JPH0623614A - 簡易描画機 - Google Patents

簡易描画機

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Publication number
JPH0623614A
JPH0623614A JP18230592A JP18230592A JPH0623614A JP H0623614 A JPH0623614 A JP H0623614A JP 18230592 A JP18230592 A JP 18230592A JP 18230592 A JP18230592 A JP 18230592A JP H0623614 A JPH0623614 A JP H0623614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
tool
machining
work
tool spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18230592A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Harada
晴久 原田
Yuichi Fujita
裕一 藤田
Naoyuki Uchiyama
尚行 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP18230592A priority Critical patent/JPH0623614A/ja
Publication of JPH0623614A publication Critical patent/JPH0623614A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、工具の切込み条件の設定を機械的
に行なえる簡易描画機を提供する。 【構成】 門形フレーム3とスライドテーブル7とスピ
ンドルテーブル13を駆動する各モータ4、9、12に
制御装置18を接続し、その制御装置18に接続した記
憶装置19に、加工基準面21に対する工具スピンドル
14のストローク量や、ワーク厚み、ワークの溝深さ等
のデータを入力する。加工時、制御装置において、スト
ローク量とワーク厚みから切削開始位置を算出し、これ
に溝深さを加えて加工基準面21に対する切込み量を設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縫製用型板の加工や
電子回路基板の回路形成加工などに用いられる簡易描画
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】この種の簡易描画機は、平
行状態を保って相対移動する加工用テーブルとスライド
テーブルを備え、そのスライドテーブルに、加工用テー
ブルに対して接近離反する工具スピンドルを取付けて成
っており、加工用テーブルとスライドテーブルの動きを
機械的に制御することにより、工具スピンドルを加工用
テーブルの任意位置へ移動させるようにしている。
【0003】ところで、上記従来の簡易描画機では、工
具スピンドルの加工用テーブルに対する上限と下限の位
置決めを作業者が手動で調整する構造をとっており、工
具の許容切込み量よりもワークの切込み深さが大きい場
合は、その都度作業者がワーク上面に工具の先端を接触
させ、その位置を基準点としてマイクロメータ等により
必要な切込み量や切込み回数を算出するようにしてい
る。
【0004】しかし、このように作業者が頻繁に切込み
量や切込み回数の設定を行なう方法では作業の能率が悪
く、また、切込み量等の設定ミスが生じる可能性があ
る。
【0005】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、ワークに対する切込み深さや切込み回数の設定を機
械的にでき、能率良く安定した加工を可能とする簡易描
画機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、平行状態を保って相対移動する加工用
テーブルとスライドテーブルとを備え、そのスライドテ
ーブルに、加工用テーブルに対して接近離反する工具ス
ピンドルを取付けた簡易描画機において、上記加工用テ
ーブルの加工基準面までの工具スピンドルのストローク
量を記憶する手段を設け、そのストローク量と任意設定
されるワーク厚みとから切削開始位置を算出し、その算
出結果に基づいて工具スピンドルに切込み動作を行なわ
せる制御手段を具備した構造としたのである。
【0007】また、この発明は第2の手段として上記制
御手段に、任意設定される加工必要切込み深さと工具の
許容切込み量とを比較して工具スピンドルの切込み回数
を算出する演算部を設けた構造を採用したのである。
【0008】
【作用】上記の構造では、ストローク量から得られる加
工基準面に、ワーク厚みを加えると、工具スピンドルの
切削開始点を算出できる。これにワークの切込み深さを
入力すると、基準面からのワークの残り寸法を算出で
き、基準面に対する工具の切込み深さを知ることができ
る。
【0009】また、第2の手段では、上記で算出した切
込み深さに対して工具の許容切込み量を割算又は引き算
することにより、加工完了までの切込み回数を算出する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図3に示すように、加工用テーブ
ル1は、足座の上に水平に設置され、その加工用テーブ
ル1の両側に設けたY軸方向のリニアガイド2に門形フ
レーム3が移動自在に取付けられている。この門形フレ
ーム3は、加工用テーブル1の側方に設けたモータ4と
送りねじ軸5により直進駆動されるようになっている。
また、門形フレーム3の上部に、X軸方向のリニアガイ
ド6が設けられ、そのリニアガイド6に、スライドテー
ブル7が移動自在に取付けられている。このスライドテ
ーブル7は、リニアガイド6間に設けた送りねじ軸8と
モータ9の作動によりX軸方向に直進駆動される。
【0011】また、上記スライドテーブル7には、上下
方向(Z軸方向)に延びるリニアガイド10と送りねじ
軸11、及びモータ12が設けられており、上記リニア
ガイド10に、送りねじ軸11と連結するスピンドルテ
ーブル13が取付けられている。このスピンドルテーブ
ル13には、駆動モータを備える工具スピンドル14が
取付けられ、その工具スピンドル14の先端に、保持具
を介してルータ等の切削工具15が着脱される。
【0012】また、上記スライドテーブル7には、工具
スピンドル14の上限位置と下限位置を検出する検出セ
ンサー16、17が設けられている。
【0013】一方、上記門形フレーム3とスライドテー
ブル7、及びスピンドルテーブル13を駆動する各モー
タ4、9、12には、それぞれマイクロコンピュータ等
から成る制御装置18が接続されており、その制御装置
18に、データメモリとしての記憶装置19と、制御装
置18を介して加工データを記憶装置19に入力するデ
ータ入力装置20が接続されている。
【0014】上記制御装置18は、制御部18aと演算
部18bとを備え、制御部18aには、上記テーブル
7、13の移動中、それらの機械原点からの移動量や移
動方向の信号と、演算部18bからの出力信号とが常に
導入され、その導入された信号に基づき制御部18aは
各モータ4、9、12に加工プログラムに基づいた制御
信号を出し、各テーブル1、7、13や工具スピンドル
14の動きを制御するようになっている。
【0015】また、制御装置18の演算部18bには、
予め所定の演算プログラムが登録され、記憶装置19に
対してはそれに収納された各種のデータをオンラインで
送受信できるようになっている。この演算部18bは、
記憶装置19から引き出したデータを演算プログラムに
より演算処理し、その算出した結果に基づいて上記制御
部18aが各モータ4、9、12を制御するように制御
部18aに対して必要な信号を出力する。
【0016】記憶装置19に収納されるデータは、図4
に示すように、加工用テーブル1の加工基準面21から
所定の上昇位置までの工具スピンドル14のストローク
量Lや、データ入力装置20から任意に入力されるワー
ク厚みt、ワークにおける溝深さa(加工上の必要切込
み深さ)、及び使用する工具15の許容切込み量bがあ
る。この場合、ストローク量Lやワーク厚みt、溝深さ
aは、加工時(制御装置18の加工モード時)に記憶装
置19に入力され、許容切込み量bは加工前に予め登録
される。また、溝深さaは、X、Y軸方向の加工データ
を入力するプログラムモード(加工データ入力時)の時
にも入力できるようになっている。
【0017】また、記憶装置19に収納されたデータ
は、一度入力すればメモリ内に保存され、電源を切って
も保持されるようになっており、データの値を変更する
場合は、その都度新しい数値を入力すれば数値が変更さ
れる。
【0018】この実施例は上記のような構造であり、次
に切削工具の自動切込みの方法について説明する。
【0019】加工を行なうには、まず、工具スピンドル
14を、それに取付けた切削工具15の先端が加工用テ
ーブル1の加工基準面21に接触するまで制御装置18
の指令により下降させる。
【0020】工具15が下降基準面21に接触すると、
その位置を制御装置18を介して記憶装置19に加工原
点として記憶させ、この位置から上方に所定の距離(ワ
ークに工具が干渉しない設定寸法)だけ工具スピンドル
14を移動させ、停止させる。そして、この停止位置を
工具の上限位置となるように上限位置検出用センサー1
6の高さを調整する。これにより、記憶装置19に、工
具スピンドル14の加工基準面21に対するストローク
量Lが入力され、加工基準面21の位置が記憶されたこ
とになる。
【0021】次に、加工を開始するが、この加工開始前
に、データ入力装置20を介して記憶装置19にワーク
厚みtと溝深さaのデータを入力する。ついで、この状
態で加工モードにすると、制御装置18の演算部18b
は、記憶装置19から記憶データを引き出し、加工基準
面21とワーク厚みtとから図4に示すごとくワークA
の上面から少し離れた位置に切削開始位置22を設定す
る。また、ワーク厚みtから溝深さaを差引いて加工基
準面21からのワークの残り寸法を算出し、加工基準面
21に対する工具15の切込み量を設定する。そして、
この算出結果に基づいて制御装置18の制御部18aが
工具スピンドル14に切込み動作を行なわせる。
【0022】一方、ワークの溝深さaが、記憶装置19
に予め登録されている工具15の許容切込み量bよりも
大きい場合は、図5に示すような演算プログラムに基づ
いて加工が行なわれる。
【0023】先ず、ステップ1(S1)において溝深さ
aと許容切込み量bを割算し、値cを得る。次に、ステ
ップ2(S2)で、cから切込み回数N(この値は切込
みサイクルごとに加算される)を差引いた値(c−N)
が、0よりも大きいか否かが判別される。この値が0よ
りも大きいと、ステップ3(S3)に移行し、切込み量
bで切削加工を実行する。
【0024】切込みサイクルが進行し、ステップ2にお
けるc−Nの値が0以下になると、ステップ4(S4)
に移行し、a−b×Nの切込み量で残りの切削加工を行
ない、切込みサイクルを終了する。
【0025】この演算プログラムを具体的な数値を当て
はめて考えると、ワークの溝深さaを3.5mm、工具の
許容切込み量bを1.0mmとした場合、cは3.5÷
1.0=3.5となる。
【0026】この場合、c−Nの値は、Nが4になった
時点で0より小さくなるため、先ず切込み量1.0mmで
3回の切削加工が行なわれる。
【0027】そして、4回目の切削では、3.5−1.
0×3=0.5となるため、残りの0.5mmの切込み量
で切削が実行され、全ての溝深さ(3.5mm)が加工さ
れる。
【0028】なお、上記の演算プログラムでは、溝深さ
aを許容切込み量bで割り算して切込み回数を算出した
が、溝深さaから順次許容切込み量bを引き算して切込
みを行なうようにしてもよい。
【0029】また、上記実施例では、制御装置18と記
憶装置19を機械に付属させ、これらに加工データを入
力するようにしたが、機械とは別に設けた外部コンピュ
ータに加工データを転送し、記憶させることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明は、機械におい
て工具の切込み条件を記憶し、加工時に制御手段で切込
み量を演算して工具スピンドルに切込み動作を行なわせ
るので、工具の切込み設定を作業者の手作業によらずに
自動的に行なうことができ、効率のよい安定した描画加
工を行なうことができる。
【0031】また、制御手段からの一定条件により加工
が制御されるため、切込み条件の設定に誤差がなく、加
工される製品の品質を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の簡易描画機を示す正面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の側面図
【図4】切込み条件の設定作業を示す図
【図5】演算プログラムを示すブロック図
【符号の説明】 1 加工用テーブル 4、9、12 モータ 7 スライドテーブル 13 スピンドルテーブル 14 工具スピンドル 15 切削工具 16、17 位置検出センサー 18 制御装置 19 記憶装置 21 加工基準面 22 切削開始位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行状態を保って相対移動する加工用テ
    ーブルとスライドテーブルとを備え、そのスライドテー
    ブルに、加工用テーブルに対して接近離反する工具スピ
    ンドルを取付けた簡易描画機において、上記加工用テー
    ブルの加工基準面までの工具スピンドルのストローク量
    を記憶する手段を設け、そのストローク量と任意設定さ
    れるワーク厚みとから切削開始位置を算出し、その算出
    結果に基づいて工具スピンドルに切込み動作を行なわせ
    る制御手段を具備したことを特徴とする簡易描画機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段に、任意設定されるワーク
    切込み深さと工具の許容切込み量とを比較して工具スピ
    ンドルの切込み回数を算出する演算部を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の簡易描画機。
JP18230592A 1992-07-09 1992-07-09 簡易描画機 Pending JPH0623614A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18230592A JPH0623614A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 簡易描画機

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JP18230592A JPH0623614A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 簡易描画機

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ID=16115973

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JP18230592A Pending JPH0623614A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 簡易描画機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6172942A (ja) * 1984-09-19 1986-04-15 Hitachi Ltd 空気調和機
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CN112123102A (zh) * 2020-09-10 2020-12-25 天长市金浩日用品有限公司 一种基于高速旋转的铜丝刷的金属乱纹拉丝装置

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