JPH06236394A - 自然言語自動翻訳装置 - Google Patents

自然言語自動翻訳装置

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JPH06236394A
JPH06236394A JP5020175A JP2017593A JPH06236394A JP H06236394 A JPH06236394 A JP H06236394A JP 5020175 A JP5020175 A JP 5020175A JP 2017593 A JP2017593 A JP 2017593A JP H06236394 A JPH06236394 A JP H06236394A
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JP
Japan
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expression
sentence
expression pattern
source language
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Pending
Application number
JP5020175A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsuo
義博 松尾
Satoshi Shirai
諭 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH06236394A publication Critical patent/JPH06236394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、複数述語を記述した表現パ
ターンを用いることにより、重文の原言語文を単文とし
て出力することができる自然言語自動翻訳装置を提供す
ることである。 【構成】本発明は、複数の述語を含む文を翻訳する場合
に、原言語文の主節の述語、主節の格要素と従属節から
なる表現パターンに対応する目的言語の表現パターンを
予め格納した表現対訳辞書7と、表現対訳辞書7を用い
て原言語の表現パターンを目的言語の表現パターンに変
換する表現パターン変換手段と、目的言語の表現パター
ンを用いて目的言語の文を生成する手段とを変換手段3
に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然言語自動翻訳装置
に係り、特に、入力された自然言語(原言語)の文を別
の自然言語(目的言語)の文に自動的に翻訳する自然言
語自動翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自然言語翻訳の技術としては、い
わゆる結合価パターンの考え方に基づいたものが知られ
ている(特開昭61−232826)。
【0003】この技術では、まず、原言語文を述語中心
の部分構造に分割する。次に分割された各部分構造の述
語と格要素の組み合わせに基づいて原言語と目的言語の
対応を取り、目的言語の部分構造を生成する。続いて、
それぞれの部分構造を目的言語の接続語で連結し、目的
言語文を生成する。
【0004】ここで、例文として、原言語文(日本語)
『高速道路が開通したので、所要時間が縮まった』を、
目的言語を英語として翻訳する場合を考える。
【0005】この例文において、述語中心の部分構造に
分割すると、(a)『開通した』 ので (b)
『縮まった』となり、格要素「高速道路」の述語となる
ものは、「開通した」であり、格要素である「所要時
間」の述語となるものは「縮まった」である。まず、
(a)「高速道路」+“が”+「開通した」を目的言語
に翻訳すると、『Highway has opened』となり、次に
(b)「所要時間」+“が”+「縮まった」を目的言語
に翻訳すると、『Traveling time reduced』となり、次
に、目的言語の接続語「and 」で接続すると『Highway
has opened, and traveling time reduced 』という目
的言語文を作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では原言語で複数述語を含む重文であったものは、
目的語文においても、各述語中心の部分構造をそれぞれ
翻訳した後に連結するため、原言語で重文であったもの
は目的言語でも重文に翻訳され、その他の構造の訳文
(単文)には翻訳されない。このため、目的言語として
は単文がより自然な場合でも重文の出力しか得られず、
人手での修正が必要となる。
【0007】上記の従来の例においては、『所要時間が
縮まった』の原因となるものは『高速道路が開通した』
であるので、原因利用接続の1つの構文とされるべきも
のである。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、複数述語を記述した表現パターンを用いることによ
り、重文の原言語文を単文として出力することができる
自然言語自動翻訳装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明は、翻訳対象の原
言語の解析手段と、翻訳目的言語の生成手段と、該翻訳
対象の原言語と該翻訳目的言語間の変換手段とを含む自
然言語自動翻訳装置において、複数の述語を含む文を翻
訳する場合に、原言語文の主節の述語と、主節の格要
素、従属節からなる表現パターンに対応する目的言語の
表現パターンを予め格納した表現対訳辞書と、表現対訳
辞書を用いて原言語の表現パターンを目的言語の表現パ
ターンに変換する表現パターン変換手段と、目的言語の
表現パターンを用いて目的言語の文を生成する手段とを
変換手段に含む。
【0010】
【作用】本発明は、原言語文が複数の述語を含む文であ
る場合に、原言語文の主節の述語と、格要素、従属節か
らなる表現パターンに対応する目的言語の表現パターン
を予め格納した表現対訳辞書を用いることにより、目的
言語の表現パターンに基づいて目的言語文を生成するた
め、原言語文で重文であった文を目的言語で単文として
訳出することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例の自然言語自動翻
訳装置の概略構成を示す。同図に示す自然言語自動翻訳
装置は、入力部1、解析部2、変換部3、生成部4、出
力部5、解析辞書6、表現対訳辞書7及び、生成辞書8
から構成される。
【0013】入力部1から入力された原言語の文は、解
析部2で解析辞書6を参照して原言語構造に解析され、
変換部3に出力される。変換部3は、原言語文の主節の
述語と、主節の格要素、従属節からなる表現パターンに
対応する目的言語の表現パターンを予め納めた表現対訳
辞書7を参照して、原言語の文を目的言語の表現パター
ンに変換する。生成部4は変換部3で変換された目的言
語の表現パターンを得ると、目的言語の表現パターンを
用いて目的言語の文を生成して、出力部5に出力する。
【0014】図2は本発明の一実施例の表現対訳辞書の
構成を示す。同図では原言語が日本語、目的言語が英語
の場合を取り上げる。
【0015】表現対訳辞書7には、日本語表現パターン
71と、それに対応する英語表現パターン74が記載さ
れる。日本語表現パターン71中には、日本語表現の構
成要素72と共に条件73が記述される。例えば、構成
要素“A”の条件として“述語である・自動詞である・
意味属性が属性変化である・他動詞に変形することがで
きる”等が記述される。
【0016】英語表現パターン74中には、構成要素7
2をもとに生成する英語表現構造が記述される。例え
ば、パターン番号100においては、“Cの名詞句変形
+Aの他動詞変形+Bの目的格変形”等が記述される。
【0017】図3は本発明の一実施例の変換部の動作を
示すフローチャートである。
【0018】ステップ210:変換部3は、解析部2か
ら原言語構造の表現パターンが入力されると、まず、表
現対訳辞書7からパターンを1つ取り出す。
【0019】ステップ220:もし、解析部2から入力
された表現パターンに表現対訳辞書7に対応する表現パ
ターンがなければ、ステップ280に移行する。
【0020】ステップ230:解析部2からの表現パタ
ーンに対応する表現パターンが表現対象辞書7にあれ
ば、原言語の述語を、表現対訳辞書7の原言語表現パタ
ーンの条件欄73に「述語である」と記載された構成要
素に設定する。
【0021】ステップ240:その述語が同条件欄73
に記載されたその他の条件を満たすかを調べる。条件が
満たされなければ、ステップ210に戻り、次の表現パ
ターンについての処理を行なう。
【0022】ステップ250:ステップ240におい
て、条件が満たされていれば、原言語の述語に係ってい
る格要素と、表現パターン中のその他の構成要素の比較
を行なう。
【0023】ステップ260:すべての構成要素が満た
されていればステップ270の処理を行い、満たされて
いなければステップ210の処理に戻る。
【0024】ステップ270:表現対訳辞書7の目的言
語表現パターンを取り出し、目的言語構造とする。
【0025】ステップ280:生成部4に出力され、そ
のまま目的言語構造に変換する。
【0026】次に、原言語が日本語で目的言語が英語の
場合において、『高速道路が開通したので、所要時間が
縮まった』を翻訳する場合を例にとって動作を説明す
る。
【0027】図4は本発明の一実施例の言語解析の結果
の構造を示す図(その1)である。
【0028】例文『高速道路が開通したので、所要時間
が縮まった』は、解析部2で図4に示すように解析され
る。
【0029】同図によれば、『開通した』が『縮まっ
た』の従属節で、両者の接続属性が“原因理由接続”で
結ばれていることを表している。この例について、上記
の図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0030】・まず、上記のステップ210の処理にお
いて、表現対訳辞書7からパターン100を取り出し、
ステップ220の条件を満たす。
【0031】・ステップ230で構成要素Aに『縮まっ
た』が設定される。
【0032】・ステップ240での表現対訳辞書7の日
本語表現パターン71の条件73が“自動詞である”・
“意味属性が属性変化である”・“他動詞に変形するこ
とができる”の各条件が調べられ、条件が満たされる。
【0033】・ステップ250で『所要時間』が構成要
素Bの条件に合致し、『高速道路が開通した』が構成要
素Cの条件“従属節である”・“接続属性は「原因理
由」である”・“この節の述語は名詞ではない”・“名
詞句に変形することができる”に合致する。従って、ス
テップ260の条件を満たす。
【0034】・ステップ270で英語表現パターンを取
り出し、結果として例えば、『opening of highway』+
『reduced 』+『traveling time』を得る。
【0035】図5は本発明の一実施例の原言語解析結果
の構造を示す図(その2)である。
【0036】例文が以下のような場合も同様に動作す
る。
【0037】『高速道路が開通したので、我々は速く着
ける。』解析部2で図5に示すように解析される。同図
によれば、『開通した』が『着ける』の従属節で、両者
の接続属性が“原因理由接続”で結ばれていることを表
している。また、格要素は助詞を『は』とする『我々』
であり、『速く』という副詞を含む。
【0038】この例について、上記の図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0039】・まず、ステップ210で表現対象辞書7
からパターン100を取り出し、ステップ220の条件
を満たす。
【0040】・ステップ230で構成要素Aに「着け
る」が設定される。
【0041】・ステップ240で「意味属性が属性変化
である」の条件と比較され、満たされないため、ステッ
プ210に戻る。
【0042】・ステップ210で次のパターン110を
取り出し、ステップ220の条件を満たす。
【0043】・ステップ230で構成要素Aに「着け
る」が設定される。
【0044】・ステップ240で日本語表現パターン7
1の条件73の“自動詞である”・“可能の様相を持
つ”・“否定の様相を持たない”の各条件が調べられ、
それらの条件が満たされる。
【0045】・ステップ250で「我々」が構成要素B
の条件に合致する。従ってステップ260の条件を満た
す。
【0046】・ステップ270で英語表現パターンを取
り出し、結果として例えば、『opening of highway』+
『enabled 』+『us』+『to arrive faster』を得る。
【0047】このように、原言語文が『開通した』『着
ける』等の複数の述語を含む『高速道路が開通したの
で、我々は速く着ける。』という文である場合でも、原
言語の主節『我々は速く着ける。』の述語『着ける』
と、格要素『我々は』、従属節『開通した』からなる表
現パターンに対応する目的言語の表現パターンを予め格
納してる表現対訳辞書7を用いることにより目的言語文
を生成することができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数述語
を記述した原言語が重文であった文でも複数述語を記述
した表現パターンを用いることにより、単文の目的言語
として訳出することができる。従って、人手での修正に
要する手間が削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自然言語自動翻訳装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の一実施例の表現対訳辞書の構成を示す
図である。
【図3】本発明の一実施例の変換部の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の一実施例の原言語解析結果の構造を示
す図(その1)である。
【図5】本発明の一実施例の原言語解析結果の構造を示
す図(その2)である。
【符号の説明】
1 入力部 2 解析部 3 変換部 4 生成部 5 出力部 6 解析辞書 7 表現対訳辞書 8 生成辞書 71 日本語表現パターン 72 構成要素 73 条件 74 英語表現パターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翻訳対象の原言語の解析手段と、翻訳目
    的言語の生成手段と、該翻訳対象の原言語と該翻訳目的
    言語間の変換手段とを含む自然言語自動翻訳装置におい
    て、 複数の述語を含む文を翻訳する場合に、 原言語文の主節の述語と、主節の格要素、従属節からな
    る表現パターンに対応する目的言語の表現パターンを予
    め格納した表現対訳辞書と、 該表現対訳辞書を用いて原言語の表現パターンを目的言
    語の表現パターンに変換する表現パターン変換手段と、 該目的言語の表現パターンを用いて目的言語の文を生成
    する手段とを該変換手段に含むことを特徴とする自然言
    語自動翻訳装置。
JP5020175A 1993-02-08 1993-02-08 自然言語自動翻訳装置 Pending JPH06236394A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5020175A JPH06236394A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 自然言語自動翻訳装置

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JP5020175A JPH06236394A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 自然言語自動翻訳装置

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JPH06236394A true JPH06236394A (ja) 1994-08-23

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JP5020175A Pending JPH06236394A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 自然言語自動翻訳装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039711A1 (fr) * 1997-03-04 1998-09-11 Hiroshi Ishikura Systeme d'analyse du langage et procede correspondant
US7672829B2 (en) 1997-03-04 2010-03-02 Hiroshi Ishikura Pivot translation method and system

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AU746577B2 (en) * 1997-03-04 2002-05-02 Hiroshi Ishikura Language analysis system and method
CN1332340C (zh) * 1997-03-04 2007-08-15 石仓博 语言分析系统及方法
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