JPH0623602U - I形鋼用圧延ロール - Google Patents

I形鋼用圧延ロール

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JPH0623602U
JPH0623602U JP6043792U JP6043792U JPH0623602U JP H0623602 U JPH0623602 U JP H0623602U JP 6043792 U JP6043792 U JP 6043792U JP 6043792 U JP6043792 U JP 6043792U JP H0623602 U JPH0623602 U JP H0623602U
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JP
Japan
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shaped
ring
diameter
small
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP6043792U
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English (en)
Inventor
和義 大田
睦実 安竹
勝彦 水谷
拓真 有村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH0623602U publication Critical patent/JPH0623602U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延ロールの寿命を向上させるとともに、I
形鋼の境界線部分をシャープに形成することのできるI
形鋼用圧延ロールを得る。 【構成】 一対の圧延ロールの各々を、シャフト部22
と、硬質材からなり、シャフト部22に嵌装されるとと
もに、外周形状が、I形鋼を圧延成形する溝を画成する
溝壁面を屈曲線を境として軸方向に分割した形状とされ
た、2つの小径リング状体32,36及び1つの大径リ
ング状体34と、これらリング状体32,34,36と
ともにシャフト部22に装着されてこれらリング状体3
2,34,36の間に軸線方向の側圧を付与する皿ばね
28とを備える構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、断面略I字状をなすI形鋼を圧延加工する際に用いられるI形鋼 用圧延ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、この種のI形鋼用圧延ロールとして、図3に示すようなものが知られて いる。このI形鋼用圧延ロールは、互いの軸線を平行にして配設された一対のロ ール2、4からなり、各ロール2、4の外周部には、互いに対向する位置に、溝 12、14がそれぞれ形成されている。一方のロール2に形成された溝12は、 該ロール2の径方向に所定深さ縮径されて形成された小径部6と、この小径部6 から軸線方向に所定距離離間して小径部6と同様に形成された小径部10と、こ れら小径部6及び10の間に形成され、径方向にこれら小径部6,10より突出 して形成された大径部8とからなるものである。他方のロール6に形成された溝 14も前記溝12と同一の形状とされている。そして、これら溝12、14は、 ロール2、4を構成する略円柱状の一体の部材にそれぞれ形成されている。
【0003】 上記の如きI形鋼用圧延ロールにあっては、ロール2、4の溝12と14との 間に、図4に示すようにワークWを挟み込むようにして、これら溝12、14を 協働させて断面略I字状をなすI形鋼を圧延加工してゆく。
【0004】 ところで、上記のようなI形鋼用圧延ロールにより形成されるI形鋼にあって は、溝の大径部と小径部の境界部(屈曲部)となる図5のA部において、エッジ (境界線)が不鮮明となり、シャープに形成できないという課題があった。また 、溝を画成するロールの外周部を超硬合金等の硬質材により構成した場合には、 ロールの境界部に応力集中を起こしやすく、ロールに割れが発生しやすいという 課題もあった。 本考案は、上記の如き課題を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸線を平行にして配設された一対のロールを備え、前記各ロールの 互いに対向する各外周部には、軸線方向に所定距離離間して、径方向に所定深さ 縮径されて形成された2つの小径部と、これら2つの小径部の間に形成され、径 方向に小径部より突出して形成された大径部とからなる溝が形成され、これら各 溝を協働させて断面略I字状をなすI形鋼を圧延加工するI形鋼用圧延ロールに おいて、前記一対のロールの各々は、シャフト部と、硬質材からなり、前記シャ フト部に嵌装されるとともに、外周形状が、前記溝を画成する溝壁面を屈曲線を 境として軸方向に分割した形状とされた、2つの小径リング状体及び1つの大径 リング状体と、前記2つの小径リング状体及び前記1つの大径リング状体ととも に前記シャフト部に装着されてこれらリング状体の間に軸線方向の側圧を付与す る弾性体とを備えてなることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図2は、本考案の一実施例に係るI形鋼用圧延ロール(以下、実施例の説明に おいて「圧延ロール」と略称する。)を示す側面図であり、図1は図2の要部の 拡大断面図である。これらの図に示す圧延ロール20は、前述の図3に示した一 対の圧延ロールの一方に相当するものであり、この圧延ロール20を、互いの軸 線が平行となるように一対配設し、断面略I字状のI形鋼を圧延加工してゆく点 では、図3に示した圧延ロールと同様である。圧延ロール20に対向して配置さ れるもう一方の圧延ロールについては図示を省略する。
【0007】 この圧延ロール20は、嵌合軸部22の形成されたシャフト部24を有してお り、このシャフト部24の嵌合軸部22の一端側にはフランジ部26が形成され ている。
【0008】 前記嵌合軸部22には、フランジ部26側から順に、皿ばね(弾性体に相当) 28、スペーサ30、小径リング状体32、大径リング状体34、小径リング状 体36、及びスペーサ38が装着(嵌合)され、続いて小径リング状体40、大 径リング状体42、小径リング状体44、及びスペーサ46が設けられ、さらに 、割りリング48を介して油圧ユニット(フローティングシート)50及びナッ ト52が装着されてる。
【0009】 前記小径リング状体32及び36、並びに大径リング状体34は、この圧延ロ ール20の外周部に、前述の図3に示した溝12もしくは溝14と同様の溝54 を形成するためのものであり、ともに超硬合金等の硬質材から構成されている。 そして、小径リング状体32、36の外周面は、これらの両側に位置するスペー サ30、38より径方向に所定深さ縮径されており、且つ、これら小径リング状 体32、36の中間に位置する大径リング状体34は、径方向に小径リング状体 32、36より突出して形成されている。なお、大径リング状体34の両側の外 周部縁34a,34aは円錐面とされて、小径リング状体32、36の外周面と の間にエッジ部56,58を形成している。
【0010】 スペーサ38とスペーサ46との間に配置された、小径リング状体40及び4 4、並びに大径リング状体42は、圧延ロール20の外周部に、前記のリング状 体32、34及び36が画成する溝54と同様の溝60(図2)を形成するため のものであり、形成する溝の寸法は若干異なるものとなっている。
【0011】 前記油圧ユニット50は、外周側に露出する加圧スクリュウ(図示省略)をね じ込むことにより、油圧機構を介して可動部(図示省略)を軸線方向に押し出せ るように構成されており、ナット52とフランジ部26との間に挟まれた、前記 リング状体32、34及び36、並びに前記リング状体40、42及び44を、 軸線方向に押圧するためのものである。
【0012】 上記構成に係る圧延ロール20にあっては、前述の従来の圧延ロールと全く同 様にして、外周部に形成された溝を互いに対向して配置された一対の圧延ロール の両の溝の間に、図4に示すようにワークWを挟み込むようにして、これら溝を 協同させて断面略I字状をなすI形鋼を圧延加工してゆく。
【0013】 上記のような圧延ロール20によれば、ナット52とフランジ部26との間に 、皿ばね28が装着されており、各リング状体32、34、36は、互いに軸線 方向に押圧せしめられた状体で嵌合軸部22に装着されているため、各リング状 体32、34、36の間に隙間ができることがない。リング状体40、42、4 4についても同様である。なお、皿ばね28を用いずに各リング状体をシャフト 部24に焼きばめすることが考えられるが、このようにすると、各リング状体の 内周部がシャフト部24の外周部に均一に当接しないため、加工するI形鋼の形 状精度が劣化してしまうことを避けられない。
【0014】 また、圧延成形時に、溝壁面を構成する各リング状体に互いに離間する方向の 力が加わっても、各リング状体は分割して形成されているため、境界部に割れが 発生するようなことがなく、ロールの寿命を向上させることができるとともに、 I形鋼の境界線部分をシャープに形成することができる。
【0015】 さらに、各リング状体を超硬合金等の硬質材で構成しているため、耐摩耗性が 向上して生産効率を向上させることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、一対のロールの各々を、シャフト部 と、硬質材からなり、前記シャフト部に嵌装されるとともに、外周形状が、溝を 画成する溝壁面を屈曲線を境として軸方向に分割した形状とされた、2つの小径 リング状体及び1つの大径リング状体と、前記2つの小径リング状体及び前記1 つの大径リング状体とともに前記シャフト部に装着されてこれらリング状体の間 に軸線方向の側圧を付与する弾性体とを備える構成としたため、2つの大径リン グ状体と、1つの小径リング状体とが弾性体により互いに軸線方向に押圧せしめ られた状態でシャフト部に装着され、各リング状体間に隙間ができず、また、溝 の境界部において、従来のロールのように割れが発生するようなことがなく、ロ ールの寿命を向上させることができるとともに、I形鋼の境界線部分をシャープ に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の要部の拡大断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るI形鋼用圧延ロールを
示す側面図である。
【図3】従来のI形鋼用圧延ロールの一例を示す側面図
である。
【図4】圧延されるI形鋼の断面形状を示す図である。
【図5】図4のI形鋼の部分拡大図である。
【符号の説明】
20 ロール 24 シャフト 28 弾性体 32,36、40,44 小径リング状体 34、42 大径リング状体 54、60 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水谷 勝彦 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)考案者 有村 拓真 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線を平行にして配設された一対のロール
    を備え、前記各ロールの互いに対向する各外周部には、
    軸線方向に所定距離離間して、径方向に所定深さ縮径さ
    れて形成された2つの小径部と、これら2つの小径部の
    間に形成され、径方向に小径部より突出して形成された
    大径部とからなる溝が形成され、これら各溝を協働させ
    て断面略I字状をなすI形鋼を圧延加工するI形鋼用圧
    延ロールにおいて、 前記一対のロールの各々は、シャフト部と、硬質材から
    なり、前記シャフト部に嵌装されるとともに、外周形状
    が、前記溝を画成する溝壁面を屈曲線を境として軸方向
    に分割した形状とされた、2つの小径リング状体及び1
    つの大径リング状体と、前記2つの小径リング状体及び
    前記1つの大径リング状体とともに前記シャフト部に装
    着されてこれらリング状体の間に軸線方向の側圧を付与
    する弾性体とを備えてなることを特徴とするI形鋼用圧
    延ロール。
JP6043792U 1992-08-27 1992-08-27 I形鋼用圧延ロール Pending JPH0623602U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999050003A1 (fr) * 1998-03-31 1999-10-07 Showa Aluminum Corporation Cylindre de travail pour dispositif de laminage

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971125