギヤが回転自在に支持されている部分側を
弾性変形自在に形成したので、部品点数を増やすことな
く低コストで各ギヤの歯部及び機構全体の破損を確実に
防止することができる。
機構によれば、駆動ギヤと噛合,離反する切換ギヤを回
転自在に支持する切換アームの部分側を駆動ギヤと離反
する方向に弾性変形自在に形成したので、上記切換ギヤ
が駆動ギヤに噛合する際に各ギヤの歯先同士が干渉して
も上記切換アームの切換ギヤを回転自在に支持している
部分側が弾性変形して各ギヤの歯先同士に過大な負荷が
かかることがない。これにより、駆動ギヤが回転すれ
ば、各ギヤの歯先同士がすべり正常な噛み合い状態にな
るので、各ギヤ及び機構全体の破損を確実に防止するこ
とができる。また、上記切換アームを弾性変形可能な合
成樹脂で形成したり、或は、切換アームの伝達ギヤと切
換ギヤとを回転自在に支持する各部分の間に切欠溝を形
成して、切換ギヤが回転自在に支持されている部分側を
弾性変形自在に形成したので、部品点数を増やすことな
く低コストで各ギヤの歯部及び機構全体の破損を確実に
防止することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す動力伝達切換機構の
平面図。
平面図。
【図2】上記動力伝達切換機構の平面図。
【図3】上記動力伝達切換機構の平面図。
1…動力伝達切換機構 10…駆動ギヤ 11…切換アーム 11a…中央部 11b…先端部 11d…切欠溝 11e…係合部 12…伝達ギヤ 13…切換ギヤ 15…スライド板(操作部材) 15c…突起(係止部) 16…引張りコイルバネ(弾性部材)
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動ギヤと、伝達ギヤ及び該伝達ギヤに
噛合する切換ギヤをそれぞれ回転自在に支持した切換ア
ームと、この切換アームの切換ギヤを上記駆動ギヤに噛
合,離反自在にさせる操作部材とを備え、上記切換アー
ムの切換ギヤを回転自在に支持した部分側を上記駆動ギ
ヤと離反する方向に弾性変形自在に形成したことを特徴
とする動力伝達切換機構。 - 【請求項2】 上記切換アームを合成樹脂のモールド成
形により形成したことを特徴とする請求項1記載の動力
伝達切換機構。 - 【請求項3】 上記切換アームの伝達ギヤを回転自在に
支持する部分と切換ギヤを回転自在に支持する部分との
間に切欠溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の
動力伝達切換機構。 - 【請求項4】 上記切換アームの中央部に伝達ギヤを回
転自在に支持すると共にその先端部に切換ギヤを回転自
在に支持し、この切換アームの先端部側の操作部材側に
該操作部材の係止部に当接,離反する係合部を設ける共
に該係合部より中央部側に斜めに上記切欠溝を形成し、
上記切換アームの基部に該切換アームの係合部を上記操
作部材の係止部に当接させる方向に付勢する弾性部材を
設けたことを特徴とする請求項3記載の動力伝達切換機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05022194A JP3120612B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 動力伝達切換機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05022194A JP3120612B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 動力伝達切換機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236607A true JPH06236607A (ja) | 1994-08-23 |
JP3120612B2 JP3120612B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=12075997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05022194A Expired - Fee Related JP3120612B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 動力伝達切換機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597651B1 (en) * | 1999-04-12 | 2003-07-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disc player |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP05022194A patent/JP3120612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6597651B1 (en) * | 1999-04-12 | 2003-07-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disc player |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3120612B2 (ja) | 2000-12-25 |
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