JPH06236474A - 保証書類の試験方法 - Google Patents
保証書類の試験方法Info
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- JPH06236474A JPH06236474A JP5321636A JP32163693A JPH06236474A JP H06236474 A JPH06236474 A JP H06236474A JP 5321636 A JP5321636 A JP 5321636A JP 32163693 A JP32163693 A JP 32163693A JP H06236474 A JPH06236474 A JP H06236474A
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K19/00—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
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- B42D25/00—Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
- B42D25/20—Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof characterised by a particular use or purpose
- B42D25/29—Securities; Bank notes
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 保証書類の試験方法において、容易かつ広範
囲に実施でき、信頼性が向上する。 【構成】 保証書類1内に埋設された保証接合体3は、
ポリマー材料からなる圧電特性および/または焦電特性
を備えたフィルム片からなっており、機械的、熱的、ま
たは電気的エネルギに暴露し、そして前記フィルム片の
圧電特性および/または焦電特性によって生じる効果を
適宜の検知器で試験する。
囲に実施でき、信頼性が向上する。 【構成】 保証書類1内に埋設された保証接合体3は、
ポリマー材料からなる圧電特性および/または焦電特性
を備えたフィルム片からなっており、機械的、熱的、ま
たは電気的エネルギに暴露し、そして前記フィルム片の
圧電特性および/または焦電特性によって生じる効果を
適宜の検知器で試験する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保証書類、特に保証証
紙、紙幣、身証明書等の試験方法に関し、例えば保証接
合体(safety thread) の形で同書類中に埋設される信頼
性の高い真正品識別のための手段を有する同書類の真実
性を確認するための試験方法に関する。
紙、紙幣、身証明書等の試験方法に関し、例えば保証接
合体(safety thread) の形で同書類中に埋設される信頼
性の高い真正品識別のための手段を有する同書類の真実
性を確認するための試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙または合成材料からなる保証証紙およ
び他の金銭的有価製品を、権限のない模造品に対抗して
保護するため、それらの中にいわゆる保証接合体(safet
y thread) を埋設することが知られている。これらの保
証接合体は、一般に合成もしくは金属フィルムの狭いス
トリップ(帯片)、織物製接合体(textile thread)、ワ
イヤ、および同様の材料からなる。
び他の金銭的有価製品を、権限のない模造品に対抗して
保護するため、それらの中にいわゆる保証接合体(safet
y thread) を埋設することが知られている。これらの保
証接合体は、一般に合成もしくは金属フィルムの狭いス
トリップ(帯片)、織物製接合体(textile thread)、ワ
イヤ、および同様の材料からなる。
【0003】また、保証接合体に非常に細かい文字(約
0.4mmの高さのいわゆるマイクロ文字)を印刷する
ことにより、それらに追加の特性を持たせることも知ら
れており(例えば、西独国公告特許明細書第 1446851
号)、同マイクロ文字は、例えば偽造者がそれらを模倣
するのを特に困難にする。表面に有色材料からなるコー
ティングを施すこともこの関係において知られている。
0.4mmの高さのいわゆるマイクロ文字)を印刷する
ことにより、それらに追加の特性を持たせることも知ら
れており(例えば、西独国公告特許明細書第 1446851
号)、同マイクロ文字は、例えば偽造者がそれらを模倣
するのを特に困難にする。表面に有色材料からなるコー
ティングを施すこともこの関係において知られている。
【0004】増大する自動化に伴って、前記保証接合体
が機械的試験に適するように同保証接合体を設計する努
力もなされてきている。それゆえ、保証接合体には、例
えば、紫外線の下で蛍光を発する物質、または磁気的特
性もしくはX線を用いて検知できる特性を持った物質が
設けられた(例えば、西独国公告特許第 2754267号参
照)。そのような接合体を紙幣内または他の保証書類内
に埋設すると、適宜の試験装置を用いて書類の真実性も
しくは価値を確認することが可能となる。
が機械的試験に適するように同保証接合体を設計する努
力もなされてきている。それゆえ、保証接合体には、例
えば、紫外線の下で蛍光を発する物質、または磁気的特
性もしくはX線を用いて検知できる特性を持った物質が
設けられた(例えば、西独国公告特許第 2754267号参
照)。そのような接合体を紙幣内または他の保証書類内
に埋設すると、適宜の試験装置を用いて書類の真実性も
しくは価値を確認することが可能となる。
【0005】身分証明書、紙幣等のごとき保証書類を機
械的にテストすることは、現代では、特に現金支払い
機、いわゆるPOS端末機もしくは銀行のカウンターに
おいて望ましいものである。しかし、紙幣または同様の
金銭的有価物を自動選別もしくは自動処理するため、す
なわち例えばそれらの書類の真実性または価値を調べる
ため、同書類を急速かつ機械的にテストすることは、特
に有効で役に立つことである。
械的にテストすることは、現代では、特に現金支払い
機、いわゆるPOS端末機もしくは銀行のカウンターに
おいて望ましいものである。しかし、紙幣または同様の
金銭的有価物を自動選別もしくは自動処理するため、す
なわち例えばそれらの書類の真実性または価値を調べる
ため、同書類を急速かつ機械的にテストすることは、特
に有効で役に立つことである。
【0006】このように、従来の保証書類では偽造防止
のため、偽造品との識別を可能とするような磁気的特徴
を持たせる、透過光や反射光に基づく光学的測定によっ
て偽造品との識別を可能にする、導電性あるいはルミネ
センス等により偽造品との識別を可能にする、などの手
段を採用していた。偽造を行おうとする者にとって、こ
れら従来の偽造防止のための手段は、磁気技術等の普及
に伴う各種検出器の登場により、容易に手に入る標準的
な装置を用いてそれ程困難を伴わずに見破ることができ
たり模倣が可能となるといった問題が生じて来た。
のため、偽造品との識別を可能とするような磁気的特徴
を持たせる、透過光や反射光に基づく光学的測定によっ
て偽造品との識別を可能にする、導電性あるいはルミネ
センス等により偽造品との識別を可能にする、などの手
段を採用していた。偽造を行おうとする者にとって、こ
れら従来の偽造防止のための手段は、磁気技術等の普及
に伴う各種検出器の登場により、容易に手に入る標準的
な装置を用いてそれ程困難を伴わずに見破ることができ
たり模倣が可能となるといった問題が生じて来た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、多くの異なった方法で偽造品との識別を機械的にテ
ストできる、例えば保証接合体の形態をとる、信頼性の
高い真正品識別のための手段を有する保証書類の試験方
法を提供するという課題に基づいてなされたものであ
る。
は、多くの異なった方法で偽造品との識別を機械的にテ
ストできる、例えば保証接合体の形態をとる、信頼性の
高い真正品識別のための手段を有する保証書類の試験方
法を提供するという課題に基づいてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
る保証書類、特に保証証紙、紙幣、身分証明書等であっ
て、前記書類の真実性を確認するために用いられる機械
的に試験可能な物理的特性を備える接合体またはシート
の形態の埋設された要素を有し、該要素は、ポリマー合
成材料からなるとともに圧電特性および/または焦電特
性を有するフィルム片である保証書類の試験方法におい
て、前記保証書類内に埋設されたポリマー材料からなる
前記フィルム片を、機械的、熱的、または電気的エネル
ギに暴露し、そして前記フィルム片の圧電特性および/
または焦電特性によって生じ効果を適宜の検知器で試験
することを特徴とする保証書類の試験方法によって解決
される。
る保証書類、特に保証証紙、紙幣、身分証明書等であっ
て、前記書類の真実性を確認するために用いられる機械
的に試験可能な物理的特性を備える接合体またはシート
の形態の埋設された要素を有し、該要素は、ポリマー合
成材料からなるとともに圧電特性および/または焦電特
性を有するフィルム片である保証書類の試験方法におい
て、前記保証書類内に埋設されたポリマー材料からなる
前記フィルム片を、機械的、熱的、または電気的エネル
ギに暴露し、そして前記フィルム片の圧電特性および/
または焦電特性によって生じ効果を適宜の検知器で試験
することを特徴とする保証書類の試験方法によって解決
される。
【0009】本発明に使用されるフィルム自体は本来既
知である。該フィルムは、圧電特性および/または焦電
特性を有し、そしてその各面には導電性コーティングが
設けられる。それらの圧電特性により、機械的変形の場
合に前記導電性コーティング間には電位差が生じる。ま
た、もし前記導電性コーティングに電圧が印加されたと
すると、これは前記フィルムを変形させる。多くの既知
の圧電フィルムは、圧電特性だけでなく焦電特性も有す
る。すなわち、前記フィルムが加熱された際にも電位差
が前記導電性コーティング間で測定できる。
知である。該フィルムは、圧電特性および/または焦電
特性を有し、そしてその各面には導電性コーティングが
設けられる。それらの圧電特性により、機械的変形の場
合に前記導電性コーティング間には電位差が生じる。ま
た、もし前記導電性コーティングに電圧が印加されたと
すると、これは前記フィルムを変形させる。多くの既知
の圧電フィルムは、圧電特性だけでなく焦電特性も有す
る。すなわち、前記フィルムが加熱された際にも電位差
が前記導電性コーティング間で測定できる。
【0010】前記フィルムは、屈曲可能であるととも
に、10〜50μmの厚さに製造できる。それらは、所望幅
の接合体(thread)になるように切断でき、次にそれら
は、これらの良好な機械的特性に基づき、紙幣、身分証
明書、または他の保証書類内に埋設されるのに適するよ
うになる。
に、10〜50μmの厚さに製造できる。それらは、所望幅
の接合体(thread)になるように切断でき、次にそれら
は、これらの良好な機械的特性に基づき、紙幣、身分証
明書、または他の保証書類内に埋設されるのに適するよ
うになる。
【0011】本発明に用いる保証書類が基礎としている
思想、すなわち、圧電特性および/または焦電特性を有
するフィルムを保証接合体(safety thread) の形態で紙
幣、身分証明書、または他の金銭的有価品のような書類
の中へ埋設するという思想は、特に広範な種類のテスト
の可能性(方法)を提供する。多数の種類のこれらの可
能性があるということは、本発明に用いる保証書類の真
正品識別のための手段の特別な特性を検知するため、任
意の特別なケースにおいて、自動化された分野に特に良
く適する一種の試験方法を選択して使用できるというこ
とを意味する。
思想、すなわち、圧電特性および/または焦電特性を有
するフィルムを保証接合体(safety thread) の形態で紙
幣、身分証明書、または他の金銭的有価品のような書類
の中へ埋設するという思想は、特に広範な種類のテスト
の可能性(方法)を提供する。多数の種類のこれらの可
能性があるということは、本発明に用いる保証書類の真
正品識別のための手段の特別な特性を検知するため、任
意の特別なケースにおいて、自動化された分野に特に良
く適する一種の試験方法を選択して使用できるというこ
とを意味する。
【0012】したがって、前記保証接合体の機械的変形
により発生する圧電電圧を測定および評価することが可
能となる。この目的のため、前記保証書類は、前記保証
接合体の方向へ折り曲げられてもよく、あるいは簡単な
機械的急速振動を加えられてもよい。その後、結果とし
て発生する直流または交流電圧が、電極の役目をする前
記フィルム上に設置された導電性コーティングを介し
て、接触または非接触(例えばキャパシタを用いる)の
方法で取り出し得る。
により発生する圧電電圧を測定および評価することが可
能となる。この目的のため、前記保証書類は、前記保証
接合体の方向へ折り曲げられてもよく、あるいは簡単な
機械的急速振動を加えられてもよい。その後、結果とし
て発生する直流または交流電圧が、電極の役目をする前
記フィルム上に設置された導電性コーティングを介し
て、接触または非接触(例えばキャパシタを用いる)の
方法で取り出し得る。
【0013】また、焦電特性も機械的試験を行うために
用いることが可能である。この場合は、最初に、前記保
証接合体を含む前記書類の領域を加熱することが必要で
ある。これは、適宜の波長の赤外線を照射することによ
り都合よく行い得る。マイクロ波も、前記接合体を加熱
するための適切な手段である。なぜなら、それらは前記
フィルム材料により良く吸収されるからである。
用いることが可能である。この場合は、最初に、前記保
証接合体を含む前記書類の領域を加熱することが必要で
ある。これは、適宜の波長の赤外線を照射することによ
り都合よく行い得る。マイクロ波も、前記接合体を加熱
するための適切な手段である。なぜなら、それらは前記
フィルム材料により良く吸収されるからである。
【0014】機械・電気的または熱電気的変換に基づく
これらの方法は、例えば現金支払い機または自動販売機
において身分証明書または紙幣をテストするのに適す
る。なぜなら、この場合テスト自体は保証書類が一時的
にでも所定の場所にとどまった状態で行われるだからで
ある。すなわち、前記保証書類がテスト中に移動しない
からである。テストのために必要な機械的および電気的
構成要素は、比較的小さいハウジング内に収容でき、そ
れゆえテストは簡単な手動操作装置を用いて行なうこと
も可能である。さらに、同装置は、例えば銀行のカウン
ターまたはデパートの売り場等において用いることがで
きる。
これらの方法は、例えば現金支払い機または自動販売機
において身分証明書または紙幣をテストするのに適す
る。なぜなら、この場合テスト自体は保証書類が一時的
にでも所定の場所にとどまった状態で行われるだからで
ある。すなわち、前記保証書類がテスト中に移動しない
からである。テストのために必要な機械的および電気的
構成要素は、比較的小さいハウジング内に収容でき、そ
れゆえテストは簡単な手動操作装置を用いて行なうこと
も可能である。さらに、同装置は、例えば銀行のカウン
ターまたはデパートの売り場等において用いることがで
きる。
【0015】自動選別または自動領収証処理装置の場合
は、急速な非接触テストが有利である。なぜなら、書類
が高速で処理されるからである。この場合、例えば前記
保証接合体をその圧電特性に関してテストするため、超
音波の場に対する前記圧電フィルムの感応性を利用する
ことが可能である。超音波の場により生じる前記圧電フ
ィルムの変形は、交流電圧を生じさせ、この交流電圧は
適切に設置されたキャパシタプレートを介して、前記フ
ィルムの導電性コーティングから非接触の方法で取り出
し得る。また、前記キャパシタプレートを介して、前記
圧電フィルムの導電性コーティングに交流電圧を伝達す
ることも可能である。それにより、前記圧電フィルムは
振動を発生するとともに、同じ周波数の音波を発射し、
これは例えばマイクロフォンのような適宜の検知器を介
して検知される。
は、急速な非接触テストが有利である。なぜなら、書類
が高速で処理されるからである。この場合、例えば前記
保証接合体をその圧電特性に関してテストするため、超
音波の場に対する前記圧電フィルムの感応性を利用する
ことが可能である。超音波の場により生じる前記圧電フ
ィルムの変形は、交流電圧を生じさせ、この交流電圧は
適切に設置されたキャパシタプレートを介して、前記フ
ィルムの導電性コーティングから非接触の方法で取り出
し得る。また、前記キャパシタプレートを介して、前記
圧電フィルムの導電性コーティングに交流電圧を伝達す
ることも可能である。それにより、前記圧電フィルムは
振動を発生するとともに、同じ周波数の音波を発射し、
これは例えばマイクロフォンのような適宜の検知器を介
して検知される。
【0016】機械的、熱的、または電気的励起に基づく
圧電特性および焦電特性から生じる効果をテストするた
めに利用される前記の方法に加えて、他の物理的特性、
たとえばその導電性コーティングの導電性またはその光
学的透過性のような特性をテストすることもできる。も
し、真実性のテスト時に、複数の特性が含められるとと
もに、個々の結果が同時にウェートを置かれるとする
と、一方で、確認の信頼性を向上させることができると
ともに、他方で、偽造者が前記書類を模倣するのに必要
な努力が何倍以上にも増大する。
圧電特性および焦電特性から生じる効果をテストするた
めに利用される前記の方法に加えて、他の物理的特性、
たとえばその導電性コーティングの導電性またはその光
学的透過性のような特性をテストすることもできる。も
し、真実性のテスト時に、複数の特性が含められるとと
もに、個々の結果が同時にウェートを置かれるとする
と、一方で、確認の信頼性を向上させることができると
ともに、他方で、偽造者が前記書類を模倣するのに必要
な努力が何倍以上にも増大する。
【0017】
【実施例】本発明を添付図面を参照しながら以下の実施
例に基づいてより詳細に説明する。
例に基づいてより詳細に説明する。
【0018】図1は、印刷された写真(絵も含む)2を
有する保証証紙1を示している。この保証証紙1の内部
には、保証接合体3が埋設されている。この保証接合体
は、ストリップ(帯片)となるように切断され、かつ圧
電気および/または焦電気の特性を有するポリマーフィ
ルムからなっている。たとえば紙幣である前記保証証紙
内への前記保証接合体の埋設は、保証証紙技術において
知られている方法に従う前記紙幣の製造時に行なわれ
る。一般に複数の合成層から構成される身分証明書の場
合、前記保証接合体はこれらの層のうちの2つの間に挿
入され、これらの層は次の冷間もしくは高温積層処理に
より、それらの全表面にわたって互いに接合される。前
記高温積層処理の場合には、前記挿入された保証接合体
の物理的特性が高過ぎる温度により損なわれないように
注意すべきである。この方法により保証証紙または身分
証明書内に埋設された前記保証接合体は、視覚的に点検
されたときには、観察者に対し何ら特別の特徴を表さな
い。なぜなら、同一または類似の外観を持つ接合体は紙
幣においてよく知られているからである。
有する保証証紙1を示している。この保証証紙1の内部
には、保証接合体3が埋設されている。この保証接合体
は、ストリップ(帯片)となるように切断され、かつ圧
電気および/または焦電気の特性を有するポリマーフィ
ルムからなっている。たとえば紙幣である前記保証証紙
内への前記保証接合体の埋設は、保証証紙技術において
知られている方法に従う前記紙幣の製造時に行なわれ
る。一般に複数の合成層から構成される身分証明書の場
合、前記保証接合体はこれらの層のうちの2つの間に挿
入され、これらの層は次の冷間もしくは高温積層処理に
より、それらの全表面にわたって互いに接合される。前
記高温積層処理の場合には、前記挿入された保証接合体
の物理的特性が高過ぎる温度により損なわれないように
注意すべきである。この方法により保証証紙または身分
証明書内に埋設された前記保証接合体は、視覚的に点検
されたときには、観察者に対し何ら特別の特徴を表さな
い。なぜなら、同一または類似の外観を持つ接合体は紙
幣においてよく知られているからである。
【0019】図2は、保証証紙1の断面を示し、保証証
紙1は証紙層5および6間に埋設された保証接合体3を
有している。なお、図示を明瞭にするため厚さ関係は正
しく示されていない。
紙1は証紙層5および6間に埋設された保証接合体3を
有している。なお、図示を明瞭にするため厚さ関係は正
しく示されていない。
【0020】前記保証接合体は、10〜50μm、好ましく
は15〜30μmの厚さを有する。前記保証証紙のシート厚
は、ほぼ 100μmである。そのような保証接合体の幅
は、普通は 0.4〜 1.5mmであるが、 0.6〜 1.0mmの
範囲の値を用いるのが好ましい。前記フィルム材料は、
当該材料に電荷を与えるため、またはこれから電荷を除
去するため、各面に導電性コーティング(金属化)4を
施されている。導電性コーティング4は、真空蒸着、積
層、もしくは他の適宜の方法により、前記フィルムの全
表面を被覆するように、または断続的な状態で、前記フ
ィルムに着設させることができる。また、透明な半導体
金属酸化物を真空蒸着することも可能である。この方法
により製造された保証接合体はその後透明なままとな
り、それゆえ前記証紙内で、あるいは他の任意の金銭的
に価値のある支払い手段内において、それを検出するこ
とは困難となり、また或る場合においては全く検出され
ない。
は15〜30μmの厚さを有する。前記保証証紙のシート厚
は、ほぼ 100μmである。そのような保証接合体の幅
は、普通は 0.4〜 1.5mmであるが、 0.6〜 1.0mmの
範囲の値を用いるのが好ましい。前記フィルム材料は、
当該材料に電荷を与えるため、またはこれから電荷を除
去するため、各面に導電性コーティング(金属化)4を
施されている。導電性コーティング4は、真空蒸着、積
層、もしくは他の適宜の方法により、前記フィルムの全
表面を被覆するように、または断続的な状態で、前記フ
ィルムに着設させることができる。また、透明な半導体
金属酸化物を真空蒸着することも可能である。この方法
により製造された保証接合体はその後透明なままとな
り、それゆえ前記証紙内で、あるいは他の任意の金銭的
に価値のある支払い手段内において、それを検出するこ
とは困難となり、また或る場合においては全く検出され
ない。
【0021】本発明に用いるのに適する圧電特性および
焦電特性を持ったフィルム材料は、例えばポリ弗化ビニ
リデン(PVDF)である。これは、今まで知られてい
る全物質の中で最も大きい圧電および焦電係数を有す
る。PVDFは、3つの異なるα、βおよびγ相に結晶
化する。前記物質が冷却時に溶融状態から結晶化する一
般的α相は、極特性を持たず、それゆえここでは圧電特
性が生じない。前記フィルムを機械的に変形させると、
その間に同フィルムは1または2方向に方向性が与えら
れ、それによりポリマーのチェーンに方向性が与えら
れ、その結果前記物質はβ相へ変換される。極性を与え
るため、前記フィルム材料は各面を電気的導性材料で被
覆される。このように導電性コーティングを設けられた
前記フィルムは、次に約1MV/cmの電界に置かれ
て、80〜 120℃に加熱され、そして前記電界を維持した
まま冷却される。極性はこの処理により「凍結」され、
この後、前記フィルムは所望の圧電特性および焦電特性
を有するようになる。
焦電特性を持ったフィルム材料は、例えばポリ弗化ビニ
リデン(PVDF)である。これは、今まで知られてい
る全物質の中で最も大きい圧電および焦電係数を有す
る。PVDFは、3つの異なるα、βおよびγ相に結晶
化する。前記物質が冷却時に溶融状態から結晶化する一
般的α相は、極特性を持たず、それゆえここでは圧電特
性が生じない。前記フィルムを機械的に変形させると、
その間に同フィルムは1または2方向に方向性が与えら
れ、それによりポリマーのチェーンに方向性が与えら
れ、その結果前記物質はβ相へ変換される。極性を与え
るため、前記フィルム材料は各面を電気的導性材料で被
覆される。このように導電性コーティングを設けられた
前記フィルムは、次に約1MV/cmの電界に置かれ
て、80〜 120℃に加熱され、そして前記電界を維持した
まま冷却される。極性はこの処理により「凍結」され、
この後、前記フィルムは所望の圧電特性および焦電特性
を有するようになる。
【0022】例えば接合体の形態で保証書類中に設けら
れた上記のフィルム片は、多くの種々な方法を用いてテ
ストすることができる。機械的張力の形で前記接合体に
作用する機械的エネルギ、または激しい上下動または振
動を前記保証接合体の内部の電気エネルギに変換するこ
とが可能である。これは、折り曲げの場合には直流電圧
として、また激しい上下動の場合には電圧のパルスとし
て、振動の場合には等しい周波数の交流電圧として、前
記接合体から取り出すことができる。前記電圧を取りだ
すため、接触方法を選択することができる。直接の接触
を容易にするため、前記保証接合体は、接触のための充
分な領域が同保証接合体上で自由にアクセス可能となる
ように、埋設されてもよい。前記保証接合体は、この目
的のため既知の方法に従い、ペーパーウェブから得られ
る各個別のコピーのため各面における接触が可能となる
ように、埋設されるべきである。
れた上記のフィルム片は、多くの種々な方法を用いてテ
ストすることができる。機械的張力の形で前記接合体に
作用する機械的エネルギ、または激しい上下動または振
動を前記保証接合体の内部の電気エネルギに変換するこ
とが可能である。これは、折り曲げの場合には直流電圧
として、また激しい上下動の場合には電圧のパルスとし
て、振動の場合には等しい周波数の交流電圧として、前
記接合体から取り出すことができる。前記電圧を取りだ
すため、接触方法を選択することができる。直接の接触
を容易にするため、前記保証接合体は、接触のための充
分な領域が同保証接合体上で自由にアクセス可能となる
ように、埋設されてもよい。前記保証接合体は、この目
的のため既知の方法に従い、ペーパーウェブから得られ
る各個別のコピーのため各面における接触が可能となる
ように、埋設されるべきである。
【0023】多層の身分証明書においては、保証接合体
の各端部を積層体の表面上へ出すようにしてもよい。あ
るいは、例えば、空のままにしておくかまたは導電性材
料を満たした適宜の開口を有するカバー層を前記保証接
合体に重ねるようにすることもできる。後者の場合、前
記証明書は、前記開口が汚損されないように連続した滑
らかな表面を有する。
の各端部を積層体の表面上へ出すようにしてもよい。あ
るいは、例えば、空のままにしておくかまたは導電性材
料を満たした適宜の開口を有するカバー層を前記保証接
合体に重ねるようにすることもできる。後者の場合、前
記証明書は、前記開口が汚損されないように連続した滑
らかな表面を有する。
【0024】図3は、前記接合体の機械的折り曲げによ
り発生する圧電電圧を測定するための試験装置を概略的
に示している。この目的のため、電極12,13が保証接合
体3の導電性コーティング4上に置かれる。前記各電極
は例えば電荷増幅器14を介して測定装置15に接続され
る。図示されてない折り曲げ装置を介して、前記ストリ
ップは例えば矢印7の方向へ1回または数回折り曲げら
れる。前記接合体の機械的変形により発生する圧電電圧
は、前記測定装置の助けにより表示することができる。
り発生する圧電電圧を測定するための試験装置を概略的
に示している。この目的のため、電極12,13が保証接合
体3の導電性コーティング4上に置かれる。前記各電極
は例えば電荷増幅器14を介して測定装置15に接続され
る。図示されてない折り曲げ装置を介して、前記ストリ
ップは例えば矢印7の方向へ1回または数回折り曲げら
れる。前記接合体の機械的変形により発生する圧電電圧
は、前記測定装置の助けにより表示することができる。
【0025】いわゆる二形態フィルムを用いることによ
り、比較的高い電圧を得ることができる。これらのフィ
ルムは、2つの重なり合い、かつ単一の軸方向に方向性
を与えられた圧電フィルムから構成され、これらの圧電
フィルムの極性の方向は反対である。得ることができる
電圧Vは、次の公式により計算することができる。
り、比較的高い電圧を得ることができる。これらのフィ
ルムは、2つの重なり合い、かつ単一の軸方向に方向性
を与えられた圧電フィルムから構成され、これらの圧電
フィルムの極性の方向は反対である。得ることができる
電圧Vは、次の公式により計算することができる。
【0026】
【数1】
【0027】V=電圧 g31=圧電延長係数 Y=ヤング率 t=前記フィルムの厚さ L=前記フィルムの長さ S=自由端の偏向量 PVDFフィルム(ポリ弗化ビニリデン)であって、g
31= 0.17 Vm/N、y= 2.710N/m2 、厚さが30μ
m、および長さが70mmであるものを用いると、その自
由端が3cmだけ偏向されるとき、約4Vの電圧が結果
として得られる。
31= 0.17 Vm/N、y= 2.710N/m2 、厚さが30μ
m、および長さが70mmであるものを用いると、その自
由端が3cmだけ偏向されるとき、約4Vの電圧が結果
として得られる。
【0028】図3に示されている測定構造は、焦電効果
の数値を求めるためにも使用することができる。この場
合、前記フィルムは機械的に変形される代わりに加熱さ
れる。使用される加熱源は、例えばIRまたはマイクロ
波放射器であってもよい。得ることができる焦電電圧
は、前記フィルム・ストリップの温度変化に比例すると
ともに、次の公式により計算することができる。
の数値を求めるためにも使用することができる。この場
合、前記フィルムは機械的に変形される代わりに加熱さ
れる。使用される加熱源は、例えばIRまたはマイクロ
波放射器であってもよい。得ることができる焦電電圧
は、前記フィルム・ストリップの温度変化に比例すると
ともに、次の公式により計算することができる。
【0029】
【数2】
【0030】V=電圧 p=焦電係数 t=厚さ △T=温度変化 ε=誘電率 10μmの厚さを有するPVDFフィルム(ε=15、p=
−40μC/mK)を用いると、温度変化が1℃のとき、
約 3.5Vの焦電電圧が結果として得られる。したがっ
て、前記フィルムの金属コーティングは、入射放射線の
吸収力が増大するように設計することもできる。適当な
コーテイング材料は、例えば黒化された金またはビスマ
スの層であり、これらは、高いワイド・バンド吸収応答
性と良好な電導性とを特徴とする。
−40μC/mK)を用いると、温度変化が1℃のとき、
約 3.5Vの焦電電圧が結果として得られる。したがっ
て、前記フィルムの金属コーティングは、入射放射線の
吸収力が増大するように設計することもできる。適当な
コーテイング材料は、例えば黒化された金またはビスマ
スの層であり、これらは、高いワイド・バンド吸収応答
性と良好な電導性とを特徴とする。
【0031】一方、前記圧電フィルムの一面には、透明
または半透明の導電性コーティングを設けることも可能
である。この場合、入射放射線は前記ポリマー材料に侵
入し、8〜11μmの波長の範囲における前記ポリマー材
料(PVDF)の強い吸収力によって、急速な温度変化
が起こり得る。前記フィルムの一面における前記金属コ
ーティングは、よく反射する層であるべきで、その結果
前記放射線の透過してきた部分は再び前記材料中へ反射
される。
または半透明の導電性コーティングを設けることも可能
である。この場合、入射放射線は前記ポリマー材料に侵
入し、8〜11μmの波長の範囲における前記ポリマー材
料(PVDF)の強い吸収力によって、急速な温度変化
が起こり得る。前記フィルムの一面における前記金属コ
ーティングは、よく反射する層であるべきで、その結果
前記放射線の透過してきた部分は再び前記材料中へ反射
される。
【0032】前記各ポリマーフィルムの各導電性コーテ
ィング間の圧電電圧または焦電電圧の接触測定に加え
て、例えば容量を用いる方法(capacitive manner) によ
り、非接触状態で電荷または電圧の数値を求めることも
可能である。
ィング間の圧電電圧または焦電電圧の接触測定に加え
て、例えば容量を用いる方法(capacitive manner) によ
り、非接触状態で電荷または電圧の数値を求めることも
可能である。
【0033】あるいは、図4に示されているように、発
生器9により制御される伝達器19の助けにより、音響エ
ネルギを前記接合体に作用させるようにしてもよい。こ
の場合、前記音響の周波数に類似する交流電圧が前記保
証接合体上に発生し、これを同一性の確認のために用い
ることができる。前記保証接合体には、超音波の範囲の
音響周波数すなわち約40〜400kHz 周波数を作用させる
と、特に有利であることが証明される。結果として得ら
れる高い周波数の交流電圧は、非接触の方法により前記
接合材料の外部へ効果的に連結させることができる。こ
の目的のため、2つまたはそれ以上の直列に接続された
キャパシタプレート(capacitor plate)17 ,18が、適宜
の方法により保証接合体3に沿って置かれ、その結果、
後者は結果的に生じる電気的影響により高い周波数の交
流電圧に晒される。前記伝達器の周波数に同調させるこ
とができる共振回路を得るため、前記キャパシタにイン
ダクタンス・コイルまたはオーム抵抗器を接続するのが
好都合であると思われる。
生器9により制御される伝達器19の助けにより、音響エ
ネルギを前記接合体に作用させるようにしてもよい。こ
の場合、前記音響の周波数に類似する交流電圧が前記保
証接合体上に発生し、これを同一性の確認のために用い
ることができる。前記保証接合体には、超音波の範囲の
音響周波数すなわち約40〜400kHz 周波数を作用させる
と、特に有利であることが証明される。結果として得ら
れる高い周波数の交流電圧は、非接触の方法により前記
接合材料の外部へ効果的に連結させることができる。こ
の目的のため、2つまたはそれ以上の直列に接続された
キャパシタプレート(capacitor plate)17 ,18が、適宜
の方法により保証接合体3に沿って置かれ、その結果、
後者は結果的に生じる電気的影響により高い周波数の交
流電圧に晒される。前記伝達器の周波数に同調させるこ
とができる共振回路を得るため、前記キャパシタにイン
ダクタンス・コイルまたはオーム抵抗器を接続するのが
好都合であると思われる。
【0034】前記伝達器および受信器の信号は、受信さ
れた信号が評価されるときに外乱または虚偽の部分を消
去もしくは制御するような要領で、相関要素10を介して
処理されることが可能である。前記音波の大部分は前記
証紙の表面により反射されるので、超音波源を前記証紙
の表面に直接置くことができ、それにより損失の多い空
気−証紙間の伝達が回避される。
れた信号が評価されるときに外乱または虚偽の部分を消
去もしくは制御するような要領で、相関要素10を介して
処理されることが可能である。前記音波の大部分は前記
証紙の表面により反射されるので、超音波源を前記証紙
の表面に直接置くことができ、それにより損失の多い空
気−証紙間の伝達が回避される。
【0035】いま記載した方法とは反対に、電圧または
交流電界を前記接合体材料に作用させてもよい。必要な
電圧は、発生器20により発生されるとともに、前記圧電
フィルムの導電性コーティングへ直接与えられ、あるい
は連結される。後者の場合、キャパシタプレート8が前
記保証接合体に沿って配置され、あるいは前記保証接合
体が2つのキャパシタプレート8間に向けられる。前記
保証接合体が、前記キャパシタプレート間に形成される
交流電界を通過するとき、同保証接合体は周期的に変形
されるとともに、音響周波数を発射するように刺激され
る。圧電材料からなる前記保証接合体には、例えば50k
Hz の交流電圧を作用させるのが有益であり、その後、
前記保証接合体は同じ周波数の音波を放出する。それか
ら、マイクロフォンの原理に従って構成された検知器11
が、前記放出された音響の周波数を検出するのに適す
る。前記保証接合体の寸法に応じて、前記放出された周
波数のさらに高い高周波(高調波)も発生し、これは前
記接合体の寸法に依存するとともに、同接合体の同一性
確認を可能にする。
交流電界を前記接合体材料に作用させてもよい。必要な
電圧は、発生器20により発生されるとともに、前記圧電
フィルムの導電性コーティングへ直接与えられ、あるい
は連結される。後者の場合、キャパシタプレート8が前
記保証接合体に沿って配置され、あるいは前記保証接合
体が2つのキャパシタプレート8間に向けられる。前記
保証接合体が、前記キャパシタプレート間に形成される
交流電界を通過するとき、同保証接合体は周期的に変形
されるとともに、音響周波数を発射するように刺激され
る。圧電材料からなる前記保証接合体には、例えば50k
Hz の交流電圧を作用させるのが有益であり、その後、
前記保証接合体は同じ周波数の音波を放出する。それか
ら、マイクロフォンの原理に従って構成された検知器11
が、前記放出された音響の周波数を検出するのに適す
る。前記保証接合体の寸法に応じて、前記放出された周
波数のさらに高い高周波(高調波)も発生し、これは前
記接合体の寸法に依存するとともに、同接合体の同一性
確認を可能にする。
【0036】上記した試験方法と同様に、励起信号およ
び測定信号は、外乱または虚偽的な影響を排除して、適
宜の相関要素10において相関付けて評価を行うこともで
きる。
び測定信号は、外乱または虚偽的な影響を排除して、適
宜の相関要素10において相関付けて評価を行うこともで
きる。
【0037】さらに、超音波の場により発生された前記
圧電電圧は、磁気的な交流の場を発生させるためにも用
いることが可能である。前記圧電フィルムの電極は、電
機子の環線(armature loop) に接続される。この電機子
の環線は、幾つかの求心的に配置された環線からなるこ
とが可能であるとともに、例えば、前記圧電フィルムを
導電性材料で選択的に被覆することにより前記圧電フィ
ルムの一面に設けられる。超音波の場の効果の下で発生
される電磁場は、例えば適切に構成されたヘルムホルツ
(Heimhoitz )のコイルを通過する際などに検知し得
る。このように、このテスト方法も迅速かつ非接触の試
験を可能にする。
圧電電圧は、磁気的な交流の場を発生させるためにも用
いることが可能である。前記圧電フィルムの電極は、電
機子の環線(armature loop) に接続される。この電機子
の環線は、幾つかの求心的に配置された環線からなるこ
とが可能であるとともに、例えば、前記圧電フィルムを
導電性材料で選択的に被覆することにより前記圧電フィ
ルムの一面に設けられる。超音波の場の効果の下で発生
される電磁場は、例えば適切に構成されたヘルムホルツ
(Heimhoitz )のコイルを通過する際などに検知し得
る。このように、このテスト方法も迅速かつ非接触の試
験を可能にする。
【0038】前記圧電特性または焦電特性の測定結果
は、評価中に、例えば前記フィルム・コーティングの導
電性のような他の測定結果と組み合わせることもできる
し、あるいは前記フィルムの光学的特性の試験結果(種
々なスペクタクル範囲における透過性)と組み合わせる
こともできる。
は、評価中に、例えば前記フィルム・コーティングの導
電性のような他の測定結果と組み合わせることもできる
し、あるいは前記フィルムの光学的特性の試験結果(種
々なスペクタクル範囲における透過性)と組み合わせる
こともできる。
【0039】異なる個々の結果を連関させることによ
り、あるいはそれらに同時にウェートを置くことによ
り、真正品識別のための手段を模倣するのに必要な労力
を増大させることができる。なぜなら、この場合前記フ
ィルムは幾つかの条件を同時に満たさなければならない
からである。
り、あるいはそれらに同時にウェートを置くことによ
り、真正品識別のための手段を模倣するのに必要な労力
を増大させることができる。なぜなら、この場合前記フ
ィルムは幾つかの条件を同時に満たさなければならない
からである。
【図1】本発明に用いる保証書類の一例の平面図
【図2】本発明に用いる保証書類の一例の断面図
【図3】試験装置の概略図
【図4】他の試験装置の概略図
【図5】さらに他の試験装置の概略図
1 保証証紙 2 写真 3 保証接合体 4 導電性コーティング 5,6 証紙層 7 矢印 8 キャパシタプレート 9 発生器 10 相互関係要素 11 検知器 12,13 電 極 14 電荷増幅器 15 測定装置 17,18 キャパシタプレート 19 伝達器 20 発生器
Claims (12)
- 【請求項1】 保証書類、特に保証証紙、紙幣、身分証
明書等であって、前記書類の真実性を確認するために用
いられる機械的に試験可能な物理的特性を備える接合体
またはシートの形態の埋設された要素を有し、該要素
は、ポリマー合成材料からなるとともに圧電特性および
/または焦電特性を有するフィルム片である保証書類の
試験方法において、前記保証書類内に埋設されたポリマ
ー材料からなる前記フィルム片を、機械的、熱的、また
は電気的エネルギに暴露し、そして前記フィルム片の圧
電特性および/または焦電特性によって生じる効果を適
宜の検知器で試験することを特徴とする保証書類の試験
方法。 - 【請求項2】 前記保証書類内に埋設されたフィルム片
を、折り曲げ装置または加圧装置により機械的に変形
し、その結果として生じる圧電電圧を、前記フィルム片
の各面に設けられた導電性コーティングを介して取り出
すことを特徴とする請求項1記載の記載の方法。 - 【請求項3】 前記変形が何度か連続して行なわれ、そ
の結果生じる圧電電圧のパルスが測定され評価されるこ
とを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記フィルム片を加熱し、その結果前記
導電性コーティング上に発生する圧電電位差を測定し評
価することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記加熱が、IRまたはマイクロ波の範
囲の電磁波を照射することにより行なわれることを特徴
とする請求項4記載記載の方法。 - 【請求項6】 前記圧電および/または焦電電圧が、非
接触の方法で取り出されることを特徴とする請求項2,
3または4のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 前記フィルム片が、好ましくは40〜400k
Hz の周波数範囲における超音波の場に暴露され、そし
てその機械的変形により前記導電性コーティング上に生
じる同じ周波数の交流電圧が測定され評価されることを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記同じ周波数の交流電圧が、前記フィ
ルム片の領域に配置されたキャパシタプレートを介し
て、外部へ非接触の状態で連結されることを特徴とする
請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 前記フィルム片が交流電界に暴露され、
その結果前記フィルム片により発射される音波が、適宜
の受信器を介して測定され評価されることを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 前記交流電界が、前記フィルム片の領
域に配置されたキャパシタプレートを介して連結される
ことを特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 対応する検知器により受信される測定
信号が、評価のため、圧電効果または焦電効果を引き起
す励起信号と相関付けられることを特徴とする請求項1
記載の方法。 - 【請求項12】 前記圧電特性および/または焦電特性
の試験に加えて、前記埋設されたフィルム片の導電性お
よび/またはその光学的透過性等の物性がさらに試験さ
れ、そして1つまたはそれ以上の測定効果が、単独で、
または所定の所望値と組合わされて比較されることを特
徴とする請求項1記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3421041.5 | 1984-06-06 | ||
DE19843421041 DE3421041A1 (de) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | Sicherheitsdokumente und verfahren zur pruefung derselben |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122384A Division JPH0673998B2 (ja) | 1984-06-06 | 1985-06-05 | 保証書類 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236474A true JPH06236474A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=6237740
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122384A Expired - Lifetime JPH0673998B2 (ja) | 1984-06-06 | 1985-06-05 | 保証書類 |
JP5321636A Pending JPH06236474A (ja) | 1984-06-06 | 1993-12-21 | 保証書類の試験方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122384A Expired - Lifetime JPH0673998B2 (ja) | 1984-06-06 | 1985-06-05 | 保証書類 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4763927A (ja) |
EP (1) | EP0166273B1 (ja) |
JP (2) | JPH0673998B2 (ja) |
AT (1) | ATE70647T1 (ja) |
DE (2) | DE3421041A1 (ja) |
ES (1) | ES8702013A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE19926010C2 (de) * | 1999-06-08 | 2003-01-30 | Bundesdruckerei Gmbh | Wert- und Sicherheitsdokument mit Sicherheitsmerkmal mit Piezo-Effekt-basierten Eigenschaften und dazugehöriges Nachweisverfahren |
JP4757967B2 (ja) * | 1999-08-05 | 2011-08-24 | 株式会社ジェイエスピー | 積層シート及び容器 |
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CN100425457C (zh) * | 2002-01-10 | 2008-10-15 | 联邦印刷有限公司 | 带有开关的有价证券或安全文件 |
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DE20200358U1 (de) * | 2002-01-10 | 2003-05-22 | Bundesdruckerei GmbH Rechts- und Patentangelegenheiten, 10969 Berlin | Wert- oder Sicherheitsdokument mit LED-Elementen |
AU2002356666A1 (en) | 2002-01-10 | 2003-07-24 | Bundesdruckerei Gmbh | Valuable document or security document comprising a seebeck or peltier element |
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